みんなのシネマレビュー |
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1982. 黄泉がえり 死んで蘇った人に対しては皆優しくなる。それは死んだ者に対する自分の接し方への後悔・反省からだろうか?じゃあ、どうして生きている時にもっと優しくしてやれないのか?死んでから後悔しても遅いのに。特にイジメ自殺の無念の死には心が痛みました。コレを見て、もうちょっと人に優しくなりたいと思いました。別れは辛いですが、それは素晴らしい出会いがあるからこそだと思います。9点(2004-04-01 02:08:13)(良:1票) 1983. クロスファイア(2000) キャスティングに難有り。矢田はカワイイんだけど、ノーテンキなお嬢さん風情が抜けなくて、超能力者には見えない。キノコ伊藤・原田・吉沢の若手3人の演技は見ていられない。桃井はテンポがおかしく浮いている。永島は悪人顔じゃないので、悪人を演じきれていない。新人の長澤まさみにちょっと存在感がある程度。永島が悪事に至った背景・経緯の説明も足りない。題材は悪くないのでもったいない。5点(2004-03-31 23:06:14) 1984. BU・SU 《ネタバレ》 富田靖子はいいんだが、作品自体はどうも学芸会のノリそのままという感じ。これは市川準の経験不足なのか、内館牧子がミスったのか判断に迷うところ。「八百屋のお七」の失敗をキャンプファイヤーの火付けでやり直し、というのもどうなのかなあ。やや安直な気がする。5点(2004-03-31 19:43:50) 1985. ミステリー、アラスカ 《ネタバレ》 スーパーベタな展開だなあ。ラッセルクロウは当然監督かと思ったらオイオイ選手かよ?レンジャーズか来るから町一丸となっちゃて、傷害は無罪になるし、絶妙なタイミングで人は死ぬし、町長は夫人の不倫を許しちゃうし、町出てった奴の郷土愛は目覚めるし、さーて試合の勝ち負けはどうなんだー?と思ったのだが・・・。あまりにも出来すぎた話なので実話か?とも思ったりしたんだが、そんな訳ないよね?どうせなら最後勝ってドンチャン騒ぎで終わりにして欲しかったな。7点(2004-03-31 03:39:47) 1986. リアリティ・バイツ 私もこの手(自分探し系?)の映画は結構好き。イーサンは高校時代に受けた「いまを生きる」の反動が出て、キーティング先生の教訓を彼なりに実践しているのかなあと思ったよ。(いまを生きるという名のモラトリアムかもしれないが。)オチが楽しみだったが、2人の恋愛話で終わってしまったのが残念。今35だけど、いい年して相変わらず自分探し中だなあ。いつまで経ってもホント現実は厳しいよぉ。7点(2004-03-31 00:31:15) 1987. ピンク・キャデラック 出だしは結構いい感じなんだが。イーストウッドは結構頑張っていると思うが、アクションにもコメディーにもなりきれていなくて残念。悪役はしょぼいし、ヒロインもイマイチ。赤ちゃんはカワイイけどね。ジムチャリーはプレスリーの物真似で下積み中。5点(2004-03-30 22:23:47) 1988. バージニア・ウルフなんかこわくない 《ネタバレ》 役者の方々は熱演していると思うのですが、終始言い争いが続くので、観ていて飽き飽きしてきます。金や権力のために好きでもない相手と結婚生活を続ける事は不可能なんでしょうね。偶像の息子を作り上げなければならないほど結婚生活が維持できなかった2人には哀れみを感じます。5点(2004-03-30 17:25:58) 1989. ふたりの男とひとりの女 ジムのキレ具合とレニーのノーマルさ、そして子供達の愛嬌のバランスがいい。欲を言えば悪役クリス・クーパーの見せ場がちょっと少ないのが残念。7点(2004-03-30 04:50:42) 1990. きっと忘れない 父に捨てられた子と、妻子を捨てた父の擬似父子関係物語。子供はエリート大学生で父は偏屈な浮浪者で病気と設定がかなりベタだが、話は淡々と進む。途中の「1000万ドル当てよう」が後半に何かつながるのかと思ったが何もなかった。アレは何?7点(2004-03-30 00:25:59) 1991. オデッサ・ファイル 《ネタバレ》 内容的には結構楽しめるのですが、J・ボイドがジャーナリストでスパイ活動をするというのが、どうも似合わないなあと終始思っていたのですが(但し、「ちゃんとスパイできんのかなあ」と心配になって、それはそれでハラハラするのですが)、最後で「父の仇」という人情モノだったという事で彼でもよかったのかなあと。逆にストーリーが最後になって、驚きと共になんか拍子抜けしてしまった感が無きにしも非ず。 作中、J・ボイドが老け顔に変装するのですが、これが結構上手く出来ていて、今のJ・ボイドの顔を見慣れているせいか、なーんの違和感もないのが驚きです。(体格がちょっと違うけど)7点(2004-03-29 16:15:55) 1992. ノストラダムス かなりの有名人で知らない人はいないと思われるノストラダムス。その伝記モノなんだが、預言者の功績ってのは後世で実証されるモノだし、ノストラダムスが奇人変人というわけでもないので、本人が生きた時代での物語性は弱くなってしまっている。10年前ならまだしも予言が外れた今ではさらに期待感が弱くなってしまう。ただし、個人的には歴史モノが好きなので、500年前にこういう人がいたんだなあと思うと感慨深いものがあります。6点(2004-03-29 14:01:34) 1993. パール・ハーバー いろんな意味でナショナリズムを刺激する作品ではありますね。真珠湾攻撃シーンでは日本人としてゼロ戦の攻撃を応援したくなる高揚感と、「これが不幸の始まりなんだな」という切ない思いが交錯してなんとも言いがたい気持ちになります。その後はてっきり2人が広島・長崎に原爆落とすパイロットにでもなって「先に手を出したお前らが悪いんだ。戦争を終わらせるにはこれしかないんだ!」とでも言いながら原爆投下の正当性でも主張する噴飯モノかなと思いきや、なんか中途半端に終わってしまったなあ。3点(2004-03-29 05:08:28) 1994. 私はそんな女 古典的なテーマ(金か?愛か?)で展開は平凡。Sローレンはもっとワガママで身勝手な女を演じるのかと思ったが、予想よりも普通でキツサがちょっと足りなく、インパクト不足。4点(2004-03-29 00:42:43) 1995. アザーズ なんなんだろ?この作品、といろいろと疑問を持ちながら見ていて、ラストで「なんだそういう事だったのかあ」というクイズの答えを教えてもらったような感想は持つんだけれども、別に怖くは無いし、そんなに驚きもしない。なんか全体的にのっぺりしていて、起伏もないし、人間の怨念や狂気が感じられないからだと思う。6点(2004-03-28 22:58:12) 1996. Dolls ドールズ(2002) 各々のコメントに恋愛観が表れていて興味深いです。私はこういう愛の形はどちらかと言えば共感します。そうでも思わなければ人を信じる気にはなれません。6点(2004-03-28 18:35:43) 1997. 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ ボートアクション・スキーアクションというシリーズお得意アクションを取り入れ、すぐにバレルスパイ活動等かなりオーソドックスな作りだと思う。でもボンドに救出されるMってのはどうかなあ。上司失格だよ。難点はQの引退だというのにボンドカーの活躍が弱い。ミサイル発射するだけだし。もっとカーアクションやるとか、空飛んで、水中潜るぐらいはやってほしい。拷問機器からの脱出や潜水艦での水中戦もQの小物を使って欲しいところ。ブロスナンボンドは銃撃戦が多すぎるのが気に入らない。6点(2004-03-28 02:03:05) 1998. 男はつらいよ 寅次郎紅の花 《ネタバレ》 観ている最中、「これで最後なんだ」という気持ちの高ぶりが抑えられません。人気歌手の引退コンサートのような雰囲気です。とらやへの帰宅シーンはリリーと腕組みで商店街の皆が拍手で出迎えという形式で、完全にご苦労様モードになっている。最終回を象徴するシーンだ。ここで気持ちの高ぶりが頂点に達した。「渥美清はこの時死を覚悟していたのだろうか?」そう考えると演技のひとつひとつに魂を感じます。 <追記>17年ぶりに再見。他者とは様々なタイミングで出会ったり、すれ違ったり、別れたりする。その中で家族になったりする人もいる。満男と泉ちゃんは仲がよさそうで、博とさくらは正月に2人で映画を見に行くという各々のラスト。そして、寅さんは最終的にはリリーの所から立ち去ったようなので、結局2人は家族にはなれずに終わる。でもそれが最後まで寅さんらしいのかなとも思う。[CS・衛星(邦画)] 8点(2004-03-28 00:06:09)(良:1票) 《改行有》 1999. クイール 障害者&動物という非常に判りやすい題材なのですが、あざとさが無く非常にシンプルで爽やかさの感じる作品です。これは舞台が関西という事が大きく影響していると思います。関東だともう少しウェットなものになるでしょう。難を言えばちょっとシンプルすぎて物足りない。でも満足させようと思えば、くどくなるだろうし中々加減が難しいところです。6点(2004-03-27 23:38:40) 2000. 乳泉村の子 《ネタバレ》 残留孤児は日中戦争の大きな爪痕であり、それを題材とした作品は胸を打つものではあるのだが、同種の作品として「大地の子」という壮大な名作ドラマがあるため、どうしても比較してしまう。残留孤児の苦労には幼少期と思春期・青年期とあるわけだが、本作品は途中で出家してしまうため思春期・青年期の苦労・苦悩が殆ど描かれていない。人格的にも完成されてしまい、悟りの境地に達しているので、葛藤も殆ど感じられず、作品的にやや盛り上がりに欠ける。ただし、母が息子に向かって「許してください」と泣きながら謝るシーンはグッとくるものがあります。6点(2004-03-27 15:16:15)
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