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201.  謝罪の王様 《ネタバレ》  笑わそうとしているらしいところで、ほとんど笑えないので、かなりつらい鑑賞だった。  一番つらいのは、「ワキゲボーボージユーノメガミ」というのが、一つも面白くなくて微妙に品のない事だ。笑えないギャグという性質で言うなら、まだ(他の人の舞台作品で見たモノだが)「さるまた失敬」の方がマシだ。この変な言葉は「土下座の向こう側」という事なのだから、土下座の心を超えた精神性を納得させてほしかった。  それと、最後に井上真央と竹ノ内の話を巧いこと着地させたのだから、そこんトコロもっと描くべきだったのではないか?謝っていることを理解してもらえずにトラウマになった少女と、絶対に謝らないことが仕事の父親の話。こっちの方が面白そうだった。  ところで、劇中所長がラーメン店員に謝罪を求めた時に、チェーン店社長や親会社の人まで出てきても「本人に謝ってほしい」と思ったのが原点というわりには、彼が始めた事業が「他人のために無関係の人が謝る仕事」というあたり整合していなくて、謝るって何?という重要な部分が空洞化したような、変な感じになっている。  そういう部分を笑いの勢いでブッ飛ばしてしまえれば(例えば三谷幸喜作品などは、そんなのばっかりだが)、それはそれでありなんだけど、いかんせん笑えない。[DVD(邦画)] 3点(2014-04-19 22:45:12)《改行有》

202.  劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日 《ネタバレ》  TV版は未視聴の上に歴史オンチ。だけど、とりあえず今作では双方にそれ程詳しくなくとも楽しめる内容となっている。  最初に描かれる取材シーンでまず驚くのは、「え?その格好でやるの?」という事だが、少なくとも取材対象については「特殊な交渉術」の中にそれに対する解が含まれているのだ、と(矛盾する描写はあるものの)無理やり納得する。  そこんトコロをぐっと飲み込んでしまえば、歴史的事件の知られざる部分や、不明な部分に対する一解釈などを見せる事の出来る、そのアイデアを面白く感じる。  今作については、一解釈というより楽しい妄想と言った方が良いのだろう。だが、上島竜兵が予想に反してというと失礼だが、なかなか良くて、そっちをメインにした物語にするのも良かったんじゃないか、と思わせるほどだった。    ことろで、歴史を改ざんしてはいけないと言い、市井の人の小さな活動が歴史を紡ぐと言いながら、そこが繋がっておらずに結局はそう人たちに介入しても歴史が変わっていないのが、ちょっと不満と言えば不満。  ちょうど今、第6シーズン放映中だとのこと。劇場用長編と(多分1話完結の連作)30分番組では、相当ニュアンスが違うのは分かっているが、ちょっと見てみるか、なんて思っている。そう思わせるだけの魅力はあると思う。[DVD(邦画)] 6点(2014-04-09 21:40:44)《改行有》

203.  テキサスの五人の仲間 《ネタバレ》  まんまとやられた。こういうので「俺は騙されなかった」などと嘯く人がたまにいるが、ダマされるのが正しい見方、存分に味わったという事だ。  正直、途中でこれはコン・ゲームなのでは?と思った瞬間もあったが、銀行の展開以降、やっぱりこれは夫を信じる妻の話なのだと考え直し、結局すっかりやられてしまった。  そう思わせる演出が実に見事で、あのまま、良き妻の物語として終わっても良かったと思うほどだ。  こういったものの多くは、最後のどんでん返しで「気持ちよくダマされた」感があるのが常だと思うが、この物語はそこまでの話が良すぎて、却って「気持ちよさ」がダウンしてしまうのが残念でもある。[DVD(字幕)] 8点(2014-03-30 14:12:43)《改行有》

204.  メッセンジャー(1999) 《ネタバレ》  かつて23区以内なら、大抵のところは自転車で行っていた自転車乗りの自分としては、大変痛快で面白い映画であった。  公開当時、銀座に自転車で映画を見に行く人はあまりいなかったと思うが、これの公開後に俄かに自転車が増えた。メッセンジャー効果なのかなぁと思っていた。  そんなことを思い出しながら、見た。  バイク便側は、ハッキリと「悪役」の性格付けがされており、自転車便が勝利するストーリーが単純だがキモチイイ。  金とブランドに物言わせてた女が、バブル崩壊後に金と機械に物言わせてる連中に決別して、カラダ一つで勝利するという、実に望ましいストーリーだ。  実際にこういう仕事は、肉体的経済的にかなりキツイものだと思うが、明るくさわやかなテイストで描かれており、ちょっとやってみたいかも、なんて思わせる魅力が表現されていた。  そして、飯島直子の決意を表現している、スカートビリッがたまりません。  ちなみに、あの近道で実際に頭ぶつけると、しばらく起き上がれないほど痛い、という事を知っている人は結構いるんじゃないだろうか?[DVD(邦画)] 8点(2014-03-26 01:17:17)《改行有》

205.  スーパーマン4/最強の敵 《ネタバレ》  本作の2年後に日本ではゴジラがクローンされるが、さすがバイオテクノロジー先進国、本作でヒーローのクローン誕生である。クローンのわりには性格と頭の良さが本家と段違いだが。  ただし、スーパーマンの遺伝子から作られた、同じ力を持つ相手なのだ。強いわけだ。  クローン羊の登場までは、もう十年ほどかかるのだが、当時はバイオテクノロジーなんてモノが、人々の期待と不安を煽っていたんだっけ?  さて今回は、ロイス・レインよりも美しいヒロインが登場するが、あまりたいした活躍をしないのが残念だ。スーパーマンにしても、ロイスに対して都合のいい時だけ正体を明かし再び記憶を失わせて、なんだか自分勝手な感じ。  それだったら、ボンドガール的に毎回新たなヒロインとのロマンスを描いてくれた方が、楽しかった気もする。 [DVD(字幕)] 4点(2014-03-25 22:19:31)《改行有》

206.  スーパーマンIII/電子の要塞 《ネタバレ》  そもそも地球の周りを飛び回っただけで、時間が戻っちゃう世界観なのだから、今更「最強のコンピュータ」が軍事施設の事だったり、気象衛星(普通は観測しか出来ないはず)が気象をコントロールしちゃったり、海上に流出した液体を息で戻したりするのは、もう受け入れるしかない。  というか、そういう部分を笑いながらツッコむ以外に、この映画の楽しみ方がわからない。  スーパーマンには、ヒーローとしての魅力ともう一つ、ヒロインとの関係という見せ場があるはずだが、本作にはその部分が全く描かれておらずガッカリ。  本来ならデビルマン級の評価になるはずだが、只々クリストファー・リーブの凛々しいスーパーマン姿に3点である。[DVD(字幕)] 3点(2014-03-25 22:19:04)《改行有》

207.  スーパーマンII/冒険篇 《ネタバレ》  最後にロイス・レインにかけたワザの説明が、もうちょっとあっても良かった。正直、途中まで退屈気味だったのは否定できないが、3人組が暴れだしてからは結構引き込まれる。  ビルの頂点にある鉄塔が折れ落ちて、地上にいる人に危機が及ぶと、それを持ち上げに飛び立つスーパーマン。これこそ、私の望んでいたスーパーマンで、そこに彼の弱点を見出す悪者といい、思った通りの展開でウレシイ。 [DVD(字幕)] 6点(2014-03-25 22:17:59)《改行有》

208.  ロボコップ(2014) 《ネタバレ》  スタイリッシュでかっこいいロボコップ。今回の機体は、消化器系がないので、ベビーフードのようなものは食べなくて済む。ただ、首から下は心臓と肺しかないビジュアルはなかなかショッキングではある。さすが時代は進み、以前のような光メディアも無く、ボディは無線通信で制御でき、町中の防犯カメラをリアルタイムで解析する様は、ちょっと無双すぎるきらいもある。  ロボコップの完成時には完全な感情を持っていたのを、次第に抑制していき、遂に単なるロボットにされる。だが、自身の殺害事件を捜査し、妻と子の姿を見た時に「気持ち」を取り戻す。  この辺の感情の遷移と、その向こう側(家族)の感情を丁寧に描いた本作は、その部分においては前作よりも良い。  今回のオムニ社の悪事も、直接犯罪組織と関係するのではなく、彼をサイボーグからロボットへ抑制してしまうという、心の暴力とでも言うべきもので、今作のテーマが垣間見える。  胡散臭い世論誘導のTV番組司会者が最後に見せたのも、極度に感情的な醜態で、若干風刺臭が鼻につくがまあ悪くない。  あと、わざわざ色を変えて白→黒→白としたのに、もっと明確にそれを彼の感情制御とリンクしているのを、わかりやすく見せる演出もありだったのではないだろうか?[映画館(字幕)] 7点(2014-03-14 21:48:00)《改行有》

209.  キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK- 《ネタバレ》  やっぱり好きなキャラクタの物語は、いろいろ楽しめた方がいいので、こういう別バージョンが、しかもこれだけのクオリティで制作されるのは嬉しいのだが・・・。  まず、アルカディア号のデザイン。より雄々しい髑髏マークはカッコイイんだが砲塔から後ろの方はイマイチ。砲塔は全方位で合理的ではあるがカッコ悪い。巨大なツノも実用性を見せるべきだった。艦内のデザインもちょっと狙い過ぎの古くさ感。  さらに「デスシャドウ級4番艦」であるこの艦だけやたら硬い説明が無い。自己修復(私の大嫌いな「魔法」である)と硬いのは違うよな。また、異星人の文明を利用したダークマター機関とやらも、この船だけのものなのかどうか、よく判らない。かつて地球を守っていた技術なのなら、相手にもこのクラスの船があってしかるべきだ。艦が勝手に動くのも、本作中では何の説明もない。「友よ…」と言ったって、それを理解しているのは、他の作品でハーロックとアルカディア号を知っている人だけだ。独立した一本の映画として、これはどうか?  だがまあ、そんなことは小さなことで、一番驚いたのは劇中ハーロックがやろうとしていた事だ。私が三十数年前に感動し、いくつかの漫画・アニメーションで描かれていたキャプテン・ハーロックという人物は、そんなことを考える男ではなかったはずだ。  宇宙を終わらせることができる設定にも驚くが、そんなテロリストのような論理で、キャプテン・ハーロックが行動していたなんて、とても受け入れ難い。私の知る(松本零士が描いたどの版のものでも)キャプテン・ハーロックは、自分の旗を掲げて舟を駆り戦う男だったはずだ。  このタイトルで、主人公の性格がこれほど違うって、ナシだよなぁ。  さらに、ヤマという青年が顔に傷を負い目を負傷したときに、福井晴敏ともあろう人が、ソレをやるか!?と愕然とした。こんな安っぽいTVドラマ級の展開を。  よしんば、彼が「我々のハーロック」だとしても、「ハーロックという象徴は必要だ」などと理由づけされる男なんかでは、絶対にない、と言いたい。そういう展開ならダークマターの鎧を外した先代が死んで、新たに「自由のために」飛び立つアルカディアとハーロック、というくらいのモノを見たかった。  そういえば今作は、ヤッタラン副長の魅力全開である。タイトルを「宇宙海賊ヤッタラン」だと思うという手も…。[DVD(邦画)] 4点(2014-03-08 07:34:18)《改行有》

210.  ガッチャマン 《ネタバレ》  実はもう、あまり詳しいことは覚えていないので、原作と乖離した設定やデザインはそれほどイヤではない。だけど、幼い少年(オレです)の一番のお気に入りだった、科学忍法火の鳥が、爆発の火焔をまとって結果的に出来たモノだったのは、ちょっとガッカリ。  戦う組織が、戦闘行動中に軽口を利いたりするのは、アメリカなどの映画でよく見るが、日本の武力組織にはかなりそぐわない(最近、その手の仕事をちょっとだけかじったので、よけいにそう思う)。ましてやチーム内で恋愛感情を持つ者がいて、出撃中にそんな類の話をされちゃうのは、かなりゲンナリする。  そういう話と、チームメンバーの命と任務との天秤、敵は人類の進化形態でイイモンも同根の能力を持っている者だったとか、面白そうな話が沢山あり過ぎて、どれもチャンと描き切れなかった印象だ。  特に、彼ら科学忍者隊の力の源が、謎の石とそれに対するある種の適正に依っている事は、非常に非科学に映ってしまう。『アイアンマン3』のレビューでテクノロジーに魔法はそぐわないと書いたが、こちらは「科学忍者隊」が魔法使いなのだ。そりゃあ、ないぜ。  「鉄腕アトム」の時代じゃあるまいし、イマドキの映画が科学技術礼賛だけでは・・・という向きもあろうが科学忍者隊の物語くらい、そこんトコロ上手く納得できる話に出来ないのだろうか?[DVD(邦画)] 4点(2014-03-06 00:33:20)《改行有》

211.  真夏の方程式 《ネタバレ》  他のテレビドラマの映画化で、シリーズの方向性と違うなどと批判しておいて、迂闊だったと反省する。このガリレオシリーズの映画版は、科学を応用したトリックを暴くという事が主眼のテレビシリーズとは違い「情」というモノを、めいっぱい見せてくれていて、それが感動的に受け入れられる良い映画版シリーズになっていると思うからだ。  事件のトリック的には、たいして驚きも何もないばかりか前作映画よりもガッカリであるが、それがもたらす物語が秀逸。  娘を守ろうとした二人の父の話にも感涙させられるが、「人生を捻じ曲げられようとしている者」が少年の事だというTVでは見られない湯川の感性。それに対しての湯川の対応が「科学」というモノを教える、というのには心底感心する。それが実に、「情を持ったガリレオシリーズ」らしくてイイのである。 [DVD(邦画)] 8点(2014-03-01 21:17:31)(良:1票) 《改行有》

212.  合衆国最後の日 《ネタバレ》  核戦争を避けるために、制限戦を戦う。いつでもボタンを押せる事を示すために、大量の死者を出し続ける。サイロジャックした元将校が公表を要求し、大統領もそれについてひどく怒っている。  が、よく考えると核ミサイルを持ち合っている国同士(代理だとしても)の戦争が、通常線にならざるを得ないのは当然で、むしろ倫理的・合理的と言えるかもしれない。  これに対して「不道徳」などと言った大統領には、何の話をしているのか?と思わざるを得ない。  この政治家らしからぬ正義感を持った大統領の志が、「薄明かりの中の煌めき」だったのかもしれぬ。だが、その意思を託された者は、最後に頷いていない。悲しい結末の物語である。  それとは別に、サイロジャックをする過程や、安全装置と外部システムからの切り離しなどの描写はちょっとスリリングで、発射しそうになるミサイルなどと共に手に汗握らされる。映画としては面白いと思う。[DVD(字幕)] 6点(2014-02-27 17:32:36)《改行有》

213.  マン・オブ・スティール 《ネタバレ》  スーパーマンというモノを始めてみた。ジャンルの中でも古典で超正統派。日本でいえば月光仮面かウルトラマンくらいの「開祖」と思っている。(違うのかな?)  その始まりの物語として、原作通りなのかは知らぬが、人類を救う話の割には、人間そっちのけ感がちょっと寂しい。実際には共闘してるんだけど、人類を守るというよりゾッドの企てを阻止する、という方に主眼があるような気がするのだ。実際には同じことだとも言えるが、実際のアクションが「攻撃」なので守ってる感が乏しい。  このスーパーマンは人類を守る正義の味方ではなく、自分と愛する人だけを守るただの戦士であるように見えて仕方ないのが、不満の原因ではないかと思う。  そんな事を言うと「イマドキそんな正義の観念が薄っぺらい映画は…」的な事になるのかもしれないが、スーパーマンや月光仮面くらいは単純な勧善懲悪、やさしいヒーローで良いのではないだろうか?  正直、このゾッドさんの主張も、(地球征服は別として)種族の存続という観点から見て、悪い事ではない気がする。[DVD(字幕)] 4点(2014-02-24 16:28:18)(良:3票) 《改行有》

214.  スーパーマン(1978) 《ネタバレ》  腑に落ちない点は2点。なぜ、クリプトン星のかけらが彼を弱らせるのか?例えば、我々地球人が地球のかけらで弱っていたら、生存できない。それと、時間が戻る仕組み。断層の修復で沈んだ地面が元に戻るのは、最大限のやさしさで受け入れるとしても、時間を戻すなんてのを許容したら、もう何でもアリだ。最近、地球の公転を知らないアメリカ人は、人口の約四分の一いるなんてニュースがあったが、さもありなんである。  「マン・オブ・スチール」との比較になってしまうが、それでもこちらのスーパーマンは、戦うというよりは人を守るというスタンス、悪人であっても殺したりしないという所が良い。これこそ正義の味方、ヒーローと呼ばれるキャラクターである。[DVD(字幕)] 5点(2014-02-24 16:25:26)《改行有》

215.  奇跡のリンゴ 《ネタバレ》  冒頭のリンゴのお話を見るまで、リンゴが日本に入ってきてまだ100年程しか経っていないなんて知らなかった。江戸時代の人たちはリンゴ食ってなかったのか…。と、思ったら和リンゴというのがあって、劇中最初に収穫した、無農薬リンゴのような大きさだったらしい。まあ、それはさておき。  新妻の健康を脅かす農薬を使わないために、不可能と言われていた無農薬でのリンゴ栽培を成功させる物語が、非常にオーソドックスに描かれている。  人間、長いこと苦労していると目的を見失って、何をしているのか判らなくなることもある。彼の無農薬栽培は、嫁への思いだったはずだが、それを忘れたかのように、彼女を置いて死を選ぼうとした時にはちょっと焦った。  その時に解決の手がかりを見つけるというのが、何か安っぽいTVミステリーのようだとも思ったが、これは実話らしいので世の中判らないものだ。  何年も孤立した彼が最後にたどり着いた結果が、周りとの共生でうまくいく、という話もまた実にイイ。[DVD(邦画)] 8点(2014-02-09 17:32:56)《改行有》

216.  手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく 《ネタバレ》  多分、後々に絡んでくるんだろうサイドストーリーが、未だブッダ=シッダールタに絡んでいない状態で、一本の映画が終わってしまうのは、劇場でお金払った人は釈然としなかったのではないだろうか?  テレビで見た自分としては、これからに期待、と言ったところだが。  Wikiによると、これは史実(あるいは教義的な見解)ではなく、手塚風アレンジが加えられているらしい。その方が安心して割り切って見られる。  それにしても冒頭で語られる、ウサギが自信を火中に焼き他人を救う話は、映像で見ると異常に嘘くさく、どうかと思う。あれを目の前にして、ウサギをキリストのように思えなかった宗教家というのも、何だと思う。そう言えば、劇場版のジャングル大帝でも、このエピソードは見た気がする。手塚はこの話好きなのかな?  まあ、それはさておき。  この物語が見るものに期待させるのは、生き死にや人の一生というレベルで考えた時の「人間の幸せ」というようなものではないかと思うが、それを見つけたという偉人の話の、これはまだまだ導入部だ。いや、それを見つける旅に旅立ったところで終わる。さあ、これからだ、という段階で良くも悪くも思えない、真っ只中の5点。  …ホント言うとこの部分だけの面白さというモノを見せて欲しかったのだが。[地上波(邦画)] 5点(2014-01-13 21:53:55)《改行有》

217.  拳銃は俺のパスポート 《ネタバレ》  いかにも何かのマカロニ・ウエスタンを参考に作った感のある、決闘映画。冒頭の音楽を聞いた時に感じたことが、クライマックスの決闘時になるほどと理解できる。…と思ったら原作あるのか!藤真利子のお父さんか!  請け負った殺しの事情などはあまり重きを置かず、主人公たちとそれを追う連中の攻防に的を絞った話がゾクゾクさせて良い。途中、アニキと一緒に逃げようと思っていた女、駿とうまくやれるといいな。  胸に仕込んだ鉄板や棺桶から出すガトリングガンに相当するヤツ、もうちょっと謎めかしても良かったかもしれないが。  ところで、画面で見た時に思ったし、セリフでも言ってるけど、コルトじゃなくてベレッタじゃん。だれがこのタイトル決めたんだ?[DVD(字幕)] 6点(2014-01-05 20:54:57)《改行有》

218.  勇気ある追跡 《ネタバレ》  ジョン・ウェインの、ウインチェスターを片手で給弾するアクションを、昔のテレビ映画番組で見て、強烈に印象に残っている。それが、この作品なのか他のものなのかは、今となっては不明だが。私にはジョン・ウェインといえば、何と言ってもこのウインチェスターさばきなのだ。ちなみに、少し大きくなって、おもちゃでやってみたが、腕の長さが足りなくて、ひどく痛い目を見たこともある。  父親の復讐のために、犯人を探しにゆく、少女の勇気を描いた映画だと思っていたが、本当の勇気は、自分の命に責任を持てる行動ができる者だ、ということがよく分かる映画だ。だからリメイク版の、その後少女は勇ましく生きた、的なエンディングより、少女らしく保安官に好意を伝えるこちらの版の方が、私は好きだ。[DVD(字幕)] 7点(2014-01-05 20:36:30)《改行有》

219.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》  50年前の西部劇のリメイク。  凶悪な強盗団の首領を裁判にかけるために、コンテンション駅まで護衛する、牧場主の話。  こちらの版は、いろいろな面が加速されている。ダンは、暴力立ち向かわないさまが、息子にも反発されているような、ちょっと情けない感じが強調され、チャーリーはより凶暴に、コンテンションの人たちは金で強盗団に協力してしまう。ベン・ウエイドは、知性的な部分が強調され、絵なんか描いてたりする。  ダンと息子の関係の改変、護送への介入により、ベン・ウエイドの、最後の決断の意味が、よりしっくり感じるようになったと思う。原作付きに言っても詮無いことだが、酒場の女が最後に何か、絡んできてもいいと思う。  最近の、アメリカ映画の中の悪漢は、とにかく凶悪だが、チャーリーのそれは、知性的なベンの描写と比べ、狂気という感じ。その極地とも言える、男たちを買収して、ホテルから駅への二人に、弾丸の雨を浴びせる様は、かなり見応えのあるものになった。  しかし、途中のインディアンとの銃撃戦、トンネル掘り連中の件は、冗長。  そして最後、何もかもうまく行った、前作と比べ、今作の結末は哀しい。息子が、その雄姿を目にしていたのが救いか。 [DVD(字幕)] 7点(2014-01-05 20:35:33)《改行有》

220.  モンスターズ・ユニバーシティ 《ネタバレ》  相変わらずのドタバタが面白いっていやあ、面白いんだけど、今回は彼らの友情の成り立ちよりも、ちょっと違う部分に興味を覚えた。  それは、目標から大きく逸れてしまった彼らの、その後の活躍についてだ。彼らは冗談のように本当に社内メール運びを始め、その分野でも実績を上げ、次々と他の分野に移ってはキャリアを伸ばし、遂に目的の怖がらせ屋になり、ご存じの活躍を見せるまでになる。  エピローグ的にダイジェストで見せるこの部分こそが、本作で最も感動できる部分ではないか、実は次回作が決まっていて、この部分を描写してくれるんではないか?なんて思ってしまう。  実際、自分に子供がいたら、この部分に感じ入って欲しいと思うだろう。この部分についての、もっと詳しいドラマを見たかった。[DVD(字幕)] 6点(2014-01-02 22:13:02)(良:2票) 《改行有》

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