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221.  陸軍中野学校 雲一号指令 《ネタバレ》 シリーズ第2作。前作で中野学校を卒業し、任地へ向かった次郎(市川雷蔵)が列車の中で草薙(加東大介)から別の指令を受け引き返す冒頭はやや拍子抜けしてしまうものの、新型砲弾をめぐる攻防が描かれていてスパイ映画らしい内容になっているし、次郎の母親のその後についても触れられるところは前作とのつながりも感じさせてくれて良く、全体的に地味な印象を受けるものの、続編としてはまずまずといったところ。雷蔵演じる次郎も相変わらずクールでカッコよく、それでいて商人に変装して敵に近づくシーンなどは彼ならではの芸達者ぶりが堪能できて、まさに雷蔵の魅力が詰まっていて、やはりこのシリーズの魅力は主演の市川雷蔵自体にあるのだと早くも2作目にしって感じることができる。スパイアクションものというよりはミステリー要素が強く、刑事ドラマのような雰囲気があるのもまた良い。ツッコミどころも多い映画ではあるが、それも微笑ましく見ていられる。でもやっぱり、次郎に病気の母親の見舞いに行くように促す草薙はさすがに違和感があり、いくら演じているのが加東大介とはいえ、こんな人情派なスパイ組織のリーダーはいないだろうと突っ込まずにはいられず、この部分だけで前作ではそれほど感じなかったミスキャスト感が思いっきり出てしまっているのが残念。前作の増村保造監督に続いて今回は森一生監督が手掛けていて、この二人がこの翌年に雷蔵の「ある殺し屋」の脚本と監督をそれぞれ手掛けるのはなにか感慨深いものがある。[DVD(邦画)] 6点(2023-05-28 16:50:09)

222.  どうぶつ宝島 《ネタバレ》 「宝島」をタイトルの如く登場人物の大半を動物に置き換えて子供向けに脚色した東映動画のアニメ映画。ストーリー自体はシンプルだが、全体的にコミカルでキャラクターもよく動き、とても楽しく素直に面白かった。若き宮崎駿がアニメーターとして参加しているだけでなく、アイデア構成も担当しており、そのためか実際は違う監督の作品にも関わらず冒頭から宮崎駿が監督した作品かのような雰囲気があり、ヒロインのキャシーがナウシカ、ブタのシルバー船長はポルコをそれぞれ思わせる風貌だったり、そのシルバー船長が率いる海賊の雰囲気はドーラ一味やマンマユートの雰囲気によく似ていて、それだけでなく登場人物たちがみんな憎めなく魅力的に描かれていて見ていてとても気持ちがいいのもいかにも宮崎アニメといった感じで、この時点で既に宮崎駿の才気を感じることができ、まさに宮崎駿、ジブリの原点を見ているようで、その意味で貴重な作品と言え、また本作が宮崎駿の処女作といっても過言ではないだろう。[インターネット(邦画)] 7点(2023-05-21 13:51:59)

223.  大菩薩峠(1966) 仲代達矢が机竜之助を演じる岡本喜八監督の「大菩薩峠」。大映の三部作を先に見てるため、これ一本で終わってしまう本作にはストーリー面でやや物足りなさを感じるものの、壮絶な戦闘シーンと仲代の不気味な存在感がとても印象的で、大映版とは違った面白さのある作品になっている。黒澤明監督の「用心棒」と「椿三十郎」で三船の主演作に敵役で助演していた仲代だが、本作では三船が仲代の主演作に助演しているのが面白い。二つとも好きな映画だものだから、本作でも二人の決闘シーンをつい期待してしまったではないか。[CS・衛星(邦画)] 7点(2023-05-20 16:27:14)

224.  蘇える金狼(1979) 「殺人遊戯」と「処刑遊戯」の間に作られた村川透監督、松田優作主演の角川映画。大作だけあって遊戯シリーズより金がかかっていて、全体的に派手な印象で、松田優作に加え千葉真一、岸田森、小池朝雄、そして「探偵物語」でいい味を出していた成田三樹夫とキャストも豪華。このキャスト陣を見ているだけで楽しめる映画である。中でも暗殺者を演じる岸田森が印象的だった。でも、全体的に見ると少し冗長な印象があるし、村川監督の演出も遊戯シリーズ同様にテレビドラマっぽい。ラストの空港のシーンは確かに印象に残るけど、あのシーンは別に無くてもよかったような気がしないでもない。松田優作は相変わらずカッコつけてはいるが、それがあまり鼻につくことないから不思議。(「処刑遊戯」ではカッコつけてるのが気になってしまったが、本作ではそういう事はあまり感じなかった。)でも個人的にはこの映画では共演者である成田三樹夫や岸田森、千葉真一のほうが松田優作より魅力的に思える。[DVD(邦画)] 5点(2023-05-20 14:00:22)

225.  伊賀忍法帖 《ネタバレ》 角川が「魔界転生」に続いて山田風太郎の小説を映画化した作品。本作も「魔界転生」のような雰囲気があり、二匹目のドジョウを狙って作られた映画なのだなとまるわかりなのだが、いうほど面白くなくはないとは思うものの、「魔界転生」と比べるとインパクトがなく、だいぶ落ちる印象があるし、二番煎じ感も強い。とはいえ、悪役となる五人の妖術師はしっかりキャラが立っていて、この後、「超電子バイオマン」でも悪役を演じることになるストロング金剛の存在感が中でもやたら際立っていて印象的だった。反対に佐藤蛾次郎は源ちゃんのイメージが強いせいか、頑張ってはいるんだけど、妙な違和感が最後まであった。それよりも「ラストサムライ」以前の福本清三がチョイ役でなく本格的に悪役として出演しているのがこの当時の作品としては意表をついていて驚かされるし、また同時に妙に嬉しくもある。中尾彬はだいたいいつもこんな感じなんで安心感を持って見ることができた。(千葉真一も。)ただやはりそんな個性的な悪役たちがあっさり倒されていくのはもったいない気がする。これがデビュー作の渡辺典子は薬師丸ひろ子や原田知世とともに角川三人娘と呼ばれるアイドルであるが、三人の中では映画よりもテレビに出てるイメージがいちばん強い。映画では「セーラー服と機関銃」や「時をかける少女」のような代名詞的な代表作が見当たらず、角川のアイドルとしてはあまりブレイクできなかったみたいだが、ルックスは良く、それが少し不思議に感じる。[DVD(邦画)] 5点(2023-05-19 19:44:06)

226.  ゼロの焦点(1961) 《ネタバレ》 先月久しぶりに見た「砂の器」に続いて本作も15年ぶりくらいの再見。(以前も見たのは「砂の器」の後だった。)本作は野村芳太郎監督にとって2作目の松本清張原作映画になるのだが、脚本に「砂の器」と同じ橋本忍と山田洋次監督を起用しており、「砂の器」を見た後だとどうしても期待してしまう部分があり、以前に見た時はその期待が大きすぎたのか、イマイチに感じたのをよく覚えている。それを今回はそういう期待を抱かずに見た。主要人物となる女性三人の人間ドラマは魅力的だし、本作でも印象に残る海の美しさはやはり野村監督らしいと思うし、三人を演じる久我美子、高千穂ひづる、有馬稲子の演技もそれぞれ良いし、白黒の映像も良い雰囲気を醸し出しているものの、脚本的にはあらすじを追っているだけというような印象があり、ややダイジェスト的になっていてドラマとして深みが感じられず物足りない。展開もスピーディーで、もっとじっくりとドラマを描いてほしかったところ。クライマックスの断崖での推理シーンは今では同じシチュエーションが2時間ドラマでもおなじみになっていて、本作がその先駆けというのは有名な話だが、けっこう歴史的なことだと思う。(テレビドラマではなく映画が先駆というのが意外な気もするが。)この推理シーンはさすがに緊迫感もあり、引き込まれる部分でもあるのだが、少し間延びしてしまった感もなくはなかった。事件の発端となる禎子(久我美子)の夫である憲一(南原宏治)の行動にもいささか納得しかねる部分があり、ここの部分をもっとしっかりと描かなければいけなかったのではないだろうか。また、「砂の器」同様に暗い過去を持つ犯人だが、彼女を通して元パンパン(米兵相手の売春婦)だった女性の悲劇も描きたかったようで、むしろそれが本作のテーマでもあると思うのだが、やはりこれらのドラマを丁寧に描くにはとても95分では足りずにあとせめて一時間くらいは必要だったと思う。やっぱり今見ても全体的な印象は薄く、物足りなさの残る映画だったが、それでも以前見た時よりは楽しめたし、けっしてつまらない映画でもないと思う。田沼久子を演じる有馬稲子は明るい顔立ちをしているが、「東京暮色」しかりこういう悲劇的な役柄が意外に合っているような気がする。犬童一心監督版も見てみよう。(2018年9月15日更新)[DVD(邦画)] 6点(2023-05-18 18:46:13)

227.  武士の献立 《ネタバレ》 「武士の一分」、「武士の家計簿」に続く松竹「武士の〇〇」シリーズ第3作。(勝手に命名。)「武士の家計簿」と同じく加賀藩が舞台で、「そろばん侍」に対して「包丁侍」を描くというところは「武士の家計簿」の二番煎じかと思うものの、分かりやすくまとまった映画になっていて思ったより良かった。脚本に山田洋次監督が関わらない朝原雄三監督の映画としては初めての映画になり、朝原監督の手がけた「釣りバカ日誌」シリーズがあまり面白くない作品が多かった(最後の二本は未見。)ために期待してなかった面もあったのだが、演出も丁寧でとくに文句はない。ただ、加賀騒動が起こってからの後半の展開はよく分からない部分やもう少し掘り下げたほうがよかったのではと思う部分も多かったのは残念。それでもあくまでホームドラマとしての体裁を崩さずに、主人公夫婦の人生を描いていて、ラストシーンも晴れ晴れとしているので個人的にはあまり気にならない。あえて気になることを言えばエンドロールに流れる主題歌が本作のような人情時代劇にはあまりにも現代的すぎてまったく合っておらず、ものすごく浮いているのはなんとかしてほしかった。ところで、こういう料理を題材にした作品で鹿賀丈史を見ると「料理の鉄人」を思い出してしまう。[DVD(邦画)] 6点(2023-05-17 17:55:33)(良:1票)

228.  キートンのマイホーム(文化生活一週間) いちばん印象に残ったのはやはり家が回転するシーン。1番の方も書いておられるが、CGなど存在していないこの時代にこのシーンの撮影はさぞ大変だっただろう。見ながらどうやって撮影したのか本当に気になった。風呂にダイブしたり、ピアノの下敷きになったりするキートンのアクションもよくそれをやって死なないなと思うくらいに相当体をはっていて見ごたえじゅうぶんである。単純に楽しいと思える小品だと思う。[CS・衛星(字幕)] 9点(2023-05-01 16:02:25)

229.  キートンのゴルフ狂の夢(囚人13号) 《ネタバレ》 邦題からしてネタバレしてるけど、それでもやっぱり面白い。看守を次々となぎ倒すごつい囚人が笑えた。[CS・衛星(字幕)] 7点(2023-05-01 15:52:27)

230.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド 《ネタバレ》 さて後編なんだが、意味ありげなセリフを言ってるわりには中身が皆無で(でもセリフ自体は前編より聞き取りやすかった。)ただ意味ありげなことを言わせたいだけにしか見えないし、登場人物たちの行動もよく分からないままなのでドラマとしても退屈で面白くないし、エレン(三浦春馬)が巨人に変身できるのに爆弾を使って壁を破壊しようとするなど前編同様に突っ込みどころだらけの脚本で案の定の駄作。そのうえ、前編での見どころだった巨人の出番がほとんどなく、ずっと内輪もめのようなやりとりが続くので見ていて本当にどうでもよくなってくるし、その分、スケールも小さくなりこじんまりとしてしまった感がすごくある。公開当時は原作が完結しておらず、結末はオリジナルとのことだが、ヒットしたらさらなる続編をやろうというのが見え見えの終わり方で見ていてすごくイライラする。樋口真嗣監督の本作の次作が「シン・ゴジラ」なわけだが、もしこの二部作を先に見ていたら確実に映画館には見に行っていないだろうなぁ。[DVD(邦画)] 3点(2023-04-20 21:43:58)

231.  CUTIE HONEY キューティーハニー 《ネタバレ》 庵野秀明監督による実写版の「キューティーハニー」。アニメはオリジナルはちゃんと見た事がなく、セーラームーンの後番組でやっていたリメイク版も少し見た程度で今ではほとんど覚えておらず、そもそも永井豪作品にも馴染みがあまりない状態で本作を見たのだが、逆にそれが先入観がなくてよかったのか、思っていたよりは面白かったし、最後まで飽きることなく楽しく見れた。「シン・ゴジラ」のような大作然とした感じではなく、作っている側もB級と割り切っているような感じがよく出てて、それが潔い。オープニングタイトルバックがテレビアニメ版のオープニング仕様だったり、映像表現にアニメを取り入れているのはアニメ畑の監督らしいところで、それを駆使した冒頭のゴールド・クロー(片桐はいり)率いる戦闘員とのバトルはアニメ的なコミカルさも加わっていておかしみがあり、とても楽しかったし、エレベーター内でのコバルト・クロー(小日向しえ)との戦いも見ごたえがあるものになっている。ハニー役のサトエリは本作を見る数日前にネットニュースのインタビューを見ていたので、とくに始まってすぐの街中を走るシーンは絶対恥ずかしかっただろうなと思ってしまったのだが、それでもよく頑張っていて素直にハマり役だと思うし、魅力もじゅうぶんに出ていたと思う。しかしそれ以上に印象に残ったのが秋夏子で、演じる市川実日子は「シン・ゴジラ」でも強烈なインパクトを残す役を演じていたが、本作でのこの役はその原型といった感じがする。その他、悪役であるパンサークローの面々を演じる役者陣も実に楽しそうに演じていて、中でもブラック・クロー(及川光博)が歌い始めるシーンのノリノリさはそれがいちばん伝わってきて、見ている側としてはつい笑いが込み上げてくる。一方、ゴールド・クローを演じている片桐はいりはもともと個性的な女優のためか、こういう特殊メイクで扮装した役だとなんかもったいなく感じる。映画全体の構成としてはハニーと夏子の出会いからパンサークローの壊滅までを一時間半で描いているためか、テンポが良すぎて展開が目まぐるしく、そこがちょっと残念だったかな。やはりこの構成だと映画一本よりもテレビの連続ものの方が向いてる気がする。[DVD(邦画)] 6点(2023-04-19 17:57:20)

232.  TRICK トリック 劇場版 ラストステージ 《ネタバレ》 劇場版にサブタイトルがつくようになってわずか2作目での完結編となってしまった。冒頭に一か月前に呪いをかけられ死を宣告された男(石丸謙二郎)が出てきたり、舞台となる異国の元首が菅井きんだったりと、連ドラファーストシリーズ第一話の「母之泉」を思わせる部分があって、最後にして原点回帰を目指しているようにも思う。印象としてはこれまでと変わらず山田(仲間由紀恵)と上田(阿部寛)のとぼけたやりとりや村上ショージを使った薄ら寒いギャグなどこのシリーズらしさは健在。(深夜枠時代のような雰囲気はもはやないが、シリーズが長く続くと作風の変化は致し方ない。)今回は最初で最後の海外ロケに出ていて、それがこのシリーズには少々不似合いのような気もするのだが、長年の関係者の慰労も兼ねてたんだろうなぁ。仲間由紀恵と朝ドラ「花子とアン」で夫婦を演じていた吉田鋼太郎が出演しているが、もし朝ドラ放送後の公開だったらこのシリーズのことだからそれに関するネタを絶対にやっていただろうなぁ。でも、そういういつもと変わらない軽い気持ちで見ていたからこそ山田が呪術師ボノイズンミ(水原希子)の代わりに自らを犠牲にして村を救うことになるあたりから突然目が離せなくなった。ここは本当に今までのシリーズを見ているとこみ上げてくるものがあり、山田を必死に説得する上田に感情移入しないはずがない。そして、事件が終わった最後の10分ほどこそが本作最大の見どころで、とくに主題歌の「月光」(やっぱりこの「トリック」という作品の主題歌は鬼束ちひろでないとしっくりこない。)のバックにしたこれまでのダイジェストを見て、シリーズが終わることを実感し、さびしい気持ちになったし、その後のいちばん最後のシーンで上田の前に現れた山田が「母之泉」で上田の前で初めて披露したコインと封筒を使ったマジックを始めるところで思わず泣きそうになってしまった。堤幸彦監督の作品では「ケイゾク」でも「SPEC」でも男女バディのコミカルなやりとりが面白いのだが、やはり「トリック」はそこがいちばん安心して見られる。今まで見続けてこれたのはそのためかもしれない。これでこのシリーズも見終わってしまったわけだが、実際、堤監督のバディものシリーズを最後まで見てこれほど名残惜しさを感じるのは初めて。それほどこの山田と上田というコンビがずっと見ていくうちにいつの間にか親近感がわいて好きだったんだろうなあと思えてくる。(あまり「ファン」という意識なく見ていたつもりなんだけども。)リアルタイムでずっと見ていたわけではないのだが、それでも最後まで見続けて良かった。[DVD(邦画)] 6点(2023-04-10 22:52:41)(良:1票)

233.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 《ネタバレ》 中島哲也監督の「告白」の次回作として製作が発表された時にはすごく楽しみだったのが、監督以下スタッフの交代で一気に興味が失せてしまっていた映画であるが、評判の悪さを承知のうえで、全然期待せずに今になってようやく見た。原作漫画も未読ならばアニメも全く未見という状態で見ても見事な駄作としか言い様のない映画で、きっと漫画やアニメは面白いのだろうという一語に尽きてしまうのだが、最初に巨人が登場して人を捕食するシーンは「サンダ対ガイラ」を少し思い出して多少のインパクトはあった。しかしその後は最後までグダグダな印象で、こういう映画に不可欠な緊迫感もまるでなく、登場人物たちも魅力を感じられずにただギャーギャー言っているだけのアホにしか見えず、見ていてすごくイライラした上にヒロインであるミカサ(水原希子)をめぐる恋話が中途半端に差し込まれるのは本当にどうでもいい感じしかしない。映像的にも暗いシーンが多く、セリフも聞き取りづらいなど二部作映画の前編とはいえテンポも異様に悪く退屈で、エンドロール含めて約100分が長く感じる。脚本的にももちろんツッコミどころだらけであるが、冒頭で巨人に襲われて行方不明になったミカサが生還するのは無理がありすぎで完全にこの後の展開のためのご都合主義まっしぐらな感じしかしないのがこの時点で既に本作の脚本の悪さをすべて物語っている感じがする。後編で挽回するとは全く思えないのだが、取り合えず後編も間を置かずに見るつもり。[DVD(邦画)] 3点(2023-04-01 13:06:32)

234.  日本沈没(2006) 《ネタバレ》 群像劇や政治ドラマで面白く出来るはずなのに両方とも深くは描かれずただただすごい特撮をずっと見せられてしまったハリウッドかぶれの映画という印象。とくに「デイ・アフター・トゥモロー」を強く思い出した。ラストも「アルマゲドン」のようでなんだかなあという感じでつまらない。橋本忍脚本の73年版は前々から見たい見たいと思いながら未だ未見なのだが、このリメイク版がこのような出来だったのでなおさら期待が高まってしまった。本来なら3点というところだが、石坂浩二と豊川悦司という市川崑監督の金田一もので金田一耕助を演じた二人の俳優に加えて加藤武まで出ているのが市川ファンとしてはちょっと嬉しかったのでこれに免じて4点。[映画館(邦画)] 4点(2023-03-30 07:36:18)

235.  仮面ライダー対じごく大使 《ネタバレ》 「仮面ライダー」劇場版第2作。今回は富士山を舞台にショッカーの要塞を破壊しようとする仮面ライダー1号の活躍が描かれているが、前作と比べるとゲストのライダーがいない、諸事情により本作のメインとなる新怪人であるカミキリキッドが本作よりも先にテレビでメイン怪人として登場してしまっているなど劇場版としてのイベント性に薄く、少し尺が長いいつものテレビの仮面ライダーといった感じが前作よりも強い。タイトルだけ見るとカミキリキッドとともに地獄大使もメインなように感じるのだが、地獄大使の役回りもテレビでの印象と変わらない。(でも、テレビでは死神博士が倒された時期の公開だったらしいので、これから本格的に始まるライダーと地獄大使の戦いを前面に出したかったタイトルなのは分かる。)例によって登場する再生怪人軍団だが、今回は名乗りを上げるだけでなく、ちゃんと名乗りに参加した怪人が本郷や滝と戦っているのはやはりこうでないとと思った。(名乗りシーン自体は前作の方が好きだけど。)そのシーンで再生怪人を率いるリーダー格の怪人がカミキリキッドではなく、前作劇場版でメイン怪人だったザンジオーというのが、まさに劇場版怪人に対する特別待遇のようだった。[インターネット(邦画)] 5点(2023-03-27 22:46:14)

236.  怪獣総進撃 《ネタバレ》 キングギドラを初めて見た映画。当時はまだ怪獣大好きな子供で宇宙人の「キングギドラは宇宙の怪獣です。地球の怪獣では歯が立ちません。」というセリフを本気にしていてキングギドラが勝つのだと思って見てたら、キングギドラは一瞬にしてボコボコに。子供心に「ウソつくんじゃねーよ。」と思った。まあ、キングギドラは好きだけどね。[ビデオ(邦画)] 5点(2023-03-21 18:58:31)(笑:1票)

237.  血槍富士 《ネタバレ》 内田吐夢監督の映画ってそういや「宮本武蔵」シリーズと「真剣勝負」しか見ていなかったなあなどと思いつつ本作を見たのだが、スタートからゆったりほのぼのしていて笑えるユーモラスなシーンも多く、すんなりと入っていけたし、作品自体も痛快な娯楽時代劇という感じで面白かった。片岡千恵蔵といえばなにかとっつきにくいというイメージがあるのだが、この映画では今まで見た出演作とは印象が少し違っていて、子供とのやりとりなどで実に温かみのある演技を見せていてかなり良かった。加東大介の相変わらず人懐っこいキャラクターはこの映画でも親しみやすいし、片岡栄二郎の酒癖のよくない主人もなかなかいい味を出してる。それだけにそんな三人の道中を描いた人情時代劇という雰囲気が一変するラストには驚かされた。「東映時代劇」の殺陣といえば「華麗で、舞うような」という印象で、ましてこれは1955年というまだ東映設立後数年しか経ってない時代の作品のハズなのに迫力あるリアリズム重視の殺陣シーンとなっていて、千恵蔵の演技も鬼気迫っており、規模は違うが工藤栄一監督の「十三人の刺客」のような感じを受けた。(そういえば、あれも主演は千恵蔵だったっけ。)それにこの映画、娯楽的な部分だけでなく社会的な要素も盛り込まれた作品になっていて見ごたえのじゅうぶんある傑作時代劇だと思う。内田監督のほかの映画にもちょっと興味がわいた。[CS・衛星(邦画)] 8点(2023-03-21 14:41:59)

238.  ぼくの生まれた日 《ネタバレ》 感動短編シリーズ第5作。誕生日に両親にこっぴどく叱られたのび太がドラえもんと一緒にタイムマシンで自分の生まれた日に行くという話。確かに良い話で感動的ではあるけど、「おばあちゃんの思い出」までの三本ほどではなく、5作目ともなると息切れ感もあり、失速という印象で、本作がこのシリーズ最終作となったのもなんか納得できる。でも、メインの長編作品ではあまり話に関わることのないのび太の両親(これが「クレヨンしんちゃん」劇場版との最大の違いかも。)がのび太とともにメインの登場人物として描かれているのは同時上映の短編とはいえ「ドラえもん」劇場版ではとても珍しい気がするし、本作の趣旨とは違うのだが、だからこそドラえもんを含めた野比家の面々が夕日を眺めているラストシーンはとても印象に残った。さっきも書いたように本作で感動短編シリーズは完結なのだが、個人的には「ぞうとおじさん」とかもやってほしかったなぁ。(2023年3月18日更新)[DVD(邦画)] 6点(2023-03-19 00:18:40)

239.  ドラミ&ドラえもんズ 宇宙ランド危機イッパツ! ドラえもんズシリーズ第6作。今回はドラえもんは登場せず、1作目以来にドラミちゃんがドラえもんズとともにメインをつとめているが、まあいつも通りのドラえもんズといった感じ。直前に「ゴール!ゴール!ゴール!!」を見ていたのでこちらは見ていて安心感というものはあった。よこざわけい子のドラミちゃんが映画に登場するのは本作が最後ということで、いよいよ大山ドラの終了が近い時期の作品だと感じてしまう。[DVD(邦画)] 5点(2023-03-18 14:18:45)

240.  ザ☆ドラえもんズ ドキドキ機関車大爆走! 《ネタバレ》 ドラえもんズシリーズ第5作。今回の主役は1作目に続いてキッドなのだが、前作よりは主役であるキッド以外のドラえもんズの面々も一応ちゃんと活躍の場があってそこは前作よりも良かったかと。今回から監督と脚本家が代わっているが、印象としては特にこれまでと変わらず。エンドロールのバックでヒロインを追いかけてドラえもんズが走っている中、ドラえもんだけがタケコプターで飛んでるのがなんかすごい浮いてる。(2023年3月11日更新)[DVD(邦画)] 5点(2023-03-17 21:45:01)

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