みんなのシネマレビュー |
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222. レインボウ ドラマがどうこうと言うより、この舞台や画面の雰囲気が好き。イギリスの自然観みたいなのを感じる。エルトンジョンの歌みたい。イギリス人にとっての芸術の源泉というか・・、のびのびとした自由な自然の景色がいいです。物語はいかにもケンちゃん風な支離滅裂でいってます。[映画館(字幕)] 7点(2004-03-18 09:49:59) 223. 春のソナタ ロメールの中でいちばん好き。だって可愛いから。春の町なみも、女の子の服装も、物語の結末も、みんなかわいくて愛おしい。9点(2004-03-18 01:51:45) 224. サロメ(1987) 楽しいっ!これをきっかけに、ケンちゃんの映画にハマッた。いまだにケンちゃんの映画の中でいちばん好き。でも、彼の映画は意味不明なものも多いなかで、これがいちばんストーリーも分かりやすいし、初心者でもふつうに楽しめる映画だと思う。絢爛で、最高に淫靡なエンターテイメント!!この映画を見たときにはじめて、“映倫のぼかし”がジャマだと思いました。10点(2004-03-18 01:20:09) 225. 吾輩は猫である(1936) わたしが見た喜劇映画のなかで最大の傑作。 素人みたいな役者のヘタウマ演技、間のぬけた枠のとり方、べつに面白くないエピソード、中途半端なストーリー・・。何もかもがとても開放的です。すべてにおいて映画的な価値を作ることにコケてる。その「コケ具合」が、全体として、この作品になんともいえない可笑しみを生み出させてしまってます。いまなら学生サークルでつくった素人映画だといわれても、だれも疑問に思わないかも。でも、これを作ってるのは山本嘉次郎なのデス。この上達されたコケ映画を見てしまったらエド・ウッドなんかたぶん要らない。間のぬけた画面の、中途半端な位置で、登場人物がそばをすすってるシーンは、喜劇映画のひとつの到達点だと思いました。10点(2004-03-18 00:57:11) 226. ロシアン・エレジー 死ぬほど美しい。ていうかヤバイ。 「これって奇跡を目にしてるんじゃないか」と思うような瞬間が、上映中に何度かあります。ソクーロフの「ロシア主義的」なアブナさを批判する人がいるけど、たしかに、この美しさはそのぐらいアブナいと思う。10点(2004-03-18 00:25:01) 227. エル(1952) 出た!ラテンおやじのエロ作品。 「腿(あし)」が対象とはいえ、エロティシズムが日本人みたいにちまちましていません。ドカン!といかなきゃいけません、ドカンと。 なんつったってエロティシズムはなまものなんですから。[映画館(字幕)] 9点(2004-03-18 00:05:04)(良:1票) 228. 欲望のあいまいな対象 面白い!大好き! 円熟したブニュエルの、だれもが楽しめるようなオールマイティな魅力がたっぷりです。あいかわらずナンセンスなエログロギャグもふんだんに散りばめられてて、ブニュエルの臭いは至るところに感じられるけど、筋立てはまともだし、普通の人でも、ちゃんと楽しめる映画だと思います。キャスティングにも展開にも、とても創意があふれてて、それにくわえて、どこかラテン的な情感や哀歓も感じられて、味わいぶかい。もちろん、革命思想的な過激なムードも、まだまだ各所でとぐろを巻いてます。(~~)10点(2004-03-17 23:47:33) 229. ざくろの色 これは衝撃的だった・・。見たこともない映画。血とザクロでできた紙しばいみたい。“めくるめく”とはまさにこのこと。その色と音と、幻惑的な動きのリズムに圧倒される。でも、あのころシネヴィヴァンでなんども予告編を見たけど、じつは本編以上に、予告編のほうが衝撃だったし、魅力的でした・・。(~~ゞ 10点(2004-03-16 21:33:43)
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