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プロフィール
コメント数 284
性別 男性
ホームページ http://ameblo.jp/wunderlich/
年齢 42歳
自己紹介 気になった映画をつまみ食い的に見ています。
うだうだと考えるのが趣味です。

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221.  ワンダーランド駅で 《ネタバレ》 二人の出会った電車内で「Next,Wonderland.」ってアナウンスがあるわけですよ。もちろん次の停車駅を言ってるだけなんですが、明らかに二重の意味を持たされてます。この二重の意味を持ったアナウンスというアイデアが成立してる時点で、僕は兜を脱ぎました。やられました。ロマンチックじゃないですか! ←しかも主役の男女のやり取りとは別の所でロマンチックさをアピールしてるのが心憎い。「Next,Brazil.」じゃなくて本当に良かった。もちろん、他にもいいところはいっぱいありますよ。いい年して、自分の好きな勉強に打ち込んでいる元配管工とか、自分の孤独とうまく付き合えない看護婦さんとか。でもとりあえず、日本の鉄道会社も夢のある駅名をつけてくんないかなと。これが一番の感想です。8点(2004-12-06 19:14:28)(良:1票)

222.  ボクサー(1997) IRA関係の映画って、ひたすらつらい映画が多い(『ナッシング・パーソナル』とか)けれど、この映画は主役の二人の恋を描くことで悲劇的になり過ぎないよう、バランスが保たれている。だから、同じようなテーマの映画に比べるとまだ観やすい。そして、いつも思うことだが、宗教がらみの争いは、宗教がらみであるがゆえにここまで根強い&必死だし、その一方、明らかに宗教的な平和への願いとは矛盾している。なんでかな~。やっぱり、自分の好きな人だけ守るのはダメですか? 何気ない日常が一触即発の状態と隣り合わせである、というものすごい状況をエミリー・ワトソンのおそろしい演技で良質なサスペンスにしてる。そこら辺が映画としても良くできてると思う。7点(2004-11-26 15:58:26)

223.  野性の夜に 僕の10代最後の一年間は、この作品を考えることに消尽された。「愛」を「相手に対する責任を積極的に背負うこと」だと思っていた僕は、まさにこの映画によって「責任」を考え直す羽目になった。映画の題材はエイズとか同性愛といった強烈なものだし、監督及び主演の人がマジで死んじゃったという話題性もあるが、正直言って普通の人間である僕にとって、そんなことは何にも訴えかけてこない。ただひたすら、「相手への責任」と「相手への愛」の葛藤、「今の自分」と「未来の自分」の葛藤だけが、執拗に僕に呼びかけてきた。ラストに提示される「昇華」のイメージは、これからの僕を突き動かす動力になってくれるだろう。あらゆる意味で衝撃的な映画。9点(2004-11-26 08:09:35)

224.  シーズ・オール・ザット 《ネタバレ》 レイチェルは変身前の服装適当な姿のほうが光ってるよな。プロムのドレスも似合ってるけど。バイトの制服もかなり笑える。テーマ曲もすごくきれい。とても魅力的な映画だとおもう。惜しむらくは、メガネをすぐにコンタクトにしちゃった所かな。パーティーはともかく、学校ではメガネでいって欲しかった。って、明らかに個人的な願いですけど。7点(2004-11-26 07:47:10)(良:1票)

225.  世界の終わりという名の雑貨店 「こんにちは」ってライフルを突きつける不毛。小津監督の「おはよう」と対照的な挨拶の無効性。結構いいところついてると思う。でも、題名から想像していたとおり、のめりこみ文学の感覚が強く出ている。だからそういう文学が好きな人でないと、単なる変態映画(たしかに女子高生の描写はよからぬ意図を感じるが…)に見えるかもしれない。でもこの映画は「全ての風景やできごとが色あせて見える」人のための映画。自分との対話を執拗に繰り返している人のための映画。万人向きではない。だから本当はミニスカートをみても、それをちょっと遠くに感じてしまうような人がこの映画を見るべきなのだろう。「映像がチープ」という向きもあるかもしれないが、その批判は当らない。世界が色あせてるのに「世界がリッチ」に現前してくるはずがない。世界が「チープ」にしか感じれない人のための映画なのだから。5点(2004-11-12 16:49:21)

226.  とらばいゆ この映画は間違いなく、小津安二郎監督「お茶漬けの味」へのオマージュである。女流棋士姉妹という設定や、男性陣のなよなよさアップによって、「お茶漬けの味」よりも女性的な映画に仕上がっている。なによりもキャスティングが素晴らしい。主演の4人がまさにハマリ役。4人の個性がしっかりと描かれていてとても面白い。前半は少しゆったりとした展開だが、後半、特にラスト近くの緊張感はものすごい。長まわしショットを効果的に使って「気持ち」という掴まえにくいものを見えるようにしてくれる。「お茶漬けの味」もラストのテンションがすごいけれど、こちらも負けていない。小津作品と見比べても楽しいし、もちろん単独でも見ごたえのある作品だと思う。 7点(2004-11-12 11:38:25)(良:1票) 《改行有》

227.  28日後... 「世界の終わり」はいつ来るんだろうか。それとも、実はもうすでに「世界の終わ」った後の世界に僕らは生きていたりして。それとも、「世界の終わり」なんておおげさなものではなく、単に「僕らの終わり」なのだろうか。僕は、自分が死ぬ時に、やっぱり世界は終わって欲しくないと思えるだろうか。こんな事を考えた。 この映画は基本的に美的な映画だと思う。画面の構図、静かにかける馬、ラストの「地獄⇒こんにちわ」の転換とか、シーンごとの完成度は高い。雰囲気はタルコフスキーの「ストーカー」にも通じるものをもっていると思う。雰囲気だけで十分にみれる。付け加えると、この映画は人間の下劣な一面をも強烈に描いているが、その描き方を軽蔑する観客に対してもなんか言いたそうではある。6点(2004-11-10 15:37:41)《改行有》

228.  スクール・オブ・ロック こんな映画くそくらえ! といってやるのがこの映画に対する最大の賛辞かもしれない。面白かった。ロックのもつ「否定」の力、存分に見せてもらいました。こういう分かりやすくて、ギャグがよく効いてる映画、たまに見るといいもんですな。英語が分かるとさらにウケル。7点(2004-11-08 13:40:49)

229.  隠し剣 鬼の爪 《ネタバレ》 最近、サムライを辞める侍の映画が増えてきた。時代は幕末とはいえ、欲深な家老VS下級武士という構図は、日本の経済発展を支えてきた企業の構図とほとんど同じ。企業に縛られて生きていくのに疑問を感じる人にとっては他人事ではない。だから、『ラストサムライ』のサムライ礼賛とは違って、そもそもサムライという肩書きを背負うことへの疑問の視点をもったことでこの映画はひとつ深いところにある気がする。『たそがれ…』が老成した大人の映画だったのに対し、『隠し剣…』は青春映画である。『たそがれ…』にあったぎらぎらした緊張感や、理想的に洗練された立ち振る舞いはこの映画にはない。でも、サムライという肩書きに徹しきれない所(友人の狭間も、最後は鉄砲に殺されて、サムライとして死ねなかった)や、友人討ちを拝命する時の逡巡する態度、たまにがさつで不器用な立ち振る舞いに若者らしさがでてる。この味わいも悪くない。「もう2度と人を殺したくない」というのは、間違いなく若者の台詞である。大人なら「そういう運命も仕方がない」になりそうだから。がんばれ若者。僕も含めて。8点(2004-11-05 09:08:26)

230.  世界でいちばん不運で幸せな私 これは…。恋愛映画というよりはシュールなジェットコースター・ムービーです。カルチャーショックでした。一緒に観にいった友人は、「これぞフランス映画」という一言で片付けていましたが。ぼくは、この手の映画ははじめてみたので、どう反応したらわからないって感じです。でも、率直に言って共感できませんでした。そのわけは、ストーリーどうのとか役者がどうのではなく、映画の世界観そのものが強烈過ぎて、まともに見れないせいです。まぶしすぎる太陽を直視できないのと同じように。個人的にはこの映画自体よりも、フランス人がどう見ているのかのほうに興味が湧きました。5点(2004-10-29 16:59:18)

231.  影武者 《ネタバレ》 武田信玄の「影」として生きることを決意した主人公は、勝頼の子、竹丸とのふれあいに生きがいを感じた時点で「影」ではなく「生きている人間」となった。本当の「影」は死せる武田信玄。主人公・信長・家康・武田24将のすべてを、死してなお動かしつづけた。本当の意味で「影」の武者だったのは信玄だ。「不動如山」の「動かぬ山」とは、信玄の振りをしていた主人公ではなく、文字通り「死んで動かない信玄」だったのではないか? この映画が炙り出そうとしていたのは、描かれた「生きる影武者」ではなく、描かれてはいない、つまり「影武者」のさらに影にいた信玄ではないか? そんなことを考えた。ラストで、川に流される仲代達矢と、まったく流されないまま水に沈んでいる「風林火山」の旗。この物理的な矛盾をうまく解釈するには、上のようにこの映画の主眼が信玄にあったと考えるほかはない。それにしても、熊本城・姫路城・伊予松山城・小田原城など、外国向けを意識したのか戦国時代にはありえない立派なお城を出しすぎではないか? せっかく躑躅が崎の館はリアルに作ってるのに…。5点(2004-10-29 16:22:13)(良:2票)

232.  モーターサイクル・ダイアリーズ 人が幸せに生きるということのために、自分の生涯を捧げた人がいたということは、僕にとっては歴史的な意味しかもたない。過去にそういう人がいただけのこと。この映画の中の旅は、けっして僕自身の旅ではない。しかし、ゲバラが自分の目で見て、自分の足で歩いた経験を糧に自分の将来を決めたということは僕に強く訴えかけてきた。それと、経験を分かち合った友達の大切さも。僕は外部からの情報に惑わされながら、いやむしろ外部の情報に頼りきって、いろいろと重要な選択をしてきたように思う。でも、そういう選び方をしたからこそ、選んだ道に一生懸命になりきれないのだろう。人生の選択肢は無限にあるといってもいい。そこから何を選ぶのか。これからは自分の経験とそこから自然に湧き出てくる感情を重視していこう、そのためにも自分で世界を経験するべきだ! そう思わせてくれた映画だった。8点(2004-10-25 18:08:34)(良:1票)

233.  スチームボーイ STEAM BOY 全体的にレトロな雰囲気がよく出ていて○。けれど、科学批判の精神というこの映画のメッセージ自体もレトロそのもので、何ら新たに勉強になった点はなかった。この映画を現代において観る意義が全く見いだせない。たんに、冒険ものとしてみたらまあまあおもしろいとは思うけれど。ま、何事も暴走はよろしくないということで。この映画が暴走でないことを祈る。4点(2004-09-21 19:28:38)

234.  アイ,ロボット 《ネタバレ》 アクション映画としてはロボットVSロボットという新しい形を見せてくれたのでそれなりに満足。しかし、メッセージの面では少々の疑問点がある。この映画の主張が、「My logic is undeniable」というVIKIの台詞に示されているように「論理では割り切れないところが人間の美点である」だとすれば、この主張の正しさは一体どのような論理に支えられるのだろうか。「人間が安全に生活する→ロボットが人間を保護する」というVIKIのロジックと、「VIKIのロジック→心がない」というサニーやW・スミスのロジックがあり、どちらも一理ある。そして、この映画はどちらのロジックをとるかを「論理的」に扱わなかった。たしかに「論理自体の正当性を論理で裏付けすることはできない」というのは分かるが、それはぎりぎりまで論理化した論理的主張を選ばざるをえない時に直面する事態であって、やっぱり「心」という言葉で簡単に納得していく姿には疑問を感じざるを得ない。もうちょっと立ち止まろうぜ。5点(2004-09-21 19:20:36)(良:1票)

235.  藍色夏恋 なんてことはない青春映画という感じだけど、「モン・クーロウ」のゴロがよくてなんか耳にこびりついてしまった。マウンテンバイクと普通の自転車で都会を走る映画って日本ではもう作れないよね。日本では、「自転車+青春=田舎のあぜ道」みたいな公式ができちゃってるから。その意味で新鮮さを感じた。6点(2004-09-20 19:54:23)

236.  ロング・ウォーク・ホーム 「正義」やら「権利」は、初めからこの世にあったのではない。重力がニュートンに発見されるまでなかったように、遺伝子がメンデルに発見されるまでなかったように。「正義」や「権利」は多くの人々によって「発見」され「勝ち取られる」まで、この世に存在しなかった。つまり、「正義」や「権利」はその性格上、人為的・人工的な側面をもっているのだ。白人と黒人は、同じ前提を共有しながら違う結論をもっているのではなく、違う前提を互いにもっているから違う結論に至ったに過ぎない。そしてこの映画が描くのは、黒人の側の前提が勝利へと進む瞬間である。抑圧されていた黒人(ある意味敗者)が勝者へと変わり、勝者となった黒人の立場が道徳的に「正義」となる。僕たちはこの道徳の一揆が成功した後の世界に住んでいるのだ。ニーチェの洞察は恐ろしいほどにあたっている。体罰にたいし「基本的人権」を訴える人は、「基本的人権」を既成概念にするためにどのような戦いがあったのか、この映画を見て考えてみては?7点(2004-09-14 12:24:33)

237.  どら平太 痛快だ。それでいいのだ。役所広司がかっこいいのだ。彼は引き際において、平和なときにオレみたいな人間は入らないとか言っていたような気がするが、きっと「時代には適さない才能というのがいつの世の中にもあるもんだな」などと少し感傷的な思いを抱いてしまった。6点(2004-08-25 09:37:27)

238.  東京裁判 強く心を揺さぶられた。公平さ・客観性といった言葉が、逆説的に不公平さ・主観性をもちうるということを学んだ。罪状認否で全被告が無罪を主張したのに対し、「有罪と認めてほしかった」という一般人の言葉が印象的だったが、その考えには欠陥があると思う。逮捕前に自殺した近衛さんらは、「悪いことをしたから」ではなくて「負けたから」自決したのだ。そもそも日本人の考える「戦い」とは、善と悪をきめる戦いではなく、勝ち負けを決める戦いであったはずだ。これは武道と総称される勝負事の基本だと思う。東条たち生き残った閣僚達は、「負けたこと」の責任を負うのにやぶさかではなく、その結果勝者に殺されることも致し方ないと考えていたと思う。彼らが「無罪」を主張したのは、自分の身がかわいいとかではなく、「負けた」けれど「悪」という後付のレッテルは受け入れられないという確固とした精神に従ったからなのではないか。そういう被告達の姿と、日本が「悪」であったと強弁する左翼の方向性をあわせながら、いろいろと考える必要があると痛感した。長いけれど、とてもいい勉強になった。7点(2004-08-25 09:29:26)(良:3票)

239.  切腹 テレビの深夜枠でやっていて、ビデオの録画セットのために最初のところだけ見ていたら、テレビを消せなくなり、そのまま最後まで見てしまった。あまりにも強烈だった。ぎらぎらしまくっていて、「白黒映画」というよりは「白真っ黒映画」って感じです。仲代達也の存在感は抜群。声だけで井伊藩の家臣の足を止めるシーンは一生忘れないだろう。だが、子供をあやすシーンでの子煩悩ぶりは、ちとやりすぎという噂も…。音声だけで描かれる戦闘シーンも斬新だし、こんな映画が日本で作られていたというのが新鮮な驚きだった。おまけに武満徹の旋律がものすごく映画にあっている。デモ、『黒い雨』や『東京裁判』のときの武満音楽とかなりにてるような気もする。三国連太郎のちょんまげ姿がかなり似合ってなくてニヤリ。10点(2004-08-25 09:02:40)

240.  鬼が来た! 《ネタバレ》 前半はちと悠長な展開だけど、後半の凄惨な場面の連続には完全にやられた。この映画は、日本人としての自分、人間としての自分、現代に生きている自分、映画を観ている自分といった様々な自分の立場のうち、どれを意識するかによって本当にいろんな角度から鑑賞できる。僕自身は、「日本人は酷い」とか「史実の確認」といった事よりも、「鬼とは何か」というテーマを持ってこの映画を観終わった。僕の率直な感想では、鬼は日本兵だとか、殺戮を眺めていた人だとかではなく、「権力」なのではないかと思う。人を鬼にしてしまう「権力」という力をこの映画はみているのではないか。終戦によって日本軍の権力は中国軍に移った。そのために、主人公の復讐は、中国政府の法権力のもとで日本人による死刑を科せられることになってしまう。復讐することによってある種の「鬼」になった主人公は、法権力というみえない「鬼」によってつぶされたのではないか。そんなことを考えた。ラスト、似非名剣士のじいさん、船上で主人公が燃えさかる自分の町を見るシーンが印象に残った。7点(2004-08-23 10:44:07)

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