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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
221. レ・ミゼラブル<TVM>(2000) DVDの3時間版で鑑賞。原作小説の政治的部分(ABCの友など)をできるだけ省き、主人公ジャン・バルジャンと彼の周辺に絞ったことがある意味功を奏している。そのため物語にしっかりとした芯が1本通り、筋を追いやすい。また現代的な感覚を取り入れ、物語がサスペンス感に満ち劇的になっている。その反面やや情緒不足が否めない。[DVD(字幕)] 7点(2012-06-24 11:12:34) 222. ミラノ、愛に生きる 映像は確かに美しいし、衣装やテーブルに並べられる料理など目を見張るものがある。しかしそれはその方面に長けた人の場合であって、私向きな鈍感な男向きではない。何よりも、えっどうして恋に落ちたのだという唐突さが気になる。プールの事故だって、えっ!という感じで終わった。[映画館(字幕)] 5点(2012-06-18 17:02:01) 223. メメント 最初見たときは謎解きにわくわくしたが、結局奇抜なだけで内容がまったくない映画だったと思う。[DVD(字幕)] 2点(2012-06-16 17:27:03)(良:1票) 224. 運命じゃない人 映画の作りが何と言ってもおもしろいしすばらしい。時間軸を変え別の人物の視点で描くと、何がどうつながっていたか手品の種明かしを見るようによくわかる。 映画そのものはたいして内容はないのだが、脚本が大変良いということか。[DVD(邦画)] 8点(2012-06-15 21:57:47)《改行有》 225. スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 冒頭の4択問題がきわめて重要、そして解答はラストに明かされるのだが・・・。これって何とも言えない巧みな作りではないか。もちろんクイズの問題と少年の過去のオーバーラップも、そしてそして、最後に歌って踊り出すというのは・・・。 映画ってのは理屈じゃないよ、感動だよと誰かが言ってたけど、まさにその言葉がぴったりの映画だった。Jai Ho はネットで探しまくって、何度も何度も聴いた。[DVD(字幕)] 9点(2012-06-10 22:41:56)《改行有》 226. 県庁の星 「行政改革とは組織や制度を変えることではない。そこに生きる人間たちの意識を変えることだ」とはよくぞ言ったもの。私は心から拍手を送りたい。 この映画は、何も変わろうとしない行政と、売り上げ向上のためにはコスト削減をも辞さない民間との対比を実に鮮やかに描いている。初めは皮肉をこめたコメディかと思ったが、なかなかの感動作だったと思う。実にいろいろなことを教えられた。なかでも素直に誤りを認め、素直な気持ちで教わる。何かをなすためには協力が必要なこと、当たり前のことだけど私たちが忘れかけていることを思い出させてくれる映画だった。 それにしても、「県庁さん」と「店長さん」がうっかりすると同じように聞こえ、紛らわしかった。[DVD(邦画)] 8点(2012-06-07 23:41:32)(良:1票) 《改行有》 227. 裸足の1500マイル 豪州政府は2008年になって初めて「盗まれた世代」の問題に対して謝罪したという。混血の子供たちを親から隔離し保護するという政策は、どう考え方から発生したのだろう。おそらく原住民は野蛮で無教養、文明の灯りを知らない者は不幸というような考え方も根底にあったのだろう。そして家族の絆とは無関係に推し進められていったのだろう。 この映画は、映画としての出来不出来を云々する映画ではなく、真実を伝えるための映画だ。それだからこそ、淡々と静かに語られている。[DVD(字幕)] 8点(2012-06-04 06:03:07)《改行有》 228. エクソシスト ディレクターズカット版 《ネタバレ》 昔見たエクソシストをDVDで見る。怖さばかりが印象に残っていた映画だったが、未公開だった部分も含め、改めてしっかりしたストーリーを思い出す。特に階段を後ろ向き四つんばいで降りる例のシーンには驚かざるを得ない。科学だけでは解決できない何かを感じた映画だった。[DVD(字幕)] 7点(2012-06-03 21:33:36) 229. ラブリー・ライバル 《ネタバレ》 校長先生の歌よりも、ミオク先生の音楽の授業を受けたい! 子どもたちの気持ちがよくわかるなあ。先生に感謝を捧げる歌(日本の仰げば尊しのようなもの)は、歌わされるのは嫌いだけど、子どもたちの意志で自発的に歌うのは心に響く、いいものだ。 最初は、美男の先生を女子生徒とオールドミスの先生が取り合うだけの映画かと思っていたが、そうではなかった。後半は結構心に響くものがあった。 それにしても女生徒イ・セヨンはかわいい、というよりもずっと大人びている。チャングム、僕が9歳の頃、そしてこの映画と一足飛びで小悪魔へと変身した。 ところでこの映画のテーマミュージックは、リンダ・スコットの歌う「I've Told Every Little Star(星に語れば)」は彼女のデビュー曲、大変懐かしい。[DVD(字幕)] 7点(2012-06-02 00:47:09)《改行有》 230. 僕が9歳だったころ 韓国と日本、文化や生活習慣の違いはあっても、子どもたちの心は世界共通。この映画はオーディションで選ばれた子供たちが主役であり、子どもの視点で物事を捉えている良い映画だ。私たち大人が、自分もあんな時代があったのだなと懐かしむことができる。演技や演出には多少まずいところもあるが、なかなかの映画だ。 都会の女の子イ・セヨンはとてもかわいいし、田舎の子を演ずる子どもたちにも結構個性が出ている。[DVD(字幕)] 7点(2012-06-01 17:19:46)《改行有》 231. 上海の伯爵夫人 代表作「日の名残り」を初め数々の賞に輝いたカズオ・イシグロ氏の脚本だけあって、実に見応えのある映画だ。上海事変という日本軍の中国侵略を背景に、地元中国の人のみならず、上海に難を逃れて人たちの運命をも描いているが、歴史劇とロマンスのバランスもとれている。 盲目になったジャクソンが戦乱の街をさまようなどやや無謀とも思われる筋書きもあるが、ドラマだから許そう。しかし中国が舞台なのだからもっと中国人を活躍させて良かったのでは・・・。映画ではその他大勢に扱われいる。 この映画はロシア風、中国風、欧州風と音楽や舞踏など、いろいろな文化が入り交じり、混乱の中国をうまく描いていて、もっと評価されてよい映画だと思う。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-27 22:03:47)《改行有》 232. いま、会いにゆきます 見ているときは、突っ込みどころがたくさんあるような映画に思えた。しかし見終わった後はそれがすべて消えていた。それは決して理屈で解消されたわけではなかったのに・・・。 後半どんどん感情が高まっていって最後は涙ぼろぼろだった。でもそれは切ないとか悲しいという涙ではなかった。究極の愛というか、何か心に響くものを感じたからだった。 結子さんに惚れてしまった。佑司くんがとてもかわいかった。獅童さんがとてもうらやましかった。 自分でもまさか10点をつけるとは信じられない映画だった。 [DVD(邦画)] 10点(2012-05-25 16:25:40)《改行有》 233. 世界の中心で、愛をさけぶ TVドラマが良かったので、映画をDVDで鑑賞。TVと映画の違いに戸惑いながらも、高校時代の亜紀と朔太郎はなかなか良かったと思う。長澤まさみはとてもかわいかったし、森山未來には青春映画らしい新鮮さがあった。それに比べると現在のサクはえらくめそめそしているし、柴咲コウの律子って誰なんだ?という感じであまり好きではない。[DVD(邦画)] 6点(2012-05-25 11:17:23) 234. エイプリルの七面鳥 エイプリルの悪戦苦闘の物語かと思いきや、意外と淡々としたドラマの流れ、80分という短かさで終わる。(カメラのシャッターが切れるのは異常に長いが) 特にラストの場面は、えっどうなったの?という気もしたが、見終わった後の感動が実に良い。映画に長たらしい説明や解説は必要ないのだと気づかせてくれる良い映画だ。 [DVD(字幕)] 7点(2012-05-24 08:44:24)《改行有》 235. あずみ どこがおもしろいのやら。強くてかわいい女の子を登場させて、人気を集めようとする意図が見え見え。仲間同士で戦って戦力を半分にするなんて・・・。[DVD(邦画)] 2点(2012-05-21 16:53:20) 236. パッチギ! LOVE&PEACE 主役アンソンとキョンジャの兄妹などキャストが変わってしまったからだろう、前作と比べ役者が見劣りするし魅力を感じない。パワー不足だし、それどころか同じ監督が作ったようにさえ見えない。在日朝鮮人(韓国人)の問題を扱っているのだから、もっと鋭く描いてほしかった。 [DVD(邦画)] 4点(2012-05-18 16:11:29)《改行有》 237. ナイロビの蜂 アフリカを食い物にする製薬会社、大企業、国家。最初はテッサの無鉄砲ぶりが気になっていたが、諸々の悪が明るみになるにつれ、彼女のやむにやまれぬ気持ちが伝わってきた。最後は夫ジャスティンも・・・。巻き込ませたくないと思う心も、わかり合おうという心もすべて愛。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-15 23:00:58) 238. 名もなきアフリカの地で ナチスのユダヤ人迫害を扱った名画は多数あるが、これもまた秀作だと思う。この映画には生々しい迫害の映像はなく、ドイツから脱出したユダヤ人家族が描かれているだけ、舞台はアフリカの広大な自然である。そして物語は静かに流れていく。 とは言っても平穏無事と言うわけではない。生活習慣や考え方の違いで対立したり、戦争勃発によって敵国民として扱われたり・・。戸惑っていたアフリカの土地にも少しずつなじんでいく。そういった人間関係や心の表現がきめ細かで、人間ドラマとしてもすばらしい。国家(祖国)とは何か、夫婦(家族)とは何かなど、私たちに問いかけてくれる映画だろう。[DVD(字幕)] 8点(2012-05-14 20:59:34)《改行有》 239. エーミールと探偵たち 子どもの頃見た「エミールと少年探偵団」は良かったけど、これはまったく駄目。母子家庭だったのが父親はいるし、現代風になりすぎ。品もずいぶん落ちている。 ケストナーの原作は大変良いのに、がっかり。昔の映画のDVDがなくて、仕方なくこれを見たが・・・。それにエーミールと妙な所を伸ばしているのが非常に不愉快。[DVD(吹替)] 4点(2012-05-09 17:25:58)《改行有》 240. シカゴ(2002) 歌と踊りは大変素晴らしい。本職のダンサーや歌手に混じって、経験を積んだキャサリン・ゼタ=ジョーンズと訓練を受けたレネー・ゼルウィガーが健闘、アカデミー賞を受賞したかノミネートだけに終わったかは経験の差か。 金さえあれば黒も白になるというストーリーは好きではないが、米国社会に対する皮肉を込めたものと捉えれば悪くはない。[DVD(字幕)] 6点(2012-05-06 10:09:07)《改行有》
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