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プロフィール
コメント数 2001
性別 女性
自己紹介 周りに映画好きな人があまりいない環境で、先日はメリル・ストリープって誰?と聞かれてしまったりなのでこのサイトはとても楽しいです。
映画の中身を深く読み解いている方のレビューには感嘆しています。ワタシのは単なる感想です。稚拙な文にはどうかご容赦を。  

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221.  ザ・ロック 人物のキャラが粒立っていて、人と人のやりとりが白熱する‶映画らしい”映画。ベテランらの演技はもとより、人物造形がきちんと考えられている脚本力が高いです。良い映画って台詞が上滑りせず、リアルに響くんですよ。台詞を自分のモノにしているコネリー、E・ハリス、ニコラス・ケイジの安定感ときたら。個人的にはニコラスのぼやきが一段良かった。 どちらかというと監獄でのメインパートより、カーアクションの出来の良さが印象的でした。これまで何百台と疾走&壊れるクルマを見てきましたが、本作のカメラが切り替わり過ぎないすっきり演出は屈指の見やすさと迫力でありました。 ところで常々思うんですがFBIとか刑事って職権振りかざして一般人の車を奪って犯人追跡の後、壊してしまうパターンが確立してますね。アレってちゃんと補償してくれるんですかね。街中で運転中に刑事には会いたくないなあといつも心によぎります。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-11 23:05:11)《改行有》

222.  セブン・サイコパス 《ネタバレ》 7人(6人)分のサイコパスの方々が入り乱れてのお話なんですけど、どうも一点に収束する力が弱くてまとまりに欠けた結果とっちらかって終わった印象なのですよね。物語上の架空のサイコパス氏もカウントに含めるものだから現実にリンクさせるのが難しく、脚本でも苦労したことでしょう。ベトナム人の件はとても無理矢理です。 ストーリー展開はだからちょっと肩すかしで面白いとはあまり思えないのですが、でも私けっこう観てる間は好感触だったです。 主要人物らが役にハマっていて生き生きしちゃってるんですよ。特にS・ロックウェルとファレルとウォーケンのバランスが良いです。何考えてるのか底知れないお調子者なロックウェルと茫洋と振り回されるC・ファレルと人生経験の差で達観した落ち着きを見せるウォーケン。そこに愛犬家の殺し屋ハレルソンがキレ気味に絡んでくる。この構成がドラマとして配置抜群で役者の演技力も申し分なし。乗せられてちょっと楽しかったです。ほんと、もう少し話に力があったらなあ。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-10 17:22:06)《改行有》

223.  007/消されたライセンス 《ネタバレ》 T・ダルトンボンドの作品は脚本がすっきりしていて観易いのだけど、その分今回はちょっとヒネリが無さ過ぎかも。でもまあ敵役はおっかないし火薬の量はすんごく多いし、普通に楽しめました。 Qが現場に出てきた!とか久々仕事のできるボンドガールの存在が大きいとか(ボンド、彼女がいなければ3回くらい死んでますよね)、見どころも多々あります。 若きデル・トロが見られるとは思わなかった。とてもキレてる殺し屋を好演でした。さすがです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-03 14:40:17)《改行有》

224.  誰かがあなたを愛してる 《ネタバレ》 ラブシーンの無い恋愛映画を観るのなんて久しぶりです。なんという控えめな恋描写でしょう。アジア人の奥ゆかしさの美質を感じますね。 チョウ・ユンファがロマンチックのロの字もないキャラクターなので、そういう雰囲気に持って行きづらいということもあります。でも良いですねこの二人。東洋人ならこういう気持ちの塩梅は良く分かるのではないでしょうか。すぐにアイラブユーとか濡れ場とか何でも丸出しにすればいいってもんじゃないよね。 プレゼントの時計とバンドの行き違いなんて、時代錯誤なほどにすれ違いの黄金パターン。や、すごく良かった(笑)。ぐっときました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-05-02 23:17:39)(良:1票) 《改行有》

225.  カセットテープ・ダイアリーズ 《ネタバレ》 タイトル(オリジナル)からしてスプリングスティーンのデビューシングル。もはや映画がスプリングスティーンの楽曲で構成されているといっても過言ではないですね。歌詞も一々表示されるのだけどコレが主人公の置かれた境遇にどんぴしゃで、実話ベースと聞かされてなかったらレコード会社のプロモーションかと思っちゃいますね。 父親への反発、社会からの差別、追いかけたい夢。それに加えて恋と友情、とジャベドの10代は絵に描いたような青春グラフィティの記号であふれています。ありきたりといえばそうだけど、ロックミュージシャンに心を支えられて無茶ができるのはティーンエイジャーの特権で、誰でもちょっと身に覚えのあるあの頃を瑞々しく蘇らせてくれる作品でした。 上の世代のお父さんの苦悩もちゃんと説明してあるのも共感の幅を広げられていると思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-26 19:11:47)(良:1票) 《改行有》

226.  スター・トレック(2009) キャラ良くテンポ良く、アイデアも練り込まれた王道の娯楽映画の風格でトレッキーでなくとも普通に面白いと思いました。 冒頭から目を引く迫力の展開は掴み万全。畳みかけるように地上のカーレースへと流れる展開には驚かされました。少年カークが‶1回目の断崖アクション”を披露するぜいたくさであります。これだけでカークの性格を描写し切って船長紹介を済ませてしまう手際の良さです。高い脚本力を感じます。 トレッキーならば周知のキャラクターらを一見さんにもすぐ飲み込めるように話の中に配置して、並行して込み入ったタイムワープストーリーを展開させてゆく。すでに名のある作品をリメイクするのは新規作を手掛けるよりむしろ難しい面があったことでしょう。エイブラムスの手腕の高さが決定づけられたと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-24 18:35:22)《改行有》

227.  007/リビング・デイライツ 歴代ボンド作の中でもすっきりと観やすい一本でした。 ティモシー・ダルトンの身体能力が高くて、てきぱき動けるのも画がもたつかなくて良い一因なのかも。007ぽい能天気で派手な見せ場もスタンダードなカメラ演出で疲れずに観られます。 ボンドガールがこれまでにないレベルのお馬鹿さんで、ボンドの足を引っ張ってるのみにしか見えないのですが、ぱっと見ナスターシャ・キンスキーかと見間違えそうなほどの美形なのが幸い。スクリーンの彩り役割としては満点でした。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-04-19 22:40:38)《改行有》

228.  グッドライアー 偽りのゲーム 《ネタバレ》 大御所二人が余裕しゃくしゃくで話を回すこの安定感。イアン・マッケランは底知れないベテラン詐欺師の風格抜群ですし、対するヘレン・ミレンも堂々と受けて立っているのが快い。 80年前のベルリンや現在のロンドンといった都市の映りが美しいし、お二方の”活力ある人生のベテラン””ぶりが観ていて楽しかった。 なんたってヘレン・ミレンですから大人しく騙されて終わるわけはなかろう、と観ている方もわかります。はたしてどっちが勝つのかと行方を見守りつつネタ明かしを迎えるわけですが、ここがちょっと脚本としてはやや凡庸で「よく聞くなこういうの」レベルなのが残念でした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-17 23:40:01)《改行有》

229.  魂のゆくえ 《ネタバレ》 わたしにキリスト教的な思想の下敷きが無いからなのか、観ている時の体調とメンタルのコンディションが合わなかったからなのか、ちょっと理解に苦しむ作品でした。 ‶打倒巨悪”の考えに取りつかれて暴走しかけるプロットは、「タクシードライバー」そっくり。でもデ・ニーロ演じる主人公が社会の底辺で鬱屈して偏執性向を募らせるのには大いに共感を呼ぶ力があった気がするけど、イーサン・ホークの観光牧師がこじらせていく気持ちはちょっとピンと来なかった。神への信仰心に依って人生を生きる人間て他者の考えにあんなすぐ感化されるもんかなあ。 や、思うにね、牧師さん体調が悪いからだよ。具合の良くない時って思考には向かないよ。吹き込まれた問題が今回は環境汚染だったけど、コレがいじめ問題だったり、年金カットだったりあるいは宇宙ゴミのことだったりしてもきっと同じように(無駄に)思い悩んじゃうのではないかな。 あと、驚愕のラストの解釈の難しいことったら。なんだかお手上げです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-04-14 23:11:36)《改行有》

230.  天才スピヴェット 《ネタバレ》 物語も画も、子ども向けの上質な絵本といった趣。 個性的な家族と美しい自然と科学への探求心と、心に負った傷。これが10歳のT・Sのすべて。 T・Sが冒険心を起こして向かう状況の全てが「過酷さ」を排しているので、かなりファンタジー寄りです。子ども一人がうろうろしているのに大人が誰も通報しない、というのも子ども目線では理想形。‶人語を話すペット”的な相方がいればもっと完璧だったかも。 T・S役のカイル君が半端ない透明感で、小奇麗な画にぴったりとハマります。ストーリーのユルさは大人には物足りないけれど、とにもかくにも画の美しさに引っ張られての鑑賞でありました。[地上波(字幕)] 6点(2022-04-12 22:45:47)《改行有》

231.  世界一不幸せなボクの初恋 《ネタバレ》 邦題の”初恋”を乗っけるにはちょっと年のいったおじさんのロマンチック・コメディでした。(正確には初恋ではないし) でもM・フリーマンが40過ぎの純情を演じるに無理を感じさせないキャラクターなのが幸いして、観てるこちらも心から応援したくなります。もっとも未だに”BBCシャーロックのジョン”のイメージは抜けないのですがね。(今作もほぼジョン) なんとなくチャーリーってベサニーのような文系個性的女子と上手くいきそうと思ったけれど、肉食系フランチェスカの方に惹かれちゃうんですね。それもなんか現実にありそうで、わからんでもないです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-04-05 23:56:26)《改行有》

232.  ブレイン・ゲーム 《ネタバレ》 超能力対決の要素を織り込んでおきながらアメコミのような派手々々しいサイキックバトルな画ヅラにならず、全般渋く重いトーンにまとめることができているのはA・ホプキンスやコリン・ファレルらの重厚演技によるところが大きいのでしょうね。 だけども雰囲気は近くとも羊やセブンにまでは遠く及ばないのはなぜかしら。 J・D・モーガンがまさかの途中退場してしまった後はホプキンスと女性捜査官で話を回すけどA・コーニッシュが上手くないので気持ちを入れる人物がいなくなってしまった。 犯人も狂い切っていないので猟奇サスペンスとしてパンチ力が足りないです。この犯人、安楽死をせっせと行使しているわけですがまず当の病を得ている本人に聞いてからやれよ、ということですわな結局この話。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-04-04 23:50:44)《改行有》

233.  アス 《ネタバレ》 どうなのかな、終盤以降の政府のクローン実験の失敗云々ていう設定はいらなかったんじゃないかな。 ドッペルゲンガーという怪奇現象なんだから、その世界観で押し切って良いのよ。“エクソシスト”だって”オーメン”だってオカルト現象の発生のメカニズムなんて説明してない。 暗がりに4人分のシルエットが浮かぶ、その画だけで十分に怖い。でもそこがこの映画の怖さのピークでした。人外のモノかと思っていた連中が「我々はアメリカ人だ」と言い出したあたりから怪しくなり、終盤ドッペル側主人公に台詞で縷々説明された日には「はあ、そうなんですか」としか反応できませんでした。 解明できないモノに人は怖がることはできるけど、ネタバレまで用意してしまうと余程上手くやらないと一気に白けます。なぜクローンと本体の動きがシンクロしてしまうの。必ずしも100%そうではないみたいだし。とても設定が粗い。 監督の前作‶ゲットアウト”は「実は~」の部分がそれなりに説得力があったのですが。[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-04-02 00:23:00)《改行有》

234.  007/美しき獲物たち 《ネタバレ》 デュラン・デュランの主題歌も懐かしい、いかにも80年代の作品。セットや空撮にお金がとてもかかっていそうです。 クリストファー・ウォーケンの皆殺しキャラっていうのが、このあたりから戯画的になってて娯楽作を観る側の抵抗も少なくなっていったような気がします。 ロジャー・ムーアの最後の007作ですがボンドガールはぱっとしないし、ムーアの活躍よりもウォーケンやグレイス・ジョーンズといった敵役のキャラ強さが際立ってしまってますね。 天上天下唯我独尊のウォーケンを唯一真顔でビックリさせた終盤のグレイス・ジョーンズが一番の敢闘賞でしょうか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-04-01 00:02:31)《改行有》

235.  オール・ユー・ニード・イズ・キル 《ネタバレ》 一体何作トム・クルーズの出演作を観てきたことだろう。いくつになっても衰えぬ容姿にハリウッドスターの高いプライドを見る思いでしたが、今作はさすがのトムにも年齢を感じました。原作設定の年齢よりも30は年かさなんじゃないのかな。トム・クルーズだからアクションも恋愛場面も見るに堪える仕上がりになってはいますけど。 ストーリーはタイムループものの特性をよく生かしていて、観ている側の納得と驚きを交互に挟んできて巧いです。このジャンルでは最多の戻り数(個人的に)でありました。 E・ブラントも器用な女優であることを証明してますね。目の座り具合に戦場の女丈夫感がみなぎります。 まあ娯楽作だしうまいこといったラストにケチをつける気は無いんですが。トムの人生だけが世界のすべてなの?というもやっと感もあるにはありますね。ケイジ一人だけが世界のすべてを知っている上、これまでに死んでいった人たちは存在自体なかったことになっちゃうのかな。タイムループ設定の宿命なんだけどね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-27 16:39:50)《改行有》

236.  僕たちのラストステージ 《ネタバレ》 キャリアの頂点を過ぎるというのは残酷な扱いを受けるものです。「あの人は今」なんて言われ方をされますし。 一世を風靡したローレル&ハーディでさえ、娯楽の座が映画館からテレビへと映る時代の変化に取り残されてしまい、今でいうなら「大物」なのにドサ回りのような巡業に甘んじることに。自ら何度も映画プロデューサーに電話をするスタンの姿は切なくはあるのだけど、喜劇役者としての矜持でいつもピン、としていてその尊さが胸を打ちました。もう泣けました。 なんといってもこの映画、ローレル&ハーディに対して敬意があふれています。お二方を完コピしたジョン・C・ライリー(なんて凄い特殊メイクだろう)とスティーヴ・クーガンの仕事が素晴らしい。この、泣けてしょうがない胸のざわめきが‶スタンとオリー”になのか‶ジョンとスティーヴ”に対してなのか、自分でもわからなくなっちゃった。 それに戦前のお笑いってやっぱり素朴で良いなと思いました。毒気が少なくて絶妙にとぼけていて、あの時代に生きていたらお腹を抱えて爆笑できたのになあ。今ではくすくす笑いでの鑑賞ですけど、十分幸せな気持ちになりました。[CS・衛星(字幕)] 9点(2022-03-26 09:47:54)《改行有》

237.  ジョジョ・ラビット 《ネタバレ》 ナチスの時代を背景に、少年の成長譚を描いているのですがこれがもう切り口斬新。外国人から見ると一般的には専制とユダヤ迫害でキツイ印象しかない第三帝国も、その国の少年にとってはヒトラー総統は超絶憧れの人物。だからユーゲントに入るのもおずおずながら希望にあふれ、彼の目を通して見る日常もまあまあ明るいのですね。空想の友達はアドルフだし。 基本明るく軽くナチをおちょくる監督のタクトはとことんふざけているのだけど、突然リアルな残酷をはさんでくる、その塩梅が絶妙です。 「ぼく間違っていたかも」と親友のヨーキーがぽつりとこぼす終盤。ドイツは敗れ街はがれきの山と化し、ジョジョ少年は心の友アドルフを追い出して一段大人へと成長するのでした。D・ボウイの「ヒーローズ」に合わせて踊るジョジョとエルサ。親衛隊から、戦争から、そして子供の時代からの脱却をこんな風に清々しく描写した監督の力量に感嘆します。 大人の役者もみな良いです。あの時代をコメディとして演じるのはとても難しいと思うのですが、ぎりぎりの線で踏みとどまるサム・ロックウェルも悲壮すぎない演技に抑えたスカヨハもとても良い。監督のアドルフは完ぺきにぶっちぎってましたが。(笑)[CS・衛星(字幕)] 9点(2022-03-24 23:58:38)(良:1票) 《改行有》

238.  ウェイバック -脱出6500km- 《ネタバレ》 いや凄いな。自由を得るために人間てここまでできるものなのか。実話ベースという説得力もあって感嘆しきりです。 自然の厳しさ過酷さ、雄大なことを余すところなく伝える映像の雄弁なこと。 疲労と怪我で脱落していく者たちのリアルな痛みと哀しさ。 ああ、自分なら脱落組間違いなし、と己の体力の無さを鑑みて震えてしまいます。せめて「死んだとしても自由な人間として死んだ」、この言葉を魂の救済としたい。 そうそう、正直誰が脱走に参加しているのやら紹介不足で人の見分けがつきづらい作品ではあります。そんな中序盤だけの登場であっても強烈な印象を残したM・ストロング。エド・ハリス曰く「人の願望を吸って生きる奴」であり、地獄の中にあって虚構で精神の均衡を保つ男。コリン・ファレルのような分かりやすい悪党とは一味違う屈折ぶりが心にねっとりと残りましたね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2022-03-23 00:10:07)《改行有》

239.  恐怖の報酬(1977) 《ネタバレ》 オリジナルの方は長らくわたしの中で‶口腔内が乾く”冷や汗映画ナンバー1だったのですが、リメイク版が更新しそう。汚い、危ない、おっかないの三要素をきっちり踏襲しつつフリードキンぽい念入りな描写も精神圧に拍車をかけます。ロイ・シャイダー班が走行中に、現地民の男がちょろちょろふざけて車の前後を走るシーンは叫びそうになりました。 崖の拡幅箇所を木で組んでいる図、というのがもう見るのも恐いし、車輪は案の定ハマるし。すんごい撮影をしたものです。あの吊り橋の撮影はどんな現場だったのでしょうか。ここに至っては口の中がカラカラです。 そうだ、リメイク版はカラーなのでトラックのボロい感じがリアルに伝わるのです。錆とか汚れとかが痛々しいほどにメカとして頼りなく、色がついてる分オリジナルより怖さが増していると思いました。ラストもまた別の意味できっちり怖く締めています。[CS・衛星(字幕)] 9点(2022-03-20 23:53:56)《改行有》

240.  キャピタリズム~マネーは踊る~ 《ネタバレ》 かつて‶ボウリング・フォー・コロンバイン”ではアメリカ人の精神性をも分析してみせる沈着さも見せていたムーア監督ですが、近年は世の全方位に怒りと疑問を放出し続けている感じです。今作噛みついたテーマはアメリカ資本主義。さすがに巨大で複雑すぎました。 ゲストにトップ頭脳を迎えて解説を頼むもやはり経済学者ではないムーア監督の手に余る模様で、結局は「個人」(CEOなどのトップ)の人間性の貧しさ強欲さを糾弾するいつもの手法なのでした。 一人で戦うのはもう限界だ、皆立ち上がってくれと監督は訴えて映画を締めます。もちろん米国民も腹は立てていて(この映画が影響したかどうかは不明ですが)‶大企業から献金を受けずに政治活動できる大金持ち”を選び、トランプ大統領誕生へと歴史は進みます。 そしてまたトランプによってもたらされた分断米国にムーア監督は憂いをもって映画をつくるわけで、なんだかもう果てしなく感じちゃうな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-03-19 00:24:40)《改行有》

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