みんなのシネマレビュー |
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2482. ウォーターボーイズ 《ネタバレ》 見栄えの良いのはもちろんシンクロ完成シーンなのだが、それまでの間、さしたる楽しみも目的もない暗ーい地味な高校生生活をきちんと踏まえているのが良い。見て楽しむのは後半。思わず共鳴してしまうのは前半。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-06-21 00:30:08) 2483. あの日、欲望の大地で 《ネタバレ》 不倫のドロドロを描いた作品は数多いが、代を越えてまでここまでドロドロぶりを追い回した作品は珍しいのではないか。この、じとっとした血の濃さみたいなものを感じさせる雰囲気は嫌いではありません。俳優陣では、キム・ベイシンガーの色っぽい年のとり方以上に、ジェニファー・ローレンスのさりげない安定感(まだ若いのに!)が印象に残りました。この脚本家特有の時系列操作も、そこはかとない不安感や焦燥感をにじみ出させていて、好きです。[DVD(字幕)] 7点(2012-06-17 01:21:09) 2484. 愛情物語(1956) 上品にまとまっているとは思いますが、あまりにもあらかじめ作られたとおりの筋を登場人物が流れているだけで、何かからの破綻や逸脱といったものがないのです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-06-16 23:26:43) 2485. インビクタス/負けざる者たち マンデラ側とラグビー側のどちらに重点を置きたかったのかがはっきりせずに、しかもこの両者が物語としても融和していない(マンデラがそこまでラグビーにこだわった理由や背景がほとんど描写されていない)。もっともそれ以前に、イーストウッドがこのような優等生的素材を選択したこと自体が驚きなのだが。せっかくなら、むしろSP側を主体としてそこから見た物語を構築した方が、発展性があったと思う。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-06-12 00:26:52)(良:1票) 2486. シラノ・ド・ベルジュラック(1990) 《ネタバレ》 仰々しい台詞回しを一気に通してしまうテンションの高さ、1つの場面を限界まで引っ張ることでもたらされる重量感。しかもそれを支える、美術、衣装、エキストラ、流れるカメラ。ドパルデューの芝居と周辺の技術陣がノーガードのバトルをしているような、壮絶な映像世界です。戦場のシーンは少し緩慢な気がしないでもないが、シラノの「さらば・・・ロクサーヌ」の一言がさらにドラマに激流をもたらし、そこから一気に飛ぶ14年後のシークエンスの説得力は異様。俳優陣の一言一言のやりとりに、言いようのない切迫感と終焉感があります。[DVD(字幕)] 9点(2012-06-04 02:29:09)(良:1票) 2487. 噂のモーガン夫妻 筋立てはまったくありきたり、ヒュー・グラントの演技はさらにやる気なし、サラ・ジェシカ・パーカーは常に冷静沈着に見えてしまって、この種のドタバタ・コメディには合っていない。したがって、見所がないのです。[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-06-03 01:52:54) 2488. 陰謀の報酬<TVM> まったくどうということもなく、見所もありませんでした。[CS・衛星(字幕)] 3点(2012-06-01 23:10:06) 2489. 白い婚礼 《ネタバレ》 こういう設定なんだから、変に上品にまとめようとせず、オッサンの葛藤や欲望をもっとむき出しにした方がよかったんじゃないかと思うが。ただし、ラストの虚脱感や喪失感はなかなか強力だったので、+1点。[DVD(字幕)] 5点(2012-05-31 01:20:16) 2490. 不連続殺人事件 《ネタバレ》 ひたすら変な人たちが変な会話を交わしていって、その中でいつの間にか事件が積み重なって、そして解決していくという展開なのだが、もともとそういう原作なのだから仕方がない。それよりも、この異形の原作を何とか映像化しようと挑戦したその心意気の方を買いたいと思う。ただし、謎解きの部分に迫力が皆無なのは大きなマイナス。音楽がコスモス・ファクトリーっていうのは凄い。[DVD(邦画)] 6点(2012-05-27 02:29:40) 2491. ローズランド アイヴォリー/ジャヴバーラにも、こんなさらっとしたタッチの作品があったんですねー。クリストファー・ウォーケンのナヨナヨ系ツバメっぷりにも驚きですが、ジェラルディン・チャップリンの地味な気品が作品を堅実に支えています。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-05-22 02:27:54) 2492. 必殺! 主水死す 仕事人が仕事人としての理屈や仁義や作法に基づいて行動していない時点ですでに論外なのだが、出てくる役者陣がことごとく不可解なほど老け込んでいるのがさらなるショックを与える。大体、秀や勇次なんて、主水に全然絡んでないどころか、共演場面すら全然ないんだけど、何のために引っ張り出されたのかね?[CS・衛星(邦画)] 0点(2012-05-21 00:48:08) 2493. 阿修羅城の瞳 型を破って何かをしようとしたら、そもそも破るべき型が何であるかも把握していなかったので、結局何にもなりませんでした、というそのままの実例。いろんな要素の安っぽさだけが目についてしまいました。[CS・衛星(邦画)] 2点(2012-05-20 02:01:33) 2494. 懺悔 ただ普通に撮っているようにしか見えないはずなのに、なぜかどこからともなく醸し出されてくる迫力、そして作品としての生命力。特に、冒頭の30分は、ただ設定の前提を説明しているだけなのに、不思議なほどの重量感がある。中盤が拡散気味なのが惜しい。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-05-19 01:07:58) 2495. マイ・ブルーベリー・ナイツ 雰囲気で押し切っているといえばいえるが、独特の浮遊感とある種の倦怠感は意外に悪くない。各登場人物がさらりとした接点だけで通り過ぎていく中、デヴィッド・ストラザーンの地味怪演が、地道な存在感を残している。カサンドラ・ウィルソンの"Harvest Moon"の巧カヴァーに+1点。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-17 23:32:03) 2496. ワールド・オブ・ライズ ディカプリオの魅力や実力を、これほどすべて消し去ってしまった作品も珍しい。ラッセル・クロウにもさしたる見せ場なし。つまり、見所が全然なかったということ。[CS・衛星(字幕)] 3点(2012-05-15 02:18:11) 2497. マンデラの名もなき看守 《ネタバレ》 単にエピソードをつなぎ合わせただけだったらどうしようと危惧していたのですが、意外にも、結果的には長期間にわたる内容を手際よく収めています。主人公の家族の描写に力点を置いたことが、作品に一本の筋を通し、また、関係者の立場で見たマンデラという作品の視点にリアリティを与えています。ジョセフ・ファインズもダイアン・クルーガーも、重い役の期待に応えるべくがんばっていました。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-13 02:18:33) 2498. ニッポン無責任時代 もう少し一直線にはじけるのかと思っていましたが、意外に多くの部分は真面目なつくりでした。ただ、後発のいろんな喜劇の源流になったという点では価値ある作品でしょう。[CS・衛星(邦画)] 5点(2012-05-13 00:20:39) 2499. 女優マルキーズ 《ネタバレ》 マルキーズをどういう人物として描くのかという焦点がはっきりせず、単に成功と凋落の筋を追っていっただけであるため、演ずる側もどう演じていいのか困っているような感じ。結局、ソフィー・マルソーも、最初に楽しそうに踊っている場面が一番輝いており、それ以外はさしたるインパクトがなくなっている。[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-05-11 23:57:32) 2500. めがね 無作為に自然に撮っていきましたよと終始強調しているのが、かえって作為的なのです。[CS・衛星(邦画)] 4点(2012-05-10 00:29:43)
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