みんなのシネマレビュー |
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241. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 期待せずに見ると意外と面白いレベル。 ディカプリオの声やルックスはインパクトがあり、こうした詐欺師役が似合う。 どこまでが本当なのかは疑問だが、映画の作りとしてはさすがによくできている。 でも父親や母親の影が大きすぎて、長すぎるきらいがある。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-06-12 21:07:14)《改行有》 242. かぐや姫の物語 《ネタバレ》 日本の代表的な古典をそのままうまく取り入れた感じ。目新しさはないけれど、話の面白さは生きている。 でも、大きい感動はない。そんな映画。 《後補》見直してみて評価が上がった。田舎の素晴らしさと古典の面白いところがうまくミックスしていて、完成度が高い。 原作に忠実ではなく、現代風にアレンジされていて、たとえば捨丸とのふれあいは完全に創作であるが悪くない。 翁に反発するでもなく完全に従うこともない嫗の存在がある意味不気味なのだが、成金でどんどん欲深くなる翁に至っては、かなりの風刺と見ることもできる。 また感心したのは仏の御石の鉢のエピソード。原作とまるで違うアタックの方法なのだが、とても誠意が感じられる皇子に対してかぐや姫がかわす方法にとても心を動かされた。立派なことをおっしゃるけれど、やっぱりあなたも見た目で選んでるだけでしょって鋭い。[地上波(邦画)] 7点(2018-05-20 22:30:24)《改行有》 243. 遥かなる山の呼び声 《ネタバレ》 倍賞千恵子と高倉健との取り合わせだけで、もう素晴らしい作品になるとは思っていたけれど。 北海道の雄大な自然を生かした日本映画史に残る名作、と言いたいところだけど、ちょっと冗長で古めかしい。 武田鉄矢が出てくるところとかもう少し削ってもいいと思う。 主役二人の演技とセリフにリアリティがあって良かったけど、善意に満ちた人物が多いので、現代日本に生きる我々からすると古めかしく違和感があるように感じちゃうんだろな。 でもラストの芝居シーンといい、よくできた映画であることは間違いない。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-04-09 20:40:21)《改行有》 244. 愛しのロクサーヌ 《ネタバレ》 ちょっとアクが強いけど、ほんのり笑えて優しい気持ちになれる映画。 冒頭の暴投テニス喧嘩シーンとジョーク20連発はお気に入りで、何度でも見られる。 またラストの展開はストレートで、これまた心地よい。 こういう映画がどんどん広まってほしいなあ。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-04-03 21:41:49)《改行有》 245. アイ,ロボット 《ネタバレ》 よきできたSF映画です。異常に滑らかなロボットの動きがリアルでど迫力でありながら違和感がなく、ストーリーも練られています。 まぁこの手の映画ではありがちな、ラストに向けてパニックに陥るのですが、うまくまとめ上げているなという印象です。 たまにはこんなサスペンス映画も気分転換にいいかもしれない。ムキムキのウィルスミスが本当に良い味を出しています。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-31 21:01:46)《改行有》 246. 故郷(1972) あえて抑揚がなく作ってあるところが成功していると言いたいが、この一家が何ひとつ前向きになることなく時代に流されていく過程を見るようであまり楽しめなかった。 その点、この映画では端役ともいえる渥美清が妙に生き生きとしているのが寅さんぽくて良かった。 あ、出演者の広島弁はかなりこなれてて良かった。でも哀しい映画だな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-30 22:27:37)《改行有》 247. ちはやふる 上の句 《ネタバレ》 競技かるたという地味な競技をとりあげながら、それをエンターテイメントに仕上げているところが素晴らしい。 壁に突き当たっている個々のキャラクターが変わっていってチームの絆も強まっていくという展開が見事。どんどん面白くなって惹きこまれる 個人的に和歌にとても興味があるので、何度も見返して百人一首に親しんでいけるのもありがたい。[地上波(邦画)] 8点(2018-03-28 09:25:37)《改行有》 248. 海街diary 《ネタバレ》 なんというか、良くも悪くもまったりした佳作といった印象。 いちおう名のある有名女優や鎌倉の美しい風景などの見どころはあるにはあるが、特別なことは起きない。 ゆえに、ひとつひとつのエピソードが膨らまずに盛り上がりにかける。 調べてみたら、これって日本アカデミー賞の最優秀作品賞なのか。 2015年は邦画が低調だったとはいえ、こういうインパクトに欠ける映画が選ばれたというのはちょっと意外だった。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-03-28 09:22:54)《改行有》 249. トイ・ストーリー3 あまりの高評価に、居ても立ってもいられずに鑑賞。前作、前々作を見ないで続編を見るのは初めて。しかも、ずっと避けてきた3D映画を見るのも初めて。 評判通り完成度が高く、涙あり笑いあり感動ありの3点セットで、魅力的なのは分かった。終盤にもらい泣きしてしまったぐらい、ツポを突いてくる点も評価できる。1や2を見て感情移入できるプレーヤーがいれば、なおさら得点は高くなるという気持ちも分かった。 しかし、子供向けアニメにありがちなドタバタの展開に早口のセリフの応酬は、ゆったりまったりとした雰囲気が好きな自分には正直つらい時間帯もあった。たとえば、バズのスペイン語バージョンで、カウボーイやフラメンコ風に歌って踊るシーンのノリとかね。 まあしかし、全体を通してアイデアと細部の決め細やかさはさすがに素晴らしい。フルCGで表現できる映画の無限の可能性というか広さを感じた。[映画館(吹替)] 7点(2018-03-28 08:58:49)《改行有》 250. ターミネーター2 非常に良くできたアクション映画。前作を凌いでいるといっても過言ではない。 最初にこの映画を見たときは度肝を抜かれた。偽者サラコナーが夫を刺し殺す驚愕のシーンなど残虐な場面が多いが、完成度という面では他の追随を許さないほど優れている。 あとこれは、反戦映画。とくに反核戦争という点で多くの人に影響を与えていると思う。[地上波(吹替)] 8点(2018-03-28 08:55:24)《改行有》 251. ちはやふる 下の句 《ネタバレ》 疾走感に溢れた前作と違い、こちらは「静」といった佇まい。良い歳したおっさんなので、これはこれで良い。 相変わらず、ラストに向けての盛り上げかたが素晴らしかった。 主人公がクイーンに執着したり、新も祖父の死を引きずって大スランプに陥るなど、各自心の闇を抱えるなか、それを支える仲間のサポートがうれしい。 もっとつながれ!という主人公のまっすぐな思い、ちはやぶる状態でのハイタッチなどツボをついた演出は原作が良いからなのか、映画のスタッフや出演者が良いからなのか、まだまだ現代の日本映画も捨てたものじゃないなと感心させられただけも良かった。[地上波(邦画)] 7点(2018-03-19 08:27:28)《改行有》 252. ルパン三世 カリオストロの城 素晴らしい。娯楽映画としての要素は残して観客を楽しませつつ、カッコつけずにいられないルパンの何ともいえないキャラがカッコ良すぎる。 まあ久々に観ても相変わらず人間離れしているぶっドンだ展開なんだが、名シーンが多くて記憶に残る映画だよね。 気づいたんだが、最初にこの宮崎版ルパンを見てしまうと、普通のルパン三世シリーズは違和感を感じるだろう。この映画のキャラはみな紳士過ぎる。それだけに子供にも安心して見せられる作品ともいえるのだろうけれど。この映画を観て、ルパン三世オールナイトショーへ行くことになったほどのめり込んだ自分としては、その部分は少し残念。[地上波(邦画)] 8点(2018-01-22 21:53:10)(良:1票) 《改行有》 253. あの頃ペニー・レインと 《ネタバレ》 青春映画にしては、ちょっと捻りすぎ。 うまい演出だとは思うけど、もうちょっと素直な恋愛で良いんだよね。 過保護な母親も最後は良い人になっちゃってるし、全体的に冗長でややこしい映画でした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-01-22 21:45:09)《改行有》 254. ゲド戦記 噂にたがわぬアニメ映画でした。 生と死、光と闇という重いテーマを扱ったのは挑戦していると思いましたが、終始暗い雰囲気で楽しめませんね。 ジブリを冠した子供向けのアニメなんだから、もっと分かりやすくて夢と希望を与える作品を作れると思いますが。 次作は評価が少し上のようなので期待しています。[地上波(邦画)] 3点(2018-01-14 09:42:17)《改行有》 255. コンタクト 終始落ち着いた雰囲気と、凝ったカメラワークが光る佳作。 SFものだと思って観る人は、この映画がサイエンティフィックどころかスピリチュアルまで行っていることに驚くだろう。 大人になったジョディー・フォスターの演技も冴え渡る。 ただ時間が長いかな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2018-01-04 17:51:38)《改行有》 256. 犬神家の一族(1976) いやーうまくできた映画です。 私のような凡人には、途中から登場人物が多すぎ&事件が多すぎて訳が分からないことがありましたが、 それをさしおいても雰囲気や心理描写は秀でたものがありました。 人間心理の闇の描写をうまくつかんで、それを上手に表している。監督の才能でしょうか。 金田一やスケキヨなどの登場人物たちもキャラが立っていながら嫌味になっていない。 昔の映画なのに妙にセリフが聞き取りやすかったのも嬉しい誤算でした。 ホラーやサスペンスが苦手な私にも良さが伝わってくる名作でした。[CS・衛星(邦画)] 7点(2017-10-16 18:42:41)《改行有》 257. ユー・ガット・メール これってラブコメディというより、ちょっとひねった恋愛映画でしょ。 主役のふたりはさすがに素晴らしい演技だし、流れる音楽も良いけど、とくに前半のほうのセリフが早口でいらいらした。 後半からラストはさすがにうまくまとめていたけど、個人的には合わないかな。もっと素直なロブロマンスが見たかった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-10-12 17:45:53)《改行有》 258. 最高の人生の見つけ方(2007) 《ネタバレ》 伏線がずっとあって、それを最後にうまく回収していく展開は見事。 ただちょっと登場人物にリアリティがない。 あれだけヒステリックに怒鳴っていた妻が、帰ってくるなり理想的な妻になるなんてどうかしてる。 またずっと会っていなかった肉親が自分をすんなり受け入れてくれるのも現実的じゃない。 どんなに金を使って世界を自由に旅行しても、家族の愛にはかなわないのだというところがミソなので、この矛盾は減点要素。 上映時間が短くまとめたのはとても良いと思った。[CS・衛星(字幕)] 6点(2017-09-03 19:49:12)《改行有》 259. 君がいた夏 少年の日の思い出を綴るノスタルジー溢れるこの作品、なんといっても雰囲気が良い。思春期や青年期に一度見ておくべき作品。 ただ肝心のストーリーはなんてことはなく、残念ながらそれがこの平均点が7点台に留まっている原因かもしれない。 それでもこの映画が好きなのは、個々のエピソードにユーモアと愛を感じられるから。 「恋はデジャブ」の監督でもあるハロルド・ライミス演じる親友アレンの存在も大きい。 ビデオジャケットにもあるJ・フォスターの笑顔はたまらないし、途中の挿入歌や白い砂浜、ラストでのショットなどどれも素晴らしい。[DVD(吹替)] 8点(2017-09-03 19:34:43)《改行有》 260. スパルタンX 《ネタバレ》 点数が高かったので見てみたけど、ちょっと期待外れ。 ストーリーは陳腐だけど、身体を張ったアクションはまだ見どころがある。 まぁヒロインは東洋人好みの美人さんですね。 「先にどっちと寝ればいいのかしら」というセリフが印象的(笑) まったくの余談だけどユンピョウは酔拳2のラスボスに出てくる人かと思ったら違うのね。 ジャッキーはその無双イメージが強いので、本作では物足りなかった。[CS・衛星(字幕)] 5点(2017-08-19 10:29:17)《改行有》
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