みんなのシネマレビュー |
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241. 火垂るの墓(2005)<TVM> 《ネタバレ》 アニメの「火垂るの墓」が名作なので、どうかな?と思っていたのですが、どうしてどうして。とてもよかったです。ストーリーの流れも、そしてディテールにいたるまで、アニメ版をきちんと踏襲しながら、それでいて全く違う感動を作り出していました。アニメでは脇役である「おばさん」を主人公とした本作は、どんな人間にも都合があり、内面があり、人生があるのだ、ということを、私たちに教えてくれます。[地上波(邦画)] 8点(2007-04-11 16:13:42)(良:1票) 242. 猿の惑星 《ネタバレ》 何度か見ています。見るたびに、違った視点で見られるようになる、非常にいろいろなテーマが隠されている名作です。子どものころ、最初に見た時は、「地球だった」というオチにビックリしたと思います。「誰が地球をこんなふうにしてしまったんだあ」に、核兵器による人間の滅びを思い浮かべました。高校生くらいの時は、主人公やジーラの目線で、理屈の通じないゴリラや、真実を封じ込める長老に腹を立てました。「こういうやつらっているよなあ」と思っていたら、ゴリラのモデルは日本人だったそうですね。次に見た時は「人間が他の動物に対して普段何をしているか」ということを、立場を入れ替えることで気づかせてくれる映画だと思いました。そして、一番最近見た時は、長老目線で見れました。長老のセリフに涙しました。[地上波(吹替)] 9点(2007-04-02 17:31:23) 243. 予言 《ネタバレ》 おもしろかったです。よくできていたと思います。電話ボックス以降の出来事(つまり映画のほとんどの部分)は「実際には起きていない」というのが僕の解釈です。つまり、主人公は過去に戻ったのではないのです。これから起きることを予知した主人公が、自分が犠牲になることを選ぶ、という話だととらえました。最後はちょっと泣いちゃいました。[地上波(邦画)] 8点(2007-03-31 15:02:39)(良:2票) 244. ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け 《ネタバレ》 高橋源一郎の三つの小説、「さようなら、ギャングたち」「ジョンレノン対火星人」「虹の彼方へ」を原作として作られた映画。僕は原作の大ファンですが、高橋の小説は、基本的に映画化するのは不可能なもの。あえてその不可能に挑戦し、しかもけっこう成功しているという、すごい映画です。普通、小説を映画化すると、おおまかな流れは原作のままで、細部が変わるものですが、この映画は、おおまかな流れは原作とはまったく関係がなく(!)登場するセリフが小説の中のセリフそのまんまだったりするんですよ。 [地上波(邦画)] 8点(2007-03-20 18:03:05)《改行有》 245. 悪魔の毒々おばあちゃん 《ネタバレ》 トロマムービーは、この作品と「悪魔の毒々モンスター」の、2本が、すばらしい。 どちらも、実はすごく深いテーマが隠されているのです。この映画のラストのほうの、「なぜ殺されなければいけなかったの?」に対する答には、ハッとさせられました。前半のアガサクリスティをカリカチュアした部分も、丁寧に撮られていて、感激。[ビデオ(吹替)] 8点(2007-03-20 17:35:05)《改行有》 246. ドリームキャッチャー 《ネタバレ》 みなさんのレビューを読んで、驚きました。なぜなら、みなさんの書いていることがだいたい同じで、しかもそれは、僕が思ったこととも同じだったからです。見た人の意見が、ここまでわかれない作品もめずらしいのではないでしょうか。かえすがえすも、CM(予告編)と、本編の前半はすばらしかったですね。[地上波(字幕)] 5点(2007-03-10 08:13:07) 247. 殺したい女 傑作ですね!「笑えるコメディ映画」と言って真っ先に思いつくのがこれです。ヘレンスレーターちゃんもメチャメチャかわいい![地上波(吹替)] 9点(2007-03-02 21:58:00) 248. CASSHERN テーマがとてもよい。深い。そして、映像がすばらしい。斬新で、しかも美しい。 ただ、脚本がダメ。説明的すぎるし、セリフにリアリティがない。 オチはよかった。まあ、良くも悪くも、すごく印象に残る映画でした。[地上波(邦画)] 7点(2006-10-14 19:41:20)《改行有》 249. 回路 《ネタバレ》 『CURE』は傑作でしたが、これはひどい。どうしてこうも違うのかと不思議になります。監督本人が、映画のテーマを消化できていないのでしょう。「つながっているようでつながっていない」「永遠に生きる(続く)ことへの恐怖」といったテーマは面白いので、そこをつめればよかったと思います。とにかくどちらも中途半端。「幽霊」というアイテムを持ち出す意味は、まったく理解不能。0点(2005-01-04 00:54:58) 250. リボルバー(1988) いいですよねえ、この映画。何度見ても楽しい。年に一度くらいは見ています。ここの柄本明はほんとかっこいい。ああいう生活にあこがれますね。この映画には、ところどころにちょっとクサい言葉がちりばめられているのですが、映画に自然に溶け込んでいて、まったくクサく感じないというか、むしろかっこよく感じられます。10点(2004-08-21 17:05:53) 251. Shall we ダンス?(1995) なんで評判いいの? って思う映画がいくつかありますが、これもそのひとつ。どこが悪いとかじゃなくて、単につまらなかったです。2点(2004-05-08 08:50:39) 252. 火垂るの墓(1988) 《ネタバレ》 とてもよい映画です。こころに残ります。でも、この映画を「泣ける映画」の代表のように言う人をよく見かけますが、僕は泣けはしないです。感動が弱いからじゃなくて、そういう方向の感動じゃないからです。9点(2004-05-08 08:45:21) 253. CUBE 《ネタバレ》 多くの友人が、「お前、絶対好きだよ!」とすすめたので、ビデオで見た。が、期待が大きすぎたせいか、あまり面白くなかった。登場人物の反応にリアリティが感じられないし、トラップや数字の謎も、もっとバリエーションが欲しかった。ストーリーにも、もっと仕掛けがあるほうがよかった。声を出せないトラップのところは、ちょっとドキドキした。オマケで入っていた「エレベイティド」のほうは面白かった。オチが弱かったけど。4点(2004-05-08 08:41:10) 254. だいじょうぶマイフレンド この映画を作ったころの、村上龍のラジオインタビューを録音したテープを持っているんですが、これを聴くと、本人、こんな映画を大真面目で作ってるらしい。村上龍はなんと偉大な人なんでしょう。だいじょうぶ。だいじょうぶ。0点(2004-05-02 20:14:23) 255. ラビリンス/魔王の迷宮 大好きです!あの世界の中に入ってみたいと思いました。ストーリーも、王道だけどすごく楽しい。ワクワク!10点(2004-05-01 15:37:36)(良:2票) 256. ミラクル・ワールド/ブッシュマン 非常に単純な「文明批判」がひとつのテーマなんだけど、文明批判という意味ではチャップリンの「モダンタイムス」なんかより、ずっとリアルだし、伝わってくる。物語の展開も楽しく、ラブストーリーとしてもほのぼのしていてよい。ラストのナレーションは心に残る。楽しく生きたいと思う。9点(2004-05-01 15:20:16)(良:1票) 257. 風の谷のナウシカ 《ネタバレ》 非のうちどころがないです。カリオストロ、ナウシカ、ラピュタ、トトロまでの宮崎初期4作品は、掛け値無しの大傑作ですね。この後、あんまりよくないけど…。ところで、この映画のラストの「ふたば」の意味、7回目くらいに見た時、初めてわかりました。みなさんはわかってるのかな?もし「何それ?」と思う人がいたら見返してみて下さい。10点(2004-04-25 20:54:57) 258. 十二人の怒れる男(1957) 《ネタバレ》 あんな滅茶苦茶な、筋の通っていない説得でみんなが納得してしまうのががまんできない。自分があの場にいたら、絶対ヘンリーフォンダを言いまかすのに。論理に穴がありすぎ。あと、12人の登場人物が活かされていない。あれなら3〜4人でいい(まあ、陪審員だから12人なのはしかたないけど)。話のコマにしかなっていない人物を見るのはつらいですね。 名作「12人の優しい日本人」のもととなったということに免じてかろうじて2点。 2点(2004-04-20 14:55:27)《改行有》 259. 八つ墓村(1996) まったくだめでしたね。市川監督の「横溝もの」はいままでみんな面白かったのに、ここに来て土をつけるとは。八つ墓村だったらショーケンとか渥美清の出てるやつがすごくいいので、そちらを見ましょう。0点(2004-04-16 17:22:23) 260. フィフス・エレメント ひどかった。0点(2004-04-16 17:10:12)
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