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プロフィール
コメント数 1199
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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261.  キャビン 《ネタバレ》 全く前知識無くこの映画を観る、という幸運に恵まれたため最後までワクテカで観る事ができました。 これほどネタバレ無しで見るべき映画はそうそうないと思います。 過去のホラー映画の存在を踏まえてのメタフィクション映画というものは、本質的には王道ではなく邪道であるのは確かで、そういう意味で高得点をつけづらいタイプの映画ではあるのですが、ただただこの映画は「好き」です。 ラスト直前のシガニーウィーバーが出てきた時のデジャビュ感はすごくて、「あれ、なんだっけあれあれ…そう宇宙人ポール!」と数秒悩んでしまいました笑 あと、この映画のヒロインを演じるクリスティンコノリー、かわいいし体形もエロくてめちゃくちゃ好み! 登場のショーツシーンだけでなく中盤以降ももうちょっとエロいシーンがあれば最高だったんですが…それはこの映画の設定的にビッチ担当の仕事ですから望むべくもありません、残念! てかこの女優さん、全然知らなかったので調べたらこの映画の時点で30歳をとうにすぎててびっくりしました。 ナチュラルに女子大生役やってたのにそんな年齢だったとは! なんのかんの言って一番の魔物は女性なんですね、というお約束を書いといてこのレビューを終わりたいと思いますw[インターネット(字幕)] 7点(2017-12-30 00:24:54)(良:1票) 《改行有》

262.  特攻野郎Aチーム THE MOVIE 娯楽映画として非常によくできた作品。 オリジナルの特攻野郎Aチームのキャラ立てがうまかったという事になるわけですが、とにかく主役4人のキャラがすばらしいし、アクションシーンも単なるアクションではなくユーモア満載で一ひねり二ひねりが効いていてとにかく面白い。 映画の最後まで飽きずに魅せてくれる本作はアクション娯楽映画としてはほとんど非の打ちどころがない出来の映画だと思いま…あ、お色気シーンが皆無でした。 これはいけません。ほんといけませんよ。 せっかくのジェシカビール出演なんですから、もうちょっとエロい恰好を…って、あれ?なんかこれステルスのレビューにも同じ事を書いた気がします。 たのむよハリウッド、ジェシカビールにはエロい恰好させてくれよ!マジたのむ!! とりあえずエロ要素皆無というのは娯楽的にはとてもまずい(←個人的な見解)ので減点は避けられません。残念! さて、本映画がこれだけユーモアタップリで明るく楽しいアクション映画だったわですから、同じ監督&主演で作られた次回作「THE GREY 凍える太陽」にもなんか期待しちゃうわけですが…いやまさかあんなに地味で重苦しくて暗い映画になろうとは。 当然エロいサービスシーンもない…どころかあちらは女性が出演すらしてないんだよ!もうだめだよ![CS・衛星(字幕)] 7点(2017-11-22 23:37:32)(笑:1票) 《改行有》

263.  エイリアン4 《ネタバレ》 個人的に初代エイリアンから4までに順位付けすると エイリアン>>エイリアン2>エイリアン4>>エイリアン3となり、初代エイリアンの呪縛から解き放たれた感のあるこのエイリアン4はわりと面白いと思ってます。 ただこのエイリアン4、例のニューボーンがうるうるしたつぶらな瞳で「ママ!ママ!」「ひどいよママ!どうして僕にこんな事するの!!」と訴えかけてくるわけで、動物好きの僕的にはかなりしんどくてつらいところでした。 あんなこわキモい生物なのに可哀そうだとすら思っちゃいますからね。 おかげで終わった後充実感とか全然ないし! つぶらなうるうるした瞳に秘められた力の凄さを僕に教えてくれた映画です。 つぶらな瞳に免じて明らかにおかしな科学考証、たとえば「クローンってそういうもんじゃないよね?」なんてとこにはこの際全部目をつぶってあげましょう!  [試写会(字幕)] 7点(2017-11-09 14:49:48)(良:1票) 《改行有》

264.  ビッグ・バグズ・パニック 《ネタバレ》 とてもよくできたB級モンスターパニックコメディ映画(長いよ) 世界広しといえども劇場公開されたのはなぜか日本とフィリピンだけ、というかなり不遇の映画ですが、観た人のレビューを読むと予想外によくできたB級映画というレビューが多く、で、実際に自分で観てみると全くその感想通り、というかB級モンスターパニック物というジャンルの中では最高に近いレベルの1本だと思ったわけです。 とにかく脚本が素晴らしく、例えば最後付近のバトルでも「耳聞こえない青年が超音波攻撃の影響を受けない」「最後の父親との別れで例の馬鹿ゲームネタをもってくる」「爆発させようとすると電池がない」という、単調にならないよう緩急細かい展開をつなぎつつ伏線もちょいちょい使ってくる上手い脚本で、観ている側を全く飽きさせません。 更にそこにとぼけた主人公のボケツッコミがはいる事でコメディ要素が終始失われないのも素晴らしく、あの状況で主人公がほとんど変わらないのがいいわけです。 これで変に主人公に成長などされてしまうとこの映画のよさは失われてしまうわけで、最後までとぼけたダメ主人公なのが素晴らしいのです。 ところで私は吹き替え版で観たわけですが、最後のセリフとして「無視しよう」というダジャレで締められていたわけです(無視=虫) これ日本語だからこのダジャレが成立するわけでオリジナルだったらどういうセリフになってるんだろう?と気になるわけですが、何しろB級映画、その回答は得られそうにありませんし、わざわざ手間をかけて調べようとも思いません。 さすがB級映画!最高だね! ※2021/12/12 追記※ 上で書いたラストのセリフの件、原語で確認しました。最後のセリフはシンプルな「Holy shit」。吹き替え版はわざわざここをダジャレにしたんですね、日本語吹き替え版を書く人の愛を感じました。[地上波(吹替)] 7点(2017-10-28 11:34:23)(良:2票) 《改行有》

265.  マイ・インターン 《ネタバレ》 例えばホリディとか古くはファミリーゲームとかがそうなんですが、とにかくナンシーマイヤーズの映画は内容の深掘りだとか何かそういう肝心なとこが足りない映画が多いのです。 基本的にハッピーエンドが多いのですが、そこまでの展開が浅いので、そのハッピーもなんか安直で底の浅いものにとどまってしまうのです。 とにもかくにも事件は解決してハッピーエンドで終わる事で鑑賞後の後味自体は悪くないのですが、しかしそれだけ、と言った印象。 コメディにジャンルされる映画が多いわりに、コメディ映画の基本も抑えてない(笑いをとりにいくべきところで取らない)演出も多く、そっち方面でも中途半端。 まぁそんな監督が撮ってる以上大きな期待もし辛いわけですが、しかしこの映画に関してはコメディシーンのポイントはそれほど悪くなく、また人物に関する描き方も今までの映画よりは深く描かれていて、そういう意味では以前の映画よりは評価できるものになっていたと思います。 とはいえ、この監督ならではの都合のいい(人に厳しくない)ストーリー展開は相変わらずで、たとえば話の最後に浮気してた旦那が「自分が悪かった」と戻ってくるとこなんか、いや現実でそんな風にはまずなりません。 もしあぁいう事が実際にあるとすれば、たぶん、旦那が浮気してたママ友と体の相性が悪い事に気づいたとか、なんかそういう旦那側から見ての(都合のいい)計算した理由があるはずなんです。それが現実です。でもそういう事は残念ながらこの映画では描かれません。 いくらハッピーエンド大好きな僕でも、自分の実際の過去恋愛経験を鑑みて「こりゃファンタジーのレベルだろ」と思うような展開はさすがにちょっと覚めちゃうんですよね。 つか、そこまでハッピーエンドにしたいならそもそも不倫させる流れではない、もっと自然な別の事件を仕込めばいいと思うんです。 生きてく上ででイベントなんてたくさんあるわけですから無理して不倫をぶっこむ必要はないし、そもそも不倫は夫婦危機の題材として一番安直だから逃げにすら映ります。 と、まぁナンシーマイヤーズらしい底の浅さは映画中にいろいろ垣間見えたわけですが、しかし今回主演のアンハサウエイとデニーロの相性はなかなかに悪くなく全体としては感じのいい映画ではありました。 あと、デニーロが運転する車で女社長の指示に従わず「こっちの通りを行った方が早い」というシーン。 2016年までは問題ない普通のシーンだったんでしょうが、2017年の夏以降に見た日本人は、例の豊田議員の「ちがうだろーーーー!!!」の声が絶対に頭の中で響いてしまう事でしょう。悲しい話です。 つか運転と言えば注意された運転手が途中から急に行方不明になるんですが、あれはなんでしょうか、社長に取り入るために裏でこっそりデニーロが始末してた?とか思ったんですが、違うんでしょうか? そうでもなければ急に姿を消す理由がわかんないし、デニーロが演じるキャラならそれくらいやりかねません。そして最後は会社を乗っ取るのです。やるなデニーロ。[映画館(字幕)] 7点(2017-10-10 17:52:18)《改行有》

266.  クイック&デッド 《ネタバレ》 まだサミライミがサムライミだったころに撮ったB級娯楽西部劇 出演陣の豪華さからは想像もつかないB級感だけど、これがなかなか悪くない 敵と戦うためにトーナメントで勝ち上がって…という基本設定は、格闘技系の映画なんかではめずらしくないんですが、西部劇ではオンリーワンじゃないかしら。 なにしろ西部劇で早撃ち勝負となると参加者が死んじゃうからね 参加者が優勝者以外ほとんど死んじゃうんじゃ、次回開催もあやういわけでそんな大会行われるわけがない。 しかしそれが行われるのがこの映画。なんてこったい。 みんな気軽に参加しすぎだろ! そしてそのゲスなストーリーにはサムライミの大仰で漫画チックな演出がぴったり。 サムライミはやっぱこうじゃないと!って感じでなかなか楽しめる娯楽映画です、はい。[地上波(吹替)] 7点(2017-09-22 23:51:04)《改行有》

267.  ペイルライダー もうベタベタに西部劇のお約束を積み上げたザ西部劇映画。 これだけ定番の展開であれば、大外れなどあるわけもなく最後まで面白く観ることができます。 が、しかし、残念ながらこの映画ならではの新しいものが何もないんですよね。 過去大量に存在する西部劇の名作群、特に「シェーン髪バーック」的な映画ですでに描かれた内容がわりとそのまんまであり、新作のオリジナル映画でありながらまるで架空の西部劇映画をリメイクしたかのような映画になっています。 1985年にはすでに西部劇は過去の映画になっていたわけで、わざわざ新作で映画を作るなら、何かその時代的な新しい要素を加えた方が意味があったんではないでしょうか。 たとえばリメイクであっても「3時10分、決断のとき」なんかは単純なリメイクではなく「今の時代の西部劇」として新しい要素を魅せてくれて傑作となっていたわけで、この映画にはそういう要素がないのは残念です。 とはいえ、「古き良き西部劇」をそのまんま新しく作るという行為にも、それなりに意味はありますから、それが必ずしもこの映画の弱点というわけでもありません。 「あえて言えばそういう要素がほしかった」というだけの話であって、この映画自体、十分面白いと思います。 ただ、新しいものが何もない、というだけの話です。[地上波(吹替)] 7点(2017-08-15 21:16:45)《改行有》

268.  ぼくたちと駐在さんの700日戦争 この映画、最初から始まるとことん漫画っぽい、極端に記号化されたある意味安っぽいシーンの連続に、受け付けない人はとことん受け付けない映画だと思います。 僕も普段であればわりとダメなタイプの映画なのですが、なぜかこの映画のはいけるんですよね(理由は不明です) さてさて、この映画の舞台は1979年、リアル中3だった自分からすれば、映画の彼らはほとんど同い年なのです。 79年と言えば3年B組金八先生が放送され(自分自身が実際にそのとき3年B組だったというちょっとした奇跡があります)、劇場で銀河鉄道999にテンションをあげ何よりテレビの機動戦士ガンダムに夢中になったという自分の人生の中でかなり重要だった年にあたります。 その年を舞台にしてるというだけで、もう評価は大甘になってしまうのはしょうがないところでしょう。 実際、このサイトのレビュワーには僕と同世代前後のなかなか高年齢な方が多いですから、そういう方であればこの映画を観ていろいろと思うところがあるのではないでしょうか。 ところでこの映画の中ではあこがれの美人女性役を演じている麻生久美子、いまやコミックレンタのCMの印象が強く「これ原作とラスト違うよね」「原作だとさぁ」「ふふふふ」という、実家でジャージ姿で酒飲んでゴロゴロしてる姉役が一番印象に残る昨今ですから、こういう「素で美人役」というのは(2017年の今見ると)なかなか趣深いものがあります。 が、本来はこっち系(どっちだよ)の女優さんなんであって、レンタのCMの方が異質なんですけどね。[地上波(邦画)] 7点(2017-08-15 21:05:24)《改行有》

269.  ザ・ドア 交差する世界 《ネタバレ》 ちょうちょが出てきて過去へ通じるトンネルへ…とくると、バタフライ効果的な過去改変ものかな…と思わせるわけですが、実は全然そうじゃないというのがこの映画のキモ。 何度も映画化されているフイニィの「盗まれた町」やウルトラセブン47話「あなたはだぁれ」のような「いつの間にか周囲の人がよく似た別の人に入れ替わっている」という「ジワジワくる侵略物」なのです。 侵略者が未来の地球人という意味では「宇宙戦士バルディオス」あたりと同じだと言えなくもありません。 で、それだけであれば先に書いたタイトル以外にもすでに多数の作品があるわけで今更めずらしいテーマでもないのですが、この映画が変わっているのは、それを侵略者側から描いている事。 といっても侵略者側にそんな意識はあんまりないわけですけどね。 そしてこれタイムトリップもののように見えますが、構造的には「5年時間のずれたパラレルワールドがトンネルでつながっている」ようなものだと思います。 時間のずれたパラレルワールドがつながる…というと最近の「僕は明日昨日の君とデートする」なんかと近い構造ですね。 実際、邦題も「交差する世界」ですし。 で、この映画の中では5年進んだ別の世界から来た人達が、自分の過去をやり直すべく5年前の自分を殺して入れ替わっていくわけなんですが…ちょっとツッコミどころが多すぎる気がします。 そもそも日本人的な感覚で、いくらなんでも5年前の自分をさくっと殺して入れかわるなんて選択そうそうしないように思います。 しかしこの街の人は違う。ほとんどの人がバリバリ過去の自分を殺して入れ替わっていきます。ドイツ人のメンタリティってそうなの?怖いんだけど! もう一つ、5年と言えばかなりの時間。 35歳の自分が30歳の自分と入れ替わるわけです。 5年ですよ? とても親しい人に対してごまかせるとは思えません。 5年はそうそうごまかしのきく年齢差じゃないよ、と思うんですが…しかし、この映画ではほとんどバレずにバリバリ入れ替わっていくわけで、え、ドイツ人は年齢差とかわからないものなの? 根本的な疑問として、あのトンネル、車で壊れるくらい物理的なものみたいだけど、どういう構造でつながってんのよ?とかね。 まあ設定だけ見ればいろいろ突っ込み放題のこの映画ですが、結局のところSFなどではなくただのファンタジーなわけです。 設定はあくまでもドラマを構成するための材料にすぎず、先にタイトルを書いた「僕は(略)デートする」などと同様「話を面白くするために都合よく構築された設定」にすぎないわけです。 ですから、この映画を観るときそこに気をとられたら負けなのです。そこは話を作るためのご都合主義で作られた設定にすぎないわけですから。 この映画の見どころは、人間のいろいろな感情、こういう状況に追い込まれたときの人の心の動き、そのとき自分はどうするのか…という人の心に焦点をあてたヒューマンドラマにあります。 そういう観点で映画を観ると、そこはシリアスによく描かれている映画だと思います。シリアスすぎて遊びが少なく観ていて少々疲れるのが難ですが。 そして、それを象徴するのがラストシーンの「自分の判断が正しいかどうか全然わかんなくて座り込んだあとそっと手を触る微妙な関係の元夫婦」というエンディングだと思います。 結局、人間が生きるという事は毎日何か選択を続けていくという事なのです。 そして何を選んでもそれが正解かどうかは誰にもわからないわけで、5年前に都合よく戻っても結局何が正解かは人間である以上やっぱりわからないのです。 そのむなしさを象徴するのが先の意味深なラストシーンなわけですね。 地味ですが真面目に作られていてよくできた映画だと思います。[地上波(吹替)] 7点(2017-08-05 17:21:18)(良:1票) 《改行有》

270.  スリザー 《ネタバレ》 非常にオーソドックスでよくできた(あくまでこの手の映画としてよくできた)悪趣味B級コメディホラー映画。 この映画、スリザーに寄生されるグラントグラントさんが映画中ずっとひどい扱いでなかなか可哀そうです。 若くきれいな嫁をもらったもんだから「財産目当て」「不似合いな夫婦」とまわりに陰口をたたかれ、実際、嫁にはずっと夫婦生活を断られ続けて…そんなグラントグラントさんですが嫁への愛は本物です。 嫁にセックスを断られてふてくされて欲求不満で飲みにいった先で会う若い女に誘われても、嫁への想いがあるからちゃんと断るのです。 あそこは、不倫しても誰にも文句言われないとこだよグラントさん。 何しろ嫁には長期でエッチ拒否されてるんだから、あそこで不倫してもしょうがない。 なのにきっちり誘いを断るグラントさん。なんて純愛派なんでしょう。 あぁそれなのにそれなのにスリザーに寄生されてあんな事になってしまいました。 そして最後も嫁への愛が裏目に出るっていうね… 言ってみればこの映画、グラントグラントさんの純愛物語だったといえなくもありません。 あと、通常この手の映画のタイトル、モンスター名は、人類が勝手につけた名前であるのが普通なのですが、この映画は違います。 何しろ臨死体験(ちょっと違う)した娘が読んだ記憶の中にあった本人の名前ですからね。 この手の映画では非常にめずらしく、この「スリザー」というのは本人が自称している名前なのです。 (だからどうした、って話ではありますが)[地上波(吹替)] 7点(2017-07-05 00:41:16)(良:1票) 《改行有》

271.  M:i:III 《ネタバレ》 普通のシリーズ物は、シリーズ中に監督が変わっても監督の色を出しつつ映画自体の雰囲気はある程度共通にするようなもんだけど、この劇場版スパイ大作戦は全然そんな事はない。 1作目のデパルマ、2作目のジョンウー、そしてこの作品のJJエイブラムスと毎回監督が変わりその都度、全然違う映画になってしまっている。 1作目は有名作品の映画化という事で渋く堅実なスパイ映画、2作目では一転して安っぽく勘違いしたスタイリッシュさ(自称)を前面に出したゴミ映画、そしてこの3作目はJJエイブラムらしいわかりやすいハリウッド的娯楽映画に。 で、どれが一番この映画らしいかといえば、やっぱり本作だと思う。 そもそも21世紀の時代にいまさら勘違いした肉体派スパイ映画をやる時点で、シリアスに作ってもしょうがないわけで娯楽映画に徹するのがやはり正解。 一方で2作目のようにストーリーなんかないも同然のような作りにされてしまうと逆にスパイ映画としての必然性を失ってしまうわけで。 過去の2作を踏まえて娯楽映画としての絶妙なバランスで作られてる本作は、ここまでのMIシリーズでは最高だと言ってほぼ間違いないと思う。 という事で、このシリーズはこの3作目までを評価する分にはこの作品が最高なわけだけど、この後、この作品の監督陣が製作に回りそして監督がピクサー監督に代わった次回作ではさらなる高みを目指す事になるのである。(いや、高みってのは違うか) アニメ監督が実写撮って面白いってのは、この後のシンゴジラの庵野の先駆けともいえる…ってそれは4作目のレビューで書くことです>自分[DVD(字幕)] 7点(2017-06-27 09:38:52)《改行有》

272.  ロード・トゥ・パーディション ※ネタバレなしです※ 映画を観るときに大事なもの、気にする事のひとつに作家性というものがあります。 独自の映像表現や独特のセリフまわしなど作家性といってもその意味はいろいろですが、そういう色が濃い人の作品ほど観客の好き嫌いが出やすいものなのも確かです。 (作家性の薄い監督などはときに「職業監督」なんて呼ばれる事もありますが、しかし「職業監督」もそれはある意味立派な作家性だと思います) さてこの映画監督のサムメンデス、僕の大好きなミーナ・スヴァーリの魅力をアメリカンビューティで爆発させてくれた事で大好きな監督なのですが(そういう理由?)、ミーナスヴァーリの魅力を爆発させる以外にも、やや暗めのトーンの話づくりや美しい画面作りなどの特徴も一応もっている監督です。 もちろんそれらはミーナスヴァーリの魅力を爆発させる事と比べると些細な事ではあるのですが、このロードトゥパーティションは、その些細な監督の作家性が思いっきり押し出されている映画だと思うのです。 (何しろミーナスヴァーリが出てないのでそっちを押し出すしかないわけですが) さて、映画監督の作家性というのは初期のものほど、洗練されていない分だけ、あるいは世間の中でもまれていない分だけ、より作家性が出ているように感じます。 例えば昨年話題の新海誠、「君の名は」でずいぶんメジャーな感じの映画を撮ったわけですが、しかし作家性という面だけで見ると初期の「秒速5センチメートル」あたりのほうがはるかに監督独自の色が全面に出ていると思います。それと比べれば「君の名は」はなんて一般的な映画になっている事か。 (誤解のないように書いておきますが、秒速5センチメートルは個人的にとてもつまらない映画で、君の名ははとても面白い映画だと思います。映画の面白さと作家性は別の話です) と新海誠を引き合いに出しましたが(というか脱線してますが)、何が言いたいかというと、このサムメンデスという監督の色は、初期の「アメリカンビューティ」と本作「ロードトゥパーディション」に一番よく表れていると思うのです。 何しろこの次の「ジャーヘッド」は彼の作家性を出しづらい作品でしたし(そうは言ってもサムメンデス感は結構ありましたが…そうですねなんかたるくてだらだらしたところとかw)、007あたりも作品の本質的にやっぱちょっと違うわけで、サムメンデスという監督の作品の魅力を味わうには初期2作を観るにつきるのではないでしょうか。 なんか話があっちこっちいってしまい、よくわからなくてすみませんw[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-04-21 10:35:43)《改行有》

273.  ナイト ミュージアム 《ネタバレ》 初見のときは、わりとありがちなファミリー向けファンタジーアドベンチャー程度に思っていたわけですが(あと、うわぁディックヴァンダイクが出てるじゃん!ってのは思った)、今回(ひまだったので)再見したら、あら不思議、意外とちゃんとした面白い映画じゃないですか。 2回目の方が面白く感じるっていうのも妙なものですが…まぁそんな状態なので、自分にしてはめずらしく?この映画が面白い理由が自分でもよくわかりません。 でもなんか面白いんですよね。しかも最後はなかなかハッピーな高揚感につつまれちゃうっていう。 2も今観たら面白いんですかね、俄然気になってきました、アメリアエアハート。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-04 00:03:17)(良:1票) 《改行有》

274.  アウトブレイク 《ネタバレ》 テレ東の午後ローでやってたので久しぶりに観ました。 この手の「ウイルス感染物」はたくさんあるわけですが、しかし当時世間にエボラブーム?を巻き起こした話題作。 むしろ類似品をたくさん観た、今あらためて観る事で面白さを再確認できます。 この映画を観ると類似品の類は、「まじめすぎてつまらない」「やりすぎてつまらない」のどっちかに分類される事に気づきます。 この映画は「エンターテインメント」としてそのあたりのバランスがちょうどいいんですね。 まぁ猿が都合よく見つかるのは話の進行的にアレですけど、真面目なパンデミック映画だと決してあんなヘリのおっかけこシーンなんかないわけで、でも映画を観てる側としてあれくらい派手めに映画を進行してくれないとさすがにつまんないわけです。 昔見たときはそんなに思わなかったのですが、この映画、真面目に作ろうとしている部分がありつつも、映画的に楽しませようとするシーンがきっちり盛り込まれていて、そこがこの映画をきちんとしたエンタテインメントにしてくれているんだと思います。[DVD(字幕)] 7点(2017-03-02 11:03:16)《改行有》

275.  96時間 《ネタバレ》 映画全体の尺を考えると、実際に娘がさらわれるまでが異常に長く感じます。 初見のときは「え、必要なのはわかるけど前半こんなに引っ張って尺は大丈夫か?」と心配になりましたが、でも大丈夫。 なにしろ96時間しか猶予がありませんから、お父さんは休むことなく情け容赦なく駆け回ってあっという間に事件解決。 その情け容赦なさは、観ていてちょっと引いてしまうほどで、相手が悪党とは言え殺して殺して殺しまくります。 世のお父さんの娘への愛情ってのは、実際のところかなり複雑でかなり無限大なもの。 世のお父さんっていうのは、だいたい、自分が娘にとっての永遠の特別な恋人でありたい、こっそり(あるいは隠すことなく)そう願ってるわけですが、そのお父さんの気持ちが全編にあふれかえっているある意味とても気持ち悪い映画でもあり、特殊なシチュエーションの元にそのお父さんの気持ちを見事なまでに描き切っている変態映画です。 だけどまぁ徹頭徹尾それを貫いている分、観ていて面白いのも確かなのです。[CS・衛星(字幕)] 7点(2017-03-02 10:39:11)《改行有》

276.  隣のヒットマン 《ネタバレ》 これどなたかも書いてますけど、日本的なボケツッコミの感覚のコメディなんですよね。 あちらのコメディでは意外とめずらしいパターンですが、日本人にはなじみやすいんじゃないでしょうか。 観る前は「隣に越してきた善良そうな男が実は実は凄腕の殺し屋だった」という水戸黄門的な話なのかと思っていたのですが、実際には開始早々から「こいつ殺し屋だ!」と主人公が慌てふためく想定外の展開。 そしてさすが殺し屋。驚くほど簡単に人を殺します。 これで主人公が殺されなかったのは本当に紙一重の運と人徳だったんだろうな、と。 映画を観た後の後味も良くて気軽に観られるコメディ映画の意外な佳作だと思います。[地上波(吹替)] 7点(2017-01-11 00:13:45)《改行有》

277.  ウォーリー 《ネタバレ》 「700年間独りぼっちだったロボットが恋をした」という「お涙ちょうだいぼっちラブロマンス」的な宣伝をされていた本映画ですが、その本質は古典的なハードSFのそれです。 汚染された地球からの脱出というのは「インターステラー」あたりと同じテーマですし、コンピュータが人間に反乱を起こすのは「2001年宇宙の旅」のそれ。 実際、オートと船長との闘い(笑)のシーンでかかるBGMはまさに「ツァラトゥストラはかく語り」であり、この映画の本質が古典的なSFである事を表しています(てかオマージュなわけですが) 一方、表面的なストーリーは、もはや映画というより一種の寓話。 何しろ主役たちが片言以上の会話を行わないわけですから、それだけでもかなり変わった映画です。 PIXAR作品の中でもかなり毛色の異なる作品であり、好き嫌いがわかれやすい作品かもしれません。 とはいえ、基本的にPIXARですから厳しいラストが訪れないのは自明で、映画中随所に出てくるスリリングなシーンも安心して見ていられるわけですが、それがプラスかというと微妙なところ。 「結局、最後はハッピーエンド」とわかっている映画の中でに存在するスリリングなシーンは、どうしても緊張感を欠いてしまいますから。 あと、世の中のありとあらゆる映画の中でも、観客がゴキブリに対し「あぶないよ!逃げて逃げて!」と思う映画はこれだけかもしれません。 そういう意味ではこれは大変貴重な映画だと言えます。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-12-27 18:37:31)(良:1票) 《改行有》

278.  崖っぷちの男 《ネタバレ》 実はこの映画、タイトルくらいしか知らずに偶然観たのですが、全然崖じゃないじゃん!ビルじゃん!というのがまず第一感想。 崖っぷちなのは実際の場所ではなくて本人がおかれた状況の事だと知ったのが収穫でした。 で、その崖っぷちの男のシリアス展開が本筋かと思いきや(いや本筋ではあるのですが)それは実はおとりで、その陰で「ルパン三世か!」的ありえないレベルでプロっぽい怪盗が行われているというなかなか面白い構成の映画で(まるで別の映画が2本同時進行してるような)、ラストもそれなりに爽快感があり、ストーリー的には最近のサスペンス系娯楽映画の中ではかなりよくできていたと思います。(こういう映画は、多少無理やりでもハッタリとケレン味ってやっぱ大事だと思うんです) まぁそこはいいんですが、この映画で個人的に問題だったのは、弟の彼女役の「ジェネシス・ロドリゲス」がめちゃくちゃ美人だったことです。 美人で何が悪いの?と思われるかもしれませんが、この弟というのが結構ぱっとしない男です。 そんなパッとしない弟にこんな超絶美女な彼女がいるというのはそもそもバランス的にありえません。 あるとすればもはや超常現象のレベルで、とても現実世界の出来事とは思えないのです。 そんなわけで、私はこの美女が弟の彼女だという事を理解するのにものすごく時間がかかってしまったのです。 関係を理解してからも「絶対これは何か裏があるはずだ」としか思えず、そういう意味では、私は完全にミスリードされてしまっていたのです。 ストーリーよりそっちが気になってる状況で、結論から言えば特に何もない普通の彼女なわけですが、「え、何もないの?ほんとに彼女なの?え、こんな美女が?ありえなくない??」とどうにも納得できない気分になってしまい、ストーリーの面白さも半減。 映画のキャスティングというのは大事なんだな、と教えてくれた映画でもありました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-12-14 00:19:30)(笑:1票) 《改行有》

279.  サマーウォーズ このサイトのマイページに「好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧」というところがあります。 私、そこを開くと半分くらいがすでに見た事がある映画なんですよね。単にレビューを書いてないだけなんです。 これじゃせっかくの「好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧」に意味がないだろ!という反省もこめて、とりあえず観た事のある映画の何本かレビューを書くことにします。という事で「サマーウォーズ」 この映画、細田の最高傑作として名前が上がる映画で観たいと思っていたのですが、実際に私が観たのは公開の何年か後で、2012年くらいの事だったと思います。 そして事前の期待値が高すぎたのもいけないんでしょうが、「おもしろいけど…今一つ?」だったのを覚えています。 何しろ一番印象に残った事が、あこがれの先輩「夏希」が素敵すぎる!だったわけですから、それはダメかもしれません。 (まぁ、そんな微妙なイマイチ感のせいでレビューを書いてなかったわけです) 決してつまらないわけではないですが、日本アニメ映画の代表作の一つと言われると「ちょっと違うかなぁ」と思っちゃうわけです。 さて、それよりこの映画のレビューを書こうとして初めて知ったのですが、この映画の主人公役も「神木隆之介」だったんですね。 「君の名は。」や「千と千尋」だけでなくこのアニメでも声やってたとは… 神木君だけに神ってる!(←無理やり2016年の年末感を出してみた)[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-12-13 11:02:12)《改行有》

280.  ヒックとドラゴン2 《ネタバレ》 海外では非常に評判がよく興行的にも成功、ゴールデングローブ賞などを受賞したこの「ヒックとドラゴン2」ですが、なぜか日本では劇場未公開という前代未聞の事態になった事で一部では話題になりました。 前作の「ヒックとドラゴン」は日本にも熱烈なフアンがいる映画で「これがマイベスト映画」だと語る人も多く(このサイトではあにやんさんがそうですね)、実際、私の知人にも「ヒックとドラゴン2」を観るためにわざわざ渡米した人もいたくらい熱烈なフアンがいて、しかも海外での評判も興行成績も申し分ない映画が、なぜ日本で未公開になったのか、本当に不思議です。 まぁ私自身は特に熱烈なフアンというわけでもないですから「扱いが悪いとフアンがかわいそうだよ」くらいの感想でしかないわけですが…まぁそれはさておき、映画の内容ですね。 前作から時がすぎ、いろいろ様相も変わっているのですが、そんな中でトゥースの愛らしさだけは前作のまま。 ぶっちゃけ、トゥースの可愛さがすべてと言ってもいい映画ですから(←あくまでも僕の中では)、そういう意味では前作からそれほど見劣りする映画ではありません。 あらたなコメディ要素としてラフの肉食系シーンが追加されていて、これが日本のバラエティやアニメ等でもありがちなお約束なシーンで、めっちゃベタなシーンなんですが個人的にはヒットでした。 …とまぁそういう点はいいのですが、唐突な母の登場や父の死のシーン、また今回の敵役等、前作の設定からみて「なんか矛盾してね?てか唐突すぎね?」という強引なシーンが話の根幹を構築しているように感じられてしまい、なんとなーく前作比でノリ切れない印象をうけたのは事実です。 ただ、それはあくまでも個人的な印象であり、全体としては相変わらずよくできた冒険活劇であり(先にも書いたように)トゥースの可愛さも(途中の扱いはさておき)健在ですから、海外で評価が高かったのもむべなるかな、というところだと思います。[ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-12-05 20:38:48)(良:1票) 《改行有》

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