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プロフィール
コメント数 825
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 前情報を出来るだけ仕入れずに観ることを心掛けています。評価の基準は、その時々によって変わります。辛めだったり甘めだったりと。なので広い心で受け止めてやってください。

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261.  ターザン:REBORN 公開時期が天下のディズニー様のジャングルものと被ってしまい、割りを食ってしまった不運な映画。話題性では完全にアチラに持って行かれちゃいましたからね。きっと興行主さんも、そりゃ~ないよ~、だったことでしょう(笑) さてさてそれで肝心の中身ですが、こりゃあもうシンプルイズベスト!というべき内容。勧善懲悪ですな。ターザンのその後の話なんですが、特に”その後”にそれほど意味もないようなあるような、なんか微妙な内容。だって単純に悪いことしている奴をターザンがやっつけるだけですから。でもそれがいい!単純明快で分かりやすい。だから頭空っぽで楽しめた。CGのクオリティもマジで凄い!あとターザン役のアレクサンダー・スカルスガルドはいい感じにターザンしてました。そのかわりジェーン役のマーゴット・ロビーは月並みな印象。個性的なところがあまりなく、しばらくしたら忘れちゃいそう。肌の露出が少ないためセクシーなイメージもつきにくい・・・ ・・・と思ってたらなんと!ビックリ!この女優さん、スーサイド・スクワッドのハーレークイーンだそうな。ブッたまげました!いや~分からんもんですね(^_^;) ただちょっと残念な点は、編集の粗さですかね。全体的にリズムが良くないんです。テンポではなくリズム。上がって下がってのリズムが細切れなんです。だから観ていて、ここで回想シーン? ここでラブシーン? ってなっちゃうんです。でもこの監督さんハリポタシリーズの人だって知って納得!だってハリポタってオムニバスですもんね。あれで変な癖が付いちゃったんですかね?だったら今度は群像劇にでもチャレンジしてみてほしいです。そっちの方が向いてそう。 とにかくこれ、映画館で観てこそナンボの作品です。DVDではそれほど”ターザン”を味わえないかもしれません。 観に行って良かったです。[映画館(字幕)] 6点(2016-08-27 21:52:59)《改行有》

262.  ゴーストバスターズ(2016) 良くも悪くもゴーストバスターズ。それ以上でもそれ以下でもない。ゴーストが街に現れてそれを退治する。ほんとうにただそれだけ。2016版ということの真新しさはなにもない。主人公たちが女性に変わり、映像がちょっと進化しただけ。3Dで観たけど、そんなにブッたまげるほどのこともない。ゴーストアトラクションって宣伝文句に期待した私がバカでした。(笑) ただなんと言いましょうか、へんに冒険していないぶん、安心感はあります。安心して楽しめます。寅さん映画の安心感みたいな。それだけですから本来なら5点が妥当かな~、とも思いましたが、やっぱりゴーストバスターズ好きなんで、贔屓目で6点にしました。 続編もし作るなら、今度は全く違うゴーストバスターズを見せて欲しいな。[映画館(字幕)] 6点(2016-08-20 23:37:32)《改行有》

263.  家族はつらいよ こういった映画を作ってくれる監督って他にいないのかな~。いいんだよな~こういうの。この味はハリウッドには出せないもんね。日本人による日本人のための日本映画。万歳!とてもほっこりできました。 ただラストがちょっと私はう~ん・・・でしたね。だってあれじゃあまるで東京物語を観て、その中のセリフに感化されたみたいで、他人の作品の力を借りるの?ってちょっとモヤモヤした。そりゃね分かりますよ私だって、山田洋次監督がめっちゃ尊敬している人のだっていうことくらい。ただね、それはそれこれはこれ、でキチンと分けて欲しい。作中に出すのはいいけど一番重要な役目として出すのはいかがなものかと、はい。 まあでもね、この映画の持つ独特の空気は、今の日本映画には貴重ですね。[DVD(邦画)] 6点(2016-08-16 23:12:30)《改行有》

264.  X-MEN:アポカリプス 《ネタバレ》 X-MEN大好きで全作品観ています。今作はニュージェネレーション・シリーズの最終章で、最大最強の敵の登場とあって、期待に胸を膨らませての鑑賞となった。OPの儀式のシーンはなかなかの出来。ていうかあれだけ仰々しくやらないと相手に乗り移れないんじゃ、一番最初はどうだったのかが疑問。元々アイツ自身の能力って何だったんだろう?いろんなミュータントに乗り移って力をつけていったらしいけど、最初から神と崇められるほど力を持っていたのか?千回以上乗り移るって相当だよ!よくまぁ~みんな言うことをきくもんですな。その辺が疑問に残ってしまった。 X-MENの持つテーマは一作目から何ら変わってはいない。しかし変わらないからマンネリ化もまた避けられない。良くも悪くもワンパターン。特にマグニートーくん。もうね、コロコロコロコロ変わりすぎ。敵になったり味方になったり。結婚して子供がいたのにもビックリ!よく正体バレずにいたもんだ。とにかくテーマが変わらない普遍的なものならば、もうちょっと見せ方の工夫がほしい。人類がミュータントを忌み嫌い差別するにしてもありきたりな演出で、はぁ~またですかな感じ。新鮮さに欠けます。 この作品から一作目の作品へと繋がっていくのだけど、はたして何の違和感もなくすんなり繋がってるのか?絶対にどこかしら、ん?ってなるとこあると思うな。 で、結論を言えば期待以上ではなかったけど、まあX-MENなんで単にそれだけでこの点数です。はい。あとやっぱりジーンが一番最強なんだと再認識させられた。それとプロフェッサーの永久脱毛の原因も・・・(笑) エンドロール後にまたまたお楽しみ映像があるので、最後まで席を立たずに、です。[映画館(字幕)] 6点(2016-08-13 14:44:52)《改行有》

265.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 この映画そのものは良い映画だと思います。監督のこだわりも十分伝わりました。そしてゴジラに関しては、ケチのつけようがないほど最高の仕上がりでした。 その上で言わせてください。好みではないんです。どんなに名曲と言われる音楽でも、好みでないものは誰かにとっての名曲でしかないんです。この「シン・ゴジラ」も多くの方々にとっては名作なんでしょう。それは良いことだし、私だってできればそこに入りたかった。この映画を自分にとっての名作にしたかった。でも好みではなかったんです。悔しくて仕方がありません。めちゃくちゃ楽しめた人たちが羨ましいです。 では何が好みでないのか。それは喜怒哀楽。怒ったり笑ったり泣いたり。現場にも会議室にも怒号や悲鳴はなく、血や汗もない。ゴジラも人間もあまり感情的でない。めっちゃとんでもないほどの破壊活動をしてもなんかクールで冷静。まるでゴジラも人間もどっちも優等生みたい。優等生なのは別にいいけど、もうちょっと感情の起伏があったっていいじゃないですか。そこが結局好みの問題なんですね。 でもね、この映画は本当にすごい映画だし間違いなく歴史に名を残すと思いますよ。ただ・・・ただただ、好みではなかったな~・・・(^_^;) 私は『怪獣王ゴジラ』が好きなんだと、改めて知る結果と相成りましたとさ。ちゃんちゃん。[映画館(邦画)] 6点(2016-07-29 21:50:47)(良:1票) 《改行有》

266.  なくもんか 《ネタバレ》 もっとシンプルな内容のものを想像していた。ところが結構複雑で、一筋縄ではいかない話なので正直面食らった。面食らいはしたけれどなかなかどうして、曲者脚本家のクドカンらしく受け止めるこちら側の裁量が試されるような仕上がりで、けっこうボディーブローが効いてきますw 単なる喜劇・悲劇ではなく、その本質は純文学のような繊細さを持ち合わせている。それを大衆活劇というオブラートで包み、誰でも気楽に楽しめるものへと転換している。たいしたものです。 作品自体は結局答えらしきものを提示することなく終わってしまうが、それが逆にこの映画の本質を剥き出しにする結果となっている。阿部サダヲはこの先も本音を隠しながら生きていくだろうし、空き巣事件で出来てしまったご近所との溝は決して埋まらないと思う。内面では。弟の祐介も今後の芸能活動は決して明るいものではないだろうし、心の中の闇はそうそう晴れはしないだろう。またなによりも自分勝手な父親は結局自分勝手なままだろう。これこそがこの映画の本質である。体験してしまった悲惨な出来事は決して消えないし変えられない。ならば阿部サダヲのようにそいつにフタをするか、弟のように肥やしにするか。とにかく変えられないものにどう向き合っていくか。それがこの作品から発せられるメッセージなんでしょう。 連れ子の子達も本当は陣内孝則の父親の方がランキング的には上のはず。でも山ちゃんを慕っていくことも処世術として自然と身につけていくんでしょう。 正直言ってこの映画、喜劇や悲劇というよりはホラーと言ったほうがいいかもです。だって誰も彼もが素顔を隠してなに食わぬ顔で飄々としながらも、いつ何時隠し持ったナイフを取り出すか分からないんですから。怖いです、マジで。 恐ろしい映画です。はい。[DVD(邦画)] 6点(2016-07-24 14:30:41)(良:1票) 《改行有》

267.  ファインディング・ドリー 《ネタバレ》 とても続編とは思えないくらい脚本が素晴らしい!もっと的を絞って言うなら、ドリーの設定が秀逸すぎ。なぜなら前作の脚本なりキャラクター設定が練られた時に、ドリーの細かな設定がその時点で出来上がっていたんじゃないか、そう思えてしまうほど全くもって違和感なく、かつ自然すぎるんです。というかまるで当たり前みたいに。もうね、アンビリーバボー!です。はい。 記憶障害を持つドリーを主人公にすることによって、この「ファインディイング・シリーズ」の持つメッセージ性がより明確になった。前作では多種多様な障害や弊害、思想やポリシーを持ったキャラが登場したが、今作も近視のジンベイザメや引きこもりの水ダコは登場するものの、焦点がドリー一本に絞られているため、とてもスッキリとした印象になった。 前作の良かった点は、広い海の世界を冒険する父親と、その真逆に狭い水槽の世界で奮闘するニモ、という好対照の展開が面白く、各キャラが持っている弱さを克服していく点にあった。今回は海の中の冒険はほとんどなく、施設内での冒険と、ドリーの障害を持ちながらもポジティブに生きていく姿だけで、どちらかと言えばスケールダウンした感もある。しかし、あえて余分なものを排除したのが功を奏してか、何度も言うように非常に分かりやすく、とっつきやすくなった。 ただ難を言えば、海に戻りたくなかった水ダコのハンクが海に戻った時の心情の変化が希薄なのと、そのハンクがトラックを難なく運転してしまう描写はさすがにやりすぎだろうと思いました。 同時上映された短編「ひな鳥の冒険」。これまた傑作でした。あとエンドロールは最後まで観ましょう![映画館(吹替)] 6点(2016-07-23 20:02:43)(良:1票) 《改行有》

268.  TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ 《ネタバレ》 天国より地獄の方が楽しそうって・・・(^_^;) この映画、面白い面白くないの前に好きか嫌いかで分かれると思う。自分は嫌いだけど面白いでした。(笑) 嫌いな理由はつまらんモラルの問題。どうも年のせいかそういうことが気になってしまう。地獄が楽しそう面白そうじゃん!ていうイメージがおっさんには手放しで受け止めきれんのです。たかだかフィクションと言ってしまえばそれまでなんですが、やっぱ親目線になるとそうもいかんのですよ。子供に悪影響を与えなければいいんだけど・・・てなっちゃうんですね。なんか悔しいです。そういう自分が。 でもエンターテイメントとしては面白かったんです。故人の有名ギタリストの手が売ってたり、天国が図書館+カプセルホテルみたいだったり、勘違いで自殺と判断されたり、いきなりのCharとよっちゃんのギター対決とか、地獄にだけある裏コード”H”とか、とにかく飽きないしマンガマンガしていてバカバカしく、そして愛おしくなる。ズルイっすよ!こんな親目線泣かせで面白い映画なんて! あぁーくっそー!どうせならもうね、いっそのことシリーズ化して欲しいわ~。もっともっと色んなキャラで色んな地獄を見せて欲しい。色んな地獄グッズを見てみたい。それからCOZYと邪子のサイドストーリーとかもアリだよね。あぁ~やっべぇ~、完全ハマったなこりゃ。 追記1・・・天国と地獄は同じ「H」のイニシャルじゃ!←さりげないけどなんか、深いな~・・・σ(-ω-*) 追記2・・・天国にあった「SEX」のボタン。あれ押すとどうなるんだ!? すっげぇ気になったぞい![映画館(邦画)] 6点(2016-07-03 20:23:28)《改行有》

269.  仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル ここ最近の「MOVI大戦」は、昭和ライダーや東映の懐かしきキャラを登場させたり、話や作り方がシリアスなものが多かった。それはそれで楽しいし個人的にはアリなので問題ない。しかし今作はそれらのモノとはちょっと一線を画している。鎧武はシリアスに。ドライブはコミカルに。その両者がいい感じにまとまっていて非常にバランスの良い仕上がりに。特にお互いの変身アイテムを交換しての変身は最高にバカバカしくも、絶妙な楽しさを提供してくれた。ラスボスの本陣に突っ込んでいく過程での漫才みたいな掛け合いも、他のMOVI大戦ではあまり見られなかった光景で、そうそうこういうのを見たかったんだよな~、てすっげぇ歓喜しちゃいました。本当に面白かった。 まあね、重箱の隅を突けばそりゃあいくらでもアラは出てきますよ。でもね、私は先にも述べた楽しめた要素だけで十分腹八分目になれたので、これ以上言うことはありません。[DVD(邦画)] 6点(2016-06-04 20:35:09)《改行有》

270.  レヴェナント 蘇えりし者 《ネタバレ》 水の音、風の音、木々の音、静寂、自然界が生み出す様々な音。雪、山、川、空、土、石、木々、自然界が生み出す様々な景色。それら音や景色を臨場感たっぷりに体感させてくれる。そんな映画です。熊に襲われるシーンが一番のクライマックスで、あとは何一つとして盛り上がりません。ただただ自然の美しさや過酷さを思い知っていくだけです。ディカプリオ様の演技もほとんど一人芝居の一本調子。別に悪くはないし体当たりで挑んでいる姿には敬意を評したい。だけどそれが最優秀かというとハテナである。この映画自体も撮影技術等の水準地が上がっているだけで、幾多ある復讐劇モノと何ら変わらない。故にディカプリオ演じる主人公グラスの人間性があまり複雑に浮かび上がってこない。ラストの復讐を天に委ねる件も、なんか都合良すぎです。だいたい「天」じゃないしね。ネイティブ・アメリカンだしね。ただね、じゃあ観る価値がないかというとそうじゃない。むしろ劇場で観てほしい。こういう映画は劇場で観てこそナンボですから。先にも述べたように、映像と音響は圧巻の一言です。日々の喧騒を忘れ、雄大な自然に身を委ねる。そんな2時間36分です。[映画館(字幕)] 6点(2016-04-23 12:55:00)

271.  PAN/ネバーランド、夢のはじまり 《ネタバレ》 失敗した!大いに失敗した!DVDをレンタルして観てしまった!悔しい!悔しすぎる!これは絶対に映画館で、それも3Dで観なきゃダメなやつじゃんか!あー悔しい!もう完全にアトラクション・ムービーじゃないか!話なんか二の次三の次!どれだけ面白い体感ができるか。その1点だけ。ほんと、映画館に行けばよかったよ。トホホ・・・。 妖精さんたちあんなに強いのに、なんで最初の戦いで負けちゃったんだろう?不思議・・・????[DVD(字幕)] 6点(2016-04-18 21:40:32)《改行有》

272.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド 1作、2作と連続鑑賞しました。1作目よりはドラマ部分にそれなりの波があって、多少なりとも見るべき点はあった。ただ1作目であれだけわんさかいたはずの巨人たちがほとんど出てこないのには頭を傾げてしまいました。どこいったんだよアイツらは!謎の部分に関しての回答はまあこんなものかなと。ただどうして巨人化なのか?そこが曖昧すぎ。その辺も後々解明されてくんですかね?噂によるとまだまだ続きを制作するとか。どうなんでしょう?もし作られたら今度は劇場で観てみるかな。〇〇ランナーかよ!てツッコまないで済むことを願ってますw ps:脇役の人たち。生き残りそうな人と死ぬんじゃないかな人。まんまなのはどうにかならんですかね。 いーじょー![DVD(邦画)] 6点(2016-04-10 21:45:26)《改行有》

273.  進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 原作のファンではないのでこだわった先入観なく観れた。思ってた以上に特撮に関しては良く出来ていた。巨人と普通の人間との距離感やスケールの違いも、なかなか計算されてて臨場感があった。カット割りも、派手にカメラを動かすことなく、ワンカットワンカットをかなりの時間と手間をかけて繋いでいくことで、落ち着いた画角の中に疾走感ある画を表現することに成功している。これはハリウッド映画によく見られる手法で、監督がかなり勉強&チャレンジしてることが伺える。日本映画が不得意だったアクションシーンに一石投じてくれたことに感謝したい。ただ一つ難を言わせてもらえば、立体機動装置のワイヤー目線とか、その他動きの中のアップがもう少しあっても良かったかな。次は照明。光と影のコントラスが視覚的に絶望や恐怖を煽る役目を見事にはてしていた。ありがちな暗すぎて何をしているのか分からない状態になっていないのも評価したい。特撮や編集・照明などの技術的部分に6点献上です。脚本に関しては各キャラクターの設定がどうにも中途半端。特に主要キャラの3人はその背景がイマイチ伝わらないし、友情や愛情に共感しにくい。結果、ただ漠然と巨人と戦っていることを淡々と観ていることに。自分はもともと映像だけを目的に鑑賞したようなものなで、特に目くじら立てることもなかったです。でもまあ脚本が良いに越した事はないんですが。[DVD(邦画)] 6点(2016-04-10 21:17:47)

274.  誘拐の掟 《ネタバレ》 このタイトルにリーアム・ニーソンとくればいやでも「96時間」が浮かんでしまう。犯人相手に頭脳と格闘を駆使して戦う最強オヤジ!どうしてもそのイメージが拭えない。それほどまでにリーアム・ニーソンと「96時間」は切っても切れない関係となってしまった。ただ今回はちょっとテイストが違った。たしかに頭脳やアクションもあるが、それ以上に濃密なドラマがある。往年のフィルム・ノワールを彷彿とさせる重厚さがある。ただテンポよく推理が進行していくので、油断してると「?」になってしまうのがたまにキズ。それと、オープニングのスタイリッシュさのようにクライマックスももう少し工夫して欲しかった。どうしても力技で締めくくってしまうのは何とかならないものだろうか。強引な印象が残ってしまうのがほんと勿体無い。殺さずに裁判に持っていくのかと思ったさ。[DVD(字幕)] 6点(2016-03-03 06:44:42)

275.  ジョン・ウィック 《ネタバレ》 スタイリッシュでクール!だけどけっこうワイルド。ストーリーは単純明快。最愛の妻が他界した後に心の拠り所として送ってくれた一匹の犬。その犬を車欲しさに忍び込んだ強盗に殺され、そいつらに復讐していくお話。ただそれだけ。だからシンプルイズベスト!まどろっこしいことは一切ない!非常に潔いし気持ち良い。好きです、こういう映画。ただだからこそ、好きだから、好きだからこそ言いたい!細かな設定はこの手の映画には無用かもしれないけれど、やっぱ言いたい!まずジョン・ウィックさん。引退して4~5年だそうですが、めっちゃ凄腕の殺し屋だったんですよね。その頃に培った研ぎ澄まされた”カン”はそうそう簡単に消えないはず。なのにああもいとも簡単に侵入され、いとも簡単にやられちゃうってどうなのよ!凄腕だった面影皆無やん!ほんとそこだけ。ジョン・ウィックが目を離しているスキに犬を殺されちゃうとかにして欲しかった。それ以外はありません!ホテルで殺しをやってしまった女の末路とか個人的に好きです。蒔いた種をちゃんと回収してくれるのはやっぱ気分いいですからね。[DVD(字幕)] 6点(2016-02-20 07:55:06)

276.  ファンタスティック・フォー(2015) 2005年版よりはマンガチックな要素を多少排除し、洗練された形となった。それが良いか悪いかは好みの問題でしょう。個人的には荒唐無稽な2005年版も、今回の2015版も、どっちもウエルカムです。ただあんなとんでもない機械を民間の人間が管理運営しているとこが、オイオイオイ!ってツッコミたくなりました(笑)出入りも厳重じゃないしね。それと肝心のバトルシーンが呆気なく、殺風景な異世界が舞台になっているから、イマイチ盛り上がりに欠けるんですよね。一番の見せ場だけに残念です。あと主人公の家庭環境や友人とのエピソードが薄いかな。まあそこまで時間を割けないのは分かってはいるけれど、もうちょっと上手いことやってほしかったな。と、あれこれとディスってきましたが、決してつまらなかったわけではないんです。そこそこ満足はしたんです。なぜなら、作り手側の試行錯誤が私にはとっても心地よく受け止められたから。これは「バットマン・ビギンズ」を観た時の感覚に近いです。残念ながら本作のクオリティはアレですけど(笑)6点は甘めに付けました。ご了承を。で最後にもう一言。ヒロインがもっと可愛ければな~・・・。以上。[DVD(字幕)] 6点(2016-02-07 14:30:36)

277.  天空の蜂 《ネタバレ》 色々と考えさせられるが、飽きずに最後まで観れたことを素直に評価したい。イジメの原因を作った原発反対の少年も、原発賛成の人たちから実は弾圧されていた、というのには世の中の縮図を見た気がした。なんかゾッとしました。映画として、エンターテイメントとして楽しめたけど、どうにも気になる点もあった。死を覚悟して猛スピードで車を運転!と思いきやなんか割りかし普通に安定した走行してますけど。素人に簡単に銃を奪われ、挙句の果てに今まさに発泡しようとしているにも関わらず、ただただ呆然と見ているだけの警官たち。扉に爆弾を仕掛けておいて、捕まえに来た連中を吹っ飛ばす!そこは分かる。ならなんでその場所にそのままおるんや?別んとこに隠れてればいいじゃん。ホテルなりどっかの空き部屋に侵入とか、爆発した後の逃亡ルートも確保していないのがこれまた不思議。あれだけ練った計画なのにね。原作は読んでないけど、この映画からだけの情報ではこれらのことがやはり気になってしまう。そこくらいかな。あとは前述した通り、飽きずに楽しめたので評価はそこそこです。[DVD(邦画)] 6点(2016-02-04 21:54:23)

278.  白鯨との闘い 《ネタバレ》 この映画は観終わってしばらくしてから、じわ~っと、こう胸の中に何かがこみ上げてくる、そんな映画です。邦題である「白鯨との闘い」と予告の映像を見て誰もが思うのはたぶん、巨大な白鯨と船乗りたちとの壮絶な闘いでしょう。ところがどっこいそうではないんです。白鯨の襲撃で母船を破壊され、やむなく小型ボートに退避、そしてひたすら海の上を漂流し続けるだけなんです。白鯨とはその後ほとんど闘いません。ほぼほぼ漂流しています。だから巨大モンスターと死闘を繰り広げるようなものを期待して観に行くと、肩透かしをくらいます。かくいう私もそんな一人でした。たしかに肩透かしはくらいました、くらいましたけどそれをマイナスにさせないだけの深さがこの映画にはあります。人々の生活に必要不可欠となっている鯨油。鯨油のために鯨を殺す。この世界の支配者である人間なら許される行為。鯨を殺し油を摂取し文明のひを灯す。そんな時代。しかしそんな傲慢な人間の前に一頭の白鯨が現れる。その白鯨は彼らから大事な船を奪う。わずかな水と食料で生死の間を彷徨うこととなった人間たち。白鯨は彼らの行く末を見守るかのように後を付いてくる。殺そうと思えばひと思いに殺せるのにそうはしない。なぜ?その答えはやがて分かる。その答えがこの映画の深さ。この映画の魅力。物語の終盤で捕鯨に人生を掛けてきた一等航海士と白鯨が対峙する。闘いが始まるのか!?そう思った瞬間、一等航海士は手に持った銛を静かに置いた。彼の中で何が起きたのか。人間のエゴを悟ったのか。とにかく彼は闘いをやめた。やがて生還した彼らは口封じを頼まれる。化物鯨の存在が、捕鯨産業に悪影響を及ぼすことを恐れてのことだった。だが、家柄や血筋に価値観を持っていた船長が査問会で述べたのは、真実だった。その後話は石油が発掘されたことをほのめかして幕を閉じる。分かりますか、この深さが。人間の愚かさが。私はそれに気付くまで少し時間がかかりました。ただR指定になるくらいキワどいシーンが、もっとあっても良かったんじゃないかな。なんか全体的に小奇麗なんですよね。まあロン・ハワードですからね。分かっちゃいるんですけどね。は~もったいない。[映画館(字幕)] 6点(2016-01-17 15:15:30)

279.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 良くも悪くもまんま、STAR・WARSですね。正直言って斬新さや真新しさはありません。焼きまし、あるいはノスタルジアといったとこでしょうか。見たような衣装・小道具・武器・エイリアンたち。話の展開も、襲撃→逃亡→出会い→旅立ち→別れ→反撃、と一作目の新たな希望と同じ流れ。デジャブかよ!てなりました(笑)それと昨今のCGをふんだんに使ったド派手な映画と比べて、やや物足りなさも感じましたね。もっとスゲェ映像を期待してました。ハン・ソロの死は予想できちゃって、なんか逆に違う意味で悲しくなりました。だってさ、まずあの吊り橋ね。落ちますよ~って言ってるようなもんじゃないですか。それに登場したばかりの暗黒面の彼が簡単に戻るわけないやん!もうバレバレすぎ。ハン・ソロの死が儀式的すぎて泣けちゃいました。それにその暗黒面の彼。ハン・ソロの息子さん。マスクを外すとまあ優男で拍子抜けですわ。もっとキャスティング考えて欲しかったです。一瞬イスから転げ落ちそうになりましたからね。あとストームトルーパーの彼ね。自分の故郷を襲うのをためらってそんでもって逃亡。殺せないよ~て言ってる割には、元仲間のストームトルーパー殺しまくりなんですが。ええ!?ですよ。彼の設定ユルユルすぎです。そもそもルークが消えた行動原理が理解しがたい。というか強引すぎ。甥っ子であり弟子である彼が暗黒面に落ちたからって責任とって隠れちゃったんですか?大の大人が。ジェダイが。許されないでしょそんなの。てかさ隠れるんなら地図とかヒントとか残すなって。男らしくない。とまあ色々と言ってはきましたが、この作品自体は5点ですが、やっぱSTAR・WARS好きなんでオマケで+1点です。次回作は良い意味で、旧作の呪縛から脱皮して欲しいですね。PS:レイ役のデイジー・リドリーちゃん、めっちゃキュートでもうお気に入りです。[映画館(字幕)] 6点(2015-12-20 14:57:40)(良:4票)

280.  海街diary なんか映画を観ているというよりも、人んちの日常を覗き見しているみたい。まさに「diary」ですね。とくにこれといってドラマチックなことがあるわけでもないけれど、四姉妹のそれぞれの心理描写をわずかなエピソードでテンポよく掘り起こしてくれるので、退屈することなく作品の世界に浸ることができた。監督の職人技に拍手です。それと綾瀬はるか史上最高の演技じゃなかろか。正直言って彼女の演技力はあまり褒められるようなものとは思えなかった。ところが別人!?ていうくらいいい演技をしてましたね。ビックリです!他の演者さんたちもみなイキイキとしていて、みていて清々しく気持ち良かったです。人の生涯って結局死んだあとに何を残すか、そこなのかな・・・。そう感じました。[DVD(邦画)] 6点(2015-12-16 21:20:06)

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