みんなのシネマレビュー |
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281. 戦国自衛隊1549 全く期待に応えてくれなかった前作と比べると、いかにも小説な奇を衒いすぎたストーリーだが無いに等しかった前作より随分マシだった。そもそも無茶なプロットを、それらしいものにしようという努力すら無かった前作に憤りを感じただけに、今回の無理やり無茶苦茶なこじ付けで必死にそれらしくしようとしている痛々しさをむしろ微笑ましく思ったことがこの評価。たとえ子供騙しに近い映画だったとしても、多くの注目を集めて、制作費もかけて、そしてヒットするという最近の邦画には中々無かった流れを作れたことはよかった。[DVD(邦画)] 7点(2006-05-19 18:40:45) 282. ブルース・オールマイティ またまたジムキャリーお得意の縛りコメディ。いつもどおりです。好きな人は期待を裏切られることはありません。[DVD(字幕)] 7点(2006-05-15 16:31:30) 283. 奇人たちの晩餐会 果たして彼は愛すべき馬鹿なのか、空気の読めない邪魔者なのか。映画で見る分には前者。実際隣に居たら地の果てまで蹴り飛ばすけどね。[DVD(字幕)] 7点(2006-05-15 16:07:48) 284. 奥さまは魔女(2005) ノーラ・エフロンのラブコメディはこの都会的な明るさと軽さが好きだ。決して細部まで作りこまれた作品ではないがテンポの良い演出が爽快。出演陣も楽しんでいるのがわかる。シャーリー・マクレーン最近頑張ってるね[DVD(字幕)] 7点(2006-05-15 16:01:57) 285. サボタージュ(1936) 《ネタバレ》 いかにも古臭い愛憎スリラーサスペンス。イギリスのご婦人方はこういうお話が好きなのかな。子供を殺すタブーを簡単にやってしまう辺り、ヒッチコック映画らしい。今でも期待はずれにはならず普通に見れます[インターネット(字幕)] 7点(2006-05-15 15:49:47) 286. レベッカ(1940) 女のドロドロした権力争い、しかも死人と争わすなんて、この昔にこんなクサーイ話を取ってしまうヒッチコックに乾杯です。さすがサスペンス・ミステリーの神様。現代サスペンスドラマの基本は全てここにあり。しかしこの作品でのジョーン・フォンテーンの美しさときたらグレース・ケリーやヴィヴィアン・リーも寄せ付けません。ある意味ローマの休日のオードリー・ヘプバーンに匹敵するスクリーン史上に残る美しさです。[インターネット(字幕)] 7点(2006-05-15 00:47:17) 287. ミート・ザ・ペアレンツ2 デニーロ、ダスティン、バーブラの「アカデミー賞ダブル受賞トリオ」にコメディ界のスーパースターベン・スティラーが絡む出演陣が圧倒的に豪華なコメディ。それでなぜこんなに下ネタが増える…しかしベン・スティラーの映画が好きな人にはいつものことか。面白かったので今回は許すが続編で下ネタが増えるのはネタ切れの傾向なのか。スカーフェイスのシーンでデニーロが「こいつの映画だけは見せるな!!」とか言ってブチキレたら満点つけてたけどね。DVDの特典映像で出演陣に続編作るなら出る人と聞いた時物凄い勢いで手を挙げたそこのデニーロさん…マジですか?むしろマゾですか?[DVD(字幕)] 7点(2006-05-12 21:43:17) 288. あきれたあきれた大作戦 アナライズミー、ミートザペアレンツや花嫁と父といった一本の映画として成り立つようなプロットを多数織り交ぜているにも関わらずよく一本の話に纏め上げた優秀な脚本で勝ち。ウディ・アレンの作風に似ているが、練り上げたセリフで笑いを取ろうとして白けさせるウディと違いもっとわかりやすいベタベタコメディ。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-14 02:49:06) 289. イヴの総て 演劇界で成り上がるのは智謀をめぐらせば容易なことであり、また容易であるが故に突き上げによる転落も早い。演劇界の幻想を見事に突き崩した優れた映画だが同年のサンセット大通りと比べると、ハリウッドがブロードウェイを外部から一方的に風刺したもの、ハリウッドがハリウッドを内部から自己総括したものという責任の差か、どちらが深層に迫れているかという点では後者より劣る。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-09 09:10:20)(良:1票) 290. ディア・ハンター 主題はほぼ(実際には行われていなかった可能性が高い)ロシアン・ルーレットであり戦争スリラーとしてはかなりの良作であるが、戦争の狂気、その無益さが若者に与える影響という見方こそ出来るものの、少なくともベトナム戦争を描いた映画とは言えない。地獄の黙示録を経てプラトーンで集大成するベトナム戦争映画の変遷の中ではまだまだ原点である。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-02-09 03:50:21) 291. ガン・ホー ただおちょくった映画ではなくこれは風刺。プレゼンに全く反応が無くガックリ帰国したが実は成功していた所や、酒を飲むと突如性格そのものが変わる日本人、鋭すぎる。また忘れちゃいけないのはアメリカ人に対する日本人のステロタイプも同時に描いているということ。遅刻を常習したりロックをかけながら仕事するアメリカ人、これも明らかに極端な例である。当時絶頂期であり最大の攻勢をかけていた「侵略者」に対し何も日本的経営を非難するだけでなく相互理解も模索している。民族間の気質の違いやステロタイプを見る上で非常に有用な映画でもあり、これを単に日本文化をおちょくった映画で片付けてしまうのは惜しい映画である。[DVD(字幕)] 7点(2006-02-08 02:05:34)(良:1票) 292. 恋はデジャ・ブ 同じ日を繰り返す話といえば世にも奇妙な物語のIfシリーズ、トゥルーコーリングのように大抵がある人物の運命を左右するような重要な一日の話であったりするのだが、この映画ではどうしようもなく平凡な一日であり、ホテルマンや保険セールスとのやりとりを繰り返されても面白くも何ともないのだが、最後をうまく纏めた後味の良さは好印象。しかし彼は本当に変わったのだろうか。失敗も軽蔑も死も無くなった制約の無い生活をおくる彼にとっては、人助けも犯罪と同様で単に刺激を求めた結果であった気がするのだが。[DVD(字幕)] 7点(2006-01-15 22:02:20) 293. 無問題(モウマンタイ) う~ん。こういう肩肘張らずに見れるラブコメは好きだなあ。この作品より下に位置づけたハリウッドの「名作」と呼ばれる作品の数々には変な奴でごめんなさいとしか言いようが無いけど好きなもんはしょうがない。別に岡村自体は特別好きでもないがこの内容なら主人公が芸人なのは正解だね。なかなか生きてました[インターネット(字幕)] 7点(2006-01-11 11:03:00) 294. 花嫁の父 リメイク版と比べてコメディ要素が大分欠けているが、それだけでここまですっきり纏まった作品になるとは。コメディであることには違いないが中途半端なシリアス路線だったリメイク版とは違い、しっかりと父親心理を描いた社会派ドラマの範疇の映画で、その父親心理の描写はバリバリの社会派映画「招かれざる客」にも通じるものがある。スペンサー・トレイシーのような名優が、招かれざる客の時とは性格が違う慌てふためくオトボケパパを演じているギャップが楽しい。[インターネット(字幕)] 7点(2006-01-05 10:55:39) 295. 断崖 モノクロ作品だったはずだが某所のネット配信で見たらヤバイくらいカラフルに着色されていた。色をつけてしまうと空など背景が絵だったり着ぐるみの羊だったりが一目瞭然となり作品が非常に安っぽくなってしまっていて無意味な所で笑いを誘われてしまった。ジョーン・フォンテーンは今作でアカデミー主演女優賞を受賞したが、ヒッチコックとフォンテーンと言えば前年の「レベッカ」が代表傑作でありフォンテーン自身も本作よりも演技の出来の良かったレベッカではなく本作で受賞したのは温情受賞のようで不満だったと伝えられる。しかし実際は今作のフォンテーンの演技は受賞に相応しいものがあった。原題通りサスピションが主題であり解り易く心情を読み取れる演技が求められる中、彼女の表情豊かな演技は文化も時代も全く違う人間であるはずの私にもストレートに伝わる人間臭さが感じられるもので、レベッカのような作品賞を取ってしまうレベルの大作ではなく今作のような一見三文推理小説映画のような作品でこそ彼女の真価が発揮されていると言えよう。ヒッチコックの同種疑心暴走系サスペンスの傑作「裏窓」と比べてしまうと、裏窓とは違い結末が期待に「応えてくれた」点も含めどうにも平凡な印象になってしまうが、快作。[インターネット(字幕)] 7点(2005-12-31 05:44:05)(良:1票) 296. レイジング・ブル 同じボクサーの伝記であるALIや同じスコセッシ監督の伝記映画アビエイターよりは良かった。デニーロのカリスマに依る所が大きいのだが。あまりにも短気で不器用で、力に翻弄され幸せだと感じようと思えば感じられる状況にいるのにそれに気づくことが出来ず、というより自ら拒否し道を外してゆく。決して極悪人では無いが必要以上に咎められることにより人間不信の極地に陥り周囲との溝を深めてゆく悪循環。タクシードライバーよりも同情を集めることの出来る題材でまたエンターテイメント性も優れていて同種映画では最高峰に挙げられる。カジノもそうだがスコセッシは夫婦の軋轢をやらせたら天下一品だね。逆にその題材が作品の印象を暗くして観客には不興を買ったりするんだけど。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-29 00:38:59) 297. 仁義なき戦い 広島死闘篇 広能が中心の話ではなくシリーズのコンセプト・方向性を示す補足編のような役割を持っている番外編的位置付けであるため、シリーズの中では異色のエンターテイメント性を持つ。ということもあり面白さこそあるのだが、最後「若者の~」という補足で誤魔化してはいるがほとんど暴力黙認映画となってしまっている。本来決してそのような映画では無いのだが、この辺りの処理のまずさがのちのバトルロワイヤル問題などに繋がってゆくのだろう。仁義無きシリーズのうち特に本作品に多大な影響を受けたと思われるクエンティン・タランティーノはこの辺りの描き方が上手い。単品としてはそこそこ楽しめるがシリーズの中ではあってもなくても良い存在。[DVD(邦画)] 7点(2005-12-28 14:57:01) 298. ミート・ザ・ペアレンツ 身から出た錆というやつだがいくらなんでも気の毒。コメディとしては多少弱いがデニーロを中心に見所は多数ありしっかり見られる佳作。嘘はいかんね嘘は[DVD(字幕)] 7点(2005-12-25 13:50:10) 299. ポリスアカデミー2/全員出動! 今思えば今や全国区のハードゲイというジャンルを知ったのはこの作品でだった。遂にメンバーが「警察官」としての職務を見せるために町へ繰り出す。アクションが増えた分笑いの面では前作よりややパワーダウンの感じは否めないが、この作品を見るときに構えて見る人なんて居ないので大して不満にも思わず十分に楽しめるだろう。もちろん合う人はだが。本作で最も印象に残ってるのはマイケル・ウィンスローのヘリコプターとパトカーの「音」。あれはスゴイ[DVD(字幕)] 7点(2005-12-17 06:56:40) 300. ポリスアカデミー5/マイアミ特別勤務 安定して面白いシリーズ。相変わらずのベタベタワンパターンコメディだがキャラの個性がしっかり確立されてるのでそれでも笑える。さすがに5作目ともなるとレギュラー陣は演技がこなれて生き生きとしているし、強盗団も含めて出演者が皆いい味出してます。後の2作を見ると、シリーズ当初からのメンバーがまだしっかり残っている(マホニーこそ消えたけど)本作は良いですね。ボートチェイスは2か3で見た気もするが。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-17 06:49:07)
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