みんなのシネマレビュー |
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281. 恋人はパパ/ひと夏の恋 ドラマ展開は悪くないと思うのですが、それを効果的にみせるキャラクター設定が成されていないので、わかりづらい代物になってるんじゃないかな。 [DVD(吹替)] 5点(2007-10-05 23:48:00)《改行有》 282. 青の炎 主人公にもう一歩暗部に踏み込んだ演出を施すか、多少のカリスマ性や何か欠落した部分が見える描写がなくては、どうにも違和感が付きまとう成り行き。[映画館(邦画)] 5点(2007-09-26 12:47:42) 283. タクシードライバー(1976) ダラダラと病める男を追跡するだけであまり芸があるとは言えない。 現代で言えば「エヴァンゲリオン」などに相当する向きを持つ内容なのだろうが、「エヴァ」などは確実に娯楽としてみせる芸を備えている。 こういった文芸作品は、やっぱり文字媒体の方に有効な気がする。 今となっては「ニューシネマ」なんて名付けてもてはやしていた世代の追憶とその影響に支えられている高評価かな。[DVD(字幕)] 5点(2007-09-02 04:08:45)(良:1票) 《改行有》 284. 大空港 用意した事件に関わる人物へちょっとしたドラマ描写を加えただけなので、それ程芸のあるものではない。 群像劇というのは、よっぽどそれぞれの思惑が緻密に交錯してあるうねりを生んでいる場合でもなければ感心させられることはない。[ビデオ(字幕)] 5点(2007-08-19 08:31:03)《改行有》 285. グッドフェローズ 《ネタバレ》 成り行きをみせて、はい、それまでよ、の内容なので評価するのも難しいのですが、その重厚さとテンポのよい演出・編集に甘めの採点。 女のナレーションはいらなかったかな。 この作品で何より面白かったのはモデルになった男がDVDでコメンタリーに参加してること。結局身動きとれなくなったから証人となって裏切った男がコメンタリーですもの(笑)。[DVD(吹替)] 5点(2007-08-17 21:34:53)《改行有》 286. ミリオンダラー・ベイビー 個人的にこれを観て改めて考えさせられるようなことはなかったけれど、人によっては考えるきっかけとなるでしょうから意味のある作品なんでしょうね。 「いつか死ぬのに生きている」という状況の中で何を選択するか。 そして、思うがままに生きても、必ずやって来る生かされている状態。 個人的にはああいう状態で死にたいと願っている人を生かすことはないと思う。 「死」を悪と捉えるような向き自体が理解不能(「生」賛美も同様に)。[DVD(吹替)] 5点(2007-08-15 03:34:42)《改行有》 287. ホーム・アローン2 前作と同じものを作って金儲けを企みましたって作品でしかないですね。[地上波(吹替)] 5点(2007-08-13 02:53:27) 288. ディボース・ショウ 《ネタバレ》 展開自体は心地よいテンポで気持ち良く裏切り、二転三転してくれるのですが、それでもあの二人がくっつくってのは「コメディだから」でしかないのは勿体ない。 それに、あのオッサンが遺言の書き換えもなく、死んじゃうってのは話をまとめる都合でしかない処理で残念。[DVD(吹替)] 5点(2007-08-12 05:49:39)《改行有》 289. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 《ネタバレ》 争奪戦の流れはやはり優秀なのですが、ラストの危機的状況もやはり超常的な力で処理される。 「レイダース」が4点だったので、父子の確執ドラマが加わった分プラス1の5点。[地上波(吹替)] 5点(2007-07-29 20:01:19)《改行有》 290. ターミネーター2 まず、設定に対する疑問が常に付きまとうのに減点ですし、敵・味方のパワーバランスの変化もない。 展開はあるけど構成が希薄。 見応えのあるアクション(巧すぎっ)に助けられてますね。[地上波(吹替)] 5点(2007-07-18 03:45:04)《改行有》 291. ピンポン 原作が素晴らしいだけに、今作のように随分と端折られた内容には閉口してしまう。 はっきり言って評価不能です(物語として観れる程度に編集されていますが、原作を知る者としては浅すぎる内容ゆえ)。 とにかく、こんな方法で金儲けを目論むような人達は映画作りなんてしないでもらいたいですね。 とりあえず原作への敬意として中間点、5点。[DVD(邦画)] 5点(2007-07-17 03:32:16)《改行有》 292. ブラザーズ・グリム 兄弟の確執を二人で窮地を乗り切ったというだけで解決させたようにみせるのには無理がある。[DVD(吹替)] 5点(2007-07-15 01:53:21) 293. ビッグ・リボウスキ かつては一番好きな映画だと公言していたこの作品。 しかし、今観ると随分とすっとぼけてますね。 かつての自分は単に駄目人間を愛する向きが強かったんでしょうね(今も好きですが)。 まさにラスト、カーボーイが言うように。 どんな人間でも生きていけるというのを活写してくれるだけで希望が見えてくるんですね。 高田純次を見ているような心地よさがあります。 かつて愛した作品ということで甘めの採点。[DVD(吹替)] 5点(2007-07-14 20:23:35)(笑:1票) 《改行有》 294. ポストマン・ブルース コメディだと知らずに観たので、序盤は勝手な設定や展開に閉口してしまっていたのですが、それに気付いてからはわりと楽しんで観れました。 でも、コメディだからといってリアリティをないがしろにしてしまったら、状況をつくっても感情移入できなくなるので如何なものか。[ビデオ(邦画)] 5点(2007-07-12 16:34:47)《改行有》 295. きょうのできごと a day on the planet よく企画が通ったな~と感心するぐらい何も起きない。 特に何があるというわけでもない日常、人物。 でも、この監督の作品の中では一番無理なく、自然なムードを出せていると思う。 若者のダラダラした空気が好きかどうかで判断するしかないけど、自分のいないところでも地球は回ってるって描写は好きだし、ムードも好きということで中間5点。[DVD(邦画)] 5点(2007-07-12 05:05:50)《改行有》 296. シムソンズ ドラマの処理=競技技術の上達という構図が成立しない以上、こういう類いの話は難しい。 下手に勝利させてご都合主義を際立たせるより、敗北させてドラマをクローズアップする内容で仕上げるに限る。 そういう意味では結構全うな方だと思うのですが、随分と稚拙な部分が目立つ・・・。[DVD(邦画)] 5点(2007-07-10 18:36:23)《改行有》 297. ウディ・アレンの重罪と軽罪 《ネタバレ》 年一本映画を撮っている人でなければ、こんな実験的なことやらないですよね。 どちらのドラマを一度失敗するだけの内容なので、それぞれの話の構成自体は単純。 実験精神に多少甘めに採点。[DVD(字幕)] 5点(2007-06-25 16:53:34)《改行有》 298. あの頃ペニー・レインと 《ネタバレ》 一度の挫折で何か学んだ気にさせるだけの淡泊な文学作品。 脚本賞なんて獲る作品には構造的な匠を感じさせられるようなものであってほしいものです。 多数の人のドラマを処理しているということで甘めの評価。[DVD(吹替)] 5点(2007-06-23 20:55:36)(良:1票) 《改行有》 299. ディープエンド・オブ・オーシャン こんな劇的なことはなかったけど、似たような関係性を家族と経験した身としては納得の内容。 「家族」って、なんて観念的なものなんだと絶望することもあるけど、「血の繋がり」って情報は意外なほど深く根付いているんですよね。 ただ、こういうことって経験してない人には全くわからない人もいるから、どんなに雄弁に物語っても万人に理解させることは難しいと思う。[地上波(吹替)] 5点(2007-06-20 12:56:52)《改行有》 300. 約三十の嘘 この監督の前二作を観ている人なら、心理劇に興味のある人であるのは知っているだろうが、それを知らずに巧妙なコンゲームを期待してしまった人は確実に肩透かしをくらう内容でしょう。 それにしてもこのちゃちな詐欺師集団の造形は・・・。[映画館(邦画)] 5点(2007-06-13 22:52:08)《改行有》
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