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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
281. 死ぬまでにしたい10のこと 大変印象に残る映画だった。死を宣告されてもジタバタせず、それでいて自分が死んだ後のことをしっかりと考える、その冷静さはどこからくるのだろうか。私には決してまねできないことだ。 したい10のことは人それぞれだろうから、内容には触れられない。アンの場合はあれで良かったのだろうと思う。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-20 21:33:44)《改行有》 282. アウェイ・フロム・ハー 君を想う 私自身年老いた母を施設に預けた経験があるだけに、身につまされる思いだった。自宅介護か介護施設かという問題も見え隠れする。 この映画は老夫婦の愛情が痛いほどに感じられ、良い映画だった。雪の映像がとてもきれいで印象的、音楽も良い。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-19 18:29:07)《改行有》 283. 真夜中のピアニスト 音楽映画だと思って、間違って見てしまった。ピアノを弾く人は手や指をとても大切にする。この主人公はピアニストとして最初から失格。[DVD(字幕)] 3点(2012-02-18 13:11:48) 284. ピアニスト 《ネタバレ》 好き嫌いは別として、凄い映画だということはまちがいないし、点数の付け方にも迷う。 (他の人はと見るとやっぱり10点から0点まで幅広く広がっている) ピアニストが主人公だが、クラシック音楽の扱い方も半端ではない。バッハの何か知らない曲が出てきたかと思うと、シューベルトのピアノソナタイ長調(しかもいきなり第3楽章)、歌曲は冬の旅の中の「Im Dorfe」(村にて)、そしてきわめつけはシェーンベルクというようにかなり専門的。その他シューベルトのピアノトリオ第2番の第2楽章やブラームスの6重奏曲の有名な旋律も出てくるが・・・。もっと格調高く聴きたかったが、いきなりポルノ画像になるのにはぶったまげた。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-16 23:10:02)《改行有》 285. 私のちいさなピアニスト 《ネタバレ》 べたな展開のヒューマンドラマだが、それでいて心に響くものがある。ヒロインの女の子もちいさな男の子も心に傷を持っている。だから男の子にいくら天分があっても一朝一夕にはいかない。このジグザクを繰り返しながらふれあっていく過程が実に良い。そしてピアノが弾ける(実際に賞をとったことのある)男の子が演じたので、音楽が生きている。(ドビッシーのアラベスクは見事) [DVD(字幕)] 6点(2012-02-16 00:11:20)《改行有》 286. 幸せパズル 《ネタバレ》 過去2回の外国語映画賞(「オフィシャル・ストーリー」と「瞳の奥の秘密」)を受賞したアルゼンチン映画ということとタイトルに惹かれ鑑賞。パズルは何かのたとえかと思いきや本物のジグソーパズル、競技会まで登場する。通常の縁から作成することから外れ、いくつかのパーツを作って組み合わせる彼女独特の手法で短時間に仕上げる。 夫と子どもには嘘をついてまで、年上のパズル狂の男性(パートナー)と練習に励むのだが、恋に落ちるというわけでもなく、淡々と進むのがまた何とも言えない。[映画館(字幕)] 5点(2012-02-15 15:48:42)《改行有》 287. 悪いことしましョ!(2000) 《ネタバレ》 オリジナルと決定的に違うのは、何と悪魔が女性になる! そのためストーリー的には同じでも雰囲気ががらりと変わる。エリザベス・ハーレイの胸元を見れば一目瞭然、エロっぽくなってしまうのだ。ここをどう評価するかがポイント。 七変化のシーンはおもしろく良くできていると思う。これでオリジナルなら高得点かもと思うが・・・。 蛇足ながら、七変化と言ったがロック歌手がカットされているので、実は六変化だろう。[DVD(字幕)] 6点(2012-02-12 11:04:13)《改行有》 288. すべて彼女のために 題名だけで選んだのがまちがいだった。それに主演のヴァンサン・ランドンは近年の「君を想って海をゆく」が非常に良かっただけに残念だ。 どんなことをしてもというのは、気持ちではわかるが絶対にやっていけないことだし・・・。[DVD(字幕)] 3点(2012-02-01 17:52:36) 289. チーム・バチスタの栄光 ジェネラル・ルージュより後で見てしまった。サスペンスとしての緊迫感、おもしろみはあるが、人間の命や医療が軽く扱われて嫌な感じ。視野が狭くなって手術に影響が出てくれば即刻やめるべきだし、交代した看護師も不手際が多すぎるし、犯人に至っては・・・。厚労省の役人の態度も横柄で好きでない。[DVD(邦画)] 5点(2012-01-30 21:59:35) 290. ジェネラル・ルージュの凱旋 サスペンス感のないサスペンスだけど、その分コメディチックでおもしろい、その上救急医療の核心を突く肩のこらない社会派ドラマ。誰しも損得では勘定できない救急医療の大切さがわかる。 竹内結子さんのあの役は画期的、格好いい役が得意な役者が多い中、あれだけずっこけた役を演ずるのもなかなかできないことだ。阿部寛の役柄は仲閒さんとの共演で見ていたから驚かなかったが・・・。[DVD(邦画)] 7点(2012-01-28 21:51:59)《改行有》 291. 恋するトマト 日本とフィリピンの農家の実態をリアルに描いたドラマだ。農家の嫁探しや労働力不足、あるいは怪しげなフィリピン人ダンサー勧誘、結婚詐欺に至るまで、深刻な問題がたくさん潜んでいる社会派ドラマでもある。この映画を作った人々の情熱に驚くとともに感謝。[DVD(邦画)] 9点(2012-01-28 13:58:33) 292. ゼロの焦点(2009) 《ネタバレ》 映画の前半は、オリジナル(野村芳太郎監督映画)の省略された部分や不十分だったことを丁寧に扱って好感が持たれたが、後半から終盤の作り替えられた部分は何だろう。原作小説の内容とは近くなっても、雰囲気は遠くかけ離れたまた別の映画になってしまった。これが良いか悪いかは見る側の判断だろうが、私には暴走のように思える。 また映画の主人公を広末涼子が演じているが、これがまったく原作のイメージではないように感じられる。[DVD(邦画)] 5点(2012-01-24 20:55:53)《改行有》 293. オリバー・ツイスト(2005) 《ネタバレ》 映像はきれいだし、作りも丁寧。ミュージカルや少年少女向けにもならず、ディケンズの原作に近い雰囲気を与えてくれる。特にラストに絞首刑の恐ろしさを持ってくるとは生々しい。しかし果たしてこういうエンディングはどうなのか。 ベン・キングズレーのフェイギンはずいぶん年寄りで悪者でありながら寂しささえも感じさせる。[DVD(字幕)] 6点(2012-01-17 22:10:02)《改行有》 294. ブルース・オールマイティ 「何かコメディでおもしろいものありませんか」と尋ねられたら、まず第一にあげるのがこれ、今まで紹介して外れたことがない。私が一番最初に見たジム・キャリーであり、本当におもしろかった。彼は本当にコメディアンである。一緒に演技している人がおかしくなって、演技がストップしNGになるのだというからすごい。即興的なひらめきはおそらく天分なのだろう。 この映画は彼のその天分が遺憾なく発揮されているし、それに対するモーガン・フリーマンも実に良い。そして、この映画が良いのはちょっぴりだけどハートフルなところがあって、見た後すがすがしい気持ちになれることだ。[DVD(字幕)] 7点(2012-01-16 07:38:20)《改行有》 295. ノー・マンズ・ランド(2001) 《ネタバレ》 最初見たときは国連軍の無能ぶりを皮肉る映画かなと思っていたが、どうもそれだけではなさそうだ。そもそも地雷というのが非人道的な武器である上に、信管を外すことが不可能なジャンプ型地雷というものであればどうしようもない。これじゃいくら国連軍であろうと、地雷除去専門家でもどうしようもないだろう。そういうどうしようもない武器を作り出す側、使用する側の非人道さが伝わってくる。 そしてまたボスニアとセルビアといっても人種は違っていても、紛争が起こる前は一つの国、その一つの国が人種の違いや宗教の違いその他でいがみ合い対立する愚かさ。そういった諸々の戦争の愚かさが凝縮されていて考えされる映画だ。 [DVD(字幕)] 8点(2012-01-12 23:02:31)《改行有》 296. パール・ハーバー 初めの方は若いパイロットと看護婦のロマンスで悪くはなかったが、やはりタイトル通り真珠湾攻撃からの戦争映画になってしまった。とたんに映画の表現も荒っぽくなって、雑になってしまった。特に目立つのは日本側の描き方が非常にお粗末なこと、そして最後はなんと米国万歳になってしまった。 戦争は戦争自体が悪いのであって、正義のための戦争など存在しないはず。しかしこの映画では常に米国が正しく、米国に逆らう国はすべて悪という表現にも思える。[DVD(字幕)] 2点(2012-01-12 19:34:20)《改行有》 297. ジョンQ-最後の決断- 主人公のとった行動は決してほめられることではないが、息子を思う父親の強い愛情が感じられ、感動を呼んだ。医療問題ではあるが、社会の不合理も描いており、ある意味考えさせられる。 都合の良い展開とも思われるが映画の許される範囲だと思う。[DVD(字幕)] 7点(2012-01-11 05:56:29) 298. 千と千尋の神隠し 昔のジブリは結構良かったが、もののけ姫以降はどうもわかりにくい。この映画はアカデミー賞を取ったのだからもっとおもしろいのかと思ったら・・・。登場人物?がどうも好きになれない。カオナシというのは何なのだ?[DVD(邦画)] 4点(2012-01-09 21:55:47) 299. スクリーム3 スクリームの完結編ということで、嫌いな映画とわかりつつ無理して見たのだが、やっぱり見るんじゃなかったというのが本音。何もかもわかろうとしなくても、謎は謎のままとっておいていた方が良かった。それに無理にこじつけたような結末だし・・・。 この映画は初めから終わりまで、血なまぐさいことばっかり、異常としか思えない。[DVD(字幕)] 1点(2012-01-09 12:02:06)《改行有》 300. 水曜日のエミリア 《ネタバレ》 いい映画で感動してしまった。ナタリー・ポートマンはもちろんのこと、息子ウイル役のチャーリー・ターハンがすばらしい。最初は継母の言うこともよくきかない子だったが、最後はエミリアと心が通じるようになったし、ジャックとの仲も好転を予感させるエンディングもすばらしい。これもウイルの殊勲に思えて、とてもいじらしい。 惜しむらくは、「ワニのライル」のお話がどんなものか知らないので、比喩というのがちょっとわからなかったこと。[映画館(字幕)] 8点(2012-01-07 22:19:21)(良:1票) 《改行有》
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