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プロフィール
コメント数 3862
性別 男性
年齢 53歳

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3081.  SF巨大生物の島 《ネタバレ》 この映画、子供の頃はどうしても好きになれなかったんですよ。私にとってこの映画は『「ニセ」巨大生物の島』。そう、当時の私にとっては、巨大ネズミが襲ってくるアノ迷作映画こそが真の『巨大生物の島』。そりゃま、特撮の出来は後者に圧倒的に分が無いけど、緊迫感では後者の方が上(あくまで映像のヒドさに目をつぶれば、ですが。でもウルトラマンなどを観て育った関係上、ミニチュア撮影って意外と抵抗ないんだなあ、これが)。本作『SF巨大~』の方が先に製作されてるのにニセモノ呼ばわりするのも変ですけどね。この映画、何だか冒頭からあわただしい割には、中盤、ストーリーと言えるものがほとんどなく、たまに巨大生物が現れては大騒ぎするだけ。緊迫感に欠け、後半に至っては巨大生物などそっちのけになってます(別に巨大生物など出て来なくても成立しちゃうオハナシのような気も)。長々と無人島で生活しているくせに何だか皆コザッパリしてるし、中には髪型ビシッとキメてる奴までいる。変です。しまいにゃネモ船長が登場、しかし巨大な貝を背負ったオマヌケな格好で何やら偉そうなこと言ってるのが、観てて薄ら寒い。とにかく、全体的に変です。でまあ結局、巨大生物は実は食糧難解決の切り札、だそうなんですが、最後に出てくるあのミョウチクリンな軟体動物、あれも喰えるのか?あれはアンモナイトか?オウム貝か?それともあの目つきは宇宙怪獣バイラスか?いや責めてるわけではないですよ。ああいうのが観たいんです(笑)。要するにね、例えばカニをそのままストップモーションで動かしても、あんまし面白くないんだなあ。ハリーハウゼンの魅力って、まずはモンスターの造形だと思うんですよ、そしてその奇妙なモンスターがストップモーションによって命を吹き込まれる驚き。この点ではやはりシンドバッドシリーズに肩入れしちゃう。本作でも中盤の巨大鳥(ディアトリマ?)なんかは結構好きですね。そんな訳で、昔よりは愛着の沸いてきた映画ではあるものの、色々と残念な部分もあるように感じられます。6点(2004-09-19 01:33:51)

3082.  NAGISA なぎさ 「昭和」の匂いが希薄なのが、どうしても残念に思えてしまいます。やっぱりどうしても期待しちゃうんですよね、映画全体から懐かしい雰囲気が滲み出て、自然に「昭和」を感じさせてくれるのを。でもここでは、『恋のバカンス』その他でちょろちょろっと「昭和風味」に味付けしただけで、その味が映画の中まで染み込んでない感じ。それこそ、どっかのさびれた観光地の観光パンフの写真なんかの方が、よほど見事に「昭和」が炸裂してたりします(←単に写真を差し替えてないだけですね。ははは)。それに、ここに出てくる子供はみんな一人っ子みたいなんですが、これもピンと来ない原因のひとつ。という訳で、むしろ「今」の匂いを感じちゃうんですね。ストーリーの方も、何だか甘いというか、主人公の少女の成長を描くのはいいのですが、あんまり安直に「成長」しちゃうと、少女の個性自体が見えなくなってしまう。「個性」がはっきり示されてこそ、「変化」に重みが出ると思うのですが・・・。少年とのエピソードの展開も何だか予想通りすぎて逆にしっくりこない。とまあ、あれこれケチつけたわりには、実はこの映画を何とか誉めたい気持ちもあるんですけどね。賑やかな海水浴場でのバイト生活と、ひと気の無い波打ち際での少年との密会生活(?)、など、少女は、大人への成長過程で次第にいくつかの生活ステージを並行して持つようになっていきます。それが映画でもうまく並行して描かれるのが、何だか心地よいのです。少女のボクトツとした好演も良(一応あれは好演なんだよっ!と言い切る)。そしてラストシーンの印象的なこと、これは特筆すべきでしょう。6点(2004-09-12 00:05:11)

3083.  ボディ・スナッチャーズ 三度も映画化されたんだから、この原作は世界名作文学全集にでも入れてあげるとよい。でもこんなハナシを何でまたこんな頻度で映画化? と思ったら、ふむ、肝心の「眠ったらすり代わられる過程」をようやく、ちゃんと描いてくれているではないか。三作の中では観てて一番納得の行く作品かもしれない。作品のオモシロさとはまた別の話ですが。後半どうもグダグダでしたね~。↓ところで皆さん、見どころはガブリエル・アンウォーなんですかね。私はどっちかっていうと、珍しく狼狽の表情を見せるフォレスト・ウィテカーとか(彼は超然とした表情が似合うのに)、何だか老け込んだメグ・ティリーとか、どうでもいい事が印象に残ってしまいました。メグ・ティリーって何だか表情が見るからに幸薄そうなんですよね~(サイコ2の印象)。で、このたび敢えなく謎の生物にすり代わられてしまいまして、迷わず成仏してくれよ~、なんて思ってしまいました(大きなお世話)。6点(2004-09-05 00:05:13)

3084.  マッハ’78 子供の頃、親父に連れられて劇場に観に行ったのに、タイトルを忘れてしまった映画、の一本であり、この作品が最後までタイトルが不明のままだったのですが、ひょんな事からついにタイトルが判明、うれしさのあまり、勢いで作品登録をお願いしちゃいました。映画館で観たとは言え、78年と言えば私は幼稚園or小学1年生、それ以来一度も観ていない映画に対して、点数つけたりコメントしたりしてよいものやら。製作にたずさわった皆さんには申し訳ない限りです。そもそも私の記憶では、この映画はカースタントのドキュメンタリのように思っておりましたが、goo映画のあらすじなんか参考に読んでみると、どうも完全なドキュメンタリというわけでは無さそう?(←映画の中身あんまし憶えてないからって、そういうの読んでコメント書くのは反則だよなあ、笑)。まあとにかく憶えてるのは、カースタントの映画だってこと。これが子供心には訳がわからない! はい、次はクルマに爆薬つんでみました、走りながら爆発させてみましょう、はい爆発しました、運転手が火ダルマになって出てきて、皆で消火して・・・で、それだけ。一体何がしたいんだよ~、と、映画を観ている子供(私)の頭はもうパニック。でも、映画の中でさまざまなスタントが繰り広げられるのを観てて、まったく飽きなかった事を憶えています。そして最後は、ポルシェで海に向ってジャンプ!海にボチャン。それだけ(笑)。しかし、このクライマックスの高揚感と、海に浮かぶポルシェの映像は、意外なほど、記憶に残っているのです。横で見てた親父のつぶやき「意外とすぐには沈まんもんやなあ」とともに(←他に感心することはないのか~と思った)。6点(2004-08-22 00:29:55)

3085.  スターマン/愛・宇宙はるかに 特殊効果は、ディック・スミス、スタン・ウィンストン、リック・ベイカーが名を連ねる最強の布陣。しかし変身シーンはちょっとだけなので、見逃さないように(笑)。死んだはずのダンナが現れて、しかもその正体は得体の知れぬ宇宙人だというのに、ストーリーが淡々と進んでしまうこの不思議。ハハン、風貌さえダンナと同じなら中身は宇宙人でもOKだなんて、やっぱりオトコは見かけが大事ということか(←ひねくれるなよ)。宇宙人なので、まあ大抵の超能力は持ち合わせているであろう、というハチャメチャさと、ちょっとしたスペクタクルシーン、しかしその割りにはスケール小さくメロドラマに仕上げちゃったこの発想。うん、普通は思いつかんかも。まあ一言で言えば、「私は宇宙人の子供を身籠った!」という、どこにでも身近にある話ですけどネ(笑)。6点(2004-08-13 14:40:03)

3086.  ホワイトアウト(2000) 原作読む時に、かなり期待して読んだものでした。で、まあ確かに、「ダイナミックな設定」と「意外な展開」というオモシロ小説の王道に正攻法で挑戦した点、結構楽しんで読んだのですが、王道である分、そこに+αが無いと、強い印象は残せない。そこがちょっと弱くて、敵との応酬は良いのだけど、肝心のサバイバル描写が、「富樫君よく頑張りました、の巻」ってな感じ、いささかスーパーマン過ぎる。で、これを映画化。ホレ見てみぃ、映像にしたらもう、スーパーマンぶり丸出しになってしもうた。この辺り、どうやって説得力を持たせるか、ですよね。しかし、一方では逆の問題もあり、冬山を舞台にする以上、映画は徹底的に登場人物を寒さで痛めつけ、映画を観ている人々までも寒がらせて欲しいところ。「アレ何だかそんなに寒く無さそうだなあ」って見えちゃうシーンは極力無くして欲しい。しかしそんな事したら、富樫君、というか、織田裕二ホントに死んじゃうかも、というジレンマが。だから、どちらかを犠牲にするしか無い。ストーリーをもう少し端折るなり織田裕二を犠牲にするなりして、寒くてコワい映像演出を徹底するか。それとも、ストーリーのオモシロさを徹底的に追求して、多少の不備は目をつぶるか。本作は中途半端なところにとどまってしまった気がします。でも、こういう日本発の大作アクション、今後も期待してますヨ!6点(2004-08-13 11:58:38)(良:1票)

3087.  パトリオット いや~『ブレイブハート』よりもいいところ、一応無いわけじゃなくて、アチラよりも、メル・ギブソンが役に合ってると思いますよ。しかし、『ブレイブ~』のアナログ感を無くしてデジタル化しちゃあ、もう「普通の」大作へとガゼン近づいてしまう。もし次回作が「(僕、エメリッヒ、だけど)CGは使いません!」とか宣伝できる映画だったら、その方が余程インパクトあると思います。う~む、それに、映画の長さも、本作に関しては何だか薄味感に繋がってしまった気が。ストーリーはわかりやすい感動モノ、映像的には迫力モノ、観てて飽きはしない、それなのに、どこか地味なものを感じてしまうのは、一体ナゼ?結局は「いい意味での毒」が欠けているのかもしれません。6点(2004-08-11 01:25:38)

3088.  墓石と決闘 映画はいきなりOK牧場の決闘から始まります。だから、OK牧場の決闘をまったく知らずにこの映画を観る人がいたら(いないよね)、ワケわからんかもね。単なる後日談とは言わせないほど、色々事件はあるものの、全体的な印象としては、キャラ設定の弱さというか、感情移入できるほど登場人物のカラーが感じられないもんで、かえって散漫な感じが無きにしもあらず。事件の数の割りには盛り上がりに欠ける気がします。まあでも、最後は結局、ワイアット・アープとドク・ホリデイとの友情という、お約束的テーマをクローズアップしてくれて、何とかまとまったかな、と。6点(2004-08-01 01:29:30)

3089.  原色パリ図鑑 運が悪いようないいような、要領がいいような悪いような主人公。それはそれで結構なんですが、どうもストーリーの方がピンボケ気味。コメディっぽさという点では、パリの風景やフランス語の響きなんかだけでも、だいぶプラスに働いているハズなんですよ。なのにそれを差し引いても「やっぱりこういう映画はアメリカ映画の方がウマイよな」って思っちゃう。ユダヤ教云々てのがそもそも、チト馴染みの無い話で、もうちょっと事情に詳しければ面白い部分もあったのかもしれないけど、正直ピンと来ませんでした。しかしそれは映画の重要な柱、ココがピンと来ないことには、どうもサクセスストーリーとしての流れが弱く、散漫な感じがして・・・。6点(2004-08-01 00:08:05)

3090.  ドント・ダイ・トゥ・ハード ダイ・ハードのパロディ。ギャグがほとんど子供(またはそれ以下)の発想。レベルが低い。こんなので笑う訳にはいかない。しかし、しかし・・・鉄パイプのシーン!あっはっは。ヌンチャクのシーン!はっはっはっは。あ~あ、結局、ところどころ爆笑してしまったよ。どう考えても褒められた映画ではないハズなのに、見終わって、なんだか楽しい気分になってしまったのでした。6点(2004-07-31 23:41:48)

3091.  ハリー・ポッターと賢者の石 原作は読んでないのですが、当然その話題性だけは嫌でも耳にしていた訳で、で、いざ本作を観ると、「え?これでいいの?」ってな感じ。まあベストセラーの映画化ということで、イメージを壊さぬよう少々気を遣いすぎたのではないかしらん、との想像がムラムラ沸いてきてしまう、この何とも無難な仕上げ方。すべてがさもありなん、まあ最近の映画でアリガチ~な感じのする映像の連続で、「見た事無いモン見せてやるゼ!」のような勢いはちょっと希薄。ストーリーは・・・これって、面白いんですかねえ? 何だかひとつのまとまったオハナシには思えない、まどろっこしさ。とは言え、最後まで見たら、うん、まあ結構オモロイやんか。ははは、どっちやねん。もしこれが単発映画であったとしたら、ちと散漫すぎる映画に思えるのですが、とりあえず無事、シリーズ化が進行中。多少冗長な部分も、シリーズ1作目としては仕方のない点もあるでしょうし、シリーズが完結した時点で、本作の最終的な意義が決まるのかもしれません(ちょうど、スメタナ作曲の連作交響詩『我が祖国』が、個々の曲の完成度にはムラがあっても、連続演奏する場合には、どの曲も絶対落とす事のできない存在価値を発揮するように・・・)。6点(2004-07-19 00:32:03)

3092.  眠狂四郎 人肌蜘蛛 プロレス中継で、一方の選手が攻め込まれグロッキーになっている時、解説者が必ず言うセリフ「いや、でもまだ目は死んでませんよ!」。この後の反撃を期待している訳ですね。しかしこれにまったく当てはまらないのが眠狂四郎、なにしろ彼の目はサカナの目、最初っから死んだ目をしております(生気が無い!)。しかしそれこそがまさに狂四郎の魅力、雷蔵の研ぎ澄まされた棒読みセリフともあいまって、まさに生ける死神。さて今度の敵は・・・エロ将軍家斉の子、土門家武と、双子の妹・紫だっ!紫を演じる緑魔子が良い(個人的に)。部屋まで紫色という、安直にして不気味な設定、まさにアブノーマル度も急上昇。うん、緑魔子になら殺されてもいいかな。とは思わんけど。さて、狂四郎が出会った寺田農演じる薬師寺兵吾、実は狂四郎と同じ「黒ミサの子」なのだが、なぜか土門家に目をつけられており、今にも連行されそうに!しかしこれまた何故か、身代わりに狂四郎が連行されてしまう!「十九の若造よりはオレの方がイジメ殺すにしても手間がかかって面白かろう」なかなか言えるセリフじゃないよ。しかし、だからと言って土門家の手下も何故狂四郎を連行するんだろうね、意味不明。まあいいんですけどね。空には不気味な鳴き声を上げるカラスが飛び交い・・・って言っても何故か合成映像。着いた先の土門屋敷もなんかヘン。いきなり色仕掛けの紫、これは当然効果なし。続いて登場する、紫の手下のクモデとかいうタコ入道、棍棒振り回し威勢はよいが、あんまし強そうじゃないなあ。土門家の裏には何故か決闘場のごとき気の効いたスペースが!? 狂四郎VSタコ入道! ええと、まだ映画の半分も語ってませんが、まあ、全編こんな感じです。雷蔵ならではの「無駄のないチャンバラ」が堪能できます。マカロニ時代劇です。ハイ。6点(2004-07-17 00:23:02)(笑:1票)

3093.  仕立て屋の恋 シムノンの原作は、描写が特に細かいというわけではないものの、生々しさがあり、読んでいる最中、イメージが強く喚起されるので、改めて本作を観ると、なんだかリメイク作品を観ているような妙な気分になりました。が、原作そのままではなく、原作は。イール氏と尾行刑事のやりとりなどがもっと描かれていて、サスペンス色を出していますが、本作の方は、そういった部分は抑え気味。その分、幻想味が増していますが、「作られた不健康さ」みたいなのが垣間見えるのがちょっととまどうところ。ところで!イール氏の覗きのシーンでは、ブラームスのピアノ四重奏曲第1番の第4楽章の一部が繰り返し、執拗に流れます。本当にシツコイです。私は上記の曲が昔から大変に好きです。私は好きな曲は頻繁には聴きません。時間の流れとともに音楽もまた流れ去ってしまう儚さ、それこそが音楽の魅力であり、あまり頻繁に聴くとその魅力が台無しになる気がするから。それに好きな曲は頭に入っているから、それで十分なのです。しかるにその曲をこれだけしつこく(無意味に)繰り返されると、なんだか嫌な気分に。この曲のこの引用部分、特筆すべき大変美しいメロディであり、おそらく「それゆえに」ブラームスはこのメロディを曲の後半で再現する際には敢えて不完全な形でしか出さなかった(惜しげもなく!)。これが「音楽」の凄みだ。「映画」というジャンルは、この刹那的凄みとは無縁なのか?このように「好きなもの」を「好きなだけ」垂れ流すものなのか?そうでは無いと信じたい。6点(2004-06-26 03:52:58)(良:1票)

3094.  アタック・ナンバーハーフ こ、この世のものとは思えん・・・。まさに一発企画もの、ギャグは冴えないし、試合のシーンはしょぼいし・・・。でも、チャイって、何だか、川崎麻世似でステキよねぇ(←感化された。)6点(2004-06-26 02:46:15)

3095.  愛の集会 パゾリーニの街角インタビュー集、みたいな作品で、まあ別に「映画としての面白さ」は特に感じないんだけど・・・。性愛に関するインタビューに、この時代において挑戦してる事自体が貴重なんですな(今の日本で同じ事やってもしょうがないわな。でもそれはそれで面白いかも?)。しかも、いかにもサエない一般ピープル相手に昼間っからそんな質問しているのが、まだ殺される前の(←当たり前だけど)パゾリーニですからね、感慨深いものが無くも無く。構成も一応、考えてはいる(らしい)のですが、とにかく雑然としていて、まあそれが同時期の作品『奇跡の丘』を思わせるような気もすれば、ただ単に収拾がついてない気もいたします。労働者はエネルギッシュで、性に関するタブーもなんのその、質問には気前良く答えてくれます。しまいにゃ、後ろの方にいたオヤジ、「オレにもしゃべらせろ」と割り込んできたはいいが、全然関係ない話を始めちゃう。何とか話題を戻すと、オヤジはノリノリで暴走、いきなり音声が途切れて「自主規制」のテロップが! まあ、この「自主規制」テロップは他の場面でも何度か出てきて、時代を感じさせるところでもあるのですが。さて、このドキュメンタリに収められた人々の声、これこそが当時の人々の性意識をそのまま反映しているのか、というと、やはり気をつけねばならぬ面はあるでしょう。カメラを向けられマイクを向けられた時点で、それらは「意識」され、何がしかの「演技」が開始されるのは避けられない。いわば、一種の不確定性原理でしょう(ある状態を「観測」しようとする時、「観測」という行為自体によって観測対象が摂動を受けてしまい、結局、元の状態そのものを観測することはできない。←こんな説明でいいのかな?)。しかし、一番ヒドイのはテレビ番組で垂れ流されるインタビュー、テキトーに街角で声を拾ってきて、その声自体アテにならないのに、さらにこれを番組の意図に沿うように切り貼りし、並べ替える。実にお手軽なテレビ番組製造方法だ。「街の声を聞いてみました」なんてコーナーが始まったら即刻チャンネルを変えたくなる。そんなテレビ番組よりは本作の方が、数百倍、聴き甲斐のあるインタビューと言えるでしょう。6点(2004-05-29 02:25:56)(良:1票)

3096.  民衆の敵(1931) 実録ギャングもの、といった趣きで、演出は地味な印象、『つばさ』のウェルマン監督もここでは何だかつばさをもがれてしまったかのような・・・。ギャングの姿を少年時代から描いているんですけど、「子供の頃はこんな不良少年でした、大人になったらやっぱりギャングになりました」ってな流れが、どうも貫禄を感じさせない。映画製作の意図はギャングを美化する事ではナイ、という、言い訳じみた冒頭のテロップとも相まって、なんとなーくセコイ印象が。しかし、いかにもあっけなさすぎる最期に至って、その割り切りぶりに確信犯的なものを感じさせ、まあ確かにこういうのもアプローチのひとつなのかな、と。そういうわけで、娯楽味あふれる映画とはさすがに言えない本作ですが、その「実録モノ」風味によって、当時の世の中の風俗なんかがよく反映されており(・・・たぶん)、興味深いものがあります。6点(2004-05-23 11:28:36)(良:2票)

3097.  トップガン 不審機の上から背面飛行で近づき、パイロットの写真を撮る!おめー、どう考えてもそれは近づきすぎだろっ!と観るたび思うのですが、どうでしょうか。それはともかく、これと言って中身がないですね。映画の中身というよりは、登場人物に中身がない。そうなるともう、途中で誰か登場人物を殺さにゃ収まりがつかないわけで。この映画は、その辺の限界を、実によくわきまえております。ウン、意外とよく出来た映画かもしれん(笑)。空中戦もなかなかの迫力だし。ああ、でも、せめてもう少しマシな音楽つけてあげればよかったのにね。こんなダサい音楽がついている限り、この映画が歴史に残ることはないでしょう。6点(2004-04-29 01:34:33)

3098.  ブルース・リー/死亡遊戯 これはですね~、出演時間を考慮すると、ブルース・リーの方を「代役」と呼ばねばなりません。何しろ大半の時間帯はニセモノ氏が登場してます。で、このヒト、弱い(笑)。敵にやたらヤラレちゃう。ストーリー上の事とはいえ、「てめ~ニセモノだからそんなに弱いんだろ~。本物はもっと強かったゾ」と言いたくなるのが人情。欲求不満がつのる。しかしクライマックスには再び本物ブルース・リーが! 敵は巨大な黒人だ。いや、色んな相手と戦うんだけど、どの敵も、キックの時に写る足は、みんなこの黒人の足である(笑)。でも、自分の中の欲求不満がみるみる解消されていくのが手に取るようにわかる。低予算作品にはそぐわないナイスなジョン・バリーのスコアも忘れられない。もっとも、忘れられないのは単にあまりにもしつこく何度も音楽が流れるから、という話もある。では、次の言葉で本文を締めくくる事としよう。「写真はハメコミ合成です(!)」6点(2004-04-25 01:15:40)

3099.  トランザム7000VS激突パトカー軍団 《ネタバレ》 保安官氏が結構笑わせてくれるし、相変わらずバート・レイノルズはこういう役にはまってます。でも相変わらずサリー・フィールドははじけてない(というか空回り)、という印象(あくまで個人的な見解ですが)。それはともかく、見どころはトランザム7000とパトカー軍団の激突(そのまんまやんけ)、しかし結局は、助っ人に現れたトレーラー軍団がめいめい勝手にパトカーをぶっ壊すだけの展開。演出もヘッタクレもない、映画史上もっとも投げやりなカーアクション、完全に収拾不可能で、ほとんど撮影を放棄してます。これはまさに必見と言えるでしょう。6点(2004-04-24 00:59:55)

3100.  シュレック こういう作品は賞味期限がありますね。だからさすがにそろそろレビューしとこうかと。やっぱりCGはスゴイですよ、充分見どころになってます(今の所、まだ)。でも内容的には、ディズニーに対抗しようというその一点のみのアイデアで、勢いで作っちゃったみたいなところがあって、どうも充分に練られた作品に思えない・・・単に「裏返し」にしただけでは「意表をつく」という所までは至らない訳で。だもんでラストも、別にビックリはしませんでした、「ああ、やっちゃったか」ってな感じ。6点(2004-04-11 17:20:00)

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