みんなのシネマレビュー |
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301. パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 巷での評判が良いので観てみた。ジョニー・デップだけは印象に残るが....。ヒロインはヒロインらしく、海賊は海賊らしく、アクションはアクションらしく描かれる。よく言えば単純明快、悪く言えば陳腐。もちろん斬新さの類を期待して観たわけではないが、それにしてもこれはどうかと思う。どこかで見たようなアクション、どこかで見たようなお話とキャラクター。言ってみればこの映画の楽しさとは、ディズニーランドのアトラクションと同質・同程度であるような気がする。いや、誤解しないでいただきたいのだが、私が言いたいのはディスニーの悪口ではない。これはディズニー様式の追体験と再確認(+小ネタ?)を楽しむ映画なんだろうが、そんな保守的・些少なネタで人を喜ばせるのは、ディズニーにしてはスケールが小さいというか志が低いんじゃないかと。 5点(2003-12-30 23:04:44) 302. 恋するための3つのルール ヒュー・グラントの軽い持ち味が良く出た映画。肩肘張らず、気楽に観られるラブコメで、イギリス英語とアメリカ英語の違いに関するちょっとした知識があれば、レストランのシーンで爆笑するはず。エンドサインもひねりが効いていて楽しい。原題は「ミッキー・ブルー・アイズ」。結構洒落たタイトルと思うが、邦題はどうか。また、演出がややタルいのも残念。もうちょっとテンポがあると締まった良い映画になったと思う。 5点(2003-12-30 22:19:14) 303. ライフ・イズ・ビューティフル ベニーニの機関銃のようなしゃべりと洒落たユーモアで見せる前半を8点だとすれば,収容所に入ってからの物語は3点くらい。最後まで明るいトーンで描きたかったのなら舞台を収容所にすべきではないと思うし,グイドの不屈の明るさにスポットをあてるなら,収容所の悲惨さと対比させたほうがよかったのでは?。というか,そもそもそのあたりの対比がこの映画の最大の見せ所&泣かせ所でしょうに。ファンタジーなのは分かるけれども,収容所自体がファンタジーになっちゃうのはいかにも中途半端。このダメ演出がせっかくのキャラとストーリーを潰しているという印象を持った。 5点(2003-12-25 11:29:11)《改行有》 304. シンドラーのリスト ホロコーストのドキュメント映像が2時間続けば,多分ほとんどの方は逃げ出すだろう。ユダヤ人の悲劇を題材にした「娯楽」映画に感動する自分が見えないのなら,それはやっぱり偽善だと私は思う。この映画がなんらかのキッカケになるのならいいが,「この映画で悲惨さを知った!でもドキュメントは気持ち悪いから嫌」みたいな意見を読むと,心の底からゲンナリする。5点(2003-12-24 14:44:43)(良:1票) 305. パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 疲れた[映画館(字幕)] 4点(2007-06-03 22:59:04) 306. ファイナル・デッドコースター 皆さんも書いているように,1と2に比べて明らかにスケールダウンの気合が入っていない作り。邦題も意味がわからない。1は傑作B級だと思うけど,本作は単なるB級。残念。[DVD(吹替)] 4点(2007-03-11 09:20:57) 307. ナースのお仕事 ザ・ムービー TVつけて,「あ,"ナースのお仕事スペシャル"やってるんだ~」と思って最後まで観た。放映から4日後,TVガイドをめくっていたら,これが実は「ナースのお仕事 ザ・ムービー」という映画だったことを知って驚愕。夫婦ともども大変驚いた。いやあ東京は怖いところだ。[地上波(邦画)] 4点(2007-02-15 00:04:09)(笑:1票) 308. ザ・インタープリター 《ネタバレ》 一言で言って,テーマと主人公がうまく絡んでいない。だから国連だの政情だの陰謀だのといったディティールが小難しく,しかも浮いて見えるのだ。主人公の私怨に始まり「狂言でした」で済ますプロットに関していわずもがなだ。観るのにいくばくか頭を使った人もいるかも知れないが,使う価値のないところに頭を使わせたからといって,それを「サスペンス」だなどといってみても,そいつは悪いジョークというやつである。[映画館(字幕)] 4点(2005-06-05 18:27:48) 309. ハウルの動く城 私にとってはつまらない映画だった。失望した,と言ってもいい。話がどうだ,キムタクがどうだという前に,この映画にはこれまでの宮崎映画にあった(と思う)「真摯さ」だとか「チャレンジ精神」みたいなものが決定的に欠けていたように思える。魔法,強く明るく正しい少女,反戦平和,ヨーロッパ風の街並み,飛行,不恰好な巨大マシーン...etc。そのほとんどが予定調和というか新鮮味のない相変わらずの「宮崎ワールド」で,目新しいのが「美少年(!)」だけだというあざとさである。これじゃまるで宗教映画。ハウルが不細工だったら平均点が2は下がるはず。4点(2004-12-13 10:40:06) 310. ジョゼと虎と魚たち(2003) 《ネタバレ》 好きな人には良いんでしょうな...。私は邦画のこういう小難しいというか,変に凝ったような文学テイストが嫌い。[映画館(字幕)] 4点(2004-11-25 19:43:14) 311. トエンティマン・ブラザーズ 「駄作」とまでは言わないが、はっきりいってつまらない。この題材だったら、なんかもうちょっと面白くできたろうに。4点(2004-03-09 20:11:00) 312. がんばれ!!タブチくん!! 私は原作の熱烈なファンだった。タブチくんよりも、ヤスダさんよりも、あの哀愁漂う応援団長が好きだった。彼はヤクルトを応援する。雨の日も風の日も。しかし、当時のヤクルトは弱くて弱くて弱くて負けてばかり。その日も応援むなしくヤクルトは負け、彼はいつもどおり呆けたようすで家にたどり着く。そんな彼を、やはりいつものように何も言わずに迎える妻....。いしいひさいちの、日の当たらない人間に対する優しく慈しみに溢れた視線を感じる場面だ。長島でも王でも山本浩二でも星野でもなく、タブチくんが主人公なのは、おそらくいしいひさいちがそういう人だからなのだと私は思う。4点(2004-03-04 09:52:56) 313. メリーに首ったけ 《ネタバレ》 もし旧ソ連が存在していたなら、確実に「資本主義の退廃」を象徴する映画のひとつとなっていただろうに...実に惜しい。話題になってる障害者ネタ&犬ネタは私は気にならなかったな。このあたり身もフタもない言い方をすれば、「なんとかガンプ」にせよ普通の動物モノにせよ、そのほとんどは彼らをステレオタイプな"見世物"にしてるってことには変わりないし、観客はそれを"消費"してるってことも間違いない。そういう意味ではこの映画を特別視することもないと私は思う。"差別的"なステレオタイプなんて「寅さん」とか「ドラえもん」にだって出てくるんだから("馬鹿にしてないからいい"って?。でも「ドジだが愛すべきヤツ」というという感情の裏には、例えどんなに否定しようと「こいつよりはマトモ」「こいつは馬鹿だが自分にとって脅威ではない」という嫉妬の裏返しともいえる優越感がある)。むしろ問題なのは、ステレオタイプに描くというある意味確信的な行為よりも、ステレオタイプなのにステレオタイプだと思わせない&思っていない映画(と我々の意識)の悪質さ、じゃないだろうか。その点では馬鹿映画より、偏差値高そうな映画のほうがタチ悪いといえると思う。4点(2004-02-26 21:34:14) 314. 汚れた英雄(1982) 《ネタバレ》 レースシーンは迫力あったけど,他は全然覚えてない。今から思えば,いかにも角川らしいハッタリ映画だったように思う。余談だが,平忠彦をこの映画で知って,正直,草刈正雄より平忠彦のほうがカッコいいと思った。4点(2004-02-19 12:15:20) 315. 宇宙空母ギャラクティカ 私は結構好きだったな、「ギャラクティカ」。なんかタイトルが言いづらいのとかもいいし。思いっきりB級だが、少なくとも、メカデザインは優れていたと思う。4点(2004-02-13 14:07:39) 316. ヘル・レイザー ストーリーはぜんぜん覚えてないので、私にとっては大した映画じゃなかったんだろうが、少なくともあれは痛そうだ、という覚えだけはある。今思い出しても痛い。4点(2004-02-13 13:40:15) 317. 悪魔の棲む家(1979) 子供の頃に観たので、結構怖かったなあ。雷がピカッと光ったその刹那、家がまるで人の顔のように見えるっていう演出にビビッた覚えがある。そうか、今観ると怖くないのか....。思い入れでこの点数。4点(2004-02-12 17:22:22) 318. グレムリン このへんから「製作総指揮スピルバーグ!」みたいな売り方がされるようになった気がするが,20年経った今でも,未だにその神通力があるかのように思われているのは正直驚く。当時の感想としては「なんかグロい」みたいなビミョーな感じであったが,それはジョー・ダンテだったからか。なるほど。4点(2004-02-10 19:40:37) 319. バトル・ロワイアル 人生はゲームじゃないと思う。4点(2004-02-05 22:37:41) 320. ミッション・トゥ・マーズ ラストに至るまでに築いた世界を,一挙に消し去るデ・パルマの核爆弾ぶりには本当に驚いた。4点(2004-02-05 18:38:50)
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