みんなのシネマレビュー |
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3341. PLANET OF THE APES/猿の惑星 これは旧作の「リ・イマジネーション」なんですって! リ・イマジネーション、何だろな~。と思って観たけど、結局、どういう意味だったんだろね、よくわかりませんでした。ボクらがかつての『猿の惑星』で「面白い!」と感じた点と、ティム・バートンが「面白い!」と感じた点には、共通のものもきっと多い筈、なのに、どうしてこんな大惨事になってしまうのか、とても不思議です。ラストが、何だか以前に観た三流ホラーと同じだったので、ティム・バートンが脳内混線を起こしたのかも、と心配しております。まあしかし、公開前にメイキングと称して、猿の所作を一生懸命練習している俳優さん達のケナゲな姿を幾度となくTVで見せられちゃったので、あまり悪口言うのも気が引けちゃうのでした。5点(2003-11-09 00:09:35) 3342. デュエリスト/決闘者 リドリー・スコットはCF出身のためか、映画は人に見せてナンボ、映像美を売りにしつつも、一般ウケの観点も忘れない人だと思ってたのですが、このデビュー作、娯楽性が薄く、奇妙な味わいの映画。どちらかと言うと、デヴィッド・パットナムらしい(エニグマ・プロっぽい)映画、っちゅう感じも受けますかね。何しろ2人の決闘が繰り返されるばかりで、特に劇的な展開があるわけでもなく・・・しかしその分、風景の描写にコダワリを見せて、後日のリドリー・スコット作品を思わせる部分も有るような無いような。確かに印象的なシーンが多い映画には違いありません。彼自身もどうやらこの時、別にゲージュツ作品を撮ってるつもりは無かった、という話ですから、ある種、試行錯誤の段階だったのかも。7点(2003-11-08 23:35:18) 3343. フェラーリの鷹 ださカッコよく、ださ素晴らしい珠玉のカーチェイス映画。どんな内容かというと、強盗団の乗るシトロエンと刑事の乗るフェラーリが戦うという、まあ、『TAXi』のシリアス版だと思っていただければ・・・って言うか、『TAXi』は設定からクライマックスシーンに至るまで、コレの完全なパクリですよ。こらベッソン出てこい! マンガのように出来過ぎたナイスなストーリー展開、まるで日本映画を観ているようで、燃えてきます(いやマジで)。しっかしフェラーリってこんなクルマだったのかーー。8点(2003-11-08 22:02:25) 3344. 特攻野郎Aチーム/必殺大西部作戦<TVM> いやはや、特攻野郎Aチーム。みんな観てたよね、僕も毎週欠かさず深夜放送を録画して食い入るように観てました。毎回同じハナシなのにね。さて、スペシャル版のタイトルがズラズラ並んでいるのを見ても、どれがどんな話だったか、もはや対応がつきませーん。まあ追々思い出していくとして。コレは最初に観たヤツだし、タイトルが判りやすいので、印象が強い方です。で感想ですが、これまたAチームにどんな感想を述べたものやら。ただ、アレですな、大自然の中で悪党どもを蹴散らす痛快さ、お手製装甲機関車の楽しさ、色々魅力はあるのですが、やっぱAチームはクルマをガンガンぶっこわしてナンボ、この点ではやっぱり物足りないですな(←こういう期待する方が悪い)。ところであのドロドロのグリースの中には結局何が入ってたのですか??6点(2003-11-08 21:25:17) 3345. エリザとエリック この映画。何が言いたいのか何を見せたいのか、正直よくわからんのですよ。エリザとエリックという姉弟が友人とともにアパートの一室でコスプレ&撮影大会をやってるだけの映画。にしか見えへん。テヴネ監督のコメントを見ると、何やら思春期の両性具有的なものを描いているらしいんですけど、うーん、だから何なのよ(両性具有ってのは『ピンク・フラミンゴ』に出てきたアレですかいな)。というわけで、ちーとも面白く無い割に変に印象に残ってしまったもんで、もしこの映画のファンがいらっしゃったら、その魅力について、一度お聞かせ願いたいのです。どうかよろしく。3点(2003-11-08 11:09:03) 3346. ガジュラ<TVM> 「俺ガジュラ観たよ」「ゴジラ?」「ゴジラじゃないよガジュラだよ」「?」。そんな映画です。何と言っても、怪獣の造形。正視できんよ、コレは。実写とCGを使い分けてますが、実写のハリボテ怪獣は動きがぎこちないし、CG怪獣も、CGのクセにぎこちない。ぎこちないのにあっさり踏みつぶされる米兵、大丈夫か?(大体怪獣が来る前にすでに足跡があるのはナゼ・・・?) だがしか~し。よく観てみよう。米軍に撃たれたら、ちゃんと流血するという描写の細やかさ、これは好感が持てます。潜水艇のCG描写などは特筆モノ。さらにスグレモノなのが脚本。小・中・大、の怪獣三段活用(四段か?)が、怪獣映画として心憎い演出だが、これが実は、主人公親子の関係ともシンクロしているという、まさに感動のファミリー映画としての味付け。いやあ。どうです。あ、誉め過ぎですか。そうですか。そうですね。6点(2003-11-08 10:43:46)(笑:1票) 3347. 八月の鯨 あんまりにもノッペリマッタリした老人ペースの展開。というか展開というほどのものもなく、さすがに少々ビックリいたしました。自分もコレぐらいの年齢になってから観たら実は結構スピーディな展開の映画なのかも?? 老人の出てくる映画というと、例えば頑固な一人の老人に周囲の若い人が振り回されるようなのを想像しがちですが、この映画では、あくまで、老人たちの人間模様が静かに描かれます。我儘な姉も、その我儘に困らされる妹も老境。いまさら互いの関係に大きな変化があるはずもなく、一見、人生の残された日々をそれぞれの歩み方で歩むのみ。しかしその日常の中にもちょっとした事件があり、心の揺れがある、そんな姿が、飾ることなく、そっと示された映画です。7点(2003-11-08 02:33:13) 3348. トランザム7000 カーアクションが充実してる。ギャグが冴えてる。中身が無い。理想的な映画だ。8点(2003-11-08 01:50:11) 3349. スーパー・マグナム う~~~ん。と唸りたくもなるスーパーマンダムな作品。もともとエゲツないシリーズではあるのですが、こりゃアンタちょっとやりすぎ。これまでは一応、理不尽な暴力に立ち向かうポール・カージーの孤独な姿が、曲がりなりにも見所だったのですが、ここ3作目に至って、もう何もかもが理不尽で、ついていけませーん。アメリカってこんなに怖い国だったのー?まさかね。「Death Wishシリーズの邦題を製作年度順に述べよ」この問いが適性検査で出題されたら、仮に知っていても正解してはいけない。5点(2003-11-08 01:37:45) 3350. ノー・マンズ・ランド(2001) 《ネタバレ》 この映画は結局観客に媚びなかった。観てる途中、「ああ、こうやってだんだん打ち解けて行って、最後は人類愛を謳い上げるハッピーエンドが待ってるんだろうな」という油断が、自分の中に確かにありました。しかしこの映画、そんな事は計算済み、完璧に打ちのめしてくれました。別に誰か極端に悪意に満ちた人間がいる訳じゃ無い。むしろ後半、様々な国の人が協力しあって事態を良くしようという気運が高まってくる。しかしあっさりと最悪の結末を迎え、国連軍兵士は何もできずに去っていく。あまりにも虚しい。現実の世界だって、平和が嫌いな人はいないし、現にそのための活動や努力がいつも行われて「きた」。なのに多くの事が実際「解決できなかった」。努力の末の失敗や敗北は注目されず、成功のみ美談としてクローズアップされがちだけど、それで終わっちゃ単なる気休め、その先に根本的解決はあり得ない。それでも何でも、とりあえずは安心感を求めてしまう我々を、告発しているような映画です。8点(2003-11-03 17:37:13) 3351. ブルース・ブラザース 私は、クルマが壊される映画こそ金のかかった映画だと思っておりました。沢山壊されれば壊される程、金がかかってるんだと。本当はどうやら逆らしい。そうかなあ、いまだに納得いかん。というわけで、その基準では、この映画は超々大作、カーチェイス好きにはもう、こたえられない一本。カーチェイス最高! ああ、この映画はミュージカル仕立てだったのか、気づかんかった。8点(2003-11-03 01:50:59) 3352. ギフト(2000) 主人公が何故か、ESPカードで占いを! そんなバカな。ESPカードとは発案者の名前を取ってゼナーカードとも言うがそもそもESPとはExtra Sensory Perceptionの略であって・・・いやそんなことどうでもよろしい。『ダークマン』でのデタラメ実験設備を見てもわかるように、要するに見た目さえオモシロければよい、という確信犯です。この映画もまあ、言ってしまえば「予想通りの」意外なオチ、というタイプの映画ですが、色んな仕掛けがふんだんに折り込まれていて、怖面白楽しい作品になってます。8点(2003-11-03 01:29:14) 3353. ドラキュリア 観てて思った事と言えば、何だか最近こんな感じの映画多いなあ、これじゃ観終わってしばらくしたら、エンド・オブ・デイズあたりの映画とごっちゃになってしまうなあ、ってな事。そろそろ頭の中で混ざり始めたかも? ハイテンポでそれなりに面白いんだけど、結局は、最後に明かされる例の「真相」が言いたかっただけなのでは。この「真相」については、私は別に何とも思わなかったのですが、私の周りには、エラく感心してしまった人もいます(何でドラキュラには弱点がやたら多いのか、昔から不思議に思ってたらしい。で、ホントに納得いったのか?)。6点(2003-11-03 01:00:35) 3354. ブルースチール(1990) それにしてもキャスリン・ビグローという人は、ほんとにかっこいい映画撮りますよねえ。この映画も後から考えれば別に大した話でもなかったなあとか思うんですけど、見せ方がとにかくウマく、「観たい絵」が続々出てくるのでこれはヤメラレマセン。特にラスト、犯人を追う絶叫クイーンが、とんでもなくかっこいいです(髪型の変化にも注目!)。この役がこれほどピッタリな女優さんもあんまりおらんのでは?8点(2003-11-02 21:11:53) 3355. キラー・エリート(1975) ペキンパーという人は、作品のイビツさを売りにできる監督だと思います。時にはイビツ過ぎてついて行けないこともありますが、本作なんか、ちょっといい味出てるんでは。映画全般に渡り、街の騒音が常に背景に流れ続けます(執拗な程)。この喧噪感ってやっぱりハードボイルドに無くてはならないもの。音楽は抑え気味に挿入され、しかしなかなか効果的。終盤、何と、ニンジャ軍団が乱入!巨匠も一度はこんなの撮ってみたかったの? ま、いいってことよ。それにしても、こんなに弱いニンジャ、初めて見たぞ。バート・ヤングにまでやられてしまうなんて、一体どこの流派なのか。7点(2003-11-02 17:27:53) 3356. スパイダーマン(2002) ビルの谷間をスパイダーマンと共にカメラがビュンビュン飛んでいくシーンが最大のハイライト。劇場のスクリーンで観たらちょっと涙が出そうになった。それってもろすぎるぞ。とにかく無類の爽快感を味わえる映画です。ところで途中、トビー・マグワイアの髪の分け目が左右逆になるシーンがあります。アレレ、フイルムの裏表を間違えたんでないの?と思って会社でその話したら「いやそもそもこの映画はチョンボだらけで有名なんですよ」とのこと。げっまだまだツッコミ所はゴマンとあったのか、いつか見直してみます・・・。8点(2003-11-02 11:37:45) 3357. ラッシュアワー 何となくいつも以上に「ジャッキー頑張れ!」と肩入れしてしまっている自分に気づく。で、結局・・・・「要するにクリス・タッカーの喋りが邪魔なんだよな」。さすがにハリウッドでは規制があって俳優自身無茶できないので、ジャッキーのいつもの体張り過ぎアクションを期待すると、空振り。彼はハリウッドで自分をどう位置付けていくのか、残念ながら本作ではまだ見えづらい。5点(2003-11-02 11:17:10) 3358. レザー・ブレイド 何か知らんけど、最近日本刀持った人よく見かけますね。いや映画の中の話ですけど。あと日本刀持った吸血鬼も。製作してるのがMANGA LIVEってところで、きっと日本のマンガに影響受けた作風なんだろうな、と思って見てみると、確かに撮影に工夫を凝らし、その片鱗が(ありがちと言えばありがち)。全体的に暗い雰囲気で、ちょっとお下品。主人公の女吸血鬼がちょっとオバチャン気味なのが、どうもねえ。さらに冴えない刑事(いや意外とカッコいい)が出てきてウダウダやって、この映画は一体何がしたいんじゃあ、と思い始めた頃に、スルスルと真相が判明しだすあたり、意外に気持ちよく、脚本が大変うまくできてます。いや私の理解が遅いのでタイミングが合っただけかも。7点(2003-11-02 10:45:46) 3359. ツイン・ドラゴン ジャッキーが2人で、2倍面白い、とか宣伝してたような気が。言われてみればそんな気も・・・あんまりしないねえ。一人二役を意外と上手に撮影してて、なかなかやるのー、とは思いました。双子ネタもそれなりにうまく消化して、ギャグに活かしてます。しかしやっぱり、映画全体の印象としては、何だか設定にはぐらかされた気もしないでもなく。6点(2003-11-02 02:24:21) 3360. 殺人魚フライングキラー コレは怖いよ。何しろ海に入らなくても空飛んで襲ってくるから逃げ場が無い。ピラニアとトビウオとイワシを掛け合わせた軍用の生物兵器?スゴイよね。どうしたらそんな発想ができるのか、ジェラシーすら感じるぞ。サカナども、まずは海中でイケナイ事してるバカップルを血祭りに。当然だ。で、なんやかんやと、ちょっと微笑ましいパニックシーンなんかもあったり。キャメロン作品中、最もかっこいいランス・ヘンリクセンが拝めます(いや、ここでも大した事してないか)。フライングキラーがひそむ沈没船の描写は、後の『タイタニック』を彷彿とさせる。いや、させない。6点(2003-11-02 02:03:18)(笑:3票)
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