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プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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321.  リオの若大将 《ネタバレ》 若大将もいよいよ大学を卒業。その記念ということなのか、特別出演の今東光をはじめ、 宮口精二・中村伸郎におなじみ左卜全と、なかなか見せるキャスティング。中尾ミエはサブヒロインとしてはいまいちですが、久保明がなかなかいいポジションを占めています。 本作でのスミちゃんは、今までとちょっと違って大人っぽい印象。落ち着きも感じられて、星由里子さんの魅力が存分に出ていたと思います。あと一番面白かったのは、青大将がカンニングしようとしている時、江口のところに照子が来るところですね。かなり笑わせてもらいました。ゼロックスのコピーが登場したり(セルフサービスではなく、店員がコピーしてくれるというのが興味深い)、サイケなシーンがあったりと、風俗的な見どころもありました。 残念だったのは、観光気分でリオの名所を巡っていくわけですが、これがメリハリもなくダラダラとしていて、本編ともまったく関係ないので、かなり飽きてしまいました。若大将と現地の子供とのセッションも、楽しいけれどあらずもがな。観光関係はバッサリ切った方が、時間も短くなって引き締まったと思います。 あと、若大将の歌はこのところそれほど惹かれるものはなかったのですが、今回の「ある日渚に」は、なかなかよかったと思います。やはり卒業ということで、力が入ったのでしょうか。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-12-22 20:52:18)《改行有》

322.  暗くなるまで待って 《ネタバレ》 なにしろ原作が『ダイヤルMを廻せ!』のフレデリック・ノットだから、つまらないわけがない。冒頭で主犯が犯罪者を事件に巻き込む点や、被害に合うのが女性であることが共通しています。ただ、『ダイヤルMを廻せ!』が最後まで探偵小説的興味で引っ張っていったのに比べると、こちらはかなりサスペンス/スリラー度が高く、個人的にはそこがややマイナス。また、人形の行方に関して誰もグロリアに言及しないので、彼女が勝手に持っていったのだと見当がついてしまいます。とはいえ、それを差し引いてもすばらしく楽しめる傑作。特に、電話のベルが2回鳴っただけでシチュエーションがガラリと変わってしまう展開は、こうした作品の醍醐味を存分に味わわせてくれます。3人組はスージーが盲目であることも利用してワナに掛けようとするのですが、逆にスージーが盲人特有の感覚でそれに気づいていくというのも面白い。小道具の使い方も巧みです。[CS・衛星(字幕)] 9点(2014-12-17 20:16:05)

323.  ゴー!ゴー!若大将 《ネタバレ》 次作『リオの若大将』で若大将は卒業することになるわけですが、本作が作られた時点で、すでに決まっていたかのような印象を受けます。澄子を結婚相手として家族に紹介するとか、江口と照子の仲が明白に描写されているとか、終幕へ向けての伏線でしょう(とはいえ、各作品はそれぞれ独立しているわけですが)。江口は前半のラリーでナビゲーターを務めていることもあり、これまでになく出番が多いのも、若大将とのコンビを強調しているように思えます。そのラリーのシーンがなかなか面白く、いつもの展開になる駅伝よりよほど楽しめました。それと、これもおなじみ(?)岩内監督の凝った演出、今回はなんと歌のシーンで群舞が登場し、完全にミュージカルのノリでした。夜の公園での場面ですが、フィルターなど使わず実際夜にロケーションしたようです。噴水の照明が色鮮やかで、これもなかなか見ものでした。 このあたりになるとスミちゃんのライバルであるサブヒロインはほとんどゲスト扱いなわけですが、今回は浜木綿子が芸者役という、やたらと濃いキャスティング。若大将と合うのかと思ったら、田能久に乗り込んで久太郎と仲良くやる場面ははまっていました。さすがにうまく考えてあります。 そんなこんなで、これまた楽しめるエピソードでした。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-12-09 21:35:15)《改行有》

324.  武士道シックスティーン 《ネタバレ》 なかなかユニークな青春ドラマでした。性格の違う2人が刺激しあい、成長するというのは定番ですが、本作では2人の性格づけが面白い。特に磯山は、ある種まっすぐで純粋なのですが、それがかなり突き抜けているところがよかったです。お気楽早苗も楽しいですが、この2人の場合、演じた役者さんに負うところも大きかったと思います。成長物語としては、2人を取り巻く人たちが適材適所という感じで、うまくアドバイスして導いていたのもよかったと思います。ただ、ある意味うまくいきすぎていて、ちょっと作為的なものすら感じてしまいました。 もっともよかったのは、やはりクライマックスでの“巌流島の決闘”です。なんだか見ているこちらも嬉しくなるような展開でした。早苗が引っ越すとわかってからは、明らかに2人とも決着をつける気がなくなってるあたりもよし。とはいえ、ここに持っていくまでの話の運びも、うまくまとまっていました。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-12-08 20:44:26)《改行有》

325.  南太平洋の若大将 《ネタバレ》 せっかくの創立35周年記念映画だけど、ダメでしょこれは。ハワイやタヒチに行ったりしてるんですが、これまでになく地名が出てきてもろに観光気分。そのせいかどうか、今までよりいくぶん時間が長く、だれたように思います。 このシリーズは澄子さんがワガママだとか言われるようですが、本作での若大将はそれに輪を掛けてひどい。タヒチにスミちゃんがいないとなると、そんなこと関係ないとばかりに現地人や美奈子さんと遊んでるんだから。なにも考えず脳天気に楽しめるシリーズですが、さすがにこの若大将は脳天気すぎる。それでも最後には武道館に駆けつけるスミちゃんが、とてもけなげに思えてきます。東京に戻ってからも、怒ったスミちゃんに説明せずに放っておくとは、最後の展開のためとはいえ不自然すぎ。「いつものパターン」にするための無理やり感があふれています。一方の青大将は、スミちゃんのフライト先を調べては追っかけるというストーカーまがいの行為で、やはりあまりよろしくありません。ということで、これまでのシリーズにないできの悪さでした。前田美波里さんのハツラツとした若さだけが見どころでした。[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-12-02 21:23:15)《改行有》

326.  ゴジラVSデストロイア 《ネタバレ》 スペースゴジラとコレは、だいぶあとになってDVDで見ました。前者は劇場まで足を運ばなくて正解でした。 で、本作のミクロオキシゲンとかデストロイアとか、劇中で一応説明されていますが、わかったようなわからないような。ゴジラの暴走を含め、とりあえずそれらしければまあいいかと。一応、行き過ぎた科学が人間にもたらす災厄とか語られていますが、上っ面だけで非常に薄い。だから最後のゆかりのセリフも浮きまくっていて、つけ足しとしか思えません。これじゃあ河内桃子さんも出てきた甲斐がないってもんでしょう。未希と芽留の葛藤も抑えぎみで、やはり本作は怪獣バトルが見もののようです。 前半での、小型デストロイアと特殊部隊の戦いは、暗い上に着ぐるみの動きがそれっぽくなく、あまり成功していません。緊迫感も足りませんでした。この小型デストロイア、あとのシーンでも出てくるのですが、今見ると人形丸出しでかなり苦しいです。CGが自由に使える現代なら、もう少し見ものになったっと思います。それにデストロイア自体、「対ゴジラの切り札であるオキシジェン・デストロイヤーの化身」にしては、弱すぎ。ジュニア戦はともかく、ゴジラとの戦いはそれほどいいところなく、自衛隊にとどめを刺される始末(しかし最初に見た時は、あれで死んだのかどうかわかりませんでした)。 結局、本作での見どころはゴジラのメルトダウンくらい。ここは音楽も相まって荘厳な美しさがあり、名場面となりました。そのあとのジュニア復活は……ある意味予想通りですかね(この場面、ゴジラに気づくのが芽留というのも暗示的)。あとで田中友幸さんがゴジラを殺すのに反対していたと知り、その意をくんだものかとも思います。これはこれでよかったのではないでしょうか。映画自体のできは、思わしくないものでしたが。[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-12-01 17:55:04)《改行有》

327.  ゴジラVSメカゴジラ 《ネタバレ》 封切り当時見に行って、ゴジラ映画に見切りをつけた記念すべき(?)作品。ということで、約20年ぶりに再見。そういえば、今はなき京都宝塚劇場で最後に見たゴジラ映画でもありました。 なにがひどいって、最後のゴジラ復活はないでしょう。伏線らしいものもなく、突然ラドンのエネルギーを吸収して復活って……。ご都合主義もここまで来ると、開いた口がふさがりません。ラドンがパワーアップした理由もまったくわからない。あと、「植物から発せられている音楽」が、便利な万能道具のように使われていて、これも疑問を感じます。 一応最後には「自然の怪獣VS人工物のメカゴジラ」みたいなことを言っていて、自然界には人間に解明されていないことがあるから、問答無用で復活したとか? 脚本家がそこまで考えているとは思えませんが、仮にそうだとしても、最後に申し訳程度に出してきたのでは、説得力がありません。もともとメカゴジラありきの作品なわけで、後付けでもっともらしいことを言ってもダメなんです。全体のテーマとなっている親と子の情愛については、まあよかったのではないでしょうか。 ドラマ的に一番よかったのは、三枝美希の心境の変化。シリーズものならではの展開ですし、観客であるこちらにもゴジラとの関係を問い直すという、重要なファクターとなっていました。小高恵美さんも、シリーズではこれが一番魅力が出ているのではないかと思います。 本作ではゴジラやラドンの出現が比較的早く、怪獣の登場場面も多くなっていて、派手さはありますが、やはりそれを支えるドラマ部分がしっかりしていなければ、作品として高く評価はできません。特撮というのは、あくまで全体の一部分なのですから。[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-30 10:47:32)《改行有》

328.  ゴジラ(1984) 《ネタバレ》 公開当時から、かなり評判は悪かったですね。まああの時はチャンピオンまつりの反動から「悪のゴジラ」が期待されていたので、その点からするとやはり物足りないです。本作でのゴジラは、エネルギー補給のために原潜や原発を襲ったり、帰巣本能を利用して三原山に誘導されたりと、生物的な側面が出ています。いわばモンスターではなくクリーチャーとして描かれているわけで、そのあたりも従来のゴジラ像と異なっていたと思います。 ドラマ的には「もしゴジラが現れたら」というシミュレーション・ムービーという発想で作られていて、その点は高く評価されてもいいと思います。その割には、スーパーXのような超兵器が登場していて、違和感を感じるのですが。また、政府側と牧たち民間人との描きわけ・コンビネーションもうまくいっていなかったと思います。 本作の最大の欠点は、とにかくテンポが悪いこと。全体としてもっさりとした印象を受け、緊張感もありません。核ミサイルが迫って避難命令が出たはずなのに、ゴジラのまわりに群衆がいるとか、わけがわかりません。また、パニック映画の要素もあるようですが、そのあたりの段取り(宅麻伸のヘリの場面や、そのあとの崩壊しそうなビルからの脱出)も悪い。しかし一番ひどいのは、出なくてもまったく関係のない浮浪者。このあたり、「映画会社の思惑」が透けて見えすぎて、観客としては白けるしかありません。 ということで、アイデアはいいと思うのですが、どうも映画製作側のノウハウが、それを表現できるだけのものではなかったという気がします。しかしまあ、今でもそれほど低くは評価できない作ですね。内容自体は好きなもんで。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-11-29 10:45:51)(良:1票) 《改行有》

329.  レッツゴー!若大将 《ネタバレ》 あまり評判はよろしくないようですが、これもまた楽しめました。ここしばらく少なかった照子の出番が増えていて、澄子より照子派の私としては嬉しい限り(笑)。江口もただ出ているだけでなく、若大将に恋のアドバイスをして存在感を出しています。青大将もあいかわらず大活躍。損な役回りが多いのですが、本作ではスミちゃんを襲ったりしないし、若大将からは「親友」と呼ばれるし、最後の試合では澄子や照子から声援を送られたりと、いいところもあったりします。 本作でスミちゃんのライバルとなる美芳は、結局婚約者がいたというオチ。しかし、それで若大将に気があるように振る舞うのはどんなもんでしょうねー。あと、サッカーというのはボールの扱いだけで巧拙が出てしまうので、カメラアングルなどでごまかしていますが、隠しきれないところがあって残念。最後のゴールも、なにがどうなったのかよくわからずあ然としてしまいました。 岩内監督は、『エレキ』よりもよかったのではないでしょうか。二度目に「旅人よ」を歌う場面はセットの書き割りですが、この時の若大将の心理をうまく表しているようで、印象的でした。全般的に、このシリーズらしくサービス精神にあふれていたと思います。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-11-27 19:59:38)《改行有》

330.  薄桜記 《ネタバレ》 セリフが絶望的に聞き取りにくい。特にモノローグのところは、ぼそぼそ言っているだけでほとんど内容不明。テレビのボリュームを上げて対応しました。 お話の方はなんとも陰々滅々としていて、私の嫌いな「不幸の叩き売り」状態。しかしえてして日本人は、こういうのが好きなようですねぇ。「滅びの美学」(?)と言えば聞こえはいいんでしょうが、あまり高く評価できません。森監督の凝った映像はよかったです。[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-25 22:23:49)《改行有》

331.  アルプスの若大将 《ネタバレ》 冒頭、スキーをしたあと歌う若大将が延々と映し出されます。これだけ見れば、加山雄三のプライベートフィルムと言ってもおかしくない。ヨーロッパの観光地巡りなども、よく見ればドキュメンタリーっぽい作りなのですが、それがドラマとあまり相容れないです。若大将が歌うのはいつものことですが、今回は脈絡もなく歌いすぎという気がしてきました。見ているこちらが飽きてきたのかもしれませんが。後半のスキーの場面では、空撮でずっと追っていくのは面白いのですが、どうしても単調にならざるを得ません。スミちゃんのライバル2人は出番が少ないし、松原光子はちょっと華がない。ということでマイナス面も多いのですが、いつものパターンなのでそれなりに楽しめます。よかったのは、赤田を出して青大将がスミちゃんを襲わないようにしたことと、前作に続き、スミちゃんが自ら身を引く展開にしたこと。こうする方が、最後への流れがうまくいっていると思います。ただし前半のスミちゃんは、同じ人が監督した作品と同じく、わがまま勝手ぶりが目立ってこれも残念でした。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-11-22 16:54:21)

332.  エレキの若大将 《ネタバレ》 シリーズでも人気が高い作のようで、それは寺内タケシや内田裕也が出ていたり、「君といつまでも」のようなヒット曲が使われているということがあるのでしょうが、それを除いてもなかなか面白い。今回は音楽中心で、スポーツの方が脇にいって中途半端かとも思えるのですが、あまりそういう風には感じませんでした。この監督さんはいろいろとやりたがる人のようで、キャンプをセッティングする青大将の早回しは面白かったのですが、「君といつまでも」の場面でのシュールな演出は成功したかどうか疑問です。ただ、全体的にはよかったと思います。“ビートルズもどき”バンドの扱いや、若大将がアメラグ会場に戻ってくる方法など、笑わせてくれる場面も結構ありました。かなりサービス満点という気がして、そのあたりが高評価につながっているのではないでしょうか。久々に登場の北あけみは、お色気担当ではなく、お嬢様っぽい雰囲気が出ていてよかったです。しかし父親役は出番が少ないので、上原謙でなくてもよかったのではと思います。なんだか上原謙の扱いが悪いような気がします(笑)。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-11-19 21:55:31)

333.  風雲児 織田信長 《ネタバレ》 全体は大きく3つに分かれていて、最初は平手政秀の自害まで、次が斎藤道三との会見、それ以降は桶狭間の合戦。やはり前半2つのエピソードがいいです。錦之介と月形龍之介・進藤英太郎とのやりとりが見もの。今川義元役の柳永二郎とは、からみがないですから……。それに、どうも後半は間延びした感じで、あまり面白味が感じられませんでした。お話の方は特にコメントするほどでもなく、役者の芝居を楽しむ映画でしょう。濃姫役の香川京子はとても奇麗なんですが、むしろ奇麗すぎ。蝮の娘らしい気の強いところを期待したのですが、それは感じられませんでした。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-11-19 21:46:57)

334.  幸せのレシピ オリジナル版でのマーサは依怙地で頑固で魅力にとぼしかったのですが、本作でのケイトはそのあたりが薄められています。演じたキャサリン・ゼタ=ジョーンズの個性もあるのでしょうが、親しみが持てます。対するニックも陽気で明るく、奇矯なところは見られません。ゾーイ役のアビゲイル・ブレスリンは、あいかわらず眼力があってお芝居も達者。ということで、『マーサの幸せレシピ』よりもよっぽど楽しめました。適度にユーモアがちりばめられているのもいいです。見ている方が幸せな気分になれそうな好編です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-11-17 19:22:21)

335.  集団奉行所破り 《ネタバレ》 なかなかの秀作。大坂が舞台で、序盤はコメディタッチなのでお笑いものかと思いましたが、次第にシリアスな内容に。題名からするとアクションものに思えますが、話の芯には「人情噺」があり、主要人物の事情や背景が明らかになるにつれ、その比率も増えてきます。このお笑いからシリアスへの移行、そしてその両者を共通して支える、人としての情。そのからませ方がおみごとでした。メインの出演者はみな好演ですが、特に佐藤慶と桜町弘子は魅せましたし、大友柳太朗も格好良かったです。DVDが出ていないのがもったいないような、隠れた名編です。[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-11-11 20:07:02)

336.  十三人の刺客(1963) 《ネタバレ》 私もセリフが聞こえにくいところが残念でした。まあ、十三人もいると最初から全員にスポットを当てるのは期待していませんが、それにしても本当にどうでもいいような刺客もいましたねぇ。ほとんど区別がつかないのは、どうかと思います。 物語としては、「戦がなくなった時代の侍」を登場させ、それによって逆に侍のあり方や武士道を描く部分もあったのかもしれませんが、印象が弱い。戦いは全般的にリアルですが、どうもダラダラと長く続いたという気がします。舞台となる宿場の地理が全くわからず、今映っている場面がどのあたりなのか見当がつかないというのも、見ていて面白味が少ない。結局、物語もアクションも中途半端でした。 いちばんの見どころは豪華俳優陣で、特に千恵蔵VS内田良平はよかったと思います。アラカンの助演ぶりもおみごとですが、月形龍之介がいいところを占めていたと思います。西村晃もインパクトがありました。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-11-10 19:26:27)《改行有》

337.  劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日 《ネタバレ》 NHKの番組は、気になるテーマの回だけ見ています。「歴史に名を残さなかった人々の生活を取り上げる」というコンセプトは好きです。この劇場版でも、そのあたりはとりあえずキープできていたようで、その点はよかったです。 が、映画となるとやはり何か「大事件」を起こさないといけないようで、タイムスクープ社の社員が茶器を手に入れようとする展開になるのですが、無理やり感があってちょっとどうかと思います。これに伴って沢嶋たちが他の時代にもワープするわけですが、いちいち現地の人間と騒動を起こすのも、単に騒々しいだけでした。島井宗叱の改心など、お話としてはいい部分もありますが、全体としてかなりご都合主義の展開で、まあ半分コメディと思えば楽しめないこともないでしょう。出演者では、上島竜兵とカンニング竹山のお笑い2人がいい味を出していました。 結論としては、やはりテレビの30分の方が面白いと思います。作品のフォーマット自体が映画向きではないと思うんですよね。[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-04 21:04:48)《改行有》

338.  ボッカチオ'70 《ネタバレ》 基本的に、この手の話ってあんまり好みじゃないんですよね。つまらないというわけではありませんが。 印象的だったのは2話・4話。2話はお堅い人たちを揶揄しているバカバカしい話かと思っていたのですが、看板のモデルとの妄想あたりから雰囲気が変わってきて、かえってつまらなくなってしまいました。ミニチュアセットはよくできていたと思います。4話がいちばん楽しめました。あの若い男は物語の展開上必要なのでしょうが、演じている俳優のためか、あまり魅力的に感じられません。ソフィア・ローレンがなびくぐらいだから、もっといい男でないとね。しかし、彼女の仕事仲間の奥さんやクジに当たっちゃう気の弱そうなおじさんなど、それ以外の人物はなかなか魅力的でした。 1本約50分程度ですから、1時間ドラマを一ヶ月分続けて見たような案配ですね。そのせいか、長さの割にはボリューム感とか重厚さとかを感じませんでした。そもそも題材がそういう種類のものだと思いますし。[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-11-04 21:02:25)《改行有》

339.  イングリッシュ・ペイシェント 見終わってネットで調べた結果、アルマシーがハンガリー人だと気づきました。これでは内容についてきちんと理解できたかどうか、心許ないわけですが……。長時間でも見られましたが、それは撮影と音楽のおかげでしょう。時間に見合った作品だったかどうかは、「?」が付きます。[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-11-03 09:37:19)

340.  海の若大将 《ネタバレ》 監督がクレージー映画で有名な人に変わったためか、今までとはちょっと雰囲気が違う。なんとなくオーバーアクションというか、誇張されたように思われます。それが過ぎたるはなんとかで、やりすぎという感じ。終盤でのスミちゃんの暴走ぶりとか、何か違う気がする。このあたり、どこまでが脚本でどこからが演出の裁量なのか、よくわからないのですが。あと、停学を食らったはずの青大将が船を買ってもらったりとか、どうも強引な展開がみえます。そんなこんなで、今までのこのシリーズと比べると、ちょっと落ちるという感じ。あと、前作から丸2年経ったからか、スミちゃんが少々老け……、もとい、大人っぽくなった感じがします。藤山陽子も女子大生らしくなりましたね。[CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-02 21:35:53)

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