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プロフィール
コメント数 2257
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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321.  ハッピーログイン 《ネタバレ》  三者三様の恋愛ドラマ。  売れっ子の俳優と気の強い脚本家。部屋を借りた男とその物件のオーナー兼CA。難聴の作曲家とその事実を知らない女性。  最初は安っぽいドラマを見ているようであまり面白さを感じず。しかも登場人物が多いうえに脚本家とCAが似ていて少々混乱。人間相関図を頭の中で整理するだけで一苦労。  ただ、中盤くらいからがぐっと面白くなります。  こーゆーオムニバス形式のものっていうのは一組くらいつまらないものがあるものですが、今作では三者三様、それぞれが良い味を出しています。  コメディ色が強いのは部屋を借りた飲食店経営の男と詐欺被害にあったCAの組み合わせ。何かと笑わせてくれる二人です。  難聴の作曲家とその彼女は一番若いカップル。衝突が少なく、最初からうまくいきます。ですが作曲家の若者は難聴である事実を言い出せないでいます。応援したくなる二人です。  俳優と脚本家の組み合わせはその中間といったところでしょうか。  それぞれの恋愛が直接からむことはありません。ですので、前半はともかく、中盤あたりからはすっきりして見やすくなります。  それぞれの恋愛が絡むことはありませんが、それぞれの生活の中でさりげなく他の人たちと接点がある構成に遊び心を感じます。  最後は全員にハッピーエンドが訪れる最高の結末。  エンドロールで映し出される三組のその後は見ている側も幸せな気分にさせてくれる最高のエンディングでした。[DVD(字幕)] 7点(2021-10-18 03:07:54)《改行有》

322.  クリード チャンプを継ぐ男 《ネタバレ》  良くも悪くもザ・定番という感じのスポ根もの。いや、スポ根というにはトレーニングの描き方がやや薄味すぎるか。  私はロッキーシリーズを見たことがないので、見ていれば何か感慨深いものを感じることもできたのかもしれません。  ロッキーは最初断っていたのに、特にこれといった理由もなくコーチを引き受ける。ヒロインも何か特別なイベントがあったわけではなくいつの間にか恋仲になっている。トントン拍子にビジネスとして試合が組まれ勝ってしまう。もっというなら主人公がこれといった理由なく、向いていないからという理由で会社を辞め、ボクシングの世界へ転向してしまう。  もちろん人が何かを始めるときってそんなもんかもしれませんがこれは映画。見ている私たちが共感し、感情移入できるような動機付けがあったほうが良いんじゃないでしょうか。出来事だけが淡々と羅列されて、あまりにドラマ性が足りない気がするのは私の感受性が鈍いから?  少し期待していたせいもあって、全然つまらないとは言いませんが、はっきり物足りない映画でした。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2021-10-11 12:47:45)《改行有》

323.  モンスターズ/新種襲来 《ネタバレ》  前作と世界観を同じにしながらも中身は全く別物の作品。前作のスリリングな脱出劇は緊張感があり、目的も明確で非常にわかりやすかったです。   今作は脱出劇ではありません。主人公グループはアメリカ軍。目的は危険地帯で消息を絶った仲間の救出。敵はモンスターではなく地元の武装勢力。そう、完全に戦争映画になっています。  戦争映画を今まで結構見てきて、はっきり自分は『戦争映画があまり好きではない』と気づいています。もちろん面白かった戦争映画もあります。ですが基本的には肌に合わないみたいです。とはいえ、前半は面白かったです。後半になるにつれて戦争映画ですらなくなっていく気がします。特に仲間が全員死んで二人きりになってからがひどい。哲学のような汚いおっさんの口元のアップなど、意味の分からない描写が増え、テンポも悪くなっていきます。なんか自分が見たかったものとはずいぶんかけ離れたものを見せられた気分です。  もちろんモンスターが出ないわけではありません。むしろ前作よりいっぱい出てるんじゃないかっていうくらいわんさか出ます。映像技術の進歩からか、大型モンスターズの集団はこれ以上ないくらいの大迫力です。  ですが怖さがない。意図的にそうしてあるのだろうとは思いますが、その描かれ方があまりに象徴的すぎます。あるいはただの野生動物と化してしまっていてもはや背景でしかないときもあります。もしかすると『やはり怖いのは人間』『人間同士の争いより愚かなものはない』などなどメッセージを発信しているのかもしれませんが、私はそんなメッセージを受信したくて映画を見ているわけではありませんので、ちょっとこちらのニーズと会わない内容でした。[DVD(字幕)] 4点(2021-10-11 01:41:39)《改行有》

324.  今日の恋愛 《ネタバレ》  ラブコメっていうのは主人公にどれだけ共感できるかっていうのは結構大事だと思います。  さて、こちらの主人公。これがなかなか共感しづらい人物。ヒロインはヒロインで不倫まっしぐら。その不倫相手も妻子持ちでありながら不貞をはたらいているくせに上から目線で気に入らない。  そう、この映画の中心人物たちがどれもこれもいまいちなんです。ビジュアルは良いです。中身がね。  その一方脇を固める人たちは良い人ばかり。友人もそう。家族もそう。アンドリュー兵長もそう。主人公のジュンスを好きになる女性もそう。みんな態度がはっきりしているのが良いですね。優柔不断なのは中心人物ばかり。ヒョヌとジュンスはくっついたり離れたり。ダラダラダラダラ。  一度キスしていっしょに寝て、良い感じになったのに、その直後のジュンスのヒョヌに対する冷たい態度は???それにさんざんいろんな女性と恋愛しておいて、突然ヒョヌが好きでしたって独白されても『はあ・・・』という感じです。  ただ終盤になってくると流石にお互いの気持ちに素直になりはじめて、相手を思いやる気持ちもヒートアップし、ハッピーエンドへまっしぐら。最後はそれなりに良かったのではないでしょうか。[DVD(字幕)] 5点(2021-10-10 23:40:11)《改行有》

325.  カウボーイ&ゾンビ 《ネタバレ》  2010年の作品ですが、作風はもう1980年代くらい。とにかくゆるいです。しょぼいです。でもなんとなく昔のB級映画ってこんな感じだったなーと懐かしくなります。出演者も知らん人ばかりです。  主人公のカウボーイ。なかなかのセリフ棒読みです。私はネイティブな英語なんてわからんのに、そんな私が棒読みってわかるくらいの棒読み。この人がなんか話すたんび気が抜けます。  ストーリーもザ・B級。謎の隕石みたいなのを掘り起こし、そこから緑のガスが出てきて、住人はみんなゾンビに。でもよくいるゾンビじゃなくてデスメタルの手抜きバージョンみたいな人たちがたくさんいる感じです。もちろん全然怖くない。  ところがそんななか、一体だけ気合の入ったのがいます。目の見えない女ゾンビ。そしてこいつが出てくるシーンだけやたら怖い。ヒロインが宿で一人寝ていたら、床下から女ゾンビの手が這い出てくるんです。なんかこのシーンだけえらく気合の入ったホラー映画になっています。油断していた分、なかなかのスリルが味わえました。  それにしてもラストでまさかのカウボーイがゾンビに喰われちゃって、忘れかけてたドイツ野郎がおいしいところを全部もっていくっていう展開はちょっと面白かったです。[DVD(字幕)] 5点(2021-10-10 22:44:26)《改行有》

326.  二ツ星の料理人 《ネタバレ》  人間関係。主人公が置かれている状況。そういったものが全く分からない状況でスタート。  まあ見ているうちにわかってくるでしょ。と見ていましたが、いつまでたってもなんとなくしか教えてくれません。  主人公のアダムはかつてパリのレストランで働いていた二ツ星の料理人。でもなんかトラブルを起こして店を潰してしまったらしい。そのときの料理人仲間からは恨まれている。アル中で薬中だったらしい。わかるのはこれくらいでしょうか。説明してくれる人が誰もいないので、会話の中から何となく察していくしかないやや不親切路線。  腕は一流らしい主人公。理想が7人の侍というのが面白いです。次々と仲間をゲットしていく前半は盛り上がります。まあそこも元々の人間関係がつかめているとより盛り上がるとは思うのですが。  さあ、遂に店がオープン。全然思ったようにうまくいかない。イライラするアダムは料理人たちに罵声を浴びせ、イライラをぶつけ、料理と皿を投げ捨てる。いやね、仕事ですから厳しくするのは良いと思いますが、主人公のそれは違うでしょ。それに限度があります。女性シェフに対する対応なんか本当にひどい。裏から手をまわして強制的に勤め先をやめさせて自分の店で働くように仕向けた上に、うまくいかないからと『お前は害毒だから出ていけ』という始末。パワハラ、モラハラ、セクハラを一度に行うトンデモ野郎。料理に対してストイックであれば何をしても許されるのでしょうか。とても共感できない主人公です。  もちろん終盤になるにつれ、アダムは少しずつ人として成長していくわけですが、『いや、あんたいい歳したおっさんですから。』とつっこまずにはいられません。そもそも過去に大失敗をしているわけですから、そこで人として成長して戻ってきてほしいです。  ミシェルの裏切りがそのまま放置っていうのも後味が悪いです。[DVD(字幕)] 5点(2021-09-28 01:52:30)(良:1票) 《改行有》

327.  グリーン・ゾーン 《ネタバレ》  まず画面暗すぎ。アップ多すぎ。そのうえで揺れすぎ。何が起こっているのか全然わからないくらい画面が見づらい。これを臨場感だ、リアルだと言われても困ります。最低限何か起こっているのか可視化された環境下で、臨場感やリアルを追及してほしいと思います。  ミラーとパウンドストーンと女性記者とCIAのデブと足の悪い男以外は誰が誰だか見わけがつきません。  そして決定的にストーリーがつまらない。なぜならこれは戦争映画のように見せかけたミステリーサスペンスだからです。ただでさえ『画が見づらい』という大きなハンデを背負っているわけですから、ミステリーの部分でわくわくさせてくれなければとても楽しめないのです。で、そのミステリーの部分というのが、『大量破壊兵器なんて実は無かった。』知っている。知っているんです。多分みんな知っているんです。ミステリーがそもそもミステリーになっていません。サプライズになっていないんです。  じゃああとはサスペンスで挽回するしかないんですが、戦場が舞台なのに緊迫感が薄い。  つまりこの映画にはメッセージ性しかありません。反戦のメッセージ。そしてそれを伝えるために映画という媒体を利用しただけ。この作品には映画としてのウリがありません。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2021-09-26 05:18:57)《改行有》

328.  ベスト・キッド(2010) 《ネタバレ》  思っていたよりかなり面白かったです。  まず主役のドレ君(ジェイデン・スミス)が良い。ジャッキーは言わずもがな。ヒロインも良かった。美人ではないけれど、いつもにこにこしていてチャーミング。ドレ君が彼女を好きになるのもよくわかります。ドレ君のライバルたちも良い感じに憎たらしくて良い。  大人数で一人をボコるのは良くない。そういう構図を作ることで『男の子達=悪者』というイメージを植え付けることには成功しています。ですが汚水をぶっかけるなどドレ君はドレ君でやり返しちゃうタイプ。そりゃあ報復されます。  だからまさに子供の喧嘩を見せられるわけですが、ジャッキーと特訓が始まってからはそーゆー雑味がなくなります。純粋にカンフーもの、スポコンものとして見ごたえがあります。ユニークな特訓の数々は見ていて楽しいものばかりで退屈することがありません。  最初は上着を脱ぐ。落とす。かける。の動作をひたすら繰り返すだけ。ドレ君じゃなくても嫌になっちゃいます。ですがそっから先が面白い。今までやらされていたことは罰ではなくカンフーの特訓だった。突然その成果が姿を現すシーンは否が応にも盛り上がります。そっから先は細かいカット割りで矢継ぎ早に映し出される特訓の数々。ドレ君が強くなっていく様子にテンションが上がります。そして待ちに待った天下一武闘会。ドラゴンボール世代にとって、この展開は最高に熱い。  唯一の不満点は相手のクソコーチへの制裁がないこと。せめてクソコーチを見限った少年たちが、最後にジャッキーのもとでドレ君といっしょに修業する様子なんかがあればより良かったかと。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-09-25 12:23:48)《改行有》

329.  魔法使いの弟子 《ネタバレ》  こちらでの評価が低かったのであまり期待はしていませんでしたが、それが功を奏したのかかなり面白かったです。  頭からっぽな自分にぴったりのエンターテイメント作品。  『自分が特別な存在だったら』っていうのは誰しも一度は思ったことがあるんじゃないでしょうか。それを具現化してディズニーテイストのアクションに仕上げています。夢があってわくわくしますね。  グロい描写はまったくないし、血はいっさい出ません。ですが狼やドラゴンに追いかけられるのはなかなかの迫力でスリルがあります。  バルサザール達がくりだす魔法も破壊一辺倒ではなく、鏡の魔法や絨毯の魔法、車を変身させる魔法など多種多様。見ていて飽きません。  ストーリーが単純明快なのも良い。悪い魔法使いを復活させて、世界を破滅させちゃろう。ちょっと待ったー。そんなことはさせないぜ。だから選ばれし君の力が必要なんだよ。っていう王道も王道のストーリー。ストーリーがわかりやすいほうが物語の世界に入り込みやすい私にとって、非常に相性の良い作品でした。  主人公が簡単に魔法を習得していっちゃいますが、尺を考えれば仕方がないことか。逆にエンターテイメントと割り切って、テンポの良さを重視し、面白いシーンをたくさん入れることを優先したと考えれば評価できます。  ラブコメとしても王道すぎる展開で、楽しいシーンが多く、家族で楽しめるファンタジームービーです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-25 11:42:11)《改行有》

330.  ルイの9番目の人生 《ネタバレ》  いかれた母親とかわいそうな父子の物語でした。  正直肌に合いません。  ルイとそのお父さんはあまりに可哀そうです。だから後味がまず悪い。ルイは現実世界で生きることを選択し目を覚ましますが、父親は戻ってきません。  更にはパスカル医師とルイの母親の恋愛モードに反吐が出ます。  ラストで母親が精神病棟に入れられ多少の溜飲を下げたのも束の間、パスカル医師との子供ができちゃっている悪趣味な着地点。気持ち悪いったらありゃしない。  高評価のなか大変申し訳ないですが『どうしても好きになれない』プラス『前半超退屈』ということで素直な気持ちで採点することにします。  ついでに言うと、パスカル医師を操って母親を毒殺しようとするシーンがありましたが、ルイのキャラには合っていないような気がします。[DVD(字幕)] 3点(2021-09-20 02:32:36)《改行有》

331.  完全なるチェックメイト 《ネタバレ》  伝記ものなので予想はしていましたが、堅苦しくて面白味に欠けます。  また、ボビー・フィッシャーが精神に異常をきたしていったというエピソードを知らないまま鑑賞してしまったので、あまりに横暴なボビー・フィッシャーにさすがにイライラさせられます。  弁護士や神父が、イライラしながらも、大人の対応でボビー・フィッシャーを支え続けてくれるので、まだなんとか我慢して見ることができました。彼らもボビー・フィッシャーという人間ではなく、彼の類まれなる才能に魅了されてしまったが故に、多少のことは我慢することができたのかもしれません。それほどの才能を生まれながらにして持っているというのは羨ましい限りです。  また、ボビー・フィッシャーがスパスキーに初勝利を収める卓球室での第3局。史上最高の試合と評される第6局。チェスのことをよく知らなくても、この2試合のシーンは否が応にも盛り上がります。音楽や雰囲気、演者の演技によって『何かすごいことが起きている』というのが誰が見てもわかるように演出されているようです。  実話をベースにしているらしいので、限界はあるかと思いますが、ボビー・フィッシャーが精神を病んでいく様子ばかり見せるのではなく、もっとチェスプレイヤーとしての活躍を見せてほしかったものです。『完全なるチェックメイト』という邦題から、バリバリのサクセスストーリーを期待してしまいました。[DVD(字幕)] 5点(2021-09-19 16:28:18)《改行有》

332.  セシボン 《ネタバレ》  完全フィクションの作品かと思いきや、セシボンは実在する音楽鑑賞室でした。『ツインフォリオ』も実在した音楽デュオでした。そのメンバーも一部は実在していたみたいでした。いろいろ驚きです。  驚きと言えば、2人の天才シンガーではなく、後から出てくる一般人のオ・グンテがまさかの主役ってのも少々意外。で、こいつがヒロインとくっつくんかーい、というのがこの映画のミソなんでしょう。いや、完全わき役臭漂うこの人が中心人物でしたってのはちょっと斬新かもしれないです。  で、セシボンを結成するまで。そしてヒロインと徐々に親密になっていくまで。この辺りはサクセスストーリーのノリで面白かったのですが、そこから先が少々タルい。ちょっと音楽も恋愛もダラダラしてきたなーってところで、急展開。  いやー、もっと頭からっぽにして見られるタイプの映画と思っていたので、なかなか切ない気分にさせられましたね。ただただ爽やかで甘酸っぱい青春サクセスストーリー、ではないのです。後味苦めです。  韓国映画にはもしかすると多いのかもしれませんが、この映画も過去と現在で役者が入れ替わります。私はこれが苦手で途端に感情移入しづらくなってしまいます。どー見ても同一人物に見えないんです。  それでも真相が明らかになったとき、いつの間にか自分も泣いていました。若干もたつく感じはあるものの、意外と名作かもしれないです。[DVD(字幕)] 7点(2021-09-18 02:37:21)《改行有》

333.  ダーク・フェアリー 《ネタバレ》  思っていたよりだいぶ怖い。特に序盤から前半。雰囲気づくりがとっても上手です。プロローグからして真っ当なホラー。  ゆるめのゴシックホラーを想像していたので、ちょっと油断していたというかなめていました。序盤はずっとドキドキしながらの鑑賞です。  で、こーゆー作品の宿命ですが、ダーク・フェアリーの姿が出ちゃうと怖さが半減しちゃうんですよねー。  つまり後半になるほどホラーとしての怖さは勢いがなくなります。  女の子が一人でお風呂に入っているとき、電気を消されちゃうのが怖さのピークでしょう。  そっから先はホラーというよりモンスターパニック。それはそれで面白いのですが、ファイナルバトルではどいつもこいつも簡単に気を失っちゃううえにいつまでも目覚めないのがイライラします。ダーク・フェアリーたちに都合の良いように物語が進んでいきます。まさにダーク・フェアリー視点からのご都合主義と言えるでしょう。  そして後味が悪い。キムが犠牲になる必要があるのでしょうか。それに人が一人消えたんですよ?どこに引きずり込まれたのかもわかっているんですよ?行政や公的な力であの地下を掘り起こすなりなんなりして探し出すでしょう、普通。そんなことを言ったらだめなんでしょうかね。  バッドエンドは嫌いなんですが、最後にキムがどうやらダーク・フェアリーの仲間入りをしたかのような終わり方そのものはおとぎ話っぽくて嫌いではありません。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-17 02:11:38)《改行有》

334.  ロビン・フッド(2010) 《ネタバレ》  なんか自分が知っているロビン・フッドとは違うものでした。  どちらかと言えば前日譚。『僕がロビン・フッドになるまで』を描いたストーリーでした。  で、そのボリュームに対して時間が長い長い。どうりでダラダラ進むわけだ。ラッセル・クロウが大好きなので、とりあえず見ている間は楽しいのですが、ラッセル・クロウじゃなければきつかっただろーな。  イギリスは十字軍遠征して成果が上がらず、帰国する羽目に。その帰国の道中他国の城を略奪しながら帰るというクソみたいな国。だからリチャードⅠ世にそもそも共感できないわけで、その王が死んでバカ息子が跡を継いだところでどっちもどっちだろうと思ってしまいます。リチャードⅠ世が立派な王で、その死後息子が国をダメにしていくのを見かねたロビン・フッドが遂に立ち上がるとか、そんなベタなストーリーのほうがよほど盛り上がる気がします。  森の子供たちといつ合流するんだろうと楽しみにしていたので、それがなかったのはとても残念。いや、合流したんですがそこで物語が終わってしまったのでそこから先を見せてほしかったです。  ついでに言うと、森の子供たちがマリアンと村を助けるのはまだ理解できますが、最後のフランス戦に参戦するのは無理があると思います。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-09-17 01:48:44)《改行有》

335.  ザ・タウン 《ネタバレ》  主人公が堂々と冒頭から銀行強盗をしている時点でハッピーエンドはありえないわけで、正直暗い気持ちで鑑賞していました。  2回目の強盗で完全にFBIから目をつけられたのに、3回目のヤマをするなんて狂気の沙汰としか思えず、まったく共感できません。  案の定最後は妹の裏切りもあり強盗は失敗。このまま全滅パターンで終わるのだろうと思いきや、主人公が生き延びてしまうのはかなり意外でした。まあこれだけ罪を重ねてきた人間がのうのうと平穏な生活を手に入れるのはそれはそれでどうかと思っちゃうわけですが。  ですから個人的な好みでいけば決して好きなタイプの作品ではありません。ですが途切れない緊張感で、見ている間はハラハラしっぱなし。サスペンスドラマとしては上質の味わいと言えるでしょう。  犯人のタトゥーを見てしまったクレア。その事実を知っているダグ。クレア、ダグ、ジェムの3人が鉢合わせるシーンの緊張感がすごい。そしてこのシーンでのクレアのセリフが、ラストの『どうしても会いたいの。今日は晴れた日だから。』につながっていく完璧な伏線。  個人的な好みでいけば点数はこれが精いっぱいですが、完成度の高いクライムムービーだと思います。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-10 03:34:14)(良:1票) 《改行有》

336.  ガリバー旅行記(2010) 《ネタバレ》  ジャック・ブラックがそもそもちょっと苦手。『スクール・オブ・ロック』も自分の肌には合いませんでした。  ですので見ようかどうしようか正直迷いましたが、『そもそもガリバーってどんな話だっけ?』と急に気になりだして結局見ることに。  映画は面白かったです。アドベンチャー要素もあります。とは言え、航海のシーンがピークのような気もしますが。波にのみこまれていくシークエンスはすごい迫力です。  そこから先はおとぎ話へと突入。小さな人たちが住むリリパット王国へとやってきてガリバー旅行記の始まり始まり。  で、こっから先はジャック・ブラック演じるガリバーの人柄を許容できるかできないかで評価が大きく変わることでしょう。  私はぎりぎりアウト。ガリバーは悪い人間ではありません。ですがどんどん思い上がっていく様子がどうしても好きになれません。あんな小さな人間たちに自分用の豪邸を建てさせただけでも人間性を疑います。  次から次に嘘をつくのもアウト。  そもそもの嘘の始まりは人間世界でのガイドブックの引用から始まっています。この時点ですでに眉をひそめていたのですが、その嘘がばれるやいなや、元の世界に帰るのが嫌になって『ここに残ってもいいかな?』と言い出す始末。挙句の果てにはニューヨークの街並みを再現させ自分の欲望を次々と実現させてしまう。思考回路が独裁者と一緒。  ラストで今までの自分を猛省。生まれ変わろうと決意して、なぜかロボットとタイマン。なんだかんだでハッピーエンド。だからまあ映画としては悪くないのかなあ・・・[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-07 13:37:37)《改行有》

337.  メガ・ピラニア 《ネタバレ》  登録したのが恥ずかしくなるぐらい超しょぼ映画。これはもうB級以下な作品。こーゆー映画に限ってやたら核やら世界やら大風呂敷を広げたがります。身の丈に合った内容にすれば良いのに。  途中のストーリー展開なんかはちょっとだけ面白い部分もあるっちゃーあるんですが、肝心のピラニアが人や船を襲うシーンがあまりにもしょぼい。ヘリからダイブする軍人をパクって食べちゃうシーンなんかもはやコントです。  で、やめときゃ良いのにこーゆー作品はA級映画の真似事をしたがるんです。  その最たる例がベネズエラのディアス大佐との確執。  『ピラニア対人間』の構図だけにすれば良いのに、『人間対人間』の構図も入れて別の角度からのサスペンス色を出そうと欲張っています。結果この人間同士の諍いがもうダルいダルい。70分くらいにまとめれば、まだ単純なバカ映画として笑ってみられそうだったのに、変に色気を出して拷問のシーンやらカーチェイスやら入れるもんだから中盤のテンポがとにかく悪い。よほど自信がない限りはこーゆー映画にピラニア以外の要素は入れないほうが無難でしょう。  極めつけはラストの終わらせ方。え?まじでこれで終わりなの?これでピラニアは全滅したことになるの?この脚本のラストにだれも異論は唱えなかったの?頭の中はお花畑でいっぱいか。[DVD(字幕)] 3点(2021-09-07 11:43:56)《改行有》

338.  フランケンフィッシュ 《ネタバレ》  期待していなかったのですが、小粒ながらよくできた作品でした。  『ジョーズ』以降のサメ映画やピラニア映画はおふざけに走ったものばかり。そんな中これはまさに私が見たかった王道のモンスターパニック映画。ジョーズを初めて見たときの緊張感が蘇ってきます。  舞台や登場人物をあえて絞ったのも良かったのでしょう。  『水辺に近づかなければ大丈夫』とたかをくくっていると、そのちょっと斜め上を行く魚たち。肺呼吸もできる雷魚とやらの特性を活かして恐怖演出の幅を広げています。  血を洗い流していたら、排水された血の匂いに寄って来るシーンなんか非常にうまいと思います。惨劇が起きるまでの雰囲気づくりがとても丁寧。  で、人が死ぬときは『じわじわ系』ではなく割と『一瞬系』が多い。この緩急のつけ方、バランスが抜群に良いです。母親や生物学者の女性の最期は衝撃的です。  大作でなくとも、面白い映画は作れるというベストオブB級な作品。  ジョーズ系が好きな人にはおススメです。[DVD(字幕)] 7点(2021-09-07 11:14:00)《改行有》

339.  マチェーテ・キルズ 《ネタバレ》  悪くはないですが前作のほうが好きです。  ジェシカ・アルバが好きなのに、彼女が早々と退場しちゃってテンション下がります。  ストーリーは話が飛びまくり。前作はまだ良かったのですが、今作のお話は支離滅裂です。  こちらが1作目であれば、おバカ映画と割り切って楽しむこともできたでしょう。1作目をなまじ真面目なストーリーにしちゃったことで、あの世界観を壊してほしくないという心理が働いたのかもしれません。  あと前作では感じなかったのですが、今作は登場人物がやけに多く感じてしまいました。数が多いわりに本筋と絡まない人物も結構いるので、せっかくの豪華キャストがなんだかもったいないです。前作に比べると随分捨てキャラや一発キャラが多い気がして、映画そのものが散らかりすぎている感じがします。  宇宙とか大統領とか、あまりにスケールがでかくなりすぎたのも良くなかったのかもしれません。  マイナスなことばかり言っちゃいましたが、決して駄作というわけではありません。映画の出来はともかく、目を見張るほどの豪華キャストがこんなおばかなB級映画で共演するシチュエーションがまずお目にかかれない。そういった意味では貴重な作品と言えそうです。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-09-05 19:07:46)《改行有》

340.  マチェーテ 《ネタバレ》  豪華キャストの無駄遣い映画。いや、もはや無駄ではないのかもしれない。これだけたくさんの人を楽しませていることができているわけですから。  これだけの面子をそろえて、主役がダニー・トレホになっちゃうのは後にも先にもこの映画だけでしょう。ジェシカ・アルバとダニー・トレホのカップルなんて誰が想像できましょうか。ある意味私も含めて世の中の逆イケメンにとって希望に満ち溢れた映画と言えるでしょう。  更にはスティーブン・セガールが悪役っていうのもすごい。いや、確かに彼は悪役顔なんですが、『沈黙』シリーズですっかり正義のヒーローのイメージがついちゃっています。『俺も元は捜査官だった。知っているだろう。』のセリフに、いや、知っているけど!って心の中でつっこんじゃいました。  架空の予告映画を本当に1本の映画にしちゃった本作。もっとおバカでどーしよーもない苦笑失笑の作品を予想していたのですが、蓋を開けてみれば意外にストーリーが真面目。まさか移民問題やら政治的思惑やらを混ぜ込んでくるとは。  でも演出はありえないくらいぶっとんでいてやはりまともな映画とは言いづらい。  一言で言うなら、『映画好きな人たちが集まって、自分たちで好きなように撮りましたよー』って感じです。  そんななか個人的に一番サプライズだったのはリンジー・ローハンのビッチ役でした。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-09-02 14:52:21)(良:1票) 《改行有》

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