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プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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361.  地獄の逃避行 やっぱり、テレンス・マリックの監督でビュー作にして最高傑作でしょう。若い男女の「理由なき殺人」を、妙な解釈や精神分析めいたものを交えることなく、淡々と自然に描いていく展開の衝撃ぶり。しかも、終盤になって観客は、「なぜ人を殺す?」と言う問いを忘れ、いつしかこの2人に対して、奇妙なシンパシーすら感じてしまう。マーチン・シーンとシシー・スペイセクという役者が醸し出す、独特のダウナーな雰囲気も、見事にこの時代性とマッチしている。…ただただ、凄いっす。10点(2003-10-06 13:02:52)

362.  軽蔑(1963) 公開当時はどうかしらないけど、今見ると、アンナ・カリーナとの離婚の危機を迎えていたゴダールのストレートな心情が、主人公のシナリオライターとその妻の姿に投影されていて、「正直(ナイーブ)な映画だなあ」と思わされなくもない。ゴダールとしては初の「大作」なのに、それでこんな私小説めいた映画を撮るなんざ、さすがだね。ただ、ジャック・パランス扮するプロデューサーをはじめ、いつものゴダールらしからぬ単なる類型的な人物像や、主題に対するツメの甘さがちぃと目につく感あり。ブリジット・バルドーは文句なしに魅力的であるんだが。7点(2003-10-06 12:50:56)

363.  海辺のポーリーヌ 他愛ない男女のよしなしごとを、ほとんど古典的な優雅さの会話劇に仕立て上げるロメール監督。一方で、若い女性、特に少女に対するまなざしがなかなかにスケベで、高尚なロリコン映画としても楽しめます。なかでも、『クレールの膝』と並んで最も「萌え」ているのが、本作。ポーリーヌのきゃしゃな胸の三角ビキニ(?)にゃ、思わずドキドキします。…って、ロメール・ファンに怒られそうだけど。8点(2003-10-06 12:41:10)(笑:1票)

364.  赤い河 《ネタバレ》 フランスのインテリどもに神格化され、今や映画史上の偉大な巨匠に祭り上げられたハワード・ホークスだけど、そんな者どもの小賢しい贅言など、この映画の問答無用の痛快さ・面白さ・素晴らしさの前にどーでもいいやい! クライマックスのジョン・ウェインとモンゴメリー・クリフトの殴り合い直前、ウェインがカウボーイのどてっ腹にいきなりズドンとぶちかますのにも(あれってジョン・アイアランドだっけ?)ビックリ。それが、あんな小娘の一喝で急に仲直りするいきなりな展開に、「映画はこうでなくっちゃ!」と、これまた理由もなく感激したぼくなのだった。10点(2003-09-30 11:12:40)

365.  理由なき反抗 ディーンとナタリー・ウッド、サル・ミネオといった”親の愛情に飢えた子どもたち”が、お互いに疑似家族の真似事を廃屋でかわす場面の美しさ。その直後に訪れる悲劇と、かすかな「希望」を残しつつ迎えるエンディングの素晴らしさ。…確かにジェームズ・ディーンなくしては語れない作品ではあるけれど、この映画自体に、今なお見る者の感情をデリケートに捉えるみずみずしさが溢れている。ぼくはディーンの主演作のなかでは、これがやはりベストだと思う。9点(2003-09-30 10:55:02)

366.  リバー・ランズ・スルー・イット ロバート・レッドフォードの監督作品は、どれも彼の人柄が伝わってきて、そのノーブルさが好ましくもあり、物足りなくもある。実話を基にした映画だということだけど、一種の「カインとアベル」ものの変奏だな。ほら、どこか『エデンの東』にも似てない? それはともかく、釣り好きには前半のフライフィッシング場面がたまりません。だもので、中盤がまったく印象に残らない…。困ったものだ。6点(2003-09-30 10:42:41)

367.  ため息つかせて R&Bに乗って、ヒロインたちのモノローグが延々と語られ、それに合わせてキャメラがゆるやかに、官能的に、トラヴェリングする。内容自体はどうってことないんだけど、こういう中産階級の黒人女性たちを主人公にした「トレンディドラマ」って、あるようでなかったものね。ぼくは十分面白く見ましたよ。ウィテカー、監督としてもなかなかやるじゃん。7点(2003-09-30 10:30:00)

368.  クロッシング・ガード こういう映画を本当に「美しい」というのだ。幼い娘を飲酒運転でひき殺した男が、その復讐を果たそうとする父親(ジャック・ニコルソン)に言う。「事故の直後、その子はこう言ったんだ。『私が悪かっったんです。おじさん、ごめんなさい』と。…」こういう台詞に何も感じない人間は、映画はもちろん、人生からも見放されているに違いない。『アバウト・シュミット』のジャック・ニコルソンを”準備”したのはこの映画だったことが、あらためて思い知らされる傑作。ショーン・ペンは、役者として以上に圧倒的にすぐれた「映画作家」として、アメリカ映画の偉大な精神を継承しつつある。9点(2003-09-29 15:57:41)(良:1票)

369.  マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ 子どもたちがどんなにか豊かな「内面」を持っているか、そして、傷つきやすく、けれど一生懸命に生きているかを、この作品ほどみずみずしく描いたものも、そうないのでは。どんなにつらくても「でも、宇宙船に乗せられたライカ犬に比べたら、ぼくなんかマシだ」と考える主人公の少年のいじらしさときたら…。『サイダーハウス・ルール』でもその片鱗を見せたけれど、ラッセ・ハルストルム監督は、子どもたちを撮る時が最も輝いている。そんな彼の、やはり代表作でしょうね。9点(2003-09-26 15:47:31)

370.  マイケル そう言えば、『フィールド・オブ・ドリームス』の中で、「ここは天国か?」「いや、アイオワさ」という台詞があったなあ。アイオワじゃ、トラボルタみたいな天使がたばこ吸ってても全然おかしくないって感じが、とてもよく伝わってくる。…って、随分前に見たんで、主人公たちが向かう先がアイオワだったか、ちょっと自信ないのですが。でもまあ、どうであれ、この作品自体が”天使的幸福感”に包まれてるよね。うん、好きです。8点(2003-09-26 15:25:34)(良:1票)

371.  トップ・ハット 歴史的という意味じゃ、まさに第一級の名作。ではあるんでしょうが、正直言って、今なお見るに値するのはアステアとロジャースのダンスナンバーのみ。それとて、その古典的(クラシカル)な優雅さは、例えば後年の『バンドワゴン』の映画的センスというより、純粋にダンスホールでこそ見出すべきものでありましょう。ハッキリ言って、映画としちゃ少々タイクツなんですよね。初期のアステア=ロジャース作品なら、圧倒的に『有頂天時代』こそをぼくは推します。↓STING大好きさん、申し訳ない… 《追記》最近、ビデオで再見しました。まったく、俺は何を見ていたんだろう…。最初にまだ顔がつるんとしたラッキョウ顔の(失礼!)フレッド・アステアがステップを踏んだ瞬間から“感電”し、滂沱の涙。正直、この映画のモダニズムというのか様式化されたセットには、やはり「古色蒼然」たる印象を抱かざるを得なかったものの、アステア&ロジャースが「Picclino」のリズムに乗るや否や、このシンプルなセットとキャメラワークこそがご両人の偉大な才能を十全に映像化し得る最良の選択であったことを、深く深く再認識させられました。…作品としては、やはり『有頂天時代』のソフィスティケーションこそを愛するものではあるけれど、アステア、そしてジンジャー・ロジャースが踊っている、それだけで映画はひとつの「奇跡」をスクリーンに現前化する。思わず、テレビの小さなモニターに向かって「ブラボー!」であります。もちろん「6」→「10」!10点(2003-09-26 14:56:06)(良:2票)

372.  ポンヌフの恋人 バランスの取れた傑作とは言い難い作品ではあるけれど、レオス・カラックス監督自身が、そんな体裁や見た目なんかまるで気にしていないんだし。とにかくカラックスには、極限の愛と、絶望と、歓喜と、悲しみといったエモーションしかない。それを形良く観客に差し出すことより、ナマのままぶつけてくる。だから、受け付けない人も当然いるだろうし、逆にとことんハマル人だっているだろう(ぼくもそのクチだ)。いずれにしろ、ここ最近の映画のなかで、これほどまでに自分に、そして映画に対して真摯で誠実な作品はない。素晴らしい。9点(2003-09-25 14:59:21)(良:1票)

373.  ボビー・フィッシャーを探して 《ネタバレ》 驚き。これって相当な傑作じゃないですか! ”もう1人のボビー・フィッシャー”である心優しい天才チェス少年とその周囲の人々を、描き込むんじゃなく、その日常の一瞬一瞬をスケッチしていくような展開が、まるで美しい「詩」を読むよう。それでいて、少年の心の機微が、ヴィヴィッドに伝わってくる。ステーブン・ザイリアンって、『シンドラーのリスト』とかの脚本家だった人だよね。ぜひまた監督作品を手掛けてほしい、そう思わずにはいられない映像感覚の持ち主だ。少なくとも、今のスピルバーグなんてめじゃないよ。 《追記》最近見直す機会があったんで、あらためて思ったことを書き加えておきたい。先に“美しい「詩」を読むよう”と書いたけれど、それはこの映画が、主人公の少年の日常風景と心象風景というふたつの“風景”を、ただ丁寧に切り取っていくことから産まれたものだ。公園の木漏れ日、雨にぬれる感触、夏の日射しや秋の肌寒さ、チェス会場の空気感、何よりもチェスの駒の音…。そういった感覚的なディテールを、まるで今まで見たことも感じたこともなかったもののような新鮮さとともに見つめていく。そしてぼくたち観客も、同じくこのありふれた日常のひとコマひとコマを、つまりはこの「世界」そのものを再発見していくことの感動に満たされるのだ。こういう体験は、滅多にできるもんじゃない。ましてやアメリカ映画で、「少年の成長」だの「家族愛」だのといった〈物語〉のパターンに回収されることのない作品が創られたことが、ぼくにはうれしいことだった。…今は日本で拘束中(2004.9.2現在)だという現実のボビー・フィッシャーも、この映画を見たんだろうか。そして、どう感じたことだろう。 《追々記》最近、よくこの映画を再見しています。クライマックスの決勝戦で、勝利ではなく、むしろ「引き分け」を望む主人公の少年。それを“偽善”や“勝者の傲慢”ととる向きがあるかもしれない。けれど、その「相手を思いやること」を知っている少年の姿(しかも彼が、“勝者を義務づけられた国”の少年であることを思い起こそう)は、ぼくという観客に何か〈救い〉めいた感動を与えてくれるものです。だから感謝を込めて、9→10ということで。本当に「美しい」映画です。[映画館(字幕)] 10点(2003-09-25 14:49:56)(良:1票) 《改行有》

374.  ボディ・バンク 正直、思わぬ拾い物的な面白さ。初めは単なる医療サスペンスか…と思わせて、地下世界に住む人々が登場するに及んで、映画はが然ディケンズの小説みたく陰影を深めていく。やっぱり英国人監督はあなどれないな。ヒュー・グラントのシリアス演技もなかなかだし、ジーン・ハックマンにはノックアウト! テーマがテーマだけになかなかテレビじゃ見られないかもだけど、一見をお薦めします。7点(2003-09-25 14:38:08)

375.  ホタル(2001) 確かに映画としての出来は…だけど、作り手の心意気というか、真摯さは画面からセツセツと伝わってくる。それだけでも、ぼくはこの映画を見てよかったなと思います。特に健さんが韓国の地で「アリラン」を歌う場面と、回想シーンで、在日の特攻兵が恋人への「遺書」を口にするところには胸を打たれた。出来・不出来や面白い・つまらないの他にも、映画を評価する選択肢はあるはずだよな…というのが、ぼくの正直な感想です。6点(2003-09-25 14:24:01)

376.  僕らはみんな生きている 公開当時、かなり感心したことをおぼえてます。何にって、ヘンなナショナリズムを交えることなく、今のニッポン人の醜さや切なさ、そして愛しさをきっちり表現していたことに。アジアでの我々って、所詮ああいった情けない醜態を現地の人間の前でさらけだしているんだろうな。でもって、そんな我々にも、まだニンゲンとしての心意気が残っているだってことをしめした真田広之のクライマックスでの言葉に、けっこうカンドーしちゃいました。滝田洋二楼カントク、そして一色伸幸サンの脚本が巧いです。8点(2003-09-25 14:13:35)

377.  北北西に進路を取れ 正直言って、ヒッチコックにはどうも完全にはのめり込めない小生(見たら見たで面白いし、感心はするんだけど…)。しかし本作は、『サイコ』『めまい』とならんで、文句なしに大好きなヒッチ作品です。理由もわからないまま、殺人犯にされるは命は狙われるは謎の一味や美女に追い回されるは…というケーリー・グラントの主人公が、実はマザコン気味だったというのは、『鳥』のロッド・テイラーと同様だけど、こちらのほうがずっと陽性で気に障らないし。特にラスト、これぞソフィスティケーションの極致ですなあ。10点(2003-09-25 14:03:15)

378.  僕の村は戦場だった 水、火、風、土(草木)という、いかにもタルコフスキーらしいい「物質的想像力」が、この長篇処女作ではやくも全開。物語はいかにも当時のソ連風教条主義的プロパガンダなんだけど(ナチスに母を殺された少年と、赤軍兵士の友情。ああ、ナチス憎し、ソビエト赤軍万歳!…)、そういうストーリーとは裏腹に、タルコフスキーが本当に撮りたいものをしか撮らないという決意が画面から伝わってくる。よくぞやったと思うと同時に、これじゃ当局からにらまれるのも無理はないよなあ…と。とにかく、まだ随分とナイーヴでみずみずしいこの天才の、愛すべき1本。9点(2003-09-25 13:45:01)

379.  ぼくの伯父さんの休暇 『ぼくの伯父さん』以降のジャック・タチが”文明批判(!)”的なスタンスの中に独自のスラプスティック芸術を昇華させていったのに対し、本作はまだ純粋に漫画的なギャグの創造に喜々としている。だからこそこの天才の本質が十全に発揮されて、たぶんタチの作品でも一番好きかも。とにかく、駅のホームを人々が行ったり来たりするナンセンスな冒頭シーンから、朗らかに笑わせてくれます。でもって、見終わった後、じんわりと幸福感に満たされます。10点(2003-09-25 13:27:11)

380.  ぼくの伯父さん 天真爛漫さと、社会に対する醒めた眼差し。それをホンワカとしたギャグに昇華するジャック・タチって、何てチャーミングなんだろう。野良犬たちが原っぱを、通りを駆け抜けるそんなワンシーンだけで、ぼくたちはこの天才的な映画作家(というより、心優しき詩人)の作品のトリコになってしまう。遠い将来、フランス映画で唯一残るのは、たぶんタチ作品じゃないかな。本気でそう思うものであります。10点(2003-09-25 13:17:21)

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