みんなのシネマレビュー
あばれて万歳さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 1199
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960

361.  翔んで埼玉 関東地方以外の人に関東の細かい地名をおぼえてもらうのに最適な映画。 たとえば熊谷は「最高気温が記録された都市」くらいしか知らないと思いますが、この映画を観る事で「ほぼ群馬」であることがわかります。 勉強になりますね笑[地上波(邦画)] 7点(2020-02-24 19:04:28)《改行有》

362.  美女と野獣(2017) 聞いてはいましたがアニメ版にかなり忠実な話でびっくりしましたが、しかし非常に丁寧にバージョンアップが行われていてとても良くできていると感じました。 減点法で見ればほとんど減点するところのない映画だと思います。 が、しかし、これは91年のアニメ版からそうなのですが、個人的にまったく刺さりません。 なぜか映画に入れないというか…とにかく根本的に刺さらないのです。 これは全く個人的な感覚で映画の出来が悪いとかそういう話ではありません。 ミュージカルが好きで恋愛物が好きな自分になぜこの映画が刺さらないのか…明確に理由が説明できないのですが、もう理屈ではなくなんとなく…としか言えません。 というところで(とにかく映画の出来はいいと思うので)7点とさせていただきます。 それから冒頭の王城のパーティシーンでいきなり感じたのですが、あそこに黒人がいるのは明らかに不自然です。 架空とはいえ中世ヨーロッパが舞台の本映画。 そこにそんな人いたのか?と考えれば不自然さは歴然。 忠臣蔵の討ち入りに白人いましたとか黒人いました、みたいなものですから。 最近のハリウッドの風潮とはいえ、なんでも白人にするのも問題ですが、しかしこの映画のように変に配慮しすぎるのも逆に問題だと思います。 多様性を表現するというのはそういう事じゃないと思うんですよ。 (もう一つ、話題になったゲイ問題もありますが、そっちについてはあまり気になりませんでした)[地上波(吹替)] 7点(2020-02-22 15:53:30)(良:1票) 《改行有》

363.  ピラニア リターンズ 「ピラニア3D」の続編「ピラニア3DD」 DDってなんだよ…と当然思うわけですが物語序盤ですぐに種明かしがあり「デカパイ」の意味だそうで笑 実際おっぱいは潤沢に出てくるので嘘はありません。 一言で言えば「トップガン」の続編が「ホットショット」だった…あるいは「スクリーム」の続編が「最終絶叫計画」だった、みたいなもので予算も相当縮小されていて、スマッシュヒットだった前作が好きな人が観ればそりゃ評価も下がるだろうよ…とそんな感じの映画でございます。 この映画の価値は、前作の出来の良さを再確認させてくれること、ヒロインがかわいい事、それくらいじゃないでしょうか。 しかしそのヒロインの水着シーンは不足気味で、コメディシーンがそもそもあまり笑えません。 でもまぁこういう割り切ったバカホラーコメディが存在する事自体はそんなに悪い事じゃないのかな、と個人的には思います。 あ、くそ長いNGシーンはさすがに観なくていいと思います。[インターネット(字幕)] 5点(2020-02-12 13:17:11)《改行有》

364.  セブン・シスターズ 《ネタバレ》 評判がいい映画だったのですが、残念ながらそこまでではありませんでした。 観る前はもっと謎が謎を呼ぶミステリサスペンスかと思ってたんですが、ありふれた設定の安直なアクション系デストピアSFにすぎませんでした。 双子以上が規制されるデストピア世界というのは人口増加が問題になっていた60年代70年代のSFでよくあったありふれたテーマで今更感がすごいですし。 ツッコミどころも多く 〇一卵性双生児(いや7つ子ですが)あんなに多彩な才能や性格をもつのはありえない。(いたらそいつは天才です) 〇mondayが他の姉妹を売ったのが最初からバレバレすぎる …等々、なかなか底の浅いシナリオでして、期待して観てた分だけ非常にがっかりしたというのが正直なところです。 一点だけ、月曜が姉妹を売った理由が「双子を妊娠していてそれを守りたかったから」という理由付けはなかなかよかったと思います。 確かにそれを言われたら「あぁそうするかも」と他の姉妹も思ったでしょう。実際そういうリアクションしてましたし。 まぁ、がっかりしたとはいえ理由付けはちゃんとしてましたし普通のアクション系デストピアSFとして及第点だと思うので、点数はそうしてあります。 逆に言えばそれを超えるものではないなぁと言うのが正直な感想です。[インターネット(字幕)] 6点(2020-02-04 12:24:54)《改行有》

365.  トゥルーナイト 最近、「似合う髪型は顔の形で決まる」というテレビの情報番組を見たわけですが、その直後に観たのがこの映画。 で、この映画のリチャードギアを見て「あぁなるほど!」と。 あの番組で言ってた事はほんとだったんだ!と。 プリティウーマンのリチャードギアはかっこいいのに、この映画の彼のダサい事ダサい事… で、その理由は明らかに髪型なんですよ。 だって映画途中で雨に濡れてオールバックぽくなるシーンがあるんですが、そのシーンのリチャードギアはカッコいいからです。 何が違うかというと髪型のみ。 髪型で印象って本当に変わるんだな、という事を実感させてくれる映画でありました。 ちなみにこの映画のヒロインであるグィネヴイアですが、不倫でランスロットとアーサーを喧嘩させたあと、あろうことか今度はアーサーの息子モルドレッドと結婚。それに怒ったアーサーがモルドレッドと戦争をしたのがアーサー王最後の戦いであるカムランの戦いなわけなんですが、それらの戦いの中でほとんどの円卓の騎士は死亡。 一人で円卓の騎士を崩壊させたとんでもないビッチとして(そういう話が好きな人の間では)有名だったりします。[インターネット(吹替)] 5点(2020-01-28 15:12:51)《改行有》

366.  MIA ミア 私、この映画のあらすじだけを聞いて勝手にリュックベッソン原案製作のB級アクション映画だと思い込んでいました。 あぁまたワンパターンの厨ニが入った雰囲気映画か、と。(たとえばコロンビアーナのような奴) タイトルが少女の名前だけとかモロそうじゃないですか。 しかし観てみたら全然違いました。リュックベッソン関係ないし。 とはいえ基本的なコンセプトというかあらすじはそれらの映画とほぼ同じ。 じゃあ基本が類似のリュックベッソン映画とは何が違うかというと決定的にこちらには雰囲気がない。 問:リュックベッソンによくある厨二入った雰囲気映画から雰囲気を取ったら何が残るのか? 答:ほぼゴミ 雰囲気がないのは主に雑な脚本演出編集のせいなんですが…というかほんとに脚本演出編集が雑すぎます。 それにアクションシーンがゆるすぎてテロリストの戦士とかそこらのおっさん集めてきたようなレベル。弱い! ってあれ…雰囲気云々の問題ではなく単純に映画の基本がダメのようですね、はい。 あとこの主演の少女がかわいいというレビューをいくつか見たんですが、このバタくさいアジア系の顔はうちの妹にちょっと似ててかわいいとはとても思えませんでした。(個人の感想です)[地上波(吹替)] 3点(2020-01-27 15:10:07)《改行有》

367.  3月のライオン 後編 《ネタバレ》 原作既読、アニメ未見です。 さて前編同様、映画用のシナリオとしてよくまとめているとは思いますが…しかし原作好きからすると残念ながらかなりイマイチです。 その理由について考えてみたんですが… たとえば後編冒頭の新作のお菓子を考えるシーン、 これ原作では末っ子がドヤ顔で「ガム!」と答え、それを聞いた爺さんが「天才キタコレ!」ぱぁぁぁとなって後の2人が「ええぇ」となるコメディシーンなわけです。(ちなみに何回か使われる天丼ネタです) これがこの映画版ではただ新作のお菓子を考えるだけのシーンになっています。これではこのシーン自体の存在意義が不明なんですよね。 全編にわたってそんな感じで、つまり映画化されるときに原作から大きく削られているのがコメディシーン明るいシーンなわけです。 原作ではコメディ的なシーンがかなり多く、そのシーンがある事でキャラが立ち、深刻なエピソードやじんわりするエピソードが落差で映える…そういう見事なバランスになっているわけですが、この劇場版では前後編通じてただ淡々とストーリーを進めるだけで、落差がまったくなくただ淡々陰陰とストーリーが進む事になってしまっているのです。 ベルセルクの三浦が「アニマル連載作品の中でもっとも男らしい作品」と語った原作ですし、将棋は格闘技ですから、そういう方向のまとめ方もあるとは思いますが、しかしこれでは映画を観ていて全然楽しくない…というか原作のキャラに会いたい気持ちで観るとかなり裏切られた気分になるわけで、尺の関係ががあるとはいえこういう方向にまとめてしまったのは原作好きとしてとても残念です。[インターネット(邦画)] 6点(2020-01-23 11:22:02)《改行有》

368.  3月のライオン 前編 《ネタバレ》 原作はかなり好きです。(アニメは未見) 漫画の映画化というと大事故になる事がしばしばで原作フアンの怨嗟がネット上に響き渡るのが定番だったのですが、しかし最近はぼちぼち成功している映画も増えてきました。 成功している映画は何が違うのかを考えると結局「原作への深い理解」と「その理解を踏まえての映画用のしっかりしたストーリー再構築」、それがきっちりできているかどうか…そこにつきるのではないかと思う今日この頃。 じゃこの3月のライオンはどうなのよ?ってとこですが、ストーリーをきっちり整理し焦点を絞りこんで前編では主に桐山個人の棋士としての成長に力点をおいて上手にまとめた映画になっていると思います。 たとえば冒頭部ですが、川本姉に拾われる過程なんかの時系列を原作から入れ替える事で非常にわかりやすくスムースな展開になっています。 原作は好きですが、しかし原作1話2話の雑然としてわかりづらい感じは個人的に残念に思っていたので、この映画用の再構築は非常にわかりやすく上手いな、と思ったわけです。 そして映画に余計なエピソードを削りストーリーを骨だけにした事で明らかになった点、それはこの基本的ストーリーは、たとえば将棋を他の競技に変えてもそのまんま通用するという事。 つまりは結局よくあるベタベタの定番主人公成長ストーリーなのです。 たとえば前編のクライマックスである「島田-宗谷」戦ですが、これあしたのジョーであれば「カーロスリベラ-ホセメンドーサ戦」ですし、はじめの一歩であれば「伊達-リカルド戦」に相当します。 つまりはそういう事です。 基本的なストーリー展開が本当にベタベタなんです。 原作漫画を読んでいるときは枝葉のストーリーが多くてそういう事をあまり感じないんですが、この映画版でそれがはっきり見えました。あぁそうだったのね。 そして、映画用に排除された枝葉のエピソードがない事で、残念ながら原作と比べるとイマイチ(かなり)面白くないのもまたはっきりわかりました。 とにかくキャラが薄いのです。 たとえば原作において重要な立ち位置(というかヒロインの)川本姉妹はこの映画では単なる桐山君の背景説明用のキャラになってしまってます。 川本姉がいいタイミングでいろいろ質問する事で桐山君の背景を観客に説明する…この構成は合理的だしスムースだけど彼女達はそれだけのキャラじゃないでしょう?と。 逆に二階堂はキャラ作りすぎです。 こいつだけを極めて漫画的に描くのってどうなんでしょうか? いや原作の彼はそういう扱いなんですが、しかし他のキャラが著しく地味化されてる事を考えると妙に浮いてしまっています。 まぁ川本姉妹は後編で活躍?するわけで、そこは映画としての整理なんでしょうが…結果としてキャラが薄くてイマイチ面白くないのは明確な事実。 結論として「よくがんばって話をまとめてるけどちょっと残念な映画化だなぁ」というのが個人的な感想でございました、はい。[インターネット(邦画)] 6点(2020-01-19 21:46:54)《改行有》

369.  大統領の執事の涙 いい映画だとは思いますが、アメリカの公民権運動の歴史などに疎い日本人にはなかなかハードルの高い映画です。 キューザックのニクソンや、リックマンのレーガンなんかは「なかなか寄せてきてるな」なんて感じで面白かったわけですが、これもニクソンやレーガンをうっすらおぼえていればこそ。 基本的には他国の近代史、しかも暗部にかかわる話なわけで、そのときの空気感なんかを全く知らない日本人が観ても表面的な面白さをなぞるだけになってしまうのが残念なところです。 さてそれはさておき、邦題について これ、原題から考えても「執事」あるいは「大統領の執事」でいいはず。 シンプルイズベスト。 しかるに「の涙」って…一体なんやねん?どっからきたん?[インターネット(字幕)] 7点(2020-01-16 09:54:18)《改行有》

370.  疾風ロンド 《ネタバレ》 原作既読…ですが読んだのは3,4年前なので細かいところはちょっと怪しいです。 さて、長編小説を時間制限がある映画にする場合、エピソードの整理再編集は欠かせません。 そうしないと映画の枠に話が収まらないですし、無理やり話を詰め込むとわけのわからないダイジェストになってしまいます。 だから映画化する上で映画用にストーリーを再構築する事は非常に重要になるわけですが…そういう意味でこの映画、そのエピソードの整理再編集がとても下手だと感じました。 肝心なとこはサラっと流す癖にどうでもいいシーンは長い。 結果、妙にダラダラとしてるわりにストーリー自体は駆け足で進むというつかみどころのない散漫な物になってしまっています。 例えば、序盤、テディベアが映っただけの写真が何枚か送られてきて肝心の犯人は死亡。 これじゃ場所が全くわからないじゃん!やばいよやばいよ!って箇所は、もっとスリリングに盛り上げるべきとこだと思うんです。 本来、この段階で十分に危機的で絶望的なシチュエーションなんですから、うまくやればここで観客の気持ちを鷲掴み…のはずなんですが… しかし無駄にコミカル?な所長とのやり取りなどに時間を使い、肝心のサスペンス部分は完全にスルーしてしまっています。 そして「息子が突き止めました」の一言で解決。 いや、それおかしくない? 全体としてテレビ的な軽いコメディ感覚でまとめようとしたんでしょうけど、それがこの映画を良くしてるかというと、甚だ疑問なんですよね。 そもそもコメディっぽいシーンはだいたい面白くないというのがもうダメ。 明らかにダブルがやってるのがバレバレな上に役者のセリフが上滑りしててシラケるスキーのチェイスシーンなんかに時間つかってる場合じゃないでしょ。 総論:テレビ局が絡む邦画でよくある「テレビドラマレベルのお気軽映画」として仕上げてますが…おかげで本当にテレビで十分レベルのものになってしまいました。 映画ってやっぱ映画であるべきなんじゃないかと思うのです。[地上波(邦画)] 4点(2020-01-07 23:14:15)《改行有》

371.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》 以前単発で見た事はあるんですが、あらためてJJ版を3作続けて鑑賞したのでレビュー書き換えます。 1作目のレビューにも書きましたが、2作目は1作目よりやりすぎ感が増してしまい、残念ながら1作目よりだいぶ落ちる映画となってしまいました。 2作目は1作目よりスケールアップしないといけない…という事情はわかるんですが、1作目が絶妙のバランスだったので、それをスケールアップしちゃうともうただの食傷やりすぎ映画になってしまう。このバランス感は難しいよなぁ、と思うわけです。 あと冒頭部、短いクライマックスから入るのはいかにもJJエイブラムスなんですが、サイモンペッグが出ているせいで「MIといっしょじゃねーか」という印象がぬぐえません笑 また(以前は字幕で観たので何も思わなかったんですが)吹き替え版だと1作目と2作目で役名が変わっています。 これは統一しないと詳しくない人は混乱するだけなのでよくないと思うんですが…旧テレビシリーズの役名でいくならそれでなぜ押し切らなかったのか、と。 この映画で唯一1作目より優れているところは、アリスイブの下着姿のシーン。 あれはすばらしい。ビバ!ですよビバ! だがいいのはそこだけで1作目よりはだいぶ落ちる映画になってしまったな、と思います。 あと旧カーンの逆襲を見てた自分からするとカーンのキャラ変わりすぎだろ、と笑 まぁ例えばルパンシリーズの「マモー」もいろいろ変わってるので、ま、そういうもんなんでしょうけどね。[地上波(吹替)] 7点(2019-12-27 12:00:00)(笑:1票) 《改行有》

372.  スター・トレック/BEYOND JJの新シリーズを3本続けてあらためて観たわけですが、(そして観て痛感したわけですが)この3作目、監督が変わったのが本当に致命的です。 シンプルに面白くない。いろいろ詰め込みすぎな上に撮り方が下手なので何が起きてるかわからないシーンが散見され、しかもご都合主義というなかなか痛々しいものになってしまってます。 自分のつけた点数で新シリーズは9→7→4と急落しているんですが、要はそういう事です。[インターネット(吹替)] 4点(2019-12-27 11:55:34)《改行有》

373.  スター・トレック(2009) 《ネタバレ》 JJになってからのスタートレックを3本続けて鑑賞したので、改めて総括的なレビューを書いてみます。 新シリーズ、単発では観た事あったんですが、続けてみると少し印象が変わってくるな、と。 まず大前提ですが、私はオリジナルの宇宙大作戦等にそれほど思い入れはありません。子供のころリアルタイムでときどき観てはいましたが、こだわりはないので熱烈なフアンの方とは意見が異なるかな、と。 さてまず3作を比較すると断然面白いのはやはりこの1作目だと痛感します。 リブート1作目ゆえ、まずは各キャラクターを紹介しながらの導入になるわけですが、ここが上手い。 面白いシーンのみを細かくつないで過不足なく紹介していくため、観ていて全く飽きないし、キャラクターがよくわかる。 そもそもこの映画、最初から最後までずっと緩急の「緩」がなくひたすら小クライマックスが続いていくある意味すごい娯楽映画。 普通だったら当然飽きるというか食傷気味になるわけですが、この映画の場合、そのエピソードが抑え気味でやりすぎ感がないためずっと食入りで観ていられるという本当に見事な娯楽映画になっています。 そもそも79年最初に作られた劇場版は2001年の影響でしょうが、ひたすら冗長で無駄に芸術的。私、リアルタイムで劇場で観ましたが客が自分入れて3人しかいなかったのを覚えていますが、実際日本ではイマイチな評価だったと思います。 そのつぎの劇場シリーズは自分にとってなじみがないメンバーなのでやはりイマイチ。 初期メンバーであらためてリブートしてひたすら娯楽作に振ったこの映画こそ、(少なくとも自分は)望んでいたスタートレックの姿だったんだな、と痛感したわけです。 ちなみに今回のシリーズ2作目では(しょうがないんですが)やりすぎ感が出てきてしまってるし、3作目は監督が変わった影響でしょうかそもそも何やってるかわかんないとこが増えているように思いました。 それがこの1作目では「ちょうどよくかつずっと面白い」を維持しているわけで、さすがリブート1作目、よほど力を入れて作ったんだな、というのがわかります。 あと、吹き替え版だと1作目はカトーやウラという過去のテレビシリーズに沿った役名だったのに、2作目はオリジナル通りのスールーに変わっていて続けてみると違和感バリバリ。オリジナルを知らない人が観れば「え、何これ名前変わってるんだけど、何かの伏線なの?」と余計な誤解しかねない状況です。 これはどうにかならなかったんでしょうか…[インターネット(吹替)] 9点(2019-12-27 11:42:08)(良:1票) 《改行有》

374.  椿三十郎(2007) このリメイク版のスタッフクレジットを見ると脚本は「菊島隆三、小国英雄、黒澤明」となっています。 つまりリメイク用にシナリオを変更せずオリジナルのシナリオのままリメイクされているという事。 という事はつまり、同じシナリオを使い「黒澤明×三船敏郎」が撮ったものと「森田芳光×織田裕二」が撮ったものが比較される事になるわけです。 別に森田をくさすつもりも織田裕二をくさすつもりもないですが、しかしやはりそれは無理ゲーなのではないでしょうか。 織田裕二が演じる椿三十郎と三船敏郎が演じる椿三十郎…どちらが魅力的かというとそれはもうね…しょうがないでしょう。 で、そうなるとそもそも根本的な疑問が生じざるを得ません。 わざわざリメイクする意味ってなんなの? オリジナル観てればいいじゃん…[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-12-20 23:15:20)《改行有》

375.  トータル・リコール(2012) ちょっとでも映画を観る人であれば、トータルリコールと聞けば、すごい形相をしたおばさんが輪切り状になりその中からすごい形相のシュワちゃんが出てくる、有名なあのシーンが頭に浮かぶと思います。 シュワちゃん×バンホーベンという濃×濃で生まれたあの映画は映画としての出来不出来はともかく、記憶に残るという意味では相当なレべルの映画だったことは間違いないわけで。 で、それだけ印象深い映画をあえてリメイクしようっていう勇者、それはワイズマン×コリンファレル!! …いやそれ無理ゲーなのでは… 悪趣味全開で映画史に残るレベルで印象深いあのトータルリコールを薄×薄でリメイク! いやそれどうすんだよ…と誰しも思うわけですが、やはりというかそれしかないというか、すっきりスタイリッシュ系の普通の映画となりました。 リメイク映画の難しいところはオリジナルと比較される事だけではなく、観客の多くがそもそもプロットをあらあら知ってるというところにもあります。 ストーリーにどんでん返し等あっても最初からネタ割れしてるわけで、もうそれなんて無理ゲーなの? だがしかしそれがリメイク映画というものなのです。宿命なのです。 そして、前作と比較される上ネタばれもしてるという非常に厳しいという条件だったことを考えれば、このリメイク版はまぁまぁ成功してるんじゃないでしょうか。 しかし強烈な個性を失って普通に見られるようになった結果、見た事すらすぐ忘れるような凡庸な映画になってしまっているのも事実。いやつらいですね。 結局のところ2019年の今トータルリコールと聞いて思い浮かべるシーンは、100人が100人、やっぱりあの「おばさんが輪切り(略)シュワちゃん(略)」のシーンなわけで、まぁそれこそがこの映画の評価を端的に表してるではないでしょうか。 そういう意味ではとても可哀そうな映画だと思います、はい。[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-20 22:59:09)《改行有》

376.  バーニング・オーシャン 《ネタバレ》 同年2016年に公開されたパトリオットデイと同じピーターバーグ&マークウォールバーグコンビによる実話物。 映画終盤に実際の当事者などの映像が流れ、また犠牲者の写真と名前が出て追悼が行われるとこなんかは全く同じフォーマットで、その既視感がすごごすぎます。 ここはもうちょい変えてもよかったんじゃないでしょうか。 扱う内容が違うだけでコンセプトとフォーマットがほぼ同じ映画となると純粋に映画としてどっちが面白いか…という事になるわけですが、こちらは爆発するまでが無駄に長い上に爆発してからはイマイチ何が起きてるのかわかりづらく、しかも爆発して脱出したらそれで映画終了…なので話の面白さとしてはイマイチ。 あちらに軍配が上がる事になってしまいます。 それはさておき、このメキシコ湾の原油流出事故について、日本ではそのあとの原油流出についてはいろいろ報道されていたものの、とっかかりとなった採掘基地の爆発炎上については「採掘基地での事故により原油が流出し」と1行で片付けられてほとんど詳細が報道されていませんでした。 ところが(考えてみれば当たり前なんですが)その採掘基地で実際に事故に巻き込まれた人にとって見れば人生の一大事件なわけで、一般には事故があったという一行で片付けられている事件もその当事者にとっては大事件である、という当たり前の事実に気づかせてくれたという意味では貴重な発見をもたらしてくれた映画だと言えなくもありません。[インターネット(吹替)] 6点(2019-12-20 15:34:49)《改行有》

377.  ウインド・リバー 《ネタバレ》 現代アメリカの(映画などですらあまり語られない)暗部を描く骨太なクライムサスペンス。 …とまぁ一言で言えばそういう映画なんですが、それだけではないというかそれとはちょっと違うというか。 とりま「実は犯人はこいつだった!」的犯人捜しミステリのつもりで観はじめたわけですが、犯人捜しのミステリじゃありませんでした。 あやしいのはこいつとこいつくらいしかいない…の2か所を順番に当たるだけ!犯人じゃん!っていうこの映画に一般的なミステリ要素は全くありません。 何せ(誰も頼んでないのに)唐突に真相がすべて語られちゃいますからね。 あまりに唐突すぎてこれ何かのひっかけなの?と勘繰ったくらいですから。 とにかく静かで冷え冷えとした画面の中で淡々と描かれる人間の本能からの暴力がこの映画のキモ。 暗い映画なんですが、とにかく映画全体からの圧がすごくて目が離せないんですよね。 訴えたいことは、ネイティブアメリカン居留地はこんなにひどいとこで、何かあっても捜査すらまともに行われないため(劇中でもFBIの彼女が監察医相手に、凍死じゃ呼び戻される!と戦ってました)ほっといたら若い女性のかなりの数はいつのまにか殺されちゃってる的な内容みたいなんですが、日本人にはほんとに縁がないので「そりゃひでーな」しか感想がありません。 で、これ例えば理性や警察権が及ばないような極限状況、地域(しかも未来に悲観的な状況)に少数の人間が置かれると結局こういう事になるのかな…という内容であって、かなり人間の性善説否定の映画なんですよね。 もちろん良い人もいるわけですがが、そういう人は暴力の前に負け組になるっていう。 なかなか考えさせてくれる映画ではありました。[インターネット(字幕)] 8点(2019-12-19 15:31:40)《改行有》

378.  ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション 《ネタバレ》 エウレカセブンは放送当時観ていました。 序盤はわりと面白そうだったんですが、話が進むにつれて悪い意味でのセカイ系のお話が全開。さらに無駄に厨二病じみた設定と謎の宗教じみた感じに嫌気がさしたのをよく覚えています。 そのあとのAOも何も変わらず「相変わらずだなぁ」と思ったりしたわけです。 で、本映画ですが、後半まるで宮崎アニメのような展開を見せるガールミーツガールな話は悪くないですし、過去のエウレカセブンを「エウレカが作った複数の話」としてまるっと取り込んで全部アリにしたところは評価できると思います。 「アバターとして…」これは過去の話をまるっと取り込めるナイスアイディアだと思いました。というか「アバター」の話が出たときに過去の映像を使うんだな…と誰しもすぐ気付いてしまったわけですが笑 が、しかし一本の映画として観たとき、冒頭から搭乗人物に設定や状況をだらだら説明させるのはもはや素人の仕事ですし、わけのわからない厨二病宗教的な部分は相変わらず。エウレカセブンを知らないとほんとに意味不明でしょう、これ。(まぁ知らない人はそもそも観ないでしょうけど) もっと素直なガールミーツガールなアドベンチャーにすれば面白いんだろうけどねぇ…ただただそう思わせる残念な映画だと思います、はい。[インターネット(邦画)] 5点(2019-12-16 18:12:07)《改行有》

379.  パトリオット・デイ 実話をもとにした映画というのは独特の重みというか緊張感があり最後まで飽きずに見入ってしまう映画が多い気がします。 しかもそれがまだ記憶に新しいボストン爆弾テロの話となるとなおさらです。 しかし一方で純粋に映画として評価する場合、何しろ実話である以上脚色等にも限界があるわけで、というか基本的なストーリーは誰かが考えて作ったものではないわけで、一定以上の評価が与えづらいというのも事実。 だって普通の映画だと存在する「ネタバレダメ絶対」が基本的に存在しないわけですから、その時点で普通の映画とはすでに評価軸が違うわけです。 というわけで、面白い(というか最後まで緊張感をもって観る事ができる)映画ですが「映画」として評価するとまぁこんなもんでしょう、という7点です。[インターネット(字幕)] 7点(2019-12-16 17:49:07)《改行有》

380.  恋は雨上がりのように 《ネタバレ》 「アニメ版はクソだったのにこの映画版はとてもよかった」(←このレビューの要約を先に書いておきます) 漫画なり小説なりを別のメディアで展開する事は、それがアニメであれ実写映画であれ相当に難しく、スタッフの力量差が如実に現れるものです。 原作への無理解が悲惨な結果を生む事も多く、伊達に原作レイプという言葉があるわけではありません。 この「恋雨」のアニメ版もそうで、原作は女性ならではの視点で描かれた繊細な傑作なわけですが、それが見るも無残なおっさん思考の駄作に成り下がっていました。 私自身、原作が大好きだっただけにアニメ版放送時、最初の3分で「これはダメだろう」と怒りに震えていたのを思い出します。 最初の3分で「クソ」をわかるレベルってのも相当なものですが、こいつのアニメ版に関しては監督の原作への無理解が画面の隅々から滲み出ていて本当に一瞬でわかったわけです。 だって原作を理解していたら、そもそもあのオープニングがありえません。センスがないにもほどがあります。そんな話じゃないんだよ、と。 と、まぁアニメ版への怒りを書きだすと5万文字でも足りないのでおいとくとして、本題である映画版の話。 先に結論を書くと1時間50分という厳しい枠の中に、原作のエッセンスきちんと放り込み手堅くまとめていて、少女とおっさんそれぞれの挫折と再生の物語としてこの実写映画は成功していると思います。 まずキャスティング、原作の「俺が高校生だったらあんな目で見られたら泣いてらぁ」という長身スレンダーのキツイヒロインを演じるのは、現時点で小松菜奈しかないわけでここは最適のキャスティング。 その2000年代のモデル系美人の傍に置くのが、1970年代感漂う清野というのもキャラの対比という意味では成功だったのかな、と。(清野の演技は昭和40年かよ!と思う事もちょいちょいありましたが) 大泉もまぁ普通にキャスティングすりゃそうなるよね、って感じなわけでおおむねキャスティングはよかったと思います。(〇〇なのね松本さんの同僚役もよかったですし) シナリオはあの原作を1時間50分に収めるために大幅な改変が必要になるわけですが、原作のキモがしっかり押さえられていたため十分許容範囲で良くまとまっていたと思います。 (細かく観れば、たとえば、病院に連れて行ったとき足の傷を見られたくないんだと店長は誤解したけど実はネイルしてない指を見られたくないだけだった…という男性が思いつかない系女性視点小ネタはいれようがあったと思うしそれがある事でそのあとのチマメネタも生きるわけですが、でもまぁそういう事を言い出すとキリがない) まあそんな感じで、このサイト的に点数つけるとマイナス10点(そんな点ないよ)だったアニメ版と比べるとこの映画版は非常によくできていて、別のメディアに置き換えるときにスタッフの力量というのは如実に作品に反映するんだな、と改めて思う今日この頃なのです。 よくアニメ化されたものが「原作のまんま」なんて言われる事がありますが、「原作のまんま」作られている(ように見える)というのはじつは凄い事なんですよ。[インターネット(邦画)] 8点(2019-12-13 11:00:22)《改行有》

050.42%
1100.83%
2171.42%
3625.17%
413711.43%
523319.43%
632326.94%
725521.27%
81089.01%
9352.92%
10141.17%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS