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361.  ロッキー 《ネタバレ》 書いたシナリオが認められ、有名俳優を主役に映画化が決まろうとしていたのに、そのシナリオライターは「自分が主役を演じる。そうじゃなきゃ脚本は売り渡さない」みたいなことをしたらしい、そのライターがシルベスター・スタローン。有名俳優を何人か候補にたて大型企画としてスタートを切りそうだった『ロッキー』は結局ずいぶん予算を削られて半ば見放された企画と落ちる。けれど、低予算の中で白羽の矢が当たったアビルドセン監督、無名新人俳優スタローン、そして音楽のビル・コンティは勝利を手にした! そういう作品です。そういう視点以外にあまり価値を感じていない作品です。実はスタローンとシャイアじゃない『ロッキー』を観たかったのが本音です。「セレブリティ・ボクシングじゃないんだから、プロの世界でこんなことあり得ないだろ」な話の流れ、プロボクサーとしては疑問な絞れてないスタローン、申し訳ないけど何の魅力も感じないタリア・シャイア…全て「ふうん…」でした。エイリア~~~ン!! ちがった ドリア~~~ン!![DVD(字幕)] 5点(2014-03-15 02:36:39)

362.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 見えないのならぶつかるでしょう…と思ってしまいました。見えないのではなく、獲物として認知されず存在を無視されるということでしょうか? それにしては扉を隔ててブラピと対峙するゾンビのリアクションは「見えない」て感じでした。意表を突くような解決展開が待っていそうな流れでしたが、そこへたどり着くストーリーの妙は全くなく『宇宙戦争』のような「あ、そうですか…」でした。「愛情の反対は憎しみではなく無関心だ」とかいう言葉がありますが、無関心で救われるんですね。[DVD(吹替)] 5点(2014-02-18 22:36:01)

363.  バカリズム THE MOVIE 《ネタバレ》 オムニバスです。1話が始まってしばらくして「うわー、どうしょうもなくつまらないものをレンタルしてしまった…」と呆れました。が、喧嘩の強さで出世していくサラリーマンというグダグダな内容を「これのどこが面白い?」「こいつマジにこういうの撮ってる?」と思わせといて、その疑いがクライマックスに上手い効果で完全に良い意味での失笑を産みました。ラストカットのバカさ加減はインパクト大で記憶から消えません。終わった時にふつふつとこみ上げる異様な質の笑い。ちょっとなかなかない体験でした。めんこバトラーのアニメも笑えました。他人に「コレ面白いよ」とすすめることは出来ませんが、次に期待したくなる何かを凄く感じました。[DVD(邦画)] 5点(2014-01-21 19:10:26)

364.  藁の楯 《ネタバレ》 原作読んでません。護る価値があるのか…それにどんな答えを出してくれるのかだけを期待していた自分にとって、この映画はドッチラケな終わり方でした。作ってる側が「護る価値なし」と思ってるやん。その時点で命題は単なるネタ。そうじゃないと言うなら、メッセージの伝え方が下手としか思いません。何を大事に訴えたくてこの物語を紡いだのか、それが伝わってこない命題には志がありません。殺された人間がどう思い何を願うかなんてことはナンセンスだし、殺された人の気持に沿って法が執行されるわけでもない。裁くのは生きている人間だ。大切な人を無残に殺された上で生きて行かなきゃならない人の長い苦しみに対してあまり焦点が当たり切ってなく、主人公は結局のところ蜷川にハッとさせる気づき一つ与えられていない。「仕事じゃなかったら殺してた」とかバカバカしいし意味不明。人間性を犠牲にしてまで大事にしたい仕事って何よ? だいたい「殺しても、死んだ人は生きて戻って来ない」論はそもそもじゃぁなんで死刑あるのって話しだ。何しても生き返らない、そんな取り返しのつかない不幸を作った張本人に等価交換して何が悪い。僕が蜷川さんなら、全国民に依頼するのは殺しじゃなく生け捕りですね。生け捕りで引き渡してもらって、考えつく最もスッキリする方々で自分で始末します。犯人本人を殺すより、そいつが一番大切にしてる人を目の前で殺す方がイイかな。こういう題材を扱う場合「私刑ではなく法の下で裁かれるべき」が答えに沿う部分であり、「ではなぜ私刑がいけないのか?」を説得すべき物語であるべきだが、そんな視点はどこにもない。「こういう場面でとんでもないこと言わせたらキャラが立つ」的なだけの浅いお話でした。エンドロールにネッチョリしたチャラ歌で全てぶち壊し切ります。オヤジになったフツオくんを映画で見れるなんて、ちょっとしたオマケでした。[DVD(邦画)] 5点(2013-12-25 00:35:28)

365.  UFO 侵略 《ネタバレ》 カップルたちのノリが楽しくて、けっこう笑えました。かなり後半になるまで、ほんの数秒のカットしか出てこないバンダムも、そのキャラクターをうまく利用して茶化した演出で笑えました。宇宙人は人間の姿をしているので、バンダムが格闘する相手は結局人間でした。問題解決の重要パーソンだったわけでもなく、あっけなくいなくなっちゃったし、バンダムの活躍を期待したら肩透かしに終わります。実際、圧倒的テクノロジー差を持つ異星人に地球を侵略される場合、逃げ切る方法ってあるだろうか? そんな悪夢の再現と思えば、そこそこには楽しめました。というか「バンダムとうとうこんなC級SFに出るしかなくなったの?」程度の気持ちでレンタルしたので、その程度の 構えで見てみたら意外とハズレ映画じゃなかったという感じです。[DVD(吹替)] 5点(2013-11-29 02:10:05)

366.  キラー・エリート(2011) 《ネタバレ》 ステイサムが出ているせいでアクションうそ映画だと思ってしまい実話が元になっていることを忘れていました。デニーロがステイサムの彼女を護るエピソードが印象に残りました。それにしてもステイサム&デニーロ&オーウェンという取り合わせがなんとなく普通じゃない組み合わせぽくてそこが一番印象に残ったかも。[DVD(吹替)] 5点(2013-09-16 21:50:27)

367.  声をかくす人 《ネタバレ》 渦中の人物が囚われるまでの流れが、どうにもつかみが弱くてノレませんでした。それにしてもイヤな歴史です。アメリカが今どうかよく分かりませんが、日本は今もこんな感じがあってもおかしくない国だと思います。地位ばっか高くて道徳も正義も教養もないバカって「悪魔」ですよね。映画の点数ですが、歴史を記録する意味では意義があるでしょうが、悪魔が勝利して悪魔が何も痛みを感じたりしない話で、悪魔に翻弄された人に特に救いも感じない話は、好きになれないです。酷い出来事を映して「ひどいことはしたくないね」と思わせるモノより、酷いことを映しながらも浄化されるものもあって「あんな風に正しいことして気持ちよく生きたい」と思わせるモノが好きです。[DVD(吹替)] 5点(2013-08-12 19:23:51)

368.  ドリームハウス 《ネタバレ》 『惑星ソラリス』見てるような、ちょっと鬱な気分もありましたが、ラストの炎の中の別れが結構グッと胸がつまるような良い出来でした。[DVD(吹替)] 5点(2013-08-07 19:46:30)

369.  ファミリービジネス 《ネタバレ》 ショーン・コネリーには魅力がありますが、話はイマイチでした。ホフマンとブロデリックが屋上で和解するのはストーリーの締め方として真っ当なんでしょうが、そこに至るお互いの心情はイマイチ僕にはつかめなかったし、親子の確執があまり心に響いてきませんでした。[DVD(字幕)] 5点(2013-07-29 21:12:10)

370.  高地戦 《ネタバレ》 戦場描写はよく作られているなと思いました。けれど寒いからって敵軍の服を飄々と着て、味方に撃たれても仕方ないような行動をとるシーンが出て来た時にかなり冷めてしまいました。それでも見続けられるクオリティはありましたが「あ、この人今から撃たれるな」というのがありありと分かるシーンの連続でもありました。逆に言えば撃たれる直前の「あー撃たれるよー!」というハラハラを味わう作品なのかも。予告編がとても気になったのでレンタルしたんですが、予想と違ってあまり内容のない作品だったなと思います。霧の中、両軍が歌い始めた時はピークに冷めてしまいました。実際にあんなことされたら、自分なら「これは心理作戦だ!」としか思わないし、少なくともあの場で郷愁には浸れないな。箱に爆弾細工はしないで敵同士のコミュニケーションが起こり、けれど冷淡に撃ち殺し合う不条理を戦争の狂気と悲しみと言ってしまえばアリなのかもしれないけど、どうも「ホントかよ」と思ってしまう。僕は可愛い女の子であることを免罪符のように思って冷淡なことをする女が大嫌いです。あの女を殺したのは正解と思いますが「こんな女の子を殺すのなんて見てらんない」みたいな目を背けて殺す描写は甘々で物足りませんでした。あの女はもっと惨たらしい死に方をして欲しかった。…なんてことを思わせてしまうこの映画はあまり好きじゃないです。[DVD(吹替)] 5点(2013-07-19 02:55:54)

371.  人喰猪、公民館襲撃す! 《ネタバレ》 タイトルにだまされた~。田舎の公民館を舞台にどれだけ引っ張ってくれるのか、それに興味持ってレンタルしたら、公民館襲撃なんてあっという間に終わっちゃいました。予想していなかった、まぁまぁな笑いのセンスで「損した」とは思わずにすみました。大杉漣とか小林桂樹とか鳥居みゆきとかおぎやはぎ小木とか出てます(ウソ)。[DVD(字幕)] 5点(2013-06-29 11:33:13)

372.  100歳の少年と12通の手紙 《ネタバレ》 つまらなくはなかったですが、何がテーマで何が伝えたいことなのか、つめがとても甘い作品だと思いました。一日を10年に見たてて経験成長する少年の心の動きには無理があります。ファンタジーとは言ってもついて行けませんでした。イタズラが過ぎても優しすぎたり嘘や沈黙でごまかしたり、そういうことに少年が傷ついているからなんでしょうが、だからと言って口が悪くプロレスラーと嘘つくオバさんにそこまで惹かれたりとか、そのおばさんに院長がお願いごとをしたりとか、これもあまりにも…。このオバサン、なんで離婚して元レスラーらしき男と居たりするのか、愛とか優しさとか嫌いだなんて冷めてるのか、よく分からないし、分からないなりに彼女が結局変わって行くのはミエミエだけど、元レスラーらしき男とどうなる感じもなし、とって付けたような「私の周りには愛がいっぱい」にはポカンと冷めてしまいました。[DVD(字幕)] 5点(2013-06-26 15:22:28)

373.  遊星からの物体X ファーストコンタクト 《ネタバレ》 うとうとしかけながら観たせいか、ちょっとよく分からないラストでした。前作の冒頭につながる犬追い人は誰? どこでどうして生き延びた? 主人公の女性は結局凍死した? カーペンターの前作と同じ書体でクレジットが出て、同じテーマ曲が流れて、ファンならウキウキするラストではありますが、僕には犬追い人の登場が唐突なのと、主人公女の顛末が分からない宙ぶらりん感が、あまりスッキリしませんでした。前作の心地良い宙ぶらりん締めくくりとは何か質が違います。僕は、あの犬追い人を主人公にして欲しかった。そしたら前作につながるラストも深みが出るのに…。『エイリアン』でも意識したのか女性を主人公に配置したのは、何だか僕的には失敗だったような気がします。それと「さぁ、これからみんなの疑心暗鬼は佳境に入ります」って時に一つの場面で一挙に登場人物たちが死滅します。クリチャーを見せる方に傾いてしまって作品のレベルがそこでガクンと落ちましたし『ジュラシックパーク』もどきもしてました。前作につながる、顔がびにょ~んと飴みたいに伸びてる死体(二人の人間の融合体)は、あれになる前にキャラを魅せとけば良かったのに…「ああ、あの死体はこういう人だったんだね…」と、ちょっとした思い入れを持ちたかった。 それとピアスしてないくらいで簡単に判断しすぎ。冤罪作り出して自分を責めるエピソードとかあっても良かったかも。[DVD(吹替)] 5点(2013-04-20 10:44:07)(良:1票)

374.  秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~ 《ネタバレ》 apple のプレゼントで無料ダウンロードして視聴。前から気にはなっていましたが、金出してまで見る気には至らず、今回プレゼントで初めて観ました。鷹の爪団の世界制服の目的をはじめて知りました。制作費グラフのステイタスバーは面白かったですね。「うんこ野郎」連発に沈黙して見守るクローンたちの姿が頭から離れません。エンドクレジットが始まってもすぐにストップしないでください。[インターネット(字幕)] 5点(2013-04-07 08:56:14)

375.  ジャックはしゃべれま1,000(せん) 《ネタバレ》 最後に3枚残った時「I love you なんてオチだけはやめろよ」とヒヤヒヤしましたが、そこまでではなくてホッとしました。しかし、最後に残した3語がテーマであるなら、この映画はもうちょっとアダルトチルドレンの物語として内容を盛り込むべきだったかも。そしたらすごく感動できたかも。設定はすごくいいと思います。自分は生きている間に、誰にどんな質の言葉を発しているのか、言葉の使い方を意識させられた初めての作品でした。実際はあと何枚残ってるか木のそばにいなければ確認などできないから、最後の1単語が言えなかったりするかも。そんなヒヤヒヤまで織り込んでくれて、部下のサポートで残り枚数を確認しながら、ラストに言いたい言葉を1語足りない状況のなかで別の言い方を見つけ出して放つとか、そういう工夫を加えてくれてたら、もっと見応えあったかもしれません。自信ないけど、あの白服の宗教家は『トゥルー・ライズ』のテロリストだった人かな? とにかく何かの映画で見覚えあるけど、上品なイメージを演じているのが新鮮でした。[DVD(吹替)] 5点(2013-04-07 08:34:07)

376.  テルマエ・ロマエ 《ネタバレ》 お気楽コメディを相手に言うことでもないでしょうが、日本の風呂を真似ただけと自分を責めすぎることも、それに反論する上戸のセリフも、嫌いです。とくに反論の言い分は説得力なさ過ぎて、かえって泥棒の詭弁みたいに感じてしまった。なんかあれがまかり通るなら、中国のミッキーやドラえもんやキティやガンダムも、その論理でいいのね? ただ、良いと思ったものを素直に(中国みたいに劣化させず、すっとぼけず)取り入れていくことは悪いことじゃないと、それだけ主張すればいいのに(あの時代、意匠だの著作権だの、そういう問題には悩まずに良かったのだろうし)。))BILINGUAL(( がウケマシタ。前半のローマの映像は、ちゃんとした大作洋画に匹敵するくらい質が高かったと思います。[DVD(邦画)] 5点(2013-04-07 07:58:15)(良:1票)

377.  フライト 《ネタバレ》 ゼメキスの作品は好きなものが多く、期待しすぎていたのか、わりとガッカリでした。「あなたの意見は?」と求められて「ん~、わかんない!」と答えるのは誉められないお国だからなのか、「I don't know」と答える選択肢が頭の中に微塵もないかのようなクライマックスの狼狽ぶりに、僕の頭の中は「?」で一杯になりました。酒飲みまくって充分眠らず目覚ましにドラッグという主人公が悔い改め、そういう態度で人命預かる仕事に臨んだことについて罰せられてもいいですが、事故の責任の所在は別なんじゃないかという思いで、観た感想は釈然としません。「それはそれ、これはこれ」って考えはないのですかね? 尾翼の交換を怠った問題は触れられたけれど、「誰のせいで事故が起きた?」という点において明確なオチに至らず、主人公が責任のなすり合い合戦の犠牲になったようにしか感じられませんでした。ラストも、息子の態度の変わり様のわけが分からず、とって付けたハッピーエンドにしか見えなくて、ちょっとシラけてしまいました。結局、お酒とかドラッグに対する依存の話しで、軸がブレまくり。脚本に説得力がないと思います。ジョン・グッドマンが良かったです。[映画館(字幕)] 5点(2013-03-08 19:54:44)(良:1票)

378.  リアル・スティール 《ネタバレ》 子どもは大変盛り上がって観てました。大人の自分はそれほど楽しめませんでした。なんでそんなに日本びいきみたいな作りにしてるのかも、なんとなくいいカモにされてるみたいで引いてしまった。アトムって名前も「リスペクト」と言われればそれまでだが、なんか気分良くない。モヒカンの兄ちゃんと賭けをする闘技場のシーンはCGアニメ化された鉄腕アトムのシーンとソックリでどんどん複雑な気分に。自分としてはロボットの格闘にあまり関心がわかない。ジャックマンの現役ボクサーシーンがあればと期待したけど無し。ラストは良かったと思います。というのも、オリンピックのとんでもジャッジをいくつか見た後だったので、タイムリーでした。結局、いくら頑張っても大人のきたない事情で物事が裏返っちゃう現実もあるよって、そういう部分を子供だましに葬らなかった運びは予想外で、しかもそれで後味悪くすることはなく「本当はどっちが勝ったか、みんな分かってるよ」といった描写で心を癒してくれる。[DVD(吹替)] 5点(2012-08-12 02:08:25)

379.  アナザー プラネット 《ネタバレ》 タルコフスキーの映画を観ているような気分になりました。詩的で真面目な雰囲気には好感を持ちました。しかし、もう1つの地球の同姓同名の同じ体験をした人物と交信した場面が示されたことで、どちらの地球でも人々の運命は同じだと感じられてしまいます。だから、主人公の女性があちらの地球に旅立つことになれば、当然あちらの地球からももう一人の彼女がこちらへやってくることは観客の想定内です。しかし「二つの惑星が遭遇しあった時点で同一性が失われた」とする理論が出てきて「じゃぁ、どうなるのかな?」と期待も出来るわけなのですが、最初から想定内のことをまるで驚くべきことのように見せるラストに唖然とするばかりでした。二つの地球に同一性が失われて、こちらの地球の彼女は搭乗チケットを男性に譲る。「あっちでは奥さんも子供もきっと生きている」と言って。そこから変! 生きてるとは限らず別の事故かもしれないし、それよりも何よりも、あっちに行って家族が生きていたとしても、もう一人の自分が既に夫ですよ!! 彼女が男性の家に急いだとき、てっきり「あっちの地球に逃げても、ここと同じなだけ」と気付き、この地球で物事にとことん向き合う覚悟をしたのかとばかり思っていました。そうじゃなかったわけですが、普通に考えたらラストは家族を失った男性が向こうからやって来ることは想像します。そうではない驚愕のラストを考えるに当たって「向こうの彼女はチケットを譲っていなかった」というだけでは面白くないです。まぁ、二つの地球が同一性を失ったことで、あちらにいた彼女はどんな人生に変わっていたのか分かりませんが、事故を起こしていない場合、その自分自身と向き合うことになるというラストに大きな意義は感じられません。それがあるなら、せめて事故を起こしていない自分自身から救われるセリフ、あるいは意図するとせずとに関わらず責められてしまう何かを、しかと描いて欲しかったです。【追記】和解に至らなかった二人は、それぞれの星でもう一人の自分に苦しむという意味のラストなのかな? それで漂白剤おじさんの伏線なのかな? (しかも双方二度と会えないので赦し赦されることはない) だとしたらまぁまぁのラストだけど分かりにくいなー。ビジターはいつか帰るのかな? それともそれぞれの星でダブった者同士はどちらかが消える(自殺とかもう一人の自分に存在否定されて殺されるとか)?[DVD(吹替)] 5点(2012-05-24 16:18:37)

380.  プリンセス トヨトミ 《ネタバレ》 つかみはいいと思いますし、全体的な雰囲気もいい感じだと思いました。原作はどの程度の話なのか知りませんが、映画の柱は男親から息子へ代々と継がれてゆくものを描きたかったのかなと思います。けれど、男が次の代の男に継いで行きたい精神がどんなものなのか、ピンときませんでした。オカマちゃんになってしまった息子でも受け継ぐことの出来た魂というのは、女性に寄り添い護っていくという精神なんでしょうか・・・けれど堤真一が、あの父から何を受け継ぎそびれてしまったというのか、あまり感じるものがありませんでした。多分むかしなら、こういう雰囲気に似たことは祭りや式典のなかにあったんでしょうけどね、失われつつある大事なものかもしれませんが、それを再考するには描き方に説得力が全くなくて残念でした。この映画を家族で観た際の最大の突っ込みどころは、人っ子一人いない大阪の街を映すたびに「旅行者は?」でした。それと冒頭とラストで出てくる富士山の十字架のことは、いったい何なのか、さっぱり分かりませんでした。日本国内に隠れたもう1つの国家と戦争が勃発したら(あるいはその寸前までの危機が実際にあったら)、どんな感じなんでしょうね?(大阪住民とそれ以外の国民の分け方や、経済や流通の在り方などいろいろ大変そうだ) そういうのをきちんと描いた物語を観てみたくなりました。[地上波(邦画)] 5点(2012-05-19 21:49:17)

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