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361.  続名探偵ホームズ1/ミセス・ハドソン人質事件 《ネタバレ》 ラピュタの同時上映で鑑賞。TV版はそれより前に放送していたんだな。忘れてる。 こちらのレビューも併映された『ドーバーの白い崖』とは別作品扱い。今回はモリアーティ教授一味とハドソン夫人が主役。 モリアーティが空気穴を気にする台詞を入れるとか「私の殺人は成功したことがないんだ」とか、銀行襲撃の妄想とか、キャラクターの魅力を引き出すのが上手いなぁ。 レストレード警部、犬らしく手紙の匂いから犯人を割り出すけど、美術館でホームズやモリアーティの雑な変装を見破れないとか、「原作読んでないのか!」なんてセリフも優秀なんだか無能なんだか、上手にいい加減で笑える。 前2作に続いて高いクオリティなので、出来ればエリソン夫人、モロアッチ教授バージョンで観たかった。 ~『ドーバーの白い崖』につづく~[映画館(邦画)] 7点(2021-05-27 11:55:23)《改行有》

362.  海街diary 《ネタバレ》 原作未読。4姉妹もの。 みんなタイプの違う美人で、あまり顔が似てないから、実はみんな異母姉妹とか裏設定があるのかと思ったけど、そういうのは無いみたい。 3人座るとき、長女・幸は正座。次女・佳乃は女の子座り。三女・千佳はあぐらときた。 絶対末っ子すずも座り方変えてくるなと思ったら、食卓を囲むときは正座だけど、普段は体育座りしてるようだ。 千佳は(夏帆自身がそうだけど)左利き。きっとズボラな母親は利き手を直す気がなかったんだろう。 電話が来たとき、幸は佳乃に出ろと。佳乃は千佳に出ろと。で、すずには振らず自分で出る。細かいけど末っ子と一人っ子の差が描けてるかなと思った。 家では一番しっかりしてそうな幸が、不倫という一番世間に顔向けできない事をしてるのがリアルだし、普段はだらしない佳乃が、上司と外回りで食堂に行った際、私情を出さずにきちんと敬語で話す姿もリアル。 札幌に住む母親(大竹しのぶ)の三姉妹のお土産が、包み紙から札幌三越デパートかな。 すずには、六花亭セットとマルセイ・バターサンド。北海道のものだけど、案外どこでも手に入るので、急遽空港で用意したと思われる。 そんなに高いものじゃないし、そもそもすずのために買ったのかも怪しい。三姉妹と値段の差を埋めるために2つにしたのかな?とか、そんなところもリアル。 あと広瀬すずは本当にサッカーが上手いんだな。素人の動きじゃない。 イベントと言えば葬式と法事ばっかりの映画だけど、極端に暗くならず、大喧嘩とか大事件も起こらず、案外ずっと見ていられる映画だった。 ~Our Little Sister~という洋題?サブタイ?が付けられている。若草物語(Little Women)を連想させつつ、意味は“私たちの末っ子”。[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-05-21 15:01:34)《改行有》

363.  ビッグ・リボウスキ 《ネタバレ》 ~The Big Lebowski~登場人物の大富豪のあだ名。 大昔にビデオで借りて観て、今では中身を全然覚えて無くて、何が面白いかって説明できないんだけど、とてもツボにハマった映画。 ボーリングしてるのと、ドニーの呆気ない最後、灰を撒く、灰を被る。ここだけしか覚えてないけど、自分の中では何故か神格化された存在だった。 以降なかなか見る機会がなく、この度近所で中古DVDを安く手に入れ、久しぶりに鑑賞。 面白かったけど、こんな映画だったか?ってのが第一印象。 部屋でくつろぐような格好のまま、外をブラブラする、見たまんま無職のデュード。危ない親友。邪険にされてるようで大事にされてる友達。あぁ、こういう友達関係良いな。幼馴染だから許される間柄と言うか。 本人にしか解らないカーペットのこだわりとか、何故かそれを理解して(ダシにして騒ぎたいだけ?)一緒に動くとか。なんか良い。 ジーザスの意味不明な格好良さ。気持ち悪いけどカッコイイ。 ジュリアン・ムーアが裸で空を飛ぶとか、彼女のそんな役見たことなかったので驚いた。かなりインパクトがあるのに覚えてないのは、当時ジュリアン・ムーアを知らなかったんだろう。 デュードが薬を盛られて見る幻覚がまた楽しそう。CGの無い時代、結構お金の掛かった幻覚だ。 巻き込まれ型のミステリ犯罪。変化球のハードボイルド。事件の解明はなかなかの説得力でストンと落ちた。 しかし、大金のために足の小指を切るなんて…って、その小指切ったのがエイミー・マンだ。ちょい役とはいえ映画に出てたなんて知らなかった。 当時この映画の何がそんなにツボだったのか、今回観ても解らなかったけど、面白かった。 コーエン兄弟の別作品で、ビデオで大爆笑して、DVDでイマイチだった作品があった。 字幕の細部が違うだけで、なんか面白さがパワーダウンしてたんだよ。今回もしかしたら、それかもしれない。 出来るなら当時のビデオの字幕版で、もう一度見たいものだ。[ビデオ(字幕)] 7点(2021-05-20 13:38:38)《改行有》

364.  ブラック・スワン 《ネタバレ》 ~Black Swan~黒い白鳥。現実には存在しないもの。日本の白いカラスみたいなの。『そんなの、黒い白鳥を探すようなもの(=無駄な努力)だよ』ってことわざ。 痛いシーンが多い。つま先痛い!爪割れ痛い!逆剥け剥がすの痛い!他人に爪切られるの痛い!くっついた足の指剥がすの痛い!背中からなんか生えてるのズルズル抜くの痛い!ガラスの破片痛い!観てて指さきがギューってなる。 真新しいトウシューズの中敷きを引きずり出し、厚い部分を切り落とし、縫い合わせ、叩きつけ、靴底に傷をつける。 清らかな少女ニナが一流のダンサーとして周りから変えられ、そして自ら変わっていく様は、まるでこのトウシューズのようだ。 ほぼ全ての場面で、鏡やガラスに映ったショットを多用しているのは、自分が常に観られている、他人にどう観られているか気になるという彼女の気持ちの現われで、彼女自身もまた、現実逃避的に自分を客観的に見ているんだろう。 鏡のないトイレの個室で、プリマに選ばれた喜びを携帯で母に伝えるシーンは、この映画で数少ない彼女の心からの喜びのシーンだったと思う。 鏡が多いのにカメラが映らないのは、当然なんだけど技術的に凄い。鏡張りの練習シーンでトマの後ろから鏡越しにニナを写すシーン。トマも映ってる。でも当然カメラは写ってないんだけど“じゃあコレは誰の視点?”って考えると、気持ち悪くなってきた。常にユラユラしてるカメラも気持ち悪い。 でも電車のオヤジが一番キモい。『口でイヤらしい音を出すセクハラオヤジの映画を観た』記憶だけあったけど…この映画だったか。[映画館(字幕)] 7点(2021-05-15 09:45:15)《改行有》

365.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 ~Slumdog Millionaire~スラム街の野良犬 百万長者。 邦題では間に“$”が入る。…なんでインド・ルピーの国でドル・マークなんだろ?って思ってたけど、当時日本で放送されてた番組が『クイズ$ミリオネア』だったから、ドル・マーク入れたんだな。 通りを曲がると子供のラーマ神が立ってたり、ビルから兄弟が落ちる妄想が出たりと、結構何でもアリな映画。 原作(原案?)ありの作品だからハズレの可能性大だけど、もしかして、主人公は二重人格? 警察で『詐欺罪を逃れるため殺人の自供をした』って警部が言ってたけど、ママンを殺したのはジャマールでなくサリームなのに。 そして気になったのが、空きホテルで別れてから再会した時のサリームの言い分。サリームはママンの手下に追われて逃げた、メッセージも残してジャマールを待ってた。ラティカは姿を消した。…って言うけど、それじゃジャマールを銃で脅して追い出してラティカに乱暴した話と繋がらない。 ラティカはサリームのボス・ジャヴェドの家に囲われてたのにサリームの嘘にジャマールは触れない。 最初から、もしくは物語の途中から実の兄サリームは居なくなり、ジャマールの凶暴な人格がサリームになったのかな。 サリームの最後、風呂にあった大金。あれこそがミリオネアの賞金では?賞金獲得がジャヴェドにバレて、結果的に相撃ちになったのでは。 ジャヴェドはラティカをそんなに大事にしてないから、彼女を逃したくらいでサリーム殺さないと思う。そもそも大事なら頬に傷付けた時点で許してない。 雨の中ラティカを外に立たせるのも、小屋に招くのもジャマール。 列車でラティカの手を掴むのも、離すのもジャマール。 空きホテルで葛藤しながらも結果的にラティカを抱き、その後ジャヴェドのもとでラティカを囲うのもジャマール。 彼女の頬を傷つけた(傷付けさせた)のもジャマールって話になるが、インドの酷い女性差別を考えると、不思議じゃない気もする。監督はイギリス人だし。 ラティカは小さい時に親元を離れてるし、彼女は彼女で暴力に対し共依存してるのかも。 ラティカはジャマールの二重人格を知っていて付き合ってる。 3人のときラティカが兄弟どちらかと話すとき、1人の顔しか見てない=ホントは1人しか居ないから。 あれだけの記憶力で、度々出てくる三銃士の1人だけ、名前が出てこない=3人じゃないから。 …そもそもミリオネアって生放送だったっけ? ミリオネア収録日に、ジャマールはラティカに車の鍵と自分の携帯を渡して逃がす。テレフォンで会話。2000万ルピー獲得。 ミリオネア放送日に、自宅で獲得金を風呂に敷き詰めて、ジャヴェドと撃ち合い… 生放送なら駅でなくTV局で二人は会えただろうし、獲得賞金はどこに行った?って思った(…調べたら生放送の国もあった。残念)。 確かママンが殺されるとき「久しぶりだなジャマール、そしてサリーム」って話してるし、二重人格説は粗だらけで未完成だけど、 D. It is written の解釈として“(自分に都合よく)書き込まれた”なんて訳も面白いかな~と。 普通の感想も書いておきます。 同じ境遇で生きてきた兄弟。野良犬として死ぬサリームと、ラティカを手に入れたジャマール。どちらも“運命=神が書き記していた”こと。 クイズの答えを偶然知った、覚えていたのでなく、ジャマールは2000万ルピーとラティカを手に入れる運命で、その運命に向かって、各ポイントを通過して生きてきたんだろう。[地上波(吹替)] 7点(2021-05-14 00:09:37)《改行有》

366.  黒部の太陽 《ネタバレ》 映画の大半がトンネルの中という、地味な絵面の超大作。 冒頭の剛によるフォッサマグナの解りやすい説明から、支柱を潰しに来る圧力を伝える軋む音は恐ろしく、すべてを押し流す水流はとても迫力がある。まるで列島の抵抗、日本人VS日本列島のように見えた。 暗いトンネルとむさっ苦しい男たちばかり映るから、合間の雄大な黒部渓谷の大自然や、剛と由紀のデートシーンが美しい。 細い山道を大きな荷物を背負って現場に向かう人夫たち。当時のカメラがどれくらいの大きさか解らないが、かなり恐ろしい撮影風景だったんじゃないだろうか?怖いなぁと思って観ているうちに、人夫の滑落死!…って、説明とか無いんだ?流しちゃうんだ? 実際171名も亡くなっていて、そのうち飯場の雪崩でいっぺんに87名も亡くなっているそうだが、確かにそこをしっかり描いたら、後味の悪い重たい映画になってしまうから、バッサリ割愛したのかな。 前段として語られる黒サン工事が、国家総動員法のもと人海戦術による地獄だった現場を表すのに対し、今回の黒ヨンは豊潤な資金とバックアップ体制で挑んでいる。だけど結果として、行き当りばったりで完成予定ありきの無理な日程。人夫を使い捨てて、金に物を言わせて作業を急いだことが伺える。どちらの現場も岩岡の親父が仕切っているんだから、時代が変わっても同じような地獄が展開されている。発破事故の際、人夫から「お前ら親子が!」と言われたときの剛の辛さが伝わる。 開通時の爽快感、開通後のセレモニーの神々しさ。最後に日本酒を撒く姿が、まるで強敵日本列島を称えるようで美しい。 一緒に樽酒を飲みたい気持ちになるが、やっぱ樽にヘルメット入れちゃダメだ。[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-05-09 13:53:35)《改行有》

367.  映画 聲の形 《ネタバレ》 原作未読。将也の同級生=主な登場人物がみんな美男美女だ。 これには違和感を感じたが、唯一、永束くんだけはコミカルなカタチをしている。 イジメは複雑な問題で、解決の糸口を見つけるのは大変だから、ついつい『イジメは良くない!!』って簡単なワードに飛びついて、漠然と流してしまう。 実際のイジメ問題で面倒くさいのはグループの存在だ。植野と川井みたいのがもう何人かでグループを組んで、西宮をイジメたり佐原をハブったりが現実に起きていると思う。グループ行動だから、多少の良心の呵責が生まれても流されてしまう、負のスパイラル、悪意の連鎖が起きる。 そしてこの映画の高校編のような、当時のみんなで集まってイジメ問題を振り返る機会なんて、現実には無いだろう。 クラス会があっても、そもそもの西宮が来なかったり、佐原が帰ってから植野の愚痴を川井が聞かされるとか、そんなじゃないかな? 大事なのはイジメを各自が考えること。 この作品では、複雑なイジメをシンプルに考えられるよう、西宮(女子)のイジメに絞り、タイプ別に登場人物をスリム化したんだと思った。 ①イジメを受けていた子。②生理的に嫌いなことを隠さない子。③八方美人でピンチの時は自己保身に走る子。④イジメから助け続ける勇気がなかった子。 この4カテゴリでイジメ問題は成立しそうだ。 容姿による優劣や贔屓目を無くすために、みんな美少女に描かれたんだと思う。極端な言い方をすれば4つの記号。 高校編から将也への具体的なイジメ描写は無い。将也をイジメる側だった島田と広瀬は高校編ではフェードアウトし、真柴くんは(映画では)単なる一般男子代表だろうか?男子のイジメがテーマなら、きっと永束くんも美男子に描かれていただろう。 イジメという大きな問題を、シンプルに解りやすく、コンパクトにスリム化(=タイトルのshapeに結びつけて良いものか?)したのが本作じゃないだろうか? 自分の周りでイジメが起きたとき、この映画を参考に、自分は4人のどのタイプかを考えると、その時どうすれば良いか?が見えてくると思う。 硝子が将也に送ったメールがあまりに普通の子の書くメールだった。耳の不自由な硝子と健常者の将也が同じ条件になるメールって、ある意味魔法のアイテムだなって思った。 たまたま先日『Love Letter(1995)』を観て「メールやスマホって無かったほうが良かったんじゃないか?」なんて思ったばかりなのに。[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-04-25 16:58:43)(良:1票) 《改行有》

368.  マイ・フェア・レディ 《ネタバレ》 ~My Fair Lady~我が麗しの貴婦人。…我がってなんか表現古いかな。 とてもテンポ良く、話がポンポン進んでいくミュージカル。 最初ダミ声で唸るイライザにイライラするが、機械に括り付けられて発声練習してるイライザ可愛いになる。 屋敷での特訓は辛いけど、ピカリング大佐がヒギンズ教授と違い良識ある人で良かった。 「6週間では無理だ、賭けは終わりだ!」から突然の6週間後は笑った。 舞踏会での功績。帰宅後イライザが完全に空気なのがあんまりだ。盛り上がるヒギンズたちとイライザの対比が素晴らしい。照明の陰に立ち、絵画のように壁際に立つイライザの可愛そうなこと…音声学とはいえ、人を研究する教授が、人に対してあの振る舞いはイカンでしょう。 もう早く出て行って、当初の目的だった花屋さん開くと良いよ。って思ったら、最後戻ってきてしまった。これで良いのか?いやまぁ、本人が良ければ…[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-04-04 18:05:31)《改行有》

369.  劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 不思議で仕方なかった。この映画がどうして興行収入歴代1位になれたのか? 原作漫画ありで、オリジナルストーリーではなく、また映画として独立した話ではなく、物語全体の中盤辺りの話。 ここまでのあらすじや登場人物の説明もなく始まり、この章のみで終わる。それが、歴代興行収入1位?それはあまりに映画をナメてないか? 単なる流行で、漫画がヒットしてTVアニメも好評であっちこっちで話題になって、歌がヒットして、そんで劇場版も出来て。クオリティは高いんだろうさ。そこそこ売れる映画なんだろうさ。でもそれが1位って、どうなってんだ? それを確かめる必要があると思って、今更ながら観てきました、4/3。 予習も兼ねて漫画を買って全巻読んで(いや、作品自体には興味があって正月に買って読んでた。ホントは映画は見るつもりがなかった)からの鑑賞。 当然話は知っていたけど、面白かったし、泣けた。絵も綺麗で技のエフェクトは素晴らしい。 善し悪しは別として日本のアニメ文化らしいギャグパートは、ピクサーのCG技術がどんなに進んでも表現できない、日本アニメらしい技術だと思う。 この映画に「このドラマの結末は劇場で」みたいな嫌らしさも、“◯◯-THE MOVIE-”みたい安直さも無い。そもそもストーリー自体は漫画で読めるんだから。 物語の展開は聖闘士星矢に近いと思う。今の若い人に限らず、星矢で育った世代にはとっつきやすく、スムーズにハマれる設定だと思う。 鬼滅の刃の原作は人気の絶頂期に完結した。ちょっと考えられない。 普通は無理に話を伸ばしたりで、話のクオリティが落ち、人気が無くなり、読者に飽きられるまで搾り取られるのが週間連載漫画の宿命だ。 北斗の拳、聖闘士星矢、ドラゴンボール…終わるべき時に終わっていれば。って作品が沢山あった。 でもこの作品は何故か大事にされたみたい。 今は何でもネットとスマホの時代、私たち昭和から平成の時代の文化は滅びつつある。 そんな中、原作コミックは驚異の売上を見せて、紙媒体が売れない今、たくさんの街の本屋さんを救った。 『炎』『紅蓮華(映画と関係ないけど)』のCDシングルセールスは、配信サービスに負けっぱなしの街のCDショップを潤しただろう。 そして映画が映画館ではなく、アマプラやネットフリックスで手軽に楽しめる今、この劇場版は、このコロナ渦にも関わらず、街の映画館に沢山のお客さんの足を運ばせている。 それって、素晴らしくないだろうか? 映画は映画通だけの狭くマニアックな娯楽ではなく、いろんな人が楽しむ大衆娯楽だと思う。 メディアミックス。TVアニメの続きのブツ切りのストーリー。胡散臭いヒット。キメハラ。 観ない理由はナンボでもある。批判もナンボでも出来る。そういうのは観てからすればいい。 多くの人が劇場で見たいと思ったから観た。その結果が2001年の映画の記録を超えた。このネットとスマホの時代で、しかもコロナ渦に。 ここのレビュワーさんたちの多くはそれを理解したうえで、この映画を観てきちんとした評価をしている。7.21か、やっぱ凄いな。[映画館(邦画)] 7点(2021-04-04 01:57:27)《改行有》

370.  アバウト・ア・ボーイ 《ネタバレ》 ~About a Boy~少年について。気になる少年。フランス語のタイトルは“少年のため”とか。 母親にとって良い子であり続けることの難しさ、そこから生まれる世間とのズレが上手に表現されていた。 やはり母親のフィオナが問題だ。救いようがあるのかわからない。自分で勝手に落ち込んで自殺未遂したり、まだ子供のマーカスに依存している。 話はズレるが、自分はもう、サンタは居ないと解ったけど、親は未だに「今年はサンタさんに何お願いするの?」という。親のため対外的にもサンタを信じる子供を演じる自分。周りにも「アイツまだサンタ信じてるんだぜ(笑)」ってからかわれる。マーカスはそんな感じの少年だろう。 ウィル宅に何度もしつこく訪問したり、外観ちょい怖いエリーと堂々と話して握手を求める。頭の中で歌を歌ってるつもりが声に出てしまう問題があるが、大丈夫な子だ。 問題はフィオナ。彼女は子供が男の家に入り浸っているのを心配して怒鳴り込む…のは良いが、レストランという場所を選ばず問い詰める。 マーカスが虐められている現実を脇に置いて、ウィルならどうする?そんな自分勝手な…と呆れる。 それでいてSPATの集まりで「ここで話して」と言っておきながら、自殺の話をすると「個人的なことを何であそこで」と怒る。 ウィルをクリスマスの集まりに呼ぶが、スージーにも知らせず当日会わせる。 二人の対応が大人だったから丸く収まったが、やり方がエゲツない。絶縁されても仕方ないやり方だ。 マーカスは母を喜ばせるためのスクール・ロック参加。(…ちなみにそれを知らせる時のフィオナ、ソファーで電源入ってないTV見てて怖い。)これは親に自分が虐められてる現実を見せる意味もあるんだろう。 Killing Me Softlyは邦題『やさしく歌って』だけど、KILLが入っている通り、本来の意味は“ゆっくり(真綿で首を絞めるように)じわじわ殺される”になる。 殺されていくのはマーカス。殺すのは母親。だったが、ウィルの手助けで、何やかやでハッピーエンドになって、良かった良かった。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-21 13:09:23)《改行有》

371.  万引き家族 《ネタバレ》 掃除されてない汚い古民家を見て猫屋敷を連想した。無計画に何匹でも拾うだけ拾って、去勢も予防注射もせず放置のやつ。 貧しいながらも幸せな家族…のごっこ遊びをしているが、義務教育は受けさせない、食料や生活用品は半分自給自足(万引き)、最低限の生活の糧ではなく、高額の釣竿を盗んだり、車上荒らしまでする。 わざと捕まって家族ごっこを終わらせた祥太は、今の自堕落な生活に疑問を持ち、マトモな人間社会で生きることを決めた。その引き金になった駄菓子屋の店主の行動、観てるこちらまで何ともやりきれない気持ちになった。 追いかける治、振り向かない祥太。バスの別れは捨てられた猫と飼い主のようだ。 リンは猫屋敷から保護された飼い猫。一度自由を知ってからの檻の中。鉄柵の上から遠くを見つめる瞳から、子供だから何も出来ないもどかしさが伝わる。 信代のだらしない(ように映る撮り方の)裸体が自然でエロい。それに比べて信代の妹役の亜紀は、一時的に野良猫をしているだけの血統書付きだけに、肌ツヤも綺麗だ。 無計画な猫屋敷の猫は、家族のない野良猫や、世話されていない飼い猫より幸せだろうか? 世の中の多くの人は、辛くても社会生活を頑張っている。猫屋敷の猫みたくならないように。 樹木希林の初枝婆さんがとても役に馴染んでいて、本当にあの家に住んでそうだ。パチンコ玉を横取りした後の笑顔がお茶目で、砂浜で家族を見つめる姿は、近年の邦画史に残してほしい素敵な画だった。[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-03-15 22:48:38)《改行有》

372.  アルカトラズからの脱出 《ネタバレ》 むかしTVで観て以来。CSで視聴。 脱獄映画の面白要素がほぼ全て詰まった作品。囚人をイジメるイヤな看守が出てこないくらい。 「あんなハリボテ人形で誤魔化し続けられるわけ無いだろう」「バッツが見張っているとはいえ、何度も穴に潜っていたら…」この娯楽映画が、フランク・モリスの実話を元にしていると言うから驚きだ。2年掛けてコンクリを砕き、鉄柵を外し、浮き輪を作ったんだ。凄い。 フランクの過去や脱獄後の夢を語らないのも良い。エピソードは面白いが、モトが実話だけに、罪を犯した囚人フランクに肩入れしすぎない絶妙なバランスだと思う。 穴を掘った部屋を移される直前の脱獄。バッツが最後の最後で逃げるのを躊躇するのも人間臭い。 実話同様、生き延びたか死んだかは語られない。菊の花は溺れたフランクたちの遺品の一つなのか、所長へのメッセージで置いたのか。恐らく後者。やっぱ脱獄映画って痛快じゃなきゃ。[地上波(吹替)] 7点(2021-03-13 22:09:30)《改行有》

373.  80日間世界一周 《ネタバレ》 制作された1956年でさえ、世界を一周できる人は限られた人だけだったろう。だけど決して実現不可能ではない時代。夢が広がる世界旅行。 気球に乗ってパリへ…テーマ音楽を聞くと幼少期の日曜の朝を思い出す。兼高かおる世界の旅…パンナムのジャンボジェット…は出てこない。そんなのがない時代、1872年(明治4年)の物語だと言うから驚きだ。 ロンドンから西欧、インド、香港と進むが、考えたらイギリス・ロンドンから、インド、東アジアの端っこ香港まで、大英帝国の領地だったのって凄いことだな。そして日本・横浜が当時ももちろん独立国家だったことも、当たり前だけど凄いことだ。 国によってちょっと冗長に思えるが、海外ロケの費用なんかを考えると、仕方ないかな。 全財産を湯水の如く使うのも豪快。特に最後の、燃料が切れるパドル船を解体しながら突き進む姿は熱く、冒険旅行のロマンに溢れている。 それゆえ、フィックス刑事にあのタイミングで逮捕される展開が、フォッグ達と一緒にがっかりできる。 日付変更線のくだりは、海外旅行が割と一般的な今だからこそ「え?それ計算してなかったの?」ってなるが、公開当時は「そうなんだ!」ってなったろうな。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-13 11:39:00)《改行有》

374.  レベッカ(1940) 《ネタバレ》 タイトルにもなっていながら、回想でも一度も出てこないレベッカ。どんな人だったのか、想像を掻き立てる。 影のあるマキシムと私の、身分を超えた恋愛。「サテンと真珠は身につけるな。36歳にもなるな。」なんて名セリフ。 居心地の良いモンテカルロから息が詰まりそうなマンダレーへ。 闇深いマンダレーを象徴しているようなダンバース夫人の怖さ。癇癪が出るマキシム。孤立無援の私。 身分の違いを思い知らされての、自殺寸前まで追い込まれてからの、レベッカのヨット発見、マキシムの告白からの逆転劇が痛快。 オープニング、セルズニック・スタジオがバババーン!!と出てから、悲劇の舞台マンダレーの森。 荘厳な音楽のあと、タイトル登場。なぜかヒッチコックの名前と共に音楽は悲しいパートに… 可愛そうな主人公は名前がなく“私”…まぁ原作アリの作品だけど、ヒッチコックは、よっっっっっっぽど、セルズニックが嫌いだったんだろう。この作品が彼唯一のアカデミー作品賞を取ってしまう辺り、何とも皮肉な結果だけど、彼の才能の凄さでもある。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-13 10:35:54)《改行有》

375.  ウエストワールド 《ネタバレ》 実際には行けない世界を体験したい。人に銃を撃ちたい。綺麗な女を抱きたい。その世界のヒーローになり、しかも安全に楽しみたい。人間のワガママな欲求を満たす、大人のアミューズメントパークが舞台だ。保安官になる男が現代のメガネそのままとか、客側のルールは案外ゆるい。 ウエスタンでは本物の銃が使える。中世と古代ローマは本物の剣だけど、どんな安全装置だろう?第二次大戦などの戦場が無いのは、アメリカが戦争ばかりしてたからだろうか。 撃たれたロボットは血が流れて死ぬが、死んだロボットはデロスの係員が回収。西部の街にワゴン車が来て回収する姿は、リアルと言うかシュールと言うか。 ロボットはセンサーによる死んだフリではなく、本当に死ぬ=故障するんだろう、修理をするが騙し騙しの修理なのがリアルで、まるで赤字続きの鉄道会社のようだ。それが最近、中央ユニットの故障が連続発生するのは、新型コロナの感染のように未知で、人間が作ったものに関わらず、後手後手対応になるのがリアル。しかしヘビや馬やニワトリまでもロボットでは、コストが掛かりすぎるだろうとは思う。 ユル・ブリンナー扮するガンマンが三度も登場するのは、安全だから笑える展開だけど、故障中ならそりゃ怖い。自分の安全を保証する管理室が全滅している絶望感は見事。目が銀色に光るガンマンは追跡を楽しんでいるようにも思える。感熱センサーを使っての無言の追跡、しつこさは、後のターミネーターやプレデター他、多くの作品に影響を与えたんだろう。 エンドロールは緑文字で、当時のコンピューターっぽさを出したのか?陽気なウエスタンミュージックからの不気味なギターは、ピーターの悪夢を再現しているようで見事。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-03-13 09:33:30)(良:1票) 《改行有》

376.  居酒屋兆治 《ネタバレ》 何が面白いかって聞かれると、居酒屋周辺の人達の生活模様というか、ちょっとしたエピソードを集めたお話で、盛り上がりとかそういうのでなく、全体の空気感とかが合うか合わないか?かも知らん。結構好き。 旧友の岩下との絡みがとても良い。1万円貯金のシーンで英治の頭をポカリ。もうその辺からの自然な演技というかアドリブと言うか、こんな楽しそうな健さんが観られるのが嬉しい。こういうのが田中邦衛の人柄だったり、ベテラン俳優さんの力なんだろうな。と思う。 釣りのシーンでも岩下との絡みが出てくるが、酒飲んで「コレ飲んで寝るぞ~!!」って、ふだん寡黙でペコペコしてる英治が大声になるのが良い。田中邦衛凄い。きっと小林稔侍は鉄道員で、こういう健さんの友達役をやりたかったんだろうな。 相場先生を囲んでのシーンも好き。目玉焼きが3つの話。ご褒美らしいから、次の日の朝なんだろう。夫と私と子供の分で3つ?大変だなぁ…大滝秀治、高倉健、小松政夫…きっと向こうの世界で同じように楽しくやってんだろうなぁ。 造船所の社長が趣味に金を使っての独りリサイタル。シュールだな。 秋本が奥さんの代わりに金属バット抱いて寝る話は泣ける。 それを話の一部だけ聴いて扇風機のことを悪く言う河原も、良い具合に悪いやつで良い。実際にこういう人いるし。 河原に殴られて事件にしなかった英治、河原を殴って警察に捕まる英治。なんか不条理だけど、こういうことも結構あるかも。 英治の年齢がかなり高齢(50歳くらい)に見えるけど、高校野球のエースだった話をちょくちょく持ち出すなら、もう少し若い設定(30代なかば)なのかもしれない。子供も小さいし。 20年くらい前に始めて観たっけか?あの時より今回のほうが楽しめた。10年後観たらもっと楽しめるかもしれない。[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-03-07 19:42:59)《改行有》

377.  ミスト 《ネタバレ》 街が霧に覆われたら?霧の中から人を襲う怪物が次々と現れたら?スーパーだから怪物さえ居なければ、暫くは生き延びられるけど…さぁどうしよう?ゾンビに代表されるサバイバルホラーとして、とても良く出来た設定だと思う。 そこで繰り広げられる人間模様がまた生々しく、よく解らない状況からカーモディのような狂人がそれらしい言葉を連呼していたら、自分も正気を保ち続けるのも難しいと思う。 子供を心配する奥さんに自分だったらどう接するか?一緒に付いていくか、アレコレ言い訳を考えて見捨てて居残るか…後者かもしれない。とか。 平凡を絵に書いたようなおっさんのオリーが、射撃の名手でイザというときに助けてくれる存在なのが心強かった。 ダラボン監督はスティーブン・キング原作のラストにひと手間加えるのが好きなのかな?今回はあまりに衝撃的なエンディングが追加されている。 原作『霧』では超巨大生物が登場し、ガソリンもほとんど無く、我々はどこまで行けるだろうか?って所で終わる。絶望しか無いけど、もしかしたらとワクワク感もあったんだけど。 映画のエンディング、デヴィッドの行動は、物語の可能性の一つだが、やりきれない終わり方。 その後の州軍と避難バスの登場は、デヴィッドのやり切れなさに追い打ちをかける。あんまりな終わり方だ。[DVD(字幕)] 7点(2021-02-13 21:43:06)(良:1票) 《改行有》

378.  プリティ・ウーマン 《ネタバレ》 今回が初見。ビビアンが普通の女性なのが良かった。特に何かの才能がある訳でなく、デッカい夢に向かってる訳でもない、返せないくらいの借金なんかもなく、単に食べていく手段として娼婦に身を落としてるビビアン。エドワードに奇想天外なアイデアで利益をもたらすでもない、もちろん大失態をして足を引っ張るでもない、そんな、bestでもbetterでも、もちろんbadでもなくpretty good(まぁ悪くないね)の女。 冒頭ビビアンはエドワードの車を“ロータス・エスプリ”と言い当て、滑らかな運転を見せる。並の映画なら車の話で盛り上がって気があったり、中盤ビビアンがリムジンをドリフトさせながら大事な会議に間に合わせたり、ラストに『実は運転手を雇おうと…』とかってプロポーズされたりするところ、車に疎いエドワードとは何の盛り上がりも見せない。世の女性の多くはこんな車の知識も運転テクニックも持っていない。 モース親子との会食。ビビアンは意見を求められたりしない。ドレスは選んでもらったし、テーブルマナーもさっき教えてもらった。難しい話は彼に任せて、ただ笑ってエスカルゴと格闘する。それくらいなら私にも出来るんじゃないかな。…と、世の多くの普通の女性に思わせ安心させた、現代のおとぎ話。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-02-01 23:59:34)《改行有》

379.  バルカン超特急(1938) 《ネタバレ》 ~The Lady Vanishes~消えた女。 調べたらバルカン半島から東欧経由ドイツ行を『バルカン列車』といったそうで、映画のはロンドンまで行く(ドーバー海峡はどうするんだ?)そうだから、架空の超特急だと思う。 ドイツ圏の架空の国バンドリカ。オープニングのミニチュアの街が結構よく出来ている。世界大戦直前の1938年だから雪山ロケなんて出来なかったんだろう…というか舞台はホテル内、田舎の駅、車内、森の中、都会の駅くらいか?お金掛かってないなぁ。走る列車もミニチュア模型だ。 メイド部屋で1枚のパジャマを上下に分けるイギリス紳士2人、キャラが立ちすぎている。でもまさかの『お色気担当』と思ってたワガママ自己中金持ち女の1人が主人公。 さっきまで話してた人が消える。周りの人は“そんな人いなかった”という。昨日のいけ好かない男が助けてくれる。席に戻ってきたという女性は別人だ。なぞなぞみたいにシンプルな謎だけに興味が湧いて先が気になる。 自分の記憶違いか?と思うようになるアイリス。ハーブティーの件と窓のFROYを見つけるがギルバートに見せる前に消え、絶叫と汽笛が重なる辺り、独りアウェイなアイリスがちょっと可哀想になる。 貨物車両辺りからテンポが良くなる。子牛、魔術師ドッポの看板、消える箱、ホームズとワトソン。掛け合いが楽しい。協力者ギルバートがどんどん良いやつになって、アイリスはどんどん可愛く見える。薬を盛られたと思って背伸びの運動してるアイリスの微笑ましいこと。あーコレTRICKだ。山田と上田コンビに感じた面白さだ。 格闘とか銃撃戦とかあって、ゆるーい空気で事件は解決、敵側の良い人修道女も無事、フロイも生きててハッピーエンド。良かった、良かった。…あれ?車内の敵士官はどうした? 勢いで作った映画っぽいけど、お金掛かってないけど、粗探せばボロボロ出てくるけど、すげー面白かった。[CS・衛星(字幕)] 7点(2021-01-29 17:33:25)《改行有》

380.  おっぱいバレー 《ネタバレ》 読み終わったエロ本は雨に濡れないよう物陰に捨てて、次世代に引き継ぐ優しさ…こっそり11PMを見て、エロ回じゃなくてガッカリした思い出…今ほどエロが手軽じゃなかった時代設定にしたのは正解だったと思う。 1979年の再現にこだわりが感じられる。当時の乗用車が置物でなく何台も走ってるのが凄い。スーパーカーライトの自転車、部室やアパートの小物。電車や街並みなんかCGには見えなかったけど、集めるのも動かすのも大変だったんじゃないかな。 本作は寺嶋先生の教師としての成長を描いた物語。…美人教師に道程をあれだけ連呼されたら、中学生ならあぁなるよな。 美香子は前の学校で保身の為に嘘をついたトラウマがある。そんな彼女が教師を目指すきっかけになったのは感想文。金賞受賞の達成感と、恩師の原田先生。 原田先生の補習最後の本は、初めから道程に決めていたはず。ちょっと道を踏み外した生徒の将来のため、日々彼女の読解力を見ながら、易しい本にしたり難しい本にしたり、興味を持って読書を続けさせて、最後の道程を素直な気持ちで読めるように、悩みながらの本選び。 ベテラン原田先生でさえ、日々悩みながら生徒と接していたこと。雲の上の存在の恩師も、当時は今の自分と同じだったんだと気が付いた美香子の涙に、こっちまで涙腺が緩んだ。道程のあるあるネタをこんな型で回収するなんて。 教頭に詰められる寺嶋先生を庇う優しい生徒たち。 バレーの第2試合、寺嶋先生の応援で1ポイント取ったけど、実は相手は2軍でしたオチ…からの強豪校1軍相手にスコアボードに刻まれた4点。本当にすごい、頑張った。 でもそんな生徒たちに金賞受賞のような達成感を与えられず、引っ越していく寺嶋先生への最後の手紙。おっぱいの感触。 おっぱいを見たいばかりにミスリードさせてたが、ここでオープニングの空気圧おっぱいの伏線を見事に回収。 『寺嶋先生からちゃんと達成感も貰ったよ』って生徒達のエール。ホント優しい子たちだ。[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-01-22 22:19:54)《改行有》

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