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プロフィール
コメント数 826
性別
メールアドレス sankei_o@olive.freemail.ne.jp
自己紹介 あたしは見ている映画は数あれど、
思い出せずにREVIEWが出来ません(笑)
我が心の師である、淀川長治氏の”愛ある批評”を目指していますが
ストレスが溜まってるのか、最近は毒舌が多くなりました(笑)
そんな愉快な奴ですが、お見知り置きを

好きな映画ジャンル
 戦争映画、コメディ映画、ドキュメンタリー映画
 スポーツ映画、実話系映画、

苦手な映画
 スプラッタ系ホラー映画
 (子供の頃に失神して以来、トラウマなんです)
 最近のハリウッド系映画

”特に”好きな映画監督
 チャールズ・チャップリン、黒澤明
 80年代前半までのスピルバーグ、ジョン・ランディス
 マイケル・ムーア、井筒和幸、大林宣彦

好きな役者
 懐かしい名前しか出てこないので書きません(笑) 

好きな映画評論家
 淀川長治(本当に評論家の究極な方でした)
 荻 昌弘(視点と分析力、好きな映画への熱弁が素敵な方でした)


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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  ALI アリ 「良かった」の一言に尽きる。正直、ウィル・スミスがあんなに良い役者になっているとは思っていなかった。なるほど井筒監督が言う様にあの演技でオスカーの主演男優賞ノミネートのみというのはアカデミー賞の選考委員ってのは余程目が無いか、金握らされてるか、はたまた世間の風潮に弱いのだろう。残念なのはあれだけいい演技してるのに10年強の年齢を表現しきれなかった事かな。2時間半の映画だけど、短く感じたなぁ。それだけ集中してたという事かもしれない。残念なのはREVIEWで何人もの人が書いている通り、モハメド・アリそのものを知る人が若い世代に居ないってことだ。フォアマンや、ドン・キングは知ってる人は居ても、アリと言って分かる人は、アトランタ五輪の最終聖火ランナーとして、ブルブル手を震えさせてた初老の黒人の姿だろう。アリを理解するにはオリンピック金メダルを河に投げ捨てるエピソードやこの映画のクライマックスにあたる”キンシャサの奇跡”の後の姿が無いから確かに今の若い人には分かり難いだろう。でも、ヘビー級の王者になってから徴兵拒否でタイトルとライセンスを剥奪され、2度目のタイトルを奪うまでがアリにとっての真の闘いの時期で、それを理解出来ればこの映画は成功なのかなと思う。しかしマイケル・マンって本当に井筒監督の言う、”ぶっとい映画”を撮るねぇ。出てくるのは殆ど黒人(しかもアップが極端なまでに多い)、かかる音楽はソウルミュージック、あれだけ黒人がたくさん出てくる映画なんだけど、アリが心底信頼していたのは、家族とボクシングの対戦相手と白人のジャーナリストという実に上手い表現、挙句の果てはほぼ完璧と言って良いまでの”キンシャサの奇跡”の再現。今まで黒人中心に作られる映画は結構あるんだけど、ここまで黒人の勢いと迫力を見せられたのは「マルコムX」以来かな。この映画を見て逆にやはり徴兵されたプレスリーが「(兵役なんて)大した事じゃない」とか言ったのを思い出しましたよ。この辺がやはり差別の強い時代なんだと言う事を思い出させてるね。9点(2002-06-15 17:35:16)

22.  みんなのいえ 三谷らしさがよく出てる映画です。ただ、笑いがわかりにくい部分で沢山入っているのだけど、目立たないんで、気付かないよね。そこが減点要素かなぁ。【びでおや】さんと【ドラえもん】さんが”伊丹作品”を連想するという事だったが、裏を返すと伊丹と三谷以外の監督が日常を上手く捉えきれてないんじゃなかろうか。この辺は逆に外国の映画のようで、あたしは最初に見たとき、「マネー・ピット」を思い出しました。「マネー・ピット」はトム・ハンクスが一人で笑いを取りにいってる映画なんだけど、この映画はみんなどこかしらに持ってる日常の面白さというのがあって、妙に惹かれるものがあります。また相変わらず舞台のような長回し1カメの撮り方が多い様だけど、こういうのはさすがに舞台演出の妙だと思います。日本では結構名の知れてる有名人が、クレジット無しで出演してるのもある種のネタですね。エンドクレジットの”中井貴一 彼自身”というのは良かったなぁ。9点(2002-02-09 17:52:14)

23.  ウォーターボーイズ いや、すごい、素敵、すばらしい。まあ、粗探ししたらきりが無いけど、それ以上にストーリーが面白い、役者(学生達)がいい、撮り方がうまい。なんにも増してシンクロナイズドスイミングが思ってた以上に綺麗で、後半はちっとばかし見とれてしまってる自分がなんか悔しい(笑)。あと、水の青が実に良い色として出てたね。9点(2001-10-25 20:34:35)

24.  スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 いよいよ物語のクライマックス、という所なんだけど、あまり興奮できませんでした。アナキンがヴェーダーに変わる過程というのが雑だし、何よりも話の流れが急激に直情的になる感覚というのが、結構違和感を感じますね。[映画館(字幕)] 8点(2011-10-11 20:47:41)

25.  ありあまるごちそう 食品問題を扱った映画というのは沢山あるが、この映画は非常に興味深い作品かもしれない。ヨーロッパにおける穀物生産の実態や食品栽培の方法、鶏肉の食肉加工の過程など真正面から撮った上で疑問を呈している、背景には誰でも知っているような巨大食品産業がいて、その恩恵を生産者が受けているという実態も見え隠れする。優れているなと思ったのは、こうした食品産業の責任者に真っ向からインタビューをし、責任者自身が真っ向から正当性を訴えている事だ。恐らく映画の主旨も含めてインタビューを受け入れているとは思うが、それでも律儀に対応する姿というのは日本やアメリカではまずありえない。この辺はある意味ヨーロッパ的なのかな、と思います。[映画館(字幕)] 8点(2011-07-24 16:13:08)

26.  100歳の少年と12通の手紙 《ネタバレ》 面白いですね。 フランス映画でも、かなり作りはB級感を漂わせるような作りなんだよね。 法螺話の回想シーンにしても、CGの使い方にしても、それこそ日本のテレビバラエティ番組でやるような荒っぽさがあったり、ベタさ加減もふんだんに盛り込んでいるのだけど、なんでこういう作りになったのかというのを考えた時に、あたしはティム・バートンの映画に観られる様な幻想性の拡大を意識しているようにしか思えませんでした。内容的には違いますが、「ビッグフィッシュ」が良く似ているんだよね。この幻想性の高さが、現実に引き戻された時にその衝撃や感動がダイレクトに伝わってくるのだと思います。1日で10年の人生を過すという発想も同様で、普通であれば、もっと少年の生涯を長く捉えたいと思うところを、僅か12日という短期間を、端的に人の老いて死ぬまでという生き様として表現する事に非常に意味があって、これというのは単に人生訓や死生観を表現しただけでなく、終末看護に対してのテーゼであるとも思います。 そして、それは少年ばかりの話ではなくて、それまで悪態ばかりついていた女性が、少年の話し相手として、少年に目的を与えてから、少年の友人となり、教師となり、娘となることで、それまで常に負の感情しか持たなかった人生に明らかにそれとは別の感情を持てるようになるという、互いの心の救済の物語になっているというのがハッキリと表現させているのも凄いね。 それと、なかなか気が付かないかもしれないけど、この映画って、これまで多くの死を目にしてきたであろう、主治医である老医師の苦悩も描かれていたのかな、とあたしは感じました。登場するシーンとその時間は本当に短いのだけど、僅かな表情の変化で表現するのが上手いな、と感じました。こうした丁寧さがあるから、B級感の漂うこの映画が、非常にフランス映画の芸術性という部分に昇華できたのかな、という気もします。 [映画館(吹替)] 8点(2011-04-10 15:39:07)《改行有》

27.  交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい 《ネタバレ》 TV版でこのアニメに惚れて、劇場版も見たわけですが、正直TV版を観た人は賛否両論だろうと思っていました。あたしはこれはアリだと思いました。元々、TV版のダイジェスト版として企画されたものを再編集と追加カットで内容はTV版と大きく変わっているけど、エヴァの劇場版(Air/まごころを君に)と実は殆ど同じ事をやっている訳で、多分、この辺はエヴァへのオマージュも含まれていると思うけど、大きく違うのはエヴァはTV版の連作としての別解釈だったのに対してエウレカの方は、完全なる別物語にしつつ骨子は殆ど変えなかったという点なのだと思います。そう理解したからこそ、違和感を全く感じずに楽しめました。[映画館(邦画)] 8点(2011-02-06 20:09:01)

28.  ノーウェア・ボーイ/ひとりぼっちのあいつ ジョン・レノンの青春時代を描いた伝記であるが、描かれているのは彼のビートルズに至るまでの家族について非常に良く捉えた怪作だと思う。ビートルズファンやジョン・レノンのファンであれば彼の家庭環境を知っている人も多いと思うが、そうでない人、或いは全くビートルズを知らない人が見ても楽しめるように出来ているのは好感を持つ。変な話だけど、ジョン・レノン役のアーロン・ジョンソンが非常にジョン・レノンっぽい顔立ちをしていて、それがまた感情移入させる結果に繋がっているように思う。音楽も非常にセンスが良く、どこぞの国のバンドをメインにした話なんて目ではありません。[映画館(吹替)] 8点(2011-01-12 12:28:33)

29.  マイケル・ムーアの恐るべき真実 アホでマヌケなアメリカ白人 日本ではこういう笑いはあまり浸透しないんだな。やっている事はかなりインテリジェンスが高いのだけど日本では日常レベルでの笑い以上を出せる人があまり居ないからね。だからなかなかこういうのは日本ではウケない。面白いんだけどね。[DVD(字幕)] 8点(2010-11-15 12:37:22)

30.  月に囚われた男 近年はこうした作品がなかなか映画にならなかったのだけど、久々に面白いのが出ましたね。 最近のSF映画というと、やたらとアクションでみせたり、異性人との第3種接近遭遇を見せたり、CGで派手にみせたりするばかりで、内容的に非常に重さを感じるSFって少なかったですが、これは物凄くテーマ性のはっきりとした、面白い映画ですね。 低予算であったから、逆にこうしたものが出来たのかもしれません。 非常に感心したのはガーティというサポートロボットだよね。物凄く無機質でありながら、彼の発する言葉や彼の行動というのは、非常に人間的であり、ガーティ自身のカメラの動きが人間の表情を思わせるような動きを表現するのは、この映画の面白さなんじゃないかと思います。普通に観ていれば、同時に、同じ人間と考えれば当たり前なんだけども、クローン同士の感情の持ち方というのは、ヒューマニズムを感じさせる面白い表現になっていたと思います。 低予算だからこその工夫なんだろうけど、派手さなんか無くとも、十分に面白いと面白い映画になっているし、SFファンなら、この映画は是非とも体験して欲しいと思う映画ですね。 [映画館(字幕)] 8点(2010-09-06 12:17:44)(良:1票) 《改行有》

31.  誰が電気自動車を殺したか? 日本ではどうしてもドキュメンタリー映画って人気が無いので、こういうのが観られるのは非常に貴重です。あたしはアメリカで起きかけていた電気自動車の波が来ていたのと、それがかき消された事実を知っていたのだけど、その経緯が良く判らなかったので、この映画を見られた事が非常に良かったと思っています。但し、この映画はあくまでもドキュメンタリーなんで、面白みとか興味を持たせるという意味ではちょっと出来はイマイチかもしれません(その辺は、やっぱりマイケル・ムーアは上手いと思います)。 この映画を観てると、今傾きかけているアメリカの自動車産業についての影の部分が何となくわかると思うので、興味のある人には、是非観て欲しいです。[DVD(吹替)] 8点(2009-05-12 16:13:47)《改行有》

32.  シッコ マイケル・ムーアの映画ってドキュメンテリーなんだけど、音楽やテレビドラマや映画、アニメーション等を使って非常に娯楽的な要素を持ち込んでいるのが上手いと思う。折角の内容だって、見てもらわなくちゃ何の効果も無いだろうから。そういった中でアメリカの医療問題ってのは知らなかった人には非常に驚かされる事だと思う。日本ではERなんて医療ドラマが人気になってその裏にある医療費の問題には触れてなかったから、この映画はその意味ではERを見ていた人には特に見てもらいたい。日本ではこうしたドキュメンタリー映画の公開が圧倒的に少ないから、こうしたムーアみたいな撮り方は日本では見てもらうという意味でも面白いとおもう。[DVD(吹替)] 8点(2009-04-29 10:43:37)

33.  マーダーボール あたしがウィルチェアーラグビーを知ったのはシドニーのパラリンピックからで、実は日本でも多くはないが、競技人口があるという事で実際に観に行った事もある。どうしてもあたしら健常者は普通の目で見られない事が多いのだが、この映画で彼等の姿を見ていると、あたし達の目線がいかに蔑みの目線になっているかという事に気付かせてくれるかもしれない。ドキュメンタリーという事もあって、決して飾られた姿を見せる訳では無く、ありのままを見せてくれている事に感動があると思う。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-08-08 09:51:02)《改行有》

34.  刑務所の中 おもしろいなぁ。 原作のマンガもおもしろかったけど、 映画で原作のテイストをちゃんと再現している所は本当に良いと思う。 あたしの知り合いに元受刑者がいるのだけど、その人と見ていて、頷きながら笑ってたから、かなりリアルなんでしょうね。受刑中の話になると、本当に食事の話しか出てこないんですよ。「塀の中の懲りない面々」とかも面白いと思ったけど、あっちはいくらかダークサイド寄りなのに、こっちはダークサイドも感じられない。殺人の受刑者もなんか陽気、そんなものかもしれないね。 でも、山崎努って本当に懐の広い役者だね。どんな役でも自分の役として昇華してる。 脇も良かった。個人的には香川照之と木下ほうかが物凄くいい役だったと思う。 [DVD(邦画)] 8点(2006-09-23 17:02:26)《改行有》

35.  マジェスティック(2001) あたしは、これ好きですよ。 ジム・キャリーがここまで真っ当な役というのも正直面白かったです。 赤狩りとか、国に殉じた兵士に対してのくだりはあざといと思われるかもしれないけど、そうでもしなけりゃ、公開当時のあのタイミングだったからこそ、メッセージ色が色濃く出たんじゃないかと思います。 この監督って全体を黄色みの掛かった色合いで出してるように思うのだけど、この辺は彼の特徴なのかな?それとも、年代に併せたノスタルジックな雰囲気を出したいためか?次作で是非現代劇で見せて欲しいですね。[DVD(吹替)] 8点(2006-06-08 12:38:15)《改行有》

36.  逆境ナイン いやーえがった。絶対に原作の過剰なまでのエネルギーに絶対に映画が負けると思っていたから期待半分、不安半分で見たのだけど、”これはこれ、それはそれ”で面白いですよ(笑)。少林サッカーや火山嵩と比較されるのは仕方の無い所ではありますが、あの2作の過剰さとはちょっと方向性が違うような気がするんですけどね。短い時間の中で原作のエッセンスを入れるとなると、どうしても淡白な感じになってしまうのだろうね。でも狙いは間違ってないんじゃないかなぁ。個人的には無理だと言い張る部員たちを一人一人説得するシーンをちゃんと盛り込んで欲しかったなぁ。演出もかなり狙ってましたね。それがみんな外してなくて良いし、夜空を眺めて呟く不屈の台詞は原作通りなんだけど、時期が時期だけに思い切りスマッシュヒットしてました。しかし、劇中に炎尾燃が出てくるのは知ってたんだけど、クレジットに”炎尾燃”ってそのまま出しちゃうものなぁ。ファンしか笑わないぞ(笑)[映画館(字幕)] 8点(2005-07-02 21:14:37)

37.  僕はラジオ 実話をネタにしている映画で、お涙頂戴でもなく、あざとい部分も無く、劇場公開では損をしてるんじゃないかと思える程、地味な映画です。驚いたのはコーチの娘役の彼女。新人との事だけど思った以上に演技が上手くて、これ一本で終っちゃうと勿体無いかなー、なんて思ったりしました。主演のキューバ・グッディング・Jrとエド・ハリスの演技は当然ながら見事なんだけど、デブラ・ウィンガーを久々に見て、ちょっと感動(ショルタリング・スカイ以降見てなかったので)こんなに落ち着いた感じだったカナ?というのが印象。しかしアメリカには本当にいろんな感動を呼ぶ話があるね。それを素直に出せる環境があるのもうらやましいです。[DVD(字幕)] 8点(2005-05-07 12:32:55)

38.  ピエロの赤い鼻 《ネタバレ》 確かに地味な話ですね。 でも地味な話を時間を忘れて最後まで見てしまう感覚というのが不思議でした。 それだけ出来が良いという事なのでしょう。 銃後の統治下に置かれた国民の物語を描いた映画としては 秀逸な部類に入ると思います。 それと、この映画に関して、色々な見方が出来るのも面白いですね。 捕えられた4人の悲しくもおかしいやりとり、 4人に希望を持たせようとするドイツ兵、 ドイツ親衛隊士官に嫌悪感を抱いているドイツ陸軍指揮官 上官に媚を売る下士官とその姿を見て嫌悪するドイツ兵 信頼関係のしっかり出来ているドイツ兵と鉄道員 過去にはドイツ軍に対する嫌悪感で一杯の映画がたくさんありましたが 嫌悪以外の感情を抱かせるのはあまり見たことがありませんでした。 今という時代がなせる技なのかも知れませんね。 親衛隊士官に毅然として銃を構えるのを拒んだドイツ兵の姿は 滑稽でもあり、悲しくもあり、人間的でした。 映画自身はかなり展開を散らしてはいるけど、 反戦のメッセージをそっと置くように見せるやり方は いかにもフランス映画らしいですね。 [DVD(字幕)] 8点(2005-04-26 00:31:03)(良:1票) 《改行有》

39.  ラスト・プレゼント 韓国映画の中では好きな作品の部類に入るかな。 派手さは無いけど、物語自体は面白いし、現実的では無いけど、純愛の映画としてはよく出来てると思います。すれ違いのドラマというのは少女漫画やラブコメ等、日本人の得意とする所ですけど、韓国映画でこういう形で見せられるのは新鮮な気がしました。 但し、物語の展開のテンポが少し悪いのと、先が読めてしまうシナリオというのはちょっと残念ですね。この映画、元々テレビドラマ用に考えられたんじゃ無いかと思うくらい細かい部分は切られてると思うのだけど、ちょっと切り過ぎてる部分があるようにも思えます。 以前、他の韓国映画で日本映画の影響を受けているという話をした事がありますが、これもそういう映画のひとつなんでしょうね。 8点(2005-03-07 12:38:23)《改行有》

40.  茄子 アンダルシアの夏 《ネタバレ》 面白いと思います。スポーツ映画好きとしては合格点、自転車レース好きにはちょっと物足りないかもしれないけど、自転車レース自体を見た事のない人は多いと思うから、このぐらいの方が良いのでしょうね。ちゃんと要所は抑えてあるし、レースの駆け引きの面白さ、ゴール前の迫力(やっぱりあれは線を崩すのは正解だと思う)はスポーツ映画の醍醐味だと思う。アニメとしてはどうなのかなぁ?子供向けでは無いのは間違いの無いところですね。但し、実写でも十分に通用するフレームワークというのはやっぱり日本のアニメは海外アニメよりも優れているような気がします。CGの使い方は結構上手かったと思うけど、本当に好きな人が見ると幻滅するんだろうなぁ。日本のアニメって無国籍感が海外でもうける理由のひとつかもしれないけど、この映画はその点では無国籍感たっぷりなのにしっかりスパニッシュの雰囲気とかを醸し出してるように見えるのはあたしの贔屓目でしょうか(笑)惜しむらくは上映時間が47分という短さ。元々の原作がショートストーリーだし、ブエルタという大きいレースのある1日の物語、これ以上膨らませるのは絶対に難しいので仕方ない所でしょうね。それ故に内容があまり判らずに見終わる人が多いと言うのも事実なんでしょう。個人的にはマッドハウスというジブリ以外の日本のアニメスタジオが脚光を浴びてくれるのは嬉しいのですが、やっぱり宮崎のネームバリューの大きさばかりが目立ってしまうのはちょいと悲しいですね。あれはマスコミが悪いよなぁ。8点(2003-08-05 21:18:44)

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