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プロフィール
コメント数 2604
性別 男性
自己紹介 単なる鑑賞備忘録・感想文です。


※2014年11月10日高倉健逝去。人生の大きな節目。

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21.  誰も守ってくれない 前編ドラマの『誰も守れない』から連続してみた。ドラマと映画の違いを感じる事ができた。「どこの国・世界の話だ。」とか「気分が悪い・腹立たしい」等々の善良なコメントに救いを感じるのだが、スマホ普及によるネット参加者増により、状況はもっとヒドクなっているような気もする。志田未来は演技は素晴らしいのだが、良過ぎて中学生らしさにちょっと掛けるかな。警察内部の権力闘争や警察とマスコミの関係、マスコミ対ネット、加害者家族と被害者家族、両家族への警察・行政対応、そしてネットの暴走等々話がテンコ盛りなので焦点ボケしてしまったし、皆さん仰るような所々粗はあるのだが、こういうテーマをしっかり取り上げて映像化した事を評価したい。ただし、「誰も守れないし、誰も守ってくれない。最後は家族」というオチは少々安直かな。ラストで救いをもたそうとしたんだろうが、そんな簡単な問題ではないだろうという気はする。[CS・衛星(邦画)] 8点(2016-07-08 11:26:53)

22.  卒業の朝 「歴史を知らない者は永遠に幼児である」教育の素晴らしさと難しさ。単なる感動作ではなく、ちょっと後味が悪い所が、単なる学園ドラマとは一線を画している。鏡に映る自分を直視した時何を思うか?「未熟な者は成長し 無知な者は学び 酔いは醒める だが愚か者は 永遠に愚かである」[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-11-26 10:25:54)

23.  最高のともだち 《ネタバレ》 中年になるとどうしてこういう大人になってしまったんだろうと思う事がよくある。すべき事をしたからなのか?すべき事をしなかったからのか?その根っこにあるのは何なのか?中学時代の経験はやはり大きい。家庭環境は?教師は?友人は?その他誰と出会い、どんな文芸に触れたのか?間違いも犯すし、場合によっては取り返しがつかない事もある。そこで人生はある程度決まってしまうと言っても過言ではない。そういう思春期の危うさや痛みはよく描かれていた。それから30年後。変わったものと変わらないもの。人生はやり直しがきかない。一応ハッピーエンドだし郷愁がありハートフルなようで、逆に人生の難しさ・厳しさも感じる結構重い作品。好きだった少女のその後も知りたかったけど、それはヤリスギか?[CS・衛星(吹替)] 8点(2015-06-18 10:16:28)

24.  人生万歳! 「人生は理論じゃない」なんでもありの諸行無常で、毎日死に向かって歩み、そしていつかは必ず死ぬ。さて、これからどうする?って話だけど。映画見るヒマあんなら、街でナンパでもしてこい?要するに、性の喜びと死の恐怖は皆平等って事であり、そこに薀蓄の余地はなしって事なのかと。[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-06-03 12:32:28)

25.  そうかもしれない 《ネタバレ》 意味がわかると切ない題名だ。桂春團治の演技は素人ぽさがあるが、それが逆にリアリティーを感じさせる。今まで認知症患者と暮らした事はないので、その苦労はわからないし想像するしかない(近所には居たがそれでも結構大変だった)。原作は私小説のようだが、この作品がどこまで実話なのかわからないし、症状も人それぞれだろうが、実際はもっと過酷なモノがあったのだろう。それでも自分にとってはツライシーンが多かった。「自分は妻から逃げたのではないか」と苦悩する主人公。自分もガンで余命僅か。各々バラバラでもう共に暮らす事もない。夫婦とは何か?共に老いるとは何か?を突きつけてくる。私小説ならではの厳しい現実というかドライさがあるが、最後に救いがあってよかった。難点を言えば、ここに至るまでの夫婦関係を回想的に入れた方がより夫婦関係が立体的に把握できたのではないか?夫も妻にかなり苦労をかけたようだし、夫の妻への行為が献身なのか償いなのかが曖昧であったように思う。だから愛と呼べるかどうかもわからない。もはやそういう次元を超越しているのかもしれない。認知症患者は500万人程度いるようだが、今後も増えていくのだろう。決して他人事ではない。[CS・衛星(邦画)] 8点(2015-06-01 11:17:06)

26.  クレアモントホテル 《ネタバレ》 老いて死ぬ事の現実と余命の微かな夢と希望。自立やプライバシーを求めつつもやはり寂しさもある中での高齢者専用?のホテル住まい。切なさとユーモアがあり、とても上品でちょっとファンタジックでもあるが、リアルな現実もある。青年がデキスギ君だったのはちょっと気になるが、小説を書く原動力・作家的好奇心と考えれば納得の範囲か。が、所詮夢見る夢男のプータローでしかなく、他人から見れば優しい青年であっても、親としては出来損ないの息子なのであろう。それを擁護できるのは他人ならではだろうなとは思う。自分はこんなに優しく親切にはできないだろうが、これほどの気品ある老婦人なら友達になってみたいと思わせるものはある。シミだらけの手にキスするシーンは、ちょっと過剰演出かな?という気もしたが。若干自暴自棄的な台詞はあったものの、最後まで弱みを見せずに気丈に振舞ったのは矜持なのだろうが、もうちょっと青年に弱みを見せてもよかったのではないか。そういう甘えがないから、上質でストイックな作品に仕上がっているとも言えるけど。人が倒れてもケータイジリをしている優しさの欠片もない青年とは正反対な娘と和解して欲しいと思う反面、そこまでやるのは邦画的でちょっとヤリスギなのかなと。青年も母とは不和のままだし、他人の優しさの反面、親子の確執は解決せず厄介さを残したままというのもリアル感がある。ラストで青年が実娘に声もかけずニヤリと立ち去るシーンが印象的。私もいずれ『逢びき』を観てみたい。また、『メゾン・ド・ヒミコ』と比較してみるのも面白いかも。[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-05-22 11:35:23)

27.  ラスベガスをぶっつぶせ 《ネタバレ》 これはギャンブル映画ではなく青春映画でしょう。ギャンブルで一番大切なのは頭脳ではなく理性であり、そして人はカネを手にするとどうなるのか?頭は良くても、精神的に未熟な学生たちがその事にどう向きあったのか?という事がテーマであり、頭脳戦の中身やらテクニックを伝えたいわけではないので、カウントやらブラックジャックのルールなどは重要ではなく、理解できなくとも問題はないでしょう。ラストは綺麗にまとめてしまい、事実とはかなり違うのでしょうけど、娯楽作品としてよくできています。但し、もうちょっと現実の厳しさがあってもよかったように思いますし(モデルとなったアジア人はディーラーとして出演しており、現在はギャンブル予想をする会社経営らしいです。やはりギャンブルで生活することはいろいろと難しいのでしょう。)、逆にカウントで暴行受けるのは極端かなという気はします。が、内容的には夢・希望・友情・師弟・恋愛・欲望・傲慢・嫉妬・裏切り・挫折・破滅・復讐等々青春の要素がテンコ盛で、主人公も成長過程をうまく演じ分けていたと思います。ラストのストーンズ『無情の世界』の「You Can't Always Get what You Want」もとても作品にマッチしてました。(同じ学費を稼ぐために学生がギャンブルする『ラウンダー』と比較して見ると面白いです)[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-05-19 11:50:38)

28.  ディファイアンス 《ネタバレ》 さしずめインテリが肉体労働しながら「戦う力は必要だ。だが、他にも考える事が・・・”共同体”」と主人公を諭すあたりから話が面白くなってくる。インテリと武闘派の板ばさみ。その他強者と弱者の扱い等々、共同体を維持していくためにリーダーとして只管苦悩し続ける。で、戦争映画の体裁を取った、政治というか共同体の話に転換していく。様々な苦渋の決断を下しながらも追い詰められていく主人公。次男の方もソ連軍に加担するものの、人はイデオロギーではなく感情で動く事を思い知らされる。そして終盤ギブアップ寸前になった主人公はもはや混乱状態で決断ができなくなる程の機能不全に陥る。この辺は映画にありがちな強力なリーダーや英雄ではない人間らしさがあってよいです。が、エンディングに向けて成長した3男の励ましやら、仲違いした次男の助けによって困難を切り抜けて終了。「奇跡は起きない、起こすんだ!」とやっておきながら、結局奇跡的に助かってしまうのかよ!とツッコミを入れたくなります。制作上仕方ないのかもしれませんが、この辺はかなりご都合主義で、「やっぱ兄弟愛!」みたいになってしまって、これまでの緊張感を台無しにするくらいラストで脱力してしまうのですが、よく解釈すれば不完全ながらも弟たちから信頼され、愛され続けた兄だからこそ、救世主たりえたわけであり、これはこれでよいのではないのかとも思えてきます。[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-05-18 12:25:01)

29.  待合室 -Notebook of Life- 《ネタバレ》 「命のノート」というのは舞台となったIGRいわて銀河鉄道小繋駅に実際にあるらしい。ノートですよ。電話でもなく、ましてやネットでもない。この超アナログ的なのがいい。2006年製作だが、現代日本とは思えぬ風景。ケータイ電話は1回しか出てこない。ストーリーも殆どなく、ただ待合室に集まる人々とのノートの交流だけ。内容的にも「ザ・邦画」という感じでかなりウェットなんですが、東北の田舎町に生きる普通の人々が東京人から見るとある種のファンタジーにすら思えてくる。東京で傷ついて自殺した女性の話の後に東京に出たがる田舎育ちの少女が「傷ついてみたいんです。傷つかないと自分がどんな人間かわからないような気がして」の台詞を持ってくる展開には、「生きる(死ぬ)」とは何かを考えさせられる。 同一人物を親子で演じているので当然絡みはないのですが、この親子キャスティングはよかった。311の5年前の製作ですが、震災後に見ると家族を失った人々には重く響くものがあるのかなと。[地上波(邦画)] 8点(2015-05-09 08:22:01)《改行有》

30.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 共和党支持でライフル協会に入ってそうな朝鮮戦争で勲章もらった老人(おまけに神父をからかう無神論者)が、ベトナム戦争の移民との交流により心情変化し(この過程は微笑ましくてよかった。家族との確執の描き方は松竹かと思えるほど)最後は自己犠牲で復讐の連鎖を終わらせる。これは斜陽産業である自動車産業(フォード工場勤務とトヨタ営業の親子ってのはちょっとベタだが)や移民・貧困・差別等々のアメリカの没落や病理を描きつつ、戦争批判したものなのだろうが、復讐の連鎖が終わるのは警察や裁判制度が機能しているから。テロとの戦いに翻弄され、裁判もせずにビンラディンを暗殺したアメリカはもはや世界の警察などではない。結果、復讐の連鎖は終わらず、延々と続いている。イーストウッドのメッセージは米人にどのように届くのか?所詮ファンタジーでしかないのか?この世から復讐の連鎖は終わるのか?なんか答えの出せないまま終わってしまいモヤモヤ感は残るが、正義の復讐ばかりを演じてきたイーストウッドによるこの難問提示がラストメッセージなのかと。[CS・衛星(吹替)] 8点(2014-09-24 11:09:39)

31.  愛しのローズマリー 《ネタバレ》 美醜のギャップがここまであるとある意味、心を揺さぶられる。結局、人間は外見に左右されるという事だよなあ。それは仕方ないし良い悪いの話でもない。明らかに態度を変えるのはアレだけど、嫌悪の気持ちはどうしようもない。しかも肥満は病気を除き本人の怠慢もあるから、心や精神にも関係しているし、それが外見となって現れているとも言えるし。また、ヤケド少女への対応は同情でしょう。明らかに外見で判断してるよ。美醜の判断は論理的ではない。が、感覚的に外見「だけ」で判断するのは非論理だから間違いが生じやすいし、頭で考えて行動しなきゃいけない場面はあるって事かと。古典的テーマではあるが、あらためて色々と考えさせられた。[地上波(吹替)] 8点(2014-08-14 11:15:57)

32.  春との旅 家族とはホント厄介なものだ。それがよく出ていた。が、ラストの方で多少救い(というかファンタジー?)があるので、ここまでやるならもっと辛辣に徹底的にやってもよかったと思うが。 設定としては老婆の放浪の方が面白くなったのではないのかと。男家族には身内は原則冷たいからイガイ感がない。[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-08-06 12:15:08)

33.  真夏のオリオン 《ネタバレ》 見る前は潜水艦モノの死闘を期待というか予想していたのだが、よい意味で裏切られたかな。「指揮者になりたかった」でフザケタ、緊張感のない作品である事が確定してしまうし、玉木の貫禄のなさにも違和感は拭えない。が、密室劇としてはよくできてると思うし、敵との心理戦みたいなものもまあまあよく描けていたような。で、見ているうちに玉木的なリーダーシップもアリかなと思えてくる。突っ込みどころは満載だし、結局は戦争ファンタジーではあるのだが、ガンガン人が死んで「戦争もう嫌」的な戦争否定でもなく、日本人は立派に戦ったんだという戦争美化的肯定でもなく、戦争そのものへのメッセージ性を抑え、淡々と戦争を描きつつ、それでいて密室での人間ドラマは充分堪能できた。こういう戦争映画をもっと見たいと思う。[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-05-28 11:16:29)

34.  サイドカーに犬 《ネタバレ》 女は女装する。女である事を求められる。それは10歳の女の子にも言える。「サイドカーの犬」になりたいという少女は基本的に受身ではあるが、長女としての責任感を求められ、家の手伝いもし、真面目であり、倫理観もあり、母親が出て行った理由を聞けないぐらい大人の顔色を伺う。そこに現れる軽犯罪も平気な型破りな父親の愛人。少女は愛人にも気を使う。(ここは「お引越し」で暴れる少女とは対照的である)が、型破りな愛人との交流により少女に変化が生じる。その結果は、父へのワンワン頭突きだったり、偽硬貨を使ったりという程度のモノでしかないが、離婚後の山形生活の支えとなったのだろう。そして、弟に先に結婚されてしまい、10歳の女の子を可愛がれる女へと成長する。主役はもちろん松本花奈で、彼女の演技によりとても清涼感のある作品になった。難点は竹内結子。お嬢さん臭のオットリさが抜けないし、80年代のファッションにも違和感があった。が、「ハードボイルドだねえ」の涙はいくら型破りであっても、男に別れを告げられ、女を捨て切れない、哀しさは伝わってきた。原作未読だが、長嶋有は以前から気になっており、積読があるので着手してみようかと。 蛇足だが、私のまわりではしっかりモノの姉を持つ男は概してどうしようもなく、姉より先に結婚するが、離婚もするというパターンが多い。当人または相手が該当する場合は留意して損はない。[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-05-06 20:30:15)《改行有》

35.  おくりびと 「死体」は生き物ではないからモノであり、本来はそこに意味はない。が、身内だと愛おしかったり、他人だと汚らわしかったり(ちなみに私は葬式帰りでも塩をまいたりはしませんが)、勝手な意味づけをする。そういう当たり前というかよく考えると不思議な感覚が映像化されていて興味深い作品。 広末は冒頭はちょっとどうかな?と思ったが、ノー天気なバカ妻役なのでこれはこれでよいのかな?という気もした。葬儀屋で他人の死体扱うとか、介護で他人の下の世話するとか、清掃業者で他人のゴミ集めするとか、自分にも直結する仕事をしている人は大勢いるわけだが、そういう人々への蔑視感情というのは自然なモノであり(だからと言って言動に出していいものではないが)、配偶者がそういう仕事につく事のやるせなさみたいなモノはあるだろうとは思う。 ストーリーは予定調和で、表現もオーバーだったりステレオタイプだったり、展開もあざといので、そういう点に不満を持つ人の気持ちもわかるが、やはり「人の死」についてどう考え、何を思うか?という事に正面から取り組んだ作品という点では評価したい。「おくりびと」の所作の美しさには理屈を抜きにして心を動かされるものがあったし。 見る前はもっとシリアスな作品かと思い敬遠していた(アカデミーって事も忘れてた)のだが、思った以上にコミカルだったのがイガイ。まあこれも「死」がテーマだからシリアスなんだろうという先入観でしかないのだが。が、こういう死生観をエンタメ調にしてしまうのは、邦画というよりもスピルバーグがやりそうなハリウッド的な感じがして、そこに少々の違和感があった。まあこういう作りにすれば海外ウケするのはわかるし、初めから狙って作ったのでは?とさえ思えるが。 最後はみんな言い人になっちゃうし、もっと悪人を登場させたり(最後出てくる葬儀屋さんは自覚なき悪人とも言えなくも無いが)、諸々辛口にやってもよかったんじゃないのかと。外人向けに作るなら家畜は殺して食うのはウマて、イルカはクジラは可愛そうという論理破綻を食事シーンとして挿入すると辛口なったかな?という気もするが。(これやったら、アカデミーは無理だろうけど)[CS・衛星(邦画)] 8点(2014-04-12 09:07:42)《改行有》

36.  バーバー吉野 設定は「フットルース」のパクリですけど、伊豆松崎の風景もよかったですし、少年たちの演技も小学生らしい葛藤を感じさせるものがありよかった。でも髪型(ファッション)が題材ではやはりリズム・テンポの点で音楽には負けるので、「フットルース」比べてしまうと疾走感に欠けるかな。爽快感はあるけど。最後は学校男子全員が髪型変えて踊りだすのかと思ったけど、流石にそこまではやらなかったか。あの抑えの効いた静かな終わり方は邦画らしくてよかった。[DVD(邦画)] 8点(2014-02-13 10:57:16)

37.  イキガミ 国の命令で死ぬという意味では イキガミ≒赤紙 なのであり、70年前にわが国で行われていた事である。それが現代に蘇ったらどうなるか?国のために死ぬというよりは、残される家族のために死ぬというのは案外変わらないのかもしれない。 現代は自由で平和だが、自殺も多い。一人当たりGDPと自殺率は相関関係があるらしいが。作中では国家繁栄維持法により自殺が減ってGDPが増えたという説明があったが、これはキリスト教的論理というか倫理であり、「(神を信じて)一生懸命働いて生きてればイキガミは届かない」的な価値観が蔓延しているのかもしれない。 死があるからこそ生きようとする側面はたしかにあるだろうし、逆に病苦で家族に迷惑かけたくないから自死というケースもある。それらの心理を国家が利用しだしたら、中々怖いものはあるね。[DVD(邦画)] 8点(2014-02-07 13:10:47)《改行有》

38.  さよならみどりちゃん 《ネタバレ》 人間は愚かな事をし、そして傷つきながら強くなり、成長していくのだろうが、傷つき方によっては穢れてもいくわけで、その辺が人生の難しさではある。最後の「14番目の月」の熱唱は、成長を感じつつも同じ事を繰り返してしまう危うさを暗示しているようでもあり、とても上手いエンディングだと思う。[DVD(邦画)] 8点(2014-01-31 12:58:16)

39.  初恋(2006) 純な女子高生から悩める女子大生まで演じきった宮崎あおいが素晴らしく可愛い。それだけでいいじゃないか![DVD(邦画)] 8点(2014-01-30 09:40:13)

40.  エターナル・サンシャイン 《ネタバレ》 人間は2回死ぬらしい。1回目は生物学的に。2回目は記憶からなくなった時。殺人ってのは前者だけど、このように記憶を消せるようになったら殺人は減るのかもしれない。科学的にはそろそろ可能になるのでは?って気はするけど。 過去は存在しない。だから忘れてしまうか、思い出さなければ、どうって事はないハズで、問題は記憶があるという事。が、記憶というのは単なる細胞の塊だし、曖昧でもある。 今までたくさんの人と出会って、本当に相性が悪かったのか?単なる誤解だったのか?タイミングが悪かっただけなのか?理由はハッキリしないし、記憶も薄れてくるが、結果として老若男女問わず、いろいろと仲違いしてきた。だけどイチからやり直す事はできないし、やり直したいとも思わない。記憶に関してはあってもなくてもどっちでもいいかな。所詮過去の人だし。 この2人の場合は「子供が欲しい」あたりからオカシクなってきたので、結婚観が違うのだろうなという気はする。この生真面目で自閉症的な男と直情径行的な女では、たぶんやり直しても上手くはいかないだろう。が、「誤解だよ!」って事にして、やり直したいという気持ちもわからないでもない。あんなテープで傷つけあってそのまま別れるというのもツライからね。でも、結局は自分を誤魔化すか、過ちを繰り返すだけだから、別れるというのも勇気のひとつだとは思うが。良くも悪くも人間の愚かさ・弱さを象徴するラストだと思う。[地上波(吹替)] 8点(2014-01-27 14:28:34)《改行有》

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