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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. レッドロック/裏切りの銃弾 ニコラスケイジが原因なのかシリアスなんだかエンタメなんだがよくわからないテイストで、アクション・サスペンス共にイマイチでテンポも悪いし盛り上がりにも欠ける。50万ドルというたいした額でもないカネで殺し合うのは、それはそれでなんだかリアルではあるが。[地上波(吹替)] 4点(2022-10-07 12:08:05) 22. 39 刑法第三十九条 精神鑑定は主観によるものであり、それによって無罪となってしまうことを問題視した作品ではあるが、これには業界からの反論もあるだろう。ただし、精神鑑定の科学性や客観性・妥当性といった問題と、刑法適用や司法判断の問題については深く考えた事はなかったので、興味深く視聴できた。難点はややサスペンス色が強くなってしまって、両者の問題点をガッツリと描ききれなかったことだが、それは映画ではなく学問の役割なのかもしれない。[CS・衛星(邦画)] 7点(2022-09-20 10:14:47) 23. 絶体×絶命 息子のためには違法行為もするし、犯人は殺せないから生きて捕まえる必要があるという制約の中での追っかけモノで、テンポのよさもあり緊張感が持続する。難点は犯人と子供との交流がドライな感じだったので、もうちょっとウェットな会話で面白味を出してもよかったのではないかと。[地上波(吹替)] 7点(2022-09-13 22:37:31) 24. ザ・インターネット 当時としては意欲作だったのだろうが、今見てもそれなりに楽しめるレベル。PCイジルだけではさすがに地味になってしまうので、多少のドンパチが必要なのは仕方ないだろう。今や気が付かない間に個人情報が抜かれるというのは当たり前の世界なので、そういうリスクすらわかってない人には教訓的な作品にもなりえるような。[CS・衛星(吹替)] 6点(2022-08-30 11:49:54) 25. 渋滞 バブル時代の作品ではあるが、あまり華やかさはない。あらためて振り返るとこういう時代だったのかなと思わせられる。日本の家族を描く題材としては悪くないが(監督・脚本の人は山田洋次を師としているようなのでちょっと『家族』を意識しているようにも思える)、少々盛り上がりに欠ける。もうちょっと工夫すれば面白い作品になりえたと思うが。清水美砂には存在感があった。[地上波(邦画)] 5点(2022-08-18 11:24:15) 26. パラサイト 純粋な学園ホラーと見るか、『盗まれた街』的な洗脳系の社会派サスペンスと見るかで、見方や評価も変わるのかと。[地上波(吹替)] 6点(2022-08-14 12:29:19) 27. トゥルー・クライム(1999) 《ネタバレ》 30分程度カットされたものを視聴(過去に一度見たような記憶があるのだが)。謎解きサスペンスというよりも死刑や冤罪といった司法制度や黒人差別等々の諸々社会問題を批判的に扱いつつ、重くならないように軽いタッチでエンタメ風に描いているのは好みが分かれるだろうが、良くも悪くもイーストウッドらしさが感じられ、無難によくまとまっている印象。ただし、ペンダントであっさり犯人特定できちゃうのはちょっと安直という気も。[地上波(吹替)] 6点(2022-08-05 11:18:31) 28. マンハッタン・ラプソディ(1996) 《ネタバレ》 奥手中年の恋愛がメインテーマだが、裏テーマは母娘問題。毒親と言うほどでもないが、夫を愛せず妥協して生きてきた保守的な母親は、やりたいことをして好き勝手に生きているリベラル娘に嫉妬しつつも、幸せにもなって欲しいというジレンマを抱えている。それが娘の結婚を通じて、母娘共に変化し成長していくという物語。こちらをもうちょっとクローズアップしてバランスよく丁寧に描けば、単なるコメディに留まらず深みのある作品になりえたのではないだろうか。それにしても、96年時点でピアース・ブロスナンがこういう扱いであったことに驚き。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-07-26 01:16:39) 29. ダンテズ・ピーク 町長が主人公ということでもうちょっと政治的・社会的な内容に期待したのだが、単なるファミリー避難&英雄活躍モノになってしまった印象。ただし、映像的にはそれなりに見応えはある。また、火山噴火ももはや映画の世界ではなくていつ起こるかもわからないので、それなりにリアリティをもって見ることができる。たぶん生きてる間に富士山も噴火するんだろうし。[地上波(吹替)] 5点(2022-07-14 12:19:25) 30. 48時間PART2/帰って来たふたり 前作よりも内容的には洗練されていて、上手い具合に踏襲されているとは思うが、やはり全体的なインパクトは前作よりも劣る。エディーマフィー自体もだいぶ元気というか勢いがなくなりつつあり、この辺から人気に陰りが見え始めてきたのかと思うと、本シリーズを連続で見ることにはひとつの歴史を感じることができるとも言える。[地上波(吹替)] 5点(2022-07-13 14:09:34) 31. EAST MEETS WEST 少年との交流は『シェーン』のようでもあり(音楽は松竹らしい『遥かなる山の呼び声』的だったし)、仲間集めは『荒野の7人』のようでもあり、いろいろと既視感があった。網走番外地シリーズや昭和残侠伝シリーズで子役だった真田広之は高倉健を意識して演じていたのかもと思ったり。明治期日本人のウエスタンとしてみるなら『レッド・サン』との比較になるが、面白さには及ばずかな。[CS・衛星(邦画)] 4点(2022-07-11 12:43:16) 32. ハドソン・ホーク ふざけたインディージョーンズというテイストで、テンポもいいしそれなりにカネもかかっている印象。息抜きに見る分には悪くはない。吹替の方がバカっぽくていいかも。[地上波(吹替)] 5点(2022-07-06 12:13:00) 33. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 余命僅かと宣告された時に自分はどうするだろうかと考えてみると、快楽解放を求めて犯罪行為を繰り返すことはしないだろうなとは思う。実際にそうなってみないと分からないけど。ただし、いつそうなってもいいように、今からやりたい事をやっておく必要はあるんだろうな。[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-06-23 11:33:51) 34. 陽炎(1991) やっぱ五社英雄は女をカッコよく撮るのが上手いな。でも殴り込みのシーンはもっとカッコよく撮れたんじゃないのかと。この頃の樋口可南子は大人の女の色気の中に可愛らしさも残っていて、この絶妙なバランスがすごくいい。で、驚いたのが原作が天童荒太。まさか任侠モノを書いていたとは。[CS・衛星(邦画)] 6点(2022-06-16 15:14:35) 35. ペリカン文書 《ネタバレ》 昔結構話題なった作品で20年ぐらい前に見た記憶があるのだが殆ど覚えていなくてこの度再見。でもこれって法廷ものだっけ?と思いつつ、冒頭からリベラル系の判事が暗殺されて、これは保守系の敵対勢力の仕業だろうなという構図がそのまま展開されるという大筋としてはなんのヒネリもないわかりやすい話。その中ではホワイトハウスとFBIとCIAの微妙な関係が描かれるものの、基本的には女子大生が図書館で調べて1週間で書いたレポートが政府中枢に出回り関係者が翻弄されて殺人が繰り返されるというそんなバカなという話で、この程度だったらマスコミが簡単に暴くだろ?とツッコミたくはなる。とはいえ、暗殺者に狙われる女子大生が政府と対決して新聞記者がそれをサポートするという展開はサンスペンスとしては見ていて飽きない。でも、これって法廷ものじゃないよね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2022-05-28 22:35:07) 36. 恋のためらい/フランキー&ジョニー いい年してずいぶん子供っぽいなあと思っていたのだが、設定は30代と40そこそこか。30年前の作品だが、昔の映画ってついつい時間がスライドしちゃっていつまでも役者と自分の年齢差が変わらないように思えてしまうんだが、当たり前だけど作品内の役者の年齢は永遠に固定されていて、いつのまにか自分が追い越しちゃうってことにあらためて気が付かされた。それにしても、もうちょっと成熟していてもいいようにも思えるが、吹替だと軽くなってしまうのかも。[CS・衛星(吹替)] 5点(2022-05-27 12:26:27) 37. RONIN デニーロがまだ元気だった頃、とは言ってもとっくに50を過ぎてるし、他の面々も皆いい年してるオッサン達のアクション映画。とはいえ、これが年のワリには中々頑張っていてそれなりの見ごたえがある。放送途中でロシアのウクライナ侵攻の緊急ニュースが入り番組中断した後再開したが、その後はロシア勢がイッキに悪者に見えてくる(犯人役がプーチンに見えてくる)というオマケ付き。TV版&緊急ニュースで20分程度カットされて、ストーリーがややわかりにくい部分もあったが、カーチェイスも見ごたえあるし、気晴らしに見るにはちょうどいいアクション映画だと思う。[地上波(吹替)] 6点(2022-04-20 12:30:53) 38. 少年時代(1990) 所謂「小国民」教育ってもっと軍国主義的なイメージがあったのだが、戦時中の小学校生活ってイガイと現代とあまりかわらないように思えた。「少年時代」というのは理不尽の連続で、それをどうやり過ごすかによってその後の人生が決まってくると言っても過言ではない。特に頭がよかったりすると「正義とは何か」が芽生えてきて厄介度は増す。そのある種の「やり過ごし方」の中で揺れ動く少年の微妙な心は上手く表現されていたとは思う。ただし、単なるノスタルジーに浸かるといったものではないし、決して気持ちのいい作品ではない。という意味では、ラストに流れるよく知られた井上陽水の歌もこれまでとは違って聞こえてくる。[CS・衛星(邦画)] 6点(2022-03-31 00:40:27) 39. ゴッドファーザー PART Ⅲ 因果応報の殺戮が只管展開されていくだけなので、あとは「見せ方」が問題となるわけだが、ちょっと過剰演出かなという印象。[CS・衛星(字幕)] 4点(2022-03-09 01:23:59) 40. クール・ランニング 万人ウケする良作なんだろうが、予定調和でイガイ性や緊張感はないね。実話だから仕方ないが。[地上波(吹替)] 6点(2022-02-15 10:49:16)
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