みんなのシネマレビュー |
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21. 用心棒 三船の格好良さもさることながら登場人物全般に粋な台詞回しがとてもニクイ作品ですね。刀を極力抜かない強くて優しい男がとにかく素敵。風が効果的に使われているがこれが物語りの殺伐とした雰囲気をとてもあらわしています。9点(2004-11-14 19:11:53) 22. ゴッドファーザー PART Ⅱ 前作同様に続編も重厚な物語に陰りはないですね。マイケルの存在感有る演技には、観る者を惹き付ける魅力があると思います。ビトーとマイケルの物語が複雑にならず噛み合っているのが鑑賞者に安心感を与えていると思います。続編はコケる定説を覆す作品の代表でしょう。秀作です。10点(2004-11-14 12:40:36) 23. ラヂオの時間 三谷幸喜作品は、小手先のギャグや台詞回しで笑いをとっていると解っていながら、本作品は物語展開、役者の飄々とした好演によって素敵な作品に仕上がっていると思います。コメディにして品が悪くないところは、ビリーワイルダーを受けているのはうなずけるところです。主役に固執せずにキャスト全員にキャラを立て、見事に使いきっているところにはとても好感が持てました。7点(2004-10-25 12:28:19) 24. スティング 温かみのある手作り感溢れるスタイリッシュな映画です。どんな展開になるのか相当構えて観てしまったせいかトリックに驚きは感じられませんでした。思った通りの結末になってしまったのは、ちょっと残念に思いましたが、ハイセンスな楽しめる映画であることに間違いはありません。 ただし、内容的には重厚感ある造りにはなっていません。あくまで軽いのりの詐欺師映画といったところです。7点(2004-10-25 12:23:35) 25. レオン/完全版 この作品の空気感はとても良かった。しかし、内容は無いと思います。特に子役のセリフや、子供に殺しを教える設定はあさはかではないでしょうか。役者の好演によって飽きることなく鑑賞できましたが、映画としての印象は悪いです。4点(2004-10-17 23:54:16) 26. バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 シリーズとしての面白さをシッカリ継承している。作品間の時間的つながりが、短いという設定だけに3作ひとまとめに評価していところです。タイムトラベルが最も多い本作は、やや目まぐるしさがあるものの複雑になり過ぎるほどでもないので安心して鑑賞できる。相変わらずのドクとマーティのコミカルな演技に満足!。7点(2004-10-17 23:52:38) 27. ゴッドファーザー マフィア映画だけに利権がらみで殺人がおこなわれてしまうのは止むを得ないところなんでしょうね。こういういわば「ヤクザ」映画は好きになれませんが、本作のテーマ「家族」「責任」の味わいの深さには、それを補って余りある魅力があると思います。特にマイケルの成長には凄みを感じました。本作は間違いなく「力作」に相応しい出来だと思います。10点(2004-10-13 19:54:24) 28. ロッキー シリーズ中最高の出来!ロッキーを取り巻く環境、温かい人間ドラマ。チャンスと向き合う事によって自己実現を図ろうともがく主人公。どれをとっても最高です。優しい心の持ち主であるロッキーの生き様は、激しくそして温かい。素晴らしい映画です。9点(2004-10-13 19:54:06) 29. 陽はまた昇る(2002) 《ネタバレ》 日本の熱いサラリーマンの物語です。自分的にツボにはまった作品ですが最後の人文字は逆効果でした。本社に実現不能な計画書を提出しながら一徹に努力・団結する様は羨ましい程に熱い!「仕事」とは何かを考えさせられる素敵な映画ですね。7点(2004-10-13 19:51:34) 30. 麻雀放浪記 雰囲気はよく出ていたと思いますが、どうにもこうにも役者の演技がどれも浮いている印象です。原作の激しさや渋さが全然伝わりませんでした。阿佐田哲也の麻雀小説が好きな人には興味の引くところでしょうが、本作映画の出来栄えは今ひとつだと思います。4点(2004-10-11 14:17:18) 31. みんなのいえ 三谷幸喜が監督もしくは脚本する作品の中では、本作は最も彼の目指すビリー・ワイルダー作品に近い作品ではないでしょうか。もっとも世間一般では、「12人の優しい日本人」や「ラヂオの時間」の方が評価が高いようですが、それはこの2作品がドタバタコメディとして三谷幸喜らしさがより強く描かれていたからであって、映画として観たときに「みんなのいえ」も決してつまらない作品ではないと思います。随所にある必要の無いカットがさらにスマートになるか、もしくはさらに深い意味を持たせる事が出来たならば、この監督はさらに素晴らしい完成度の有るコメディを生み出すことになるのではないでしょうか。5点(2004-10-11 14:15:51) 32. ローマの休日 明るい中盤から切ない終盤へと進んでいく物語展開は素晴らしかったです。恋愛モノは苦手なんですが本作品は面白かった。一日のエピソードを終えて、王女も記者もカメラマンも人間的に少し成長していったのがとても印象的でした。ローマの町並みもとても綺麗でしたし、人間の描き方もお洒落な映画でした。8点(2004-10-11 14:04:00) 33. 十二人の怒れる男(1957) 陪審員制度の困難さを見事に描ききった映画ですね。人間の偏見がいかに事実を曲げて物事を見せているのかという事が、狭い個室の中の議論だけで成立させているのは素晴らしい出来だと思います。リメイク版も見てみたい気がします。9点(2004-10-11 14:03:25) 34. アパートの鍵貸します 言わずもがなの名作です。ラブコメというジャンルが苦手な方でも本作品は楽しんで見れると思います。脚本の緻密さ、台詞回しのお洒落なこと請け合いです。ビリーワイルダーの中でも屈指の名作でしょう。10点(2004-09-14 21:23:01) 35. チャップリンの黄金狂時代 何が凄いって、チャップリン作品ってハズレがほとんど無いってことです。本作品も素晴らしく楽しくって温かい物語でした。雪山の小屋のシーンはリアルに考えると怖い場面ですが物語がテンポ良く進み、着地点もしっかりしていたので普通に楽しめました。8点(2004-09-13 12:31:44) 36. ポセイドン・アドベンチャー(1972) 古臭さを感じさせないパニック映画の大作です。人間ドラマを中心に据えているため時代を超えて感動を呼べる所以といえますね。ラストシーンの感動は気持ち良いほどです。9点(2004-09-13 12:30:06) 37. ニュー・シネマ・パラダイス 随所に温かいエピソードを盛り込んでいる本作品は確かに面白い。人々のふれあいや、恋愛、友情にBGMが上手にマッチして、少し物悲しくも心温まる素敵な映画です。1つだけ残念に思うのは、青年期のトトの恋愛ですね。恋愛そのものは良いのだが、トトの「表情」がどうしても気持ち悪く感じてしまうのです。作品自体が素晴らし過ぎるだけに、その一点がどうにも気になってしまうのが残念です。しかしながら他の映画に比べ、頭ひとつ抜け出ているのは事実であり、一見の価値あり!素敵な映画です。8点(2004-08-25 06:56:18) 38. チャップリンのゴルフ狂時代 ゴルフのショットのシーンや、泣いているように見せかけてカクテルを飲むシーンなど、見所一杯の素敵な映画です。チャップリンの映画はどれも品があってお洒落ですよね。この作品もまたチャップリンらしい笑いが満載の映画でした。7点(2004-07-21 12:50:13) 39. チャップリンの給料日 チャップリンの映画はただ面白いだけでなく、演技・音楽・背景が脚本にとてもマッチして、しかもそこにはチャップリンの強烈なキャラクターが存在しているからこそ完成度が高いと思うんですが、本作品には夜のシーンが多い為かちょっと背景が暗すぎるように思えました。ただ、やはりチャップリンにハズレなしという僕の感想は変りません。チャップリンこそ映画界の巨人ですね。7点(2004-07-21 12:49:44)(良:1票) 40. サーカス(1928) サーカスというものにはあまり馴染みがありませんが、本作はその雰囲気を十分出すと共に、やはりチャップリンの娯楽性タップリな世界が本当に楽しませてくれました。言葉を使わず演技ひとつで観る者を惹きつける・・・プロフェッショナル!天才の仕事ですね。楽しい映画でした。7点(2004-07-21 12:48:40)
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