みんなのシネマレビュー |
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21. 未来世紀ブラジル 映像は独特・奇抜ですけど、雑すぎます。架空の国を扱っているからこそ、繊細であってほしいと思いました。それからこの邦題は詐欺です。設定は21世紀ではなく20世紀ですし、そもそも未来だなんて明言されていません。「全体主義、官僚機構の肥大化、情報化社会」などの作中の重要な要素は明らかに20世紀の歴史の中で語られるもので、この作品は作者の未来観ではなく20世紀観を描いたものです。皆さん「独特の世界観」とおっしゃってますが、僕はむしろステレオタイプだなと感じました。5点(2004-03-11 21:04:21) 22. ローマの休日 日本ではオードリー・ヘップバーンによって半ば伝説化されていますが、内容自体は今の時代にわざわざありがたがるほどたいしたものではありません。ワイラー監督の演出は手馴れてはいますが、あまりに模範的過ぎて次にくるショットがほとんど予測可能なためやや退屈です。よくできたオードリー・ヘップバーンのプロモーション映画といったぐらいの評価が妥当ではないでしょうか。6点(2004-03-11 20:51:15)(良:1票) 23. 過去のない男 「過去の記憶を全て失ってしまった」という、ストーリー展開を膨らませやすい設定を得たからといって安易に物語的なプロットで固めていくと単なるB級娯楽作品に成り下がってしまいます。本作品は設定からの誘惑に引きずられることなく淡々と地に足をつけて、主人公の行動を追っていきます。面白いセンスの音楽とユーモアで彩りを添え、良質で個性的な作品に仕上がっています。全体的に控えめでありながらもところどころコントラストの強い色調が飛び出す画面は印象に残ります。賛否両論を呼ぶ大根演技は、作品の雰囲気作りに一役買っていると思うんですが、どうでしょう?7点(2004-03-11 20:40:43) 24. ベニスに死す ラストのソフトフォーカスはややあざとい。ズームアップの多用も無粋に思えます。素晴らしい作品ではありますが。8点(2004-03-11 04:04:46) 25. ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ 「で、だからどうしたの?」って聞かれたらおしまいな薄っぺらい映画です。4点(2004-03-07 17:28:34) 26. 道(1954) もう一度見るのは辛いです。7点(2004-03-07 17:26:36) 27. ブルーベルベット 退屈な映画ですが、退屈を意図して作られているので評価しづらいところです。5点(2004-03-07 17:25:16) 28. ハッシュ! いい映画だと思いますが、現在の日本映画の悪い部分(小さな世界を小さく描く)がにじみ出ています。6点(2004-03-07 17:24:02) 29. 太陽を盗んだ男 ひどい音楽です。3点(2004-03-07 17:21:55) 30. 第七の封印 画面全体から漂うB級感が重厚なテーマを台無しにしています。3点(2004-03-07 17:21:08) 31. ソナチネ(1993) 最高の作品なのに、音楽が邪魔です。8点(2004-03-07 17:19:29)(良:1票) 32. シャイニング(1980) あまり寒さが感じられませんでした。4点(2004-03-07 17:17:48) 33. 地獄の黙示録 特別完全版 愛すべき失敗作といったところでしょう。6点(2004-03-07 17:16:53) 34. シービスケット 競馬好きとしては、騎手の視点の映像を見ることができたのがとても嬉しい限りです。6点(2004-03-07 17:16:11) 35. コンセント ひどい映画ですね。1点(2004-03-07 17:14:54) 36. 現金に体を張れ 《ネタバレ》 札束が舞うところ、いいですね。7点(2004-03-07 17:13:53) 37. Kids Return キッズ・リターン 北野作品の中ではどちらかというと凡作の部類に入ると思います。5点(2004-03-07 17:12:29) 38. M(1931) トーキー初期だけに音にはこだわってますね。8点(2004-03-07 17:10:59) 39. 生きる 構成が技巧的過ぎました。6点(2004-03-07 17:08:29) 40. アンダルシアの犬 映画を勉強するという意識のある人以外は見なくてもいいんじゃないでしょうか。5点(2004-03-07 17:07:43)
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