みんなのシネマレビュー
パセリセージさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 519
性別 男性
自己紹介 60代のおっさん

好きな言葉

期待はあらゆる苦悩のもと(シェークスピア)

人間には不幸か、貧乏か、病気が必要だ。でないと人間はすぐに思いあがる(ツルゲーネフ)

座右の銘にするのはどっちだ

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12

21.  ヒア アフター 《ネタバレ》 人は、誰かとパートナーとなったり親友となるためには、相手の性格、考え方、年齢、容姿、人種、宗教などを基準に判断する。一緒に仕事をするにしても、付合うにしてもそうだ。だから、時として、大多数と違う人がいれば、理解しようとしない。少数派の考え、人種、宗教などが仲間はずれにされるのはこのためだ。大多数から理解されない疎外感、孤立感は相当なものだろう。色々な意味で死に取り付かれてしまった3人の孤独な戦いは、マイノリティーの孤立そのものだ。過去の人類の誰もが経験し、現在生きている全ての人が行き着く先である死。しかし、誰も理解してくれない。金儲けの手段としてなら興味を持ってもらえるのが現実なのだ。だから、紆余曲折の末に3人が出会ったとき、一気に光が見えてくる。初めて自分を理解してくれる人とめぐり合えた感動である。まるで、いじめにあって否定されていた自分の性格や容姿を、受け入れてくれるひとが突然現れたように。そして、最後に監督はすばらしい人生賛歌を用意する。どんな運命が待っていようと、何よりも、生きることが大事なのだ。いつかは誰でも死ぬ。だからこそ、今を精いっぱい生きるべきなのだと。[DVD(字幕)] 9点(2012-05-16 22:38:31)(良:1票)

22.  英国王のスピーチ 《ネタバレ》 国王としての地位が、一種の職業と考えれば、望んで就いたか否かは別にして、その職におけるプロとしての自覚があったかが評価の分かれ目となる。戦争に臨んで、国民の気持ちを一つにすることがリーダーの勤めの一つであり、国民に直接語りかける演説はその重要な手段である。演説と言えば、ニュースフィルムで流れるヒトラーの演説を観て、娘達でさえ上手いと評価している。方やジョージは残念ながら見劣りしてしまう。今の我々が見ても、確かに生まれ持っての才能の差はいかんともし難いと思うほどだ。しかし、この作品は、表面だけで物事を判断してはいけないと語る。国王としての自覚を持ち、ハンディを克服する努力をし、準備を怠らなかった彼こそが、真のプロフェッショナルなのであって、だからこそ、国民はその演説に感動したのだと。誠実さ、謙虚さ、ひたむきさこそが大事であり、自らの立場に真摯に向き合う姿勢こそが人々を感動させるのだ。[DVD(字幕)] 8点(2012-05-09 22:30:45)(良:2票)

23.  猿の惑星:創世記(ジェネシス) 《ネタバレ》 猿の惑星シリーズがヒットした要因は、奇抜な発想やストーリーの良さなどが挙げられるが、何といっても人間社会への警告的なメッセージが観る者に響いたことによると思われる。人間の傲慢さ、利己主義、闘争的本能などを皮肉を込めて批判している点が、娯楽的な面と相まって、ヒットした大きな要因である。その点、この作品には、その良き伝統が引き継がれていない。と言うか、弱い。猿の知能が人間並みになった謎解きと、後半の派手なアクションに終始しているので、観終わって感じるのは、シリーズの示唆に富んだ深い余韻ではなく、なーるほどという納得感になっている点が痛い。とは言え、評価すべき点がない訳ではない。それは、こうしたシリーズ物の新しい方向性を示した点である。アイデア次第では、完結しているようなシリーズでも、続編を作ることができる事を証明した点は、賞賛に値する。単なるリメイクではなく、こうした別の形のリスペクトは、シリーズのファンとしても嬉しいものだ。[DVD(字幕)] 7点(2012-04-25 22:14:05)(良:2票)

24.  ゴーストライター 《ネタバレ》 この作品で描かれ、また、批判の対象となるのは国家的な陰謀である。陰謀というと聞こえが悪いが、要するに国家の利益を守るための活動である。成功する必要があり、反対するものにはそれなりの対応が必要になる。そこに、正義とか法令遵守などの甘い感情の入る余地はない。巨匠ポランスキーにとって、自身がこれまで、国家的な迫害や危険にさらされてきているだけに、こういう描写は、真に迫るものがある。夜や雨の場面がほとんどであり、ダークな雰囲気をかもし出している。ストーリーやしかけは単純であるが、見せ方がすばらしい。最初は乗り気でない主人公が、徐々にのめり込み、気がつけば、危険を顧みず深入りしている。最後には、真相を解明したかに思われるが、こうした組織が、簡単に見逃してくれるはずはない。監督自身が、体験上身にしみているという事を暗に示している、衝撃の結末となっている。[DVD(字幕)] 9点(2012-04-21 00:59:35)(良:1票)

25.  マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙 《ネタバレ》 物真似と演技は違うので、似ているというだけでは演技が上手いとは言えない。サッチャー首相は多くの映像が残っており、知っている人が多い分、こういう役は難しい。その点メリルの演技は見事である。しぐさやしゃべり方が似ているだけでなく、首相としての威厳や老後の孤独感までしっかり伝わってきた。役作りとは、プロフェッショナルとはこうするものだ、という鉄の女のような意気込みには素直に感動した。円熟の境地に入っているのかもしれない。トップに上り詰めても、老後が必ずしも幸福とは限らないし、ましてや、ミルクを買う認知症の老女を元首相とは誰も気づかない描写が、何とも哀れである。しかし、絶頂期が輝いていればこそ、老後の寂しさがより増すのであり、彼女に率いられた英国は幸福であったのではないだろうか。今の日本の政治家を見るにつけ一層そう感じた。彼女はぶれずに、決断し、実行した。そして、その地位の重さに比例する責任を全うしたと言える。[映画館(字幕)] 8点(2012-04-16 21:06:09)(良:3票)

26.  マイ・バック・ページ 《ネタバレ》 私は安田講堂事件や三島事件があった頃は中学生だった。当時、この作品の主人公達の世代であるお兄さん達がやっていた学生運動や一部の過激な活動家が起こす事件は連日ニュースで放映されていた。私達の世代は、それらを半分憧れ、半分冷めた目で見ていた。世の中を変えるんだという情熱は伝わってきたが、テロまがいの行為まで賛同はできないという雰囲気だった。今考えると、高度経済成長の真っ只中で、人々は確実に豊かさを感じるようになっていたのかもしれない。ここで描かれている当人たちの本心も、有名ロックバンドに憧れるような「本物になりたい」というものだ。革命を語っても、所詮、有名になるための手段としか考えていない。たぶん、そうだったのかもしれない。既に、豊かになりつつある大衆の支持など得られる訳が無かったのだ。でも、映画を観ながら思った。こうした批判は、結局は、第三者が語る結果論なんだと。彼らの当時の心は彼らにしかわからない。自分のバックページでもある、あの時代を振り返るときの高揚感や懐かしさは、忘れることがないだろう。[DVD(邦画)] 7点(2012-04-11 23:02:25)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS