みんなのシネマレビュー
のはらさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 606
性別 女性
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/nohara-gogo/
年齢 53歳
自己紹介  映画とこのサイトには本当にお世話になっています。
 読み返すと稚拙で恥ずかしいレビューもありますが
 どうぞご容赦下さい 。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031

21.  ゴッド・ブレス・アメリカ 《ネタバレ》 主人公フランクは人と交わるのが苦手。今風の物でも宗教でも、何であろうと自分と違うスタンスを持つものは両手をかざしてはじき返してしまう。そんなことをしていたら居場所を失い命まで危なくなったので、決行。「オレが死んだ方がいいと思うヤツはみんなやっつける作戦」だ。無論このやり方マズいんだけど、なぜか爽快。やっぱりフランクに同意しちゃってるから、きっと自分に似てるから胸がスッとする。そして今時アリス・クーパーが好きだと叫ぶ少女は70年代映画の優等生風な横顔で、この社会生活的マイノリティの2人組は獲物を探してはやっつけて行く。それも、どうにもならないほど暴れ回るんじゃなく、情緒的な画や言葉を挟みながら意外と静かに物語は進んでいて、頬を押さえながらうっとりと見入る自分に気がつく。ラスト、あれだけ嫌ったTVで見せた説教はちょっとテンション下がったけど、結局「踊った」のは誰だったか気がついたときの笑顔。ジョエル・マーレイ最高![DVD(字幕)] 8点(2013-03-23 18:10:50)(良:1票)

22.  カンパニー・メン タイトルを直訳すると「会社員」だろうか。リーマンショック後の大不況をモチーフに、職と人生とを照らし合わせた物語。「真剣に仕事する男」が1番凛々しく色っぽいと思っている私にはちょっとホクホクできる作品。用はそれだけプライドを持って仕事しているからなんだろうけど、そのプライドで空回りする姿も映されちと辛い。食べてくために、明日また目を覚ましたら立ち上がるために頑張ろうって、無職夫を怒鳴ることなく一貫し見守り、自分の出来ることをやり続ける主人公の奥さんがステキだ。地味で厳しい現実的な時間のなかに、ほんの少し存在する煌めきを発見できた。[DVD(字幕)] 7点(2013-03-02 18:21:15)

23.  4ヶ月、3週と2日 思い出したくもないような日、それは誰にでもある。やたらに汗をかき心をぶるぶると震わせて、ものを食べる気にもならずに気がつくと足が棒になっているような、大変な一日。長回しで作りだした主人公オティリアの悔しくて怒りに満ちた空間を、疲弊した人々や町と一緒に切り取ってみせた映画。暗いけれど、そこを生き抜く人たちの強さも感じる。しかし、彼女の映画のなかの時間は全て友人や恋人のためにあった。なんでそうまでするのかと首をかしげたくなるほど。ロシアがソ連だった頃にそこで暮らしていた人が「何もないから、みんながピュアだった。」と言っていたのを思い出す。[DVD(字幕)] 7点(2013-01-12 20:38:40)

24.  少年は残酷な弓を射る エヴァ母さんが「あたくしとケヴィンは、ええ、あの子が生まれたときから……」と裁判で証言しているような、そんな映画だった。息子との距離の取り方を探りつつ試しつつ、という、どこかよそよそしく一歩下がったスタンスの母親に、常に向けられる赤くて太い矢。この先この親子に一切光が差すことはないだろうけど、ケヴィンの想いはいつか成就するのだろうか。監督リン・ラムジーの感覚は、鮮やかな色彩で二人を包みながらもずっと「第三者」の視線を保った冷ややかなもので、この残酷な世界にはぴったりに感じた。[DVD(字幕)] 8点(2012-12-09 01:21:30)

25.  ハロルドとモード 少年は虹を渡る 《ネタバレ》 出自と明日を呪って生きる小僧を、屈託のない笑顔で引っ張っていくモード。嫌というほど死を見てきたであろう彼女が、まさに捨て身で彼の心を開いて癒す様は、制作当時、それでもまだ戦争をしているアメリカに向けた言葉にも思えた。全編コミカルで軽いテンポの世界に、素敵な音楽がよく浸みていた。ラストは難しいな。ハロルドの目が覚め、少年時代が終わった、と思いたい。[DVD(字幕)] 8点(2012-10-20 20:24:29)

26.  ローズマリーの赤ちゃん 《ネタバレ》 お洒落街NYで大竹しのぶが独壇場、という感じで、おどろおどろしい肌触りはほぼ皆無。周りがおかしいの?それともローズマリーが?という神経合戦でかなり引っ張ったのに、ラストのニューヨークスタイルな悪魔教集会で拍子抜け。子育て手伝えよって、あまりにも軽く言ってのけたのでアホらしくなった。[DVD(字幕)] 6点(2012-10-14 21:05:16)

27.  キャリー(1976) 70年代の空気に充ち満ちている。時折映されるむっちりとした男女のスクールデイズはなかなか楽しい。だからこそ、そこに馴染まない細くて青白いキャリーの佇まいがスタートから悲しく映る。あのお母さんが放出する狂気や、真っ赤に染まって目を剝くキャリーの醸し出す異質な恐ろしさにはちょっと胃が痛くなった。登場人物みんなの心理描写が気になって鑑賞後いろいろ考えてしまい、後引く怖さにも気付いてしまって、やーんまいったな。[DVD(字幕)] 8点(2012-10-14 02:21:56)(良:1票)

28.  アーティスト 多くの人が楽しめる、愛らしい映画だと思いました。でも、実験ですよね、これ。いつの時代に作られたとしても、「今」の血が流れているものが私にはいいみたい。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-10-06 21:56:46)

29.  私が、生きる肌 《ネタバレ》 いつも人物の性別を強く意識するアルモドバル映画。今回斬新過ぎる性別のクロスに驚くけれど、鑑賞してからしばらく経った今思い返すと、結局は「お母さん映画」だったんだな、としみじみ思ってしまう。虎ちゃんやマッド医師をこの世に生み出したマリリアや、我が子を眺めつつ死ぬ医師の妻の姿を通し、男はただただ狂気、女は苦しみ思い悩み続けるという図式を作る。わが子を想い続け諦めない母のために、死にものぐるいで帰還する息子がその愛の強さをいっぱいに見せて最後を締める、かなり変わった母ちゃん賛歌。良し悪しは別としても、他に誰も出来ないなあと唖然とする。バンデラスの娘役の子が、薔薇のつぼみのような愛らしさだった。[映画館(字幕)] 7点(2012-08-09 20:50:17)

30.  人生はビギナーズ 孤独で寂しくて悲しくて。そんな人たちの手のひらに、そっと小さな花を乗せてくれるような優しさがある作品だ。人は、悲しみを経験しないと人に対して優しくなれないんだよ、とある人が言っていたのを思い出して泣いた。人を想うってことは一方通行の矢印で、本来とても孤独なものだ。そして、それは時たま、それを見守る第三者の心をグラッと揺さぶるほどの美しい光を放つ。[DVD(字幕)] 10点(2012-08-09 20:47:51)(良:1票)

31.  少年と自転車 《ネタバレ》 少年は跳ね回る。まるでネズミ花火のように、やり場のない気持ちをバチバチと弾き飛ばしながら。父を求めて突き進み、危なっかしく自転車を飛ばし、ヤバいと分かっていながらバットを握る。その溢れるパワーと悲しみを、全部包み込むサマンサの逞しさ。偶然出来た縁から親子になるまでの道筋はあまり詳しくは描かれないけれど、サマンサの揺るがない態度がシリルの心を満たし、お互いを受け入れるシーンには心地よい暖かさを感じた。最後、着信音に今度はしっかり応えようとする少年に光を感じる。[映画館(字幕)] 7点(2012-06-12 22:23:29)(良:1票)

32.  ル・アーヴルの靴みがき 《ネタバレ》 冒頭、筋に関係ない殺し屋があっけなく始末される。今回のカウリスマキ映画には必要ないから。苦いとか酸っぱいとか悲哀は脇に置いとこうってことだ。そんな殺し屋にも「ちゃんとお金くれたのに。」と優しい台詞が送られる。それからは、優しい人々が優しい表情を見せて、綺麗な瞳の少年を何とかしてあげようとするお話となった。全編溢れる優しさとカティ・オウティネンの爽快な表情の存在、そしてささくれに引っかかるような痛さの不在は確かに今までと違うものを感じる。でも、みんな素直で優しいこの世界もまあいいんじゃないかな、と私は思えた。監督は、北欧の冷たい海と違って、フランスの海の煌めきが撮ってみたかったのではないか。コンテナの中で不安を覚えてじっと座る移民たちの、胸を締め付けるような無言の訴えに、優しい気持ちで手を伸ばしてみたかったのかな、と。最近、もらうのも与えるのも明らかに優しさが足りない私には、最後の桜は滲んで見えた。[映画館(字幕)] 8点(2012-05-06 16:52:16)(良:1票)

33.  マーガレットと素敵な何か 《ネタバレ》 仕事も女性としても前傾姿勢で進むアラフォーマーガレットが、少女の頃の自分が書いた手紙を読んで自分を見つめ直す、というお話。小さな少女が作った手紙はキュートにデコラティブされ、内容も微笑ましく、ここから広がる物語、映像、音楽みんな可愛らしい。「今のあたしはこれでいいの?」という多少シビアな部分もあくまで御伽噺の域を出ていないけれど、最近色々尖ったものが取れてきて、シックも少女趣味もみんなOKになってきた私は、最後まで絵本を眺めるような感覚で楽しめた。40代半ばとは思えない主演ソフィー・マルソーがパンタロンまで履いて頑張っていて、それでもやり過ぎな感じがしない可愛らしさには脱帽。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-06 16:45:56)

34.  ウィンターズ・ボーン 《ネタバレ》 絶対に晴れない空、それがこの映画を象徴している。貧困の極みのなかで、唯一自分を拾い上げてくれそうな軍隊にさえ入れない主人公リーと、悪しき鉄則で結ばれた大人達の戦い。これがみんな血の繋がりがあるというのがまた驚きだ。登場人物全ての心にある闇が垣間見え、その滲み出てくる暗い影を漏れなく伝える映像。大国の持つ別の表情を捉えた重い作品だ。幼い弟が「オレが相手だ!」と姉ちゃんのために大人に向かっていくシーンは、流れ星のように光の筋を残して、心の中に留まっている。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-03 11:19:40)

35.  落下の王国 《ネタバレ》 父は殺され家は焼かれ、貧しい移民として必死に異国の言葉を覚え、健気にオレンジ畑で働いたがために閉塞的な病院で過ごしているのが主人公の少女だ。彼女が極彩色の世界で胸を躍らす姿を見て涙がボタボタと…。失恋でやけっぱちな男とは段違いの生命力。監督ががスクリーンに描いたダイナミックな画は、あんなに小さくて弱いものの胸の内から広がった翼なのだ。まさに「夢」を描いた映画。アレクサンドラの愛らしさと、彼女への監督の優しい目線に心が潤った。[映画館(字幕)] 10点(2012-04-20 23:54:51)(良:1票)

36.  接吻 (2006) 小池栄子も立派だったけれど、彼女の放つ不気味な波動を静かに受け止めていた豊川悦司のほうが一枚上手だった。初めてトヨエツをいいなと思った。物語は、主人公京子が時を追う毎に妄想と独り善がりでギラギラする様子がなんだか気に入らなかった。弁護士の正義感も妙な感触で、これでは近づきたくない変わった人達を映しただけの映画になってしまう。京子がもうちょっとそこいらに居そうな身近に思える子なら、寒々しさもリアルだったと思う。[DVD(邦画)] 6点(2012-04-20 23:53:25)

37.  白いリボン 《ネタバレ》 冒頭10分くらいで「子どもの映画だな」と解った。真一文字の口に薄い唇のゲルマン顔でいっぱいの2時間半。居丈高な男とただ黙ってそれに従う女、その様子は台詞でも態度でも過剰なナレーションでもいろいろと伝えてくる。けれど、そこから出る膿を吸った子どもの内面はほぼ見せず、その顔だけで攻めてきた。内容は意外にありきたりで解りやすく、これだけ時間を掛ける必要もないだろう。私のハネケ作品へのやや偏重した期待は裏切られた気がしたが、新しいタイプの子ども映画にも思えてきた。鑑賞しながら「白いリボンなんて大人の屁理屈だね。」と思ったけれど、その言葉がそのまま自分に向かってきた。長時間全く飽きなかったのも思い返せば不思議なこと。点数はまだ伸び代を残して付けておこう。[DVD(字幕)] 9点(2012-04-20 23:50:38)

38.  BIUTIFUL ビューティフル(2010) 《ネタバレ》 最期の近い親父が見せる、親父なりの美学。そして平行して映される、他の登場人物達の苦い横顔。命懸けで這いつくばってもがいても、思い通りに行かない人生の妙をまざまざと見せつけられる。途中、ウスバルのバックに並んで写るサグラダ・ファミリアと近代的ビル。美しいものも裏の隠れた部分も全て、ありのままのバルセロナを見ろと言わんばかりの光景だった。ひとつひとつのシーンが妙にしつこく、その結果2時間半という長い物語になってしまったけれど、ハビエル・バルデムの力投はそれを補ってあまりあるものだった。[映画館(字幕)] 9点(2012-04-20 23:49:58)(良:1票)

39.  ちづる あまりにも生々しい家族の姿。もとより大学生の卒業制作、映像も音もほぼ加工無しの生の状態で、制作の理由もいたって素直。リアルな家族の姿がくっきりとした表情でそこにある。私の場合、画面の向こうは自分の知らない別世界…というスタンスが常なので、画面から投げられる直球が中盤からだんだん辛くなる。撮影される(する)ことで、3人それぞれの心の内もずいぶん変化があったように思える。お母さんの千鶴さんや息子である監督への表情、息子と対決し、やがて息子に対して持っていた自身の思いと対決した親としてのリアルな姿は、今まで見てきたどんなドラマよりも力強く、勢いを持って胸の内に飛び込んできた。点数は一応平均にしてあるだけで、本当は付けたくない。他の映像作品とは質の違うパワーを持っている。[映画館(邦画)] 7点(2012-04-16 22:15:15)

40.  ヤング≒アダルト 《ネタバレ》 うわ!面白い!アメリカ的偽善を映画丸ごとで睨み返している。ダレダレな生活を通して、場違い且つしおれかけの大輪の花メイビスの哀れさを浮き彫りにしている。でも、側に来れば煙たい存在なのは間違いないけれど、負け犬が彼女なのかへたくそ嫁さんバンドなのか、田舎で小さくやり過ごしている私には正直判断がつかないよ。シャーリーズ・セロンの「モンスター」以上の熱演と「あなたはここにいなさい。」のシーンの辛子たっぷりの味わいに痺れ、これまた見よう!と心に誓った映画だった。[映画館(字幕)] 8点(2012-04-13 22:06:55)(良:1票)

000.00%
140.66%
291.49%
3264.29%
4406.60%
58013.20%
69916.34%
716226.73%
813021.45%
9447.26%
10121.98%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS