みんなのシネマレビュー |
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21. 虹をつかむ男(1996) 山田洋次による渥美清へのオマージュ映画ということで、ちょっとコメントに困りますね。ただ、「男がつらいよ」のファンの一人としては満足のできるものでした。 7点(2004-06-28 09:45:42)《改行有》 22. 猟奇的な彼女 破天荒な彼女がとにかく素敵。びしびしビンタをしても観ていて全然不快にならない。むしろ微笑ましい。ボケ担当の彼氏が受け止めているからでしょう。いいカップルですねえ。彼女のキャラがユンソナとダブったんですけど、韓国の女性ってあんなに勝気なんでしょうかね。萌えます(笑)。散りばめられた伏線が後半に収束していく様が気持ちよかった。ただ、少し冗長な感が。後半をもうちょっとコンパクトにまとめてもらえると最高なんだけどなあ。7点(2004-05-28 02:18:17) 23. ブラウン・バニー 《ネタバレ》 茫洋と疾走するバイク。行くあてはないけど留まることはできない。悲しみに追いつかれてしまうから。若かりし頃、好きだった子に恋人ができたショックに耐えられず、思わず原チャリで家出してしまったことを思い出しました(笑)最後の謎解きで、それまで腑に落ちなかった点の全部が分かり、そういった意味で観終わった後に衝撃が来た。7点(2004-05-15 05:44:15) 24. イン・ディス・ワールド 《ネタバレ》 画が不明瞭で、状況を説明してくれる台詞もなく、とにかく得られる情報の少ない映画でした。だけどそういった手法でよかったと思います。リアルさを感じて。私たちが生きているのも、状況説明などはない、よくわからない世界ですからね。彼の場合はとにかくハングリー。最後のほう、靴も履かずに新天地へと駆け出します。俺も今いるこの世界(IN THIS WORLD)でがんばっちゃると思わされた映画でした。7点(2004-05-06 21:33:10) 25. ひかりのまち どこが「ひかりのまち」なんだよーと思い観ていました。「ひかり」はキラキラ輝いているように見えるけど、実際はその一つ一つは孤独なのかなと思いました。それがたまーに交わると、ちょっぴりその暖かみを増す、ごめんなさいあんまりうまく言えてませんね。人物を”映画的に”脚色することなく描いてるところが、逆に面白かったと思います。最後、救いになるシーンがいくつかありましたが、特に母親が子供に向かって父親を罵詈雑言するシーン。「あいつはほんとダメなのよ。あなたを愛しているけど、ダメなのよ。」あそこでジーンとしました。7点(2004-05-06 21:23:52) 26. アメリカン・グラフィティ たった一夜という小さな箱に、しっかりと個性だった四者四様の青春を詰め込んだ、まるで宝石箱のような映画。それぞれのキャラが活きているから、誰に気持ちを投じても楽しめる作品。多くの人に受け入れられる素晴らしい映画だと思います。個人的にはメガネ君に肩入れしちゃったかな。いい格好しようとして嘘ばっかりならべる彼(笑)すっげーわかるーよとニンマリ。そして、それを受け入れてくれる(聞き流しているだけ?)女の子がめちゅくちゃ魅力的でした。ただ、女性との接点が皆無であった高校時代を生きた私にとっては、とても複雑な観後感。青春なんてそんな素敵に描けるもんじゃねえやい。この宝石箱が輝きを増せば増すほど、私の青春時代が切なくなります。(苦笑)7点(2004-05-06 20:29:04)(良:1票) 27. 哀しみの街かど 《ネタバレ》 堕落し続ける二人。見る側に同情の余地を与えないほどの自業自得っぷりが徹底的に描かれていた。ラスト、出所し再開をはたした二人の顔にも、哀しいが希望は見えなかった。6点(2004-05-28 02:57:38)
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