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21.  何がジェーンに起ったか? 心理サスペンスの大傑作。ベティ・デイヴィスの凄まじい演技だけでなく、演出や撮影でも職人芸を堪能できる。原作があるようだが、ストーリー展開も見事でラストまで引っ張られる。40年前の作品だが、今見ても2時間強を充分に楽しめる極上のエンタテインメント。ただし1962年の映画としては、BGMの使い方が若干大仰で時代がかっているのが残念。7点(2004-02-15 03:10:01)(良:1票)

22.  戦場にかける橋 《ネタバレ》 自らの誇りをかけて作り上げたものを自ら壊すことになる。まさにラストのセリフ通り「madness」。それこそがまさに戦争の空しさ。しかし、実は似たようなことは我々の社会生活の中でしょっちゅう起こっている。仕事で必死で準備していた書類が、得意先の理不尽なひと言で破棄するハメになる。せっかく作った料理なのに、家族が外食で済ませてきたためにムダになる。自分ではどうすることもできない外部の力によって、自分の作り上げたものがただのゴミになってしまうようなことは、誰にでも一度や二度はある経験だろう。戦時下の捕虜という極限状態を描きながらも、そんな普遍性のあるドラマが展開されることが、多くの戦争映画と一線を画し、単なる娯楽モノや反戦モノに堕さなかったゆえんだろう。2時間40分がまったく長く感じない傑作。日本陸軍側の組織の不自然さや、国旗の使い方のヘンなところなど、日本人として細部が気になってしまうところだけが残念。7点(2004-02-14 14:44:12)

23.  鳥(1963) 《ネタバレ》 「息子の恋人に対する母親の嫉妬心が鳥の攻撃に象徴されている」という解釈をよく聞くが、それだけではなく、“鳥”とはヒッチコックにとって耐え難かった“負の女性性”とでも言うべきものの象徴ではないだろうか。一見かわいらしくても攻撃的で、群れて行動し、うるさく囀る。そして何を考えているか読み取れない鳥たち・・・。そんな“負の女性性”は、女優の上にも色濃く投影されている。ティッピ・ヘドレンは人形のようにかわいらしいが、実はかなりわがままで「感じワル~」な女。一方、息子を溺愛する母親(ジェシカ・タンディ)の表情や言動もかなり不気味。二人とも観客が全く感情移入できないキャラクターとして描かれていて、男から見ると、どうしても生理的嫌悪を感じてしまう。ブロンド美女の女優がお好みながら、女性性を嫌悪するヒッチコックの内面は、この作品で最もサディスティックな形で噴出したのではないだろうか。ガソリンスタンド爆発時に一瞬だけ挿入される、空から見下ろす鳥の視点の映像が印象的。7点(2004-02-01 16:13:58)(良:2票)

24.  キル・ビル Vol.1(日本版) タランティーノという名の新ジャンル映画誕生。まさに快作。どこかで観たようなシーンが続出するが、全体を通すとまったく観たこともない前代未聞、空前絶後の作品になっている。元ネタを知らなくても、笑えて、ツッコミがいがあって、ドキドキできる。この映画の話をする時に、知らず知らずのうちに頬が緩んでしまうってことは、かなり気に入っている証拠。制作費を存分にかけて好き勝手ができて商売になる、本当に幸せ者な監督だよ、タランティーノは。前世紀の傑作「パルプフィクション」や「ジャッキーブラウン」を期待せずに、この新世紀の問題作に立ち向かうべし。7点(2004-01-27 14:34:30)

25.  大脱走 文句なく楽しめる作品。であると同時に、史実をベースにしているがゆえか、単純な勧善懲悪に堕していないところが見事。痛快ではなく、哀感ある余韻がいい。英国では、テーマ曲がサッカー・イングランド代表のチャント(応援歌)の定番になっている理由も分かる。ドイツが敵で、男らしさが満載で、でもちょっと自虐的だからね。7点(2004-01-27 02:01:18)

26.  大学は出たけれど(1929) 確か元々は70分ほどの映画だったはずだが、現存しているのはこの12分のショートバージョンのみ。しかし、わずか12分で物語がしっかり完結しているのがスゴイ。枝葉を削ぎ落とした結果、図らずも俳句のような作品として成立している。戦前の小津作品はフィルムが存在しないもの多々あるから、残っているだけでもありがたいか。点数はやっぱり、右へ倣えと言うことで・・・6点(2004-03-13 18:42:29)

27.  白い刻印 僕は父のようになりたかった男だから、父と同じようにはなりたくないというニック・ノルティ演ずる中年男の気持ちは、なかなか自分のものにできない。けれど、この作品がもたらす独特な雰囲気に浸っていると、いつの間にかその気持ちを当然だと受け入れられるようになる。それはストーリー展開の力ではなく、メタファーに富んだ演出の力によるものだと思う。一面に雪が積もった世界は冷え切った親子関係のメタファーであり、歯痛による苦悩(Affliction)は男が感じている抑圧のメタファー。そして、その歯痛の原因である歯を自ら抜くことがまるで合図だったかのように、それまでゆっくりと進んでいた物語が、急速に破滅へと向かって転がりだす。確かに地味だし、あまり知られていない作品ではあるが、精神を病んでいく過程の陰鬱さが、独自の魅力にまで昇華された見事な一本。6点(2004-03-11 02:43:01)

28.  太陽に灼かれて 《ネタバレ》 緑美しいロシアの田園地帯の風景とは裏腹に、物語は徐々に重苦しさを増し、救いのないラストへと進んでいく。ミハルコフ監督自身が主演し、監督の実の末娘も現実と同じ娘役で出演しているが、まさに天才子役というべき素晴らしさ。その純真無垢で天使のような存在が、逆に二人の男の悲しさを際立たせている。ミーシャが、昔話の形を借りて過去を語るシーンと、最後に自殺するシーンに登場する小さな太陽は、秘密警察となった彼の心に残された真実や愛の象徴だろうか?哀しげなテーマ曲が耳について離れない傑作。やや叙情に流され気味なことと、前半が若干冗長なことが残念。6点(2004-03-02 00:47:27)(良:1票)

29.  駅馬車(1939) 《ネタバレ》 この作品、どうしても有名なジェロニモとのチェイスシーンの迫力に注目が集まってしまうが、そこに至るまでの、乗客乗員たちの間で繰り広げられる様々な葛藤こそが真髄。後に「12人の怒れる男」で完成される「密室での心理劇」の原型がここにある。もちろん、ドラマが起こる場面は馬車の中だったり、街の建物の中だったり、荒野だったりするが、基本的に乗客と乗員全員が同時に各場面を移動しているわけで、1つの密室と言える。その密室の中で、いくつもの対立と和解、恋愛、協力がストーリーを織り成していく。90分の中で、各キャラクターが抱える事情や、立場の背景までもしっかりと描いた、ムダのない、骨太なドラマ展開が素晴らしい。であればこそ、馬車が目的地に到着した後の話は、やはり蛇足に思えてくる。当時の娯楽としての映画の状況を考えれば仕方がないことかも知れないが、何もハッピーエンドが2回なくても、という気がして仕方がない。6点(2004-03-01 21:25:05)

30.  聖杯伝説 アーサー王の聖杯伝説を映画化した作品。と言っても「ロード・オブ・ザ・リング」とは大違いで、まるっきり書割りの舞台で繰り広げられる演劇で、映画のダイナミズムは皆無。おまけに俳優はセリフだけでなく、ト書きというか地の文を自分で喋るというぶっ飛びぶり。こりゃなんじゃ?と見ているうちに引き込まれて、なぜか目が離せなくなる。かなり面白い作品です。ロメールが実験的な映像作家であることを思い知らされる一本。 【おまけ】パーシヴァル役の主演俳優は Manchester United のガリー・ネヴィルにそっくり。6点(2004-02-17 01:12:40)

31.  罪と罰(1983) 長編デビュー作がこの小説の映画化とは、自信家なのか無謀なのか? しかし結果は見事に成功と言える。カウリスマキが好きだと言う小津の影響も随所に見られる。冒頭の食肉解体工場のシーンに物語全体を象徴するかのような息苦しさがあり、一気に作品世界に引きずり込まれる。舞台は現代のヘルシンキに移されているが、基本的なストーリーはドストエフスキーまんま。ただし、役者に喋らせない静かで独特な演出スタイルが、原作の小説に特有の過剰さや饒舌さと全く異なる味わいをもたらしている。この作品から「レニングラードカウボーイズ」までは一見遠いように見えるが、実はごく近いのかも知れない。6点(2004-01-30 01:36:01)

32.  ファム・ファタール(2002) 素晴らしい映像美、先の読めないストーリー展開、魅力的な役者たち、さすがデ・パルマ。ゴージャスでワクワクできて、娯楽としての映画のエッセンスが詰まってる作品。だったのだが、これだけ引っ張っておいてオチが・・・とは。伏線の緻密さはよーく分かるが、何とかならなかったものか。しかし、実によく作り込まれた作品であり、見て損はない。6点(2004-01-27 20:02:02)

33.  サイダーハウス・ルール 《ネタバレ》 確かにいい映画だとは思う。どのカットも丁寧に撮られているし、役者も見事にハマっている。アーヴィング自身が脚本を書いているだけあって、密度の濃い話が2時間で過不足なく描けている。しかし、原作は読んでいないが、もう少しアーヴィングらしさというか、ちょっとグロテスクでちょっとコミカルな演出があってもいいのではないか。単なるヒューマンドラマやラブストーリーに流され気味で、堕胎や近親相姦、戦争や徴兵などについて、扱われ方が中途半端な印象を受ける。ホーマーの成長物語という面でも、彼自身の内面の大きな変化が充分には感じられない。表面的には、堕胎手術を行うようになるということが変化なのだが、そこに至る内面の葛藤が共有できない。よくできていて素敵な映画だとは言えるが、やはり2時間ではこじんまりまとまりすぎてしまったのではないだろうか。5点(2004-03-14 12:37:18)

34.  泥棒成金 レポーターにグレース・ケリーを起用して、優雅な上流階級を描いたモナコやニースのプロモーションビデオ、まで言うと言い過ぎだが、そんな感じは否めない。サスペンスとは言えないが、ライトにミステリーのツボを押さえた作りで、充分楽しめるのは確か。 ヒッチコック自身、肩の力を抜いて撮った作品という気がする。粋な小品。5点(2004-02-01 17:57:00)

35.  マラソン マン 確かに、手が切られるシーンや歯医者の拷問シーンなどで伝わる「痛さ」は秀逸だし、ダスティン・ホフマンとローレンス・オリビエの演技は素晴らしいの一言に尽きる。しかし、ストーリー展開には疑問。端折りすぎなのか、ひねりが足りないのか、都合が良過ぎるのか、食い足りない感が否めない。「安全か?」の意味があれだけ、というのも肩透かし気味。テーマと演出が作り出すサスペンスの雰囲気が極上なだけに、少しもったいない気がした。5点(2004-02-01 17:22:43)

36.  カラマリ・ユニオン 《ネタバレ》 これはスゴイ。何がスゴイって、全然わけ分からん(笑) 見せたいシーンを積み重ねたら、シュールで笑えるロードムービーになった、カウリスマキの初期作品。といっても、理想郷を探しに旅立ったフランクたちが結局みんな死んでしまうというストーリーには、哀しみがにじみ出ている。カラマリってイカ墨のことらしいのだが、何かの比喩だろうか。考えすぎ?5点(2004-01-30 01:28:51)

37.  ペイチェック 消された記憶 パンフレットに載っていたジョン・ウーのインタビューより・・・「主人公のジェニングスはとてもシンプルな男。コンピュータエンジニアなんだから、スーパーヒーローにはしたくなかった。だからできるだけ暴力を少なくして、リアリスティックにやることを心がけたんだ。(中略)後半のオートバイのシーンなんかは、いかにもありそうな感じだろ?」・・・唖然&絶句、というより苦笑。冗談かと思ったが、彼にとっては本当にそうなのだろう。近年のアクション映画というのは、恐竜のように進化の袋小路に入ってしまい、アクションの演出のみが異常に肥大化してしまった。未来が見えてしまうことの意味を掘り下げることもなく、過去を忘れていることの不安も表面的にしか描かれず、あとはひたすらアクションアクション。SF&サスペンス映画だと思って見た自分が悪いのか? ジョン・ウー監督作品への覚悟が足りなかったのか? 取ってつけたようなラストにも何の余韻もなく、なんだかなぁという印象。何となく全体に安っぽいし、あくまでB級テイストを楽しむ映画か。4点(2004-03-15 23:35:50)

38.  愛する者よ、列車に乗れ いかにもフランス映画な感じだが、全体に散漫な印象。群像劇と言えば聞こえはいいが、収拾がついていないとも言える。死んだ画家の葬儀に参列するために、その画家の友人知人、家族親族が列車に乗って田舎町へ行くというのが前半。そこで彼らの様々な人間関係が断片的に示されるが、あくまで断片なので、詳しいことが把握できないまま物語は後半へ。田舎町での葬儀の後、もつれていた人間関係がいくつか修復されたり、決着がついたりする。こう書くと少しは面白そうだが、ストーリー展開には特に山場がなく、だらけてしまう。雰囲気は盛り上げるものの、雰囲気だけで2時間はもたない。死んだ画家の人となりも結局最後までよく分からないまま。とにかく、ゲイとおかまが主役級という時点でツライ。墓地の俯瞰のシーンは美しいけれど。4点(2004-02-09 00:28:28)(良:1票)

39.  テルマ&ルイーズ 《ネタバレ》 最悪のニューシネマごっこ。というかパロディー? リドリー・スコットは一体何を撮りたかったのやら。テルマとルイーズを初め、夫も恋人も強盗も刑事も、誰一人として共感できないキャラクターばかり。かといってリアリティがあるわけでもなく、みんな絵本の中の登場人物のよう。大体、全て夫のせいにして自立せず責任も取らず、ぬくぬくと生きてきただけの主婦が、ブラピと一回セックスするだけで、いきなり強盗ができて銃が撃てるようになるわけないだろうに。レイプ問題を取り上げるならば真っ向から描くべきだし、平凡な主婦が道を踏み外していくことが主題ならもっとリアルな人間像であるべき。演出も平凡で不必要な描写が多く、緊迫感も焦燥感もない。セリフはいちいち説明的で、音楽の使い方は俗っぽくて印象に残らない。取ってつけたようなカーチェイスは、配給会社からの要求か? いい作品になりうるテーマなだけに残念。スーザン・サランドンの演技だけは評価に値するが、トラウマ全開という分かりやすい役どころだから当たり前ではある。3点(2004-03-07 14:44:31)(良:2票)

40.  インデペンデンス・デイ 資本の力というのは、改めて凄いものがある。これほど薄っぺらな話が、とりあえずエンタテインメントとして成立してしまうのだから。予算が10分の1だったら、爆笑B級SFとして、ある意味映画史に残ったかも知れない。実際かなり笑えたし。娯楽作品とは言え、その時楽しめるだけでオッケーなのか?という自問自答の末、タイタニックと同点。3点(2004-02-01 19:42:09)

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