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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. 秋深き 《ネタバレ》 いい映画でした。「愛」の映画。言いたいことは、だいたい目隠シストさんが書いてくださっていました。競馬場で松に壷の事を「そんなパチモンで病気が治るわけ(ない)」と言われた寺ちゃんが、「治るかもしれないじゃないですか!」とは言わずに、「治ったらどうしますのん!」と言ったところでハッとしました。[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-12-11 14:11:24) 22. ハンサム★スーツ 《ネタバレ》 一見、寛子(北川景子)の「中身を見て」発言は、思い上がった女のわがままに見えるんだけど、よくよく考えてみると実はこれは「顔がどうこう」とか、そういう話ではなくて、「人を好きになること」あるいは「人と人とのコミュニケーション」における「不全感」の問題だから、普遍的な欲求であり悩みなんですね。 金を持っている人が「こいつ、金が目当てなんじゃね?」、親切な人が「こいつ、優しくされたいだけなんじゃね?」という疑いを持ってしまうのと同じこと。 「もとえ(大島美幸)の顔をしていても自分に惚れた」というのは、琢郎が自分の中身を見てくれたことの証拠には、実はなっていません。 この映画の一連の出来事は、寛子の不全感を(あくまで個人的に)解消するスイッチになったわけです。そのスイッチを入れることに成功したから、寛子は琢郎の胸に手放しで飛び込んでいけたのです。そう考えると、どんなカップルにも、似たようなことが思い当たるのではないでしょうか?[地上波(邦画)] 8点(2011-12-07 15:10:42)《改行有》 23. 大阪ハムレット いい映画ですね。「ここで泣かすぞ!」みたいなあざといシーンはまったくないのに、ボロ泣きでした。登場人物の一人ひとりがとっても魅力的。染みるなあ。みんなよかったけど、特に母親役の松坂慶子と次男役の森田直幸の芝居にはグッと来ました。[DVD(邦画)] 8点(2011-12-05 23:44:14) 24. 天然コケッコー 《ネタバレ》 いいです!!1回目の鑑賞では8点をつけましたが、2回見て、9点に変更しました。この質の高さは尋常じゃないです。人の心の動きを、丁寧に、繊細に描いていく、染みる映画です。田舎の風景の撮り方も美しい。無駄なシーンがまったくないし、本当にいい作品。それにしても何でこんなタイトルがついているんでしょう?タイトルでずいぶん損してるんじゃないかな。[DVD(邦画)] 9点(2011-12-05 01:10:30) 25. ニライカナイからの手紙 《ネタバレ》 映像がきれい。そしてちゃんと泣ける。蒼井優もうまい。でもテンポが悪いのと、演出がくどいのと、オチがかなり最初のほうで読めてしまうのが、残念。あと、本当の島民を使ったのか、「ど素人」みたいな人がたくさん出てたのだけど、そこが逆に芝居くさく感じた。芝居が出来ない人に「芝居」させちゃだめでしょ![CS・衛星(邦画)] 6点(2011-12-04 00:11:51) 26. 歓喜の歌 予想外に、すごく面白かったです。細かいギャグのセンスが抜群なのですが「落語的」なものではないので、ここらへんは原作とはまったく違うんだろうなと思いました。何気ない台詞や行動がいちいちおかしくて、笑いっぱなし。そして泣ける。惜しむらくは、「いい人」ばかりの登場人物の中で唯一カウンター役として登場した田中哲司のキャラが薄っぺらかったこと。むしろ彼を丁寧に描けば、さらに厚みのある映画になっていたでしょう。[CS・衛星(邦画)] 8点(2011-12-04 00:01:27) 27. テケテケ 《ネタバレ》 ストーリーはなんてことないんだけど、大島優子がうまくてビックリ!彼女の芝居で引っ張ってますね。ちゃんと人間ドラマとして成立してるし、最後の1年後のシーンもすごく気に入りました。自分的には、「テケテケなんて本当はいない」という可能性を示唆するようなラストだったら、もっとよかったです。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-11-29 22:45:23) 28. 空気人形 日本版「ブレードランナー」といったコンセプトですが、テイストはこっちのほうが好みです。テーマにも、より深く突っ込んだ感じ。いかにも日本的な純文学クサさはあるものの、単なる「お芸術映画」になっていないのは、主演のペ・ドゥナが時折見せる本当にうれしそうな笑顔が、心をくすぐるからでしょう。美しい映像、音楽、そして映画全編に流れるゆったりとしたテンポが非常に心地よく、それでいて緊張感もある、不思議な2時間。「涙が流れる一歩手前」の感覚がずっと持続して、胸がしめつけられました。[DVD(邦画)] 8点(2011-11-23 23:58:08) 29. 青い車 ARATA演じるリチオのキャラが、超ムカつく。なんだ、この甘ったれ人間! 身勝手で未成熟な、人間のくず!!! そんな人間のくずが、麻生久美子や宮崎あおいみたいなカワイ子ちゃんたちにモテモテだというところが、僕らが生きている現実とそっくりで、嫌になるほどリアル。普段は映画に「リアル」を求める僕だけど、それは「自分の現実」を忘れて、映画の中の「リアル」に逃げ込みたいからなんだろうなあ。こんな、現実そのまんまの映画を見せられても、嫌な気持ちになるだけ。それにしても、リチオ、ムカつく!![DVD(邦画)] 5点(2011-10-31 16:47:45)(良:1票) 30. 百万円と苦虫女 《ネタバレ》 よかったー!これはいい映画ですね。鈴子の昔の同級生のシーンが残念だったけど(あとで弟との絡みで生きてくるシーンだっただけに残念)、それ以外はとっても丁寧で、じわじわ泣けてくる、すばらしい作品でした。主人公が魅力的というより、自分の姿を主人公に重ねて見てしまう映画でした。「わかるなー」って。蒼井優は、うまいですね。佐々木すみ江(桃農家のおばあちゃん)の芝居もすごくよくて、印象に残りました。ラストシーンは、追いついて分かり合えちゃう展開だったらやだなーと思っていたので、終わり方もとっても気に入りました。そう!ラストシーンはこうでなくっちゃね![DVD(邦画)] 8点(2011-10-28 14:29:29)(良:1票) 31. フライトプラン 《ネタバレ》 おもしろかったです。物語進行もテンポがいいし、前半の「何?どういうこと」のあたりはもちろん、真相が分かった後でも引き続きドキドキさせてくれて、サスペンス感はバッチリ。人物もちゃんと描けていて、馬鹿馬鹿しさはありません。ただ、犯人があれだけ大掛かりな仕掛けをしているわりに、計画がずさんで行き当たりばったりなのがすごいですね。そもそもあの親子が眠らなかったらどうするつもりだったんでしょう?あそこまで犯人の思惑通りうまく行ったのも偶然の賜物。そんな計画立てるわけないなーっていうことで、ストーリー的なリアリティはありません。あと、他の方も書いていますが、アラブ人に謝らないのがひどいなあ。あれは後味悪いです。[DVD(字幕)] 7点(2011-10-27 01:20:21) 32. うた魂♪ 《ネタバレ》 すっごく感動しました。「フラガール」みたいな安い映画なのかと思って、しばらく敬遠していたのですが、今回見て、本当によかったです!出だしではコテコテのコメディと思わせておいて、なんという感動!!中盤からラストまで泣きっぱなしでした。映画を観てこんなに泣いたのはめずらしいです。[DVD(邦画)] 9点(2011-10-21 16:53:57)(良:1票) 33. いぬのえいが 《ネタバレ》 面白かったです。オムニバスという形式をうまく使っていたと思います。「バウリンガル」のくだりはつまらなかったですけど・・。ラストのほうは号泣できるし、展開にテンポがあるので飽きないところもいいと思いました。[DVD(邦画)] 7点(2011-10-21 01:10:23) 34. のんちゃんのり弁 《ネタバレ》 よかったです!主役の小西さんをはじめとして、ダメ亭主の岡田さん、初恋相手の村上さん、子役の子、などなど、全ての登場人物が「生きて」いましたが、その中でも岸辺一徳さん!!彼の登場シーンから、映画の質がグッと上がった気がします。後半に向けて、感動が雪だるま式に大きくなっていく映画。いわゆる「尻つぼみ」の逆です。前半でイマイチかな、と思った人も、最後まで見るのをオススメします。ラストシーンも大好き![DVD(邦画)] 8点(2011-10-19 00:37:41) 35. となり町戦争 《ネタバレ》 「戦争」とはどういうものなのか、ということを、恐ろしいほどのリアリティを持って描いた傑作です。今まで見たどんな戦争映画よりも胸に突き刺さってきました。江口洋介の芝居のうまさも手伝って、息苦しくなるほど「ホンモノの戦争」を体験させられます。あえて「となり町との戦争」という設定にすることで、戦争の本質が浮き彫りになる「構造」は、見事の一言。ちょっと反戦色が強すぎるところと、ラストあたりがメロドラマ過ぎるところがマイナス点ですが、こんな傑作映画がそれほど評判になっていないのは、タイトルのせいでしょうか?それとも平和ボケしすぎた日本人の国民性のせい??[DVD(邦画)] 9点(2011-10-18 07:37:29) 36. 問題のない私たち 《ネタバレ》 すごい・・・。これ、すごい映画です・・。「いじめ」を題材にした映画やドラマは数多く見てきたけど、もっとも深く切り込んだ作品なんじゃないかと思います。展開にやや強引なところはありますが、込められたメッセージは本当に深遠で、「泣かすシーン」なんかないのに、涙が止まりません。前半と後半をキッチリ区切った構成によって、効果的にテーマを表現することに成功しています。この映画の一番の肝は、ラスト近くで主人公が気づくこと。それは、そもそも「いじめ」とは何か、ということ。生徒同士のいじめの話だけでは絶対に表現し得なかった「いじめの真実」です。奇しくも、この映画に出演している沢尻エリカが、その後日本中からイジメのターゲットにされてしまうというのもなんだか妙縁ですね。[DVD(邦画)] 9点(2011-10-15 23:11:52)(良:1票) 37. きみにしか聞こえない 《ネタバレ》 プロットはいいんですけどねえ。惜しい映画です。工夫すれば、もっと面白く出来たと思います。小出恵介はとてもうまかったです。テープのセリフを手話で何度も教えてもらうシーンは、ちょっと泣けました。[DVD(邦画)] 7点(2011-10-15 00:06:36) 38. ブラックキス 《ネタバレ》 こういうの受け付けないですね。オシャレともかっこいいとも新しいとも思わなかったです。むかーし、手塚監督の撮ったショートムービーには面白いものもあったんだけどなあ。[CS・衛星(邦画)] 2点(2011-10-04 00:54:20) 39. ひぐらしのなく頃に 《ネタバレ》 学芸会以下。役者の芝居もだけど、絵のとり方やストーリーの進行も下手すぎ。この監督は「うめく排水管」以外は全然ダメだなあ。基本0点の出来なんだけど、エンドロールで主人公のメモを一枚づつ見せる演出だけは気に入ったので、その分の1点。[CS・衛星(邦画)] 1点(2011-10-04 00:53:56) 40. リング0 バースデイ 《ネタバレ》 メッチャクチャ。最初のほうだけはワクワクさせるものがありましたが、ストーリーはグダグダもいいところです。仲間由紀恵もまだ下手ですねえ。[CS・衛星(邦画)] 2点(2011-10-04 00:53:41)
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