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プロフィール |
コメント数 |
24 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
評価を気にしてレビューしている訳ではありませんが、《良》や《笑》に一票入ると、小躍りしたくなるほど嬉しくなってしまいます。あぁ、なんて小市民・・・。
元々人の映画評を見る(聞く)のが好きだったので、ココは本当に楽しく見させて貰ってます。 |
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21. 世界の中心で、愛をさけぶ
《ネタバレ》 前半の透明感のある、みずみずしい画面作りは素直に良いと感じれたんですが・・・。悲しみを表現したり伝えたい時、大仰にしてしまうとむしろ嘘くさくなったり陳腐になる場合が多いのですが、残念ながらこの映画はその悪いパターンに嵌り込んでいる様に思えます。無菌室の中で段々と弱っていく彼女を励ましながら、何もしてやれることがない無力な自分を責めるという展開で淡々と描いたほうが僕的には好みかなぁ。どちらにしてもベタ過ぎて微妙には違いないですが・・・。良かった点では(若い方の)主演の2人はいいですね。演技が自然で少し感心しました。後、Somedayの使い方は上手かった。ちょっとグッときてしまいました。う~ん、「爽やかでほんの少し切ない高校生2人」の話にした方がよかったんじゃないかなぁ(それだと、この原作である必要は無いか)。[映画館(邦画)] 4点(2006-07-29 10:48:18)
22. 機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者
《ネタバレ》 これはもう欠点だらけの作品です。スタッフより色々と理由付けされていますが、恐らくは制作費の問題からくる“20年前のTVの絵”を大量に使って生み出されたこの作品は、2005年のアニメーション映画として公開するのは恥かしいレベルの完成度とまで個人的には思っています。
1話30分のTV版14話を1時間半にまとめるのも初めから無理な話で、もはや一本の映画としての態を成していません。
但し、この映画を見に行こうと考える人は100%、「ガンダム」に興味を持っている人であり、又その大部分の人が映画を観る前から話の大筋が分かっているという特殊な映画で、“観客置き去り”の様な荒技な編集でも実は映画としての致命傷になっていないのが不思議なところ。
そんな細かい荒探し(ちっとも細かくは無いけど)を気にするより、本家「機動戦士ガンダム」の公開時の熱風を浴びた事のある世代にとって、あの当時の輝いたまま登場してくれるシャアやアムロ、カイやハヤト達には妙な満足感すら覚えます。
TV版から大きくストーリーが変わっている訳ではないと思いますが、無駄な部分を削ぎ落としたことで、ブレがなくなったからかもしれません。
そして特筆すべきは新作部分で固められたこの映画のラストまでの20分少々。“17m超の鉄の塊”が生み出すアクションは演出、音楽、台詞回し、演技(声)、映像(作画)とどれをとっても満足のいく物で、最後のアムロの「シャア!」という叫びには意味も無く震えてしまいます。(僕らの年代はガンダムには弱いんだ)
ただ、こんなにも「一般人お断り」な映画は、どう考えても評価しづらいので、4点としましたが、個人的な満足度としては10点-1点の9点をあげてしまうかも。
-1点の部分は本気で映画を作ろうとしなかった(と思われても仕方が無い)製作会社の気概の無さに対してです。[映画館(字幕)] 4点(2005-10-29 12:11:13)《改行有》
23. パズラー<TVM>
《ネタバレ》 だーまーさーれーたー(苦笑)
「SAW」のようなパッケに興味をそそるキャッチコピーと、期待に胸を膨らませレンタルしてきましたが・・・。
「なんじゃこれ、画面がフルじゃないぞ」「ありゃ、5.1chじゃないのか」といきなり軽いジャブを食らい、ミョ~に明るいオープニング曲で心に暗雲が立ち込め始め、分りやすいキャラ立ちの若人5人に山奥の使われていない山荘とくれば「チェーンソーを持ったマスク男が出てきそう」等と軽口の一つも呟きながら物語を進めてみると、出てきましたよ、死体が3体!
・・・ハイ、振り返ってみればココが一番の山場でした。
その後は、ご都合主義の展開にとってつけた様な兄弟愛と、こちらの気分は低下する一方。
おそらく緻密に一つ一つのピース(事実)を繋ぎ合わせていくサスペンスをイメージして【パズラー】という題になったのでしょうが、序盤の死体3人の謎解きと宝石の場所当てを『あっさり』と解いてしまうと、どう多く見積もっても4ピース程しかないパズルは早々と完成してしまい、しかも完成したパズル(?)は伏線どころか最後までほったらかしと言うのはコラもう詐欺に近いです。
それでも最後まで見続けたのは、ヒロインである姉さんが非常に「好みだったから」という大きな声では言えない様な理由から。
「こうなったら、おねーチャンでも脱がへんかな」いう淡く邪でヤケクソな願いは最後まで叶えられる事はなく、残念ながらこの映画は何一つ僕の期待には応えてはくれませんでした。
[DVD(字幕)] 3点(2008-07-20 19:19:34)《改行有》
24. 機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛
《ネタバレ》 Ⅲ部を観た。何とも言えない虚脱感と大きな失望感。新旧画のギャップや、詰め込みすぎによる駆け足感がⅢ部でも解消はされていなかった。
否、そんな事は始めから分かっていた事だ。
問題なのはⅢ部まで観終わって「結局、“新訳”とは何だったのか?」という問い掛けが頭に残ってしまった事。
“ラストをハッピーエンドに”。それ自体に文句は無い。だが大筋で精神崩壊するTVとほぼ同じ流れで進めておいて、ラストだけポンと2人の抱擁を見せられても正直戸惑うだけだ。
大体“ハッピーエンド”と言うがカミーユ達の数多くの仲間が戦死し、新しいリーダー格のシャアは行方不明。ティターンズは壊滅したが、アクシズは戦力を有したままである。そんな中に今まで大して観客が魅力を感じるようなエピソードを折り込んできていなかったカミーユとファの物語の結末に一体どれほどの価値があるというのか。
私はTV版Zは決して好きな作品では無いが、これならTV版のラストの方が明らかに作品として上だと思う。賛否は別にして少なくとも“やりたかった事”だけは明確だからだ。
旧画を使う事が前提であった為、大きな改変が難しかったのだろうが中途半端にラスト等を変更した結果一つの作品として破綻をきたしている部分が多すぎる。これでは何の為の新訳か分からない。
又、ガンダム作品の人気の一面にはMSの魅力という物があるだろうが、そういった意味でも個人的にⅢ部は物足りなかった。
今回の完結編に至っても旧画の割合が半分程度占め、とてもではないが現代に劇場でお金を払ってみる代物ではない。評判の良い新画部分にしてもⅡ部と同様MSの動きにメリハリや重量感が無く「綺麗な絵がよく動いているなぁ」ぐらいで終わってしまい、Ⅰ部の時に感じた圧倒的な迫力は最後まで感じられなかった。
作ってしまった物はもはややり直す事も出来ない。上手くすれば名作に成り得たかもしれない物を、と今は非常に残念な想いで一杯だ。[映画館(字幕)] 2点(2006-03-07 23:16:11)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》
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