みんなのシネマレビュー |
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22. スチームバス 女たちの夢 《ネタバレ》 シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞。 さすが蓮實重彦推薦作品となると特別料金だし、ほぼ満席だ。 この映画館は貴重な作品、痒いところに手の届く作品選んで上映してくれる。 さて、内容。 サウナ内で行われる裸同士のババアたちによる歯に衣着せぬ会話の数々。 ババアたちの裸がいけすかない。 基本は女性も男性と一緒に仲良く暮らしたい、そう願っている。 それが分かっただけでも良かったのかな。[映画館(字幕)] 5点(2025-06-30 07:02:14)《改行有》 23. リヴァース・アングル ニューヨークからの手紙 《ネタバレ》 この作品を見て、真っ先にヴェンダースの『東京画』を思い起こした。 ニューヨークの地下鉄が素敵に撮られている。 そして俗なるものは批判的にカメラに収まっている。 コッポラとは意見が合わなかったらしい。 本作ではアメリカ批判、テレビ批判が容赦ない。 わたしもその二つは両方とも嫌いなので、なんだかヴェンダースと価値観が一致した気分だ。[インターネット(字幕)] 7点(2025-06-29 17:54:37)《改行有》 24. セイム・プレイヤー・シューツ・アゲイン 《ネタバレ》 コートを着た男が銃を抱え、よろめきながら歩くシーンが延々と10分続く。 当時、こういった変化のない映像を延々と流す映画は「ミニマル映画」と呼ばれ、それなりの本数作られていたらしい。 こんな映画の似たようなものが何本も作られていたかと思うとゾッとするね。 そもそもこんなのは映画ではないよ。[インターネット(字幕)] 0点(2025-06-28 23:21:34)《改行有》 25. 突撃!博多愚連隊 《ネタバレ》 博多の不良たちの破滅を描いていて、ストーリー的にはそこまで問題はないのだが、不良同士の会話が聞き取れないのは非常に厳しい。 博多弁だから聞き取れないというよりも録音が悪い感じ。 まるで不良たちの会話をかき消すように、石井聰亙監督お得意の爆音BGMは炸裂しまくってたけどね。[DVD(邦画)] 3点(2025-06-28 21:03:04)《改行有》 26. 夜までドライブ 《ネタバレ》 そこそこ面白いストーリーなのだけれど、アイダ・ルピノをキチガイ設定にして話を終わらせるのは安易かな。 疑問なのが、ジョージ・ラフトはアイダ・ルピノと肉体関係はあったのか、ないのか。 そこがはっきりとは分からなかったので、なんだかすっきりしない。 肉体関係があったのなら人妻に手を出したくせにアン・シェリダンと結婚しようとしたジョージ・ラフトの方が悪いし、肉体関係がなかったのなら勝手に好きになったアイダ・ルピノの方が悪い。 肉体関係の有無でアイダ・ルピノとジョージ・ラフトのどちらが悪いか左右される話だけに、肉体関係の有無をはっきりと描いていないのはよろしくない。 それにつけても、バーのカウンターでクールに客をあしらうアン・シェリダンがとても魅力的だった。 見た目だけでなく、そのキャラも魅力的。 ハンフリー・ボガートがまだ端役におさまっているのが時代を感じさせる。 調べると、翌年の『ハイ・シエラ』でブレイクした模様。 まだこの当時は大物ではなかったようだ。[インターネット(字幕)] 5点(2025-06-28 17:55:41)《改行有》 27. 黄金時代(2014) 《ネタバレ》 アン・ホイという監督は凡庸な監督に違いない。 中国の現代劇映画は長くて退屈だと思わせてしまう危険性のあるA級戦犯的な作品だった。 特に狂言回し的な語り部がいちいち登場して物語を説明する構成がよろしくない。 これのせいで物語に没頭できない。 臨終にいたるシーンを長々と悲壮感たっぷりに描くのも感心しない、見ていて気分が暗くなる。[インターネット(字幕)] 1点(2025-06-27 19:47:40)《改行有》 28. サンライズ(2024) 《ネタバレ》 たとえそれがアマチュア作品であったとしても映像が汚いのは嫌い。 話も特に面白くない。 出てくる野郎がなんかムカつく。 かわいいコも出ていない。 良いところなしだが、不快な描写はないので1点や0点はつけない。 まあ、しゃーない、かたっぱしからマイナーな日本映画を見ていたら、時にはそんなのもある。[インターネット(邦画)] 2点(2025-06-25 19:43:39)《改行有》 29. 喜劇 駅前開運 《ネタバレ》 終盤の森繁久彌と野川由美子のほろりとさせられるやり取りは良かったものの、ギャグも含め全体的にあまり面白くない。 商店街がデパートの駅前進出を恐れ、一致団結する様子が窺えるが、今やそのデパートさえも時代遅れ感が出てきたくらいである。 さすがに今見ると、遠い昔の世界を描いた古臭い映画、そんな風に感じてしまう。 (追記) 佐藤友美のシャワーシーンがたまらん!巻き戻して二度と見たことを白状します。[インターネット(邦画)] 5点(2025-06-25 09:07:44)《改行有》 30. まともじゃないのは君も一緒 《ネタバレ》 二人の息が合っていないようで実は合っているかもしれない不思議な関係に心温まる、喧嘩してる夫婦漫才みたい。 泉里香って人はお上品で素敵、だけど現実的な人で汚いずるいこともできちゃう人。 小泉孝太郎はまさにハマり役、見た目と肩書き立派だけど裏ではイヤらしいことをしている人。 これはキャスティングがとても素晴らしいね。 話も軽快で心がほぐれて軽くなった。[インターネット(邦画)] 7点(2025-06-23 22:36:58)《改行有》 31. マーガレット 《ネタバレ》 2時間半も見させられたが、そもそも娘が嘘の証言をしなければ良かっただけの話だよね。 そんな話を2時間半もかけて描く必要がない。 あと、口喧嘩や罵り合いばかりで気分が悪くなる。 外見的に魅力的な女性が一人も出てこないというおまけ付きで、どこに魅力を見出して良いか分からない映画。[インターネット(字幕)] 1点(2025-06-22 21:55:33)《改行有》 32. 遥かなる戦場 《ネタバレ》 まったく自分には合わなかった。 英国映画は自分には合わないというのが確信に変わった。 特に前半が厳しい。 英国紳士だ、高官だ、とにかく気に障る。 劇中、敵国となっていたロシアの方が、よっぽどすごい映画作るよ。[DVD(字幕)] 1点(2025-06-21 20:44:33)《改行有》 33. あんのこと 《ネタバレ》 河合優実が孤軍奮闘、それ以外のキャストがすべてダメ。 俳優たちの演技がダメというより、俳優の個性が役柄に合ってない。 この監督は俳優選びが下手くそなんじゃ。 (少なくとも河井青葉に毒親役は合わない) 度重なる不幸なエピソードも特別感はなく、どこかで見聞きしたようなイベントの数々、まったく新鮮味も驚きも感じない。 主演が河合優実でなかったら、単なる駄作になっていただろう。[インターネット(邦画)] 5点(2025-06-20 22:39:21)《改行有》 34. ポルト 《ネタバレ》 冒頭のシーンでなんだかジム・ジャームッシュっぽい雰囲気のする映画だなぁと思っていたら、オープニングクレジットに「エグゼクティブプロデューサー ジム・ジャームッシュ」と出てきて色んな意味で驚いた。 前半はカフェで男女が出会い、会話するといった上品でピュアな趣きだったのに、後半はひたすら愛の交わりばかりで裏切られた気分。 後半では、ジム・ジャームッシュっぽさがなりを潜めてしまった。[インターネット(字幕)] 5点(2025-06-19 19:35:32)《改行有》 35. ワンダラー 《ネタバレ》 大して旅はしてないのに、まるでロードムービーみたいな味わいの不思議な作品。 彼女は彼氏が何でも自分が正しいと主張し決めてしまうのが日頃から不満らしい。 だけどもし彼氏が何も決めてくれないタイプなら、それはそれで彼女をリードしてくれないとか不満を漏らすんだろうな。 要するに無いものねだりの子守唄なんだよ。 前半はロードムービーっぽさを漂わせながら、最終的には痴話喧嘩という終わり方。 斬新ではあるけれども尻切れトンボ感も否めない。[インターネット(邦画)] 6点(2025-06-19 17:41:33)《改行有》 36. 夢みるカフェ 《ネタバレ》 カフェに人が集まり過ぎだし、それぞれの客がいちいち特徴あり過ぎるし、とにかくリアリティのかけらもない。 短時間でいかに特徴のあるキャラたちに面白いことをやらせるか、ただそれだけにこだわったコメディで、自分の好みとは程遠いものだった。[インターネット(邦画)] 2点(2025-06-19 13:30:57)《改行有》 37. 必死の逃亡者 《ネタバレ》 展開がまどろっこしいし、犯人は変なところで詰めが甘いので少しストレスがたまった。 最後、父親が恨みをこめてボギーを射殺したなら意外な顛末で面白かったのに。[DVD(字幕)] 4点(2025-06-19 11:40:34)《改行有》 38. 風(1928) 《ネタバレ》 どいつもこいつも寄ってたかってリリアン・ギッシュにキスをし過ぎだ。 確かにかわいいから仕方ないけどさ… 風をそこまで怖がる理由が分からない。 非常に退屈だった。 リリアン・ギッシュのかわいらしさと細さに加点。[インターネット(字幕)] 2点(2025-06-18 21:20:30)《改行有》 39. 十九歳の地図 《ネタバレ》 ロケーションがとにかく素敵。 やたらに古びたアパート群。 1970年代当時であれだけ古いとなると、建てられたのは戦前か? いずれにせよ、現在では絶対に見ることのできない建物だ。 これらの建物やバラック街を舞台に撮影されているだけでも、ものすごい価値がある。 本間優二も新人らしからぬ存在感。 『狂った果実』でもそうだったけど、この人存在自体が青春の鬱屈そのものなんだよな。 社会の底辺でうごめき、何かをやらかしそうな危うさを存分に放っている。 最後、主人公が具体的にどうなるかの顛末を明確に描いてはいないが、そこに至るまでの過程、例えば新聞屋の様子とかが丁寧に描かれていてわたしは好き。 毎回階段ですれ違うジョギング野郎とか、立ち小便をするキチガイババアとかの描写も面白い。 汚いアパートで暮らし、階段でけつまづいて牛乳瓶を割ってこぼすマリアおばさんも強烈な個性。 (追記) かの有名な尾崎豊の「十七歳の地図」という曲は、本作の原作である中上健次の小説「十九歳の地図」からインスパイアされて生まれたらしい。[インターネット(邦画)] 8点(2025-06-18 08:13:49)《改行有》 40. ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR 《ネタバレ》 これはおそらく構成が悪い。 インタビュー形式ではなく、ただブラックエンペラーの横で彼らの会話ややり取りを撮影しているだけ。 これだと単なる子ども同士の戯れを見せられているだけだ、ガキの会話に興味はわかない。[インターネット(邦画)] 4点(2025-06-16 20:47:48)《改行有》
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