みんなのシネマレビュー |
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21. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 前の三作より「広げた風呂敷がデカい」。もうまとめられないほどデカい。破天荒というか荒唐無稽というか…デタラメとかトンチンカンとかのほうが言葉が近いかな(笑)。観ている間にずいぶんな回数失笑してしまいました。でもね、それがこの映画の良さです。小粒なSFより、爆発したデタラメ話のほうがおもしろいに決まっています。個人的には非常に好感をもって最後まで観られた映画でした。 ハリソン・フォードはいまだにセクシー。それもすごい。[映画館(字幕)] 8点(2009-01-18 23:33:11)《改行有》 22. ノーカントリー 最後まで飽きない、ぎっしり詰まった造り。この重ったるさが好き嫌い分かれるだろうけど、ストーリーの重さに負けないハビエル・バルデムの重量級の存在感を観るだけでも一見の価値ありです。重さの割には読後感がすっきりなのもまたよし。[映画館(字幕)] 8点(2009-01-18 23:18:07) 23. ハッピーフライト(2008) 《ネタバレ》 「テレビっぽい」。が、それがダメかっていうとそんなことないです。軽薄な感じがこの映画の醍醐味かと。テンポがよく、少しハラハラもして、笑いもいっぱい。主役らしい人を決めない群像劇って日本ではあまり思い出せないけれど、この映画はまさにそれ。視点がくるくる変わるので見ていて飽きません。 内容的に気に入ったのは、トラブルの原因が、勘違いしたプロ市民団体ってとこかな(笑)。リアリティばっちりで、すごくあり得そう。[映画館(邦画)] 8点(2008-12-16 12:15:12)《改行有》 24. おろち みどころは主演女優2人の本気の殴り合い。いやあ、爆笑しました。[映画館(邦画)] 8点(2008-11-03 23:40:18) 25. ナイト&デイ 《ネタバレ》 これはアメリカの伝統芸能といえる「ラブ・コメディ」のひとつ。見ていて飽きさせない伝統の力が一瞬一瞬に生きています。薬飲ませて意識不明にして強引に場面転換ってのはちょっと強引すぎるかもしれませんが、まあそれも、この映画のテンポを守っているし、笑いのひとつになっているのでよしとしましょう。主役の二人もラブ・コメディとしては最良の芝居をしています。さすがに寄る年波には勝てずセクシーさは薄れてますが…で、マイナス3点の理由は、「なんだか全体的に安い」感じ。ビッグネームが出てるのにどうもB級の香りがするのよね。演出が軽すぎるのかな。そこが少々残念。あと200円ぐらい高くていいと思う。[映画館(字幕)] 7点(2010-10-27 11:18:49) 26. 魔法使いの弟子 《ネタバレ》 ディズニー、久々の快作。ちとテンポがよろしくない部分があるのと、主役の男の子の性的魅力が圧倒的に足りないのはアレですが、シンプルなストーリーとわかりやすい映像表現は肩の力を抜いて見られます。ニコラス・ケイジとアレフレッド・モリーナがまたまたわっかりやすい芝居をしてくれていてちょっと笑っちゃうほどイイ。それと、ニューヨークという街を上手に使って話が進んでいくのも面白い。避暑にはもってこいの一本です。(エンドロール終わってからもなんかあるらしいです。ぼくは知らずに映画館出てきちゃいました…)[映画館(字幕)] 7点(2010-08-16 12:03:01)(良:1票) 27. ザ・ウォーカー 《ネタバレ》 信仰は「本」という物理にあるのでなく「心」にある…という趣旨はぶっちゃけありがちだし驚きはしない。が、保守思想から攻撃的になりがちな現代アメリカ人にとっては心で信仰することのリマインドにはなったのじゃないかしら。ストーリーに起伏は少ないけれど、ドラマの道筋が一本道で、集中を途切れさせる要素がない分、素直に見られるのがマル。この映画、なんとなく「座頭市」をリスペクトしているような気がするのはぼくだけかな?[映画館(字幕)] 7点(2010-06-21 15:28:34)(良:1票) 28. 地獄(1979) 《ネタバレ》 本当の地獄は人間のいるこの世…とかいう寓話的なお話かと思いきや、「マジ地獄」なのでちょっと驚きました。登場人物は全員罪人で誰一人感情移入できない(させようとしていない)あたりのメーターの振り切り方が、今の日本ではなかなかできないでしょうねえ。原田美枝子の淫乱っぷりはなかなか面白いが、これまた今の日本ではウーマンリブとかに怒られそうな感じ。80年代に入る直前の、日本映画のあだ花としてご覧いただくのがよろしいかと思います。個人的には非常に気に入った一本。[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-04-14 00:58:01) 29. 時をかける少女(2010) 《ネタバレ》 「時かけ映画祭」(原田知世版、アニメ版、仲里依沙版の連続上映)で見てきました。 前の2本に比べてもデキは悪くないと思うけれど、最近の「泣かせようと躍起になってる日本映画」の血脈を受け継いでるなあ、という印象。泣きの視点がちょっと子供っぽい。大人が共感する心に響く切なさがこれまでの時かけに比べると少なめだなあと感じました。それがいいか悪いかは好みの問題だけどね。仲里依沙はいい女優だと思う。芝居に緩急があるし、感情表現に無理がない。なによりスクリーンを支配する華もありました。今後に期待。[試写会(邦画)] 7点(2010-03-01 11:32:31)《改行有》 30. 抱擁のかけら みんな見てないのかな? さすがアルモドバル!「こっくり甘辛煮」といった映像とストーリー展開。わかりやすさはないけれど、登場人物の心の動きが手に取るように感じられ、どっぷりとつくられた世界に浸ってしまう。ただし、この監督の旧作のような(例えば「オールアバウトマイマザー」)キレのある、スパッスパッといった展開がないのが退屈に感じる人もいるかも。[映画館(字幕)] 7点(2010-02-25 11:33:45) 31. 20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗 《ネタバレ》 前作でも書きましたが「新春かくし芸大会」の域を脱していないのは今作も同じ。ただ、あれだけとっちらかった原作をよくまとめたなあ、と。煙に巻かれた印象はなく、観客にストーリーを理解させることにしっかり気を配っています。原作より読後感がほんのちょっとさわやかなのもまたよし。よって脚本のみに7点献上。しかしアレだね、役者全員が「ちょっといい芝居をしてやろう」という意志がゼロなのはいかがなもんだろう。全員が全員、台本どおりやってギャラもらってさっさと帰りたい、と顔に書いてあるみたい。呆れちゃう。[映画館(邦画)] 7点(2009-11-04 17:22:53) 32. 南極料理人 南極の、どこまでいっても雪雪雪…という摩訶不思議な閉塞感がよくでてる。その閉塞感のなかで事件らしい事件が何も起こらない、というなんともまったりした映画。そのまったりが実に楽しい。登場人物のひとりひとりがとても愛おしく感じました。一年という時間の長さを表現するために、たぶん意図的に演出を間が抜けているようにしているんだと思うけど、最後のほうになるとその間にも少々飽き飽きしてくるわけですが…気が短い人はやめておいたほうがいいかも。いわゆるスピード感とかいうシロモノとは無縁の映画です。食い物がやたらうまそうなのは◎。[映画館(邦画)] 7点(2009-09-28 23:32:44)(良:1票) 33. ホノカアボーイ 恥ずかしい台詞が満載で観てる方が赤面しちゃう場面も多々あるんですが…ハワイの空気感、光の具合、そしてなんといっても倍賞千恵子が造形した(元はあるとしても)キャラクターの魅力にやられてしまいました。DVDを買うほどじゃないけど、テレビでたまたま見かけたりしたらもう一度見ちゃいそうな、そんな可愛らしい魅力にあふれた映画です。[映画館(邦画)] 7点(2009-05-04 01:07:02) 34. フロスト×ニクソン シブい。実にシブい。タイトルそのまんま、2人のセリフの対決を楽しむ映画。2人の俳優としての、人間としての魅力をたっぷり味わう映画でもあります。フランク・ランジェラの演技は必見![映画館(字幕)] 7点(2009-04-28 19:00:22) 35. ダウト ~あるカトリック学校で~ ザ・会話劇。舞台劇を見慣れない人は退屈かもしれません。逆に言えば、映画ならではの良さ、みたいなものをまったく意識していない映画かも。その点で評価が分かれるでしょう。個人的には、メリル・ストリープの、どっしり根をはったような着実な演技を見るだけでも価値があると思います。[映画館(字幕)] 7点(2009-04-28 18:42:43) 36. パッセンジャーズ 悪くない。というか後味がいい。ネタバレが一切できない映画なので、いろいろと書けませんが、後味のよさを楽しむ映画だとは言っておきます。アン・ハサウェイは魅力的。[映画館(字幕)] 7点(2009-04-28 18:38:40) 37. フェイク シティ ある男のルール 《ネタバレ》 久々に『良識の範疇をはみ出したバイオレンス』を見たなあ、という印象。観客をどんどん裏切っていくストーリーが小気味いいです。画面が全体的に暗い(というか夜のシーンが多いだけなんだろうけど)ので後味はドヨーン。あと、しょっぱな20分の嫌韓っぷりには個人的に爆笑しました。[映画館(字幕)] 7点(2009-04-28 18:14:38)(良:1票) 38. マンマ・ミーア! ブロードウェイで舞台も見てますが、映画のほうがデキは数段上! 登場人物たちの「歌いたい」「踊りたい」という欲求がきちんと爆発しています。だから歌がはじまるときに素直にノリノリで見られる。これってミュージカル映画にとって大事なことじゃないかしらね。ま、もともとのストーリーがご都合主義満載なんで傑作とはいいがたいけど、あのバカ丸出しの舞台をよくここまで仕上げた、と感心しました。[映画館(字幕)] 7点(2009-04-28 18:09:06)(良:1票) 39. セックス・アンド・ザ・シティ WOWOW初回放送から観ている者としては、感情移入もできるし、ストーリーもまとめ上手で、今現在のニオイもしっかり入っていて、とてもいいと思うんだけど…ドラマ観てない人は意味がわかるのでしょうか、これ。観て誰もが面白い映画でないところに問題ありかもしれません。[映画館(字幕)] 7点(2009-01-18 23:38:56) 40. 魔法にかけられて 主役の女性、もうちょっとシワなんとかならんのかしら。「お姫様」にしては老け気味で、観ている間にいろんなことを考えちゃって集中力が途切れました。パトリック・デンプシーも白馬の王子様としてはちょい老けすぎかなあ。 全体的にはテンポよく楽しめます。久々に幸せな気分になれる映画。ただし、ミュージカル映画としてはかなり凡庸。[映画館(字幕)] 7点(2009-01-18 23:07:54)《改行有》
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