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21. ロッキー
《ネタバレ》 アポロと戦えたのはラッキーだ。しかし、アポロと15ラウンド戦い抜いたのはロッキーの凄まじき努力の賜物である。自分のために、エイドリアンのために戦う彼に泣けてくる。テレビのバラエティ番組で使い倒されたあの曲が流れても、なにもクサくない。とてもドラマチックだ。
勝ったか負けたかでは語れない、一つの生き様を見せて貰いました。
にしても既に続きそうな雰囲気が出ていますね。こうなると2も気になっちゃいます。[レーザーディスク(吹替)] 7点(2016-02-15 02:13:58)(良:1票) 《改行有》
22. SF/ボディ・スナッチャー
《ネタバレ》 周囲の人間が変わってゆく。
表情、素振り、まるで昨日とは別人。異変に気付いた時には遅く、日が経てば経つほど異変は広がり誰もその異変をおかしいと思わなくなって行く。それが怖い。そしていつの間にか立場は逆転し、自分達は狙われる身に。もう助けは無い。
見ているこちらもだんだん周りの登場人物が信用出来なくなってくる、スポックは最初から信用出来ない。そして生き残った人間たちの逃避行はあっけなく終わる。
美しい構図と追い詰めてくるような不気味な音楽が素晴らしく、そして救われないラストがなんとも苦々しいです。
音楽が流れる貨物船に向かって走って行くシーンが印象的でした。[DVD(字幕)] 7点(2015-12-23 10:50:50)《改行有》
23. サタデー・ナイト・フィーバー
《ネタバレ》 華やかなダンス、心地よいディスコミュージックとは裏腹にトニーの抱えるモノは重い。
バカな仲間、認めてくれない家族、すれた町。
そこでステファニーと出会い、彼女とダンス、そして帰って来た兄を通して彼は周囲との違和感を覚えて行く。
僕もそうだ。地元に来て昔の友人達と出会うといつも覚える憤りと違和感。
なぜそんな事で満足してしまうんだ、なぜそんなに自分を粗末にするんだ、と。
最初はなんてチャラい男なんだとトニーを笑っていたが、だんだんと彼の内面が見えてくる。
これはただディスコで踊りまくる映画ではなく、橋を渡った向こう側へ旅立つ若者の成長物語だった。[ブルーレイ(吹替)] 8点(2015-01-23 21:52:38)(良:1票) 《改行有》
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