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プロフィール
コメント数 888
性別
自己紹介 ハリウッドのブロックバスター映画からヨーロッパのアート映画まで何でも見ています。
「完璧な映画は存在しない」と考えているので、10点はまずないと思いますが、思い入れの強い映画ほど10点付けるかも。
映画の完成度より自分の嗜好で高得点を付けるタイプです。
目指せ1000本!

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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  ターミネーター2 《ネタバレ》 30年経っても色褪せないのは、現在でも通用する特殊効果だけではなく、前回で悪役だったT-800の立ち位置に他ならない。サラ・コナーとの敵対と、ジョン・コナーとの疑似的な父子関係とも取れる友情。その歪な三角関係で生命金属のT-1000に立ち向かうのだから、面白くないわけがない。人間性もないようなT-800が交流を通して、どこか人間味を感じさせるあたり、そしてサラが仇だったT-800との和解に深い感動を覚える。発端となったチップを壊しても、未来からカイルとの間にジョンが存在する限り、あの戦いは終わらないだろうと思いつつも、この先の物語は見たくないくらい完璧なラストだったとしか言いようがない。[DVD(字幕)] 9点(2021-08-06 22:18:31)

22.  ガッジョ・ディーロ 欧州に旅行した者にとってロマはあまり良いイメージはなく、倫理観で相容れない部分が根底にある。もちろん本作はそれを問う内容ではない。母方にロマのルーツを持つ監督なだけに、排他的なコミュニティで暮らす彼らがどんな文化と歴史を持ち、どんな生活をしているかを知るには打ってつけである。ユダヤ人みたいに豊潤な資金も権威もなく、差別と迫害の歴史を感情豊かに音楽に織り込み、笑顔で今を生きていく力強さを感じる。主人公とヒロインを除くロマは本物で、喜怒哀楽を全身で表現するイジドールは演技の域を超えており、アカデミー賞レベルだった。[インターネット(字幕)] 7点(2021-07-14 09:18:49)

23.  ファイト・クラブ 《ネタバレ》 消費社会に警鐘を鳴らした世紀末より問題が深刻になっているからこそ、作品の先見性に驚かされる。あれから20年、消費社会が深化してデジタル消費社会になり、マイノリティの発言力が大きくなり、多様性の広がる世界になったと思いきや、閉塞感に覆われる矛盾。どう見られているかという管理社会になったことで、"去勢された"男性はより無気力になり社会の隅に追いやられる。そう、何も持っていない男が理想の自分(男性性の象徴)に囚われ、痛みという通過儀礼によって現実を受け入れ、アイデンティティを獲得するまでの映画なのだから。欺瞞の社会に疑問を持たなくて良いのか。己を騙して生きていないか。理念は立派であるが折り合いをつけられず、そこを拗らせてしまうと、ポピュリズムの台頭を許すことになる。[インターネット(字幕)] 8点(2021-02-19 23:58:44)

24.  夢二 ウォン・カーウァイ監督の『花様年華』の"元ネタ"で、大正時代の画家、竹久夢二を題材にした伝記でもない完全なフィクション。白昼夢を見ているような支離滅裂な展開と淫靡な映像美が広がっていく。駆け落ち相手を尻目に人妻と奔放な恋愛を繰り広げる男の心象風景、時代の反逆者としてアーティストの矜持をただ眺めることしかできない。掴みどころのない飄々とした軽やかな雰囲気が良きアクセント。[インターネット(邦画)] 5点(2021-02-03 00:09:51)

25.  アナスタシア ディズニーっぽいというレビューが散見されるが、そのスタッフを引き抜いて作ったのがこれ。どうりで似ているわけだ。問題はオリジナリティがなく、ただの劣化コピーで終わってしまったこと。予想通りのまま展開するのはともかく、脇役も悪役のラスプーチンもあまり活かされず、構成のバランスが悪くて退屈だ。随一音楽は素晴らしかった。あれからDNA鑑定によって、アナスタシアがボリシェヴィキに殺害されたことが正式に証明され、ロマンの欠片もなくなってしまった。そして、製作した20世紀フォックスがディズニーに買収され、本作がディズニープラスで配信されていることに皮肉を感じる。[インターネット(字幕)] 4点(2021-01-27 22:35:19)(良:1票)

26.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 ほとんど西部劇とロマンスで展開するため、タイムトラベルものとしてのワクワク感は半減する。意外と間延びしているシーンが多いというか。ただ、Part2と続けて鑑賞すると、その伏線回収とマーティの成長ぶりに感慨を覚える。ドクのあの台詞にシリーズの全てが集約された粋の良い幕引きで点数上げても良いと思ってしまった。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-06-27 01:01:11)

27.  天使にラブ・ソングを・・・ 30年近い前の映画なのに古臭さを全く感じないのが凄い。それはウーピー・ゴールドバーグの強烈なキャラクターに尽きる。俗世にまみれながらも陽気でたくましい。殺伐とした序盤でもコメディタッチで突き抜ける潔さ。そんな彼女が匿われ先の閉塞的な修道院を歌で変えていくわけだが、(たとえ安直でも)歌がどれだけ観客の心を動かすかを教えてくれる。だから、どれだけご都合主義で大団円だろうが許してしまうパワーがあった。細かい部分は気にせず、誰もが楽しめる大衆映画という意味では名作の域ではないか。[地上波(字幕)] 8点(2020-05-17 12:17:56)

28.  リプリー 遠い昔に鑑賞。当時、『太陽がいっぱい』は見ていなかったので、比較することなく普通にサスペンス映画としては及第点。己を偽り、財産や恋人を手に入れても、嘘で塗り固めた幸福でしかなく幸せには感じられなかった。当然、秘密が綻び、愛の歪みによって悲劇が起こる。美形には見えない、マッチョになる前の貧相なマット・デイモンだからこそ説得力がある。[ビデオ(吹替)] 5点(2020-04-28 19:02:13)

29.  美女と野獣(1991) 遠い昔に見ていただけで、ストーリーラインを除くとあまり記憶に残っていない。なので新鮮な気持ちで見ることができた。世界観を補強した実写版も良かったけれど大人の事情もあるだけに、上映時間が短くこういうあっさりな感じも悪くない。[地上波(字幕)] 7点(2020-04-25 11:14:02)

30.  牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件(236分版) 《ネタバレ》 傑作と呼ばれる本作では、視聴者に含蓄されたインテリジェンスと人生経験が求められる。4時間に及ぶ淡々とした物語の中、見分けのつかない大量の登場人物と複雑な相関図が提示され、一度見ただけでは分からない不親切な作り。蒋介石率いる国民党が台湾に逃げ込んだ不穏な情勢が多感な少年少女に大きな影を落とす。その閉塞感にもがき苦しみ、徒党で脆さを隠そうとする不良少年の一人が如何してに殺人を犯したのか。小明は小四にとって心の拠り所だったかもしれない。だが、小明にとって小四もハニ―も他の男たちも恋人以上の関係を望んでおらず、現実逃避で"淡く付き合いたいだけ"である。救いのベクトルが違いすぎる。人が人に優しくするのはどこかで見返りを求めているからで、小明はそれを見透かしていたからでないか。相手の考えを変えさせそうとする男特有の傲慢さと小四の純粋さ、悪い偶然が重なって深い失望を、悲劇を生んでしまった。一見牧歌的で懐かしい'60年代が歴史の動乱に呑みこまれるように果てしなく冷徹。掴みどころのない深い闇にのめり込む。良い作品とは分かりやすく楽しいのも事実だが、本作みたいに心の中にどこか引っ掛かる意味では忘れられない作品になりそうだ。[DVD(字幕)] 7点(2019-10-28 20:20:09)

31.  紅の豚 宮崎駿最後の娯楽作品と言っても過言ではない。誰に向けて作ったわけでもなく、ほぼ自己満足に近いが、ドックファイトの躍動感と中年男のロマンがほとばしり、観客を楽しませることを忘れていなかった。一見幼稚でバカみたいなんだけども、「カッコいいとはこういうことさ」に感嘆させる説得力が本作品にはあった。品が、風情があった。『もののけ姫』以降、テーマ優先になりすぎて宮崎駿の暴走を補うかのようにジブリのメディア宣伝が過剰になり、"観客も満足させる"ことに視界が入らなくなったように思える。[地上波(邦画)] 8点(2019-06-29 19:41:06)

32.  チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁 《ネタバレ》 (前3部作は未見です)『ナチュラル・ボーン・キラーズ』っぽいシチュエーションに、人形同士のエッチシーン、挙句出産するという、バカ映画の要素を取り入れたバイオレンス・コメディという印象。色んな人が死にまくっても、遠い昔の自分でさえ興奮も不謹慎な笑いも感じず、淡々と見終えて何も残らなかった。頭空っぽにして見ればそれなりに楽しめるか?[ビデオ(字幕)] 4点(2019-06-10 21:35:48)

33.  ブリーダー 《ネタバレ》 ビデオショップで働く映画マニアを狂言回しに、コミュニケーションの不通と行く末の明暗が綴られる。レフン監督の母国であるデンマークが舞台で母国語のためか、監督のスタイルが確立しながらも初期作品ならではの荒削りさ、北欧の空気が感じられ、近年の分かりづらさは皆無。父親になる勇気がなく鬱屈を抱えるレオと、恋をするもなかなか踏み出せないレニーの対比。ささやかな希望が目の前にあるのに、その一線を越える覚悟を持つか手放すかにおいて、現実の我々と変わらないところにリアリティを感じさせる。変化のない寂れた町と彼らの閉塞感が強く共鳴する。[インターネット(字幕)] 6点(2018-12-24 21:55:42)

34.  ゲーム(1997) 《ネタバレ》 遠い昔に見たことあったが、『セブン』を絶賛した自分には「こんなオチあり?」と憤慨した(当初はバッドエンドだったらしい)。それからこの映画の内容を忘れた頃にネトフリで配信していたので再見したら・・・意外と面白かった。ツッコミどころ満載だし、あまりにも回りくどい最高クラスのドッキリを完投するの、さぞや大変だっただろう。そう思うとスタッフたちのドッキリ後のバカ騒ぎに清々しさすら感じる。主人公は人間不信になり一旦"死んで"、新たな自分に生まれ変わるまでを見つめていく。そういう楽しみ方で良いと思えてきた。できれば仕掛ける側の視点で見てみたい。予想外のアクシデントと悪戦苦闘の数々に笑ってしまうから。[インターネット(字幕)] 7点(2018-11-12 23:13:47)

35.  シクロ 《ネタバレ》 昔から気になっていたが、実際見てみると、"見た"という現実が満たされただけだった。'90年代当時の高度経済成長真っ只中のホーチミンの闇社会を描いた本作はヴェネチア映画祭で最高賞に輝いた。では、どうして評価されたか? 闇社会に片足を踏み入れた少年と、既にその世界に染まった男の対比。少年の姉の一途な想いと、売春をさせて見て見ぬふりをしていた男の対比。3人が純粋さと残酷さの狭間に葛藤する様をひたすら映し出し、何を考えているか観客で補完してください、というフランス映画らしい作りではあるが、「それで?」という感じです。ただ、ジャンルは違えど、監督の純粋さが貫かれているのは分かったし、レディオヘッド好きなのも分かった。ラストの民謡を弾く子供たちの純粋さが、これからのベトナムを作り出す希望のように思えた。[インターネット(字幕)] 4点(2018-09-13 00:13:51)

36.  ガタカ 《ネタバレ》 特殊効果を抑え、レトロフューチャーな雰囲気が却って味わいがある。努力しても遺伝子の優劣で人生を決められ、不適正者というだけで容疑者にされてしまう社会に対する痛烈な皮肉。それでもいつ正体が明らかにされるかという緊迫感、一つ一つの困難に立ち向かおうとする主人公のドラマが地味ながらも話に引き込まれる。この世界観、如何にもアメリカらしいと思う反面、適正者でありながら銀メダリストで終わり、事故で下半身不随の挫折を味わった依頼者が自殺する対比に、外見・身体能力・経済状況におけるマウントが陰湿で、失敗の許されない不寛容に満ちた某国とダブった。その某国とは言うまでもなかろう。[地上波(字幕)] 7点(2018-06-23 14:53:52)(良:1票)

37.  エド・ウッド 《ネタバレ》 史上最低と呼ばれた映画監督の伝記が面白いとは皮肉すぎる。女装癖があるエド・ウッドと過去のドラキュラ俳優ベラ・ルゴシとの交流、二人を取り巻く奇人たちのパーティは普通の方からすれば傷の舐め合いでしかない。だが、そこはティム・バートン監督らしく日蔭者に向けた優しい眼差しが感じられる。可笑しいけれど物哀しい。事実にはない史上最高の映画監督オーソン・ウェルズとの邂逅を入れることで、クリエーターの情熱と苦悩に上下はないことを謳いあげる。土砂降りのプレミア上映会でエドは未来の伴侶であるキャシーに言う。「走っているうちに、雨はきっと止むさ」。結果的に彼は貧困とアルコール中毒死という悲惨な最期を遂げることがテロップのみで済まされるが、時代が違えばヒットメーカーになっていたのか、才能がないから真っ当に働いていれば平凡でも幸せになれたのか、未来は誰にも分からない。彼の他にも貧しく無名で終わった映画人は数えきれないほどいた。それでも希望を持って夢を追い続けたからこそ、ハリウッドは今日も大衆から憧れの念を抱き続けられるのだろう。[地上波(字幕)] 8点(2018-05-21 19:54:34)

38.  エイリアン3 正当なシリーズものでは『3』しか見ていないので、本作に限って言えば、凡庸なSFホラーという感想しか出てこない。フィンチャーの長編デビュー作であるが、スタジオの圧力に、トラブルの連続に、と撮りたいものが撮れなかったと不満だったらしい。その屈辱を得て、今や鬼才であることに想いを馳せられる、若き日の監督の原点を見たい人向けだろう。[ビデオ(吹替)] 4点(2018-03-31 20:16:50)

39.  青いパパイヤの香り 《ネタバレ》 ベトナムの戦火から逃れ、フランスで育ったトラン・アン・ユン監督から見た"箱庭の中のベトナム"或いは"記憶の中のベトナム"を表現したかったのかもしれない。武満徹を彷彿とさせる不協和音に満ちた音楽と、全編を貫く、鳥のさえずり、虫や蛙の鳴き声、水の音といった環境音が、絶妙なハーモニーを生み、東洋の異国情緒を醸し出す。また適度な湿気を保った屋敷と緑豊かな庭園を艶めかしく捉えるカメラワークの美しさも作品の完成度を高める。幼い使用人が主人公ともなると、ハードな鬱展開になりがちだがそういう展開を意図的に排除し、平穏な日常の中に隠された不穏な空気がまとわりつく緊張感が一定の心拍数で描かれる、その神妙さに味わいがあり。この映画はリュ・サン・マンの存在なくして成り立たなかった。そのため、成人したムイに見合う女優がいなかったのはウィークポイント。戦争そして物質主義に激しく移り変わっていく現在において、嵐の前の静けさのようなハッピーエンドに不思議な余韻が残る。幸せの価値観は人それぞれだが、静かに自問自答するような感触。[DVD(字幕)] 7点(2018-01-28 22:17:49)

40.  カラー・オブ・ハート 《ネタバレ》 『天国と地獄』と『シンドラーのリスト』の演出を一本の映画にした印象にも取れるが、 無機質から有機質に移り変わっていく作品の情感を丁寧に掬い取る。 作りものの世界であることを逆に利用して、モノクロとカラーを混在させた映像が美しい。 劇中劇のホームドラマには有色人種が一人も登場せず、"色"が付いた人間を差別するとかなかなか皮肉が効いている。 恐れていた予定調和から外れ、生まれ変わった町は新しい世界を広げていくが、同時に負の要素も持ち込まれるだろう。 それが現実の世界そのものだが、過酷だからこそ、ささやかなものですら美しいと感じられるのだ。[DVD(字幕)] 7点(2018-01-19 20:24:14)《改行有》

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