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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123
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21.  イコライザー2 《ネタバレ》 まず良かったのが、スタートからマッコールさんが超人的な強さで悪者退治と人助けに勤しんでくれること 前作のような雌伏の時間(といっても演技に過ぎないが)が無い分、序盤はスカっとするイコライザーの楽しさを満喫できる 惜しむらくはタメが無いぶん、逆襲の爽快感がやや薄れてしまったのとありがちな特殊部隊アクションとどこが違うかと問われたら特に返す言葉のないところ それでもマッコールの不敵な強さと亡き妻への妄執にも似た未練が抑えられず表に現れる時のヤバさが観ていて可笑しかった ボコした相手にサービスの評価★5つけろよと二回も脅すの器小さくてクソ笑った 結構楽しめた、シリーズの紹介のような導入の30分までは。そう、その後、物語が本線を進み始めてからは何も面白くなくなってしまうのだ まず、導入の部分にもかかってる不満点なんですが、マッコールさんの職業、タクシー運転手って、イマイチじゃないですかね? 個々のお客のエピソードに介入しやすくて一見よさげに思えるんだけど、あんま活かされてないよね。最初のヤク打たれてレイプされた女性と 肖像画を求めていたおじいちゃんくらいしか絡んでこないし、ありがちな展開なんだよね、タクシーのお客のトラブル解決って・・・ 前作のDIY店員が新鮮でよかったので、物足りなさはある。タクシー運転中刺客に襲われたりしたけど映画的にはクライマックスにはならなかったしね 結果、嵐で観づらい最悪な映像で誰もいない空き家という、ここまでつまらない舞台も他になさそうな場所でのラストバトル展開になってしまったよね・・・ ただのスパイ映画のドンパチ見せられて、う~~~~ん。これでイコライザーは株を落としたよなあ。元同僚が裏切り展開という、100回観たシナリオじゃん! 舵取りが良くないなあ・・いいところはとてもいいだけに、もうちょっと上を目指していただきたかったな[ブルーレイ(吹替)] 5点(2019-10-19 02:35:39)《改行有》

22.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 プレデターシリーズには定型がある。狩場に放り込まれた毎度異なる面子がいかに捕食者を斃し、マンハントを生き延びるか 今回そのフォーマットをよりわかりやすく、直接的に提示してきた 地球人や、別の天体からも人を攫い、どこぞの惑星に放り込んで自前の狩場を作っているのだ 導入の人物相関など面倒だし、お客はそんなもの求めてない。サバイバルを観たいんだろう?だったらそれしかない惑星を用意するよ!・・・とでも言わんばかりだ これって、CUBEを思い出すなあ。 サバイバル自体がいい加減飽きつつある展開ではあるのだが、そこを逸脱するメリットが無いのだろう。ジャンル映画らしくありたいようだ シュワちゃんやダニー・グローバーに反撃されて、狩りの面白さが倍増したからなのか、いずれも腕に覚えのある殺しの専門家たちである。どの人物も攫われた時の記憶がない いやあ、この設定なかなかご都合がよろしいですなあ。地球外に人類が住める惑星が見つかってよかったじゃないか。そりゃインターステラーだわ で、またジャングルである。捕食者の種族の違いだとか、送り込まれたタイミングの違いで人類同士の反目とか、展開を大きく変えられそうな宇宙船奪取などもあったが 正直どれも見せただけで、不発に終わった感が否めない。結果いつもの展開に戻るのである。せめて、脱出した宇宙船から惑星の外観を観るシーンでもあればいいのになぁ 後半の主に戦闘シーンだが、画面が暗く、とても観づらい。夜なので暗いのは当然だが、度が過ぎている 描き込みが足りない白い漫画のネガポジ反転のようで、経費削減と受け止めるより他はない プレデターの不可視をさほど問題としていないのは、物足りない。スナイパーとして綺麗めな女性が出てくるのも、二人で生き残るのも無慈悲なシリーズに似合わない ヤクザが剣豪というニッポン解釈、ぶっ飛んでいるけれど、わざとなのでそこは大目に見てあげよう。これも文化なんで 戦闘は緊張感がかなり無くなってしまったけれど序盤でここは地球じゃないということが判明した時の絶望感がよかったので2作目よりはいいかな[ブルーレイ(吹替)] 5点(2019-10-12 03:32:53)(良:1票) 《改行有》

23.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 たとえ無残に命を奪われても己が信心を守り通す、とても厳しい展開が続く それでも宗教を捨てられない、それに縋らなければ何の希望も見つからない百姓の苦しみを思うと泣けてくる。酷い時代だ なにがあっても主に背く行為は、生きる意味を捨てることになってしまう。割り切ることができない精神性。清廉さをその身なりに関係なく持ち合わせていたのだ 対して布教は常に自問自答している。何もしてくれない神にいつでも歯がゆさを覚えているのに、応えの得られないまま信じろと訴え続ける 踏み絵を命ぜられたときに踏んでいいのか否か、宣教師の二人の意見ですら真っ向から食い違う。 いっそ私利私欲のための布教活動であってくれれば整理もつけやすいのに。それが民の為と思ってやっているから、イライラも募ってくる。仕方ない 映画は、心地よい娯楽に浴するためだけにあるものではないことを再確認した。歴史に埋もれかねなかった隠れキリシタンを学ぶ教材であってもいいんだね 最後は日本の地にキリスト教は根付かないという表層的な結論に力づくで同意させられ、生気を失ったように余生を過ごした憐れな宣教師二人 彼らには教義以上に宣教活動が生きる意味の全てだったにもかからわず、日本に来たばかりにできなくなった。去勢されたも同然だ。いやあ気の毒 外国の映画なのにそれほど違和感のない日本描写であった。が、実質的な当時の幕府の信仰対象というべき東照大権現さまに言及が一切ないのと 何故キリスト教がご禁制になっているのか海外の観客にはわからないのではと思った。それにしても、慎重なうえに暇な江戸幕府だわ 教徒の反乱を未然に防ぐより、適度に蜂起させて一網打尽にする方が勲功もあげられるし武士にとってはそっちの方が虐殺よりよほど気が楽なんじゃないかと思うがね[インターネット(吹替)] 5点(2019-10-02 04:33:46)《改行有》

24.  フライト 《ネタバレ》 事故の原因は機体の不備にあり、操縦士はむしろ神の如き手腕で多くの人命を救った。 事故調査という観点から判断するなら、それこそが事実であろう。 だが、そう単純にいかないのが人の世のリアルなのだ。 手柄を立てれば軍令違反も罪を免れる。かつてはそういう時代もあった。 しかしその時代ですら、私生活でも襟を正して行動しなければ、重用されないという暗黙の了解があった。今でもそう。それが社会。 だから、デンゼルがぶち込まれるのは社会通念上真っ当なのだ。これを受け入れられないと、エライ人はなにをしてもいいということにつながる。 依存症というものがいかに罪悪感のない罪悪であるのか、よくわかる映画だった。すごく社会派映画。 大暴れするデンゼルや周囲の人々の滑稽さでコメディ色が強いが、周囲は確実に不幸になっていく。 実は物凄くまじめなテーマなんだが、興行収入にもかかわるし、酒を飲むシーンはウケが良くないので予告では伏せてあったという。 そしてラストシーンは粛々と、テーマにふさわしく、努めてまじめに終わってしまうのだ。 デンゼルはムショに入ることで酒をやめろという周りの人の気持ちがようやくわかったから、変われたそうな。 デンゼルの心境が変化しているのであって、私の心境は初めから節度ないアルコールも薬物もノー、なのであるから。 私はそこ変わってないから、いい終わり方だなーと素直に受け入れられないのだ。必然上から目線になるでしょ? さっきまで滑稽な扱われ方だったコパイ夫婦の神様依存症を今真剣なまなざしで見ることができない。笑ってしまう。変わらないんだ。 というとりとめのない感想になっちゃったけど、悪い映画ではないですよ。[インターネット(吹替)] 5点(2019-09-12 03:13:45)(良:1票) 《改行有》

25.  ロスト・ボディ(2012) 《ネタバレ》 謎を解く映画だが、それは我々観客に投げられた謎である。推理小説に限らず、こういう作品が多いが それならそうと前もって言ってはくれないので、なんとなく観てしまったら最後にいきなりひっくり返されて「どや?」いわれた。 あ、ボク推理するトコロだったのね?う~ん、しまったなあ。 警部が立脚しているごくごく序盤では「誰の仕業か」になるけれど、アレックスが中心になると「超常現象」に変わるんだよこの作品。 とにかく煙に巻かれた。それが制作側の狙いなのかもしれない。予想の的を外すのに貢献している。散漫になってしまったきらいもある。 と、いうわけで終わった際、あ、「意外な犯人モノ」だったのか、という感想になった。そりゃ意外だよ。考えてねえんだから。 ただ、まじめに考えてもラスト数分で語られた事件の真相にはたどり着けなかったであろうとは、思う 伏線がないではなかった。観客の代わりに行動すべき筆頭であるはずの警部が一切真相に迫ろうとしないのだから 妻が死んだというのにアッサリしているという理由でアレックスに敵意を見せることでその性格をうまく隠れ蓑にした。警部の正体を見破ることは普通に考えたら難しいだろう だからといって面白いかとは別問題だ。正直な話、終始状況判断に忙殺されて推理どころではなかったし、リアリティがないのが不満 ややこしすぎる。とくに遺体袋の中に忍ばせた電話への転送。あんなもの入れたらグチャグチャになっちゃうよ。 記憶を小出しにするアレックスとは同じ土俵に立てないから、推理は全てアレックス任せで、こっちは謎を追いかける気にもなっていないのに。 総括すると、自己の利益の為なら他人は死んでも構わないと思うような自分勝手な犯罪者連中に感情移入をさせられながら いつモルグ全体がポルターガイスト化してみんなを襲い始めるのだろうかと待っている感じだったけど実際は計画殺人で、復讐劇でした ポルターガイストでもなきゃこんなまわりくどい復讐はやらないだろうと思うじゃん? そのために娘をつらい目に遭わせてしまった。父親がこんなの容認する人格だからこそのこの呆れた復讐劇なんだ、と妙に納得 この造りに感心はできないが。殺したい程憎い相手に娘を近づけるか?ネタバレになるので葛藤も描けない。 作品の構造的な欠陥だろう。予想しえない心理で、無理のある行動だと断じられても仕方がないのでは? アレックスがおかしくなってきて、マイカが生きているという結論に結び付けた時の、なぜ毒を飲んだのに生きてるんだ?という問いかけに 別のグラスを用意していたんだろう、という仮説をたてるのがおかしかった。いや、いくらなんでもそれは。笑えたので評価する。 便器に捨てたけど水が流れずに仕方なく拾って食べちゃうシーン超最高です。おえっ。嘔吐シーンはいつ見ても辛いのでお控えあれ 最後の死体が出たという時の状況がわからなかった。アレックスを逮捕して移送中に丁度良く死体が発見された。 死体を見つけたのは誰なのか説明されなかったが、警部ではマズイからこれはただの偶然らしい・・・。偶然というスキルを使って死体を見つけた。 死体につける、カルラの名前が刻まれたたタグをチラ見せしていたが、あれはなんだ?怨霊映画へ観客をミスリードするために、警部がモルグの遺体から 外して、その遺体の名前を娘の偽名に使ったのか???なんで警部がそんなことをしなきゃならんの? ひっくり返されるのが楽しいという方に、オススメするか。良きにつけ悪しきにつけ、物を言える作品である[インターネット(吹替)] 5点(2019-09-11 12:02:58)《改行有》

26.  オブリビオン(2013) 《ネタバレ》 とかくSFにはありがちの何回も観たことのある物語を再構成して語りなおしたストーリーではあるが 観る前からそういうものだと感じるか、そうでないかでは面白さは違ってくる ヒントが多いので嫌でも先が見えてしまうのが現実か。私のような素人でも鑑賞後におさらいをしてみると、いろいろと浮き彫りになる スタートの夢の女~モノローグによる現状解説で、すでに映画的にこの世界は信用できない 戦争はあったがその描写が灰燼と化した地表の点描で、侵略するスカヴの姿も攻撃方法もはっきりとは映さない。極めつけに、主人公が記憶を消されている どこまでが嘘なのか?あとは程度の問題である テッド側が、ジュリアを連れて来いといった意味を考える。これはおそらくパートナーのクローンを交換して、より飼い殺しに強化しようというためか。2週間で任務が終わるというのなら無用だが、おそらくそれも嘘なのだろう。 しかし、あまりにも倒されやすい敵であった。トロイの木馬だ。ジャックが読んでいた本はアエネーイスか。懐に招き入れる前にスキャンしておけよ。 それにしても美女と思っていたところから飛び出すのがモーガン・フリーマンとは。コメディか。 ラストの何もしてないクローン君がジュリアと会合するシーンは、なにか皮肉が込められているのかな。普通ならありえないからね ヴィクトリア、可哀そうじゃね?性格の不一致を強調されてはいたけれど。ここに込めてあるものは、なにかとてもよくないね。 タイトル、オブリビオンてより、フォールアウトじゃないの?同じベセスダでもボルトボーイのボブルヘッドが出るフォールアウトに共通点が多いじゃないか スカヴがプレデターのような姿でミスリードしていた。しかもステルス服だという。こんな核心に触れるようなところでパロディとは。 色々文句も述べたが意外と楽しめているのかもしれないなぁ。[インターネット(吹替)] 5点(2019-09-10 11:46:41)《改行有》

27.  エル ELLE 《ネタバレ》 一度にすべては呑み込めなかったけど、長い歳月、女を撮り続けたバーホーベンが撮ったのだから・・・ 隣人からのレイプを受け入れた感あってもそこで憤慨して観るのを止めたりせずに 最後まで見れば、けしてそれでいいと思っているわけでもないのだという複雑な、答えにもならないようなことになってゆくのです。 そしてその隣人は死ぬ。 なんていったらいいのか、観てるこっちが寄る辺ない気分になる。あんなひどい目に遭っても全然悲しくないように見えるのに めちゃくちゃ苦労はしてるという。苦労の感覚がマヒしているのかな?才能あるように見えなかったけど会社の社長だよ? 気に入らない社員でも能力さえあれば絶対に切らない。それだけだ。お金も持ってる。強すぎる。 でも気軽に強い言ってくれるなよ光線を発し続ける。 涙は一滴も流していない。YesかNoしか選択できないところででそこは明確にNoなんだな、やはりというべきか 一度でも泣いたら類型的な被害者感が出てしまうという判断だろうか。 もう自分に嘘はつきたくないともいっていた。やっぱ複雑。彼女にとってなにが嘘なんだろう。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-08-29 03:44:28)《改行有》

28.  スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 往年のファンには少々辛い内容かもしれない 前作のハン・ソロに比べても本作のルーク・スカイウォーカーの扱いは大胆な試みである ともすればキャラ改悪と騒がれかねない 時間経過に伴う自然な変化と受け取るのは、いかにこれが公式といえども製作陣が代わった関係もあって思い入れが強いほど難しいだろう 自分は、それほどにはルークの性格や立ち位置など理想が無いのでこのくらい時間経過を感じさせてくれる方が個人的には面白いし、 それをいうならむしろ帝国の逆襲時のポジション発覚のほうがよっぽど呆れるシロモノだった スターウォーズというのだから、スパイのような人探しなどは、あまり観たくはない 敵から攻撃を受けてる真っ最中に船を離れるなどというあり得ん展開をしてまで、そんなシーンを入れることは無いと思う 普通の神経なら、行って帰ってくるまでに味方艦隊は全滅してると考えるだろう レイの敵船への送り込み方も雑過ぎる。あんな場所にハイパースペースを出たり入ったりできたら世話はない あと、準光速ミサイルのような攻撃方法を体当たりで見せるのも、バランスが壊れるのでよしたほうがいい。タブーとすべき だが、ほかの部分は前作より、だいぶ良くなっている ルークのギャグや、落ちも嫌いじゃない アイロンはカメラが切り替わったときイマジナリーラインが変わったのが自分のような素人に易しくないなと思った[ブルーレイ(吹替)] 5点(2019-08-24 21:41:08)(良:1票) 《改行有》

29.  ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 《ネタバレ》 アクションものとして平均点、といったところでしょうか 不当に捕まった仲間(女)を救うべく実績の巨大な退役軍人が その洞察力と体技にものをいわせて敵を斃し、問題を解決に導くという、よくある内容でした 人物が突然なにか"事"をしていたり、ファインダーがなにを捉えてるかによって それが必ず後の展開に繋がる解り易さは反面どうしても予測せざるを得ず、いざ回収される段になると白けてしまいましたね 「尾行されるのは嫌いなんでね」というジャックのセリフですが、まさか言わせないよねやめてよね?という願いもむなしく サマンサから同様なセリフで返されますが(ここあからさまに、尾行バレてんじゃねーよジャック!相手はジャック・リーチャーじゃねーんだぞ!) 同じような言い回しを使うのは普段から一緒にいる人同士の伝染ってことならわかるけど、この子は母親とも一緒に暮らしていないので かつてのジャックから母親を介して伝染したセリフというミスリードにもならず、意味のよくわからない同調だと思います もし母親がマトモな女性で、本当にジャックの落とし胤であったのなら、この反復は伏線足り得たかもしれませんが もとよりこのサマンサって子がジャックの本当の娘じゃないっていうのはジャックにも観客にもわかっているのですから(最初の説明) イメージ親子関係がイマイチのれない、ただの足かせになっていてストレスにしか感じませんでした もう少し現実味のある関係性を設定してくれていたらと。 ぶっちゃけ24か96時間みたいで最後はカリオストロの城がよぎりました。どうでもいいですが[インターネット(吹替)] 5点(2019-08-18 02:31:19)《改行有》

30.  わたしを離さないで 《ネタバレ》 ショート・ショートを青春ドラマで仕立てた感じか 生への執着は希薄というわけではないが、人権を知らずに育ち、ただ終了を待つばかりな従順かつ無力な登場人物ばかりなのが哀しい 逃亡するもかなわず帰ってくるとかいうことすらない。人生を勝ち取る戦いを始めたりはしないのだ 最後のあまりにも当たり前で今更それ言う?って感じの「普通の人たちと私たちとの違いがわからない・・・」というモノローグ。 本当に受け身で生きてきて、最後にやっとそういう考え方にたどり着いたんだとしたら、もしかしたらこれから闘争が始まるのかもしれないね 現在ここまで人類は非道ではないと思うので、そのあたり少し昔の年代のIFストーリーという設定を受け容れられるかどうか あり得そうもないこの世界設定だが、余計なことを考えずに単純に悲しい気分に浸れるかどうか そういう疑問をやわらげるような緻密さというか、世界観の描写は乏しいといわざるを得ない 出入口に認証装置があって管理されてる風ではあったが、それだけではあまりにチープすぎる 臓器提供による医療の進歩があるならそれで世界はどう変わるのかを作り込む発想もお金もないんだろうか 著名人がいつまでも生きているとか、権力者は死なないために力を奮うその影響とか歪が生まれてしかるべき 残念ながら話の流れで不自然に感じたところもあった おそらく、誰の目にも「画廊の件、どうしてそういう発想になるの?」と首をかしげること請け合いかと[ブルーレイ(吹替)] 5点(2019-08-13 01:36:58)《改行有》

31.  フューリー(2014) 本物のティーガーをやっとこさ映画で観られる、月並みながらそこから興味を抱いての鑑賞 戦闘シーンは最後の戦いをのぞけばあとはどれもよかった ティーガー以外にもパンツァーファウストや白リン弾など、武器の名称を台詞に出して紹介してくれるので 戦争映画初めての人にはいいかも 逆にそれまでに何本か観てるとアレやアレなどオマージュのモザイクということもあってストーリーは既視感まみれ 登場人物の設定もあまりにも既視感強すぎて印象に残らない 将来的にどの映画の登場人物かわからなくなる恐れ大 話の流れとしてオイオイとつっこみたくなる場面もいくつかあった[インターネット(吹替)] 5点(2019-08-08 12:00:46)《改行有》

32.  シャッター アイランド 《ネタバレ》 名前は幾度か目にしたことはあったのに話題に上らないタイトルだったので あまり面白くないからなのかな?という、うまいことハードルを下げてネタバレ一切なしで鑑賞できた まずアイランドという語感からホラーか陰謀モノ映画かな?と見当をつけて観始めた 精神病院という赴任先が・・・ん?となった。連邦保安官ってそんなとこ行く仕事なの?一人の患者が脱走したからって? なんか変だなと思った。こりゃ、陰謀モノだと。銃を取り上げられちゃってるし 次に気になったのがやたら夢のシーンが長くてしかも陰鬱なこと 実は意味があるシーンなんだが鑑賞時はただの演出家のスタイリッシュビジュアルごり押しの道具に感じて 「あ~夢なら時間の無駄。いい加減にしてほしい」と憤った で、みなさんご存じのあのラストまで 幻覚的なシーンはなにひとつ共感できない。もともと幻想のような映画という表現方法で見せられる幻覚は虚しい 現実的なシーンは悪くないが、名前のパズルのようなオチの為のアリバイギミックが連なるのは 辻褄がめちゃくちゃそうな精神病患者を取り扱うのに適してると思えなかった 目にしたことあるオチだが、そこに至るアプローチを楽しむジャンル映画と考えればそれ自体は減点対象にならない ラストもうひと転がりするかと思っていたのでその分少し物足りなく感じてしまったが・・。[インターネット(吹替)] 5点(2019-08-07 12:14:00)《改行有》

33.  ウィンターズ・ボーン 《ネタバレ》 ナレーションのついてないザ・ノンフィクションて感じ 是非もなく掟に従って父を処刑したことに対して 組織に属する娘がそれを知ってか知らずか父親は、あるいは死体はどこに隠してあるのかを探ろうとしてくる。それも警察官の要請を受けて それゆえ親戚たちはあんなにも冷たいし、いざとなったら口を封じようと暴力に訴える 色々と状況を把握したうえで、娘は父がとっくに始末されたことをわかっていたのかどうか、など慮りながら振り返れば面白味が増してくる だがそれは、初見鑑賞中には無理だろう。さらにネットでの補足もある程度要ることだろう 一番ストーリーの起伏の波をもろに受けるべき、ネタバレ一切なしの初見鑑賞時に状況把握ができないのは厳しい 自分がそう ちなみにヒルビリーをちょっと教えてもらって知っている、程度の知識ではこの映画の初見の状況判断の役には立たない[ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-08-05 12:51:43)《改行有》

34.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 現代日本に本当に未知の大怪獣が現れたら政府はどうするのか まるでシミュレーションのような序盤の構成が無理なく映画に集中させてくれる 大怪獣であるゴジラの魅力を引き出すのにはソレが一番だ なにももう一体あり得ないような生物を登場させて戦わせる必要はそもそもない 政府対ゴジラ…ニッポン対ゴジラのコピーが指し示すその構図はありがちかとは思ったが 今までは意外と市井の人か、マスコミ、研究者などが主人公だったことを考えると 自然なカタチにようやく成ったともいえる (軍人が主役にならないのは自衛隊という組織の微妙な立場を慮ってだろう) ゴジラの設定をかなりアレンジしたことで ゴジラとはこういうものだと知っている我々の予想を逆手にとって 退屈させないつくりになっていた そういうアプローチもあるのかなるほど 意外にも設定アレンジにガッカリしない 庵野さんが監督だから、そういう目になった これはシン・ゴジラだからいいんだよとなった 一部コメディーリリーフのようなポイントに立つ人物がいて (構成上の、であってその人は設定上ギャグのつもりはないはずが) 失笑を買うタイプが本当にネタでいってるように見えたのが残念 その都度、まさに劇を見させられている感覚に陥り、ムードが台無しになることがあった 引っかかることを自然の内に見せる演技力が不足してますね 主要人物にもっと事態に対する緊迫感が欲しい 会議室/作戦室の中にいる面々にそれを望むのはフィクションに過ぎるかもしれないし、 努めて冷静にふるまってるのだろうということはわかる だが、語気を荒げて緊迫感を煽るベタなノリこそ、この映画には足りない やっているかもしれないが、あまり伝わってこなかった 発狂するかのように怒鳴って凍りつかせる”監督のいつもの”演出をして欲しいわけではない 普段は温度低めで、ハイテンションポイントを絞って効果を挙げるやりかたは怪獣映画とは合わないので。 怪獣映画はしょっちゅうドキドキしているほうが良い 画面で起こっている凄い出来事に比例する熱さをキャスト(とりわけ主要人物)に求めたい なぜ全員セリフ棒読みなのか?演技の向上を強く望む しかし今日日、劇映画で一部であろうがドキドキできただけでもたいしたものだと思ってる自分もある キャストは淡々として見えてても、こちらが緊張していることでできた結果の温度差ならいいじゃないかと 惰性のように続いたゴジラのシリーズとは一線を画しているし 特撮愛好者が作った超豪華なファンムービーという匂いが 鉄板の商用映画とは良くも悪くも異なる印象を放ってもの珍しかったといえる[ブルーレイ(邦画)] 5点(2017-04-22 05:41:43)(良:1票) 《改行有》

35.  ジョン・ウィック:パラベラム 《ネタバレ》 「殿中でござる!」前作中に松の廊下で吉良上野介を切りつけた浅野内匠頭の事件のようなことで、懸賞首になってしまったジョン・ウィックの その後の(付け足しのような)顛末・・・と思わせて、まだ終わらせないドタバタ殺戮ショーといった感じの、極めて内容の無い映画。 足を洗いたいやくざが組につけ狙われる邦画の、アクションもりもり版(みたいな)映画。ベタな内容なので、そこは問題にすべきではないが・・。 観客が動員できる限り、同じようなことを続けるつもりなんだろうか。だがもうお客は呼べない気がする。最初から、怪しいシリーズだった。 まず、組織の内部以外は全くもって描かれないため(やくざ映画や、兵隊ものすらこの映画の域には及ばない)、特殊空間に閉じこもってひたすらドラゴンボールのような無駄に手数の多い長引かせるためだけの戦闘を繰り返してくる。 ど派手アクションはシリーズの生命線であろうが、これだけ続けられると感覚もマヒしてなにも感じなくなってしまう。 それでいて、DBには必ずと言っていいほどある切り札のようなラストの必殺技や変身パワーアップみたいなコミックはないので、カタルシスを得られない。 物語の進行にも、首をかしげる部分が多い。まずジョンは何の為にカサブランカへ向かったのか。首長の恩赦を受けるためだったろう。指を一本詰めてまでせっかく約定を取り交わしたのに、戻ってきたらその条件をあっさり反故にしてしまう。 「今までの展開、何!!いらねーじゃんっ」・・・と、言わせたいのかな。 ソフィアの犬、撃たれたけれど、無傷ですやん!ソフィアの激昂、何の為だったの! ラスト、ウィンストンの裏切り。いわゆるソープドラマ特有のどんでん返しなんだろうけれど、続編作るかこれで打ち切るかのペンディングにかかった片方の筋書感丸出し! 途中で執事が防弾チョッキの性能があがったみたいな説明をかましてくるので、「あ、これ裁定人のおばちゃんをスティングする仕掛け入りましたー、」と思って待ち構えていたのだが。 そんなつまんない展開を軽く飛び越えるショッキングな展開、まさかの続編制作決定案採用展開にあきれた。ジョンが生きているってのはまあ、普通の展開ですけれど。 高層ビルから落ちたぐらいじゃ死なないよねー。[インターネット(吹替)] 4点(2022-09-18 22:23:56)《改行有》

36.  手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく 《ネタバレ》 これより以前に、邦画の大作「釈迦」を観ていた。お話はそれとはまったく違っていたが、重く、あまり面白くは感じなかった。 シッダールタの半生そのものが、辛い気持ちに覆われているからだろうか。 本作はチャプラという奴隷の身分から脱却したい男子の武芸による立身出世が主な部分となるが、謎の生命体タッタという 手塚治虫の有名なアニメ「ふしぎなメルモ」の動物変身のような動きをする乗り移りをみせる、歳をとらない少年がでてきたりして 奇想天外な設定ではあったが、ストーリーのほうは誠に平板なもので成り上がりのチャプラがどこから足元をすくわれるかも 最初からわかりきっているような感じであった。原作に忠実ではなかったそうだが、ファミリーで楽しむような展開でもなかったので、 どういった層をターゲットにしてるのだろうかと余計なことを考えてしまった。 戦争ものと「破戒」の混ざったような、昭和な雰囲気の映画。 読解力が足りないんだろうけれど、開幕の「有名な」うさぎの自己犠牲エピソードがそのあとどう繋がっているのか、わからなかった。 作画が、ちょい怪しい。地味なところの修繕が甘いところがあり、動くところはオーバーアクションでくどかったりする。いいところはいいんですが。 一部声の演技に難アリといわれていますが、邦画の演技ってこの程度の下振れは普通かなと思ってます。[インターネット(邦画)] 4点(2022-07-15 02:36:51)《改行有》

37.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 《ネタバレ》 私のようにこの三部作を最初から諦めの目で見ていたものには、まあ、最悪ではなかったかな、という感想だ 新キャラ3人。便宜的な主人公であって、必要なピースではなかった。徹頭徹尾、主役に見えなかった 出自や能力は極めて特殊なのに思考は凡庸に思えた。フィンの設定も、活きたとは思えない。これで最後まで生き残れたのが不思議なくらいのキャラだ カイロ・レンは最もシリーズらしいキャラだが、少し利口なアナキンという印象だった(ちなみに私はアナキンの人物造形を全く評価していない) 「結局レイアやハン・ソロそしてルーク・スカイウォーカーがいればいいのだ~彼らが出なければ、もうそれは面倒なフリークたちにウケない」、と 我々ではなく、制作サイドが考えていたようだ。ストーリーがそれらに引きずり回されているところからも、それは明白 皆が感じていることだろう、「旧作ファンに向けての接待」という表現で揶揄されていたが、話の流れの端っこを常に握られているのはいけない キャリー・フィッシャーの訃報から、未使用シーンをつなぎ合わせてねじ込んできたね。でも結局劇中で死なせちゃうのは哀しい。どうせ最後なのだし生きたままにできなかったろうか 前作までの主要人物を掃除したのは年老いたり鬼籍に入ってしまった都合が垣間見えて、物語として描く必要があったとは思えなかった 彼らの最期を観たいとは思わない。ちゃんと活躍しないのならそっとしておいてあげて欲しかった 老兵は去り、時代は若者が引き継ぐ自然界の摂理を謳うのなら、若者側の視点から始めずに、ルークやソロたちの視点から始めるべきだ 現状はウルトラマンシリーズと同じで、先輩たちを目玉に持ってきたためにかえって出オチに沈んでしまっている そのためなんだろう、ルークの出番が多めな8作目を私はやや好意的に受け止めている もしかすると、旧作の威光に徹底して頼らない姿勢を見せてくれていたらもう少しレイ・フィン・ポーを真剣に観られたかもしれない そうなると今三部作を全く見向きもしない恐れもあるのだが 7.8.9作。同じキャストでもう一回作り直したらどうか。無論、旧作のレジェンドたちを排して。切望しているわけではない 期間も長く空いてしまって、製作スタッフも変わり、とてもじゃないが連続性のある作品世界として観ることができなかった だから、サーガ全体を破壊されたとか、整合性の取り方に疑問を感じるまでもない。たとえどんなに巧く作っても、けして埋めることはできない 過去6作で宇宙世界はどういうものだったのか。歴史から学んだものはなにか。フォースとはなんだ 収束し答えが出ていても良い頃なのに、なぜ工夫も一切なくいたずらに力を拡張させて収拾のつかないインフレワールドにしてしまうのか 偉大な先輩に配慮しつつ話を終わらせたいならば、ちばあきおの名作野球漫画キャプテンの4代目・近藤篇を一読するといいよ 拡大・膨張が必ずしも良きことではない。収縮を恐れることなかれ[ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-05-15 20:09:16)《改行有》

38.  ザ・プレデター 《ネタバレ》 前作プレデターズと同じく、夜間の戦闘シーンが観辛く、何が起こっているのかがよくわからない。アクションもので画が見えないのは救いようがない。 昼間で戦わせるとCGに使う予算と労力が増すのだろう。一作目と比較すると森の中も非常に暗く、朝が来てるのに観辛い。 画を作っている人たちはわかっているから見えるのだろうが、何を描いてるのかを知らない観客には見えるものも見えないぞ。 トレーガーの死の瞬間など、前後の流れもよくわからず、十回以上繰り返し観た上に、ネット検索もしてようやく推測できるシロモノだった。 味方もろともキャノンで撃とうと笑いながらにじり寄るトレーガーを見咎めて「やめろ!」という意味を込めて叫んだケイシーの声に 撃ちかかりながら反射的に首を回して声の主を確認するトレーガーの頭の動きに合わせてキャノンも回頭してしまったが発射を止めることはできず、 自らの頭を吹き飛ばしてしまったギャグシーンだったようなのだ。これ、わからなかったよ。そのほかのシーンも、わかり辛くて気持ち悪かった。 お話も、イングロリアスなバスターズみたいなボンクラチーム描写こそ良かったが、倒すべき対象のプレデターに魅力を感じなかった。 ステルスが、ほぼ完全に人間サイドの武器にされてしまっている。ターミネーター2の、T-800のプログラムを書き換えたクラスのガッカリ感。 プロテクター装備演出が、アイアンマンのパクリぽいのも気になった。3の監督なのか。納得のお約束映画感。[ブルーレイ(吹替)] 4点(2019-12-29 20:16:33)《改行有》

39.  哭声/コクソン 《ネタバレ》 因果関係の理解が難しい。恐怖に駆られて迷信のような噂話を信じてしまった。そのくらいなら、わかるが 殺した後に生き返ったりするのは國村隼が人ではないから、だとして 現実と夢の境目が判別できないのはシーンが変わってるのを編集で混乱するように繋いでいるから、・・・こういうの嫌だなあ 思わせぶりな既出の服装フラッシュバックが出てきてえ~もう一回見返さなきゃいけないじゃん。面倒くさいわ スムーズな鑑賞を阻むような要素が多すぎて・・・もういいかなって。 あまり面白い要素は見つからなかったかなあ。探求しても劇的に面白くなることはなさそう これが大ヒットっていうのは、そういう潮流みたいなのがあるのですか、海の向こうは[ブルーレイ(吹替)] 4点(2019-12-26 11:50:12)《改行有》

40.  ビッグ・アイズ 《ネタバレ》 観る前はかなり風変わりな事件のような印象を受けたが、観てみれば意外とよくあるゴーストの話だった。 むしろビッグ・アイズという自分の知らないサブカル創作物が印刷物頒布による、現物ではないイラスト画を絵画の商売に持ち込んだエポックだったとは知らなかったので この映画の中では悪役になってしまった旦那の業績の巨大さを考えるべきなのかもしれない。 映画としては、やや物足りなかった。ティム・バートンと知って観ていたので、そも期待はしていなかったけれど、それでも比較的観れた方だった。[ブルーレイ(吹替)] 4点(2019-12-08 22:36:05)《改行有》

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