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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123
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21.  哭声/コクソン 《ネタバレ》 因果関係の理解が難しい。恐怖に駆られて迷信のような噂話を信じてしまった。そのくらいなら、わかるが 殺した後に生き返ったりするのは國村隼が人ではないから、だとして 現実と夢の境目が判別できないのはシーンが変わってるのを編集で混乱するように繋いでいるから、・・・こういうの嫌だなあ 思わせぶりな既出の服装フラッシュバックが出てきてえ~もう一回見返さなきゃいけないじゃん。面倒くさいわ スムーズな鑑賞を阻むような要素が多すぎて・・・もういいかなって。 あまり面白い要素は見つからなかったかなあ。探求しても劇的に面白くなることはなさそう これが大ヒットっていうのは、そういう潮流みたいなのがあるのですか、海の向こうは[ブルーレイ(吹替)] 4点(2019-12-27 02:20:10)《改行有》

22.  ファースト・マン 《ネタバレ》 米国民の多くにとって、期待通りの映画ではなかったそうである。 多くの人はこれから初めて月面に立つ男の物語を見たかったのだが、この映画は、かつて月面に人類史上初めて降り立った男の回顧録であるから。 件について話したがらない船長のインタビューで生まれた伝記という原作を尊重した結果、回顧のような劇映画になってしまったようだ。 それどころかアームストロングの本心にも若干の距離を残して客観視せざるを得ない描写にとどまっているから始末に負えない 演出は悪くない出来だと思うのだが、かくのごとく踏み込めずにいてカタルシスを得られないのは残念だ。 プロジェクトXとまではいかなくともいっそ美談にしてしまったほうがウケは良かったろう。 そうなったらそうなったで、違うバッシングを浴びたろうが。[インターネット(吹替)] 5点(2019-12-08 22:25:00)《改行有》

23.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 この内容で賛否が分かれないわけが、ないなあ。米国人に国土を蹂躙されたことがある国の教育を受けたなら、小なりと受け容れ難い部分があるだろうと思うし しかし、これを戦争翼賛プロパガンダだ!と認定するのは何かズレてる気がするね。これ観てスナイパーに憧れたり、戦意は高揚しないでしょう 民衆を盾にして攻撃する恐ろしい敵を、民衆ごと貫く米軍の恐ろしさはこれでもかと伝わってくる 本作のバランスは戦争映画としてはマシな部類に入る。もっと一方的な作品でも名画扱いされているし、現状を認識して米軍側の視点で作れば、こうなるしかあり得ないと思うな イラク戦争を扱ったものとしては、最も映画らしい映画だったという感想。 語り口はさすがにツボを押さえた造りで、イーストウッドの手腕がいかんなく発揮されている 子供ですら無残に命を奪われる戦争の描写。そこから逃げない姿勢はジャーナリストのそれというよりは、映画人としてのインパクトを重視する性質だろう スナイパーとの対決で勝利するのは別個の事案を統合したフィクションとのこと。映画として無いと寂しいが、確かに巧い作劇とは言い難い ラストの字幕などは、フィクションの「汚れた英雄」とはまた違った厳粛な余韻を残す。汚れた英雄のほうは、作劇としての味があった。 僕としてはフィクションの方が、実感がわかなくても良いので好みだ[インターネット(吹替)] 5点(2019-10-20 12:58:42)《改行有》

24.  ゼロ・ダーク・サーティ 《ネタバレ》 イラク戦争での失敗の後、信憑性に疑問符のついたCIAのテロ情報。取るに足りん情報だ、もっと確実な証拠を見せろと上はリスクばかりを気にする チームを指揮する立場にありながら未だに会議ではマトモな席に座らせてもらえない女性になぞらえるように それらの、過小評価されてしまうことへの粘り強い抗いが描かれている。恫喝も辞さぬ構えの・・・。そうした先に、表面的な勝利は訪れるのだ 見下ろすマッチョな支局長に下から歯を剥いて抗議するマヤのシーンはあからさまだった 実行部隊には含まれない女性が主人公というだけでもメッセージ性が強そうだと思ったが、描かれている内容はまさにそれであった ノンフィクションと捉えると、そういったメッセージは時折鼻につく。手持ちカメラで室内でもグラグラ揺れるのも、映ってる内容が劇映画なので単に気持ちが良くない ゲートから時間をかけて近づいてくる無言の車やアラブ人は見分けがつきにくいなど、ハートロッカーと同じ展開をよりわかりやすく語り直している キャスリン・ビグロー作品は淡々とした絶望感があって嫌な気持ちになるんだけど、ビンラディン殺害の経緯を知りたいから最後まで辛抱して観た[インターネット(吹替)] 5点(2019-10-19 21:11:46)《改行有》

25.  イコライザー2 《ネタバレ》 まず良かったのが、スタートからマッコールさんが超人的な強さで悪者退治と人助けに勤しんでくれること 前作のような雌伏の時間(といっても演技に過ぎないが)が無い分、序盤はスカっとするイコライザーの楽しさを満喫できる 惜しむらくはタメが無いぶん、逆襲の爽快感がやや薄れてしまったのとありがちな特殊部隊アクションとどこが違うかと問われたら特に返す言葉のないところ それでもマッコールの不敵な強さと亡き妻への妄執にも似た未練が抑えられず表に現れる時のヤバさが観ていて可笑しかった ボコした相手にサービスの評価★5つけろよと二回も脅すの器小さくてクソ笑った 結構楽しめた、シリーズの紹介のような導入の30分までは。そう、その後、物語が本線を進み始めてからは何も面白くなくなってしまうのだ まず、導入の部分にもかかってる不満点なんですが、マッコールさんの職業、タクシー運転手って、イマイチじゃないですかね? 個々のお客のエピソードに介入しやすくて一見よさげに思えるんだけど、あんま活かされてないよね。最初のヤク打たれてレイプされた女性と 肖像画を求めていたおじいちゃんくらいしか絡んでこないし、ありがちな展開なんだよね、タクシーのお客のトラブル解決って・・・ 前作のDIY店員が新鮮でよかったので、物足りなさはある。タクシー運転中刺客に襲われたりしたけど映画的にはクライマックスにはならなかったしね 結果、嵐で観づらい最悪な映像で誰もいない空き家という、ここまでつまらない舞台も他になさそうな場所でのラストバトル展開になってしまったよね・・・ ただのスパイ映画のドンパチ見せられて、う~~~~ん。これでイコライザーは株を落としたよなあ。元同僚が裏切り展開という、100回観たシナリオじゃん! 舵取りが良くないなあ・・いいところはとてもいいだけに、もうちょっと上を目指していただきたかったな[ブルーレイ(吹替)] 5点(2019-10-19 04:07:34)《改行有》

26.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》 プレデターシリーズには定型がある。狩場に放り込まれた毎度異なる面子がいかに捕食者を斃し、マンハントを生き延びるか 今回そのフォーマットをよりわかりやすく、直接的に提示してきた 地球人や、別の天体からも人を攫い、どこぞの惑星に放り込んで自前の狩場を作っているのだ 導入の人物相関など面倒だし、お客はそんなもの求めてない。サバイバルを観たいんだろう?だったらそれしかない惑星を用意するよ!・・・とでも言わんばかりだ これって、CUBEを思い出すなあ。 サバイバル自体がいい加減飽きつつある展開ではあるのだが、そこを逸脱するメリットが無いのだろう。ジャンル映画らしくありたいようだ シュワちゃんやダニー・グローバーに反撃されて、狩りの面白さが倍増したからなのか、いずれも腕に覚えのある殺しの専門家たちである。どの人物も攫われた時の記憶がない いやあ、この設定なかなかご都合がよろしいですなあ。地球外に人類が住める惑星が見つかってよかったじゃないか。そりゃインターステラーだわ で、またジャングルである。捕食者の種族の違いだとか、送り込まれたタイミングの違いで人類同士の反目とか、展開を大きく変えられそうな宇宙船奪取などもあったが 正直どれも見せただけで、不発に終わった感が否めない。結果いつもの展開に戻るのである。せめて、脱出した宇宙船から惑星の外観を観るシーンでもあればいいのになぁ 後半の主に戦闘シーンだが、画面が暗く、とても観づらい。夜なので暗いのは当然だが、度が過ぎている 描き込みが足りない白い漫画のネガポジ反転のようで、経費削減と受け止めるより他はない プレデターの不可視をさほど問題としていないのは、物足りない。スナイパーとして綺麗めな女性が出てくるのも、二人で生き残るのも無慈悲なシリーズに似合わない ヤクザが剣豪というニッポン解釈、ぶっ飛んでいるけれど、わざとなのでそこは大目に見てあげよう。これも文化なんで 戦闘は緊張感がかなり無くなってしまったけれど序盤でここは地球じゃないということが判明した時の絶望感がよかったので2作目よりはいいかな[ブルーレイ(吹替)] 5点(2019-10-16 11:49:20)(良:1票) 《改行有》

27.  トータル・リコール(2012) 《ネタバレ》 1990年公開の同名映画のリメイクということで、はじめからあまり期待はしないで観た。 原作は『追憶売ります』というタイトルだ。つまり小説の映画化のやり直しというよりは、映画版のリメイクの気持ちが強い、ということになる となれば90年のオリジナルとの比較は避けられない。 どちらも、自分の今の平凡な生活に無意識に嫌気がさしている男クエイドの何度も見るという夢から物語が始まる 今回の夢の舞台は「どこだかわからない病院」。オリジナルでは「行ったことのない、火星の地表」だった。全く違う。SFの世界観が天と地ほども差がある 病院と火星、面白そうなのはどっち?  決まっているよ、火星さ。 では、より現実的でないのはどっち?  おあいにくさま、リメイクさ。 今作の世界の舞台は戦争後の地球だが、とんでもない地球貫通型のエレベーターが登場するのだ。それでいて本作の物足りなさの象徴とされるべき、だめなギミックだ 荒唐無稽な設定でも、ワクワクできれば赦せる。しかしこれは暗いトンネルを高速通過するビジュアルで、映像作品としてあまりにお粗末 なんでこんな視覚的にマイナスでしかないものを造った? コアを通過するときの重力反転が形勢逆転に繋がるのだが、あまりにもしょーもない展開で呆れた。敵側が、その仕様を気にしないはずがないだろ。 それこそ手間のかからない捕縛銃で二人を拘束しておけば、殺さずに確保できていた。そんな、面白くないうえに納得のいかないアクションが連峰の様に続くのだ 直線的構造のエレベーターが、楽にシナリオを消化するためのショートカットに使われている気がする。ご都合主義の具体化である アクションはひたすら乗り物を飛び移ったり、狭いところで格闘したり、新しいことは何もなく全く面白くない。見せ方も、巧いと思うところがただの一度も無い 映像が汚い。暗すぎる。色が黒と緑ばっか。つまらない。意味ありげに入りまくるフレアもうざいこと、この上ない ブレードランナーのパクリも、いい加減見飽きた。一つ覚えか。スターウォーズのドロイドの大群パロも、つまらないからやめてくれ・・・。 クエイドの脳内に詰まっている情報、なんだかさっぱりわからない。そして結局罠なのだがどういう罠なのかもよくわからない。ただ、尾行されただけ? お話自体、前作の捻りがいくつもオミットされている上にキャストの役割分担の変更で、すっかりわかりずらくなっている 酷いのは説得に来たリコール社の担当を職場の仲間に変えたこと。あそこの場面での担当者の流れる汗からメリーナの涙への液体の変更も意味不明。因果関係がボヤけた 一番ダメなのは、あの手この手で我々を飽きさせないようにしてくれた前作のこれでもかというような映像群の、代わりになる見どころを用意していないこと いったいぜんたい、何を楽しめというんだい?[インターネット(吹替)] 2点(2019-10-10 11:46:07)(良:1票) 《改行有》

28.  沈黙 ーサイレンスー(2016) 《ネタバレ》 たとえ無残に命を奪われても己が信心を守り通す、とても厳しい展開が続く それでも宗教を捨てられない、それに縋らなければ何の希望も見つからない百姓の苦しみを思うと泣けてくる。酷い時代だ なにがあっても主に背く行為は、生きる意味を捨てることになってしまう。割り切ることができない精神性。清廉さをその身なりに関係なく持ち合わせていたのだ 対して布教は常に自問自答している。何もしてくれない神にいつでも歯がゆさを覚えているのに、応えの得られないまま信じろと訴え続ける 踏み絵を命ぜられたときに踏んでいいのか否か、宣教師の二人の意見ですら真っ向から食い違う。 いっそ私利私欲のための布教活動であってくれれば整理もつけやすいのに。それが民の為と思ってやっているから、イライラも募ってくる。仕方ない 映画は、心地よい娯楽に浴するためだけにあるものではないことを再確認した。歴史に埋もれかねなかった隠れキリシタンを学ぶ教材であってもいいんだね 最後は日本の地にキリスト教は根付かないという表層的な結論に力づくで同意させられ、生気を失ったように余生を過ごした憐れな宣教師二人 彼らには教義以上に宣教活動が生きる意味の全てだったにもかからわず、日本に来たばかりにできなくなった。去勢されたも同然だ。いやあ気の毒 外国の映画なのにそれほど違和感のない日本描写であった。が、実質的な当時の幕府の信仰対象というべき東照大権現さまに言及が一切ないのと 何故キリスト教がご禁制になっているのか海外の観客にはわからないのではと思った。それにしても、慎重なうえに暇な江戸幕府だわ 教徒の反乱を未然に防ぐより、適度に蜂起させて一網打尽にする方が勲功もあげられるし武士にとってはそっちの方が虐殺よりよほど気が楽なんじゃないかと思うがね[インターネット(吹替)] 5点(2019-10-04 02:53:35)《改行有》

29.  ヒア アフター 《ネタバレ》 津波で肉親を失ったものの喪失と悲しみを乗り越える映画かと思っていたら、遺族の話ではなかった どちらかというと厳粛な雰囲気を作るための装置として津波が使われている感が自分の中ではしばらく支配的だった ではどこへ向かうのかと成り行きを見守っていると、途中で霊能者が現れオカルトのようになり、 いつのまにか舞台が三元中継になってて痛ましい事故で遺族の立場にここで初めて少年が立つと、ゴースト/ニューヨークの幻のような展開かなと思いつつも オカルトを膨らませて騒動が起こるような雰囲気ではそもそもなかったので、導き出された答えは「奇跡体験アンビリバボー」の再現Vということになってゆくのだが 実際はそこまでも至らなかった。まさかの恋を見つけてハッピーエンドとは。少年が、キューピッド役で。ひっくり返った。この広い世界で、僕だけの私だけの誰かを見つける話だった これでわかった。津波を使ったわけが。戦争後、大災害後、無差別テロの後も含めて、多数の人死が出た直後にカップルが誕生しやすいという統計を映画にしてみたのだ そんなモチーフで映画を撮った人の話を、いつかどこかで聞いたような気がする 独特な生臭さを放つ愛憎描写と、フワッとした着地。幾度か経験した気がする鑑賞後感。ああ、イーストウッド作品だったか。エンドクレジットまで気付いてなかった イーストウッドの映画ってことは、評論家の方が取材なさった内容が頭に残っていたんだな。聞いたような気がしたのは事実のようだ 最後のマット・デイモン白昼の妄想はイーストウッド的人格の成せる描写に相違ない。他の誰も、あんな真似はできないであろう 目隠しの味見シーンとか異常な性的嗜好が直接的に表れているし(ラブ&ポップ思い出した)、後釜のキャスターと寝たとするディレクターはイーストウッドそのものだろう イーストウッド流のギブ&テイクだがそれすら監督にとっては愛に変わりはないといいたいのだろう 総合的に観て、感動は、難しい。何も考えなければあるいは・・・といったところ[インターネット(吹替)] 4点(2019-10-02 11:37:43)《改行有》

30.  フライト 《ネタバレ》 事故の原因は機体の不備にあり、操縦士はむしろ神の如き手腕で多くの人命を救った。 事故調査という観点から判断するなら、それこそが事実であろう。 だが、そう単純にいかないのが人の世のリアルなのだ。 手柄を立てれば軍令違反も罪を免れる。かつてはそういう時代もあった。 しかしその時代ですら、私生活でも襟を正して行動しなければ、重用されないという暗黙の了解があった。今でもそう。それが社会。 だから、デンゼルがぶち込まれるのは社会通念上真っ当なのだ。これを受け入れられないと、エライ人はなにをしてもいいということにつながる。 依存症というものがいかに罪悪感のない罪悪であるのか、よくわかる映画だった。すごく社会派映画。 大暴れするデンゼルや周囲の人々の滑稽さでコメディ色が強いが、周囲は確実に不幸になっていく。 実は物凄くまじめなテーマなんだが、興行収入にもかかわるし、酒を飲むシーンはウケが良くないので予告では伏せてあったという。 そしてラストシーンは粛々と、テーマにふさわしく、努めてまじめに終わってしまうのだ。 デンゼルはムショに入ることで酒をやめろという周りの人の気持ちがようやくわかったから、変われたそうな。 デンゼルの心境が変化しているのであって、私の心境は初めから節度ないアルコールも薬物もノー、なのであるから。 私はそこ変わってないから、いい終わり方だなーと素直に受け入れられないのだ。必然上から目線になるでしょ? さっきまで滑稽な扱われ方だったコパイ夫婦の神様依存症を今真剣なまなざしで見ることができない。笑ってしまう。変わらないんだ。 というとりとめのない感想になっちゃったけど、悪い映画ではないですよ。[インターネット(吹替)] 5点(2019-09-28 12:52:15)(良:1票) 《改行有》

31.  ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 ここにエピソードⅣの偉大さを思い知らされる。これまでのシリーズの続編というべき作品は エピソードⅣと並ぶような面白さを残念ながら感じさせることはできずにいたと個人的には思う 前日譚というファンムービーはこれまでもたくさんあったし、とりわけてもプリクエル三部作は大きな期待を抱かれての公開であった やはりというべきか、それらは冗長な舞台背景解説に過ぎない作品群だった。映画としての盛り上がりよりも商品展開に重きが置かれたといっていい ディナーの仕込みをひたすらに見せられ続けて、出来上がった料理は食べられない感じだ ここでいうディナーのメインディッシュは、ダースベイダーに集約させるとわかりやすいだろう スターウォーズは、ダースベイダーを楽しみたいのであって、それはアナキン・スカイウォーカーではないのだ 今回も前日譚だが、すこし配慮されていた。伝説の手前をちょっとだけ延長したのだ。前菜を足すのだ。ちょっとだけ、食べた気になれる そこに至る話は適当に場を持たせろ。最後だけあれば、いいんだ。あとはどうとでもなる。 デススターの設計図の話だ。そこは、動かせない。科学者の苦悩のドラマではお客は呼べないから、娘にドンパチやらせろ。 ジェダイは出せないが、大丈夫か?サンドピープルとじゃれあうベン・ケノービーでもCGで造る?いや、それはやめておこう・・・・・・・。 世にいわれるほど、前半は退屈ではなかった。やはり終盤盛り上がることを前もって知っていると、興味は続くのだ エピソードⅣの、ほんの数分前の出来事の方が何倍も面白かったのは、残念な事実だったが。 設計図のデータを送信するのに、基地のでかいアンテナを使うのはいいが、セキュリティ回避のためか高いところに登らなきゃならない。 データを必死になってアンテナの近くに持って行くのだ。Wi-fiで受け取ったものをUSBに移したいが、接続が合わなくて変換プラグを買いに行くみたいな情けなさがある わかりやすいクライマックスの舞台を作るためなんだろうけれど、子供っぽいかな。 任務終えて脱出中に死ぬのでは悔しさが募るから、タッチダウン決めて勝利の歓喜の中、満足して即死亡という風にしたんだろうね。 タッチダウンといえば、ダースベイダーに迫られてデータの入ったリムーバブル端末を次々とパスしていくところとか、 おっさんラグビーか!って笑ってしまったよ。ここでもデータを発信するのではなく、渡すために人が体を動かすのだ。 もちろん、遠い宇宙へ送信する機器が備えつけられていないからだろう。だが、これでいいのか。 一度送受信したデータが手から手へとリレーされていく。これが希望だ、ということなのだ。シュールだなあ。 といいつつダースベイダーでまんまとアガってしまう。俺はちょろいよ。[ブルーレイ(吹替)] 6点(2019-09-26 13:54:51)《改行有》

32.  キングコング: 髑髏島の巨神 《ネタバレ》 この映画で最大の見どころは擬態だ 幾度となく、それと思っていなかったものが突如として動き出し、巨大生物化するのだ(うちひとつは現地人で巨大ではないが) これは純粋に映像というジャンルの魅力だと思った。SF擬態生物の島としてつくったほうがキングコングよりもずっと楽しそうに思えてしまう 本作が全体的に既存の金型で造られた鋳物のような映画だったからだ。それも、かなり使いまわされてきた感のある金型だ とにかく全編パロディのノイズがうるさい。パロディ・オマージュを話の中に織り込むのは別にいいんだけど、あからさまなのはよくない というか、構成要素がほとんどそれではないか。映画好きなら引用元を知らないはずがない。既視感あるものに自分は加点しない そういうものはおまけかジョークとしか捉えないからだ。そしてジョークならせめて笑えるジョークでなければならないが、本当に白けた 特撮。昔はどうしたって本物とはやはり距離のある、趣向を凝らして「部分的にでもリアル又は面白いと思ってもらえれば勝ち」の映像にしかできず それを顔出し俳優演ずるドラマパートがどうにかして現実世界であるという観客の認識につなぎとめていた。努力に賞賛を浴びせるジャンルだった。 当世のCGは、相変わらず主張がない。ジュラシックパークからなにも変わっていない。特に動き。どうにも実在感がない。幻のようだ VFXの進歩が現実との壁を薄くすることに成功しているから止め画は違和感ない。CGのない実写のほうがもっと美しいだろうけれど。 実写パートがCGパートに近寄って行ってるように感じる。双方歩み寄って別次元の型をつくってもう久しい 細切れのカットとそれにシンクロさせるようなBGMをかけて、わざとらしさを増している。コミックのコマ割りのようで、好きじゃない 主演2人の吹き替えに違和感があった。これは、字幕で観ればなんとかなるけどね ポーラーボーラ最後の恐竜を思い出したがもともとキングコングのプロットが原典だろうな キングコングという歴史的映画を公開してない世界線には、違和感があった。現実の歴史をシンクロなんかさせるから生まれた違和感だ[ブルーレイ(吹替)] 4点(2019-09-26 13:40:18)《改行有》

33.  オブリビオン(2013) 《ネタバレ》 とかくSFにはありがちの何回も観たことのある物語を再構成して語りなおしたストーリーではあるが 観る前からそういうものだと感じるか、そうでないかでは面白さは違ってくる ヒントが多いので嫌でも先が見えてしまうのが現実か。私のような素人でも鑑賞後におさらいをしてみると、いろいろと浮き彫りになる スタートの夢の女~モノローグによる現状解説で、すでに映画的にこの世界は信用できない 戦争はあったがその描写が灰燼と化した地表の点描で、侵略するスカヴの姿も攻撃方法もはっきりとは映さない。極めつけに、主人公が記憶を消されている どこまでが嘘なのか?あとは程度の問題である テッド側が、ジュリアを連れて来いといった意味を考える。これはおそらくパートナーのクローンを交換して、より飼い殺しに強化しようというためか。2週間で任務が終わるというのなら無用だが、おそらくそれも嘘なのだろう。 しかし、あまりにも倒されやすい敵であった。トロイの木馬だ。ジャックが読んでいた本はアエネーイスか。懐に招き入れる前にスキャンしておけよ。 それにしても美女と思っていたところから飛び出すのがモーガン・フリーマンとは。コメディか。 ラストの何もしてないクローン君がジュリアと会合するシーンは、なにか皮肉が込められているのかな。普通ならありえないからね ヴィクトリア、可哀そうじゃね?性格の不一致を強調されてはいたけれど。ここに込めてあるものは、なにかとてもよくないね。 タイトル、オブリビオンてより、フォールアウトじゃないの?同じベセスダでもボルトボーイのボブルヘッドが出るフォールアウトに共通点が多いじゃないか スカヴがプレデターのような姿でミスリードしていた。しかもステルス服だという。こんな核心に触れるようなところでパロディとは。 色々文句も述べたが意外と楽しめているのかもしれないなぁ。[インターネット(吹替)] 5点(2019-09-20 11:49:57)《改行有》

34.  ロスト・ボディ(2012) 《ネタバレ》 謎を解く映画だが、それは我々観客に投げられた謎である。推理小説に限らず、こういう作品が多いが それならそうと前もって言ってはくれないので、なんとなく観てしまったら最後にいきなりひっくり返されて「どや?」いわれた。 あ、ボク推理するトコロだったのね?う~ん、しまったなあ。 警部が立脚しているごくごく序盤では「誰の仕業か」になるけれど、アレックスが中心になると「超常現象」に変わるんだよこの作品。 とにかく煙に巻かれた。それが制作側の狙いなのかもしれない。予想の的を外すのに貢献している。散漫になってしまったきらいもある。 と、いうわけで終わった際、あ、「意外な犯人モノ」だったのか、という感想になった。そりゃ意外だよ。考えてねえんだから。 ただ、まじめに考えてもラスト数分で語られた事件の真相にはたどり着けなかったであろうとは、思う 伏線がないではなかった。観客の代わりに行動すべき筆頭であるはずの警部が一切真相に迫ろうとしないのだから 妻が死んだというのにアッサリしているという理由でアレックスに敵意を見せることでその性格をうまく隠れ蓑にした。警部の正体を見破ることは普通に考えたら難しいだろう だからといって面白いかとは別問題だ。正直な話、終始状況判断に忙殺されて推理どころではなかったし、リアリティがないのが不満 ややこしすぎる。とくに遺体袋の中に忍ばせた電話への転送。あんなもの入れたらグチャグチャになっちゃうよ。 記憶を小出しにするアレックスとは同じ土俵に立てないから、推理は全てアレックス任せで、こっちは謎を追いかける気にもなっていないのに。 総括すると、自己の利益の為なら他人は死んでも構わないと思うような自分勝手な犯罪者連中に感情移入をさせられながら いつモルグ全体がポルターガイスト化してみんなを襲い始めるのだろうかと待っている感じだったけど実際は計画殺人で、復讐劇でした ポルターガイストでもなきゃこんなまわりくどい復讐はやらないだろうと思うじゃん? そのために娘をつらい目に遭わせてしまった。父親がこんなの容認する人格だからこそのこの呆れた復讐劇なんだ、と妙に納得 この造りに感心はできないが。殺したい程憎い相手に娘を近づけるか?ネタバレになるので葛藤も描けない。 作品の構造的な欠陥だろう。予想しえない心理で、無理のある行動だと断じられても仕方がないのでは? アレックスがおかしくなってきて、マイカが生きているという結論に結び付けた時の、なぜ毒を飲んだのに生きてるんだ?という問いかけに 別のグラスを用意していたんだろう、という仮説をたてるのがおかしかった。いや、いくらなんでもそれは。笑えたので評価する。 便器に捨てたけど水が流れずに仕方なく拾って食べちゃうシーン超最高です。おえっ。嘔吐シーンはいつ見ても辛いのでお控えあれ 最後の死体が出たという時の状況がわからなかった。アレックスを逮捕して移送中に丁度良く死体が発見された。 死体を見つけたのは誰なのか説明されなかったが、警部ではマズイからこれはただの偶然らしい・・・。偶然というスキルを使って死体を見つけた。 死体につける、カルラの名前が刻まれたたタグをチラ見せしていたが、あれはなんだ?怨霊映画へ観客をミスリードするために、警部がモルグの遺体から 外して、その遺体の名前を娘の偽名に使ったのか???なんで警部がそんなことをしなきゃならんの? ひっくり返されるのが楽しいという方に、オススメするか。良きにつけ悪しきにつけ、物を言える作品である[インターネット(吹替)] 5点(2019-09-14 12:40:16)《改行有》

35.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 この内容がスターウォーズのテーマパークなら遊んで楽しい感じ。 あるいは、スターウォーズ温泉に浸かって、いい湯加減でしたって感想。 新作映画、あるいは続編としてはあまりポジティヴな感想がつけられない 今回はリブートするための橋渡しで、過去作のおさらいをした、正直既視感しかない退屈映画だった リメイク風にしてしまおうという気持ちになるのは3作毎の時間が空きすぎているせいもあるだろうが エピソード7がエピソード4・5のリメイク風とは。連作とナンバリングについての認識を改める必要を感じた 過去作の再現にこだわりがあり、映像技術の進歩を最低限にとどめている。32年前の流れを継承しようという試みらしい 32年前なら、こういう話にはなってないだろうけれど。 個別に見るとアクションがあんまうまくない。ブラスターを走って避けて、ブラスターを遮蔽物で避ける お約束だからやらないわけにもいかないが、剣劇もあんまうまくなくて長ったらしい。 スポーツのようなそれは時代劇とは全く違って相手を殺す結末が得られないのも悪い意味で予想通りの展開。 一度立ち合ったなら、どちらかは死なすものだ。シナリオ上殺せないなら、一対一のシチュエーションはおあずけにしてほしい 西部劇だって、1対1の決闘でお互いに怪我をして引き分けバイバイなんて誰も観たくないでしょう? 最初から決着をつける気がない決闘シーンは、演出も芝居も一段格が落ちる。地面が裂けるから決着つかずとか、ないですよ~ 山場のフリをするのはよしていただきたいのだ。 でも、ハリソンフォードもマークハミルもキャリーフィッシャーも出演してくれました レイ、フィン、ダメロン、カイロレンそれなりに立った新キャラが出てきました キャラクターを売りにします!スターウォーズですから! キャラの掛け合い漫才もいいが、舞台をもっと独創的にしてほしい[ブルーレイ(吹替)] 4点(2019-09-07 13:28:42)《改行有》

36.  エル ELLE 《ネタバレ》 一度にすべては呑み込めなかったけど、長い歳月、女を撮り続けたバーホーベンが撮ったのだから・・・ 隣人からのレイプを受け入れた感あってもそこで憤慨して観るのを止めたりせずに 最後まで見れば、けしてそれでいいと思っているわけでもないのだという複雑な、答えにもならないようなことになってゆくのです。 そしてその隣人は死ぬ。 なんていったらいいのか、観てるこっちが寄る辺ない気分になる。あんなひどい目に遭っても全然悲しくないように見えるのに めちゃくちゃ苦労はしてるという。苦労の感覚がマヒしているのかな?才能あるように見えなかったけど会社の社長だよ? 気に入らない社員でも能力さえあれば絶対に切らない。それだけだ。お金も持ってる。強すぎる。 でも気軽に強い言ってくれるなよ光線を発し続ける。 涙は一滴も流していない。YesかNoしか選択できないところででそこは明確にNoなんだな、やはりというべきか 一度でも泣いたら類型的な被害者感が出てしまうという判断だろうか。 もう自分に嘘はつきたくないともいっていた。やっぱ複雑。彼女にとってなにが嘘なんだろう。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-08-29 12:02:50)《改行有》

37.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 都合がいい展開を楽しめないと厳しい 犯人は、いったいどうしてこんなにもリーアム・ニーソンを手玉にとれるんだろうという興味が大半だったと思うんです どう仕込めば一見偶然に思える事象をコントロールできるのかという部分の種明かしが残念ながら不明瞭です 被害者の殺害方法、大胆にも時刻まで限定して予告し、監視が厳しくなる中誰にも知られずにどうやってという部分がです 答えがあるとすれば、それは運が良かったから たまたま誰も見てなかったとかいい感じに他人が行動してくれたとかコクピットの壁にトイレからこっそり穴が開いてるとか いただけない手法の連続で、うまいこと理由をつけてごまかそうともしない (トイレってあんな所にあるもんなの?) 脱出時の「予定より2分も遅れてる」というセリフはその辺制作サイドが自認してギャグにしたんだろうと思います テロの警鐘のためテロ起こすという矛盾ありまくりな理由の一方の犯人と単なる金目当てのもう一方の犯人 医者がいってた疑問、いずれにせよ殺すつもりならなぜすぐに爆破させないのかの回答が、 制限時間内にきっと飛行機は降下するからパラシュートで外へ逃げられるという他力本願でこれもなんだかなですが いざとなった際の犯人二人のコンセンサスもとれてない。結局仲間割れの同士討ちて・・・犯人ショボすぎ あと降下すれば撃墜するっていってた要素はしれっとなかったことにされちゃいましたね テロリストが空港でフリーパス状態になぞらえた、この辺も作り手のジョークでしょうか ジャンル映画とはこんなものだよ、とちょっと諭されてるような気分がしました 犯人とのやりとりなどチャットがHUDのように空中に浮いてくるのは見易くてよかった 上昇するときだけはダメというリーアムのキャラ設定は墜落するときには強いんだぞというジョークですかね[インターネット(吹替)] 4点(2019-08-28 13:52:30)《改行有》

38.  スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 往年のファンには少々辛い内容かもしれない 前作のハン・ソロに比べても本作のルーク・スカイウォーカーの扱いは大胆な試みである ともすればキャラ改悪と騒がれかねない 時間経過に伴う自然な変化と受け取るのは、いかにこれが公式といえども製作陣が代わった関係もあって思い入れが強いほど難しいだろう 自分は、それほどにはルークの性格や立ち位置など理想が無いのでこのくらい時間経過を感じさせてくれる方が個人的には面白いし、 それをいうならむしろ帝国の逆襲時のポジション発覚のほうがよっぽど呆れるシロモノだった スターウォーズというのだから、スパイのような人探しなどは、あまり観たくはない 敵から攻撃を受けてる真っ最中に船を離れるなどというあり得ん展開をしてまで、そんなシーンを入れることは無いと思う 普通の神経なら、行って帰ってくるまでに味方艦隊は全滅してると考えるだろう レイの敵船への送り込み方も雑過ぎる。あんな場所にハイパースペースを出たり入ったりできたら世話はない あと、準光速ミサイルのような攻撃方法を体当たりで見せるのも、バランスが壊れるのでよしたほうがいい。タブーとすべき だが、ほかの部分は前作より、だいぶ良くなっている ルークのギャグや、落ちも嫌いじゃない アイロンはカメラが切り替わったときイマジナリーラインが変わったのが自分のような素人に易しくないなと思った[ブルーレイ(吹替)] 5点(2019-08-25 14:23:10)(良:1票) 《改行有》

39.  わたしを離さないで 《ネタバレ》 ショート・ショートを青春ドラマで仕立てた感じか 生への執着は希薄というわけではないが、人権を知らずに育ち、ただ終了を待つばかりな従順かつ無力な登場人物ばかりなのが哀しい 逃亡するもかなわず帰ってくるとかいうことすらない。人生を勝ち取る戦いを始めたりはしないのだ 最後のあまりにも当たり前で今更それ言う?って感じの「普通の人たちと私たちとの違いがわからない・・・」というモノローグ。 本当に受け身で生きてきて、最後にやっとそういう考え方にたどり着いたんだとしたら、もしかしたらこれから闘争が始まるのかもしれないね 現在ここまで人類は非道ではないと思うので、そのあたり少し昔の年代のIFストーリーという設定を受け容れられるかどうか あり得そうもないこの世界設定だが、余計なことを考えずに単純に悲しい気分に浸れるかどうか そういう疑問をやわらげるような緻密さというか、世界観の描写は乏しいといわざるを得ない 出入口に認証装置があって管理されてる風ではあったが、それだけではあまりにチープすぎる 臓器提供による医療の進歩があるならそれで世界はどう変わるのかを作り込む発想もお金もないんだろうか 著名人がいつまでも生きているとか、権力者は死なないために力を奮うその影響とか歪が生まれてしかるべき 残念ながら話の流れで不自然に感じたところもあった おそらく、誰の目にも「画廊の件、どうしてそういう発想になるの?」と首をかしげること請け合いかと[ブルーレイ(吹替)] 5点(2019-08-20 03:30:21)《改行有》

40.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 観る前から、前半がゾンビ映画で後半がそのメイキングということを知っていました (ただし、実際はテレビ番組でしかも生放送でした。微妙に違う情報が入っていました) 普通に面白い映画ですし、単純に撮影は努力賞モノですが 極度にネタバレを厳禁とされるのにはまた別の理由がありそうです もし仮に自分がこの構造に気付かずにアッと言わされたとしましょう そうなったら絶対それについて人と話したくなるし、共感を得るためには薦める相手にも自分と同じくアッと言わせるしかない そういう心理的メカニズムがあってのことです 個人的にはネタバレされても十分面白い映画なので(ただし、マナーとしてどんな映画もネタバレしてはなりません) 構造だけに頼ったただのびっくり箱ではなくてよかったです。ちゃんと面白い映画でした けれど、ネタバレを気にされ過ぎて構えてしまった分、メイキングのその先にもう一段階、 今までにないような仕掛けがあるのではと思っていたのでいささか肩透かしでもありました アッと驚く映画ではありません。特殊構造が生み出す笑いを味わう映画です。 当然のことながら、そこで生まれるハプニングは結局作為的なものであるので そのわちゃわちゃの連続にうんざりされる方もいると思います 映画撮影あるあるを楽しめれば吉でしょう[ブルーレイ(邦画)] 6点(2019-08-19 11:19:05)(良:1票) 《改行有》

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