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プロフィール
コメント数 1199
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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381.  クワイエット・プレイス この映画は予告編から面白そうな雰囲気がプンプンで、向こうのニュースを見ても批評家絶賛とかいう話だし、結構期待してたんですよ。 でも、いやいや… とにかく設定が雑で突っ込みどころ満載、ブサイクな娘にはイライラするし途中はたるいし、ラストがちょっとかっこよかったのでプラス1点ですが、それでも5点がせいぜいの映画でした。残念。 これが批評家絶賛って、どこをどう批評したら絶賛になるんでしょうね…[インターネット(字幕)] 5点(2019-07-22 20:57:03)《改行有》

382.  エンド・オブ・トンネル 《ネタバレ》 最後の最後がなければ「まぁこんなもんか」といった感じの映画ですが、ラストの10秒で評価が一転。 ネットでこの映画の感想などを読んでもあまり書いてる人がいないのが不思議でしょうがないんですが(3人で家族として暮すハッピーエンドとか書いてる人すらいてびっくり。ちゃんと映画を観てないのね)、最後のアレにはほんとやられました。 「娘がしゃべらなくなったのは2年前、彼(悪党)と付き合いだしたのも2年前、じゃ娘がしゃべらなくなった理由はわかるでしょ」…と母をミスリードして手なづけときながら、実は6歳の娘に手を出してたのは主人公自身だったという事がわかるラストの手つなぎシーン。 いやしびれました。 例えば娘が犬に話してる言葉だって主人公が自在に編集して都合のいいとこだけ切り出せばいいわけで、母をだますの簡単ですよね。 映画の途中、娘が下着姿で徘徊して主人公のとこにくる謎のシーンとかあったわけですが、そういうのも娘と主人公が出来てる伏線だった、と。 マジすごいです。 映画中で細かく気になるいろんな伏線を最終的に回収せずに放り出してますが、もうそんな細かい事はどうでもいいです! 途中までずっと主人公として活躍してた人間が実は小児性愛者の変態でした!とか、そんな映画他にないです。 彼がなぜ金を横取りしようと思ったのかもそもそも謎だったわけですが、単に一番悪い奴が主人公だったというだけっていう…これはほんとにまいりました。 すごい映画です。[インターネット(字幕)] 7点(2019-06-22 15:51:52)《改行有》

383.  本能寺ホテル 何も知らずに観ても「これフジテレビ製作の映画だよね?」ときっとわかってしまう悪い意味でフジテレビ感満載の底の浅い映画。 一見ちょっと面白そうに見せておいて、本当に何もないという…あはは、もう笑うしかない。 テーマとしていくらでも面白くできそうな内容なのに、ほんとに何もないんだもん、いやもうね… これが公開された後、まったくその話題をきく事もなく世間から存在すら忘れられているわけですが(実際、興行成績もぱっとしないし)、実際に観てみると「そりゃそうなるよね」としか言いようがない、実に底の浅い映画でありました。 てか公開前に万城目との間でパクリだなんだ…で騒動がおきてましたが、そもそもこの映画にはパクリだなんだと語るほどの内容がない気がするんですよね…[地上波(邦画)] 4点(2019-06-19 15:55:31)《改行有》

384.  トランス・ワールド 《ネタバレ》 こういうのはネタバレするまでの期待感がすべてで、謎が解けてくると「あぁそういうオチね」とわりとがっかりする事がほとんどです。 本映画も謎が謎のままの途中まではなかなか興味深く観る事ができるんですが、しかし真相がわかってくると「なんだー」という肩透かし感がぬぐえません。 なんというありがち感。 まぁ途中までは面白かったのは確かなんですけどね。(だからこそありがちなオチに余計がっかりするわけですが…マッチとか服とか伏線わかりやすすぎだろ!) 細かいところもそれなりに考えられていて、たとえば途中で「エイリアンに誘拐されたんだ」的な話題で盛り上がるとこがありますが、アメリカでエイリアン誘拐が最初に話題になったのは1961年なんです。だから1962年の彼女にとっても旬な話題だったりするわけで、そういう細かい時代考証はなかなかなんですけどね。 こういう映画なのでツッコミどころだらけなのは当然なんですが、一番気になったのはあんな何もない森を爆撃する必然性。 燃料も爆弾も無駄ですし、ターゲットが何もないところを爆撃するってのは本当に難しいんです(何しろターゲットがない=どこ爆撃していいかわからないからね!) あの空爆の意味は本当にわからないしあんなとこに防空壕があるのも意味不明です。 あと、化粧が変わると女は別人だな…と。 もう一つ、些細な事ですが、最後の(別の強盗の)女のケツはなかなかです。うん。[インターネット(字幕)] 6点(2019-06-19 15:12:52)《改行有》

385.  パシフィック・リム:アップライジング 《ネタバレ》 世の中の多くの人と感想が異なるのですが、私は前作よりこっちの方が好きです。 前作は画面もストーリーもアクションなんかもちょっと暗すぎ重すぎでした。 まぁイエーガーの設定厨感とかは前作の方がはるかに上で、今回のは細かい詳細不明でその辺の面白みにかけたりするし、個々のキャラの掘り下げが足りないので登場人物の有象無象感がすごい…とかいろいろ問題あるわけですが、しかし単にロボットと怪獣がガチャガチャ戦う面白さはこっちの方が上かなぁと思うからです。 ストーリーも実にありがちで悩む要素もないですし。 ちょっと「あー」と思ったのは東京の街の中国感。 東京感があまりに薄い!もうほんと中国! (富士山と東京の距離感が近すぎるのは作劇上の都合でどうでもいいんですが) はるかな昔、かつてのベストキッド3で映った日本の風景がどうみても日本じゃなかったあの頃とこのあたりは何も変わってなくて、やっぱ西洋人から見ると東洋の街並みってみんな同じに見えるのかなぁ、と思ったりします。 一番好きなシーンは、東京の街中にガンダムの像があって「お、ガンダムじゃん」と思ってるとその建物の看板に「アナハイム」の文字があるあのシーン。この(日本人でもほとんどの人がわからないであろう)相当なマニアックさはまったく嫌いじゃありません。あそこは観ててさすがに笑いました、はい。[インターネット(字幕)] 7点(2019-06-16 23:31:51)《改行有》

386.  デッド・オア・リベンジ 《ネタバレ》 ここの登録はグルジア映画…となっていますが、今の国名はジョージアなのでジョージア映画です…というのはさておき…ツッコミどころしかない超展開映画です。 とりあえず友達と彼女が関係するっていうのは日本でも想像以上に実は多いのですが、そういうのは当事者以外が知らなければ無いのと同じことなのです。 物理学で言うように観測されない事象はこの世に存在しないのと同じなのです。 にも拘わらず、なぜかそれをしゃべってしまうっていう…自業自得なのはそういう行為をしたことでなくそれをしゃべった事ですね。 しゃべらなければ「そんな事実はない」わけですから。 そんな事もわからないなんてクリスはなんという馬鹿なんでしょうか。彼女もいい迷惑です、いやマジで(まぁだから死んじゃうわけですが) そしてそんな馬鹿だから復讐も馬鹿なわけです…てか奴はただの変質者かと思ったらちゃんと嫁と娘がいたという…いやびっくりだよ! っていうかダニエルどこいった??[インターネット(字幕)] 4点(2019-06-15 19:08:26)《改行有》

387.  キングコング: 髑髏島の巨神 《ネタバレ》 キングコングというと古典的なアレのリメイクなんだろうなぁ…と思い込んでいて全く観る気ははなかったんですが、いや全然別物じゃないですか! 際立つ特徴は監督の演出。 洋画邦画にかかわらずあまり映画では見かけないような映像&演出で妙にかっこよくギャグの演出もキレてるなぁ…と観ている途中ずっと思っていたわけですが、なるほど、最近多い「日本のアニメゲーム大好きです」系の監督さんだったんですね。 そのあたりにインスパイアされたと思しき映像だったからこそ同じものを観て育った日本人の自分的にドンピシャだったんだと思います。 とはいえガスマスクして日本刀を振り回すシーンなんかは完全にやりすぎで「どうなの?」と思ったりするんですが、最近のアメリカ娯楽映画には似たシーンがちょいちょいあるので(例えばゴーストバスターズ2016でのホルツマンのバトルシーン)多分あちらでの流行りなのかな?と思ったり。 怪獣映画として十分に及第点の出来で、端的に面白い!と思いました、はい。[地上波(吹替)] 8点(2019-06-10 19:45:49)《改行有》

388.  関ヶ原 ひさびさに観た怒りを覚えるほどのゴミ映画 さすが(あの)ガンヘッドの監督だな…と悪い意味で感心しました、いやマジで。 司馬遼太郎の傑作「関ケ原」(←超面白い)原作だというから観たわけですが、もうまったく原作と関係ない話になっていて完全オリジナル。 「原作司馬遼太郎」の文字は司馬遼太郎に失礼なのではずすべきです。 とにかく脚本と監督が最悪で、あまり知識がない人が観たらおそらく何が行われているか全く理解できないはず。 どうでもいい枝葉のエピソード(直江兼続とか)を無駄に撮るくせにストーリーの要所はナレーションで済ますっていう…アホなの?? いらないシーン(直江兼続とか)全部とりはらってフォーカスを絞ったストーリーにすればまだ内容が理解できるもになると思うんですが… まぁ全編ツッコミどころしかなく悪いところをあげていけばこのレビューに全く書ききれないわけですが、あえて一つあげれば、映画オリジナル要素の有村架純の存在。 あれ「信長の忍び」のパクリですよね? 2008年からずっと連載してる知名度のある(多くの学校図書館にも置かれているくらいの)歴史漫画を、似たテーマの映画としてとる以上知らないでは済まされてないと思うんですが…ほんとに知らないならあまりに勉強不足だし、知っていたなら最悪です。 まさにクズOFクズ。そびえたつクソのような映画です。[地上波(邦画)] 1点(2019-06-03 12:11:53)《改行有》

389.  パラノーマル・アクティビティ 非常に評価が難しい映画です。 誰もまだこの映画を知らないときにこれを観て「面白い!」と絶賛した人達は確かに面白いと思ったんでしょう。 が、しかしそこで話題になる事で、多少なりと映画の内容についても語られてしまうわけで、そしてその「多少語られる」だけで、もはやこの映画の価値はなくなってしまいます。だから、それから観ても「んーー?」って感じになっちゃう人が続出したのかな、と。 そういう意味ではびっくり箱と同じような映画…というかびっくり箱そのものであって、知らない人を驚かす以外に何の内容もないので話題になってから見た人の酷評が増えちゃうという。 とりあえず低予算でアマチュアが撮った映画がここまでヒットした事自体は素直に賞賛したいと思います。[インターネット(吹替)] 5点(2019-05-30 14:19:49)《改行有》

390.  アトミック・ブロンド 名のあるサブカル系の人や映画評論家の人が2017年のベスト10に入れたり入れなかったりしてる(どっちなんだよ)本映画ですが、確かにアクションシーンはスタイリッシュで特にスパイグラスを亡命させようとする一連のシーケンスは目を奪われます。 が、逆に言えばちょっとスタイリッシュなのと、あの頃の空気感がちょっと懐かしいだけであって、それ以外はとりたてて目を引く要素もないかな…と個人的には思います。 「ソルト」なんかもそうですが、女性のスパイものって「結局、こいつはどこの陣営なの?」って感じで正体がなかなかわからない系が多いわけですが、これってよく言われる「男にとって女は不可思議で理解できない生き物だ」…っていう男性心理からそんな話が多くなるのかなと思ったりしますです、はい。[インターネット(字幕)] 6点(2019-05-23 15:23:41)《改行有》

391.  あさひなぐ 個人的に原作はかなり好きです。 この原作、小学館漫画賞なども受賞している良質でオーソドックスなスポーツ青春物で、映像向きの作品だと思うのですが、しかし一向にアニメ化の声も映画化の声も聞こえてこないのを不思議に思っていました。 そんなときに届いた映画化の話。 お、やっと映画化か!!と思ってよく見ると…まさかの乃木坂アイドル映画じゃないですか。 「そりゃないぜベイベー」 私の世代の場合、アイドル映画と聞くとどうしても「チェッカーズINたんたんたぬき」のようなものを想像してしまうわけで、なんか非常にガッカリしたのを覚えています。 当然映画を観る事もなかったわけですが、ふと見るとアマゾンプライムで配信されています。 まぁタダだしとりあえず観てみるか…と実際に見てみると、いやいや、これがそれほど悪くない。 確かに乃木坂のアイドル映画ではあるのですが、原作の癖の無さやオーソドックスさがいい方向に出ていて、アイドル青春映画としてはなかなか手堅くまとまった良質なものになってるじゃありませんか。 まぁびっくり。 期待してなかった分、いい意味で裏切られました。 逆に言えばとりたてて褒めるところもないのですが、しかしけなすところもないというのは立派なもので、アイドル青春物としてはほとんど満点の出来だと思うのです。 まぁアイドル青春映画として満点でも、ここで点つけると6点程度…というところがアイドル映画の限界だとは思いますが、しかし悪い映画ではないと思います、うん。[インターネット(邦画)] 6点(2019-05-22 15:51:07)《改行有》

392.  打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(2017) 絵作りにシャフトらしさは見受けられますが、いつものくどいシャフト演出は相当抑えられていて一般公開される映画として演出されてるな、というのを強く感じます。 というか前年の「君の名は」のヒットよもう一度的な東宝からの期待(というか要請)なんでしょうね「君の名は」と同じような空気感が画面からプンプンと漂ってくるのはこの映画的にプラスなんでしょうか?多分違うと思うんですよね。二番煎じ感がすごいです。 さて、名作と言われているオリジナル版は、タモリが語り部やってましたよね、確か。 それと奥菜恵が神がかった可愛さだったことくらいしか記憶になく、ストーリーはあらあらしか覚えてません。 ぶっちゃけ個人的にはオリジナルはたいして面白いものではなく、なぜそんなに後で評価されてるのか実は不思議でした。 で、そんなオリジナルがつまらなかった僕からすれば、このアニメリメイクも大差なく思えるわけで、なぜそんなに比較して酷評されるのかがよくわかりません。 オリジナルも5点程度ならこっちも同じくらいだと思うんですけどねぇ… まぁ結局面白くないという意味では酷評してる人達と一緒で何も褒めてないんですけどね笑[インターネット(邦画)] 5点(2019-05-22 00:35:01)《改行有》

393.  エイプリルフールズ 《ネタバレ》 ホモのカップルのとこだけ面白いんですよね。さくっと一瞬でオチを見せるっていう、あそこはセンスを感じますが…しかしいいところはそれだけ。 いろんな話を絡めていく技巧的なタイプの映画や小説の類はすでに多々あるわけで、過去のそういう作品群と比べてこの映画にどんないいところがあるかというと…特に何もありません。 しかも「え、ここそんなに尺取る?」ってとこに無駄に尺を取ったり全体の構成バランスがよろしくありません。 こういうものを作りたいんだ!という製作者の意思は伝わるんですが、しかしそれを成すには力不足でした…ってとこかな、と思います。[地上波(邦画)] 5点(2019-05-17 15:46:18)《改行有》

394.  ミックス。 同じ脚本監督の「エイプリルフールズ」がかなり残念だったのと比べると、こちらの「ミックス」はなかなか面白い映画に仕上がってると思います。 なぜその差が生まれたのか…について考えてみたのですが、ベタで鉄板の設定やストーリーは結局面白いという事だろうし、コミック的な演出もこの映画にはあってる…と分析的にはいろいろ理由があると思うんですが、つきつめれば結局 「新垣結衣が魅力的だから」 これにつきるのではないでしょうか。 すげーな新垣結衣[地上波(邦画)] 7点(2019-05-17 15:40:12)《改行有》

395.  この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 一言で言えば「太平洋戦争前後を舞台にものすごく丁寧に描かれたサザエさん」 丁寧に丁寧に独特の空気感で描かれたこの映画が絶賛されるのはとてもよくわかります。 製作者の熱意が半端ない事が、観ていてこれだけ伝わる映画もそうそうありません。 私の父は、この映画のヒロインより少し年下のはずなのですが、映画中にもそういうシーンがあるように実際に学徒動員で兵隊にとられていて、ただそのときすでに昭和20年。 タイミング的にはすずさんの旦那さんが兵隊に転換になった時期くらいで、実際に戦場に出る前に戦争は終わりました。 (もう沖縄まで落ちてたわけで内地の人間は本土決戦に備えるしかない時期だったわけですから) そして父が戦場にいかなかったおかげで、今現在、私はこの世界の片隅ですごせているわけです。 映画中でも原爆のタイミングですずさんが呉にいたのか広島にいたのか…は本当に紙一重の運でしかありません。 そもそもすずさんがあの家に嫁入りしたこと自体、本当に子供の頃のただの偶然だし、時限信管の爆発に巻き込まれてしまうのも実は本当にささいな偶然です。 つらい事もあり楽しいこともある現在の自分の状況は、歴史の中で語られないレベルの本当にささいな偶然の連鎖の中で生まれたものにすぎないという事がとてもよくわかる映画だと思います。 で、そんな今の自分を前向きにとらえるか後ろ向きにとらえるか…それは全部自分自身で決める事なのです。 特別なヒーローなんかじゃない、この世界の片隅でほそぼそと生きている平凡で非力な人間に出来る事はそれくらいしかないわけですから、だったらせめてそこはポジティブに捉えた方が人生何かと幸せなんじゃないでしょうか。[インターネット(邦画)] 9点(2019-05-17 15:38:38)(良:1票) 《改行有》

396.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 ミュージカル映画のレビューの都度書いてますが、私はミュージカル映画が基本的に大好きです。 夢と希望に満ち溢れたある意味エンターテイメントの極致だと思うからです。 という事でこの映画なわけですが… この映画については当初から絶賛する人が多かったわけですが、一方で否定的な感想も相当数見かけました。 どうやら万人受けするタイプではなく、人を選ぶ様子。 …さて自分はどうだろう??と観てみると…いや残念ながら否定派の方でした。 その感想も、まさに多くの否定派の人の感想とほとんど変わらないものです。 要するに「主人公2人がクズで感情移入の余地がまったくないのに、そんな2人に踊られてもなぁ…」と、そんな感じ。 冒頭のミュージカルシーンが素晴らしいというのは事前に聞いていた通りで期待させてくれたんですが…しかし、これもよく言われている「序盤のシーンがピークでした」という感想になってしまうわけで。 個人的には、なぜこのまったく好きになれそうにないクズの主人公(特にライアンゴズリングの方な)のどうでもいい物語を見て「素敵!」と思えるのか不思議でしょうがありあません。 ミュージカルってそんな映画じゃないと思うのです、うん。[インターネット(字幕)] 4点(2019-05-17 15:37:06)《改行有》

397.  ジュラシック・ワールド/炎の王国 《ネタバレ》 そういえばこいつのレビューを書いてませんでした。 安定のシリーズで前作からの続きもの。 当然いつもの展開かと思いきや、今回は大きく趣向を変えてきています。 まさかの家内でのバトル。めっちゃスケール小さいじゃん! 恐竜映画なのにバイオハザード感がでてしまってるっていうコレジャナイ感がハンパないのです。 たしかに毎回同じパターンではさすがに客も飽きるわけで、ここらで趣向を変えるのはわかるのですが、しかし今回の路線変更は失敗ではないでしょうか。 このシリーズに客が求めるのは多分こういう方向性ではないと思うのです。 客がこのシリーズに求めるのは、もっとバーンとしてドーンという感じの雑で圧倒的なものを求めてると思うのですが(それは多分映画マニアには受けが悪い方向性だと思いますが)、今回の路線変更はスタッフが色気を出したんでしょうか、なんか真逆なんですよね。 迷走を感じさせる一作です。[インターネット(字幕)] 6点(2019-05-05 20:17:48)(良:1票) 《改行有》

398.  her 世界でひとつの彼女 《ネタバレ》 マイクロソフトが開発したAI女子高生りんなが高校を卒業してアイドルを目指すと発表されたのが今年の3月の事(そして実際にエイベックスと契約しました)。世の中にAIスピーカーは潤沢に存在し、6年前に作られたこの映画もいまやわりと他人事ではなくなってきました。 が、しかし、そもそもこの映画、多分そういう事を描きたかった多のではありません。どんなにうまくいってるように見えても、目に見えない愛というものはいつ崩壊するかわからないし、裏で相手が何を考えて何をしているか、お互いがそれぞれ人格をもっているからこそ本当のところは全く何もわからないのです。 それをAIという人間離れしたものを使う事でカリカチュアライズして描いてみたのが映画の本来の目的であって、サマンサがAIかどうかはあくまでも作劇上のギミックの一つにすぎない…というところなのでしょう。途中に出てくる621人の恋人がいるなんて話も最近のポリアモニーとそうでない人の恋愛観の違いみたいなものでそれこそただの価値観の違いにすぎません。恋愛の価値観なんて人によって本当に全然違うんですし、だからこそ恋愛では何かと価値観が…といわれるわけです。 まるでクラークの「幼年期の終わり」のようなオチは、SFフアンなら慣れ親しんだ展開で、あぁそうなるのね、といった印象。 「アルジャーノンに花束を」では急激に育った知性はまた急激に衰えていく…からこその展開だったわけですが、では急激に進化していくままであればどうなるか…それはまぁこうなりますよね。[インターネット(字幕)] 6点(2019-04-26 13:29:59)《改行有》

399.  スパイ・ゲーム(2001) 《ネタバレ》 普通のスパイアクションものとは違う感じの映画を作ろうとしたんでしょうか。 基本的に会議室での聴聞に対して回想として過去のイベントが語られていく変わったスタイルのスパイアクションものです。 観ている途中に「わざわざこんなスタイルにしたんだから、これブラピパートは全部彼の創作で実は存在しなかった…まであるぞ」と深読みしていたため、結局わりと普通のラストにがっかり。 いや普通じゃん!! 途中で深読みしすぎた分、ラストの肩透かし感がすごかったのでした。 いやいや。[地上波(吹替)] 6点(2019-04-26 13:17:14)《改行有》

400.  キングダム(2019) 試写会にて鑑賞。 公開前なので今回はネタバレ無しで。 観た感想をひとことで言えば「キングダムを実写化したらまぁこんなもんだろうなぁ…」 それ以上でもなくそれ以下でもない極めて無難な出来です。 ストーリーは、原作を知っている人であれば「2時間の映画でまとめるならここまでだろう」と誰しもが思うまさにそこまでが描かれていますが、しかし2時間の尺ではどうしても駆け足気味の展開になるのを避けられません。 (ちなみにテレビアニメの方では同じ内容が15話つまり約300分でしたからそれを半分以下の時間でまとめてるわけです。そりゃ駆け足にもなります) 結局あらすじを追うだけの部分が多くなり、キャラの掘り下げも不足気味です。 たとえば河了貂はぶっちゃけいてもいなくてもいい程度の扱いですし(橋本環奈の貂はかなりよかっただけに残念です)、楊端和は太モモを晒しながらドヤ顔決めてるだけです(だがそれがいい。とてもいい。) これがやや脇のキャラとなるともはや存在すらよくわからず、たとえば壁あたりになると(劇中で何度も名前が出るにも関わらず)おそらく原作を知らない人は彼がどういう役割の人なのか映画を観てもほとんどわからないでしょう。 このあたり映画の尺的な限界を感じました。 ちなみに個人的に一番よかったのはムタでしょうか。なかなかのムタ感がありました(というかアダモステ感もあって世代的に妙にテンションあがったわけですが) さて映画としては手堅くまとまっていたとは思いますが、だがしかし、これはあの「あの」キングダムの映画化なのです。 マンガ→アニメ→実写映画ときている「キングダム」ですが、メディアが変わる都度に作品としての色がどんどん薄れてしまい、この実写映画に至ってはもはやありがちなごく普通の「大作歴史ファンタジー映画」と化しています。 原作を知らない人が観ても安心して鑑賞できるような無難な出来だとは思いますが、キングダムのストーリーとキャラクターの表面を上手になぞっただけの映画だとしか個人的に思えないのです。 ケレン味にあふれてこそのキングダムでしょ?と。 もっと言えば別にこれならキングダムじゃなくてもよくね?と思えてしまう、重要なキングダム的な何かが決定的に足りてない…僕にはどうにもそう思えてしまってしょうがない、そんな映画でした。[試写会(邦画)] 6点(2019-04-16 02:19:00)《改行有》

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