みんなのシネマレビュー |
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382. 海底47m 《ネタバレ》 サメ映画というと世の中にめちゃくちゃ沢山あるような印象があるわけですが、ちゃんと劇場公開されたサメ映画というのは実はあまり多くなく、せいぜい十数本しかないんだとか。 考えてみれば、サメの幽霊が人を襲ったり、雪山にサメが出現したり、地中をサメが泳いで人を襲ったり、サメの頭が3つも4つもあったり…そんな馬鹿映画達が劇場公開映画のわけないですもんね。 そう考えると実はまともなサメ映画というのは結構希少な存在だと言えます。 で、その劇場公開されたサメ映画の一覧を観ていたのですが、自分が未見なのは直近の「メグ」とこの「海底47m」だけでした。 (なんとパニックマーケットみたいなマイナーなサメ映画もちゃんと観てました、おお) そして「海底47m」がテレ東で放送された事により、ついに自分が未見のサメ映画は「メグ」だけになりカンスト間近…だと思ったら、なんとこのタイミングで「海底47m」の続編がアメリカで劇場公開。 サメ映画カンストへの道は遠いのです。 …とそれはさておき、この映画、前年にヒットしたブレイクライブリーのアレもそうですが、低予算でシチュエーション頼みのタイプ。 いまどき「サメがドカンと人を襲う」というシンプルな映画は流行らないのかもしれませんが、なんだか寂しいですね。 というかこの映画で怖いのはサメじゃなくて海そのものだって気がします。 (まぁそれを言ったらオープンウオーターなんかもそうなんですが)[地上波(吹替)] 6点(2019-08-31 21:19:11)《改行有》 383. スウィッチ/素敵な彼女? 《ネタバレ》 90年代初頭というと自分がめちゃくちゃ映画を観ていた時期なわけですが、しかしこの映画は存在すら知りませんでした。 当時はネットもほとんどなかったし、日本で公開されない映画の存在なんか知る方法すらなかったんですよね。 で、まぁ今回アマゾンにあったからちょっと観てみたわけですが、撮影された時代を考えてもストーリーとか演出が古いんですよね。 調べると64年の映画の焼き直しなんだとか。あぁなるほど…という感じです。 男性が女性になる(あるいはその逆)の話はテーマ的に面白いのでたまにあるわけですが、この映画に関してはステレオタイプな男性像女性像の表面をなぞっただけに終わってる感があり、テーマの掘り下げは今一つ。 そして妊娠したところでオチが読めるわけですが、そのオチ自体が安直でありがちな逃げにしか見えないのもまたまた微妙。 あれこれドタバタしてるわりに途中の話もそれほど面白いわけでもなく、まぁ当時日本で公開でがスルーされたのもしょうがないかな…と思える小品です。 なぜか日本の映画サイトだとこの映画の平均点がやや高めなんですが、IMdbだと5.8。 これはIMdbの点数がただしいんじゃないの…と個人的には思う次第です。[インターネット(字幕)] 5点(2019-08-29 13:08:36)《改行有》 384. LUCY ルーシー 《ネタバレ》 「人間の脳はNパーセントしか使われていない」という科学的根拠のない都市伝説は、しかし結構世間では有名で(嘆かわしいことにそれを信じてる人も多くいて)、そのくせ人の創作意欲をかきたてるらしく、それをネタにした映画は世の中にいくつも存在します。 この映画もその1本なわけですが、ぶっちゃけそれらの中でもかなりできが悪い映画です。 とにかくこういうのはバランス感覚が大事だと思うのです。 仮に人間の脳が10%程度しか使われてないのが事実として、そしてそれを20%やそこら使えるようになったからって電話やテレビを自由自在に操れるようになるのはどう考えてもありえません。それがもっと上昇していくと…もう笑うしかない。 とにかくやりすぎなのです。 いくら創作のエンターテイメントとしても荒唐無稽にもほどがあるとこれは観ていてもシラけるわけで、しかもその規模の能力者を相手に敵対するのが台湾マフィアの一組織(しかもただ暴力的なだけ)ってんじゃ、もうなんだそれ頭わいてんの??としか思えないわけです。 序盤はまだおもしろいのかも…と思ったわけですが、映画も20分も過ぎた頃からもう馬鹿を見るような目でしか映画を観られない自分がいて、ラスト近くにはもう失笑しかないっていう。 なかなかダメな映画でした、はい。[インターネット(吹替)] 4点(2019-08-28 15:24:41)《改行有》 385. 茄子 スーツケースの渡り鳥<OVA> 前作同様、非常に質の高い自転車アニメ。 監督の出自からしてジブリ感満載…てかヘタなジブリのアニメよりはるかに質が高く、レースシーンの作画や演出はそこらのジブリものより断然上。 しかし悲しいかな、かつての「モーニング」や「アフタヌーン」風ストーリーのありがち小品のため、話自体の面白さは今一歩で佳作の域を出る事はないっていう。 それでも前作含め「弱虫ペダル」がブームになったときなんかに再評価されてもおかしくないと思うんですけど…ほとんど世間で存在を知られてないですよね、もったいない。[インターネット(邦画)] 7点(2019-08-26 21:08:52)《改行有》 386. 追跡者(1998) 《ネタバレ》 キャスティング的に「黒幕はロバートダウニーjr」だというのが最初からバレバレで、映画を観てる途中「どうせ奴が黒幕なんだろ」→「どうせ奴が黒幕なんだろ」→「ほらやっぱり!」となってしまうこの感覚。 これを「お約束って大事」ととるか「もうちょっと考えて映画作れよ」ととるかによってこの映画の評価は大きく変わるのではないでしょうか。 しかしどういう観点にたつにしても、もうちょっと怪しい(黒幕の可能性のある)人間を2,3人配置しとくのは作劇的にマストだと思います。 いや実は「えーーまさかロバートダウニーjrが黒幕だったなんて!」と思う幸せな観客が結構いてそういう人が観客の大多数だからこれでいいという可能性も…いやいくらなんでもそこまで世の中の人は頭悪くないだろうし…いや、うーん…[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-08-22 15:49:37)《改行有》 387. 下妻物語 邦画には、世界的に高い評価を得ている映画も多数ある一方で「日本人しか面白さがわからない映画」というのが一定数存在します。 最近であれば、だって埼玉だもん…じゃなかった翔んで埼玉なんかが典型的なそれです。 で、その「日本人にしか面白さがわからない映画」の頂点は個人的には「シン・ゴジラ」だと思っていますが、ここにもう一つ同レベルの傑作があります。 それがこの「下妻物語」です。 下妻なんか知らねーよ、という人でも、結局ここに描かれているのはよくある日本の田舎の風景です。 ジャスコをアピタあるいはイズミヤに置き換える事で、多くの日本人はその感覚を理解できるのです。 (そもそも田舎を知らない純粋な東京23区民なんかはこの空気感はわからないでしょうが…) この映画に出てくるいろんな文化や小ネタも日本人には肌感覚で理解できるもので、めちゃくちゃ笑えるわけです。 しかし一方これを外国の人が観たとして、面白いと思うでしょうか? いや表面的には面白いと思うかもしれません。 しかしこの映画の本質的な面白さは全く理解できないでしょう。 根本的な肌感覚が違いますからこれはもうしょうがないのです。 世界に通用する、世界で評価される映画も素晴らしいとは思いますが、日本人による日本人のための映画もまた素晴らしい。 そう思う今日この頃です。[インターネット(邦画)] 9点(2019-08-17 11:59:21)(良:2票) 《改行有》 388. ドン・ジョン 映画の冒頭部、初体験リッジモンドハイのフィービーケイツがプールから上がるシーンが出てきて「おお!おっぱう出すのか」と思いきやそれっきり。 ひどいよ!! 初体験リッジモンドハイはあそこからおっぱいだすじゃん!!!おあずけかよ!! ところで初体験リッジモンドハイのフイービイケイツの吹き替えって堀江美津子(アニソン歌手)がやってたって知ってました? ってドンジョン関係ないよ![インターネット(字幕)] 7点(2019-08-06 17:30:13)《改行有》 389. スカイスクレイパー タワーリングインフェルノにダイハードを足して、そこにさらにいろんな要素を突っ込んだアクションエンターテイメント。 映画を観た後この映画の感想をみるとみんな同じような事を書いてるのでやっぱ誰でも同じような印象を受けるんだなぁ…と感心。 いろんな要素をいいとこどり的に混ぜ込んだこの映画ですが、意外やそれがわりとまとまっていて、どうしても感じてしまう「なんかどっかでみたような〇〇感」を除けば大きな欠点はありません。 アクションエンターテイメント映画としては及第点以上の出来だと思います。 あ、欠点一つありました。 セクシー美女のセクシーシーンが全然ありません。 これはいかん!いかんですよ!![インターネット(字幕)] 7点(2019-07-29 23:49:47)《改行有》 390. クワイエット・プレイス この映画は予告編から面白そうな雰囲気がプンプンで、向こうのニュースを見ても批評家絶賛とかいう話だし、結構期待してたんですよ。 でも、いやいや… とにかく設定が雑で突っ込みどころ満載、ブサイクな娘にはイライラするし途中はたるいし、ラストがちょっとかっこよかったのでプラス1点ですが、それでも5点がせいぜいの映画でした。残念。 これが批評家絶賛って、どこをどう批評したら絶賛になるんでしょうね…[インターネット(字幕)] 5点(2019-07-22 20:57:03)《改行有》 391. エンド・オブ・トンネル 《ネタバレ》 最後の最後がなければ「まぁこんなもんか」といった感じの映画ですが、ラストの10秒で評価が一転。 ネットでこの映画の感想などを読んでもあまり書いてる人がいないのが不思議でしょうがないんですが(3人で家族として暮すハッピーエンドとか書いてる人すらいてびっくり。ちゃんと映画を観てないのね)、最後のアレにはほんとやられました。 「娘がしゃべらなくなったのは2年前、彼(悪党)と付き合いだしたのも2年前、じゃ娘がしゃべらなくなった理由はわかるでしょ」…と母をミスリードして手なづけときながら、実は6歳の娘に手を出してたのは主人公自身だったという事がわかるラストの手つなぎシーン。 いやしびれました。 例えば娘が犬に話してる言葉だって主人公が自在に編集して都合のいいとこだけ切り出せばいいわけで、母をだますの簡単ですよね。 映画の途中、娘が下着姿で徘徊して主人公のとこにくる謎のシーンとかあったわけですが、そういうのも娘と主人公が出来てる伏線だった、と。 マジすごいです。 映画中で細かく気になるいろんな伏線を最終的に回収せずに放り出してますが、もうそんな細かい事はどうでもいいです! 途中までずっと主人公として活躍してた人間が実は小児性愛者の変態でした!とか、そんな映画他にないです。 彼がなぜ金を横取りしようと思ったのかもそもそも謎だったわけですが、単に一番悪い奴が主人公だったというだけっていう…これはほんとにまいりました。 すごい映画です。[インターネット(字幕)] 7点(2019-06-22 15:51:52)《改行有》 392. 本能寺ホテル 何も知らずに観ても「これフジテレビ製作の映画だよね?」ときっとわかってしまう悪い意味でフジテレビ感満載の底の浅い映画。 一見ちょっと面白そうに見せておいて、本当に何もないという…あはは、もう笑うしかない。 テーマとしていくらでも面白くできそうな内容なのに、ほんとに何もないんだもん、いやもうね… これが公開された後、まったくその話題をきく事もなく世間から存在すら忘れられているわけですが(実際、興行成績もぱっとしないし)、実際に観てみると「そりゃそうなるよね」としか言いようがない、実に底の浅い映画でありました。 てか公開前に万城目との間でパクリだなんだ…で騒動がおきてましたが、そもそもこの映画にはパクリだなんだと語るほどの内容がない気がするんですよね…[地上波(邦画)] 4点(2019-06-19 15:55:31)《改行有》 393. トランス・ワールド 《ネタバレ》 こういうのはネタバレするまでの期待感がすべてで、謎が解けてくると「あぁそういうオチね」とわりとがっかりする事がほとんどです。 本映画も謎が謎のままの途中まではなかなか興味深く観る事ができるんですが、しかし真相がわかってくると「なんだー」という肩透かし感がぬぐえません。 なんというありがち感。 まぁ途中までは面白かったのは確かなんですけどね。(だからこそありがちなオチに余計がっかりするわけですが…マッチとか服とか伏線わかりやすすぎだろ!) 細かいところもそれなりに考えられていて、たとえば途中で「エイリアンに誘拐されたんだ」的な話題で盛り上がるとこがありますが、アメリカでエイリアン誘拐が最初に話題になったのは1961年なんです。だから1962年の彼女にとっても旬な話題だったりするわけで、そういう細かい時代考証はなかなかなんですけどね。 こういう映画なのでツッコミどころだらけなのは当然なんですが、一番気になったのはあんな何もない森を爆撃する必然性。 燃料も爆弾も無駄ですし、ターゲットが何もないところを爆撃するってのは本当に難しいんです(何しろターゲットがない=どこ爆撃していいかわからないからね!) あの空爆の意味は本当にわからないしあんなとこに防空壕があるのも意味不明です。 あと、化粧が変わると女は別人だな…と。 もう一つ、些細な事ですが、最後の(別の強盗の)女のケツはなかなかです。うん。[インターネット(字幕)] 6点(2019-06-19 15:12:52)《改行有》 394. パシフィック・リム:アップライジング 《ネタバレ》 世の中の多くの人と感想が異なるのですが、私は前作よりこっちの方が好きです。 前作は画面もストーリーもアクションなんかもちょっと暗すぎ重すぎでした。 まぁイエーガーの設定厨感とかは前作の方がはるかに上で、今回のは細かい詳細不明でその辺の面白みにかけたりするし、個々のキャラの掘り下げが足りないので登場人物の有象無象感がすごい…とかいろいろ問題あるわけですが、しかし単にロボットと怪獣がガチャガチャ戦う面白さはこっちの方が上かなぁと思うからです。 ストーリーも実にありがちで悩む要素もないですし。 ちょっと「あー」と思ったのは東京の街の中国感。 東京感があまりに薄い!もうほんと中国! (富士山と東京の距離感が近すぎるのは作劇上の都合でどうでもいいんですが) はるかな昔、かつてのベストキッド3で映った日本の風景がどうみても日本じゃなかったあの頃とこのあたりは何も変わってなくて、やっぱ西洋人から見ると東洋の街並みってみんな同じに見えるのかなぁ、と思ったりします。 一番好きなシーンは、東京の街中にガンダムの像があって「お、ガンダムじゃん」と思ってるとその建物の看板に「アナハイム」の文字があるあのシーン。この(日本人でもほとんどの人がわからないであろう)相当なマニアックさはまったく嫌いじゃありません。あそこは観ててさすがに笑いました、はい。[インターネット(字幕)] 7点(2019-06-16 23:31:51)(良:1票) 《改行有》 395. デッド・オア・リベンジ 《ネタバレ》 ここの登録はグルジア映画…となっていますが、今の国名はジョージアなのでジョージア映画です…というのはさておき…ツッコミどころしかない超展開映画です。 とりあえず友達と彼女が関係するっていうのは日本でも想像以上に実は多いのですが、そういうのは当事者以外が知らなければ無いのと同じことなのです。 物理学で言うように観測されない事象はこの世に存在しないのと同じなのです。 にも拘わらず、なぜかそれをしゃべってしまうっていう…自業自得なのはそういう行為をしたことでなくそれをしゃべった事ですね。 しゃべらなければ「そんな事実はない」わけですから。 そんな事もわからないなんてクリスはなんという馬鹿なんでしょうか。彼女もいい迷惑です、いやマジで(まぁだから死んじゃうわけですが) そしてそんな馬鹿だから復讐も馬鹿なわけです…てか奴はただの変質者かと思ったらちゃんと嫁と娘がいたという…いやびっくりだよ! っていうかダニエルどこいった??[インターネット(字幕)] 4点(2019-06-15 19:08:26)《改行有》 396. キングコング: 髑髏島の巨神 《ネタバレ》 キングコングというと古典的なアレのリメイクなんだろうなぁ…と思い込んでいて全く観る気ははなかったんですが、いや全然別物じゃないですか! 際立つ特徴は監督の演出。 洋画邦画にかかわらずあまり映画では見かけないような映像&演出で妙にかっこよくギャグの演出もキレてるなぁ…と観ている途中ずっと思っていたわけですが、なるほど、最近多い「日本のアニメゲーム大好きです」系の監督さんだったんですね。 そのあたりにインスパイアされたと思しき映像だったからこそ同じものを観て育った日本人の自分的にドンピシャだったんだと思います。 とはいえガスマスクして日本刀を振り回すシーンなんかは完全にやりすぎで「どうなの?」と思ったりするんですが、最近のアメリカ娯楽映画には似たシーンがちょいちょいあるので(例えばゴーストバスターズ2016でのホルツマンのバトルシーン)多分あちらでの流行りなのかな?と思ったり。 怪獣映画として十分に及第点の出来で、端的に面白い!と思いました、はい。[地上波(吹替)] 8点(2019-06-10 19:45:49)《改行有》 397. 関ヶ原 ひさびさに観た怒りを覚えるほどのゴミ映画 さすが(あの)ガンヘッドの監督だな…と悪い意味で感心しました、いやマジで。 司馬遼太郎の傑作「関ケ原」(←超面白い)原作だというから観たわけですが、もうまったく原作と関係ない話になっていて完全オリジナル。 「原作司馬遼太郎」の文字は司馬遼太郎に失礼なのではずすべきです。 とにかく脚本と監督が最悪で、あまり知識がない人が観たらおそらく何が行われているか全く理解できないはず。 どうでもいい枝葉のエピソード(直江兼続とか)を無駄に撮るくせにストーリーの要所はナレーションで済ますっていう…アホなの?? いらないシーン(直江兼続とか)全部とりはらってフォーカスを絞ったストーリーにすればまだ内容が理解できるもになると思うんですが… まぁ全編ツッコミどころしかなく悪いところをあげていけばこのレビューに全く書ききれないわけですが、あえて一つあげれば、映画オリジナル要素の有村架純の存在。 あれ「信長の忍び」のパクリですよね? 2008年からずっと連載してる知名度のある(多くの学校図書館にも置かれているくらいの)歴史漫画を、似たテーマの映画としてとる以上知らないでは済まされてないと思うんですが…ほんとに知らないならあまりに勉強不足だし、知っていたなら最悪です。 まさにクズOFクズ。そびえたつクソのような映画です。[地上波(邦画)] 1点(2019-06-03 12:11:53)《改行有》 398. パラノーマル・アクティビティ 非常に評価が難しい映画です。 誰もまだこの映画を知らないときにこれを観て「面白い!」と絶賛した人達は確かに面白いと思ったんでしょう。 が、しかしそこで話題になる事で、多少なりと映画の内容についても語られてしまうわけで、そしてその「多少語られる」だけで、もはやこの映画の価値はなくなってしまいます。だから、それから観ても「んーー?」って感じになっちゃう人が続出したのかな、と。 そういう意味ではびっくり箱と同じような映画…というかびっくり箱そのものであって、知らない人を驚かす以外に何の内容もないので話題になってから見た人の酷評が増えちゃうという。 とりあえず低予算でアマチュアが撮った映画がここまでヒットした事自体は素直に賞賛したいと思います。[インターネット(吹替)] 5点(2019-05-30 14:19:49)《改行有》 399. アトミック・ブロンド 名のあるサブカル系の人や映画評論家の人が2017年のベスト10に入れたり入れなかったりしてる(どっちなんだよ)本映画ですが、確かにアクションシーンはスタイリッシュで特にスパイグラスを亡命させようとする一連のシーケンスは目を奪われます。 が、逆に言えばちょっとスタイリッシュなのと、あの頃の空気感がちょっと懐かしいだけであって、それ以外はとりたてて目を引く要素もないかな…と個人的には思います。 「ソルト」なんかもそうですが、女性のスパイものって「結局、こいつはどこの陣営なの?」って感じで正体がなかなかわからない系が多いわけですが、これってよく言われる「男にとって女は不可思議で理解できない生き物だ」…っていう男性心理からそんな話が多くなるのかなと思ったりしますです、はい。[インターネット(字幕)] 6点(2019-05-23 15:23:41)《改行有》 400. あさひなぐ 個人的に原作はかなり好きです。 この原作、小学館漫画賞なども受賞している良質でオーソドックスなスポーツ青春物で、映像向きの作品だと思うのですが、しかし一向にアニメ化の声も映画化の声も聞こえてこないのを不思議に思っていました。 そんなときに届いた映画化の話。 お、やっと映画化か!!と思ってよく見ると…まさかの乃木坂アイドル映画じゃないですか。 「そりゃないぜベイベー」 私の世代の場合、アイドル映画と聞くとどうしても「チェッカーズINたんたんたぬき」のようなものを想像してしまうわけで、なんか非常にガッカリしたのを覚えています。 当然映画を観る事もなかったわけですが、ふと見るとアマゾンプライムで配信されています。 まぁタダだしとりあえず観てみるか…と実際に見てみると、いやいや、これがそれほど悪くない。 確かに乃木坂のアイドル映画ではあるのですが、原作の癖の無さやオーソドックスさがいい方向に出ていて、アイドル青春映画としてはなかなか手堅くまとまった良質なものになってるじゃありませんか。 まぁびっくり。 期待してなかった分、いい意味で裏切られました。 逆に言えばとりたてて褒めるところもないのですが、しかしけなすところもないというのは立派なもので、アイドル青春物としてはほとんど満点の出来だと思うのです。 まぁアイドル青春映画として満点でも、ここで点つけると6点程度…というところがアイドル映画の限界だとは思いますが、しかし悪い映画ではないと思います、うん。[インターネット(邦画)] 6点(2019-05-22 15:51:07)《改行有》
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