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381.  さや侍 《ネタバレ》 最初、斬られても撃たれてもクビ折られても、死なない主人公に、「そういうの面白く思えって価値観?」と、ちょっと心配になった。途中の30日の業自体も、ギャグがスベっている感満載だったので、ますますその思いが募る。コレ、本気でこの「業」の部分を笑えって思ってるんなら、勘違いも甚だしいだろう。 途中で、業が公開されるようになってから、「コレは、お笑い興行の話なのか!」と感じた。出演者と作家、観客が一体となって創りだす、興行の世界。そういうの描こうと思っている? と、思っっていたら、最後、「追い詰められ、最中を押され」た侍が、失った刀を取り戻しただけではなく、以って娘に闘う者の誇りと生命の連綿を教えたのだと、気付いた時には、感動した。 ちょっと、ギャグがつまらないけど、なかなかヤルじゃん、松本。今まで食わず嫌いで申し訳ない。 …それにしても、「うどんすすり指導 ほっしゃん。」なんて映画のクレジット、初めて見たぞ。…そこもギャグ? [DVD(邦画)] 6点(2011-11-08 13:25:11)《改行有》

382.  ゴールデンスランバー(2009) 《ネタバレ》 突然、何者かの陰謀に巻き込まれ、首相暗殺の汚名を着せられる主人公。どうやら事件の黒幕は権力側の人間で、主人公を抹殺にかかっている。 最近の映画・TVドラマはそういう局面での理不尽さが尋常じゃないので、本作のような描写は生ぬるく感じる人もいると思う。自分にはこの位が丁度良く、これ以上理不尽なことになると、モニタ壊しそうになって困る。とは言え、リアリティを失わない範囲ではこれがギリだろう。 権力内部の巨悪に巻き込まれる一般人、というのはアメリカサスペンス映画の大好物であり、独擅場だと思っていたが、日本にもそういう映画ができたのか、と途中まで思っていた。イヤ、これもそういう映画だと云えばそうなのかも知れないが、大事な一点において違いがある。罪無き者の復権である。 罪なきものは幸せに生きる権利がある、と多分多くの人は考えていると思う。こういう映画は、たいてい最後に巨悪が暴かれ、追われている者の汚名が挽回される。それがカタルシスなのである。この事件の場合、彼は社会的には存在を失って、表舞台に出ることが出来なくなった。ポール・マッカートニーがメドレーを繋ぎ合わせたように、昔の絆をつないでその結びつきを主題にして、メデタシメデタシとしたいのかも知れないが、見ている人は、彼の無実を晴らして欲しいし、本当の悪を暴くべきだと思っている。 ビートルズのように、「最後の最後まで傑作を作って解散」というのは、この場合「最後の最後に事件を解決して、彼を復権させる」事なのではないだろうか? ただし、古い仲間や、よく判らない殺人者の助力やチームワークによって、彼をサポートする「作戦」は、ワクワクして楽しめた。 [地上波(邦画)] 6点(2011-10-04 04:34:59)(良:1票) 《改行有》

383.  トゥルー・グリット 《ネタバレ》  普通に面白かった。 「普通に」というのは、昔西部劇がたくさん作られていた頃に、TVの映画劇場などで放映されていても何ら違和感のない、という意味で、有りがちと言ったら語弊があるが、ちょっとだけ毛色の変わった西部劇だと言う事だ。私の世代で言うと、「セーラー服と機関銃」みたいな、子供の正義感に大人がまじめに付き合う、チョトおかしくて、やがて悲しき物語。  最後、負傷したマティを、人家まで急ぎ連れ帰るときの、空の星がたいそう美しい。ここで彼女は愛馬を失い、自身死の淵を彷徨うが、その成り行きを見下ろす星空の美しさは、何故か暖かさを感じさせる。そういえば、この物語の登場人物たちは、銃を向ける者も居なくは無いが、殆どが真っ直な彼女にやさしかった。あっさり撃ち殺してもいいところで、紳士然として彼女を生かしておいた。この星空は、そういう西部男たちを、象徴していたのかも知れない。 ところで、どうでもいいが、ドラグーンってあんなに非力なものなんだろうか?あの至近距離で命中したのに、アバラが折れただけって…。 [DVD(字幕)] 6点(2011-09-28 17:17:06)(良:1票) 《改行有》

384.  いつでも夢を(1963) 《ネタバレ》 前から見たかった映画。と言っても劇映画として興味があった訳ではなく、「いつでも夢を」のカラオケ映像に、赤いセーターの小百合ちゃんが上を見上げるカットがあって、それはもう神々しくキレイだったのだ。 問題のシーンは戦災で親を失った不幸な少女の一エピソードだったが、自分の生まれた翌年の映画であるこの時代は、まだまだ戦後を引きずっていたのだろう。丸の内らしい一流会社の佇まいは立派だが、お化け煙突で有名な千住・西新井界隈の貧しさは、大変なものだ。その時代の青春映画は、舞台としては恵まれた学生の話ではなく、定時制高校(夜学ってのは当時「いけない言葉」だったのかね?)だというのが、時代を写しているのだろう。物語は勤労学生や貧しさといった、当時の社会の問題を背景に、それでも雪の下の芽のように強く生きてゆこうとする、若者たちを描いている。ちょっと綺麗事すぎる感じもするし、夜学出身の自分から見ても牧歌的すぎる気もするが、これが時代というものかもしれない。とにかく国自体の将来に希望の持てる、「いつでも夢を」持っていることの出来る時代の若者の青春映画。この時代と比べると、豊かにはなっているが、これほど「夢を持」っていられるだろうか、今の若者は? こういう時代の映画は評価しづらいので、可もなく不可もない点だけど、小百合ちゃんの可愛さ、美しさに+1点。[DVD(邦画)] 6点(2011-09-25 23:15:21)《改行有》

385.  英国王のスピーチ 《ネタバレ》 幼い頃から、自分を主張できない立場。利き腕さえ矯正されるほどに。未だに愚かな王である兄を擁護してしまう性格に。それらの抑圧を解き放った「友人ライオネル」の献身と、彼との絆を断ちきらなかったバーディの友情。完全にではないが、徐々に症状が軽くなるのと共に、バーディ・ジョージ6世の表情が自然に豊かになってきている。そして当初、自信のない「恐る恐る」の顔だったバーティの顔が、ついに開戦スピーチの後に国民に手を振るカットでは、実に自信に満ちた顔になっている。 自分の気持ちを、話したい相手に話し終えた満足感が見て取れる、いいカットだった。実際にはこの後もまだ、ライオネルの指導は続いたようだが、ここで物語を終えて正解。この顔を見て、もう大丈夫、と思った。そう、思った時点でこの映画は成功したと言えるだろう。 非常に地味だが、変に難解さが無くて、そして演説研究の大家・ヒトラーを引き合いに出してはいるが、イデオロギーじみておらず、いい映画だと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2011-09-25 17:59:21)(良:3票) 《改行有》

386.  アレクサンドリア 《ネタバレ》  かつてエジプトに、世界一の図書館を持った街があったと、昔聞いた。その街を通るものは、”税”のように、所持している書物を提出し、それを写し取られて返されると。 「知識」を税として価値を認める優れた街なのだと思っていた。だから、この映画を知ったときには、非常に期待した。  物語は、その知識を重んずる価値観と、非論理で妄信的な信仰心の対立を描いている。基本的には史実だから、あまりドラマチックな展開にはならずに、最後、ヒュパティア先生の成し遂げた発見も、歴史の中に埋もれたまま、殺されてしまうのが悲しい。  彼女が惑星の楕円軌道に気づくシーン、曲線模型の見る角度を変えて、円から楕円に見せるシーンは実に巧い!  ところで、キリスト教をこれ程、黒く描いた映画は珍しいと思う。我々がイメージするのとは正反対に、この映画の中のキリスト教徒のカラーは「黒」。ダースベイダーにみられるように、欧米では黒は、悪または異教徒のイメージ。知識への信仰をもったエジプト人を襲撃し、策略を弄してユダヤ人をも迫害する、完全な「悪役」。  でも、もうちょっと悪性を弱めて、その分先生たち「知識派」との対立と、奴隷くんのドラマを展開すると面白かったと思う。彼は、主人を裏切って、それでも愛していて、そして彼女を手にかけてしまう、とても劇的な役だから。  で、結果的には、自分の期待した雰囲気の物語ではなかったので、ちょっと点は低め。[DVD(字幕)] 6点(2011-09-12 12:05:38)《改行有》

387.  太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男- 《ネタバレ》  大場大尉が頭のいい作戦将校だったのは判った。だが、民間人を置き去りにして、あくまで戦闘行為こそが軍人の本分と考えていたのが、空爆を見て戻って民間人を守るに至った感情の推移がイマイチ分かりにくい。というか、あの時一瞬にして宗旨替えをしたように見える。  あと、面白いっちゃあ、面白いんだけど唐沢の特殊部隊っぽいやつ、日本の軍隊としては型破りすぎて、マンガのようにリアリティに欠ける。大場大尉との関係もあやふや。でも、唐沢自身はよく頑張ったと思う。  将棋の話。あのアメリカの将校は、「日本の将棋は、チェスなどと違って、取った相手方の駒を、こちら側の戦力として使う。だから、「取られる」事を嫌う」と説明するが、この部分が分かりにくい。ましてや上官には絶対に伝わっていないと思う。  多分、アメリカ人は捕虜になった時点で、個人的に「ゲームセット」なんだろう。日本人はその後の生き様を考えてしまう。と言う事だと思うんだが。  その辺の所を、ストーリーに反映していれば、もっと良かったと思う。もっと「捕虜は虐殺されるのか」「虜囚はホントに辱めなのか」とか苦悩してほしい。せっかく、ドアを開けるように出入りしている、収容所の実態もあるのだし。 [DVD(邦画)] 6点(2011-08-28 02:13:21)《改行有》

388.  瀬戸内少年野球団 《ネタバレ》 戦争に負けて、日本の大人たちは価値観や正義感がグダグダに崩壊していて、子供たちも日本人のというより、人としての尊厳を失いかけていた時だから、野球でクラスのまとまりを取り戻そうとした話。その野球は、今まで敵であったアメリカの象徴的スポーツ、というのがミソなのか。 前半、先生が不幸な時には、夏目雅子がとても美しいが、旦那が現れて先生が幸せになるにつれ、画面の華は次第に武女に移ってくる気がするのは、考え過ぎだろうか?いや、いつの時代も幸せに向かって闘う女は美しいのだ。 [DVD(邦画)] 6点(2011-08-19 05:58:02)《改行有》

389.  地球へ・・・ 《ネタバレ》  もう30年も経つのに、随分と覚えているものだ。この映画を自分の機器で観るのは初めてなので、今更気付いたが、所謂声優でない人たちの、声の演技は、ダイナミックレンジが広すぎる。小さい声が聞こえにくい。最近多くみられる声優主義者は、これを嫌っているのかな?  物語はとても面白く、私がまだ高校生の頃の作品だが、すでに人間が地球を汚し人が住めなくなるという未来を描いている。今それがものすごい現実の脅威として、身に迫っている事を考えると、凄いと思うが同時に何とかならんかったのか、との思いもある。  通常の人間と超能力者の対立のように描かれているが、これは本当は前述の地球環境問題における合理主義と、どうなろうと自然のままの感情を優先させる感情主義の対立。これらは登場するメカニックにも、その特徴が表現されているのがさすが。原作者が女性であるためか、とてもその感情的な部分に妙な説得力がある。ソルジャー・ブルーがジョミーを救うシーンでは、もう何があっても「絶対に阻止する」という意思を感じるし、どうなろうと地球に行くと言われると、あの場合とても非論理なのだが(地球人との避けられない闘いを論じていたはずなのに)、納得してしまう。  最後の最後に種明かしがあるが、ミュウの因子を人工的に組み込んだ、という部分だけが不満。この対立構造の意味的には、ミュウは本当の自然発生でないといけないでしょ。 [DVD(邦画)] 6点(2011-08-14 03:32:29)《改行有》

390.  劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! 《ネタバレ》 せっかく登録されているのに、誰も書いておらずもったいないから、ちょっと書いてみる。 まず、始めに声を大にして言っておきたい。やっぱり大ハナさん美しいなあ。女の子らしい私服もよいが、奇跡の脚線美を強調した、いつものコスチューム(最後に出てきたけど)が大好きだ。色々と事情はあるんでしょうが、ぜひ復帰していただきたい。 私はいつも仮面ライダー同士の闘いを批判しているクチだが、電王世界で登場するライダーは、システムとしてのライダーなので、性格的には怪人と同じで、それほど嫌ではない。今回の敵は、良太郎を亡き者にするために、良太郎の誕生日を消滅させる悪巧み。 しかし、自分が消えるというよりも、「人の大切な思い(時間)」を守るため、良太郎はそれに立ち向かう。この時のセリフは、野上良太郎のキャラクタをよく表した名台詞だと思う。 「悪いけど、時間は消させない」 全然悪くはないんだが、良太郎らしいやさしい言い草を見せながら、厳然として「消させない」と宣言する芯の強さ。これが僕らの好きな、野上良太郎だよな。 人の記憶こそが時間。この少々突飛だが、オリジナリティあふれる感性の設定とテーマを、巧くドラマに仕立ててある。基本的には、特別なことはない電王の一エピソードだが、ウラ・キン・リュウとモモの揃い踏みは、トリッキーな仕掛けで燃える。しかしまた同時に、最後の最後に牙王を倒す時、変に4人の合わせ技みたいなことしないで、モモのソードフォーム単体というのが、潔くていい。あくまでも良太郎の物語である証だ。 ホント言うと、覚えている人(しかも特異点)が明日にいるから、この日は消すことはできないのを、今の我々は知ってしまっているが、それでもこの映画版電王はおもしろい。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-12 05:58:32)《改行有》

391.  帰らざる河 《ネタバレ》 こういうドンパチのない西部劇(っていうか時代劇だよね)って、好きですよ、私は。 悪いギャンブラーが、農民の銃と馬を奪って町に行くが、残されたギャンブラーの女とその男を追う農民と息子が、追跡の旅のうちに一つの家族となる話。 人間長く生きてると、世間の規範的には「悪い事」と言われるような事もせねばならない時がある。そういう過去を引きずった男が息子に嫌われながら旅を続け、その旅路の果てに、息子も「決まり事」よりも大事な事があることを知る話。最後、モンローが脱捨てた、いつも磨いていた舞台用の派手で美しい靴のカットが、彼女の心を表現していて嬉しくなる。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-30 02:46:11)《改行有》

392.  禁断の惑星 《ネタバレ》 55年前の映画とは思えない。いや、映像表現はたしかに古い部分もある。同時代の東宝SFと似たり寄ったりの部分もある。それはしかし、この映画を少しも貶めてはいない。幾つかのデザインは今でも優れているように見えるし、何よりこの物語性というか、異星の進化した人の末路と、現在の人の潜在意識が具現化するストーリーの妙が、素晴らしい。一年遅れて日本が作ったのが、地球防衛軍であることを考えると、やはり映画のそしてSFの先進国だと思わざるをえない。 それと、本筋とは関係ないけど、予告編に出てきた巻物字幕、スターウォーズの元ネタ?一番ビックリしたのこれかも知れない。あと、巨大なシステムの説明の時の構造物、大きな吹き抜けの真ん中に、パワーシステムらしい何かがあって、その間、柵もない渡り廊下がある図、これもデススターの中で見たような絵。やっぱり古典って凄い! [DVD(字幕)] 6点(2011-07-16 02:47:10)(良:1票) 《改行有》

393.  十三人の刺客(1963) 《ネタバレ》 リメイク版と比べると、何というか、半兵衛さんのキャラが薄い感じ。新左衛門との因縁・確執がちょっと迫って来ない。 でも、リメイク版より好きな部分が二点ある。 一つは、最後の砦での戦い。精鋭の13人とはいえ、随分とオタオタと戦っているリアリティ。あり得ないくらい、めっぽう強いってのは、シラケるから。 もう一つは、殿様が最後までヘタレだったこと。こういうのは、悪役に多少でも哲学めいた「理」があるより、この殿様みたいに最後まで将軍の弟とか、明石十万石の威光で虚勢を張るしかできない様が、最後やられる時に気持いいわけ。 基本のストーリーは単純でわかりやすいし、相手がどう出るか読み合う作戦の妙、殊に殿様の性格を読み抜いて、行列の道筋を推しはかるあたりも面白い。 ああ、そういえば、あれだけ精進し、実際に強かった西村晃、いくら刀持ってなかったとはいえ、最後なんで無様に死ぬかね? それと、最後に参加するやつの存在意義がよく分からない。最初から十三人ではいけなかったのかな? [DVD(邦画)] 6点(2011-07-11 18:59:25)《改行有》

394.  魔女の宅急便(1989) 《ネタバレ》 少女の成長物語には、あんまり興味ないんだけど、この黒猫君の可愛さにはまいりました。 ミルク皿を目の前に出されて、目を逸らすことができない様、荒れた飛行のキキのかばんに、手のひらいっぱいにひらいてしがみついてる様、人の横ギリギリのところに寝る様、猫をよく見ている、と感じます。 「明日になったら白猫になっていると思う」というギャグは原作由来だったことも思い出しました。 [地上波(邦画)] 6点(2011-07-09 11:46:20)《改行有》

395.  きな子~見習い警察犬の物語~ 《ネタバレ》 夏帆ちゃんと言う子は見るたびに名前を忘れていて、調べ直すのだが、そのくらい「普通顔」。そこが、映画で役を演じるのに、いいんですね。美少女過ぎない、でもフツーに可愛くて、いつの間にかいい印象をいだいている。この映画にはぴったりの女の子でした。もう一人、訓練所の子の妹。「兄ちゃん、それ恋やで」いい味です。お兄ちゃん、なんで返さんかね?そこで。 それはさておき、話は王道中の王道と言っていい、一人前になる前の警察犬と訓練士が、実際の遭難で働きを見せちゃう話。障害物を巧く乗り越えられなくて、頭から落っこちた事で有名になったきな子が、実際の遭難時に、立ち入り禁止のために封鎖してある鉄パイプを、見事に飛び越えるのが、イイのだが、その帰り道再びそこを飛び越えたのを見た杏子、ぜひ「一緒に」飛び越えて欲しかった。共に障害を乗り越え、道を歩む決意をアクションで見たかった。 映画とは関係ないが、去年の暮に、本物のきな子が訓練試験をトップで優勝したそうで、おめでとうと言わせていただきます。[DVD(邦画)] 6点(2011-06-27 17:08:35)(良:1票) 《改行有》

396.  地球爆破作戦 《ネタバレ》 ウォーゲームの前にこんなのがあったとは! コンピュータが人間の言うことを聞かなくなるという話は、今や定番と言っていいと思うが、その理由が「世界平和」を実現するためというのが、皮肉である。米ソの対立をコンピュータのリンクがいとも簡単に、というか裏技的に解決してしまうのも。 コロッサスとは、巨像の事で、ロードス島にあったヘリオスの像が有名らしい。灯台としての機能も持っていたというから、エーゲ海の船を導いていたことだろう。元々兵器だった物を、材料に作られたというあたりも含め、このコンピュータの名としては巧く付けたものだ。実際のコロッサスは地震で倒壊したらしいが、当時の人達は神の怒りに触れたものだと思って、再建しなかったという。しかし、こっちのコロッサスは、倒す事の出来ない、人間を導く神となっている。人間(の代表)はそのまま支配されるつもりがないことが、最後のカットで暗示されている。皮肉的な表現で、大団円より、思慮深いエンディングのように見えるが、やっぱりここで、巻き返しの話を期待してしまう。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-21 19:45:50)《改行有》

397.  続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 《ネタバレ》 これに、軍隊の大軍が戦争している必要はあったのだろうか?軍が出てきて、大勢の戦闘がないほうが不自然という見方もあるかも知れぬが、私は西部劇に軍が出てくるのって、好きじゃない。理由は、西部劇というのは私にとって、一人一人の「男の生き方」の映画だと思っているのだが、軍隊って「組織の物語」だからだと思う。でも、そう考えると、今回彼らが橋を破壊したのは、「組織の理不尽」を個人が吹き飛ばした、という事なんだろうか。 そんな穿った見方は置いといて、物語の最後の三人決闘は、面白い展開で、しかも一人の弾を抜くことで、実にユニークな「作戦勝ち」になっている。そしてその優勢を保ったままでの、最後の意趣返しの展開は、お見事。 最後にクリント・イーストウッドが去っていく姿を見て、これ善玉かよ?って思った途端、最後のセリフ。まんまと敵の思うツボの反応をしてしまったようだ。掌で踊らされたみたいだ。でも、悪い気はしていない。けっこう面白く見れた。「卑怯者」が、所謂「憎めないヤツ」と言われるような愛嬌は無いにしても、殺されて是と言うほどの悪人には思えないからだと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-19 18:12:15)《改行有》

398.  鬼平犯科帳 《ネタバレ》 「迷うな、躊躇うな、一歩も引くな!」まではカッコイイ!しかし、「全ての責めは、この長谷川平蔵が持つ」って…。 持つのは責任、責めは負うものじゃないか?どうなの、天国の池波正太郎先生? ま、それはそれとして、この映画版長編の痛いところは、やはり極力原作通りという、生前の池波さんの意向に沿っているためか、オリジナルは出来なくて、いくつかの作品を繋ぎ合わせた感が否めないところであろう。特に、狐火の話は、お豊・菊右衛門事件にはほとんど関係ない。それに加えて、白子の菊右衛門が、「只々悪人」的な感じで、鬼平の世界の登場人物としてそぐわない。鬼平の面白さは、悪人にだって「人としての苦悩や、良き心、業」などがあり、それらが巻き起こす「人のドラマ」なんだと思っているのだが、お豊、狐火は別として、この菊右衛門には、そういった部分が見えてこない。 まあそれでも、好きな(TVシリーズと云えども)シリーズの映画版は、いつものメンバーの活躍を見れるだけで嬉しかったりするので、点は甘めで6点。 [DVD(邦画)] 6点(2011-06-16 10:50:46)《改行有》

399.  十三人の刺客(2010) 《ネタバレ》 Wikiで調べてみたら、昔の時代劇のリメイクだそうで。 まあ、いわるるアクション映画だから、何か考えさせられなくても別にいいんだけど、異常に強いね、この人達。そこんところが少し不満。 せっかく待ち伏せて、事前に仕掛けを作っているんだから、そういう作戦的な部分ももっと見せて欲しい気がした。例えば、木組みの隔壁なんかは、閉じ込めて、その部分部分のカタマリを弓矢で殲滅とか、逃げられない人たちの頭上から油降らせて火の海とか。そうでもしないと、200人対13人って無理ありすぎでしょう。入り組んだ逃げ道がおびき寄せの罠である部分も、俯瞰の撮影で、「地図的」に見せて欲しかった。 最後の市村さんと役所さんの決闘は、良かったけど、ここでの卑怯な手について、戦を遊びか何かと思っているフシのある殿様に「戦に武士道も卑怯もない」という信念を明確にぶつけて欲しかった。それにしてもこの人、悪逆非道なクズに最後まで敬語なんだよな。ここもしっくり来ない。最後の最後「名もなき娘のために」の件で、もっと怒りを爆発させて、そこだけでも普通の言葉づかいで、啖呵を切ってくれるのが、時代劇のカタルシスというものではないかい? また、どうしても解らないことがある。山の男は、クビに刀を突き刺されたはずだが、何で最後ピンピンしてたんだ?いくら「熊に比べて屁みたいなもん」でも、おかしすぎだろ?ココだけどうしても、納得できなかった。 [DVD(邦画)] 6点(2011-06-04 15:47:16)(良:2票) 《改行有》

400.  トロン 《ネタバレ》 昔、観たけど、かなり忘れていたので、レガシーの為の復習として再び観てみた。 今回はじめて気が付いたが、あの時代の「ユーザー」って、使用者でもあるが、製作者(創造主)でもあったんだな。だから今の「ユーザー」のつもりで観ると、ちょっと感覚が違う。そう見ると、MPC(マルチメディアPCじゃないんだな。マスターコントロールプログラム?OSって呼んじゃえばよかったのに)が、アンチ「ユーザー」を唱え、それに抗うものを問い詰める場面は、文字通り「異端審問」なのだと気付いた。とすると、フリンはさながら、創造主で「父でもあり、子でもある」キリストな訳か。でもこちらのキリストは、苦労して異教徒を悔い改めさせ、昇天する。宗教映画だな、こりゃ。 [DVD(字幕)] 6点(2011-06-04 04:27:38)(良:1票) 《改行有》

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