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381.  タワーリング・インフェルノ 《ネタバレ》 小学生の時に劇場公開を観ました。ニューマンとマックィーンは有名俳優だけど、当時自分が彼らに持っていた印象は「車とか銃とかでアクションするカッコつけ専門俳優で、演技力は評価されてない人」というものでした。僕は今でもこの二人にとくに「豪華なキャスト」とは感じないし、渋さもカッコよさも感じないです。華があるとも感じないし、どこか軽い(薄っぺらい)感じがして仕方ありません。『ポセイドン・アドベンチャー』のジーン・ハックマンやアーネスト・ボーグナインみたいな厚みのある存在感を見た目から感じないんです。そういう「ちょっと強い風が吹いたら飛ぶんじゃない?」的な物足りなさを、ウィリアム・ホールデンとフェィ・ダナウェイがカバーしていたような感じに思っています。それでも、女優陣はおばさんばっかの印象でティーンエイジャーくらいの若々しい女性の存在がなかったですね。少年が手すりを渡ったのも、幼女がおばちゃんの犠牲によって命拾いしたのも、猫が助かったのも覚えてるけど・・・。あと、子供心に「最上階のタンクの水程度で消える?」と疑問で、ビルの頂上から流れ落ちる水の映像を見て「心細いな」「あれでビル火災おさまったら嘘やろ」と思ってしまいました。[映画館(字幕)] 5点(2012-03-20 19:20:31)

382.  カプリコン・1 《ネタバレ》 ストーリーが知れてNASAの協力が得られなくなったという作品。ソ連てものがあった冷戦時代の技術競争や緊張を知らない人は動機に乗れない人もいるかもしれませんね。ソ連に対する優位を保つために有人火星宇宙船を無人で飛ばし、宇宙飛行士たちは秘密のスタジオで火星到着の演技。しかし、地球へ帰還した宇宙船は大気圏突入時に事故で焼失。お芝居をさせられていた宇宙飛行士たちは生きていてはならないことに・・・その展開が面白かったです。当時だとこのごまかしもアリに思えなくもないですが、今ほど技術や知識が一般に広まる時代となると、これでごまかし通すのはかなり無理がありますね。もっと面白くリメイクして欲しい作品なんですが、騙しの技術背景の問題でかなりリメイク難しそうなのが残念です。[映画館(字幕)] 5点(2012-03-18 20:35:33)

383.  ザ・ファイター 《ネタバレ》 どうしようもなく教養のないバカママの演技は受賞納得でした。ベールも『マシニスト』での減量は有名だし、かなりストイックに役作りに入れ込む人なんだろうけど、なんかこの人の演技には僕はハマレナイです。ウォルバーグは試合リング上での鍛えあげられた体と練習中断後の鏡に映った贅肉つきまくりの腹のギャップに驚きましたが、あれはCGなのか、それとも『レイジング・ブル』のデニーロみたいに撮影期間に体型コントロールしたのか、気になります。本物じゃないから仕方ないかもしれませんが、ファイトシーンが全然リアルじゃないです。アマチュア・ボクシングの方がまだスピードも迫力も感じられます。いくらお芝居だからって、グローブはめてるんだし、ちょっと軽く小突くぐらいは実際の接触ありで撮影できないもんですかね。あまりにも安全で過保護な撮影がされてるような感じしかしないファイトシーンで、それだけでかなりテンション下がりまくりました。思うのですが、これ誰が主人公ですか? 戦うのはウォルバーグだし、彼のキャラはまともだし、彼の視点を中心にするのが普通だろうけど、役どころとしてオイシクいびつで引きずるものを持ってるのはベールの役。ベールが賞もらってウォルバーグはスルーってのは、そもそも脚本からしてウォルバーグの役にはアクがなさ過ぎ。この話は弟のための話ではなく兄をヒーローにするための話であり、弟は「兄は正しい」とする為の引き立て役じゃないですか。弟を主演にしたつもりなら脚本ダメでしょう。顔面とボディの撃ち分けなんて基本当たり前のことだし、あの母と兄がいなかったらもっと昇れた可能性だって十分考えられるし、この物語の作られ方自体、弟は利用されてると感じてしまいました。それでも「俺の話が映画になった」と知らしめ自負できるのだから、ま、いいんでしょうけど。弟が戦って弟が勝ってなければ、結局バカ母とジャンキー兄のイメージのままジャン。それに「家族の絆」がどうのこうのって良い話みたいに言われても、マジで自分の家族があんな人たちでも良いわけ??? って思う。エンドロールで実物が出てくるからって、彼らがカメラの向こうにいる大衆にどういう顔したいかは決まってるんだから、あれだって芝居入っててリアルな兄弟図じゃないかもよ。[DVD(吹替)] 5点(2012-01-16 16:48:53)

384.  スタンドアップ 《ネタバレ》 いかに勝訴したかというより、いかに協力者が発生したかってところで映画は終わり、ちょっと物足りなかったです。見ていて自分のことに気づいたのは「セクハラするバカ男どもも、泣き寝入りする女にもイライラする」ってことでした。どっちも大嫌いです。しかし、そんなことよりも何よりも、この映画に深く引き込まれなかった最大の原因は、いくら実話だと言われても、イヤ~な感じの不理解親父が娘の応援者となる展開があまりに唐突でついていけなかったことです。シシー・スペイセクが家を出て行ったのが転機になってるようですが、あれだけひどい言動だった父親が変わるには説明や描写が弱すぎとしか思えません。「あのくらいで変われる程度のことで娘にひどい仕打ちしてたのか?」「結局自分自身の都合利益だけで、愛情とかないんじゃ?」と、かえって呆れて感じました(自分の娘がひどいことされたら、もっと早く怒れよ)。逆に一番心に残ったのは、ショーン・ビーンが主人公の息子を諭すシーンでした。ラストはそれほど・・・って感じです。ビクビクしっぱなしの人間が「今なら大丈夫かな???」みたいに重い腰を上げるのって、最初から戦ってる主人公にとっては有り難く嬉しいことではあるけれど、べつに感動するようなことでもなく、孤軍奮闘してる人間を傍観してきたことに対する「情けない!」という感情は消えない。 [DVD(吹替)] 5点(2012-01-05 02:33:27)《改行有》

385.  くもりときどきミートボール 子供にせがまれてレンタルしただけなので、はなから何の期待もしてませんでしたが、アラン・パーソンズ・プロジェクトの「アイ・イン・ザ・スカイ」の前奏曲が流れて来たのにはビックリしました。目玉なしで眉毛の動きだけで表現された父親のキャラが印象に残ってます。声の担当はジェームズ・カーンでしたか・・・トム・セレックかと思ってました。観たくて選んだ作品ではないし、点数はどうつけていいか、分かりません。まともに大人目線だと3点以下ですが、子守り用ビデオとしてとらえて5点で。[DVD(吹替)] 5点(2011-11-03 12:06:24)

386.  シャッフル(2007) 《ネタバレ》 人間て、あまりに不完全な情報を入れられると落ち着かなくて、整理できるだけの情報を欲しがるらしいんだけど、そういう効果で引っ張られるし、けっこう面白いんです。だけどラストで全てが台無し。「旦那との愛情も取り戻せたし、新たに子供も授かったし」と納得できてしまうような主人公だとしたら、なんかコワイ。だって彼女があんな場所でUターンを迫ったりしなきゃ、あんなことにはならなかったわけだから、普通「私がいらんこと頼んだから、せっかくのチャンスも無にして彼が死んだ」と自責に苦しむはず。頑張っても結局彼はあの場所で死ぬという結末を見せておいて「それでも出来事に意味はあったんです」と、取ってつけたような主張が入って終わるけど、説得力なさ過ぎ。僕が主人公ならちゃんと本当のことを話して、警戒するよう伝えるし、事故が起きると知った(しかも視界悪いときてる)場所でUターンなんかさせない。いっそのこと、旦那に愛想つきて殺そうと思った主人公が、完全犯罪をやりましたっていうオチにしてくれた方が、同じバッドエンドでもさっぱりする。[DVD(吹替)] 5点(2011-09-24 23:42:41)

387.  レイダース/失われたアーク《聖櫃》 《ネタバレ》 ゲテモノ演出がやたら『ポルターガイスト』と似てるなと思って調べたら、こちらの方が1年早いんですね。公開当時から「B級映画」としか思わなかったし、高校時代に実際に劇場で見て「B級だなー」と感じた映画でした。今回DVDで見直してみて、セットのハリボテ感が目についてさらにB級に感じました。このサイトで確認するまで、こんなにいろいろ受賞してるなんて知りませんでした。けれど、それほど見所ないし退屈だと思います。多分こういうものは大画面で見ないと持たない類なのかも。冒頭は引き込んでくれるけど、今見てみると、あんな仕掛けだらけの洞窟がその仕掛けを稼働状態に保ったまま荒らされずに残ってることに気が抜けてしまう。近辺の部族がずっと管理してるのかな?(罠にかかったミイラは放置したままで) だとしたら巨大石玉を筆頭に罠の仕込み直しは大変そうだ。動物だって侵入するだろうし、その度にあの石ボールを元の位置に運ぶ部族民の「またかよ」顔を見てみたい気がする。って、そんな突っ込みはしないのが、このテの映画のお約束ですよね。全く余談なんですが、インディがマリオンを奪還しようとアークにミサイルを向けるシーンで、ベロックの唇を虫が這い回るのが気になって気になって、彼がなんて喋ったかなんて意識の外でした。口の中に入り込んだのではないかと思えて。ああいうのはべつにNGにして撮り直したりしないんですね。デジタル化の際に修正しちゃうのもダメなのかな。[DVD(吹替)] 5点(2011-09-22 18:14:16)

388.  クレイマー、クレイマー 《ネタバレ》 公開当時(高校生だったかな)に映画館で観たんですが、とくに何も感じませんでした。多分、観るのが早過ぎたのかもしれません。ただ、この映画を見てから、なんの料理もしない僕がフレンチトーストを作るようになりました。結婚して妻に食べさせたら「わぁ、こんなのどこで覚えたの?」って喜んでもらえて、もちろん「『クレーマー、クレーマー』って映画を見て覚えた」と答えました。今ではたまに子供に作って食わせます。そんな風に自分の実生活に些細ながら具体的に影響を及ぼした映画はこれが初めてだと思います。あと『ブレードランナー』のディレクターズカット版を観ると、必ず『クレーマー、クレーマー』のラストカットを思い出します、『クレーマー、クレーマー』は一度しか観てないのですが・・・。観た当時は「なんか辛気くさい話」としか思いませんでしたが、妻も子供もいる今、機会があったら観てみようかなーと思います。きっと高校生の時とは違う感想が持てるでしょう。[映画館(字幕)] 5点(2011-08-30 21:21:31)

389.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》 2度観ていますが、正直あまり「いい映画」とは思えていません。実話が元になっているとのことですが、ざっと調べてみようとしても詳細がなく、一次大戦で四肢と耳目口を失い15年生きたイギリス将校がいたということしか分かりませんでした。もしかすると「そこまで負傷して生き続けた将校が実在した」ということ以外は全て作り話なのかもしれないという気もします。「ジョニーよ、銃を取れ」と志願兵を募った国と、それに乗せられた若者に対し「最悪こんな被害だってあるよ」と訴える意味では価値があると思いますが、この映画をして『反戦』というにはケースが希少すぎる気がします。「戦争がなぜいけないか」をとくと諭す内容ではなく、1つの個人的ケースでしかないと思います。例えば、交通事故で同じ状態の人という設定でも、ほとんど同じ話が作れますし、戦争云々より、医療上の人道問題が大きいと思います。で、その医療現場での話が実話に基づいているのかどうか分からないところが、どうも自分としては釈然としません。「こんな悲惨な人も生み出すから戦争は良くない」みたいな単純な切り方で力んでるのが好きになれません。むしろこういう映画を見て、非常に気分が冷めてしまうのは「こんなふうに視覚的にハッキリしてないと、たいていの人が無関心でしょ」と・・・つまり片腕や片足失ったぐらいじゃ・・・五体満足で戻ったけど後遺症で毎日ひどく痛むとか、心的に重く病んだとかぐらいじゃ・・・何の苦しみもなく瞬殺されたぐらいじゃ・・・・・・ま、そんなふうに思う僕がひねくれ者なんでしょうが。だいたい、主人公本人が銃を持って、知りもしない人を殺したり重傷を負わせるために出かけて行ったわけですから・・・彼がああなる前、どこの誰をどんだけ酷い目に遭わせてるか分かったもんではありません。治療手段や原因究明すらできない重症患者や、寝たきり老人などが、周囲に苦しみを訴えても「あ、また言ってるわ」くらいでスルーされてしまう非戦争地の日常だってかなり重くて苦しいのではないでしょうか??? そんな苦しみから自殺する人がいたって、死にたくても安楽死が認められない中で無理矢理生かされてる人がいたって、ほとんど世間に知れないし、誰もさほどのことは思わないくせに・・・って思ってしまうんです。ヒネクレもんですみません。[ビデオ(字幕)] 5点(2011-08-30 19:23:40)

390.  unknown アンノウン(2006) 《ネタバレ》 6点か迷ったけれど、5点で。アイディア悪くないと思うし、ラストも「ほう!」と思ったけど、そろいもそろってみんな記憶喪失っていうのが、なかなかリアルには受け止めにくいです。しかもその原因がガスですか? それに、短期間で記憶がよみがえるけど「ああ、いったいダレが先に思い出しちゃうんだ?! あいつが先に思い出したらヤバいよ!」みたいなスリルがない。ただ、謎を解き明かされて「そうだったんですか」と思うだけ。勿体ない作りです。[DVD(吹替)] 5点(2011-07-05 20:23:33)

391.  ドリームキャッチャー 《ネタバレ》 命をかけても爪楊枝が欲しいのか? っていう突っ込みどころを除けば、宇宙人が出てくるところまでは好きです。記憶違いかもしれないが、吹き替えだと「イースター・ゲイ」の謎はなくなってしまっていたような気がする。他人の頭を覗くとか、頭を乗っ取られるとか、パソコンやインターネット当たり前の時代だとハッカーの暗喩として観られるネタなはずなのに、こんなにスリルがなくて共感も出来ない演出はどういうものだろう。分裂する人格表現はなんだか失笑ものだし、記憶倉庫(パソコンのファイル置き場の暗喩?)とそこに侵入して追っかけてくる宇宙人(ハッカーの追撃の暗喩?)もお粗末で「これギャグ?」と観る姿勢に戸惑う。それに木の実を食べただけで惨事が展開されたのに、ラストはあんなもんで本当に大丈夫なんだろうか。[DVD(吹替)] 5点(2011-07-04 00:10:10)

392.  羊たちの沈黙 面白くも怖くも感じなかったのを覚えています。画的に真っ暗闇での銃の場面は印象に残ってますが、それだけ。なんでアカデミー賞なのかさっぱり分からないと思った最初の作品でした。[映画館(字幕)] 5点(2011-06-15 19:55:07)

393.  バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 《ネタバレ》 もともとパート2と合体した状態の続編アイディアだったらしく、話が長くなりすぎるため2部に分けたんだそうです。そういうわけでパート2公開時にパート3の宣伝やってました。2と3が1作品に収まって、未来に行ったかと思うと西部開拓時代まで行っちゃったりすればかなり意表をついた展開と思ったかも。まぁ、でも1作品に巧く収められませんよね。西部劇に全く興味ないため、あまり乗れませんでした。ラストの空飛ぶ機関車もCGが妙に浮いてて興ざめしたのを覚えてます。3作通して感じたのは「ビフ役の俳優さんが一番楽しめただろうな」ということでした。50年代のファッションもスゴく似合ってたし、荒くれカウボーイの格好もサマになってました。そのうえで情けない小間使いにもなってみたり、杖持った爺さんになってみたり、変な格好の未来不良だったり、カジノ王になってみたり、楽しかったろうなー。もし自分が俳優だったら是非タネンのポジションをやりたいです。[映画館(字幕)] 5点(2011-06-12 00:36:06)(良:1票)

394.  グリフターズ/詐欺師たち ラストの唐突でビックリな展開と呆れるほどの卑しさが印象に残ってます。[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-06-10 18:59:18)

395.  スターシップ・トゥルーパーズ 《ネタバレ》 きちんと感じさせたり考えさせたりするような作りがどこにもない。スゴく薄っぺらくて軽い。ここまで軽すぎると、皮肉な内容も味がなく、広報に乗せられる人間たちは超おバカなだけにしか思えない。虫の大群に迫力があったので、そこそこ楽しめた。 【2012/3/19追記】原作読んでないけど、ちょっと調べてみたところ、多分、この映画はもっといろんな国籍の人出すべきだったんじゃないかな? あとハインラインの原作に流れる思想をきちんと反映させるなら「市民権要らない、戦うなんてやだね」といった人たちのマイナスな側面をしっかり描写する必要があったと思うんだけど、多分、これは監督の意思とか以前の問題で、この物語を映画化しようなんて企画が挙がった時点で、思想的な部分はうやむやにして巨大虫とのスペクタクルを見せることしか考えてなかったと思います。「自分の生活する社会は自分たちの力で守る」と言えば理にかなっているしカッコよくもあるけれど、世界を市場としたハリウッド映画で、そういうことを真面目にのたまう映画を作ったらどんな反響が起こるか・・・もともとが問題作で、2時間枠でとうてい人々を説得感動させて黙らせられる類の内容ではないし、もう、虫とドンチャンやるおバカ映画にするしか企画の進めようがないとも思えます。そのへん、真面目に作る気のなかったことは、アイアンサイド以外のあまりにクダラナイ出演者たちの顔ぶれが物語っています(原作のプロパガンダに真面目に付き合う勇気のある有名俳優がいただろうか?)。それならそれでも、せめて多国籍なムードくらい作ってくれたら、も少し人間群像の絵的にも楽しめたんじゃないかと思えます。こんな政治的問題原作を真面目に監督したい人どれだけいたかな? 映画がどう反応されようが、よその国の人間に監督させれば都合いいし、バーホーベンは虫と戦う映画企画が実現できるなら原作が何であれ飛びつきたかっただけなんじゃ。そんな感じの出来上がりです。本作含め興行コケまくりで今じゃお呼びもかからない監督ですもんね。点数は虫の特撮だけに。[映画館(字幕)] 5点(2011-06-08 21:03:14)

396.  時をかける少女(1983) 高校生の頃、薬師丸ひろ子主演で大林宣彦監督による『ねらわれた学園』て映画を友人との付き合いで観て、あんまりなチャチい映像に軽いパニックを覚えていた。その免疫があったので、大学時代に先輩の付き合いでこれを観る時は覚悟できていたけど、この作品では「映像センスいいじゃん」と思った。ユーミンの旦那さんによる音楽も雰囲気作りにかなり貢献していたと思う。ノスタルジックで叙情的な味わいが良かったです。アイドルを使うのはいいとして、この監督はなぜにあんな大根少年を二度も大役に使ったのか、何をねらっていたんだろう?[映画館(邦画)] 5点(2011-06-06 12:59:41)

397.  ウエストワールド 《ネタバレ》 公開当時、僕は小学生。西部劇には全く興味のない子供でしたがビルの壁面に切り抜きで張り付いたドデカいユル・ブリンナーの看板はイヤでもインパクト大でした。カウボーイハットに銃という出で立ちで「なんやあのハゲびんたんのおっちゃんの西部劇なんやなー」と思ったら、口とか身体の所々がおかしい・・・。「ロボット??? いやいやカウボーイ風のユル・ブリンナーとか出す大人の映画で子供向けのロボットもんはないやろー」と当時は不思議な印象を持っていましたが、数年後にそれがロボットSFだったことを知りました。西部劇の味とロボットSFをドッキングするなんて斬新な感性! と、そこまでハッキリ思わなかったけれど、漠然とそういう感覚は感じました。『ターミネータ』のクライマックスを観た時はこの作品を思い出しました。テーマパークの目玉が制御不能で暴走・・・クライトンはこんな前から『ジュラシックパーク』の元を作っていたんですよね。西部劇が流行らなくなってかなりの年月だけど、今こういうのをリメイクしてもガンアクションの演出や特撮などレベルアップされて面白いのじゃないかと思ったりします。[DVD(字幕)] 5点(2011-06-06 03:36:56)

398.  チャンプ(1931) 《ネタバレ》 1979年版しか観たことなかったのですが、このたび初めて1931年版を鑑賞。あごを引いて前屈みな今のボクシングスタイルと違って、あごを上げて後ろにのけぞるような古いスタイルが映し出される1931年ものということで、無意識にもハードルを下げている部分はあるかと思いますが、ウォルター・マッソーを渋くワイルドにしたようなチャンプは、ジョン・ヴォイトよりも雰囲気があると思います。子役も、甘ったるい顔で「泣かせてみせます」オーラ全開のリッキー少年より、こちらの作品の子役の方がかなり好感持てます。ボクシングの試合シーンはサイレント時代のような早回しの映像になって滑稽。この時代の役者さんは役作りの為に本物に近づくような訓練とかはしなかったんでしょうね。人を殴るという場面がある映画の多くは、実際にはパンチは当てずに役者が打たれた演技をして、あたかもパンチが当たったかのように錯覚させるわけですが、この作品では、顔面を連打されるチャンプの顔のどアップを見せる為にコマ撮りみたいなシーンがあったのが面白かったです。画面を静止してみたらグローブがちゃんと顔面に食い込むようなショットにしていて、当時ならではの努力を感じました。1979年版では、リッキー少年の、涙の鼻づまりで連呼される「チャ~ンプ」にはイラッとするものがあったため、ラストは冷めてましたが、本作のラストは鑑賞価値があると思いました。別れた奥さんがチャンプを少しも見舞うことなく少年を抱き上げて去っていきますが、子守唄の曲で締めくくったのが印象的で、なんとなく「父親の役目」「母親の役目」など考えてしまいました。[DVD(字幕)] 5点(2011-06-05 06:48:39)

399.  デーヴ いかにもアイヴァン・ライトマンらしい軽めでベタな作品だけど、いい話ではあります。ただ、ずっと記憶に残るかと言われると、自分的にはない。チャールズ・グローディンがすごくチョイ役だったのは残念。[DVD(吹替)] 5点(2011-02-06 10:28:21)

400.  RED/レッド(2010) マルコビッチのキャラが良かったです。尾行のオバさんにはかなり笑いました。アーネスト・ボーグナインはずいぶん歳とってもギョロリとした目力は衰えませんね。エロじいさんなモーガン・フリーマンというのを見るのは初めてのような気がします。新鮮でした。ブルース・ウィリスの映画は最近はほとんど見てないですが、おなかが出てないのは偉いなと思いました。カール・アーバンて人は僕にとっては印象度が中途半端(外見もゲイリー・シニーズ+ジェラルド・バトラー+ブラッド・ピット+ブレンダン・フレイザー÷4??で結局なんか残念だねみたいな)な俳優さんのイメージしかなかったけど、この作品では良い役に恵まれたのではないでしょうか。印象に残りました。リチャード・ドレイファス、この人の出演作をそれほどたくさん観てないですが、自分にとっては「平均的善い人の部類」みたいな印象が強かったのに対し、ワルをやってくれたのが、ちょっと楽しかったです。情けない笑われキャラでしたが、最後ブルース・ウィリスに喉元突かれて倒れる前に、もう少しワルな演技を見たかったですね。パーカーは『依頼人』でのお母さんでしか覚えがないですが、シュワちゃん主演『トゥルー・ライズ』でのジェイミー・リー・カーティスぽい役はそれなりに面白かったです。せっかくのプロ集団の中のドシロウトなんだから、もっと笑いを乗せて欲しかったけど。作品全体として「オヤジでもまだまだ頑張れるぞ」的なものとしては『ロッキー・ザ・ファイナル』には負けるかなー。でも気楽に元気なノリでいいです。[映画館(字幕)] 5点(2011-02-02 17:09:34)

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