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プロフィール
コメント数 825
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 前情報を出来るだけ仕入れずに観ることを心掛けています。評価の基準は、その時々によって変わります。辛めだったり甘めだったりと。なので広い心で受け止めてやってください。

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381.  美女と野獣(2017) 《ネタバレ》 この映画を観たあとにもう一度改めてアニメ版を見直してみました。なぜなら、アニメ版の方がもっとゴージャスで華やかっだた気がしたから。ところが、人の記憶とは曖昧なもの、この実写版の方が断然絢爛豪華でした。まあそりゃそうでしょ。アニメ版は26年も前の作品なんですから。ほんと、記憶とは恐ろしいです・・・。 ただあれですね、実写になるとどうしても、ある程度はリアリティを求めてしまいますね。マンガマンガなままだと違和感がでてしまう。たとえば狼の襲撃ね。襲って来るタイミングが都合良すぎ。ベルが城に来る時と父親に会いに行く時は襲ってこないで、城から逃げよとした時は襲ってくる。どういうこと?あとその父親も来る時は襲われ、帰る時は襲われてないから摩訶不思議。あと野獣にしてもベルにしても相手に心を開くのがあっけなさすぎ。とくに野獣は、呪いを解くために愛そうとしているみたいに見えちゃうから、タチが悪い。ベルの母親のシーンをなくして、もっと野獣とベルのエピソードを増やせばよかったんじゃないかな。だって母親の話、その後の展開に全く関わってこなかったから。 結局この実写版は、26年前のアニメ版をブラッシュアップしただけの、まんま「美女と野獣」でした。だから開き直ってマンガだと思えば、それはそれで十分に楽しいエンターテイメントです。役者陣の演技も素晴らしかった。特に印象深かったのが、ガストンの子分ル・フウを演じたジョシュ・ギャッド。ガストンへの愛と忠誠心、その他もろもろの感情を実に巧みに演じていて、なかなかいい味がありました。 最後に余談ですが、野獣から人間になった時のあの何とも言えぬそうじゃない感は、今回も健在でしたね(笑)それと、予告で散々目にしたタンスから生地が飛び出してベルをグルグル巻いていくシーン。あれ、黄色いドレスになるのかと思ってたらそうじゃなくって、ええ!?でした。[映画館(字幕)] 6点(2017-04-24 19:29:30)《改行有》

382.  ピートと秘密の友達 《ネタバレ》 「ターザン」と「E.T.」と「キングコング」を足したような、なんか特別感の少ない映画でした。もうちょっとオリジナリティを感じられれば良かった。 そもそも車が横転したくらいで死ぬか?シートベルトしてても。それに、ピート少年簡単に車から離れすぎ。もうちょっと両親の近くにいるだろう普通は。誰かが通るかもしれないしね。あと、ピート少年がジャングルで暮らし始めた年齢が4歳なら、そこまで人間や人間社会に対して過敏にならなくてもいいんじゃないか?と終始それが気になって仕方がなかった。まあさすがに言葉は話せていたけど。 総評すると、大人向けというよりは子供向けな作りでした。エリオットは可愛かったな。[DVD(字幕)] 5点(2017-04-22 07:17:23)《改行有》

383.  SCOOP! 《ネタバレ》 実はこの映画、めっちゃ重たいテーマを投げかけています。監督が意図したかは分かりませんが、いわゆる、戦場写真についての論争です。主人公は中学生の時にたまたま目にした1枚の写真に心を奪われ、カメラマンを志します。その写真がロバート・キャパが撮った戦場写真。やがて主人公は念願かなってカメラマンとなります。しかし戦場へ行くことはなく、芸能人のケツを追いかけるパパラッチへと成り果てる。中学生の時に自分の運命を変えたような写真を撮るこなく、日々下世話な写真を撮り続ける。ところが皮肉にも、親友の手によって彼自身がまるで戦場写真の中の兵士、死にゆく兵士のごとく被写体となってしまう。 問題はここから。倫理観・道徳観・モラルや秩序、とにかく人としての采配が試されます。人の、それも同じ仲間、恋人、友人の死の瞬間をとらえた1枚の写真。その写真を報道するのかしないのか。プロの仕事人なら当然報道して当たり前。この映画も結局はそこに落ち着きます。 でもそれで良かったんでしょうか。なんか越えてはいけない壁を越えてしまったような気がするんです。きっとあの編集部はもう何も怖いものなしでしょう。怖いものがないことほど怖いものはない。歯止めがきかなくなっていきます。 この衝撃的な1枚の写真に対しての扱い方がゆるい。もっと鋭くえぐってくれれば良かったのに。でもそうすると作風が変わっちゃうんですよね。勿体ないです。 二階堂ふみのキャスティングは良い。マッチしていた。ただ演技力は、別の話です(笑)[DVD(邦画)] 5点(2017-04-20 21:58:54)(良:1票) 《改行有》

384.  グレートウォール(2016) 《ネタバレ》 単純明快で面白い!こういうのは映画館で観てこそ意味がある!敵のモンスターの設定が、ここ最近のお決まりである『昆虫の生態』であってもそんなの気にならない。なぜなら、全編を通して次々とカタルシスが押し寄せてきて、あっという間にエンディングを迎えてしまうから。あーだこーだと野暮なことを考えるのがバカらしくなるほど、スカッと気持ちの良い映画でした。久々に童心に返れました。 ハリウッドの大物俳優であるマット・デイモンが作品の世界に驚くほど同化していて、良くも悪くも大物感、オレオレ感を全く感じさせなかった。あ!ウィレム・デフォーおじさんもね。(笑) 万里の長城だけで話が完結しなかった点も良かった。策略や計略的要素もちゃんとあって、単なる猪突猛進攻撃でないからその点も評価したい。 ただモンスターの種類がもうちょっとあれば良かったかな。 リン・メイ司令官役のジン・ティエンさん。いや~めっちゃ綺麗!めっちゃ絵になる!めっちゃ格好良い!めっちゃ惚れた(*´д`*)[3D(字幕)] 7点(2017-04-17 22:07:32)(良:1票) 《改行有》

385.  レゴバットマン ザ・ムービー 《ネタバレ》 レゴだからって舐めちゃあいけない!レゴだからって馬鹿にしちゃあいけない!子供だましなんかじゃない!こいつぁ大人のための至極なエンターテイメントだ!ちゃんと「バットマン」しています。バットマンといえば孤独なヒーロー。その孤独さに焦点を当て、しっかりとバットマンというヒーローを描いています。ここまでしっかりと作りこんでるとは正直思いませんでした。単なるお祭りバカ騒ぎ映画かと思ってたので。それからこの作品には、過去の様々な映画に登場した悪役たちが総出演します。ハリポタのヴォルデモート・指輪物語のサウロン・グレムリンのグレムリン・その他ドラキュラやジョーズも出てきます。そしてなぜかキングコングまでも・・・悪役か?ってなりましたけどね(笑)とにかくハチャメチャでブッ飛びまくり。でもってバットマンシリーズの悪役たちも総登場。しかし面白いのが、他の映画の悪役とバットの悪役が対立するんです。なんだかスーサイドスクワッドみたいです(笑)あとジョーカーが愛おしくなっちゃいます。バットマンに「お前なんかライバルじゃない。眼中にないよ」て言われて涙目に・・・。繊細で傷つきやすい。ジョーカーがバットマンにお前と俺は似ている、って言うんですが、確かに似ています。どっちも傷つくことを恐れて偏屈になり自己中で排他的。その実ものすごいかまってちゃん。一言で言えば面倒くさい性格です(笑) バットケーブに入るための合言葉が最高すぎ! アイアンマンのバーカ! これめっちゃ好きや~(*´ω`*)[映画館(吹替)] 7点(2017-04-01 19:05:50)(良:1票) 《改行有》

386.  キングコング: 髑髏島の巨神 《ネタバレ》 単純に面白かった!ゴジラもこういう風に作ってくれれば良かったのに。まあ次回作のゴジラはド派手になりそうなので期待大です!   キングコングは歴代コングの中でもちょっと小柄な印象に見えました。私には。その分スピーディーで動きが軽やか。なんとな~くガッツ石松に見えてくるのも味ですかね(笑) 主人公と女性カメラマンとのロマンスや、コングとの関係作りなど、過去のコング作品とは違った作風を目指すため、極力排除したことは大いに評価したい。 どこまでがロケでどこまでがセットでどこまでがCGなのか?まったく自然な映像にはただただ圧巻です。素晴らしいの一言! エンドロール後にゴジラへの伏せんがあります。お見逃しなく![映画館(吹替)] 8点(2017-03-27 13:59:53)《改行有》

387.  アサシン クリード 《ネタバレ》 ゲームでは過去パートに重きを置き、様々なミッション、様々なドラマが展開した。しかしこの映画では現代に焦点を当て、ドラマも現代メインで進んでいく。そのせいか、”アサシン”らしさが希薄になってしまった。本来なら必殺仕事人よろしく、闇に紛れて暗殺するのがアサシンなのに、大勢の目の前で大立ち回りばかり。そりゃね、分かるよ。その方がアクションエンターテイメントとして迫力ある映像になるんだから。でもさ、一応暗殺者なんだからその辺をもう少し考慮して欲しかったな。スマートでクールなアサシンというよりも、ひたすらせわしなく動き回るアクロバティックなアサシンばかり。ただ、あのゲームの世界観とアクションを見事なまでに再現した功績は、大いに讃えられます。 お見事でした。[映画館(字幕)] 5点(2017-03-11 19:59:55)《改行有》

388.  日本で一番悪い奴ら 車やバイクを運転したことある人なら一度くらい、キップを切られた経験があるのではないでしょうか。その時おそらく、この点数稼ぎ野郎が、と内心思ったはず。この映画はまさにそれを証明してくれてるかのようで、所詮警察もサラリーマン、成績がものを言う組織だということがよく分かります。ま、一応フィクションらしいですが。 どうでもいいけどこの映画を観たら、誰も警察官になりたいなんて思わなくなっちゃうかもね(笑)[DVD(邦画)] 5点(2017-02-05 17:47:41)《改行有》

389.  秘密 THE TOP SECRET 《ネタバレ》 題材そのものはとても興味深いしいくらでも面白くなりそうなのに、勿体ぶった演出の連続で、間延びしてとにかく疲れる。2時間以上もそのダラダラに付き合わされ最終的に、美しい世界はきっとある!という希望がまさかの犬目線って!?バカにしてんですか?作中にリリー・フランキーが、どいつもこいつも仮面を被っていやがる、みたいなことを言ってたんだから、犬から見た人間の世界なんて仮面だらけじゃないですか。犬には優しい人間でも心の闇はいくらでもあるからね。そもそも脳をスキャンしてモニタリングできるんだったら、わざわざ直接繋がる必要ないんでは?あと死人だけでなく生存している容疑者の脳とかスキャニングできないのかね?その辺がちょっと曖昧。 なんだか全体的に説明不足のせいもあって、消化不良な作品でした。残念・・・。[DVD(邦画)] 3点(2017-02-05 10:11:27)《改行有》

390.  ドクター・ストレンジ 《ネタバレ》 少々理屈っぽいところが難点ではあるが、圧倒的な映像体験はやはり映画ならではの醍醐味です。ただ昨今のネット社会のせいなのか、細かなとこの説明を簡略化しすぎていて、気になったところは帰ってからご自分で調べてください、という姿勢はどうにかしてほしいものです。例えば浮遊するマント。このマントはなんなのか?どうして主人公を選んだのか?なぜあそこに飾ってあたのか?それから闇の世界とこの世界をつなぐための儀式が書かれた書物。そんな大事なものがなんでゆるゆるの管理下にあったのか?その儀式のやり方を盗みとられてなぜ放っておいたのか?その儀式のやり方を知ってから、主人公が修行している間一体何をしていたのか?時間を操れる力を手に入れた主人公。なぜ師匠が敵の攻撃を食らった時時間を戻さなかったのか?時間が操れるんなら自動車事故を起こす前に戻そうとは考えなかったのか?そこまでは出来ないシステムなのか?とにかく分からないこと、疑問に思うことが多すぎて多すぎて、意地悪な映画だな~、というのもまた正直な感想です。 今後アベンジャーズと絡んでいくそうだけど、ある意味反則的な魔術をどうやって戦いの中で正当化していくのか?そこは楽しみでもあり不安でもあります。 頭空っぽで楽しみたいのは山々なんですが、単純なアクション映画の枠を超えちゃってるんでどうしても理屈っぽく観ちゃうんですよね。まあそれでも好きなジャンルだし、それなりの高揚感は得られたので良かったです。[映画館(字幕)] 6点(2017-01-28 14:56:05)《改行有》

391.  ジャングル・ブック(2016) 《ネタバレ》 もっと全編ミュージカルなのかと思ったらそうでもないのね。ただCG凄すぎっしょ!非現実的なCGと違って現実世界にいる動物たちのCGは、とにかくその存在感が圧巻です。巨大ヘビの吹替がスカーレット・ヨハンソンで、艶かしくて良かった。火のことを赤い花と言ってるのに、キング・ルーイの歌の中で1ヶ所だけ「火」と言ってて、ありゃりゃ?となってしまった。(笑) 出来れば映画館の大画面で観たかった。[DVD(字幕)] 5点(2017-01-04 20:04:27)

392.  ペット 《ネタバレ》 ●”ペット”という設定を生かしきれていない。●ペット(動物)らしいところとそうでないところの線引きが曖昧。例えば、人間たちは外でいったい何をしているんだろう?という可愛らしい疑問を持ったかと思うと、保健所とか工場とか、やたらと人間界のことを知ってたりするところ。そもそも散歩で毎日外を出歩いているんだから、人間が何をしているんだろうという疑問自体がオカシイ。●動物たちがいとも簡単に車を運転したりする描写は正直やめてほしい。なんのための動物たちなのか意味がわからん!手塚治虫が観たら悲しむよ。●お話もなんだか、ペット版トイストーリーみたいで工夫が感じられない。どうせなら家の中だけで作ったほうが良かったかも。派手な演出は難しそうだけど、そこをアイデアでなんとかするのがクリエーターでしょ。とにかくワチャワチャやってればいいでしょ的なノリも、それを感じてしまったら、夢から覚めた気分でなんか虚しくなります。●ウサギの子分たちわんさかと出てきますが、全員ただのお飾りで誰一人としてもうちょっと活躍なしの見せ場なし。川に飛び込むのって普通ワニだろ!もうちょっと連携プレーとかあってほしかった。結局ポメラニアンのギジェットだけが一人で大立ち回りして見せ場を作っただけ。タカにいたっては必要性すら見い出せなかった。[DVD(吹替)] 4点(2016-12-29 15:20:42)(良:1票)

393.  帰ってきたヒトラー ドイツの歴史や現在の社会情勢を知らないと、半分位は楽しめ(?)ないかも。それでもヒトラーという人物に対する僅かな情報しか知らない私でも、この映画の怖さは十分に伝わってきました。平和な時代に生まれ平和な環境下の中で育っていればそりゃあ平和な考え方が理想だと思うでしょう。でも不安定で先の分からなかった時代に生まれ育ってたらどうだっただろう。分からないけど、人の中には誰しも”闇”が潜んでいるから、もしかしたらヒトラーの考えを支持していたかもしれない。ブラックユーモアが人々に受け入れられるのも、弱いけど残酷な人間の本性を、笑ってごまかせるからなんでしょう。本当はすごく恐ろしいのにね。 それにしてもトンデモない映画です。終わり方も秀逸で素晴らしかったです。[DVD(字幕)] 8点(2016-12-25 18:16:52)《改行有》

394.  バイオハザード: ザ・ファイナル 《ネタバレ》 とにかく疲れる。カット割りが多すぎて目が疲れるし、何がどうなってんのかさっぱり分からない。何も考えずにノー天気に楽しもうにも、疲れる・分からないのオンパレードなもんだから、全然楽しめない。ただただ疲れるだけ。 宿敵で強敵だったウェスカーのあの最後は酷過ぎだよ。[映画館(字幕)] 3点(2016-12-24 14:41:33)《改行有》

395.  ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 なんとも珍妙な「STAR・WARS」だった。馴染みのある冒険活劇の「STAR・WARS」と、まるで近代戦争のような「STAR・WARS」が一つの作品の中で同居しているのだから。その同居が上手いこと渾然一体となって違和感なく観れれば良かったのですが、どうも上手いこといってない。温度差が分かり易いくらい伝わってきた。例えるなら、「プラトーン」や「地獄の黙示録」にシュワちゃんやスタローンが出てきて無双状態で大暴れする。そんな違和感かな。もともとこの監督さんて、カルトちっくな作風が持ち味なわけで、一般向け大衆娯楽の「STAR・WARS」とは真逆なんですよね。公開前からそれは予期していたし、全く新しい「STAR・WARS」が観れるとワクワクもしていました。ところが真新しい作風の中に、X-ウィングやタイファイターのドッグファイトのシーンで見覚えのあるカット割り等が出てくると、どうもあれれ?となってしまう。また、ローグワンの仲間たちが次々と戦死して痛々しくシリアスな感情になっているのに、次のシーンではアクロバティックなバトルで楽しませようとする。この温度差のせいで、なんとも珍妙「STAR・WARS」が誕生してしまった。ローグワンのメンバーがみんな陰な雰囲気なのに、ベイダーやレイア姫、C3-POにR2-D2といった往年のキャラが場の空気を変えちゃうです。ファンサービスよりもとことんカルトな作風にこだわって欲しかったかな。前作の「ゴジラ」は個人的にはイマイチでしたが、それでも全編監督のこだわりは感じましたから。この作品でもこだわりは感じましたよ。冒頭の帝国軍のシャトルが海岸沿いを飛行するシーンとか、デススターが遥か上空に浮かび上がってくるシーンとか、デススターの攻撃で崩壊していく街、岩、押し寄せる津波など、ハッと息を呑むような美しいシーンは感動しました。ゆえに、だからこそ、徹底した作風であって欲しかったです。もしかしたら旧作のエピソードシリーズから完全に脱却して作らないと、全く新しい「STAR・WARS」は生まれないかもしれませんね。 あと主役のジンですが、どうも彼女の人となりが掴みにくい。演じてる女優のせいか演出している監督の手腕のせいか、とにかく彼女に対して観客である自分の感情の持って行き所が定まらない。反乱軍の攻撃によって父親を殺されたあとの彼女の感情が、次の展開に行くために簡単に処理されてしまっていて、いやそこ大事なとこだから、て思いましたよ。父親との愛情関係もそれほどまで深く読み取れなかったし、むしろK-2SOとの関係の方がよく描けてたんじゃないかな。このお話で最も重要な中核となる親子の関係がどうも薄い。別れもあっけないし。 地上から上空にいる反乱軍の仲間たちにデータ送信・・・て、受信って一つしか出来ないの?そんなバカな!パソコンのデータ送信だっていっぺんに何ヵ所にも送信できるやん!そこんとこがご都合を一番感じてしまいましたw まあご愛嬌は分かってますがw ちょっと毛色の違う「STAR・WARS」で、個人的満足度は決して100点満点ではなかったけれど、それでも私は「STAR・WARS」という世界が大好きなんです。散々作風がどうのこうのと言いながらも、ベイダーがライトセイバー持って大立ち回りする姿には悔しいかな興奮しちゃったし、宇宙空間でのバトルなんかもう、これぞ「STAR・WARS」と童心に返れましたから。映画としての総合的な完成度の点数は5点くらいですが、ファン心を楽しませてくれたのでプラス2点です。 「STAR・WARS」ほんとうに大好きです。なので、このシリーズに対する”希望”は決して、死にません。[映画館(字幕)] 7点(2016-12-21 06:30:38)《改行有》

396.  ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 《ネタバレ》 お話としては可もなく不可もなくといったところ。謎めいた主人公の過去と、今後も暗躍しそうな悪役。ハリポタとほぼ同じような脚色なので、目新しさはさほどない。一番の売りである魔法動物たちも、これといった斬新さはなかった。だからと言って別につまらないわけではなく、そこそこは楽しめた。ゆえに可もなく不可もなくである。 主人公の魅力がちょっと中途半端だった。つかみどころがなくどういう性格なのか分かりづらかった。それに対して脇役は味があった。捜査官のティナは垢抜けない感じでちょっと野暮ったく見えてたが、最後には不思議とチャーミングに見えた。心が読める妹・クイニーは本作品の中でダントツの可愛らしさ。心が読めちゃうという本来なら辛い力を持ちながら、天真爛漫なあどけなさで前向きで明るく、何よりも誠実である。本当に愛くるしいキャラである。そんな彼女が恋する相手もまた魅力的である。ノーマジ・普通の人間でパン屋を夢見るコワルスキー。ポッチャリ体型で口ひげがトレードマークの彼は、心が読めるクイニーが恋するのだから心が清らか。機械で大量生産されるパンよりも、一つ一つ心を込めて作るパンを食べてもらいたいと願ってやまない。とにかく憎めないキャラです。このクイニーとコワルスキーの恋模様が、本作唯一の救いでしたw まあでも思い返してみればハリポタも、ロンとハーマイオニーのサブキャラがロマンス担当でしたね。 死刑執行が回りくどい。魔法を使ってイギリスからN.Y.まで瞬間移動や何らかの方法で移動できないものなのか?雨降ったら傘さすか室内に待機するから、全員の記憶を消せたかは疑問。グレイブスが結局何をしたかったのかと、魔法議会の長官という職をあえて投げ出す行動に出たのかが不鮮明。 【超ネタバレ 注意!】  まさかのジョニー・デップ様登場にはブッたまげました。今後も登場するんでしょうか?[映画館(字幕)] 5点(2016-11-29 19:38:03)(良:1票) 《改行有》

397.  劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日 《ネタバレ》 歴史上でない名も無き人物にスポットを当てるというアイデアに1点。上島竜兵が意外にもハマってて、なんかその時代の人間に見えちゃったとこに1点。改変されてしまった歴史をいちいち直しに行かなければいけないという、ハイテクノロジーな割にアナログなところに好感が持てたので1点。ダイヤル式の鍵を開けるシーンと、80年代の懐かしい風景(ヤンキー&スケバン含め)を見れたことに1点。で合計4点。あとは特に語ることなし。[インターネット(字幕)] 4点(2016-11-24 16:38:11)

398.  ガール・オン・ザ・トレイン 《ネタバレ》 結果的に一人の女好きな男に振り回された哀れな女3人の物語、て終わり方で、悪いのはあくまでも男で、女3人は被害者というのが、なんだか底の浅い取り立てて騒ぐようなものとは感じなかった。だってさ、奥さんがいると知って浮気をする2人に、子供が産めないと分かって自暴自棄のように酒に溺れる1人。3人とも非があるのになかったかのような、むしろ被害者で勝者のようなあの結末は、男の自分には納得がいかなかった。もっと崇高なミステリーを期待してましたが、弱い女性を庇護するだけのなんの魅力もない映画でした。残念・・・。[映画館(字幕)] 4点(2016-11-21 06:58:18)(良:1票)

399.  ミュージアム 《ネタバレ》 ん~・・・違う、こうじゃない!こうじゃないんだよな~。なんかもっと観ているこっちを、精神的に追い詰めてくるような、最悪なものを期待してたんだけどな~。「SAW」や「セブン」のようなやつ。結局主人公もその家族もみんな助かっちゃってさ。なんだかな~ですよ。どうしても禁断の領域に踏み込めないんですかね、今の自主規制か何かで?分からないけど。もしそんな自主規制があるならこういった類の作品は、作らないほうがいいよ。中途半端になるだけだから。 最悪なものを期待してたって言ったけど、たしかにあの終わり方はその後の悲劇を想像は出来ますよ。でもそれってあくまでも”かもしれない”じゃないですか。主人公の子供は犯人と同じ道をたどる、かもしれない。無実の人間を死に追いやってしまったと奥さんは精神を病む、かもしれない。どちらも断定はできないですよね。まあね、あやふやさが逆にジワジワとした怖さとも言えなくはないけど。 怖さという点においても、この作品はちょっと、映画というよりTVドラマみたいで臨場感が薄れまくりですね。カメラアングルしかり、ライティングしかり、編集しかり、そしてなによりも一番見せるべきカエル男の作品(遺体)そのものの見せ方が中途半端。これもやはり自主規制の問題ですか?R指定の?とにかくそこに恐怖や残酷さ、おぞましさの異様さが薄い薄い。斉藤さんの頭の毛ぐらい薄い! それとね、カエル男くんは己をアーチストと豪語するのなら、芸術でもなんでもないような殺人は犯しちゃダメでしょ。主人公の相棒を屋上から落としたやつね。アレは芸術じゃないからね。貫いて欲しかったよ、アーチストとしての信念を。 ただ小栗旬の演技だけは賞賛できるね。彼があれだけ頑張ってんのがもったいなく思っちゃったよ。 終演後に観客の一人が帰り際に、原作通りだった、と言っているのが聞こえた。 でも原作は原作、映画は映画ですから。原作を知らない人でも、納得のいくものを提供してナンボだと思うんで。以上です。[映画館(邦画)] 4点(2016-11-17 19:08:51)《改行有》

400.  クリーピー 偽りの隣人 《ネタバレ》 もっと巧妙で、こちら側の推理なんてあざ笑うくらいの至極のサスペンスを期待してたけど、無能すぎる主人公、無能すぎる警察、薬物投与による精神コントロール、至極どころかチンケで安っぽい三流のサスペンスは、バカバカしさを通り越して痛々しい。 雰囲気だけで作ってるせいで、肝心のなぜ?とかどうして?に一切答えを提示せず、むりむり力技で怖さを押し付けてくる。確かにね、分からない怖さってあるとは思うんだけど、これはそういうレベルじゃないですよ。分からない恐怖を履き違えてる。主人公が犯罪心理学者という設定なんだから、その主人公が無能ではお話になりません。一度失敗した過去があるのだから、それを踏まえたうえでサイコパス野郎ともう一度、どう心理戦を展開していくのか、そこがスッポリと抜け落ちちゃってるんじゃお話にならんです。 期待ハズレでした。[DVD(邦画)] 2点(2016-11-10 18:35:34)(良:1票) 《改行有》

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