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401.  イニシエーション・ラブ 《ネタバレ》 おそらく夏頃中心の撮影だったのだろう。 俳優のスケジュールの都合もあるだろうから仕方ないにしても、 完全に落葉しているはずの時期の場面にイチョウが紅葉していたりと 冬の場面の撮影にどうしても違和感が強い。 本作の場合、月日の設定は重要な要素なのだから季節感の演出には もう少し気を遣って欲しい。仮にも恋愛ものでもあるのだから。 季語に当たるショットを後から少し撮り足すだけでも違うだろうに。 騙しの伏線張りに手一杯の作り手にそこまで望んでも仕方ないが。 映画の中盤、産婦人科から出てきた前田敦子を松田翔太が迎えるシーンに吹く 風と木漏れ日がようやく映画らしさを伝えるのだが、同時にここでようやく この映画がシネスコサイズだったことに気づかされる画面の貧しさも何ともはや。 原作由来とはいえ、往時のヒット曲垂れ流しも風俗アイテム羅列も ただたださもしく見えてしまう。[映画館(邦画)] 3点(2015-05-26 21:38:38)《改行有》

402.  龍三と七人の子分たち 《ネタバレ》 玄関先で木刀振りする藤竜也を覗き見していた子供達が一目散に画面右手の登り坂を 駆け上がっていくのを追いかけるカメラとか。 その逆に、門を出て左手に下っていく車を追いかけるカメラとか。 従来のスタイルならそういったものには無頓着にカメラを引いて固定したまま 構図を維持したはずだと思うのだが、 そうした些細ではあるが意図を量りかねるカメラの動きが多々あって少し戸惑わせる。 その屈託の無い目移りぶりが逆に作品の緩さらしきものになっているともいえるか。 競馬場でのギャグなども、『菊次郎の夏』の競輪場で繰り広げられたそれの釣瓶打ち と比べるといかにも緩い。 かと思えば、小気味良い台詞廻しとカッティングの合わせ技も随所で垣間見せ、 遊戯感覚溢れる逸脱と変転によって結果的に程よい弛緩と緊張を維持している。[映画館(邦画)] 6点(2015-05-26 07:49:07)《改行有》

403.  セッション 《ネタバレ》 奏者をコンダクトするJ・K・シモンズの顔面と手の連動ぶりは 舞踊のごとく、その静と動のメリハリは確かに視覚的快感すら催す。 その凄みとパワー故か、主人公であるマイルズ・テラー共々 クロースアップ主体のフレームサイズでバランスを取らざるを得なく なったようでもある。 様々な対話シーンも台詞やショットの間合いを極力詰めてリズムと テンポを作っているが、顔面アップ中心となるのはやはり気に掛かる。 ラストの檜舞台もそれが復讐の場ならば尚の事、晒し者にされる主人公と 聴衆達とのスケール比較をフレーミングで際立たせる等のひと工夫が欲しい。 主人公の憧れの場がこじんまりとしていては、彼の屈辱感が伝わらない。[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2015-05-24 08:58:24)《改行有》

404.  ラン・オールナイト 《ネタバレ》 一筋縄ではいかない両儀的なキャラクター同士の取り返しのつかない対決。 遠方に雷光が走る繁華街の夜景や、黒・青・白を基調とした操車場の硬質なロケーション、 走る車窓を滲ませる夜の雨などとともに、結部を冒頭に持ってきて回想形式で語る ノワールスタイルが運命論的な憂愁を終始纏いつかせる。 逆にそうした不穏感の持続が、エド・ハリスとの対決シーン以降の顛末を 間延びさせてしまった感もあるのだが。 階段といい、煙草や鏡などの小道具の用法といい、監督は案外ワイルダー好きだろうか。 お遊びのような移動空撮、スロー弾丸などはいい加減やめて欲しいし、 細切れ編集の格闘アクションは、『セブンス・コード』の前田敦子にも負けている。[映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2015-05-23 23:42:14)《改行有》

405.  博士と彼女のセオリー 《ネタバレ》 BBC版『ホーキング』が学究的な側面に焦点を当てているのに対し、 こちらはその『ホーキング』がラストで字幕として簡潔にふれた 恋愛部分が主となっており、ジェーン側の視点が強調される。 スティーブン博士の学究のモティーフでもある逆回転も レコード盤、車輪、コーヒー、手を繋いでのダンスと様々な媒体で登場させながら ラストに集約していくわけだが 作り手は実に実に善良で、存命中の各登場人物に対するアプローチは当然ながら ひたすら八方美人である。 この気配り具合ならばモデルも当然その無難な内容に満足するだろうが、それは必ずしも 映画の良さを保障はしない。[映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2015-05-19 00:07:41)《改行有》

406.  映画 ビリギャル 《ネタバレ》 ビル群を遠景に、英語の格変化を暗唱しながら夕暮れの土手を自転車で走る有村架純を追う横移動。 こういうエモーショナルなロングショットをもっと見せて欲しい。 家の廊下の壁に大量に貼られた学習メモと、それを見つめる田中哲司。 辞書を引きつつ机にかじりついて筆記する有村の後ろ姿。 映画はヒロインらの情緒過多な表情アップに偏り気味だが、そういった顔面に頼らない ショットでもっとドラマを語れないものか。 ハイタッチやおんぶなど、スキンシップもいろいろと採り入れてはいるのだから、 ラストの手紙のやりとりといった言語的なくどいコミュニケーションも少し控えて欲しい。 ラストの新幹線は、冒頭と中盤の憧憬を語るシーンから繋がるはずだが、 これも効果的な見せ方になっていない。 父母らの芝居もまた情緒過多で、 おまけにBGMのタイミングもショットも台詞もテレビドラマなのだが、一方で その臆面の無い割り切りぶりがピュアすぎるヒロインを始めとするキャラクター像を 鮮明に形作って心地よかったりもする。[映画館(邦画)] 5点(2015-05-15 22:11:29)《改行有》

407.  百日紅 ~Miss HOKUSAI~ 《ネタバレ》 キャラクターの図柄はシンプルな描線のうえ表情変化にも乏しいが 朝陽、夕焼け、宵の口、雨天それぞれの状況に合わせて 衣服の色彩や影、そのコントラストを微妙に変化させることで季節感や 時刻、立体感を良く表現している。 アニメーション映画としてはやはり ヒロインが全力で駆け出すクライマックスの全作画カットが白眉だろう。 屋内から路地へと飛び出しての韋駄天走り。それを追いかけ回り込みながら フォローするカメラの動きをダイナミックに描いている。 茶屋の軒先で少女が雪遊びするシーンの情緒も忘れがたい。 惜しいのは、この少女を最初に紹介するヒロインのモノローグである。 彼女の目が不自由であることをいきなり説明してしまう。 それは二人のやり取りの中から自ずと明らかになることであるのに。 それから、音楽にはもっと統一感が欲しい。[映画館(邦画)] 6点(2015-05-13 22:59:41)《改行有》

408.  シンデレラ(2015) 《ネタバレ》 皇子とシンデレラの出会いのシーンは、馬上の二人が緩やかに円を描きながら 言葉を交わし合うショットを切り返しつつ綴られる。 この旋回運動は舞踏会でダンスを踊る二人のシーンに引き継がれることでより 運命性を印象づけるだけでなく、その運動のリズムへのシンクロぶりによって 交際期間をほとんど経ておらずとも二人が相思相愛となることを 視覚的な説得力をもって描出してしまう。 それならば、ラストで皇子が聞きつけるオフ空間からのシンデレラの歌声も 前段で何らかの形で布石を打っておいて欲しいと思う。 例えば、それこそ二人の出会いのシーンで。 そして歌声の記憶が二人を再会させる。 そのくらいの演出は欲しい。 あれでは、ただ単に女性がもう一人いる事を示唆するだけの唄でしかない。[映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2015-05-09 21:46:53)《改行有》

409.  THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 《ネタバレ》 レインボーブリッジに向けて突き進むミサイル。 命中直前にカットが切り替わり、爆発の瞬間は映らない。 その後に画像解析によってミサイルとヘリを割り出す謎解きシーンがあるのだから、 本来は最初飛行物体を見せず原因不明の爆発として事件を見せていくのが定石だろう。 つまりは、兵器フェチの監督にとっては爆発や謎解き構成よりも メカニック描写を優先したかったという事らしい。 そうした志向は全編にわたって窺える。 それまでほとんど存在感すらなかった、一応はヒロインらしき真野恵里菜が クライマックスでヘリ操縦者:森カンナにライバル心を燃やして対決するのだが、 そこに至る二人の因縁の劇がまるで無いのでは盛り上がりようがない。 要は、キャラクターが立っていないということだが、 その中で、太田莉菜のキビキビしたアクションが救いである。[映画館(邦画)] 5点(2015-05-08 00:07:48)《改行有》

410.  ソロモンの偽証 後篇・裁判 《ネタバレ》 法廷劇となる後編は舞台も行動も限定的・抑制的となるだろう。 それだけに各人の所作・視線が劇を形作る。 雨が降り出す中を、娘を追いかけその肩を抱きしめてやる佐々木蔵之介。 家に戻った娘の肩に優しく手をやり、話を聞いてやる夏川結衣。 それら触れ合いの所作は、映画のラストに閉廷後の校庭でしゃがみこむ 石井杏奈を巡っても変奏される。 黒木華の平手打ち。板垣瑞生と清水尋也と間に交わされる握手。 森口瑤子が息子の友達に麦わら帽子をかぶせてやる気遣い。 そんなさりげない動作ひとつの中に各人の人間性を垣間見せるよう演出が為されている。 藤野涼子ら5人が横並びとなって校門へと歩む一つのショットで 「友達になった」ことを示す簡潔さもいい。 元校長である小日向文世に対して生徒達が感謝の意を込めて深々と頭を下げる。 田畑智子もまた、彼の背中に静かに礼をする。 それらの所作が美しい。 そうしたシーンを盛大なBGMで煽る下品な映画が多いなか、 この作品はなかなか節度があって好感を持つ。[映画館(邦画)] 6点(2015-04-24 00:06:40)《改行有》

411.  ビッグ・アイズ 《ネタバレ》 ゴースト・ペインターが晴れて陽の目を見るという物語ならば、 もう少し画面の明暗、あるいは光と影を以て語って欲しいところである。 法廷内の入射光、判決後の正面玄関シーンなどは特にそうだ。 逃亡先のハワイの明るさなどにしても、雑多なエピソードにしても 実話をなぞることに拘りすぎている感がある。 絵画の映画は、出来るだけ静止した完成品ではなく 画家が絵筆を動かす様や、変化していく筆跡でもって 見せて欲しいところでもある。[映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2015-04-18 00:08:20)《改行有》

412.  フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ 《ネタバレ》 男には実はアブノーマルな性癖が。というお話なのだが、 交際するか、するまいかのレベルで終始するので生温い。 おまけに勿体ぶった契約交渉を絡めるとか、ただただ鬱陶しい。 例えば直近の例として、黒沢清の『贖罪』第一話がサスペンスフルで 情動的なのは、ヒロインがそのような相手との結婚を選択し、 もはや後戻りが出来ない状況に身を置いてしまっているからである。 そうした切羽詰った状況の中でこそ引き立つだろう愛憎と葛藤が こちらにはまるで希薄だ。 高層階シーンや航空シーンと共に無駄に浮き上がり、舞い上がっている ただ甘ったるいだけの作品である。 [映画館(字幕なし「原語」)] 3点(2015-04-12 23:58:22)《改行有》

413.  宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟 《ネタバレ》 宇宙戦艦ヤマトがラストには無事生還する予定調和を前提とした物語であるわけ だから、作劇的にはどうしても緊迫感を欠いてしまうのだが、 序盤で敵側の強力兵器の威力を見せつけ、 また自らの必殺兵器を封印することによって、何とかサスペンスを維持している。 中盤でのライバルとの葛藤―和解という流れにあたっては、 共同生活中の二人の衝突や交流をもっと丁寧に段取って欲しい。 そうしてこそ、クライマックスの共同戦線にさらなるカタルシスが もたらされたはずだが、テーマ曲と共に雲海を抜けていくヤマトの カットそれだけで高揚させてしまうのは、やはりマンネリの偉大さだ。 [映画館(邦画)] 6点(2015-04-01 07:54:59)《改行有》

414.  ジョーカー・ゲーム(2015) 《ネタバレ》 『陸軍中野学校』そのままの適性テストも登場するものの、作品のテイストは大違い。 市川雷蔵の小市民への変装ぶり、ストイシズム、知略的行動といった いかにもな諜報員らしさはこちらの主役には微塵もない。 容貌からしてスパイ丸出しである。 そこは冒頭の荒唐無稽な銃殺シーンからして開き直っているからいい。 嘘のレベルをあらかじめ提示した上で、後はひたすらアクションで押していくので、 あとは『プロジェクトA』的追っかけや 『カリオストロの城』的時計塔アクションや深田恭子の着せ替えを 楽しんで下さいという趣向だ。 時計塔はもっと高度のサスペンスを出して欲しかったが。 [映画館(邦画)] 5点(2015-03-30 15:34:00)《改行有》

415.  アゲイン 28年目の甲子園 《ネタバレ》 中井貴一、柳葉敏郎ら旧友3人が居酒屋で酒を交わしながら楽しげに語り合う 長回しショットなど、地味な部分にアドリブ風のいい味が出ている。 ただ複数家族の感動仕立てのエピソードも細々と丁寧に詰め込んだ風ではありながら、 肝心要な部分である中井親子の葛藤と和解の演出はおざなりだ。 というより、演出放棄に近い。 娘:門脇麦の何らかの晴れ舞台に親が応援に駆けつけるとかならともかく、 自分の試合を見に来てくれというだけで一件落着させようという了見自体 虫が良すぎだろう。 キャッチボールシーンで言葉を交わさせなかった点はまずまずだが、 少なくとも彼女が翻意する契機としての何らかの挿話は欲しかった。 フィルムのザラつき感はドラマへの没入を妨げるレベルで、特に暗部はひどい。 [映画館(邦画)] 6点(2015-03-29 09:06:07)《改行有》

416.  味園ユニバース 《ネタバレ》 主演俳優の歌唱力を誇示する三か所が、どうも歌の力に依存しすぎの感がある。 映画ではなく。 よってその一つ、クライマックスのパフォーマンスも感興が湧かない。 縁側に座っての西瓜の種飛ばしも、既視感が邪魔して乗れない。 [映画館(邦画)] 4点(2015-03-25 14:12:00)《改行有》

417.  シン・シティ 復讐の女神 《ネタバレ》 終始、悶々としているばかりのジェシカ・アルバ。 その煩悶をタメてタメて、クライマックスに遂に決起するという 感情の高まり、復讐の劇としての任侠映画的カタルシスが欠けている。 延々とメリハリなく愁嘆にくれ続けた挙句、 単にドラマが終盤にきたから行動した、というだけにすぎない。 ワイヤー感まる出しのアクションも非大胆、非アクロバティックだ。 [映画館(字幕なし「原語」)] 3点(2015-03-24 14:21:17)《改行有》

418.  ドラフト・デイ 電話を通しての駆け引きを満遍なく見せるのにはやはりこの方式か。 対話をしながら、仲間達に暗黙の目線と表情でリアクションを 示し、身振りで指示を出すGMら双方の芝居がスプリットスクリーンで展開する。 そのアクション‐リアクションが同時進行する画面が スリリングで飽きさせない。 [映画館(字幕)] 8点(2015-03-22 00:11:14)《改行有》

419.  96時間 レクイエム 《ネタバレ》 宮崎駿のかつての『レイダース』批判ではないが、この作風のレベルで嘘をつくと 設定したならば、そのレベルの嘘は守られるべきだろう。 崖やエレベーターから落下する車から如何に主人公が脱出するか。 女子トイレからどのような経路で抜け出すか。 このシリーズの場合、その危機突破の描写こそ要であり、 そこをアクションとして如何にもっともらしく見せ、 如何に納得性を持たせるかにこそ手技を使うのであり、「冒険活劇を作る人間は 一番気を使わなきゃいけない」(宮崎)はずである。 ようするに名案がなかったわけで、 ご都合主義こそ映画とはいえ、これでは白けるばかりだ。 簡単なトリックは克明に描写しているのだから。 格闘アクションも例によって例のごとく細切れの乱雑編集でつまらない。 [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2015-03-20 00:49:06)《改行有》

420.  花とアリス殺人事件 階段を駆け下りる構図までそっくりな「ハッピー・バースデー・トゥーユー」の 合唱が出てきた時点で、次は公園のブランコでも登場させるのだろうと簡単に 予想がついてしまう。 そういう露骨なのは、あまり延々と引っ張らないで欲しい。 ハレーション効果を採り入れた一枚絵の背景美術も、新海誠ら以降の作品としては 物足らない。人物に焦点を当てたアニメーションならばこのあり方が本来的なのかも 知れないが、本作の作風ならば背後の情景にももっと何らかの動きが欲しい。 光の揺れとか、草木の揺れとか、雑踏とか。 実写トレースによって日常的な人物の動きは確かに生々しさを獲得しているものの、 反面で例えば、リレー競争での三人抜きなどにあるべきアクション性も希薄に なってしまった感がある。 欲張りついでに云えば、ラストの走りももっと息せき切らせなければ。 [映画館(邦画)] 6点(2015-03-17 14:06:16)《改行有》

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