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プロフィール
コメント数 1199
性別 男性
ホームページ ないっす!!!
年齢 60歳
自己紹介 客観的に分析したようなもっともらしいレビューって、実はちょっと地頭よければ誰でも書けちゃうわけで、結局ありきたりな物になりがちです。
別に映画評論家でもない1個人としては、個人の感性や主観、あるいは体験を元にしたその人しか書けないレビューの方がよほど価値があるように思うのです。
もちろんそれが、事実誤認やヘイトレベルの差別や偏見に寄って立つものであれば問題ですが、しかしその人しか書けないレビューというのは必ずあるわけで、そういう個人的な感覚や体験を元にした主観的なレビューは、いかにももっともらしいありがちなレビューよりよほど価値があるし読んでて面白いんじゃないかと思う今日この頃。(でも自己陶酔溢れるポエムみたいなのは…)
好きな言葉は「恋」 です。

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421.  ジュラシック・ワールド/炎の王国 《ネタバレ》 そういえばこいつのレビューを書いてませんでした。 安定のシリーズで前作からの続きもの。 当然いつもの展開かと思いきや、今回は大きく趣向を変えてきています。 まさかの家内でのバトル。めっちゃスケール小さいじゃん! 恐竜映画なのにバイオハザード感がでてしまってるっていうコレジャナイ感がハンパないのです。 たしかに毎回同じパターンではさすがに客も飽きるわけで、ここらで趣向を変えるのはわかるのですが、しかし今回の路線変更は失敗ではないでしょうか。 このシリーズに客が求めるのは多分こういう方向性ではないと思うのです。 客がこのシリーズに求めるのは、もっとバーンとしてドーンという感じの雑で圧倒的なものを求めてると思うのですが(それは多分映画マニアには受けが悪い方向性だと思いますが)、今回の路線変更はスタッフが色気を出したんでしょうか、なんか真逆なんですよね。 迷走を感じさせる一作です。[インターネット(字幕)] 6点(2019-05-05 20:18:13)(良:1票) 《改行有》

422.  her 世界でひとつの彼女 《ネタバレ》 マイクロソフトが開発したAI女子高生りんなが高校を卒業してアイドルを目指すと発表されたのが今年の3月の事(そして実際にエイベックスと契約しました)。世の中にAIスピーカーは潤沢に存在し、6年前に作られたこの映画もいまやわりと他人事ではなくなってきました。 が、しかし、そもそもこの映画、多分そういう事を描きたかった多のではありません。どんなにうまくいってるように見えても、目に見えない愛というものはいつ崩壊するかわからないし、裏で相手が何を考えて何をしているか、お互いがそれぞれ人格をもっているからこそ本当のところは全く何もわからないのです。 それをAIという人間離れしたものを使う事でカリカチュアライズして描いてみたのが映画の本来の目的であって、サマンサがAIかどうかはあくまでも作劇上のギミックの一つにすぎない…というところなのでしょう。途中に出てくる621人の恋人がいるなんて話も最近のポリアモニーとそうでない人の恋愛観の違いみたいなものでそれこそただの価値観の違いにすぎません。恋愛の価値観なんて人によって本当に全然違うんですし、だからこそ恋愛では何かと価値観が…といわれるわけです。 まるでクラークの「幼年期の終わり」のようなオチは、SFフアンなら慣れ親しんだ展開で、あぁそうなるのね、といった印象。 「アルジャーノンに花束を」では急激に育った知性はまた急激に衰えていく…からこその展開だったわけですが、では急激に進化していくままであればどうなるか…それはまぁこうなりますよね。[インターネット(字幕)] 6点(2019-04-26 13:29:59)《改行有》

423.  スパイ・ゲーム(2001) 《ネタバレ》 普通のスパイアクションものとは違う感じの映画を作ろうとしたんでしょうか。 基本的に会議室での聴聞に対して回想として過去のイベントが語られていく変わったスタイルのスパイアクションものです。 観ている途中に「わざわざこんなスタイルにしたんだから、これブラピパートは全部彼の創作で実は存在しなかった…まであるぞ」と深読みしていたため、結局わりと普通のラストにがっかり。 いや普通じゃん!! 途中で深読みしすぎた分、ラストの肩透かし感がすごかったのでした。 いやいや。[地上波(吹替)] 6点(2019-04-26 13:17:14)《改行有》

424.  キングダム(2019) 試写会にて鑑賞。 公開前なので今回はネタバレ無しで。 観た感想をひとことで言えば「キングダムを実写化したらまぁこんなもんだろうなぁ…」 それ以上でもなくそれ以下でもない極めて無難な出来です。 ストーリーは、原作を知っている人であれば「2時間の映画でまとめるならここまでだろう」と誰しもが思うまさにそこまでが描かれていますが、しかし2時間の尺ではどうしても駆け足気味の展開になるのを避けられません。 (ちなみにテレビアニメの方では同じ内容が15話つまり約300分でしたからそれを半分以下の時間でまとめてるわけです。そりゃ駆け足にもなります) 結局あらすじを追うだけの部分が多くなり、キャラの掘り下げも不足気味です。 たとえば河了貂はぶっちゃけいてもいなくてもいい程度の扱いですし(橋本環奈の貂はかなりよかっただけに残念です)、楊端和は太モモを晒しながらドヤ顔決めてるだけです(だがそれがいい。とてもいい。) これがやや脇のキャラとなるともはや存在すらよくわからず、たとえば壁あたりになると(劇中で何度も名前が出るにも関わらず)おそらく原作を知らない人は彼がどういう役割の人なのか映画を観てもほとんどわからないでしょう。 このあたり映画の尺的な限界を感じました。 ちなみに個人的に一番よかったのはムタでしょうか。なかなかのムタ感がありました(というかアダモステ感もあって世代的に妙にテンションあがったわけですが) さて映画としては手堅くまとまっていたとは思いますが、だがしかし、これはあの「あの」キングダムの映画化なのです。 マンガ→アニメ→実写映画ときている「キングダム」ですが、メディアが変わる都度に作品としての色がどんどん薄れてしまい、この実写映画に至ってはもはやありがちなごく普通の「大作歴史ファンタジー映画」と化しています。 原作を知らない人が観ても安心して鑑賞できるような無難な出来だとは思いますが、キングダムのストーリーとキャラクターの表面を上手になぞっただけの映画だとしか個人的に思えないのです。 ケレン味にあふれてこそのキングダムでしょ?と。 もっと言えば別にこれならキングダムじゃなくてもよくね?と思えてしまう、重要なキングダム的な何かが決定的に足りてない…僕にはどうにもそう思えてしまってしょうがない、そんな映画でした。[試写会(邦画)] 6点(2019-04-16 02:19:00)《改行有》

425.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 そういえば昔は同人映画の上映会とか結構出かけてたなぁ…と思ったりする夏の午後。 話題のこの映画を観に行きました。 新宿東宝シネマの一番大きな箱がフル回転でしかも満席なんだからものすごい人気です。 さてさて、映画としては低予算のインディーズ映画としてはなかなかよくできてて面白い…と思うんですが、今のように期待値が大幅に上げられた状態で観ると…いやちょっと過大評価されすぎちゃってるんじゃないの?と思ってしまうような映画で、過剰なほど期待値が高まっている観客全員が満足できるかというと…それはかなり難しいものがあるんじゃないでしょうか。 鑑賞していて、映画の構造自体には早々に想像がつくわけで(冒頭、明らかに不自然なシーンが多数あり、このネタバレを後でやるんだなってのはわかりますよね)、あとはネタバレ的な後半部をいかに楽しむか…となるわけですが、まぁ確かに楽しめるのですが、しかしそれは言われてるように画期的とかいうレベルではなく、すでにどっかで観たような(それこそ三谷映画あたりで)…という程度に収まってしまってると思います。 期待値をあげずに観にいけば楽しめると思いますが、期待値あげすぎちゃうと…人によってはかなりがっかりしてしまう…とそんな映画ではないでしょうか。 ある意味、今この映画が置かれている状況がマイナスにもなってしまってるんじゃないかな、とそう思う次第です。[映画館(邦画)] 6点(2019-04-13 14:52:50)《改行有》

426.  ターミネーター:新起動/ジェニシス 元カリフォルニア州知事がカリフォルニアの都市を舞台に暴れるこの映画、日本で言えばそのまんま東が宮崎で暴れるようなもの…だと思うと、かなり微妙な気分になるのは僕だけでしょうか? あと旧作比でサラコナーのルックスのバージョンアップ度が半端ないです。旧バージョンはおすすめできませんでしたが今度のバージョンはアリです。[インターネット(吹替)] 6点(2019-04-03 23:13:42)《改行有》

427.  50回目のファースト・キス(2004) 恋愛映画の傑作として有名な本映画、日本でもおそらくこれにインスパイアされたと思われる「一週間フレンズ」という漫画が描かれたりしたわけです。 で一週間フレンズがアニメ化され映画化され、そしてなんと一週間フレンズの映画化の後にこの50回目のファーストキスが日本でリメイクされたわけですが、その感想をたまたま見ていた僕はびっくりしました。 「一週間フレンズのパクリじゃん!」と書いてる人が(複数)いたわけです。 普段邦画しか観ず、過去の映画やコミックやアニメも観ない、ネットで何かを調べたりもしない…という人の感想だとそうなるわけか!と。 さらに世の中にあふれてるそういう(間違った)個人の感想やツイート等、その人のバックグランドも知らずに読んでる人が多くいるというのは本当に怖いと思います。 …という前段を書いといて、さて肝心のこの映画の感想なんですが「アダムサンドラー」と「ドリューバリモア」というキャストがそもそも好きじゃないという個人的な好き嫌いが先にたつというのがつらいところで、話に入り込めません。 主人公の男がいけすかない奴で、ヒロインがかわいく見えない…その時点で恋愛映画として無理なのです。ストーリー以前の問題でひっかかるという。 そもそもドリューバリモアはちょいちょい恋愛映画のヒロインやってますが、あれアメリカ人的にはかわいいんでしょうか?そこが個人的にはよくわからないんですよね…[インターネット(字幕)] 5点(2019-04-02 11:13:05)(良:1票) 《改行有》

428.  メイズ・ランナー おそらくCUBEあたりに端を発すると思うのですが、7,8年前から日本のコミックスなどでもこの手の「不条理シチュエーション系サスペンス」が異常に増殖しました。たとえば「今際の国のアリス」とか「神さまの言うとおり」だとか「BTOOM」なんかもそうですよね。これらは映画化されたりアニメ化もされてますが、それ以外にもこの手の「不条理シチュエーションもの」は今や本当に沢山あります。 で、それらと比べたときに、アメリカ産で同ジャンルのこの映画は正直あまりにも普通です。普通すぎてもう凡庸と言っていいレベル。 特に大きな欠点もないのですが、特別なサプライズもサムシングもなし。 内容も撮り方もこれでキャストが日本人だったら「これ邦画?」と思うような感じだし…暇つぶし以上の内容だとは残念ながらとても思えません。 何かこの映画ならではのとがったところでもあればまた評価も変わるんですが…たとえばヒロインが下着同然で駆け回るとか!(BTOOMなんかはそうですよね笑) そういうほめるべきところがこの映画には本当に何ひとつないのです。うーむ。[地上波(吹替)] 5点(2019-03-29 01:29:22)《改行有》

429.  ロード・キラー スティーブザーンにリーリーソビエスキー、となかなかマニアックなキャスティングのこの映画。 特にリーリーは同年製作のグラスルームにおいて映画史上に残るエロさを発揮していた(←個人の感想です)ので、この映画にもかなーり期待してたんですが、実にフツーでした。 可愛いのはかわいいんですが、エロさはほぼ0。 なんてこったい。 それにしてもこういう映画に出てくるやばい人って、なんでこんなにスーパーマンなんでしょうね? 「おま、その気になれば世界征服もできるんじゃね?」というレベルに毎回驚かされるわけですが、そんな人に追い掛け回されるのは確かにかなり大変な事だと思います。[地上波(邦画)] 5点(2019-03-26 15:36:08)《改行有》

430.  セルラー 《ネタバレ》 テレビ東京で放送されてたので何年かぶりに再見。 いや、ほんと~にこの映画が面白いって事を再確認しました。 という事でレビューを書き直します。 この映画の魅力は緻密でよく練り込まれたスピーディな脚本とそれを生かす細やかな演出にあります。 たとえば、ジェシカの家を訪ねて撃ち合いになったあとのボブムーニー巡査部長、撃ち合いの途中で金魚鉢を囮に使うわけですが、その後の救急車のシーンでブランデーグラスに入った金魚を片手に持ってます。 撃ち合いで使ったささいな小道具をしっかりとユーモアの小ネタとして拾いつつ、この巡査部長が優しくて頼りになる人なのを表現してるわけですね。 これはほんの一例ですが、このような細かい配慮が映画全体に行き届いているおかげでこの映画がB級の枠を超えた傑作になってるんだと思います。 並のB級映画のようなとりあえず撮って編集しとけ、的な要素はこの映画にはありません。 94分の短い映画ですが、製作サイドの細やかな配慮を下敷きにしながらストーリーが突っ走っていくため、観客は途中で飽きる事なく最後までノンストップで楽しめるわけです。 それにしても、ほんとこれだけちゃんと練り込まれたシナリオの娯楽映画って、他にそうそうないと思うんですよね。すんばらしいです。 あと、今この映画を見直すとなかなかの豪華キャストでびっくりします。 主役のチャラい兄ちゃん(しかしやるときはやる頼れる男)役は今やキャプテンアメリカだし、他の顔ぶれを見ても主役級が結構います。ちょい役でも後でそれなりの映画でそれなりの役をやってる人がちらほらいるし。 B級だとなめてかかると意外なほどの豪華キャストにびっくりするはずです。 そして、前回のレビューでも書いたビーチのシーンのビキニの尻のえろさ。 日本人には残念ながらほとんどいない白人女性特有のプリプリした尻の魅力はやはり素晴らしいものがありました。 映画の本筋とはほとんど関係ありませんが、ビバ!![CS・衛星(字幕)] 9点(2019-03-18 14:27:00)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

431.  ぼくは明日、昨日のきみとデートする 《ネタバレ》 だいぶ前に今話題のベストセラーだという原作を読んだときはびっくりしました。 小説としては落第点レベルで、それは「時間が逆行する世界で5年おきに30日出会う」という作劇上都合がいい何の説得力もない設定を安直に使ってるからで、ちゃんとした編集や小説教室であれば「いくらなんでもこの設定は…」とダメだしされるのは自明なレベルだったからです。 よくこれ出版したよな、と驚き、書いた人が3流のラノベ作家だと知り妙に納得したのを覚えています。 という事で、この小説の映画化と聞いても食指は伸びなかったわけですが、なんか映画の評判がいいので観てみると…あれ?意外と悪くありません。 自分のペースで読みその内容をしっかり把握できる小説と違い、製作者側の作るペースでストーリーが流れていく映画では観客は安直な設定について深く考える時間がないですし、そのせいでしょうか、映画界ではこのくらい荒唐無稽で安直な設定の映画は実に沢山あるからです。 しかもわりと高く評価されている映画もあり、一例をあげれば「アバウト・タイム 愛おしい時間について」なんかもこの映画に負けず劣らずの安直設定であるにも関わらずそこはあまり問題にされず「いい映画だ」という評価が定着しています。(私は設定にしらけてまるでダメでしたが、多くの人はそこが気にならなかったようです) 小説であればもうちょっとうまく設定練りこまないと「いや、もうちょっとなんとか」と言われそうな安直設定も、映画であればあまり気にならない人が多いんだろうな、と。 そこが映画と小説というコンテンツの持つ特性の違いなんでしょう。 で、そんな映画界であれば、この原作の安直設定も(小説版ほどは)気にならないのです。 ギリでまるっと受け入れる事が可能なレベルで、そういう意味ではこの原作はそもそも映画向きだったんだと思います。 あともっと大事なのが、監督(製作陣)の手腕がいい事。 原作をよく理解した上でで映画として実に上手に演出しているからこそいい映画になってるわけで、これも一例をあげればタイトルが出るタイミングです。 映画中盤の折り返し15日目でタイトルが出るわけで、これだけを見てもよく考えて演出している事がわかります。 何も考えず映画を観ていた人であっても、あれここでタイトル出るのは意味があるの?と気づきますしね。 なんかダラダラと書いてしまいましたが要するに ①小説としては失格レベルの原作も意外と映画向きであった ②いい製作スタッフに恵まれた の2点があったため、この映画は傑作に近いレベルの出来になったんだなぁ、と。 何しろ原作読んだときは設定にシラケちゃって泣かなかったのに、すでに話を知ってるにもかかわらず映画を観たときは泣きましたからね。 それだけでも映画はよくできていたと思うわけです。 まぁ、逆に映画だから難しい点もあって、たとえばラストの方で彼女ルートが早回しで再生されるわけですが、あまりに早回しすぎて、彼女の30日目(彼氏の1日目)、二人がいちゃついてたアパートが貸し出し中になってて彼女がそのアパートを見つめてから電車に乗る…わけですが、多分観客の半分くらいはそのアパートのシーンの意味とかちゃんと理解できてないと思うんですよ。かといってセリフなどで説明しても野暮ですからここは彼女の演技でわかってよ!とするしかないわけで、映像で表現するしかない分逆に説明不足になりがちな映画というコンテンツは観客に依存する部分が小説以上に大きい面もあるんだな、と思った次第です。[インターネット(邦画)] 9点(2019-03-18 14:23:12)《改行有》

432.  SING/シング とてもよくできた娯楽エンターテイメントムービー。 これ以上弄るところはないというレベルで見事にまとまっているわけですが、しかし逆に言えばそれだけであって、それ以上のものは何もないのが残念なところです。 極論を言えば「観ても観なくても別に構わない」映画にになってしまっていて、わりと面白いにも関わらずそれだけだと客は納得しないっていう。 いやぁ映画ってほんとに難しいんですね。[地上波(吹替)] 7点(2019-03-18 14:16:21)《改行有》

433.  オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主 《ネタバレ》 何人かの方が原作者のクーンツについて触れてますが、私もモダンホラーブームの頃(とその後)、日本で出てる彼の本はあらかた全部読んだ口だったりします。 さてモダンホラーの旗手としてキングとともに名前が挙がる事が多いクーンツですが、B級量産作家としての面が強すぎるきらいがあり、一部の傑作を除けばオチも読みやすければストーリーも派手ながら安っぽく、読んでいてキングのような深みが全くないわけです。特にキングと比べるたときに人間の内面性複雑性への扱いがほとんど皆無な事が特徴的で、登場人物が非常にステレオタイプで表面的(どっかで観たような)キャラばかりなのです。 まぁこれは職人系量産型娯楽作家としての宿命でもあるんですが、逆に言えばそれがまさに誰が読んでもわかりやすいという事につながってるわけで、さらにこの映画のようなわかりやすい娯楽映画のベースとして非常にむいてるという事でもあると思うんです。 実際、たとえばファントムのような傑作かつ映画向きのものなんかはなぜ映像化されないのか昔からほんとに不思議だったんですよね(今も不思議です) で、この映画、クーンツの小説を読みなれた人なら「あぁ原作はこんな感じの話なんだろうな」というのが透けて見える非常にクーンツぽい派手で飽きない展開でラストまでもっていってくれて、娯楽映画として及第点の出来になっていると思います。 そして、これもクーンツのストーリーならなんですが、どうしても何かが足りない感じがどうしてもあって(具体的にそれが何なのかがわかりませんが)、結局わりと面白い娯楽映画の域を出てない…そういう映画になっているとも思うのです。[インターネット(字幕)] 6点(2019-01-16 12:38:56)《改行有》

434.  トマホーク ガンマンvs食人族 あまりに安っぽいタイトルとカートラッセル主演というのを見て「安っぽいB級アクション映画」なんだろうなと誰しも想像するわけです。 スネークプリスキンが食人族とバンバン戦うようなそんな映画だと誰しも思います。というかそう思わない人がいたらおかしいレベルです。 しかし実際に観るとわかるのですが、もう全くそんな映画ではありません。 つか、うーん、これはいったい何なんでしょうか… 終始抑えめで全くB級感を感じない、それなりに予算をかけた作りで、よく言えばしっかりした、悪く言えば間延びした牧歌的な映画なのです(一部除く)。 何しろ尺がいまどき132分もあるんですよ。 いまどきこの手の映画はせいぜい90分そこそこにまとめるもんですし、実際内容的には90分で十分な映画なのです。 それが132分。長い…んですが、一応内容はしっかり丁寧に撮られてるんで扱いに困ります。長いけど。 そして世の中に映画は沢山ありますが、これと比較できる映画を僕は全く思いつきません。 ワンアンドオンリーな映画がここにあります、とだけは言えると思います。 一点注意点ですが、基本的に牧歌的な映画ではありますが、ゴア的なシーンはきっちりあるのでそういうのが苦手な人は観ない方がいいと思います、うん。[インターネット(字幕)] 6点(2019-01-13 21:05:26)《改行有》

435.  イントゥ・ザ・ストーム 《ネタバレ》 手持ちカメラだの監視カメラの映像をちょいちょい挟んでくるのは、リアルな映画っぽく見せるためだというのはよくわかるのですが、それは逆にそこまで荒唐無稽なエンターテイメントにはしませんよ、というスタンスを表してもいるわけです。 しかし、この手のディザスター娯楽映画に期待するもののは、暴力的なまでの破壊の嵐と絶望的な状況、悲劇とそこからの救いなわけで、そういう意味ではこの映画はちょっと弱いかなぁ、と思います。エピソードもキャラの立て方も何もかもが小粒で、ダイナミズムが全くありません。 終盤の竜巻のシーンだけはなかなかなんですが、冒頭30分がとにかくだるく、しかもオチもいただけません。 兄貴と彼女がそれなりにラブラブのシーンがないってのは意味不明ですし、ましてやアホyoutuberが生き残ってるのがラストシーンってのはどういう事なんでしょうか?狂言回しにもなってない存在意味不明の不愉快なキャラを生き残らせてラストを締めるとか、製作者のセンスを疑います。 唐突に出てくる空港のシーンとかね。あれももっと生かせるでしょ?飛ばされたタイタスの周りをジャンボが浮かんでる画とかさぁ…ほんとセンスないわ。[インターネット(字幕)] 6点(2019-01-09 13:18:36)《改行有》

436.  フィンランド式残酷ショッピング・ツアー POVだからやっぱそうなったか…というだらだらとした親子喧嘩がひたすら続くのがつらい、しかし予想の斜め上をいく奇想天外なコメディ映画。 途中、まさに人を食ったうような話が展開するわけですが、おそらくフインランドの人がこれを観たら間違いなく大爆笑だった事でしょう。あぁフインランド人だったら楽しめたのに!![インターネット(字幕)] 4点(2019-01-08 15:40:29)《改行有》

437.  のぼうの城 基本的には可もなく不可もない合戦物なんですが、気になる点が3点。 1点はセリフがあまりにも聞き取りづらい事「うんぼらじゃわかー」「おんじゃわらかーー」とか何言ってるのかわからないシーンが多数。 まぁ本筋は追えるので問題ないっちゃないんですが、これ演出でそうしてるんでしょうか?そうじゃなければ音声担当はもうちょっと気を遣うべきだったと思います。 もう1点は(これは原作の問題でもあるんですが)長束正家を無能な悪人に描きすぎな点。まぁわかりやすいキャラ設定ではあるし、なんとなく悪代官イメージがある長束をそれにあてるのはわからなくもないんですが、いやいやちと安直すぎじゃないですかね? 最後の1点は石田三成役が上地である点。一般的な三成のイメージを考えると上地はないんじゃないかと…どうしてこんなキャスティングなのかわかりませんが、最後までどうしても違和感が抜けませんでした。[インターネット(邦画)] 5点(2019-01-08 14:33:39)《改行有》

438.  ノーゲーム・ノーライフ ゼロ 一見さん完全お断りのノゲラ劇場版。 テレビシリーズを全部観ているような人でなければ全く意味不明の内容なんですが、こういうものはこれでいいんだと思います。 間違って全く知らないような人が観るような事もまずないでしょうし。 ノゲラは「簡単な事を無駄に難しく語りたがる」という悪い意味で中二的な欠点があからさますぎて、一般の人が観るにはかなりとっつきづらい話になっているのですが、幸いにしてアニメ版は傑作「宇宙よりも遠い場所」などを創れるほどちゃんとしたスタッフに恵まれたため、ある程度観られるものになっていると思うのです。 もし腕の悪いスタッフが作ってたら確実に「わけのわからない中2トークを繰り広げるイタイだけのアニメ」になっていたはずで、本当にスタッフって大事だな、と思う今日この頃です。[インターネット(邦画)] 6点(2019-01-05 02:31:37)《改行有》

439.  ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 典型的な真面目映画サイドのスピルバーグ作品といった感じの安定感あふれる完成度の高い映画。 これ同時期にエンタメサイドのレディプレイヤー1を撮ってたという事実がとにかくすごいわけで、スピルバーグってほんとにすごいんだなぁ、とあらためて実感させてくれまする。[インターネット(字幕)] 8点(2019-01-02 21:53:54)《改行有》

440.  劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女 いかにも設定厨の人が書いたと思われる悪い意味でラノベらしさあふれる原作をもとにしたオリジナルアニメ映画。 ステレオタイプの凡庸なキャラクター(当然主人公はチートでモテモテ)に独創性のかけらもないストーリー、もうどこを褒めたらいいのかわからない駄作です。[インターネット(邦画)] 2点(2019-01-01 22:47:10)《改行有》

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