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プロフィール
コメント数 575
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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421.  ヴィクトリア(2015) 《ネタバレ》 まずストーリーに目新しさは全くない上、展開も取り立てて面白くない。そもそも、ワンカット撮影って、この映画の最大の見どころを事前に種明かししたようなもので、考えてみれば何だかもったいない。この撮影手法を知らずに観始めて、まさか、まさかこれは・・!と途中で気付く方が衝撃度も鑑賞後の満足度も大きかったと思う。でもワンカットってことは、この出来事=映画の上映時間(140分)ってことですよね?嘘だよ~たった140分でこんなにあれこれ起こるはずがない、絶対にどこかで編集ごまかしてる(笑)[映画館(字幕)] 4点(2017-06-30 00:12:40)

422.  わたしは、ダニエル・ブレイク 《ネタバレ》 ケン・ローチ監督の生真面目さや誠実さがよく伝わる映画です。とてもいい映画だとは思うのですが、この作品は娯楽性に乏しく余りにメッセージ性に偏り過ぎている印象を受けました。(あまり楽しめなかった、と言うよりは自分には合わなかったという感じ) それと本筋とは関係ない話になりますが、あの女の人。食べるのに困るほど貧乏にしては太りすぎではないかい?だから彼女が泣きながら配給食にかじりつく場面もあまり説得力がなくて、本作にはミスキャストに感じました。ダニエル・ブレイク。確かに彼は凡人であり一般庶民、群衆の中の一人であり、社会の歯車の一つ。でも間違いなく、真面目に生きてきて国のために税金を払ってきて、そして世界にたった一人しかいない"彼自身"でした。だからこそ、英国ではむしろ平凡な名前である"Daniel・Blake"という名が、最後には特別なOnly Oneとなって、彼の心の叫びのように僕らの心に響きます。大きなメッセージを持った映画とは思います。おそらく彼と近い立場の人間ほど本作をよく観るでしょう。でも悲しきかな、むしろ観るべきお役所側の人間たちが本作をわざわざ選んで観るか?と言われると疑問符がつきます。社会のシステムを変えるのはやはり並大抵ではありませんが、まずは何かできること一つから、この本作の思いには賛同します。[映画館(字幕)] 6点(2017-06-30 00:00:17)(良:1票)

423.  淵に立つ 《ネタバレ》 黒沢清監督の映画で感じる死(あの世)のにおい、デヴィッド・リンチの映画にあるような理屈の通じない不条理さ、をこの映画に感じます。オルガンの音色、はためく白いカーテン、四人で並んで収まる写真。本来ならば心地良さを感じさせるはずの"それ"は、むしろ不気味で不安や緊張を煽ります。終始、神経質な眼光の古舘寛治もよかったが、やはり登場した時から不吉そのもので、あの世の使いを連想させる浅野忠信の八坂がよい。タイトルと同じ色使いの彼の服装、それは白を基調にしていて、時折本性の"赤"が顔を出す時、不吉な何かが起きる。四人は、やがて八坂に導かれるように川へ。その川は三途の川、八坂はその水先案内人。ここは生と死のはざま、あの世とこの世の境目、四人(死人)でその淵に立つ。[映画館(邦画)] 8点(2017-06-18 12:31:35)

424.  幸福のスイッチ 《ネタバレ》 昨今、地方や観光地にまで台頭する大手チェーンの電器店、スーパーマーケット。もちろん、とても便利だし結構なことですが・・。でもこのような時代の波に呑まれて、稲電のようなお店たちは消えゆき、社長さんのように日本人が誇れる真心が失われていくのは、やはり寂しい気持ちがあります。和歌山は田辺市といった地方でのオールロケ、地元のエキストラが映画に多数出演、本作はここに大きな意義があると思いました。この映画は、誰かが発信すべき地方の声を、暗く説教がましい内容ではなく、まさに電球のようにパッと明るく描いていて、とても好感を持てる内容でした。三姉妹のキャラ、よかったです。上野樹里は相変わらずよかった。もちろん沢田研二さんも。樹里とジュリー、なんですよね(笑)。[DVD(邦画)] 7点(2017-06-17 20:35:09)

425.  光(河瀬直美監督作品) 《ネタバレ》 美佐子が目の不自由な方たちを前に、音声ガイドの試写会をしている場面などは、まるでドキュメンタリー映画のような見せ方で、淡々と物語は進んでいく。中森と美佐子の出会い、それは彼の叱咤に始まり、河瀨監督らしくカメラをきっかけにして、やがて打ち解けていき、いつしか深い信頼関係で結ばれていく。重苦しい題材の中にも、微笑ましい食事の場面などが存在し、抜け目なく二人の"喜怒哀楽"は描かれている。老いとその先に待つ死、しだいに見えなくなるこの世界の風景。誰にとっても、生きていくことは苦しくて、ときには立ち止まりたくなる。だが、俳優重三は、待つよりは険しい坂を登ることを自ら選んだ。「大丈夫だから。俺がそこに行くから。」この中森の言葉は、前進する覚悟をしたという、美佐子への誓いも含まれているだろう。その二人を祝福する、燃えるような夕陽。その先に何が待とうとも、生きることを恐れずにただ前進すること。一人では苦しくて険しいその道に、愛が力強く寄り添う時、そこに初めて希望という"光"が射す。[映画館(邦画)] 8点(2017-06-15 21:29:03)

426.  湯を沸かすほどの熱い愛 《ネタバレ》 日本人が信じて疑わない"当たり前"をぶち壊してくれた映画、と思っています。例えば冠婚葬祭にやたらとお金をかけること。お祝いごとはまぁいいとしよう。でもお葬式はね~。ただでさえ大事な人が死んで悲しいのに、葬儀代でさらに大金を絞り取られるなんて、まさに弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂。この映画を観ていたら、別にお金をかけなくても、心を込めて送り出せばそれでいいんじゃない?なんて思えました。もう一つ、葬儀とか決まって黒のイメージが付きまとうのに、そこに赤ときたか!という感じ。生前のイメージに合えば、別に黒じゃなくてもね。殴ったり叩いたり(蹴ったり笑)の関係だって、お互いに愛情と信頼さえあればね。赤いメッセージそれは、愛情の象徴としてだけではなく、毅然とした正しさや正義の象徴としての赤、とも感じました。いろいろな意味でりえお母さんに元気をもらった映画です。明るく笑顔で送り出してあげたくなるような、そんな人でした。だから天国に旅立つ彼女には、"情熱の真っ赤な薔薇"を捧げましょう。[映画館(邦画)] 7点(2017-05-16 23:28:50)

427.  おと・な・り 《ネタバレ》 私は集合住宅住暮らしですが、、洗濯物を干していると隣りの部屋のおばちゃんとバッタリ、何てことはしょっちゅうです。出かけるタイミングでよく出くわすことも。だから日常生活で一度も顔が会わなかった、とはさすがに現実味がなさすぎ。そもそも、おとなりの物音が筒抜けの部屋なんて、自分なら絶対に勘弁。あと、都会のカメラマンはイケメン、という毎回お約束の設定はどうでしょう?まるでデブにモデルさんたちは綺麗に撮れない、と言わんばかり。(禁句か) 採点3点ですが、作りすぎた筑前煮をいつもおすそ分けしてくれるおとなりのおばちゃんにプラス2点捧げます。[DVD(邦画)] 5点(2017-05-10 21:41:47)

428.  日本で一番悪い奴ら こち亀の両さんが模範警官に見えてきた。[映画館(邦画)] 6点(2017-04-19 21:56:56)

429.  秒速5センチメートル 秒速5センチメンタル。[DVD(邦画)] 7点(2017-04-19 21:54:20)

430.  トップガン まるでマクドナルドのような映画。私はモスバーガー派なので・・。すみません。[ビデオ(字幕)] 4点(2017-04-19 21:52:36)

431.  チャイナタウン 《ネタバレ》 かのJ・ニコルソンが主演ということで観たが、観終えてみれば紛うことなきロマン・ポランスキーの映画だ、という感想に落ち着く。金と色と権力が蔓延る街、ロマン・ポランスキーの情念と怪奇趣味、J・ニコルソンとF・ダナウェイのむせ返るような"大人の色気"。およそ結びつかない要素が、あまりにも美しく"調和"したように思う。娘であり妹。一言聞いただけではピンとこないが、その意味に気づけばそれはあまりにも悲しく、それは不思議な、じっとりとした切ない余韻を残す。悲しくも美しきフィルム・ノワール、それは子どもたちは見てはならない世界、それは大人たちには極上の世界。[DVD(字幕)] 8点(2017-03-06 22:53:24)

432.  シング・ストリート 未来へのうた 《ネタバレ》 さすがの安定感と言いますか、ジョン・カーニー監督の映画は外さないですね。今回、オリジナルの曲もよいのだが、やはり私の年代にとっては80年代の音楽の数々が懐かしくて、曲が流れるたびに当時を思い出して心弾みました。特筆すべき点として、音楽をテーマに、"大人たち"を多く描いてきた監督ですが、今回は少年を主人公にすえてきました。少年と音楽(ロック)とくれば当然、自由、権力に対する反抗、束縛からの解放、これなんです!規律厳しい学校。ちょいワルな仲間たちとキュートなあの娘。校長先生は世俗的な(つまらない)大人の象徴。そして、、規律とは破るためにある(笑)。未来に向かって漕ぎ出すラスト。そのすべてがあの有名な映画を彷彿させます。そうです、本作を僕は勝手にジョン・カーニー版"小さな恋のメロディ"と思ってます。本気で音楽に生きる覚悟は、長く険しい荒波に挑むようなものでしょう。その覚悟が本気であればあるほど、途中で後戻りはできません。ラストは二人の心境になって、、いや、それはさすがに図々しいので、兄貴側の心境で二人の船出を見守っていました。(それにしても何てカッコいい兄貴だ!)若さと情熱と愛があれば。自分はもう、二人のような若さはありませんが、あの頃の気持ちと音楽はいつまでも心に忘れずにいたい。[映画館(字幕)] 8点(2017-01-25 22:55:01)

433.  ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 率直に言って、筋金入りのSWファンには受けないだろうな、という感想です。とにかく暗い、救いがない、ジェダイがいない(笑)。でも本作は、Epi.Ⅳ有史以前に、悪しきデス・スターの設計図奪取のために命を懸けた者たち、すなわち死んだ者たちのエピソードと予めわかっていたこと。むしろ結末が読めていても最後まで一つも飽きずに鑑賞できたのは、これは新監督の手腕に脱帽せざるをえない。主演二人が穴に落ちそうになる場面など、レイア姫とルークが昔全く同じことやってましたし、オールドファンなら思わずニヤリとする場面の数々に、監督の旧作への敬愛も充分感じました。王道の娯楽映画でありつつ、SWのエピソードの一貫としていかにEpi.Ⅳにバトンを渡すか、監督はこの大役を見事に果たしたと思います。唯一残念なのは、主要キャストとダースベイダーの対峙(バトル)がなかったこと。ジェダイ抜きでいかにして戦うのか、個人的にはそれをかなり期待していたのだが・・。なおご存知のように、先日、C.フィッシャーというSWの歴史を彩った大きな存在が一つ、星に帰りました。その事実もあって、最後に懐かしいレイア姫の姿とその言葉を目の当たりにして、思い出したように唐突に感極まった。SWのスピンオフ映画とはかくあるべし、この後改めてEpi.Ⅳを観直したいと思う。レイア姫の姿に、そして"希望"という言葉に隠された壮絶な歴史を知った今では、冒頭から涙出そうでちょっと心配なのだが。[映画館(字幕)] 8点(2017-01-20 21:33:49)(良:1票)

434.  ある天文学者の恋文 《ネタバレ》 言うまでもなく、その存在を失っても彼女の元に届く彼の愛を、その存在を失っても我々の元に届く星の光に例えています。それは永遠には続かない、といった意味でも一致しています。天文学者らしく、とてもロマンにあふれた愛情表現でした。でも現実的にはかなり無理のある話で、たとえ入念に準備したとしてもこうはうまく運ばないと思いますね。(スミマセン、夢がなくて) それに"天文学者"だからこそ許される愛情表現であって、普通の人が同じことやったらちょっと怖いです。女性的にはどうなんでしょう?これは女性の方の感想を聞いてみたい映画でした。それはさておき、、しつこいクローズアップ、カットが変わる度に新しいお洋服、おまけにスタントアクションにお色気サービスショット。一体これはオルガ・キュリレンコのプロモーションビデオですか?でもよいか、景色も含めて、美しいものたくさん観れるのも映画の楽しみの一つだし。[映画館(字幕)] 6点(2016-12-04 23:39:24)

435.  この世界の片隅に(2016) 《ネタバレ》 戦争を題材にしたよくあるアニメーション映画だろう、と軽い気持ちで鑑賞に臨んだことを後悔するほど、心に強い衝撃を受けました。この映画、"戦争"を題材にしながらも人間の狂気は見えません。あくまで物語の中心はその時代の人々の生活、戦争はあくまでそこに存在した一つのできごと。まるで"日常"のように、近くで軍が大砲の演習をして、夕焼け小焼けではなく空襲警報が鳴り響く。悲しいことに、人々は誰もが悲劇が"悲劇"である感覚を失っていた。でもそれが戦争の本当の恐ろしさでもあると思います。アニメならではの見どころも多く、特に防空壕の中で感じる空襲の生々しさなどは、想像をより掻き立てる分、ある意味で実写よりよほど恐怖をそそるかもしれません。草木や花や海の繊細な優しさ、戦艦の雄々しいたくましさ、終戦後に部屋に灯る希望の明り。絵から一貫して伝わってくるのはあの時代を強く生きた、先人たちの"心"です。そして、人生に必要なものは、勇気と想像力とほんの少しのお金。先人たちは生活の中にそれを心得ていた。この映画は日本人の心の歴史そのもの、どうか後世に伝えていきたい。[映画館(邦画)] 9点(2016-12-01 18:08:22)(良:2票)

436.  グッバイ、サマー 《ネタバレ》 若さゆえのおバカな悪ノリの中にも、どこか上品で哀愁をおびた雰囲気が終始漂っていて。フランスらしい、米国産の映画とはまた一味違う味わいの青春映画でした。そして、どこか昔の映画を観ているような不思議な感覚があって、それは"レトロ"とか"懐古調"といった表現が相応しいかわかりませんが、昔の、特に1960年代~70年代頃の映画にあった空気感が、この映画にはありました。彼らにとってこの旅はすばらしい思い出でしょう。大事な人の"死"は悲しい思い出でしょう。いつだって、青春の回想は良いことか悪いことで、"普通のできごと"が入り込む居場所はありません。終わり方は好きでした。僕も14歳あたりから、重要な選択を何度も何度も間違えては、いつの間にかただの、、いや青春映画が好きなただの大人になっていました。[映画館(字幕)] 7点(2016-11-12 22:12:42)

437.  晩春 《ネタバレ》 結婚が本作の大きなテーマでありましたが、紀子に対するこの若さで既に嫁に行き遅れたような扱い方等々、公開から半世紀以上が経ち、世情の変化とともに結婚に対する考え方も大きく変わったのだなと感じました。父と娘の物語でもありましたが、周吉が再婚すると聞いた後の般若のような紀子の表情、紀子の周吉に対する執着心から察するに、彼女は無意識のうちに周吉を男性として意識していたような気がします。父と娘の間に垣間見える男と女の意識。それを小津監督が描きたかったかどうかは、私には判りません。話のテンポは小気味よく、おばさん杉村春子のがま口の嘘には笑わされました。周吉が紀子に仕掛けた一世一代の優しい嘘には泣かされました。自分がいつか親になったら、また観直してみたいと思います。[DVD(邦画)] 9点(2016-09-20 21:21:28)(良:1票)

438.  バグダッド・カフェ 《ネタバレ》 全くアングルの合わないカメラ、性格の悪いハゲ男、得体の知れないデブ女。冒頭から、視覚的にとても不快を感じる場面の連続で幕を開けます。それはさらに続きます。ヒステリックな黒人女、ヘッドホンの音漏れがイライラするその娘。ただ一人美しい女(彫り師)はもったいぶって毎回チラ見せ程度、やっとご登場、と思ったら何とそのまま映画からフェイドアウト。この女をもっと映せよ!これは確信犯的に観客を挑発して、感情を逆撫でする実に不愉快な映画。でも観客のご機嫌を直すように、途中からストーリーは癒し路線に変貌していきます。だが、"癒し路線"なのはあくまで見た目だけ。挑発はまだまだ続きます。最後のマジックショーの場違いなハイテンションは、「どうせこういう愉快な場面が観たかったのだろう?」といった当てつけとしか思えない。極め付けはラストのプロポーズの場面。この展開だと絶対に彼女はYESと思ったが、意外にも答えはNO。これは監督から観客への痛烈なメッセージだと感じました。彼女の"NO"はそのまま観客に向けたもの。つまり、女二人に外見や第一印象だけで嫌悪感を持った僕らを、彼女(この映画)は初めから許す気はなかった、ということ。始めから最後まですごく馬鹿にされたような、とても後味の悪い終わり方でした。[DVD(字幕)] 4点(2016-09-09 22:29:40)

439.  海がきこえる<TVM> 《ネタバレ》 本作は決して宮崎ジブリのような高い完成度ではない。でも作り手の映画に懸ける熱意や郷土愛が映画の雰囲気からよく伝わってきて、私はとても好きな作品です。本作の物語、魔法やファンタジーがあるわけでもない、奇跡も何も起きないただの若い日々、これは宮崎ジブリに慣れていた私にとっては逆に新鮮に映りました。でも若いときは気づかなかったけど、若さと平凡な日々はもうそれだけで奇跡ですよね。私自身、青春時代を海も山もない都心近郊で過ごしたこともあって、はるか遠い街、海がきこえる故郷は昔から憧れでした。この同窓会の場面を観る度に昔を思い出す。親友、好きだった女の子、受験。みんな元気でやっているだろうか。実はこの映画を最初に観た時はピンとこなかった。気になってたまに観返すようになり、いつの間にか自分にとって大切な映画になった。まるで映画の二人のような関係。この映画、すごく好きです。[DVD(邦画)] 10点(2016-08-14 23:43:35)(良:1票)

440.  ビッグ・アイズ 《ネタバレ》 題名でもある有名な絵画"ビッグ・アイズ"の魅力よりも、作者マーガレットの魅力よりも、その夫ウォルターの存在感で話をぐいぐい引っ張ります。彼を形成する特徴を簡単にいくつか述べましょう。罪悪感の欠如、名声欲のかたまり、それと政治家顔負けの口八丁。はい、絶対に友達になりたくありません(笑)。でも不思議、彼は間違いなく悪人だけど、なぜか憎めない求心力のあるキャラクター。監督ご自身も親しみを持って彼を描いていることは明らかです。たぶん、彼の人間性・手段はさて置き、一貫してブレない絵を売ることへの"信念"から、夢を売るエンターテイナーとしての哲学を少なからず感じたのではあるまいか。映像は全体を通してほどよく明るい色使い。この映画の内容(というよりは彼のキャラ)にはよく似合う能天気な色彩でしたが、やはり本作はティム・バートン監督の映画。いつものようなダークな世界観を期待していたので、点数は低めで。[映画館(字幕)] 5点(2016-08-14 21:35:21)

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