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プロフィール
コメント数 575
性別 男性
年齢 50歳
自己紹介 管理人さま、レビュアーのみなさま、いつもお世話になっております。

タケノコと申します。

みなさまのレビューをとても楽しみにしています。
( まるで映画のように、感動し、笑い、ときに泣きます )

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441.  ユー・ガット・メール 《ネタバレ》 いい映画だと思うのだが、いまいち物語に入っていけなかった。そもそも、クリスマスシーズンのラブストーリーを、雨がじとじと降る梅雨真っ盛りに観たのがいけなかった。やはり季節モノ映画を部屋で鑑賞するなら時期は選ばないとね。また個人的意見ですが、メール文通をモチーフにした恋愛映画なら、主役はもっと地味な二人がいい。出会いも少なく恋愛に奥手な二人、この設定の方が絶対にハマる。幸薄そうな二人が薄暗い部屋でキーボードをカタカタ、カタカタカタ、、これがいいんです。というわけで、僕は森田芳光監督(ハル)の方が圧倒的に好きです。[DVD(字幕)] 5点(2016-08-04 23:17:04)

442.  八月のクリスマス(1998) 《ネタバレ》 この映画は、"死"はいつかは誰にでも訪れるものとして、あまりにも淡々と描いている。彼の落ち着いた様子に、死ぬことは怖くない、とあやうく騙されそうになる。だがそれは大きな間違い。"死"が怖くないはずがない。彼だって本当は毎日泣きたいくらい怖いのだ。死への恐怖に立ち向かう勇気を与えてくれたのが彼女であり、そしてその愛の力に他ならない。二人は結ばれなかったけど、これは珠玉のラブストーリー。愛して愛される歓びは死の恐怖にも勝ることを教えてくれたから。きっとこの出会いは、誠実に生きてきた彼のために神様が特別に与えてくれたプレゼントだったと思いたい。もう誕生日を迎えることのない彼の最後の夏の物語、八月のクリスマス。[DVD(字幕)] 8点(2016-07-25 20:23:20)

443.  ルーム 《ネタバレ》 ポスターから抱いていたイメージとは程遠い、はっきり言って陰惨な題材なのですが、子供の純粋無垢な視点や彼の冒険の物語にした発想、この見せ方のアイデアに唸らされました。現実的な話をさせてもらうと、日が当たらず、しかもこんなに狭くてきたない部屋に数年も幽閉されたら、子には何らかの発育障害がありそうですが、そこは目を瞑るべきか。手に汗握る脱出劇から一転、幸せをかみしめる時間も束の間、どこかよそよそしいわが家の"男"たち、そしてTV局のインタビューなどによって、次第に暗い過去が明かされていく。その展開に回想はなくてあくまで時系列で、そして極力状況で語っている点は好感が持てました。"脱出"は物語の分岐点。少年にとって本当の意味での"誕生"。それは文字通り夢と冒険の始まり。でも母親にとっては決して楽しいことばかりではなく、好奇の目に晒されたり、まだこれからも苦難は続いていくのである。まだいろいろ書きたいこともあるが、この映画だけは男の私がこれ以上何を書いても陳腐になりそうで。母親の愛と強さはやはり偉大でした、もうそれだけしか言えません。[映画館(字幕)] 7点(2016-06-27 22:42:07)(良:1票)

444.  オーメン(1976) ホラー映画の名作。怖いだけではなく、様式美も兼ね備えた格調高きオカルトホラーの金字塔。6が三つ揃ったこの日にめでたく投稿、今から久しぶりに鑑賞します。オーメン(笑)。[ビデオ(字幕)] 8点(2016-06-06 21:09:00)

445.  腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 《ネタバレ》 これは一見家族の崩壊を描いているようでもあるが、まあシュールなブラックコメディと思って楽しみましょう。てんで歯車のかみ合っていない三兄妹よりは、道化を装っているが実はただ一人真っ当な待子さんがよろしい。この人、我慢強いし空気読めるし本心顔に出さないし、きっと女優目指したら澄伽より大成するだろうね。漫画家志望の妹さんにしてもしかり、二人は例えるなら"能ある鷹は爪を隠す"人たち。もちろん澄伽は"能なし犬の高吠え"、お兄さんは差し当たって"負け犬の遠吠え"か。それはさておき、この映画はキャスティングこそ監督の真のメッセージが込められているように思えます。グラドル出身の佐藤江梨子とアイドル出身の永作博美。彼女たちに共通しているのは、"外見"が最優先である職業の出身者ということ。でも映画の女優となればそれだけでは当然いきません。それは演技ができなければ生き残れない厳しい世界。劇中の小森監督と澄伽の関係。これはそのまま、映画に便乗して吉田監督が突きつけた"映画監督"たる権力誇示のようでもあり、同時に、映画の女優という世界の門戸を叩いた彼女たちに対する厳しい激励のようにも感じました。[DVD(邦画)] 6点(2016-05-28 19:55:33)

446.  (500)日のサマー 《ネタバレ》 いわゆる恋愛感性の違う二人が一時寄り添って別れた、ただそれだけのよくある男と女の話です。でもこの映画は、恋はしないよりもすること、そして結果よりはその過程、人を好きになって苦しみ悩むこと、それが人を大きく成長させることを語っている。彼女が"卒業"を観て泣いたのはなぜだろう。ただの思い入れではなく、心境ががっちりとリンクして感極まったように見えた。結婚することへの後悔か、トムへの罪悪感なのか。あるいはトムに略奪されることを望んでいたりして。その結婚した彼女を祝福した彼の姿は潔く男らしい。二人は、結婚と恋愛は全く別のものだとわかっています。だから二人は別れたのではなく、"恋人"で終わることを選んだ、あえてそう言わせてください。[DVD(字幕)] 6点(2016-05-10 02:24:16)

447.  追憶の森 《ネタバレ》 実力派キャストを揃えているのでとても期待していましたが、これはちょっとすべった感じです。愛、死、スピリチュアルなど、深遠なテーマを欲張って詰め込みすぎて、これをどうやって収めようかと、まるで監督自身が答えを探して迷路を彷徨っているような。キイロとフユのエピソードも説明不足により、決まった時の爽快感はほとんどなく、置いてきぼりされた唐突感しか無かったです。それに彼が出会う日本人が一人残らず英語ペラペラってねえ・・。ここは富士の樹海である前に日本だぞ。期待外れだとツッコミしか出てきませんが、管制塔から見た樹海の眺望(パノラマ)はすごかったです・・と最後意味なしフォロー。[映画館(字幕)] 4点(2016-05-10 00:03:36)

448.  エレファント・マン 《ネタバレ》 怪奇趣味的な映像の中に、ジョン・メリックの慟哭が重く心に響き渡る。見てはいけないものを見たような息苦しい感覚、初めて映画を観て"罪悪感"に近い感情を覚えた。ここにあったのは人間の尊厳と偽善と少しの愛。その昔、心が美しい怪物のような人がいて、それを多くの人が寄って集っただけ。この映画はただそれだけ。救いは何もなかった。もし私が当事者たちではない第三者のつもりなら、たぶんリンチは笑うでしょう。この映画を観たあなたはもう、見世物小屋を覗きに来た見物客と同じなのだと。[DVD(字幕)] 8点(2016-03-14 23:02:25)

449.  恋人までの距離(ディスタンス) 《ネタバレ》 この映画はやはり主演二人の溌剌さがよい。本当に旅先で出会った恋人たちのように私の目には映りました。二人から溢れだす多くの言葉もほとんど即興のアドリブではないか、と思えるほど自然な感じでしたね。そして二人の別れ方が素敵です。「半年後、またこの場所で逢いましょう」なんて、一生に一度は異性と交わしてみたい言葉。この魔法のことばによって、一晩のロマンスは記憶に残り、未来が恋しくなったわけです。ストーリーは徹底的に現実感を追及しているため、他のロマンス映画とは一線を画す個性的な映画だとは思います。でも現実的にはこのような出会いは海外一人旅を100回もして1回あったらよい方でしょう。これは、恋の成熟よりは"出会い"を愛する人にとって珠玉の映画。勝手な先入観ですが、このシリーズの心酔者はいつまでも独身でいる方が多いのでは?話が逸れましたが、、、どうか多くの旅人たちに素敵な出会いがありますように。[DVD(字幕)] 8点(2016-03-03 22:50:17)

450.  スター・ウォーズ/フォースの覚醒 《ネタバレ》 まるでキーラナイトレイにデンゼルワシントンにアルパチーノ、おまけに仮面を取ったらジョンルーリー?個性と魅力に乏しいメインキャスト陣は過去の作品を彩った個性派の面々と比べて明らかに物足りない。ただし、娯楽映画としてはまさに王道で楽しめましたし、ハン・ソロとチューイを二人揃って登場させたり、ルークの"特別枠"的な扱いなどはやはり昔からのファンにとっては嬉しく、同時に監督の旧作への敬愛も充分に感じました。個人的には、SWの続編としては低評価、娯楽映画としては高評価、なのではっきり言って採点が悩ましい映画。と言いつつも、過去の名作群と比べるとどうしても評価が厳しくなるのはシリーズモノの宿命か。ちなみに私、レイア姫が美人だと思ったことは一度もありませんでしたが、もっと年老いた姿を想像していたせいもあり、今回初めてとても美人に感じました。彼女だけゆっくりと時間が流れていましたかね。フォースの恩恵、実は意外なところにあり。[映画館(字幕)] 7点(2016-02-21 01:00:30)(良:2票)

451.  ピース オブ ケイク 《ネタバレ》 "ピースオブケイク"の題名通り、恋のつまみ食いが好きな女のお話。彼女は恋愛にはだらしなく、いつも自分の考えを相手に一方通行。はっきり言って苦手なタイプの女でしたが、いつも内に隠さず思ったこと言いたい放題の彼女が内心羨ましかった(笑)。未婚率の上昇が示すように、今って人が恋愛に奥手な時代だと思う。愛するより愛されることに執着する人が増えたようにも感じます。思えば彼女の行動力には見習うべきことも多いですね。これは田口トモロヲ監督の恋愛普及映画。お前たちもっと本音で目の前の女(男)とぶつかり合えよ!といった監督のメッセージも感じるし、観た人の多くに"愛したいパワー"を与える映画だと思いました。愛するきっかけは、、そうですね、風が吹いたからとか、歌が聴こえたからとか、そんな理由でどうでしょう?[映画館(邦画)] 7点(2016-02-21 00:58:34)

452.  愛してる、愛してない...(2002) 《ネタバレ》 オドレイ・トトゥが、たくさんのバラの中からたった一本だけを選ぶ。"アメリ"の彼女を知っていれば、この美しく心弾むオープニングまで観た段階ではその再現かと期待してしまう。でも騙されました。同じ妄想でもこちらは危険な妄想、かわいい顔が次第に恐ろしい顔に見えてくる、ストーカー女のお話でした。でもこれは一本のバラが一人の女を狂わせた話。女性にバラの花を贈る、ということはたぶん我ら男が想像している以上に、女性にとって"特別"なことなのだ。そして、目に見えること、知っていること、世の中は全てが自分の解釈している通りとは限らない。一歩遠くから、そして目線を変えて見たならば世界は全く違った姿に見えてくるのだ。例えばこの物語も見方によっては、アンジェリクは"バラ"の美しさに狂わされその棘に刺された被害者である、とも言える。いや、あえてそう言いたい。たとえ彼女の愛が異常だとしても。[DVD(字幕)] 7点(2016-02-20 23:15:21)

453.  ブロークバック・マウンテン 《ネタバレ》 私は、ジャックが生来のゲイなら、イニスのは後天的なものだと思いました。イニスの資質を見抜いてその愛を覚醒させたのがジャックならば、イニスが成り行きに身を任せたのは、この雄大な大自然の助力も決して小さくはなかったと思う。遠い昔、アメリカ西部開拓史の時代、大自然の中で愛し合う男二人。その光景は、男同士であること以上に生命と生命の躍動感に溢れていて、どこか神秘的ですらありました。なお、本作をただの同性愛を描いた物語として捉えるとこの映画の本質には気付けません。当時は現在よりも保守的で同性愛に対する世間の偏見が強かったであろう時代。そこに描かれていたのはその偏見を恐れる二人の葛藤であったり、愛のない女性と偽りの結婚生活を送る空虚な心境や罪悪感であったり。彼らを取り巻く女性たちの、そのやり場のない怒りを考えても心が痛みます。二人が生きるには時代が早すぎた、の一言で片づけるには切なすぎる物語。最後、ブロークバック・マウンテンの絵葉書と彼のシャツを見つめるイニスの悲しげな眼差しが忘れられません。[DVD(字幕)] 8点(2016-01-01 17:04:26)

454.  マラソン マン レインマン、マラソンマン、ダスティン・ホフマン。[DVD(字幕)] 6点(2015-11-23 22:57:30)(良:1票)

455.  蝉しぐれ 今田耕司とふかわりょうがスクリーンに登場する度、まるでコントのようで緊張感が台無しになる。演技の良し悪しの話ではない。キャスティングにあまり文句を言っても仕方がないが、藤沢周平氏の名作の映画化に、それも端役ではなく大役にタレントやコメディアンとはいくらなんでも稚拙なキャスティング。原作は日本人の心を描いた名作です。だからこそ、この映画は本物の役者たちで臨んでほしかったです。[DVD(邦画)] 5点(2015-11-23 22:55:24)

456.  ディープ・ブルー(1999) サメ映画史上で最も、誰が生き延びて誰が食われるか予測不可能な映画。この映画の結末は最後までわからない、といった謳い文句の映画はよくあるが、この映画もネタ的な感じでそれで宣伝すればいいのに。サメの遊び心は恐い、この監督のイタズラな遊び心は面白い、そんな映画です。[ビデオ(字幕)] 6点(2015-11-03 00:15:58)

457.  サウンド・オブ・ミュージック 《ネタバレ》 数あるミュージカル映画の中でも一際燦燦と輝いている理由の一つに、歌う場面が物語の中に全く違和感無く溶け込んでいることにあると思う。大抵のミュージカル映画は、取って付けたように歌い出し、違和感ありありで視聴者が置いてきぼりをくらう場合も多いが、この映画に限ってはほとんどそれが見当たりません。むしろ、歌う場面を思い出してみると、この場面は歌わない方がおかしい、ここは歌うべきだろうという計算された周到なシチュエーションになっています。もちろん言うまでもなく、ジュリー・アンドリュースの可憐さと歌声、楽曲の質、神々しい修道院、美しいアルプスの風景など他に誉めどころを挙げればきりがありませんが。[DVD(字幕)] 9点(2015-10-12 12:40:48)(良:2票)

458.  舟を編む 《ネタバレ》 原作は未読です。松田龍平さんの演技が作りすぎ、といった意見もあるが、私は彼が役者として新境地に挑戦したとしてここは好意的に受け取りたい。95年頃と言えば、パソコンが飛躍的に普及する直前の時代。まだ多くの人が辞書を手に取って言葉を探したあの時代です。今となっては、言葉を検索するならパソコンの方が圧倒的に早くて便利なのだが、辞書には確かに存在した手作りの温かみはそこには一つも感じられません。利便性を最優先して何から何まで機械化、自動化も結構ですが、手作業で辞書を作るような、それこそ大海原に舟を編むような気の遠くなる作業に誠心誠意励む、こういった日本人が誇れる文化を後世に残していくことも大切なことではないか、と思います。今回、"大渡海"作成に携わった人たちを見ているうちに、なぜだか自分が日本人であることが心から嬉しくなりました。鑑賞後に、本棚にある辞書を改めて手に取ってみました。ずしり、と重たい。一冊の辞書が完成に至るまでの時間や労力を知った今では、それが歴史の重みのようにも感じられてひときわ感慨深いものがありました。[ブルーレイ(邦画)] 8点(2015-10-12 12:38:37)(良:5票)

459.  岸辺の旅 《ネタバレ》 美しい切り紙の花園をゆっくりと浮かび上がらす光。村の集会所で一つずつ灯る天井の照明。ピアノの場面における人物の立ち位置と構図。等々、映画というよりは舞台劇宛らの演出の数々がとても印象的であり、同時にこの映画そのものが、この世に未練を持ったまま死んだ霊たち、成仏できずに"境界線"を彷徨う霊たちに、どうか安らかにあの世に旅立てるようにと、まるで彼らの為にお膳立てされた大がかりな舞台装置のようにも感じました。その彼らの未練とは決して怨恨に起因するものではなく、育んだ"愛"が本物(真実)であったのか、それを生前に確信することができなかったこと。彼らは死してなお、愛を確かめるために彷徨い続ける。そして瑞希と優介がとうとう触れ合い交わうことによって、彼が本当にもう一つの世界に旅立った光景から、やはりこの映画は本質的にはただ愛を描いただけの物語である、と言いたい。個人的には理解するよりも感覚で感じるべき映画と思っていて、私はあの世から見た光景と現実の曖昧さにふわふわとした浮遊感を感じ、鑑賞後に残る憂いの余韻はなぜかとても心地よかったです。[映画館(邦画)] 8点(2015-10-07 22:57:57)(良:1票)

460.  恋人たちの食卓 《ネタバレ》 完成した料理よりは料理される直前の鯉や鶏の生きた姿を映したショット、またそれらを料理する場面に拘っているようで、"食は命の恵み"といったアン・リー監督の教えが伝わる映画です。食卓の場面は、家族たちが食を共にする場所というよりは重大な告白をする場所として描かれていたのがとても印象的でした。食べるということはすなわち、心が解放されることなのか。中華のようでどこか和食のテイストを持ち合わせた台湾料理の数々、学校や交通網に人間が所狭しとひしめく雑踏から、"台湾"という国の情景が画面を通して十分に伝わってきました。最後蛇足ながら、驚愕のラスト(笑)はどんでん返し系映画の隠れた名作としても一つおススメしたい。[DVD(字幕)] 7点(2015-08-20 21:51:15)

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