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プロフィール
コメント数 2037
性別 男性
自己紹介 ●採点基準
10→おもろい(なんらかの感情が揺さぶられた場合も)
7→ややおもろい(おもろくない事はないんやけど、もうちょい)
5→普通(可もなく不可もなく)
3→今一歩(微妙に退屈)
0→退屈(途中眠たくなったりして最後まで観るのがしんどい)
評価は観たときの体調、年齢、精神状態、その他モロモロに影響されまくってます。独自の映画論なんてなくいきあたりばったりのてきとーさで映画を観ます。すんません。なお社会人ですが精神年齢はかなり子供です。好きなジャンルはホラー、サスペンス、SF

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461.  戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版 《ネタバレ》 知る人ぞ知るカルト的な人気のフェイクドキュメンタリーオリジナルビデオ作品「コワすぎ」シリーズの劇場版。コワすぎってのは、投稿者からの怪異が映ったビデオの真相をさぐるために、ディレクターの工藤とアシスタントの市川、カメラマンの田代が、現場に取材に行ったり、関係者にインタビューするってのをドキュメント風に見せた作品です。ある意味「ほんとにあった呪いのビデオ」を発展させてドラマ風味を濃く出したって感じかな。この作品の面白いところは、まず、毎回、テーマになる怪異の謎を追っていくうちに、元の怪異からは全く想像できない秘密へと展開していくところです。例えば第一回目は口裂け女がテーマですが、これがある呪術へとつながったりします。そして、この作品、作風はドキュメント的なんですが、どんどんストーリードラマ化していきます。そう、ちゃんとした物語になっていくんです。で、観てる僕らはその物語をドキュメント風に観ることで、普通とは全く違う感覚でドラマを楽しんでる感じになっちゃうんです。この感覚、不思議です。さらに面白いのが、各回はつながっていて、例えば、第一回に出てきた呪術の道具が後に役に立つアイテムになったりします。でも一番面白いのは、スタッフ達のキャラです。ディレクターの工藤は、コワモテで強引なディレクターって感じのキャラなんですけど、根もほんまに強引で暴力的な奴です。怪異を追求するためには、犯罪も犯すし、人もすぐに殴ります。こいつの動向が一番コワすぎです。でも、それが人助けにつながり、そして徹底的にやるぞってゆう精神が時に頼もしく感じちゃうんです。代わってアシスタントの市川は、工藤にいつも殴られたりするパシリみたいな女性ですが、いつも冷静で仕事ができ、メンバーの中で一番まともで、時には一番勇気を出して怪異に立ち向かいます。彼女は回が進むにつれ、魅力的になっていく所がいいです。カメラマンの田代は白石監督本人です。ほとんど撮ってるだけですが、最終章では異例の活躍をします。これらのスタッフが時には危険な目にあったりして、怪異を目の当たりにします。一例をあげると、深夜、池のほとりで河童の集団と対峙したりします。で、この映画、パート1~4、劇場版序章を経ての六作目です。今回の3人が挑むのは、謎の失踪事件が起こる「たたり村」と呼ばれる廃村です。今回もビデオシリーズように、物語は超展開していき、しかも、今までのシリーズで少しづつ提示されていた伏線が次々回収されていきます。だからシリーズをちゃんと1から観なきゃ、全然面白くもなんともありません、正直、特撮CGもしょぼいです。でも、もしも、パート1を見て、この作品、意外と面白いかもと思い、この映画まで来ると、テンション高く楽しめます。進撃の巨人やエヴァみたいな設定あり、もののけ姫に出てきそうな映像ネタ、もちろんクトゥルフっぽいものなど監督が好きなものをドンドン入れてきます。ただし、映画は完全な結末ではありません。このシリーズ、この後があります。「コワすぎ最終章」です。これが、またすごい展開で、今までのシリーズが全部つながるどころか、白石監督の他の映画作品ともつながってしまい、思わず、笑ってしまうオモシロ展開を見せます。ちょっとだけゆーと、東京の上空には巨大な巨人が浮かび、それが当たり前になってる世界で、パンツ食べます。超バカバカしいです。でも楽しい。なんでしょ、もう自分もこの作品の中にはいっちゃってるようなよくわかんない楽しさです。ここまでの展開を誰が、パート1を見た時点で想像できたでしょうか?とにかく、シリーズ全部ひっくるめて、怖いけど、バカバカしく、そして楽しいのです。シリーズ全体だと間違いなく10点つけますが、映画だけの評価だと、オチが中途とゆーことで、こんな評価かな。ちなみに、今は「超コワすぎ」とタイトルも変わり、2話まで出てますが、2話目のお話がこれまた泣けるんだ。[DVD(邦画)] 7点(2016-02-10 23:25:02)(良:1票)

462.  ほんとにあった!呪いのビデオ THE MOVIE2 《ネタバレ》 「ほん呪」の映画版パート2。序盤はいくつかの投稿動画の紹介だけど、そのあと、そのうちの2個の投稿動画につながりがあることが判明。スタッフが追加調査をしていくうち、ドンドン謎がふかまっていくってゆうフェイクドキュメンタリー。パート1に比べて、ずいぶんと白石監督らしい作品に近づいてきたような感じになっていました。調査でつながる点と点。意外な真実。ドキュメンタリーなのにドラマ性があるなど、白石監督のフェイクドキュメンタリーでよく見られる感じになっています。だから、後半は、結構ドキドキしてテンション上がりました。特に、ヒロインの明日実ちゃんはよいです。ドラマと自然体の中間くらいの演技は、まさに白石監督の作品でよく見られるキャラクターです。クライマックスの真夜中の廃村の探索なんて、雰囲気もいい感じで、どーなるんだ感がこっちをのせてくれます。さすがに、この後の白石監督作品のように、あからさまな超常現象や怪異が登場するなどはありませんので、嘘とわかりながらも、本物っぽさを楽しむってゆう嗜好がなければ退屈なだけの作品かもしれません。僕的には言葉の意味がわかってから村の真実が明かされるゾクゾク感はたまんなかったです。100人に聞きました方式のインタビューの伏線もお見事。[DVD(邦画)] 10点(2016-02-03 10:19:29)

463.  ほんとにあった!呪いのビデオ THE MOVIE 《ネタバレ》 ほんとにあった呪いのビデオシリーズは、いまやもうパート66まで出るほどの老舗であり、この手の心霊ビデオの定番であるんだけど、最初は、投稿者から送られたビデオ映像を見せるだけだったのが、途中から、検証のためにスタッフが行動的になり、さらにスタッフが事件に巻き込まれるなど、少しドラマっぽくもなり、これが、白石監督のフェイクドキュメントのルーツだったりもします。で、この映画は、そんな白石監督の昔のフェイクドキュメントのひな型的なものだったりするんです。内容は、発売されている呪いのビデオシリーズのパート2の映像を見た後に一人の男性が死んでしまいます。スタッフは、この男性の身辺やパート2で他に何かあった人はいないのかを調査するんですけど、実は、その男性の死んだ原因は他の可能性も出てくるってお話です。地味です。呪いのビデオ映像もパート2のものと、そして最後にどこにも入ってない映像のみです。後は、ひたすらインタビューやら聞き込み風景ばかり。白石監督の最初の頃のフェイクドキュメントを検証したいって楽しみ以外は、面白くありません。最後の映像も、確かに不気味ではあるんですけど、ちょっと不鮮明すぎるかなって気もします。ただし、登場する人々は、みんな自然体の演技力でリアル感は十分あります。後の白石作品の中に登場する、若干、不自然っぽい人は一人も登場しない所は、昔は、リアルなだけの真面目なフェイクドキュメント作ってたんだなーと興味深かったです。[DVD(邦画)] 3点(2016-02-03 02:27:26)

464.  トリハダ -劇場版2- 《ネタバレ》 特に面白くもなく怖くもないのは、前作と同じ。ただ、あのちっこい女の人は完全に妖怪化してて、ちょっと笑けました。それと、ホテルのエピソードも、コントっぽくて、ちょっと笑えました。大島麻衣はエロくがんばってました。サービスけっこうありです。オープニングは1よりこっちのほうがいいかな。ドアのカギをカチャカチャは悪くないです。相手が見えないのはやっぱ怖いし。テキトーに暇つぶすのに、前作が悪くなければ、観てもいいと思います。[DVD(邦画)] 5点(2016-01-31 22:58:59)

465.  ジェサベル 《ネタバレ》 いきなり不幸のどん底に突き落とされた女性が、療養のためにほとんど会っていない父親の家に帰ってくる。そこで死んだ母親のビデオを見つけるが、そこからドンドン怪しいことが彼女の周りで起こりだすってホラー。一応、謎解きがあったり、ブードゥー魔術とかのディティールがあったりで、意外にも楽しめました。事件の真相も予想外で、オチも悪くない。ただ、怖がらせる系のホラーとしては大して怖くはなく、なんだかジワジワくるうすら寒さとゆうか、そんなテイストでした。[DVD(字幕)] 7点(2016-01-31 22:47:00)

466.  グロテスク(2008) 《ネタバレ》 いやーグロかった。気分悪くなるほどに。と言っても、視覚的には、結構、配慮されてる部分もあるので、スプラッター映画を見慣れてる人には物足りないかもしれないが、僕的には、これ以上、見せられたら、精神上しんどかったかもしれないので、これくらいでよかったかな。ストーリーは、狂った男がカップル相手に変な事要求しながら、グチャグチャやるだけの映画なんで、普通に観たらウンザリ度、オレなんでこんなもん見てるんだ度はかなり高い。白石監督の作品が好きで、制覇するぞって意志がない人は、まー、観ても何も得られないってゆーか、近くにホラー好きな友達がいても絶対おススメはしません。僕的には、オチがそこそこおもしろかったけど、それまではとにかく、退屈はしなかったけど、おもしろくはなかった。しかし、白石監督は、ワキガ好きですね。他の作品でもワキガネタやってた。ただ、生死のはざまでワキガを指摘して、してやったりって、こっちはどんな気分で観てりゃいいのか、よくわかんないです。ただ、白石監督の作品は、変なものが多いけど、どれも実は根底に全力に生きるってテーマがあるような気がする。命を削るってゆーか、一瞬だけでも生きるってゆーか、そこには道徳観とか、善悪とか、社会的なものってゆうのは意味がなくて、とか無理やり読み取ってはみたものの、やっぱこの映画はそんなに面白くはない。[DVD(邦画)] 5点(2016-01-30 00:57:29)

467.  ニッポンの大家族 Saiko! The Large family 放送禁止 劇場版 《ネタバレ》 これを見て、よーやく放送禁止の楽しみ方が少しわかった気がします。画面の端々に現れる意味深な文字や人物描写や小物。いわばこれは、フェイクドキュメンタリー風、間違い探しゲームみたいな感じがしました。テレビ版はもっと巧妙に隠されているんでしょうが、これは割と、僕でもわかった箇所がいくつかあり、途中からは、ドラマそっちのけで、画面の端とかばっか観てしまいました。だからリアリティーとかはまったく関係なしです。だいたい、おかーさん、みんなを見すぎですし、文字遊びもやりすぎです。不自然だらけです。でも、それが放送禁止なんですね、きっと。表面の物語だけを追っかけていたら、大家族に新しいお父さんが奮闘して受け入れられるだけの話です。だけどもだけど、間違い探しに集中していたら、裏の家族像が見えてくるってギミックです。怖くはないです。だってゲームだから。でも役者達はがんばっているので、普通にジーンときたりはしました。演技も、自然とお芝居の中間くらいな感じで、フェイクなドキュメンタリー感覚も一応楽しむこともできました。[DVD(邦画)] 7点(2016-01-29 03:36:28)(良:1票)

468.  放送禁止 劇場版 ~密着68日 復讐執行人 《ネタバレ》 なるほど、これはテレビ版から見るものだったんですね。もう映画から観てしまったので、テレビ版は見ないと思いますが、フェイクドキュメンタリーとゆーより、もうこれは、1時間半もののサスペンスドラマでした。ただ撮り方がドキュメンタリーチックなだけで。しかも役者の芝居とかセリフが、台本ありきに見えて、リアル感はありません。鑑賞者が謎を読み解くとゆう楽しさにあふれたものであることは間違いないと思いますが、正直、終わった後に、うわっ、そーだったの?って感じはあまりしませんでした。一応、攻略サイトもいくつか見ましたけども。なんなんでしょう、なんかラストに行くにつれて、ドラマにのれなくなってきた感じです。もちろん退屈はしませんでしたけど。うまく言えないけど、学生のいじめの悲壮感があんまり感じないんです。これはやっぱ、七川の迫力不足とゆーか、やっぱ彼女の後ろにその狂気とか、悲壮感が見えてこそ、物語としてのめり込めるんですけど、それがないから、例えば「紅蓮の・・・」とかゆうセリフのとこも、セリフが浮いてて、ちょっと失笑しちゃいました。そんな物語にのめり込むもんじゃなく、謎やギミックを楽しむものなら、完全に観方を間違えていますが。でも、つまらないって感じじゃありません。それにやはりテレビ版から見るべきだと思います。[DVD(邦画)] 5点(2016-01-29 00:41:10)

469.  バチアタリ暴力人間<OV> 《ネタバレ》 白石晃司監督の自分が出るいつものフェイクドキュメント。二人のチンピラが白石監督を巻き込んで心霊ビデオを作るとなかば暴力的に提案。それを撮り続けるとゆうお話。この二人が所かまわずカメラマンや監督、周りの人間に暴力をふるう姿は結構リアル。だが、後半の脱糞を交えての洗脳を解く儀式は、見てられなかった。ウンコは見たくない。絶対に。それに面白いかと問われれば、正直、微妙だ。監督がこの二人の暴力的な支配を受けながら、徐々に感化され、やがって自分も二人と同じ立場になってしまうとか、この二人がある宗教の弟子たちにカマを掘られて、しおらしくなってしまうところなど、所々は面白いんだけど、まー、オチを含め、ヘンテコな映画です。この監督のファンじゃなきゃ、別に観なくてもいいかも。ちなみに心霊的なホラーはほとんど関係なし。[DVD(邦画)] 5点(2016-01-28 22:03:37)

470.  放送禁止 洗脳~邪悪なる鉄のイメージ~ 人間の暗部に迫るフェイクドキュメンタリーシリーズの劇場版。このシリーズは画面の中に多くの仕掛けがほどこされ、一部は終わった時に明かされるが、終わってからも、あーでもない、こーでもないと色々妄想できるアフターサービス万点なのが特徴的。僕は、そんなに観てる方じゃないですが、この劇場版は面白かったです。ある洗脳された主婦の洗脳を心理セラピストが解いていく過程を友人が映像に記録したってゆう設定。この主婦、洗脳のすえ、夫と別れ、一人息子を火事でなくしているのですが、僕にも一人息子がいるので、入り込み度はかなりなものになりました。役者陣は自然な演技で、リアリティーもかなり感じました。洗脳っていえば、オーム真理教ですが、やっぱ、そーゆうの解くのって大変なんですかね?しかも、ここまで自分を見失うかって感じになるもんなんですかね?一種の精神疾患状態みたいな。洗脳についてそんなに詳しくないのでわかんないんですけど、でも、そーゆう現実の洗脳とかってのを全部抜きにしても面白かったです。フェイクだとわかっていても、途中から現実っぽく観てしまいました。伏線が伏線だと気づかないとこも大見事。[DVD(邦画)] 10点(2016-01-28 19:56:16)(良:1票)

471.  讐 ~ADA~ 第二部 絶望篇 《ネタバレ》 第一部とこの二部の二つで構成された復讐劇アイドル映画。一部と二部で同じ物語を視点を変えて、観せる手法はおもしろいが、ストーリー的に安直、そして主演のヒロイン達の演技により迫力不足となっている。だいたい、あの助っ人何者だよ。よくわからん。あんな都合のいい奴いる?あと、友達が自殺して、ここまでやる?いや、別にやってもいいけど、それならもっと主役に狂気性とか追い詰められた感がないと、説得力にかけるかな。あと、おかーさん、あんなに豹変するから、なんかあるのかな?って思ったけど、意味はなかった。そんなこんなで、細部の演出がとっちらかりすぎに感じました。一部と二部で見方が変わるとこだけ、なんとなく面白かった感じです。[DVD(邦画)] 3点(2016-01-28 15:46:55)

472.  オカルト 《ネタバレ》 白石監督お得意のフェイクドキュメント。最初の出だし、OL3人の旅行先のユルユルホームビデオで始まるので、かなり面白くなさそーで、はずれかなーって思い観ていたら、その5分後から最後まで、一気に映画の世界にのめり込まされました。正直、かなり面白かったです。ずっと見てられる。有名な「ノロイ」とかより、この映画こそが白石監督作品の中での最高傑作だと思います。ただ、この映画、かなり人を選びます。映画に倫理観を求める良識ある人、映画の中のリアルに関して厳しい基準がある人、変な映画を余裕で楽しめない人、殺人事件の背景を追ううちに怪異が見え隠れするってゆうルポ風ドキュメント物語に興味がもてない人、怖い場面だけが見たい人、そして何より危ない奴の動向をずっと見てられない人には確実に時間の無駄になるでしょう。フェイクドキュメントですが、ある程度、こちらが「これは本物なんだぜ」とちょっとのってあげる気分で観る必要があるかもしれません。僕的には白石監督作品の中で一番、楽しめました。この映画はハマる人は絶対ハマると思います。面白かった所をあげると、まず監督が監督自身の役で登場しているところです。この映画は、監督が異常殺人事件とその背景のやばいものを追うために、このルポドキュメントを作ったってゆうテイです。監督の映画を撮る事自体をフェイクの中に置くことで、リアル性を出しているのです。まるでNHKなどの事件を追ったドキュメントを見てるかのような現実感があり、監督を含む役者の演技も、全員、自然でリアルに見えます。僕が今まで見た映画の中ではその本物さ感はトップ3に入るくらいです。ちなみ黒沢清監督がこれまた本人役で登場し、演技もかなり自然です。次に、徐々にドキュメントの焦点は、ある一人のネット難民の男に絞られていくのですが、この男がまたすごくいい。最初は事件の被害者とゆう仮面をかぶっていて、インタビューに答える普通の人って感じなんですが、彼を追っていくうちに、あれ、この人、ちょっとやばいんちゃうかなってのを、徐々に感じるようになるその過程の描写が、うますぎです。最初はなんか100円貸してとか、たばこちょーだいとか、ちょっとずーずーしくなります。このあたりで、この人にちょっと違和感を感じます。そして居酒屋の席で、女性インタビュワーにボロカスゆーとこで、こいつ変な奴だわーって感じが一気に噴き出します。そのあとは、もうこの男から目が離せません。こんな人、おるわーってゆう実在感とこいつヤバい感が合わさって、なんかよくわからん緊迫感とやばい奴になぜか注目してしまう背徳感。やがて映画は、古い日本の神様とか出てきて、クトゥルフっぽい雰囲気も出てきます。そして驚愕のあの変なもの映像。特撮的にはかなりチープなんだけど、やべーわ、なにこれ、って感じで背筋がゾワゾワしてきます。この後、後半は、さらにやばい展開をしていき、フェイクってわかりながら、本物さを楽しんでるとゆう感覚がたまりません。正直、監督、やりすぎってか遊びすぎって所が何か所かあるので、そこは笑いもあって、映画なんですけど、でも僕は逆にオチも含め、そーゆうのがあってよかったって思います。じゃなきゃ、ちょっと精神的にしんどすぎです。それにしても、オチのそこまでやるか感はすごい。あのラストを観てるこっちの奇妙な感覚は説明できないです。フェイクドキュメントだとわかってるんだけど、本物感を楽しめるさらに斜め上にいっちゃいます。ちなみに、ネット難民の江野は白石監督の他の作品にも同一人物として登場するとゆう白石ワールドみたいな世界観があり、「コワすぎ」最終章とこの作品は世界観がつながっていたりします。そーゆうとこ、全部ふくめて、地獄だぞ![DVD(邦画)] 10点(2016-01-27 22:25:11)(良:1票)

473.  ある優しき殺人者の記録 《ネタバレ》 PОV形式で描くホラー。ある25人を殺した殺人鬼の元へ取材に行く女性の物書きと日本人のカメラマン(白石監督)。殺人鬼はその女性の幼馴染で殺人の理由を話すという。そして二人はとあるボロい団地に行くのだが、そこで明かされる真実はあまりにも荒唐無稽で、殺人鬼は狂ってるとしか言い様がないのだが、やがて、不思議なことが起こり出すとゆう物語。韓国と白石監督のコラボなんですが、とにかくヘンテコな映画です。ただ、白石監督の他の作品を見ているなら、このヘンテコな物語も理解できるとゆーもの。いつものように監督自身も映画に登場するし、いつものように監督が描くウニョウニョ神様も登場。いつものようにクトゥルフ的な要素もある。ただ、リアルな迫力や映画としてのおもしろさに関しては、この映画では、イマイヒトツかな。ナイフをもつ殺人鬼をにらみつつ、ナイフを持った日本人が自分の彼女とセックス、その脇には、これまたナイフを持ったヒロインが身構え、それを撮るカメラマン。この、今どーゆう状況?ってなヘンテコ映像を面白がれるかどーかで評価はわかれるかもしれません。ただ、すごいのが、これ全篇、長回しらしいんです。ノーカット。だから演劇みたいに役者は全部、動きとかセリフとか頭入ってるわけで、そこらへんはすごいと思います。[DVD(字幕)] 5点(2016-01-26 12:39:24)

474.  シロメ 《ネタバレ》 フェイクドキュメンタリーにドラマ的な物語を組み込む、白石監督独特の手法とももクロのコラボ的作品。廃墟に入っていくくだりはももクロちゃんには映画とゆうことは一切内緒らしく、彼女たちは本当にビビってるようーに見えましたが、普通に考えたら、いくら番組のためとはいえ、あそこまで危ないことを事前に調査もなしでやらすわけはないので、彼女たちも薄々わかってるんじゃないかと、ちょっと邪推もします。でもビビり方はマジにしか見えません。最後はあかりんが完全にノってやってるけど、意外と迫真の演技です。でも、普通にホラー映画として、あるいはフェイクドキュメンタリーとして楽しむには、僕は少し物足りない気がしました。まー、ももクロ目当てで観たんじゃないので、ファンはどう思うのか、ちょっと興味があります。ホラーとしてはイマイチかな。[DVD(邦画)] 3点(2016-01-25 18:57:28)

475.  カルト 《ネタバレ》 入りはフェイクドキュメンタリーっぽいんですが、手で化物を吸い取る能力者ネオなんてゆう、漫画や特撮から飛び出したようなキャラを登場させて、後半は一応、ドキュメンタリーのような形にはなていますが、完全に普通のホラー特撮映画と変わらない感じになっています。最初は演技かマジかわからないような役者の表現でしたが、後半にいくにつれて、完全な演技になっていて、そこにはもはやドキュメンタリーっぽさはないんですけど、それでも普通の映画より、面白く見れてしまうのは、僕が、こーゆう作品の作り方が好きなのか、題材にちょっとクトゥルフ的なものがあるからなのか、よくわかりません。本物っぽい怖さとかを求めると、完全に肩透かしですけど、こーゆう特殊な形の映画にハマれる人もいると思います。ちなみに、ドキュメントなら、絶対、途中で中止になるだろってゆうツッコミはなしでお願いします。[DVD(邦画)] 7点(2016-01-25 18:38:35)

476.  着信アリ Final 《ネタバレ》 ドンドン評価が低くなっている着信アリのファイナルです。前作があれだったんで、期待値ゼロで見たんですが、おおっと、ちょっとだけ面白くなってるじゃないですか。パート1とパート2が展開的に同じだったので、さすがにこのパート3では展開を変えてきました。今回はいじめられっ子の復讐劇となっております。怖くはありません。なぜなら、観てる僕らは堀北真希の方を応援してしまうから。復讐されて次々着信システムの餌食になっていくいじっめ子たちやいじめを笑ってた子、見て見ぬふりをしてた子たちを、やられちまえーとほくそ笑む自分はもうすでにミミコの悪意に感染させられちまってるかも。ただ、ダメな部分もあります。まずパムが堀北であることを引っ張りすぎ。途中でさすがにこっちはきづいてるんだから、はよゆえやーって思っちゃう。それを黒木メイサがドヤ顔でゆーとこ、ちょっと間抜けです。あと、やられてる側に観客を引き戻すための役に黒木メイサはどうかと。彼女はどっちかとゆーと同情顔じゃないんですよねー。あと、クライマックス、ミミコがまるで、主役の二人に選択を葛藤させるための試練の神みたいな感じになっちゃったり、世界中のみんなでがんばろ系の解決策はいいとしても、ミミコがパソコンのシステムに憑りつていた設定は、付け足し感満載で、なんか安直に思えました。そしてラスト、ホラーは永遠に終わらないってのが定番ですが、じゃー、あの、みんなでがんばった感はなんだったんだろ。恥ずかしい思い出みたいになっちゃった。[DVD(邦画)] 5点(2016-01-22 00:35:40)

477.  着信アリ2 《ネタバレ》 今更ながら、このパート2を見るために、パート1を見直した。見直したら、パート1結構、おもしろかったです。そしてパート2であります。着信の謎はパート1でだいたい調査されているので、パート2はどーやってもたすのか興味ありました。すると、出たー、パート1を覆すさらなる謎の後付け設定。なんとパート1の女の子は元は別の少女の霊に殺されていたとゆう新たな真実。そしてそっちが元凶らしい。その少女は台湾で殺された少女であり、その霊に殺されたことにより、パート1の少女は悪霊になったみたいだ。さらにややこしいのが、現在は、その台湾の少女の霊とパート1の少女の霊の2体が暴れまわってるとゆーことで、殺された後に飴玉を加えていたなら、パート1の霊、飴玉がなく腹に石炭があれば、台湾の少女の霊とゆう設定です。ややこしやー。ボーっと見ていたら、確実にオイテケボリをくらわせられます。てゆーか、あの着メロはパート1の少女が聞いてた曲なのに、なんで、台湾の少女の霊も同じ着メロ使ってんの?とにかくややこしくなったおかげで、辻褄が合わない箇所が沢山でてきました。そのくせ、展開的にはパート1と同じで、怪異をくい止めるために調査して、バッドエンドとゆうマンネリ化。僕なら、せっかく2体の霊を出してくるなら、その少女の霊同士の対決って展開にしますなー。私の獲物よ、いや私の獲物よって感じで。でも、ここまで来たらパート3見るからよー。待ってろよ、コノヤロー。[DVD(字幕)] 3点(2016-01-21 17:44:46)

478.  テケテケ2 《ネタバレ》 パート1のキャラもちゃんとメインで登場するので、パート1と2は二つで1つの物語になっている。特に面白いのが、パート1ではわからないが、このパート2を見ることで、パート1が伏線になる部分である。それにこのパート2では展開がパート1と同じにしていないところも面白い。題材はいじめである。それがテケテケとどう絡むのか、観てのお楽しみである。テケテケの狙いも、実は・・って部分もあり、そこも楽しめる。ただ、最後の撃退法は安直すぎとも思えた。テケテケのルーツと全く関係ないものだし、なんか薄っぺらだし。誰が考えてんってなる。ちなみに、今回の真っ二つシーンは前作を上回っております。[DVD(邦画)] 7点(2016-01-21 04:03:47)(良:1票)

479.  テケテケ 《ネタバレ》 下半身がなく両手でテケテケ走って襲ってくる妖怪テケテケの怪異を描いた映画。テケテケに襲われると被害者は上半身と下半身が真っ二つである。狂暴である。姿が妖怪すぎて、ホラーを見慣れた人には怖くはないかもしれないがインパクトは大である。で、映画はこーゆう系統の定石通り、この怪異に狙われた主人公たちが、危険を回避するために、テケテケのルーツを探索し、対処法を探す展開となる。そーゆうのが好きな人には悪くない物語である。1時間ちょっとと短いのも好印象。ちなみに個人的には、テケテケの動き、コケティッシュで好きである。特に黙々と走るとこなんか、ちょっと、かわいかったりする。後の感想は、完全につながった物語のパート2へと続く。[DVD(邦画)] 7点(2016-01-21 03:50:27)(良:2票)

480.  クロユリ団地 《ネタバレ》 怖さはない。こーゆう映画、見慣れてるからか。でも物語としては楽しめたほうかな。しかしこーゆう系統の映画は軒並み評価が低い。みんなボロカスだし。わかりますよー。僕も前は、Jホラーのこーゆうのはそんなに面白いとは思わなかったほう。これも予告で見なくてもいいやと思いスルーしてた。でもなぜか最近、邦画の子供だまし的なホラー観たい度が急上昇。こーゆうテンションの時は、観ても楽しめるかもと思い観てみた。この映画は前半と後半、二つの物語があり、それを一つにまとめてるのだが、前半のお話は結構、悲しく泣けた。特にある真実が明らかになるくだりは。もちろん伏線がわかりやすいので、途中から予想はつくのだが、役者の演技もよく、せつなかった。で、後半は、耳なし芳一系の除霊ものになる。よーござんすよ霊媒師。こーゆう頼りがいのある協力者は好きです。ここらかは、みんなで(主に3人だが)協力して、霊と精神で戦います。霊の騙しテクニックが炸裂。まー、定番です。だが、クライマックスは直接的な呪い攻撃。そして床引きずり込みの術。なかなか凶悪ですね。映画全体としてはテンポがわりとスロー。でもあっちゃんの中々よい表現力で、余裕で見てられました。[DVD(字幕)] 7点(2016-01-20 16:10:23)

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